JP5287004B2 - ソリッドゴルフボール - Google Patents
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Description
しかしながら、このゴルフボールは、カバーが硬いためにスピン性能に課題があった。
(i)シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンゴムを60〜100質量部含むゴム基材100質量部に対して、有機硫黄化合物0.1〜5質量部、不飽和カルボン酸又はその金属塩、無機充填剤を含むゴム組成物にてソリッドコアを形成すること
(ii)ソリッドコアの初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの変形量が2.0〜4.0mmであること
(iii)ソリッドコアの硬度分布が下記表を満たし、且つ、中心から10mm離れた部分よりも中心から15mm離れた部分の方がショアD硬度で1〜8度低く設定されること
(i)上記カバー層が、(A)熱可塑性ポリウレタン及び(B)ポリイソシアネート化合物の各原料を不活性ガス雰囲気下又は真空状態で混練りし、上記(A)及び(B)を主成分とする樹脂配合物からなる1種類の樹脂ペレットを射出成形することにより形成されるものであり、射出成形直前に射出成形機内に投入される上記樹脂ペレット中には、少なくとも一部に、一分子中の全てのイソシアネート基が未反応状態で残存してなるポリイソシアネート化合物が存在すること
(ii)上記カバー層の厚さが0.5〜2.5mm、その表面硬度がショアD硬度50〜70であること
[1]ソリッドコアと、これを被覆するカバー層とを具備し、上記カバー層のうち最外層の外表面に多数のディンプルが形成されたソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアが、シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンゴムを60〜100質量部含むゴム基材100質量部に対して、有機硫黄化合物0.1〜5質量部、不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、無機充填剤を含むゴム組成物から形成されると共に、ソリッドコアの初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの変形量が2.0〜4.0mmであり、かつソリッドコアが上記表1の硬度分布を有し、且つ、中心から10mm離れた部分よりも中心から15mm離れた部分の方がショアD硬度で1〜8度低く設定されるものであり、上記カバー層が、(A)熱可塑性ポリウレタン及び(B)ポリイソシアネート化合物の各原料を不活性ガス雰囲気下又は真空状態で混練りし、上記(A)及び(B)を主成分とする樹脂配合物からなる1種類の樹脂ペレットを射出成形することにより形成されるものであり、射出成形直前に射出成形機内に投入される上記樹脂ペレット中には、少なくとも一部に、一分子中の全てのイソシアネート基が未反応状態で残存してなるポリイソシアネート化合物が存在するものであり、上記カバー層の厚さが0.5〜2.5mm、その表面硬度がショアD硬度50〜70であり、ゴルフボールの初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの変形量が2.0〜3.8mmであることを特徴とするソリッドゴルフボール。
[2]上記ソリッドコアにおいて、ゴム基材100質量部に対して硫黄を0.01〜0.5質量部配合する[1]記載のソリッドゴルフボール。
[3]上記ソリッドコアにおいて、ゴム基材100質量部に対して不飽和カルボン酸又はその金属塩を30〜60質量部、無機充填剤を5〜80質量部、老化防止剤を0〜0.2質量部配合する[1]又は[2]記載のソリッドゴルフボール。
[4]上記ソリッドコアにおいて、ゴム基材100質量部に対して有機過酸化物を0.5〜7質量部配合する[1]、[2]又は[3]記載のソリッドゴルフボール。
[5]上記有機過酸化物の155℃における半減期が5〜120秒である[4]記載のソリッドゴルフボール。
[6]上記有機過酸化物を含むゴム組成物を150〜200℃で架橋させる[5]記載のソリッドゴルフボール。
[7]上記ソリッドコアと上記カバー層との間に、エポキシ樹脂系接着剤、ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤及び塩素化ポリオレフィン系接着剤の群から選ばれる接着剤層を設け、該接着剤層の厚さが0.1〜30μmである[1]〜[6]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[8]上記ソリッドコアの直径が37.6〜43.0mmであり、上記ゴルフボールの直径が42.67〜44.0mmである[1]〜[7]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[9]上記ディンプルにおいて、総数が250〜450個、全ディンプルの平均深さが0.125〜0.150mm、平均直径が3.5〜5.0mm、種類が4種以上の条件でディンプルを構成した[1]〜[8]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[10]上記樹脂配合物に、更に(C)熱可塑性ポリウレタン以外の熱可塑性エラストマーを配合する[1]〜[9]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[11]上記樹脂配合物は、(B)成分のイソシアネート基の一部は(A)及び/又は(C)成分中の活性水素と結合を形成し、それ以外のイソシアネート基は未反応状態で樹脂配合物中に残存する[10]記載のソリッドゴルフボール。
[12]各成分の組成比が、質量比で(A):(B):(C)=100:2〜50:0〜50である[10]記載のソリッドゴルフボール。
[13]各成分の組成比が、質量比で(A):(B):(C)=100:2〜30:8〜50である[10]記載のソリッドゴルフボール。
[14](A)成分と(B)成分とを合わせた合計質量がカバー層全体の質量の90質量%以下である[1]〜[13]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[15]樹脂配合物の210℃におけるメルトマスフローレート(MFR)値が5g/10min以上である[1]〜[14]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[16](B)成分が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−(又は)2,6−トルエンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナフチレン1,5−ジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネートからなる群から選択された1種又は2種以上のポリイソシアネート化合物である[1]〜[15]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[17](B)成分が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネートからなる群から選択された1種又は2種以上のポリイソシアネート化合物である[1]〜[16]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[18](C)成分が、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、アイオノマー樹脂、スチレンブロックエラストマー、水添スチレンブタジエンゴム、スチレン−エチレン・ブチレン−エチレンブロック共重合体又はその変性物、エチレン−エチレン・ブチレン−エチレンブロック共重合体又はその変性物、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック共重合体又はその変性物、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリエチレン及びナイロン樹脂からなる群から選択された1種又は2種以上の熱可塑性エラストマーである[1]〜[17]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
[19](C)成分が、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー及びポリアセタールからなる群から選択された1種又は2種以上の熱可塑性エラストマーである[1]〜[18]のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
(1)ポリマーの活性末端にアルコキシシリル基を持つ化合物を反応させることにより得られる。アルコキシシリル基を持つ化合物としては、エポキシ基又はイソシアナート基を分子内に少なくとも1個有するアルコキシシラン化合物が好適に使用される。具体例としては、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのエポキシ基含有アルコキシシラン;3−イソシアナートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジエトキシシラン、3−イソシアナートプロピルトリメトキシシランの縮合物、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシランの縮合物などのイソシアナート基含有アルコキシシラン化合物が挙げられる。
また、上記アルコキシシリル基を持つ化合物を活性末端に反応させる際、反応を促進させるためにルイス酸を添加することもできる。ルイス酸が触媒としてカップリング反応を促進させ、変性ポリマーのコールドフローが改良され貯蔵安定性がよくなる。ルイス酸の具体例としては、ジアルキルスズジアルキルマレート、ジアルキルスズジカルボキシレート、アルミニウムトリアルコキシドなどが挙げられる。
(2)R5nM’X4-n、M’X4、M’X3、R5nM’(−R6−COOR7)4-n又はR5nM’(−R6−COR7)4-n(式中、R5及びR6は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基、R7は炭素数1〜20の炭素原子を含む炭化水素基であり、側鎖にカルボニル基又はエステル基を含んでいてもよく、M’はスズ原子、ケイ素原子、ゲルマニウム原子又はリン原子、Xはハロゲン原子、nは0〜3の整数を示す)に対応するハロゲン化有機金属化合物、ハロゲン化金属化合物又は有機金属化合物、
(3)分子中に、Y=C=Z結合(式中、Yは炭素原子、酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子、Zは酸素原子、チッ素原子又はイオウ原子を示す)を含有するヘテロクムレン化合物、
(4)分子中に下記結合を含有するヘテロ3員環化合物
(5)ハロゲン化イソシアノ化合物、
(6)R8−(COOH)m、R9(COX)m、R10−(COO−R11)、R12−OCOO−R13、R14−(COOCO−R15)m、又は下記式で示されるカルボン酸、酸ハロゲン化物、エステル化合物、炭酸エステル化合物又は酸無水物
(7)R17 lM”(OCOR18)4-l、R19 lM”(OCO−R20−COOR21)4-l、又は下記式で示されるカルボン酸の金属塩
表3に示すNo.1〜No.9のいずれかの配合によりコア組成物を調整した後、表3中の加硫条件により加硫成形することによりソリッドコアを作成した。このコアに対して、表4に示すa,b,c,dタイプのいずれかの配合により、単層のカバー層を射出成形法により成形して、ソリッドコアの周囲にカバーを被覆・形成した。そして、多種類のディンプル種を組み合わせてディンプル種I(330個),II(432個)をボール表面に有するソリッドゴルフボールを作成した。
BR11:ポリブタジエンゴム:Ni系触媒、シス−1,4結合含有量96%、1,2ビニル含有量2.0%、ムーニー粘度43、Mw/Mn=4.1;JSR社製
BR730:ポリブタジエンゴム:Nd系触媒、シス−1,4結合含有量96%、1,2ビニル含有量1.3%、ムーニー粘度55、Mw/Mn=3;JSR社製
BR51:ポリブタジエンゴム:Nd系触媒、シス−1,4結合含有量96%、1,2ビニル含有量1.3%、ムーニー粘度35.5、Mw/Mn=2.8;JSR社製
パーヘキサC−40:1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン40%希釈;日本油脂(株)製
なお、「パーヘキサC−40」は40%希釈品のため、実質添加量を上記表中に表示した。
パークミルD:ジクミルパーオキサイド:日本油脂(株)製
酸化亜鉛:堺化学社製
老化防止剤:2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)「ノクラックNS−6」,大内新興化学(株)製
アクリル酸亜鉛:日本蒸留工業(株)製
ステアリン酸亜鉛:日本油脂(株)製
硫黄:「硫黄Z」,鶴見化学工業社製
MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン材料、デュロメータD型樹脂硬度「56」、反発弾性率45%
「パンデックスT8295」
MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン材料、樹脂硬度JIS−A「97」、反発弾性率44%
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
クロスネートEM−30(大日精化工業社製イソシアネートマスターバッチ、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート30%含有。マスターバッチベース樹脂はポリエステルエラストマー)
熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー(東レ・デュポン社製の「ハイトレル4001」)を使用。
「サンワックス161P」(三洋化成社製)
モンタンワックス
「リコワックスE」(クラリアント・ジャパン社製)
JIS−K7210(試験温度210℃、試験荷重21N(2.16kgf))に従い測定した材料のメルトフローレート(またはメルトインデックス)。
23℃に温調後、ショアD硬度(ASTM−2240規格 デュロメータ タイプD)により各部位の硬度を測定した。
・表面硬度は、5個のコア表面の任意の各2点をランダムに測定した値の平均値を示す。
・中心硬度は、コアをファインカッターにより半分にカットして、5個のコアの各々の2個の半球体の断面の中心部分の硬度の平均値を示す。
・断面硬度については、コアを半分にカットして、その断面の中心から5mm,10mm,15mm離れた部分を測定した。
5個のコアの各々の2個の半球体の断面の該当部分の硬度の平均値を示す。
23℃に温調後、製品5個の表面においてディンプルの無い土手の部分をランダムに各表面につき2点測定した。ASTM−2240規格のデュロメータ「タイプD」により測定した。
ソリッドコア及び製品のたわみ量
ソリッドコア及び製品をインストロン・コーポレーション製,4204型を用いて、各々10mm/minの速度で圧縮し、10kgでの変形量と130kgでの変形量との差を測定した。
初速は、R&Aの承認する装置であるUSGAのドラム回転式の初速計と同方式の初速測定器を用いて測定した。ボールは23±1℃の温度で3時間以上温調し、室温23±2℃の部屋でテストされた。250ポンド(113.4kg)のヘッド(ストライキングマス)を使って打撃速度143.8ft/s(43.83m/s)にてボールを打撃した。1ダースのボールを各々4回打撃して6.28ft(1.91m)の間を通過する時間を計測し、初速を計算した。約15分間でこのサイクルを行った。
ドライバー(ブリヂストンスポーツ社製,Tour Stage X−DRIVE TYPE350 PROSPEC,ロフト角8°)をスウィングロボット(ミヤマエ社製)に装着し、ヘッドスピード(HS)50m/sで打撃した時のトータル飛距離を測定した。スピン量は打撃直後のボールを高速カメラにより測定した値である。
サンドウェッジ(SW)(ブリヂストンスポーツ社製,Tour Stage X−wedge,ロフト角58°)を用い、HS20m/sにて打撃したときのスピン量を測定した。なお、スピン量は上記の飛距離測定と同じ方法により測定した。
10人のアマチュアゴルファーがティーアップしてドライバーで打撃し、また、パターで打撃し、その際の打感について「軟らかい」と答えた人数によって下記のように評価した。なお、ドライバーは、ブリヂストンスポーツ社製,X−DRIVE TYPE350 PROSPEC,ロフト角10°を使用し、パターは、同社製,Tour Stage ViQ Model−IIIを使用した。
・1〜3人が軟らかいと判断した場合を「悪い」(×)と評価した。
・4〜6人が軟らかいと判断した場合を「普通」(△)と評価した。
・7〜10人が軟らかいと判断した場合を「良好」(○)と評価した。
スウィングロボットマシンを用い、クラブはピッチングウェッジ(角溝仕様)を使用して、各ボールを23℃に温調後、ヘッドスピード33m/sで打撃し、ボールの状態を以下の基準で3人で目視にて評価し、その平均値を数値化した。
10点 全く傷がない。
8点 ほとんど気にならない。
5点 気になるが使用できる。
3点 なんとか使用できる。
1点 全く使用できない。
比較例6,7については、量産において成型条件が不安定であり、樹脂焼け等の発生頻度が高かった。その他の実施例及び比較例については、量産において成型条件が安定であり、樹脂焼け等の発生が少なかった。
Claims (19)
- ソリッドコアと、これを被覆するカバー層とを具備し、上記カバー層のうち最外層の外表面に多数のディンプルが形成されたソリッドゴルフボールにおいて、上記ソリッドコアが、シス−1,4−結合を60%以上含有し、希土類元素系触媒を用いて合成されたポリブタジエンゴムを60〜100質量部含むゴム基材100質量部に対して、有機硫黄化合物0.1〜5質量部、不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、無機充填剤を含むゴム組成物から形成されると共に、ソリッドコアの初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの変形量が2.0〜4.0mmであり、かつソリッドコアが下記表の硬度分布を有し、且つ、中心から10mm離れた部分よりも中心から15mm離れた部分の方がショアD硬度で1〜8度低く設定されるものであり、上記カバー層が、(A)熱可塑性ポリウレタン及び(B)ポリイソシアネート化合物の各原料を不活性ガス雰囲気下又は真空状態で混練りし、上記(A)及び(B)を主成分とする樹脂配合物からなる1種類の樹脂ペレットを射出成形することにより形成されるものであり、射出成形直前に射出成形機内に投入される上記樹脂ペレット中には、少なくとも一部に、一分子中の全てのイソシアネート基が未反応状態で残存してなるポリイソシアネート化合物が存在するものであり、上記カバー層の厚さが0.5〜2.5mm、その表面硬度がショアD硬度50〜70であり、ゴルフボールの初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの変形量が2.0〜3.8mmであることを特徴とするソリッドゴルフボール。
- 上記ソリッドコアにおいて、ゴム基材100質量部に対して硫黄を0.01〜0.5質量部配合する請求項1記載のソリッドゴルフボール。
- 上記ソリッドコアにおいて、ゴム基材100質量部に対して不飽和カルボン酸又はその金属塩を30〜60質量部、無機充填剤を5〜80質量部、老化防止剤を0〜0.2質量部配合する請求項1又は2記載のソリッドゴルフボール。
- 上記ソリッドコアにおいて、ゴム基材100質量部に対して有機過酸化物を0.5〜7質量部配合する請求項1、2又は3記載のソリッドゴルフボール。
- 上記有機過酸化物の155℃における半減期が5〜120秒である請求項4記載のソリッドゴルフボール。
- 上記有機過酸化物を含むゴム組成物を150〜200℃で架橋させる請求項5記載のソリッドゴルフボール。
- 上記ソリッドコアと上記カバー層との間に、エポキシ樹脂系接着剤、ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤及び塩素化ポリオレフィン系接着剤の群から選ばれる接着剤層を設け、該接着剤層の厚さが0.1〜30μmである請求項1〜6のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- 上記ソリッドコアの直径が37.6〜43.0mmであり、上記ゴルフボールの直径が42.67〜44.0mmである請求項1〜7のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- 上記ディンプルにおいて、総数が250〜450個、全ディンプルの平均深さが0.125〜0.150mm、平均直径が3.5〜5.0mm、種類が4種以上の条件でディンプルを構成した請求項1〜8のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- 上記樹脂配合物に、更に(C)熱可塑性ポリウレタン以外の熱可塑性エラストマーを配合する請求項1〜9のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- 上記樹脂配合物は、(B)成分のイソシアネート基の一部は(A)及び/又は(C)成分中の活性水素と結合を形成し、それ以外のイソシアネート基は未反応状態で樹脂配合物中に残存する請求項10記載のソリッドゴルフボール。
- 各成分の組成比が、質量比で(A):(B):(C)=100:2〜50:0〜50である請求項10記載のソリッドゴルフボール。
- 各成分の組成比が、質量比で(A):(B):(C)=100:2〜30:8〜50である請求項10記載のソリッドゴルフボール。
- (A)成分と(B)成分とを合わせた合計質量がカバー層全体の質量の90質量%以下である請求項1〜13のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- 樹脂配合物の210℃におけるメルトマスフローレート(MFR)値が5g/10min以上である請求項1〜14のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- (B)成分が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−(又は)2,6−トルエンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナフチレン1,5−ジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネートからなる群から選択された1種又は2種以上のポリイソシアネート化合物である請求項1〜15のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- (B)成分が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネートからなる群から選択された1種又は2種以上のポリイソシアネート化合物である請求項1〜16のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- (C)成分が、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、アイオノマー樹脂、スチレンブロックエラストマー、水添スチレンブタジエンゴム、スチレン−エチレン・ブチレン−エチレンブロック共重合体又はその変性物、エチレン−エチレン・ブチレン−エチレンブロック共重合体又はその変性物、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック共重合体又はその変性物、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリエチレン及びナイロン樹脂からなる群から選択された1種又は2種以上の熱可塑性エラストマーである請求項1〜17のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
- (C)成分が、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー及びポリアセタールからなる群から選択された1種又は2種以上の熱可塑性エラストマーである請求項1〜18のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
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