JP5287030B2 - Dc−dcコンバータおよび制御方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータおよび制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、同期整流方式のDC−DCコンバータに関し、特に、電源オン、あるいはオフ時、さらには出力電圧を変更した場合の出力電圧応答を改善したDC−DCコンバータに関する。
近年、電子機器の高機能化が進んでおり、例えば、携帯電話では静止画はもちろん動画の録画再生なども頻繁に行われるようになってきた。その結果、機器内で用いられるCPUなども高性能となり、より高速のクロックで動作するようになってきた。
ところが、クロックを高速にすると、クロック周波数に比例して消費電流が増加するという問題が発生する。さらに、クロックを高速にするためには、より高い電源電圧を必要とする。その結果、従来に比べ消費電力が大幅に増加してしまう。そこで、通常の動作時には電源電圧を下げ、低速のクロックで動作を行うことで低消費電力とし、動画処理など高速処理が必要な場合にだけ、電源電圧を高くして高速クロックで動作させることで、機器全体の消費電力の増加を最小限に抑えるようにする技術が開発されている。
携帯用電子機器の電源回路としては、小型化が可能でしかも高効率が得られるインダクタを用いた降圧型同期整流DC−DCコンバータがよく用いられている。同期整流方式のDC−DCコンバータでは、不連続モードになると負荷回路が接続されている出力端子側からインダクタと同期整流トランジスタを介して、接地端子に電流が流れる所謂逆流が発生する。逆流が発生するとDC−DCコンバータの電力変換効率を著しく損なうため、逆流防止回路を設け、逆流が発生すると同期整流トランジスタを強制的にオフして、逆流の発生を防止するようにしている。
ところで、DC−DCコンバータの出力電圧を高電圧から低電圧に変更した場合、このとき負荷電流が少ないと、出力端子に接続されているコンデンサの放電に時間が掛かるため出力電圧の低下に時間が掛かるという問題がある。同様の問題は電源をオフした場合にも発生する。
逆に、出力電圧を低電圧から高電圧に変更した場合は、DC−DCコンバータのスイッチングトランジスタのオン時間が目一杯長くなるため、オーバーシュートを発生しやすくなる。オーバーシュートが発生した場合は、前記した出力電圧を高電圧から低電圧に変更した場合と同じ動作になるため、オーバーシュートの時間が長くなってしまう。同様の問題は電源をオンした場合にも発生する。
上記の問題を解決する方法として、特許文献1の発明が提案されている。この特許文献1に記載のものは、電源をオフする場合は、出力電圧が所定の電圧まで低下するまでは同期整流トランジスタの逆流を許容するようにしている。そして、同期整流トランジスタの逆流により出力コンデンサの電荷が急速に放電され、電源オフ時の電圧低下速度を速めることができる。出力電圧が所定の電圧まで低下すると、逆流発生時は同期整流トランジスタを強制的にオフする逆流防止を復活させる。すると、インダクタ電流はスイッチングトランジスタに形成されている寄生ダイオードを介して入力電圧に回生される。
また、出力電圧を変更する場合は、同期整流トランジスタの逆流を許容するようにしているので、出力電圧が目標電圧より高く、不連続モードになった場合は逆流が発生し、出力コンデンサの電荷をインダクタと同期整流トランジスタを介して放電するので、出力電圧の応答速度を早くすることができる。
特開2006−109535号公報号公報
しかしながら、上記した特許文献1においては、出力電圧変更時は、逆流が発生している時間を制御していない。すなわち、特許文献1における逆流発生時間は、逆流が発生した時点から、次のシーケンスの開始であるスイッチングトランジスタがオンし、同期整流トランジスタがオフするまで継続する。このため、負荷電流が少ないほど逆流時間が長くなり、しかも逆流電流は時間と共に増加するため、負荷電流が少ない場合は、出力電圧にアンダーシュートを発生させる虞れがある。
さらに、出力電圧が所定の電圧まで変化した後に逆流発生時に同期整流トランジスタを強制的にオフする逆流防止制御を復活させると、逆流電流を補うためにインダクタに充電されたエネルギーが過剰となり、オーバーシュートが発生する。
また、電源オン時には何ら対策を行なっておらず、電源オン直後に発生するオーバーシュートを防止することはできなかった。
この発明は、上述した実情を考慮してなされたものであって、出力電圧を変更した場合にもオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑えることが可能なDC−DCコンバータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、前記同期整流トランジスタのオン時に、当該同期整流トランジスタに流れる電流の向きを前記接続ノードから前記接地端子に向かう場合を正、その逆を負とした場合、前記同期整流トランジスタに流れる電流が第1電流値以上になったことを検出する第1電流検出手段と、前記第1電流値より大きく、且つ正方向の第2電流値以上になったことを検出する第2電流検出手段と、前記第1電流検出手段の出力と、前記第2電流検出手段の出力を入力し、制御信号に応じてどちらか一方の電流検出手段の出力を出力する選択手段を備え、前記選択手段で選択された前記電流検出手段の出力により、前記同期整流トランジスタがオフになるように制御されることを特徴とする。上記のように構成することで、同期整流トランジスタを強制的にオフするようにしたので、逆流する電流量を制御できる。
また、前記第1電流値は、0Aまたは0A付近の値とすればよい。そして、前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2電流検出手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1電流検出手段の出力を選択するように制御する信号とすればよい。上記のように構成することで、必要な場合だけ逆流を発生させることができる。
さらに、前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする。上記のように構成することで、必要な場合だけ逆流を発生させるよう構成できる。
また、この発明は、一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードの電位が第1電圧値以上になったことを検出する第1電圧検出手段と、前記第1電圧より高く、且つ正電圧である第2電圧値以上になったことを検出する第2電圧検出手段と、前記第1電圧検出手段の出力と、前記第2電圧検出手段の出力を入力し、制御信号に応じてどちらか一方の電圧検出手段の出力を出力する選択手段を備え、前記選択手段で選択された前記電圧検出手段の出力により、前記同期整流トランジスタがオフになるように制御されることを特徴とする。上記のように構成することで、前記同期整流トランジスタを強制的にオフするようにしたので、逆流する電流量を制御できる。
上記の構成において、さらに、前記第1電圧値は、0Vまたは0V付近の値とすればよい。そして、前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2電圧検出手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1電圧検出手段の出力を選択するように制御する信号とすればよい。上記のように構成することで、必要な場合だけ逆流を発生させることができる。
そして、上記の構成において、前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする。上記のように構成することで、必要な場合だけ逆流を発生させるよう構成できる。
また、この発明は、一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、
前記接続ノードから前記同期整流トランジスタを介して前記接地端子側に流れる正の電流を正の電圧に変換し且つ前記正の電流の向きと逆の負の電流を負の電圧に変換する電流電圧変換手段と、0Vまたは0V付近の第1参照電圧を出力する第1参照電圧出力手段と、前記第1参照電圧より高く、且つ正電圧の第2参照電圧を出力する第2参照電圧出力手段と、前記第1参照電圧と前記第2参照電圧を入力し、制御信号によってどちらか一方の参照電圧を出力する選択手段と、前記電流電圧変換手段の出力電圧と前記選択手段が出力する前記参照電圧を比較するコンパレータを備え、前記コンパレータの出力により、前記電流電圧変換手段の正の電圧が前記参照電圧以上になったことを検出した場合は、前記同期整流トランジスタをオフすることを特徴とする。
上記のように、前記同期整流トランジスタを強制的にオフするようにしたので、回路の簡素化が図れ、しかも逆流する電流量を制御できる。
さらに、上記構成において、前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2参照電圧出力手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1参照電圧出力手段の出力を選択するように制御する信号とすればよい。上記の構成により、必要な場合だけ逆流を発生させることができる。
そして、上記の構成において、前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間とし、必要な場合だけ逆流を発生させることができる。
さらに、上記の構成において、前記第1参照電圧出力手段と前記第2参照電圧出力手段を前記コンパレータの入力オフセット電圧を変更する手段で構成し、前記第1参照電圧と第2参照電圧を前記コンパレータの入力オフセット電圧とし、前記制御信号により前記入力オフセット電圧を切り換えるようにしたので、さらに回路の簡素化が図れる。
また、この発明は、一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、0Vまたは0V付近の第1参照電圧を出力する第1参照電圧出力手段と、前記第1参照電圧より高く、且つ正電圧の第2参照電圧を出力する第2参照電圧出力手段と、前記第1参照電圧と前記第2参照電圧を入力し、制御信号によってどちらか一方の参照電圧を出力する選択手段と、前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードの電圧と前記選択手段が出力する前記参照電圧を比較するコンパレータとを備え、前記コンパレータの出力により、前記接続ノードの電位が前記参照電圧以上になったことを検出した場合は、前記同期整流トランジスタをオフすることを特徴とする。
上記のように、前記同期整流トランジスタを強制的にオフするようにしたので、回路の簡素化が図れ、しかも逆流する電流量を制御できる。
また、前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2参照電圧出力手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1参照電圧出力手段の出力を選択するように制御する信号であることを特徴とする。
そして、上記の構成において、前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間とし、必要な場合だけ逆流を発生させることができる。
さらに、上記の構成において、前記第1参照電圧出力手段と前記第2参照電圧出力手段を前記コンパレータの入力オフセット電圧を変更する手段で構成し、前記第1参照電圧と第2参照電圧を前記コンパレータの入力オフセット電圧とし、前記制御信号により前記入力オフセット電圧を切り換えるようにしたので、さらに回路の簡素化が図れる。
また、この発明の制御方法は、一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータの制御方法において、前記同期整流トランジスタのオン時に、当該同期整流トランジスタに流れる電流の向きを、前記接続ノードから前記接地端子に向かう場合を正、その逆を負とした場合、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合に所定の時間だけ、前記同期整流トランジスタに流れる電流が前記正方向の第2電流値以上になった場合に、前記同期整流トランジスタをオフし、その他の動作時は、前記同期整流トランジスタに流れる電流が前記第2電流値より小さい第1電流値以上になった場合に、前記同期整流トランジスタをオフするようにしたことを特徴とする。
そして、前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする。
この発明によれば、DC−DCコンバータの電源オン、オフ、および出力電圧変更時は、出力電圧が目標電圧に達するまでの期間、逆流防止機能を解除すると共に、逆流する電流量を設定することができるようにしたので、出力電圧の応答性が改善され、しかもアンダーシュートやオーバーシュートの発生を抑えることが可能となる。
また、逆流する電流量の設定にコンパレータのオフセット電圧を用いたので、回路の簡素化が可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
図1は、この発明の第1の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。DC−DCコンバータの出力部分は、2つのコンパレータ11と12、アンド回路13、スイッチ(SW)15、2つの参照電圧Vr1とVr2、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、抵抗R1、インダクタL1、コンデンサC1で構成されている。なお、ダイオードD1はスイッチングトランジスタM1の寄生ダイオードであり、ダイオードD2は同期整流トランジスタM2の寄生ダイオードである。
また、DC−DCコンバータの出力部分は、電源入力端子Vin、出力端子Vout、接地端子GNDを備え、さらに内部端子としてT1、T2を備えている。電源入力端子Vinと接地端子GND間には、入力電圧Viが印加されており、出力端子VoutからDC−DCコンバータの出力電圧Voが出力され、負荷50に電力を供給している。
また、内部端子T1、内部端子T2には、DC−DCコンバータを制御するための信号が与えられる。DC−DCコンバータの制御方法として、一定の周波数のクロックパルスのデューティサイクルを変化させて出力電圧を所望する一定電圧に制御するPWM(Pulse Width Modulation)制御、パルス幅が一定でクロックの周期を変化させて出力電圧を所望の一定電圧に制御するPFM(Pulse Frequency Modulation)制御などがある。図2は、PWM制御によるスイッチング制御回路の一例を示す回路図である。図2に示すスイッチング制御回路20より、内部端子T1に制御用の信号(PHS)が与えられる。
内部端子T1には、スイッチングトランジスタM1をオン/オフ制御するためのスイッチング信号PHSが入力され、内部端子T2には同期整流トランジスタM2をスイッチング信号PHSとは別に制御するための制御信号CNTLが入力されている。
スイッチングトランジスタM1は、PMOSトランジスタを用いており、ソースは電源入力端子Vinに接続され、ドレインはインダクタL1の一端に接続されている。なお、スイッチングトランジスタM1とインダクタL1の接続ノードをLXとする。さらに、ゲートは内部端子T1に接続され、スイッチング信号PHSが印加されている。スイッチングトランジスタM1には寄生ダイオードD1が形成されており、カソードがソースにアノードがドレインに接続されている。
インダクタL1の他端は出力端子Voutに接続されている。コンデンサC1は出力端子Voutと接地端子GND間に接続されている。
同期整流トランジスタM2のドレインは接続ノードLXに接続され、ソースは抵抗R1を介して接地端子GNDに接続されている。ゲートはアンド回路13の出力に接続されている。同期整流トランジスタM2にも寄生ダイオードD2が形成されており、カソードがドレインにアノードがソースに接続されている。この抵抗R1は、同期整流トランジスタM2に流れる電流Im2を電圧変換する。同期整流トランジスタM2のソースと抵抗R1の接続ノードの電圧信号Vim2が同期整流トランジスタM2に流れる電流Im2に比例した電圧となる。この接続ノードの電圧信号Vim2により、同期整流トランジスタM2に流れる電流Im2を検出することができる。
コンパレータ11の非反転入力には第1参照電圧源16が接続され、第1参照電圧Vr1が与えられる。反転入力は同期整流トランジスタM2のソースと抵抗R1の接続ノードに接続されている。また、出力はスイッチ(SW)15の接点aに接続されている。コンパレータ11は、第1参照電圧Vr1と同期整流トランジスタM2に流れる電流Im2を電圧変換した電圧信号Vim2と比較するもので、第1参照電圧Vr1が、第1電流値に対応する電圧値となる。この実施形態においては、コンパレータ11が第1電流検出手段を構成する。
第1参照電圧Vr1は接地端子GNDの電位と同じ0Vもしくは極めて接地電位に近い電圧に設定されている。したがって、第1電流値は0Aもしくは0A付近の値になる。図1の回路図では、正電圧になっているが、負電圧でも構わないし、接地端子GNDに接続してもよい。
コンパレータ12の非反転入力には第2参照電圧源17が接続され、第2参照電圧Vr2が与えられる。反転入力はコンパレータ11の反転入力と同じ同期整流トランジスタM2のソースと抵抗R1の接続ノードに接続されている。また、出力はスイッチ(SW)15の接点bに接続されている。コンパレータ12は、第2参照電圧Vr2と同期整流トランジスタM2に流れる電流Im2を電圧変換した電圧信号Vim2と比較するもので、第2参照電圧Vr2が、第2電流値に対応する電圧値となる。この実施形態においては、コンパレータ12が第2電流検出手段を構成する。
第2参照電圧Vr2は正電圧で、第1参照電圧Vr1よりはるかに高い電圧であり、かつDC−DCコンバータの出力電圧Voより低い電圧である。
スイッチ(SW)15の共通接点cはアンド回路13の第2入力に接続されている。またスイッチ(SW)15の制御端子は内部端子T2に接続され、制御信号CNTLが入力されている。この制御信号CNTLに応じて、コンパレータ11又はコンパレータ12のどちらかの出力が選択され、アンド回路13の第2入力に与えられる。
アンド回路13の第1入力は内部端子T1に接続され、スイッチング信号PHSが入力されている。また出力信号NLSは、同期整流トランジスタM2のゲートに接続されている。この出力信号NLSがハイレベルの時は同期整流トランジスタM2がオンし、出力信号NLSがローレベルの時は同期整流トランジスタM2がオフする。この明細書においては、同期整流トランジスタM2のオン時に、この同期整流トランジスタM2に流れる電流の向きを、接続ノードLXから接地端子GNDに向かう場合を正、その逆を負としている。
次に、図2に従いPWM制御によるスイッチング制御回路につき説明する。スイッチング制御回路20は、誤差増幅回路21、PMW比較回路22、三角波発振回路23、基準電圧発生回路24、ドライブ回路25を備える。
出力端子Voutから出力される出力電圧Voが出力電圧検出用の抵抗26、抵抗27に与えられ、出力電圧Voが抵抗26、抵抗27で分圧され、この分圧電圧が誤差増幅回路21の反転入力端に入力される。誤差増幅回路21の非反転入力端には、基準電圧発生回路24からの基準電圧が入力されている。誤差増幅回路21からの出力はPMW比較回路22の反転入力端に与えられる。PMW比較回路22の非反転入力端子には、三角波発振回路23からの三角波信号が与えられる。PMW比較回路22は、誤差増幅回路21の出力電圧と三角波発振回路23からの三角波信号を比較し、PWM制御するためのパルス信号を生成する。
PWM比較回路22からのパルス信号はドライブ回路25に与えられ、ドライブ回路25がスイッチングトランジスタM1のスイッチング制御を行うためのスイッチングPHSを生成する。
上記したDC−DCコンバータにおいて、スイッチングトランジスタM1がスイッチング動作を行い、スイッチングトランジスタM1がオンしたときに、インダクタL1に電流が供給される。このとき同期整流用トランジスタがM2はオフしている。スイッチングトランジスタM1がオフすると、後述するように、同期整流用トランジスタM2がオンし、インダクタL1に蓄えられていたエネルギーが同期整流用トランジスタM2を通して放出される。このとき発生した電流は、コンデンサCで平滑され出力端子Voutから負荷50に出力される。出力端子Voutから出力される出力電圧Voは、出力電圧検出用の抵抗26と抵抗27で分圧され、この分圧された分圧電圧が誤差増幅回路21の反転入力端に入力されている。
DC−DCコンバータの出力電圧が大きくなると、誤差増幅回路21の出力電圧が低下し、PMW比較回路22からのパルス信号のデューティサイクルは小さくなる。その結果、スイッチングトランジスタM1がオンする時間が短くなり、DC−DCコンバータの出力電圧Voが低下するように制御される。DC−DCコンバータの出力電圧Voが小さくなると、前述の動作とは逆の動作を行い、結果としてDC−DCコンバータの出力電圧Voが一定になるように制御される。
図3は、スイッチ(SW)15をトランジスタで構成した例を示す回路図である。スイッチ(SW)15は、Nチャネルトランジスタ151(以下、単にトランジスタ151と略称)とPチャネルトランジスタ152(以下、単にトランジスタ152と略称)とで構成されている。トランジスタ151のドレインはコンパレータ11の出力と接続され、トランジスタ151とコンパレータ11の接続点が接点aとなる。トランジスタ152のソースはコンパレータ12の出力と接続され、トランジスタ152とコンパレータ12の接続点が接点bとなる。トランジスタ151のソース及びトランジスタ152のドレインは互いに接続され、共通接点cとなる。共通接点cはアンド回路13の第2入力に接続される。
トランジスタ151、152のそれぞれのゲートには、制御信号CNTLが与えられる。
制御信号CNTLにより、トランジスタ151がオンしているときには、トランジスタ152がオフし、トランジスタ151がオフの時にはトランジスタ152がオンする。すなわち、制御信号CNTLに応じて、コンパレータ11又はコンパレータ12のどちらかの出力が選択され、アンド回路13の第2入力に与えられる。
次に、第1の実施形態における回路の動作を説明する。図4は、第1の実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。SWは、スイッチ(SW)15の動作を示し、共通接点cに接続されている接点aまたは接点bの状態を示している。PHSは、PWM制御によるスイッチング制御回路から内部端子T1に入力されているスイッチング信号で、スイッチングトランジスタM1のゲートとアンド回路13の第1入力に印加されている。NLSは、アンド回路13の出力信号で、同期整流トランジスタM2のゲート信号になっている。Vim2は、同期整流トランジスタM2のソースと抵抗R1の接続ノードの電圧信号である。抵抗R1には同期整流トランジスタM2に流れる電流Im2が流れているので、電圧Vim2は電流Im2に比例した電圧である。Vr2は第2参照電圧、Vr1は第1参照電圧であるが接地端子電圧0Vと重なっている。
DC−DCコンバータが通常の動作を行っている場合は、制御信号CNTLによりスイッチ(SW)15の共通接点cは、接点a側に接続されている。この条件において、時刻t1の直前における各信号の状態を見ると、スイッチング信号PHSはローレベルとなっておりスイッチングトランジスタM1はオンしている。しかし、アンド回路13の第1入力はローレベルなので、アンド回路13の出力である出力信号NLSもローレベルとなるので、同期整流トランジスタM2はオフしている。同期整流トランジスタM2がオフしていると、電流Im2は流れないので抵抗R1における電圧降下は発生しない。そのため電圧Vim2は0Vである。
コンパレータ11の非反転入力に印加されている第1参照電圧Vr1は0Vもしくは極めて0Vに近い電圧なので、コンパレータ11の出力はハイレベルまたはローレベルのどちらになっているか分からない不定状態である。コンパレータ11の出力はスイッチ(SW)15を介してアンド回路13の第2入力に印加されている。
時刻t1でスイッチング信号PHSがハイレベルになると、スイッチングトランジスタM1がオフする。このとき、コンパレータ11の出力がハイレベルであれば、アンド回路13の第1入力と第2入力が共にハイレベルとなるので、アンド回路13の出力信号NLSは直ちにハイレベルとなり、同期整流トランジスタM2がオンする。
時刻t1の直前にコンパレータ11の出力がローレベルだった場合は、スイッチングトランジスタM1がオフするとインダクタL1に逆起電力が発生し、接続ノードLXの電位が負電位に大きく低下する。すると、接地端子GNDから抵抗R1と寄生ダイオードD2を介して接続ノードLXに向かって、負の方向の電流Im2が流れるので、電圧Vim2は負電圧になる。このため、コンパレータ11の出力は、ハイレベルとなるので、結局、時刻t1直前の状態に関わらず、スイッチングトランジスタM1がオフするとコンパレータ11の出力はハイレベルとなり同期整流トランジスタM2がオンする。
すると、同期整流トランジスタM2には時刻t1の直前のインダクタ電流が流れるため、接地端子GNDから接続ノードLXに向かって負の方向の電流Im2が流れる。この結果、抵抗R1に負の電圧降下が生じ電圧Vim2は大きく低下する。
同期整流トランジスタM2に流れる負の方向の電流Im2は時間と共に減少する。それに伴い抵抗R1の電圧降下も小さくなるので、電圧Vim2は徐々に上昇する。
時刻t2で電圧Vim2が第1参照電圧Vr1に達すると、コンパレータ11の出力がローレベルとなる。すなわち、同期整流トランジスタM2に流れる電流が第1電流値より大きくなったことを検出する。すると、アンド回路13の出力信号NLSもローレベルとなるので、同期整流トランジスタM2はオフとなる。この結果、一点鎖線で示したように、時刻t2からスイッチングトランジスタM1が次にオンする時刻t3までに発生したであろう逆流を防止することができる。
次に、DC−DCコンバータの電源オン、オフもしくは出力電圧を変更する場合の動作を説明する。電源オン、オフもしくは出力電圧の変更を開始する直前に制御信号CNTLにより、スイッチ(SW)15の共通接点cを接点b側に切り換える。するとアンド回路13の第2入力にはコンパレータ12の出力が印加される。時刻t4の直前における各信号の状態はコンパレータ12の出力がハイレベルに確定し、アンド回路13の第2入力がハイレベルになっている以外は、時刻t1の直前と全く同じある。
時刻t4でスイッチング信号PHSがハイレベルになった場合の動作は、前記した時刻t1の場合と全く同じ動作を行なうので説明は省略する。
ただし、アンド回路13の第2入力にはコンパレータ12の出力が接続されているので、時刻t5で電圧Vim2が第1参照電圧Vr1になっても同期整流トランジスタM2はオフしない。時刻t6で、電圧Vim2が第2参照電圧Vr2に達するとコンパレータ12の出力がローレベルになる。すなわち、同期整流トランジスタM2に流れる電流が第2電流値より大きくなったことを検出する。このローレベル出力がアンド回路13の第2入力に与えられ、アンド回路13の出力信号NLSはローレベルとなり、同期整流トランジスタM2はオフする。すなわち、時刻t5から時刻t6の間、接続ノードLXから接地端子GNDに向かって正の方向の電流が流れ、逆流が発生したことになる。時刻t7で、スイッチング信号PHSがローレベルになると、スイッチングトランジスタM1がオンする。同期整流トランジスタM2は、時刻t6の時点でオフした状態を保っており、一点鎖線で示したように、スイッチングトランジスタM1がオンする時刻t7までに発生したであろう逆流を防止することができる。
この逆流によって、出力端子Voutに接続されているコンデンサC1の電荷を素早く放電することができるので、出力電圧Voを素早く目標電圧に設定することができるようになる。しかも、第2参照電圧Vr2の電圧により、逆流させる電流量を設定することができるため、逆流させ過ぎてアンダーシュートを発生させる恐れも無くなった。
なお、出力電圧Voが目標電圧に到達するまでの時間をあらかじめ見積もって置き、その見積もり時間になったら制御信号CNTLにより、スイッチ(SW)15の共通接点cを接点a側に戻すようにしている。このため、必要な場合だけ逆流を発生させることができる。
図5は、この発明の第2の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。図1の第1の実施形態と異なるところは、抵抗R1を取り除き、同期整流トランジスタM2のソースを直接、接地端子GNDに接続し、コンパレータ11とコンパレータ12の反転入力を接続ノードLXに接続したところである。そして、この第2の実施形態は、コンパレータ11が第1電圧検出手段、コンパレータ12が第2電圧検出手段を構成している。その他の構成は図1の実施形態と同じ構成であるので、ここではその説明を割愛する。
次に、回路の動作を説明する。図6は、第2の実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。図2の信号名と同名の信号は図2と全く同じなので、ここでは説明は省略する。
図6において、VLXは同期整流トランジスタM2とインダクタL1の接続ノードLXの電圧である。Viは電源端子Vinに入力されている入力電圧、Voは出力端子Voutから出力される出力電圧、Vr2は第2参照電圧、Vr1は第1参照電圧であり、接地端子電圧の0Vと重なっている。
DC−DCコンバータが通常の動作を行っている場合は、スイッチ(SW)15の共通接点cは接点a側に接続されている。この条件において、時刻t1の直前における各信号の状態を見ると、スイッチング信号PHSはローレベルとなっておりスイッチングトランジスタM1はオンしている。また、アンド回路13の出力信号NLSもローレベルとなるので、同期整流トランジスタM2はオフしている。このため接続ノードLXの電圧VLXはほぼ入力電圧Viに等しくなる。
コンパレータ11の反転入力は、接続ノードLXに接続されているので、入力電圧Viに近い電圧が印加されている。また、非反転入力には極めて0Vに近い電圧である第1参照電圧Vr1が印加されているので、コンパレータ11の出力はローレベルとなる。
時刻t1でスイッチング信号PHSがハイレベルになると、スイッチングトランジスタM1がオフする。すると、接続ノードLXの電位はインダクタL1の逆起電力の影響で負電圧に大きく低下する。すると、コンパレータ11の出力はハイレベルとなり、アンド回路13の第2入力をハイレベルにするので、アンド回路13の出力信号NLSはハイレベルとなり、同期整流トランジスタM2はオンとなる。
すると、同期整流トランジスタM2には、時刻t1の直前のインダクタ電流が流れるため、接地端子GNDから接続ノードLXに向かって負電流Im2が流れる。接続ノードLXの電圧は、この負電流Im2と同期整流トランジスタM2のオン抵抗の積で決まる電圧が発生する。同期整流トランジスタM2に流れる負電流Im2は時間と共に減少する。それに伴い接続ノードLXの電圧VLXは上昇する。
時刻t2で電圧VLXが第1参照電圧Vr1に達すると、コンパレータ11の出力がローレベルとなる。すると、アンド回路13の出力信号NLSもローレベルとなるので、同期整流トランジスタM2はオフする。同期整流トランジスタM2がオフしたときのインダクタ電流はほぼ0Aであるから、インダクタL1には逆起電力は発生しないので、電圧VLXはほぼ出力電圧Voになる。
すなわち、時刻t2からスイッチングトランジスタM1が次にオンする時刻t3までに発生する逆流を防止することができる。
次に、DC−DCコンバータの電源オン、オフもしくは出力電圧を変更する場合の動作を説明する。電源オン、オフもしくは出力電圧の変更を開始する直前に制御信号CNTLにより、スイッチ(SW)15の共通接点cを接点b側に切り換える。するとアンド回路13の第2入力にはコンパレータ12の出力が印加される。時刻t4の直前における各信号の状態は時刻t1の直前と全く同じなので説明は省略する。
時刻t4でスイッチング信号PHSがハイレベルになった場合の動作も、コンパレータが11から12に変わった以外、前記した時刻t1の場合と全く同じ動作を行なうので説明は省略する。
ただし、アンド回路13の第2入力にはコンパレータ12の出力が接続されているので、時刻t5で電圧VLXが第1参照電圧Vr1になっても同期整流トランジスタM2はオフしない。時刻t6で、電圧VLXが第2参照電圧Vr2に達すると同期整流トランジスタM2はオフする。するとインダクタL1に蓄えられたエネルギーにより逆起電圧が発生し、電圧VLXは急速に上昇し、スイッチングトランジスタM1の寄生ダイオードD1を介して入力電圧Viに回生される。インダクタL1に蓄えられているエネルギーが少なくなると、電圧VLXは徐々に低下し、ほぼ出力電圧Voと等しくなる。
上記のように、時刻t5から時刻t6の間、逆流が発生しているので、第1の実施形態同様、この逆流によって、出力端子Voutに接続されているコンデンサC1の電荷を素早く放電することができる。この結果、出力電圧Voを素早く目標電圧に設定することができるようになる。しかも、第2参照電圧Vr2の電圧により、逆流させる電流量を設定することができるため、逆流させ過ぎてアンダーシュートを発生させる恐れも無くなった。時刻t7で、スイッチング信号PHSがローレベルになると、スイッチングトランジスタM1がオンする。このとき、同期整流トランジスタM2はオフの状態を保っている。このため、接続ノードLXの電圧VLXはほぼ入力電圧Viに等しくなる。
図7は、この発明の第3の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。図1と異なるところは、2つのコンパレータ11と12の代わりに1つのコンパレータ20にして、第1参照電圧Vr1と第2参照電圧Vr2とコンパレータ20の非反転入力の間にスイッチ(SW)15を設けたところである。コンパレータ20の出力はアンド回路13の第2入力に接続され、反転入力は同期整流トランジスタM2のソースと抵抗R1の接続ノードに接続されている。
制御信号CNTLにより、スイッチ(SW)15の共通接点cが接点a側に接続されている状態は、図1のスイッチ(SW)15が接点a側に接続されている場合と全く同じ回路となり、接点b側に接続されている場合も、図1のスイッチ(SW)15が接点b側に接続されている場合と全く同じ回路となるので、回路の動作説明は省略する。
第3の実施形態では、コンパレータが1つで構成できるので、回路規模の縮小が可能となる。
図8は、この発明の第4の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。図5と異なるところ第1参照電圧Vr1と第2参照電圧Vr2をコンパレータ30の入力オフセット電圧で実現したところである。制御信号CNTLはコンパレータ30の制御端子CNに入力されている。
図11は図8のコンパレータ30の入力部分を説明するための回路図である。まず、図11(a)の回路に付いて説明する。
コンパレータ30はPMOSトランジスタM31、M32、M35、NMOSトランジスタM33、M34、電流源I31、スイッチ(SW)15、およびインバータ31で構成されている。−が反転入力端子36、+が非反転入力端子37、outがコンパレータ30の出力端子39、CNが制御端子38である。
PMOSトランジスタM31とM32が差動増幅回路の差動入力トランジスタであり、ほぼ同特性のトランジスタで構成されている。PMOSトランジスタM31とM32のソースは共通接続され、電流源I31からバイアス電流が供給されている。PMOSトランジスタM31のゲートが反転入力端子36に接続され、PMOSトランジスタM32のゲートが非反転入力端子37に接続されている。
NMOSトランジスタM33とM34はカレントミラー回路を構成しており、PMOSトランジスタM31とM32のドレインに接続され、差動増幅回路の負荷を構成している。差動増幅回路の出力はPMOSトランジスタM32のドレインから取り出され、インバータ31の入力に接続されている。インバータ31の出力がコンパレータ30の出力outとして出力端子39から出力される。
PMOSトランジスタM35のゲートとドレインはPMOSトランジスタM31と共通接続されている。スイッチ(SW)15はPMOSトランジスタM35のソースとPMOSトランジスタM31のソース間に接続され、スイッチ(SW)15の制御端子には制御信号CNTLが入力されており、制御信号CNTLに応じてオン/オフ制御される。
スイッチ(SW)15がオフのとき、PMOSトランジスタM31とM32はほぼ同特性なので、入力オフセット電圧はほぼ0Vとなる。この状態は、図7の第1参照電圧Vr1を選択した状態である。
スイッチ(SW)15がオンすると、PMOSトランジスタM35がPMOSトランジスタM31に並列接続されるので、反転入力側のトランジスタの面積が増加した状態になり、入力トランジスタのバランスがくずれて入力オフセット電圧が発生する。
すなわち、反転入力と非反転入力の電位が等しい場合は、反転入力側の入力トランジスタはM31とM35が並列接続されるので、合成したドレイン電流は非反転入力側の入力トランジスタM32のドレイン電流より多くなり、コンパレータ30の出力はハイレベルとなる。
コンパレータ30の出力をローレベルにするには反転入力の電位を非反入力の電位より、オフセット電圧分高くしなければならない。すなわち、このオフセット電圧が図7の第2参照電圧Vr2に相当し、スイッチ(SW)15をオンにした状態が、第2参照電圧Vr2を選択した状態である。
オフセット電圧の大きさは、並列接続するPMOSトランジスタM35の素子サイズで決定することができる。
なお、第1参照電圧Vr1を0V以外の電圧に設定する場合は、差動入力トランジスタM31とM32の特性を少し変えて、スイッチ(SW)15がオフの場合にも入力オフセット電圧を発生させればよい。
図11(b)は別の実施形態である。(a)と異なるところは、PMOSトランジスタM35を削除して、電流源I31とPMOSトランジスタM31のソース、およびM32のソースの間に抵抗R31とR32を介挿し、さらに、抵抗R31に並列に、抵抗R33とスイッチ(SW)15の直列回路を接続したところである。
PMOSトランジスタM31とM32はほぼ同特性のトランジスタであり、抵抗R31とR32の抵抗値もほぼ同値にしてある。
スイッチ(SW)15がオフのときは、入力オフセット電圧はほぼ0Vとなる。この状態は、図7の第1参照電圧Vr1を選択した状態である。
スイッチ(SW)15がオンすると、抵抗R31に抵抗R33が並列接続されるので、PMOSトランジスタM31のソースと電流源I31の間の抵抗値が小さくなる。そのため、入力オフセット電圧が発生する。
すなわち、反転入力と非反転入力の電位が等しい場合は、PMOSトランジスタM31のドレイン電流の方がPMOSトランジスタM32のドレイン電流より多くなり、コンパレータ30の出力はハイレベルとなる。コンパレータ30の出力をローレベルにするには反転入力の電位を非反入力の電位より、オフセット電圧分高くしなければならない。すなわち、このオフセット電圧が図7の第2参照電圧Vr2に相当し、スイッチ(SW)15をオンにした状態が、第2参照電圧Vr2を選択した状態である。オフセット電圧の大きさは、並列接続する抵抗R33の抵抗値によって決定することができる。
実施形態では以上2つの例を示したが、この例に限ることなく、入力オフセット電圧をスイッチ(SW)15で切り換えることができれば、どのような回路構成でも構わない。
図9は、この発明の第5の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。図5と異なるところは、2つのコンパレータ11と12の代わりに1つのコンパレータ20にして、第1参照電圧Vr1と第2参照電圧Vr2とコンパレータ20の非反転入力の間にスイッチ(SW)15を設けたところである。コンパレータ20の出力はアンド回路13の第2入力に接続され、反転入力は同期整流トランジスタM2とインダクタL1の接続ノードLXに接続されている。
制御信号CNTLにより、スイッチ(SW)15の共通接点cが接点a側に接続されている状態は、図5のスイッチ(SW)15が接点a側に接続されている場合と全く同じ回路となり、接点b側に接続されている場合も、図3のスイッチ(SW)15が接点b側に接続されている場合と全く同じ回路となるので、回路の動作説明は省略する。
第5の実施形態では、コンパレータが1つで構成できるので、回路規模の縮小が可能となる。
図10は、この発明の第6の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。図9と異なるところ第1参照電圧Vr1と第2参照電圧Vr2をコンパレータ30の入力オフセットで実現したところである。制御信号CNTLはコンパレータ30の制御端子CNに入力されている。
コンパレータ30の構成は、前述した図9の説明と同じなので説明は省略する。
上記した実施形態においては、DC−DCコンバータの制御方法として、PWM制御を用いて説明したが、この発明においては、DC−DCコンバータの制御方法は、特に限定されるものではなく、PFM制御など他の制御方法を用いることができることはもちろんのことである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の第1の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。 PWM制御によるスイッチング制御回路の一例を示す回路図である。 第1の実施形態におけるスイッチ(SW)をトランジスタで構成した例を示す回路図である。 第1の実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第2の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。 第2の実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第3の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。 この発明の第4の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。 この発明の第5の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。 この発明の第6の実施形態を示すDC−DCコンバータの出力部分を示す回路図である。 コンパレータ30の入力部分を説明するための回路図である。
符号の説明
11,12,20,30 コンパレータ、13 アンド回路、15 スイッチ、M1 スイッチングトランジスタ、M2 同期整流トランジスタ、Vr1 第1参照電圧、Vr2 第2参照電圧、L1 インダクタ、C1 コンデンサ、CNTL 制御信号。

Claims (18)

  1. 一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、
    前記同期整流トランジスタのオン時に、当該同期整流トランジスタに流れる電流の向きを前記接続ノードから前記接地端子に向かう場合を正、その逆を負とした場合、前記同期整流トランジスタに流れる電流が第1電流値以上になったことを検出する第1電流検出手段と、前記第1電流値より大きく、且つ正方向の第2電流値以上になったことを検出する第2電流検出手段と、前記第1電流検出手段の出力と、前記第2電流検出手段の出力を入力し、制御信号に応じてどちらか一方の電流検出手段の出力を出力する選択手段を備え、前記選択手段で選択された前記電流検出手段の出力により、前記同期整流トランジスタがオフになるように制御されることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 前記第1電流値は、0Aまたは0A付近の値であることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2電流検出手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1電流検出手段の出力を選択するように制御する信号であることを特徴とする請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、
    前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードの電位が第1電圧値以上になったことを検出する第1電圧検出手段と、前記第1電圧より高く、且つ正電圧である第2電圧値以上になったことを検出する第2電圧検出手段と、前記第1電圧検出手段の出力と、前記第2電圧検出手段の出力を入力し、制御信号に応じてどちらか一方の電圧検出手段の出力を出力する選択手段を備え、前記選択手段で選択された前記電圧検出手段の出力により、前記同期整流トランジスタがオフになるように制御されることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  6. 前記第1電圧値は、0Vまたは0V付近の値であることを特徴とする請求項5に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2電圧検出手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1電圧検出手段の出力を選択するように制御する信号であることを特徴とする請求項5または6に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  9. 一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、
    一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、
    他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、
    前記接続ノードから前記同期整流トランジスタを介して前記接地端子側に流れる正の電流を正の電圧に変換し且つ前記正の電流の向きと逆の負の電流を負の電圧に変換する電流電圧変換手段と、
    0Vまたは0V付近の第1参照電圧を出力する第1参照電圧出力手段と、
    前記第1参照電圧より高く、且つ正電圧の第2参照電圧を出力する第2参照電圧出力手段と、
    前記第1参照電圧と前記第2参照電圧を入力し、制御信号によってどちらか一方の参照電圧を出力する選択手段と、
    前記電流電圧変換手段の出力電圧と前記選択手段が出力する前記参照電圧を比較するコンパレータを備え、
    前記コンパレータの出力により、前記電流電圧変換手段の正の電圧が前記参照電圧以上になったことを検出した場合は、前記同期整流トランジスタをオフすることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  10. 前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2参照電圧出力手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1参照電圧出力手段の出力を選択するように制御する信号であることを特徴とする請求項9に記載のDC−DCコンバータ。
  11. 前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする請求項10に記載のDC−DCコンバータ。
  12. 前記第1参照電圧出力手段と前記第2参照電圧出力手段を前記コンパレータの入力オフセット電圧を変更する手段で構成し、前記第1参照電圧と第2参照電圧を前記コンパレータの入力オフセット電圧とし、前記制御信号により前記入力オフセット電圧を切り換えるようにしたことを特徴とする請求項9に記載のDC−DCコンバータ。
  13. 一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータにおいて、
    0Vまたは0V付近の第1参照電圧を出力する第1参照電圧出力手段と、前記第1参照電圧より高く、且つ正電圧の第2参照電圧を出力する第2参照電圧出力手段と、前記第1参照電圧と前記第2参照電圧を入力し、制御信号によってどちらか一方の参照電圧を出力する選択手段と、前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードの電圧と前記選択手段が出力する前記参照電圧を比較するコンパレータとを備え、前記コンパレータの出力により、前記接続ノードの電位が前記参照電圧以上になったことを検出した場合は、前記同期整流トランジスタをオフすることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  14. 前記制御信号は、前記選択手段を、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合には、前記第2参照電圧出力手段の出力を所定の時間選択し、その他の動作時には前記第1参照電圧出力手段の出力を選択するように制御する信号であることを特徴とする請求項13に記載のDC−DCコンバータ。
  15. 前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする請求項14に記載のDC−DCコンバータ。
  16. 前記第1参照電圧出力手段と前記第2参照電圧出力手段を前記コンパレータの入力オフセット電圧を変更する手段で構成し、前記第1参照電圧と第2参照電圧を前記コンパレータの入力オフセット電圧とし、前記制御信号により前記入力オフセット電圧を切り換えるようにしたことを特徴とする請求項13に記載のDC−DCコンバータ。
  17. 一端が電源入力端子に接続され、他端がインダクタの一端に接続されたスイッチングトランジスタと、一端が前記スイッチングトランジスタと前記インダクタの接続ノードに接続され、他端が接地端子に接続された同期整流トランジスタと、他端が出力端子に接続された前記インダクタを備えたDC−DCコンバータの制御方法において、
    前記同期整流トランジスタのオン時に、当該同期整流トランジスタに流れる電流の向きを、前記接続ノードから前記接地端子に向かう場合を正、その逆を負とした場合、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更時のいずれか1つ以上の動作の場合に所定の時間だけ、前記同期整流トランジスタに流れる電流が前記正方向の第2電流値以上になった場合に、前記同期整流トランジスタをオフし、その他の動作時は、前記同期整流トランジスタに流れる電流が前記第2電流値より小さい第1電流値以上になった場合に、前記同期整流トランジスタをオフするようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
  18. 前記所定の時間は、前記DC−DCコンバータの電源オンまたは電源オフもしくは出力電圧変更のいずれかが開始されてから、出力電圧が目標電圧に到達するまでの時間とほぼ等しいか、より長い時間としたことを特徴とする請求項17に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
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