JP5283692B2 - ユーザ装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、HARQ制御を適用する移動通信システムに関し、特にユーザ装置に関する。
この種の技術分野では、WCDMAやHSDPAの後継となる次世代通信方式が、WCDMAの標準化団体3GPPにより検討されている。次世代通信システムの代表例は、ロングタームエボリューション(LTE: Long Term Evolution)である。LTEにおける無線アクセス方式は、下りリンクについてはOFDM (Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクについてはSC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)である(例えば、非特許文献1及び2参照)。以下、説明の便宜上、LTEを例にとって説明するが、本発明はそのようなシステムに限定されない。
OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行うマルチキャリア方式の技術である。サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC-FDMAは、フーリエ変換及び逆フーリエ変換を利用することで、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を利用できるようにするシングルキャリア方式の技術である。SC-FDMA方式では、端末間の干渉を低減することができ、送信電力の変動が小さくなる等の特徴を持つので、端末の低消費電力化及びカバレッジの拡大等に有利である。
LTEでは、上りリンク、下りリンクともに1つないし2つ以上の物理チャネルを複数の移動局(ユーザ装置)で共有して通信を行うシステムである。上記複数の移動局で共有されるチャネルは、一般に共有チャネルと呼ばれ、LTEにおいては、上りリンクにおいては物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)であり、下りリンクにおいては物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)である。また、上記PUSCHおよびPDSCHにマッピングされるトランスポートチャネルは、それぞれ、Uplink-Shared Channel(UL-SCH)およびDownlink-Shared Channel(DL-SCH)と言及される。
そして、上述したような共有チャネルを用いた通信システムにおいては、サブフレーム毎に、どの移動局に対して上記共有チャネルを割り当てるかのシグナリングする必要があり、上記シグナリングのために用いられる制御チャネルは、LTEでは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)と呼ばれる。尚、前記PDCCHは、下りL1/L2制御チャネル(Downlink L1/L2 Control Channel)、DL L1/L2制御チャネル、または下りリンク制御情報(DCI: Downlink Control Information)とも呼ばれる。上記PDCCHの情報には、例えば、下り/上りスケジューリンググラント(DL/UL Scheduling Grant)、送信電力制御(TPC: Transmission Power Control)ビットが含まれる(非特許文献3)。
より具体的には、DLスケジューリンググラントには、例えば、
下りリンクのリソースブロック(Resource Block)の割り当て情報、
ユーザ装置(UE)のID、
ストリームの数、
プリコーディングベクトル(Precoding Vector)に関する情報、
データサイズ及び変調方式に関する情報
HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)に関する情報
等が含まれてよい。DLスケジューリンググラントは、DLアサイメント情報(DL Assignment Information)、DLスケジューリング情報等と呼ばれてもよい。
また、ULスケジューリンググラントにも、例えば、
上りリンクのリソースブロックの割り当て情報、
ユーザ装置(UE)のID、
データサイズ及び変調方式に関する情報、
上りリンクの送信電力情報、
復調用のリファレンス信号(Demodulation Reference Signal)の情報
等が含まれてよい。
上記PDCCHは、1サブフレーム(Sub−frame)内の例えば14個のOFDMシンボルの内、先頭から1〜3つのOFDMシンボルにマッピングされる。先頭からいくつのOFDMシンボルにPDCCHがマッピングされるかは、後述するPCFICHにより指定され、ユーザ装置に通知される。
また、PDCCHを含むOFDMシンボルでは、物理制御フォーマットインディケータチャネル(PCFICH: Physical Control Format Indicator Channel)や、物理HARQインディケータチャネル(PHICH: Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)も送信される。
PCFICHは、PDCCHを含むOFDMシンボル数をユーザ装置に通知するための信号である。前記PCFICHは、下りL1/L2制御フォーマットインディケータ(DL L1/L2 Control Format Indicator)と呼ばれてもよい。
PHICHは、上りリンクの物理共有チャネル(PUSCH)に関する送達確認情報を送信するチャネルである。送達確認情報には、肯定応答であるACK(Acknowledgement)と否定応答であるNACK(Negative Acknowledgement)が存在する。すなわち、PHICHは、上りリンクの物理共有チャネル(PUSCH)のためのHARQ制御における再送の要否を通知する制御信号を伝送する制御チャネルである。
ここで、上りリンクの物理共有チャネル(PUSCH)のためのHARQ制御、及び、前記PHICHにより送信される送達確認情報に関して、さらに詳細に説明を行う(非特許文献4)。
LTE方式の上りリンクの物理共有チャネル(PUSCH)では、HARQの方式として、同期型のハイブリッド自動再送制御(Synchronous HARQ)が適用されている。
すなわち、上りリンクの共有チャネルを介して、上りリンク共有信号は、図1に示すように、初回送信のタイミングから、予め決められたタイミングで、より具体的には、一定の周期で再送される。
図1においては、8サブフレームの周期で、上りリンク共有信号が再送されている。なお、上りリンク共有信号は、8サブフレーム以外の周期で再送されてもよい。
また、上りリンク共有信号の再送は、HARQインディケータチャネル、又は、ULスケジューリンググラントにより、基地局装置からユーザ装置に対して指示される。
HARQインディケータチャネルにより、上りリンク共有信号の再送が指示される場合、すなわち、前記HARQインディケータの示す情報がNACKである場合には、ユーザ装置は、前回の送信と同じリソースブロック及び変調方式を用いて、上りリンク共有信号を再送する。
一方、ULスケジューリンググラントにより、上りリンク共有信号の再送が指示される場合には、ユーザ装置は、かかるULスケジューリンググランにより指定されるリソースブロック及び変調方式を用いて、上りリンク共有信号を再送する。
また、ユーザ装置は、あるサブフレームにおいて、HARQインディケータチャネルとULスケジューリンググラントの両方を受信した場合には、ULスケジューリンググラントに従う。すなわち、この場合、HARQインディケータチャネルにより指示される情報は無視される。
LTE方式の上りリンクにおけるHARQ制御に関して、図2を用いて、より詳しく説明する。図2に、上りリンクにおけるHARQの処理の一例を示す。
図2に示すように、202(サブフレーム#i)(iは、i>0の整数)において、基地局装置は、物理下りリンク制御チャネルにおける上りリンクスケジューリンググラントを用いて、ユーザ装置に、サブフレーム#i+4において、上りリンクの共有チャネルを用いた通信を行うことを指示する。
204(サブフレーム#i+4)において、ユーザ装置は、基地局装置に対して、上りリンク共有信号を送信し、基地局装置は、かかる上りリンク共有信号を受信して復号を試みる。
206(サブフレーム#i+8)において、基地局装置は、かかる復号結果に基づいて、HARQインディケータチャネル又はULスケジューリンググラントを送信する。
より具体的には、基地局装置は、上りリンク共有信号の復号結果がOKであった場合には、ACKを通知するHARQインディケータチャネルを送信する。
或いは、基地局装置は、当該ユーザ装置の送信バッファ内に新規に送信すべきデータが存在する場合には、上りリンク共有信号の送信を指示する上りリンクスジューリンググラントを、新規に送信してもよい。
ところで、LTE方式の上りリンクにおけるHARQ制御においては、上記ACKは、「上りリンク共有信号が正しく受信されたこと」を意味するというよりも、「直後の再送タイミングで上りリンク共有信号の再送を留保すること」を意味すると解釈されてもよい。すなわち、ユーザ装置は、上記ACKを受信した場合、その上りリンク共有信号の再送を留保する。また、ユーザ装置は、上記ACKを受信した場合にも、前記上りリンク共有信号を送信バッファ内から削除しない。そして、ユーザ装置は、その後のHARQの再送タイミングにおいて、前記上りリンク共有信号の再送を、ULスケジューリンググラントにより指示された場合には、前記上りリンク共有信号の再送を行う。さらに、ユーザ装置は、前記上りリンク共有信号の再送回数が最大再送回数を超過した場合、あるいは、前記上りリンク共有信号のHARQプロセスにおいて、新規の上りリンク共有信号の送信を指示された場合に、前記上りリンク共有信号を送信バッファ内から削除する。
一方、基地局装置は、上りリンク共有信号の復号結果がNGであった場合には、NACKを通知するHARQインディケータチャネルを送信するか、又は、上りリンク共有信号の再送を指示するULスケジューリンググラントを送信する。
206(サブフレーム#i+8)において、HARQインディケータチャネルを介してNACKが送信された場合、又は、上りリンク共有信号の再送を指示する上りリンクスケジューリンググラントが送信された場合、ユーザ装置は、サブフレーム#i+12において、上りリンク共有信号を再送する(208)。
なお、206(サブフレーム#i+8)において、HARQインディケータチャネルを介してACKが送信された場合、又は、新規の上りリンク共有信号の送信を指示する上りリンクスケジューリンググラントが送信された場合、204で送信された上りリンク共有信号は、サブフレーム#i+12において再送されない。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA," June 2006 3GPP TS 36.211 (V8.1.0), "Physical Channels and Modulation," November 2007 3GPP TS 36.300 (V8.2.0), "E-UTRA and E-UTRAN Overall description," September 2007 3GPP TS 36.321 (V8.1.0), "E-UTRA Medium Access Control (MAC) protocol specification," March 2008
上述したように、LTE方式の上りリンクの物理共有チャネル(PUSCH)には、HARQ制御が適用され、下りリンクにおいて、その送達確認情報、すなわち、再送の要否を通知するHARQインディケータが送信される。
ところで、一般に、移動体通信においては、雑音やフェージングの影響により、その伝送される情報に誤りが生じる。上述したHARQインディケータの場合、基地局装置がACKとして送信したHARQインディケータが、ユーザ装置において、NACKとして受信される「ACK to NACK誤り」や、基地局装置がNACKとして送信したHARQインディケータが、ユーザ装置において、ACKとして受信される「NACK to ACK誤り」が存在する。
「ACK to NACK誤り」が発生した場合、ユーザ装置は、上りリンク共有信号を再送する。一方、ACKを送信した基地局装置は、前記上りリンク共有信号は送信されないとみなして、上りリンクの共有チャネルの割当て処理を行う。すなわち、基地局装置は、他のユーザ装置に対して、前記上りリンク共有信号に割り当てられていた無線リソースを割り当てる場合がある。この場合、前記上りリンク共有信号の再送と、他のユーザ装置が送信する上りリンク共有信号の送信が衝突することになり、前記上りリンク共有信号の再送と前記他のユーザ装置が送信する上りリンク共有信号の送信の両方の伝送特性が劣化する。
一方、「NACK to ACK誤り」が発生した場合、上述したように、ユーザ装置は、上りリンク共有信号の再送を留保する。この場合、基地局装置は、再送されるはずであった上りリンク共有信号の受信品質に基づき、ユーザ装置が実際に上りリンク共有信号を再送したか否かを判別できるため、その後のHARQの再送タイミングにおいて前記上りリンクの共有信号の再送を指示することが可能である。この場合、1回のHARQの送信が無駄になるが、「ACK to NACK誤り」の場合のような、他のユーザ装置から送信される信号との衝突は発生しないため、その影響は小さい。
以上を踏まえると、「ACK to NACK誤り」と「NACK to ACK誤り」とでは、要求される誤り率、すなわち、Quality Targetが異なると言える。
しかしながら、一般に、HARQインディケータにおける、「ACK」及び「NACK」という2値の情報は、それぞれ「+1」及び「−1」という信号で表現されるため、受信側においては、その受信信号の符号が「+」であるか、「−」であるかの判定により、「ACK」であるか「NACK」であるかの判定を行っていた。この場合、前記受信信号の品質が同じであると仮定した場合には、「ACK to NACK誤り」の確率と「NACK to ACK誤り」の確率は同一となる。
言い換えれば、上述したHARQインディケータチャネルにおいては、通常の復号を行った場合に、上述したような、「ACK to NACK誤り」と「NACK to ACK誤り」とで異なるQuality Targetを満たすような復号を行うことができないという問題点があった。
本発明の課題は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、HARQインディケータチャネルに関して、「ACK to NACK誤り」と「NACK to ACK誤り」とで異なるQuality Targetを満たすことのできる復号を実現することを可能とするユーザ装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、上りリンクにおいて、基地局装置とHARQを用いて通信を行うユーザ装置であって、
前記基地局装置に対して上りリンクの信号を送信する送信部と、
前記上りリンクの信号の再送の要否を通知する制御信号を受信する受信部と、
前記制御信号の信号の信頼度が低い場合に、前記制御信号をACKとみなし、前記制御信号の信号の信頼度が高い場合に、前記制御信号の示す情報に基づいて、ACKまたはNACKのいずれかを識別する復号部と
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の特徴は、上りリンクにおいて、基地局装置とHARQを用いて通信を行うユーザ装置における通信制御方法であって、
前記基地局装置に対して上りリンクの信号を送信する第1ステップと、
前記上りリンクの信号の再送の要否を通知する制御信号を受信する第2ステップと、
前記制御信号の信号の信頼度が低い場合に、前記制御信号をACKとみなし、前記制御信号の信号の信頼度が高い場合に、前記制御信号の示す情報に基づいて、ACKまたはNACKのいずれかを識別する第3ステップと
を備えることを特徴とする。
本発明の実施例によれば、HARQインディケータチャネルに関して、「ACK to NACK誤り」と「NACK to ACK誤り」とで異なるQuality Targetを満たすことのできる復号を実現することができる。
LTE方式の移動通信システムにおいて上りリンクの共有チャネル信号が再送される様子を示す図である。 LTE方式の移動通信システムにおけるHARQ再送制御について説明するための図である。 本発明の一実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 サブフレーム構成を示す説明図である。 サブキャリアマッピングの一例を示す説明図である。 PHICH(ACK/NACK)のマッピング法を説明するための図である。 本発明の一実施例によるユーザ装置の部分ブロック図である。 本発明の一実施例による雑音電力の概念を示す図である。 本発明の一実施例によるACK/NACK識別方法の概念を示す図である。 本発明の一実施例によるACK/NACK識別方法の概念を示す図である。 本発明の一実施例によるACK/NACK識別方法の概念を示す図である。 従来方法によるACK/NACK識別方法の概念を示す図である。 本発明の一実施例による動作例を示すフローチャートである。
本発明の実施例によれば、HARQインディケータチャネル(PHICH)の復号において、HARQインディケータチャネル(PHICH)の受信信号の信頼度と前記受信信号の符号に基づいて、ACKであるか、NACKであるかが判定される。これにより、「ACK to NACK誤り」と「NACK to ACK誤り」とで異なるQuality Targetを満たすことのできる復号を実現することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<システム>
図3は、本発明の実施例に係る基地局装置を使用する無線通信システムを示す。無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:LTE(Long Term Evolution)、或いは、Super 3G)が適用されるシステムである。本システムは、基地局装置(eNB: eNode B)200と複数のユーザ装置(UE: User Equipment)100(100、100、100、・・・100、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。ここで、ユーザ装置100はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行う。アクセスゲートウェイ装置は、MME/SGW(Mobility Management Entity/Serving Gateway)と呼ばれてもよい。
各ユーザ装置(100、100、100、・・・100)は、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限りユーザ装置100として説明を進める。説明の便宜上、基地局装置と無線通信するのはユーザ装置であるが、より一般的には移動端末も固定端末も含む。
無線通信システム1000では、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(直交周波数分割多元接続)が、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、周波数帯域を端末毎に分割し、複数の端末が互いに異なる周波数帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
<通信チャネル>
次に、本システムで使用される各種の通信チャネルについて説明する。下りリンクについては、各ユーザ装置100で共有される物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)と、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)とが用いられる。物理下りリンク制御チャネルは下りL1/L2制御チャネルとも呼ばれる。また、上記物理下りリンク制御チャネルにマッピングされる情報は、下りリンク制御情報(DCI)と呼ばれてもよい。
上記物理下りリンク共有チャネルにより、ユーザデータ、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。尚、物理下りリンク共有チャネルにマッピングされるトランスポートチャネルは、DL−SCH(Downlink Shared Channel)である。また、物理下りリンク制御チャネルにより、ダウンリンク/アップリンクスケジューリンググラント、送信電力制御コマンドビット等が伝送される。
ダウンリンクスケジューリンググラント(DL Scheduling Grant)には、例えば、物理下りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、データサイズ、変調方式、HARQに関する情報や、下りリンクのリソースブロックの割り当て情報等が含まれる。
アップリンクスケジューリンググラント(UL Scheduling Grant)にも、例えば、物理上りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、データサイズ、変調方式に関する情報や、上りリンクのリソースブロックの割り当て情報、上りリンクの共有チャネルの送信電力に関する情報等が含まれる。ここで、上りリンクのリソースブロックとは、周波数リソースに相当し、リソースユニットとも呼ばれる。本実施例におけるUL Scheduling Grantは、上り共有チャネルの送信を許可するだけでなく、許可する送信が、再送であるか否かも区別する。どのようにして区別するかは様々な方法が考えられる。例えば、UL Scheduling Grantの中に再送か否かを示す識別情報又はインディケータが用意されてもよい。
上記物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)がマッピングされるOFDMシンボルは、物理制御チャネルフォーマットインディケータチャネル(PCFICH)や、物理HARQインディケータチャネル(PHICH)を含む。すなわち、PDCCH、PCFICH及びPHICHは、所定数個以下のOFDMシンボルに多重されて送信される。
物理制御チャネルフォーマットインディケータチャネル(PCFICH)は、物理下りリンク制御チャネルがマッピングされるOFDMシンボル数をユーザ装置に通知するチャネルである。
物理HARQインディケータチャネル(PHICH)は、物理上りリンク共有チャネルに対する送達確認情報を伝送するチャネルである。上記送達確認情報は、肯定応答であるACK又は否定応答であるNACKにより表現される。
尚、PHICHにマッピングされるACKは、肯定応答という一般的な意味に加えて又はその代わりに、UL Scheduling Grantを受けていなければ所定の直後の再送タイミングで再送を行わない、すなわち、再送を留保する、という意味に解釈されてもよい(あるパケットの送信タイミングとそのパケットの再送タイミングとの間の時間的な関係は、同期型HARQでは予め固定的に決まっている。)。この定義の場合、ユーザ装置は、PHICHによりACKを受信すると、UL Scheduling Grantを受けていなかった場合、直後の再送タイミングでは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)の再送を行わないが、その後の再送可能なタイミングにおいて、UL Scheduling Grantを受信し且つPUSCHの再送を指示された場合には、指示されたPUSCHの再送を行う。この場合、ACKは、「物理上りリンク共有チャネルが正しく受信されたこと」までをも意味するのではなく、
「直後の再送タイミングでPUSCHの再送を留保するかもしれないこと」
を意味するに留まる。そして、その後の再送可能なタイミングにおいて、再送を指示するUL Scheduling Grantを受けたことを条件に、再送が行われる。従って、ユーザ装置がこの定義によるACKを受けたとしても、送信済みのPUSCHを破棄してはならず、再送バッファに保持しておく必要がある。この場合、ユーザ装置は、基地局装置よりACKを受けたHARQプロセスを用いて新規送信を行うことを指示された場合、あるいは、前記PUSCHの再送回数が最大再送回数を超過した場合に、前記送信済みのPUSCHを破棄することになる。
尚、上述した例においては、PHICHやPCFICHは、物理下りリンク制御チャネルと並列的な関係にあるチャネルとして定義されている。しかしながら、PHICHやPCFICHが、PDCCHに含まれる情報要素として定義されてもよい。
また、下りリンクにおいては、UE間で共通に使用されるパイロット信号として、下りリンクリファレンス信号Downlink Reference Signal (DL RS)が送信される。前記下りリンクリファレンス信号は、上述したPDSCHやPDCCH、PCFICH、PHICHの復号のためのチャネル推定や、下りリンクの無線品質情報であるCQIの算出に用いられる。
上りリンクについては、各ユーザ装置100で共有して使用される物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)と、LTE用の上りリンク制御チャネルとが用いられる。LTE用の上りリンク制御チャネルには、物理上りリンク共有チャネルの一部として送信されるチャネルと、周波数多重されるチャネルの2種類がある。周波数多重されるチャネルは、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH: Physical Uplink Control Channel)と呼ばれる。上記物理上りリンク共有チャネルにより、ユーザデータ、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。物理上りリンク共有チャネルにマッピングされるトランスポートチャネルは、UL−SCH(Uplink Shared Channel)である。また、LTE用の上りリンク制御チャネルにより、物理下りリンク共有チャネルのスケジューリング処理や適応変調及び符号化処理(AMCS: Adaptive Modulation and Coding Scheme)に用いるための下りリンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)、及び、物理下りリンク共有チャネルの送達確認情報が伝送される。送達確認情報の内容は、肯定応答(ACK)又は否定応答(NACK)の何れかで表現される。
LTE用の上りリンク制御チャネルでは、CQIや送達確認情報に加えて、上りリンクの共有チャネルのリソース割り当てを要求するスケジューリング要求等が送信されてもよい。ここで、上りリンクの共有チャネルのリソース割り当てとは、あるサブフレームの物理下りリンク制御チャネル、すなわち、UL Scheduling Grantを用いて、後続のサブフレームにおいて上りリンクの共有チャネルを用いて通信を行ってよいことを基地局装置がユーザ装置に通知することを意味する。
<サブフレーム構成>
図4はサブフレーム構成の一例を示す。下りリンク伝送では、1サブフレームは、例えば1msであり、1サブフレームの中に14個のOFDMシンボルが存在する。尚、1サブフレームは、1TTI(Time Transmission Interval)と呼ばれてもよい。図2において、時間軸方向の番号(#1、#2、#3、・・・、#14)はOFDMシンボルを識別する番号を示し、周波数軸方向の番号(#1、#2、#3、・・・、#L−1、#L、Lは正の整数)はリソースブロックを識別する番号を示す。
サブフレームの先頭のM個のOFDMシンボルには、上記物理下りリンク制御チャネルPDCCH等がマッピングされる。Mの値としては、1、2、3の3通りが設定される。図4においては、1サブフレームの先頭から2つのOFDMシンボル、すなわち、OFDMシンボル#1及び#2に上記物理下りリンク制御チャネルがマッピングされている(即ち、M=2である。)。そして、上記物理下りリンク制御チャネルPDCCHがマッピングされるOFDMシンボル以外のOFDMシンボルにおいて、ユーザデータや、同期チャネル (SCH、Synchronization Channel。Synchronization Signalと呼ばれてもよい。)、報知チャネル(BCH。Physical Broadcast Channelと呼ばれてもよい)、及び/又はパーシステントスケジューリング(Persistent Scheduling)の適用されるデータチャネル等がマッピングされる。尚、上述したユーザデータとは、例えば、ウェブブラウジング、ファイル転送(FTP)、音声パケット(VoIP)等によるIPパケットや、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)の処理のための制御信号などである。前記ユーザデータは、物理チャネルとしてはPDSCHに、トランスポートチャネルとしてはDL−SCHにマッピングされる。
また、周波数方向においては、システム帯域の中にL個のリソースブロックが用意される。ここで、1リソースブロック当たりの周波数帯域は、例えば180kHzであり、1リソースブロックの中に例えば12個のサブキャリアが存在する。また、リソースブロックの総数Lは、システム帯域幅が5MHzの場合には25個、システム帯域幅が10MHzの場合には50個、システム帯域幅が20MHzの場合には100個等の数をとってもよい。
<リソース割当>
以下に、1サブフレームの先頭のM個のOFDMシンボルの中で、リソースがどのように割り当てられるかの一例を説明する。説明の便宜上、1つのサブキャリア及び1つのOFDMシンボルで特定される物理リソースを、1リソースエレメント(RE: Resource Element)と呼ぶことにする。
図5は、サブフレームの先頭から3つ目までのOFDMシンボルに物理下りリンク制御チャネルPDCCH等がマッピングされる様子を示す(M=3)。これらM個のOFDMシンボルにおけるリソースの内、下りリンクのリファレンス信号用のリソースを除いたリソースに、PDCCH,PCFICH,PHICH等がマッピングされる。PDCCH等のマッピング可能なリソースは、周波数方向にリファレンス信号を除いて連続する4個のリソースエレメント毎に区分けされる。区分けされたリソースエレメント4つ分のリソースは、4つ組リソースエレメント(Resource Element Quadruplet)と言及される。あるいは、前記区分けされたリソースエレメント4つ分のリソースは、リソースエレメントグループと言及されてもよい。PDCCH,PDCICH,PHICH等に割り当てられるリソースは、この4つ組リソースエレメント1つを最小単位にして割り当てられる。ここで、4つ組リソースエレメントの番号付けは、まず時間方向に行われ、その後、周波数方向に行われる。例えば、システム帯域幅が5MHzの場合、リソースブロックは25個存在し、1リソースブロック当たり12サブキャリア存在したとすると、OFDMシンボル1つ当たり300サブキャリア存在する。図示の例では、1リソースブロック当たり8個の4つ組リソースエレメントが存在する(M=3)。この場合、25個のリソースブロック全体の中に、25×8=200個の4つ組リソースエレメントが存在することになる。
尚、4つ組リソースエレメントを定義する際、1アンテナ送信の場合でも、第2のアンテナから下りリンクのリファレンス信号が送信されると仮定して、4つ組リソースエレメントが定義される。図示の例では、第1アンテナから送信されるリファレンス信号R1と、第2アンテナから送信されるリファレンス信号R2とが示されている。この場合に、第2アンテナからの送信が実際に行われるか否かによらず、それが行われるもの仮定して、4つ組リソースエレメントが定義される。
本発明は、PHICHの受信方法、すなわち、より具体的には、復号方法に関わるため、以下では、さらに物理ARQインディケータチャネルのマッピング方法に関して、説明を行う。
図6は、PHICHをマッピングする様子を示す。PHICHは、「4つ組リソースエレメント」3個で構成される「物理HARQインディケータチャネルグループ」に多重される。より具体的には、PHICHは、4つ組リソースエレメント3つ分の12個のリソースエレメントに、拡散率4で符合多重(CDMA)され、かつ、I/Q多重されて、マッピングされる。すなわち、1つの物理HARQインディケータチャネルグループに、8個のPHICHが多重される。I成分側に4つのPHICHが符号多重されており、Q成分側にも4つのPHICHが符号多重されている。これら8つのPHICHが、12個のリソースエレメントにマッピングされる(上述したように、リソースエレメントは、1つのOFDMシンボル及び1つのサブキャリアで特定されるリソースである。)。尚、上述した3個の4つ組リソースエレメント同士は、隣接していてもよいし、システム帯域内で分散していてもよい。上述した、物理HARQインディケータチャネルグループが、1つのサブフレームの中で、1つしか用意されなくてもよいし、2つ以上が用意されてもよい。
また、PHICH各々には番号が付与されており、その番号は、物理上りリンク共有チャネルがマッピングされているリソースブロック(RB)の最も若番の番号に対応している。例えば、システム帯域に含まれているリソースブロックに低周波側から順に番号が付与されていたとする(システム帯域幅が5MHzの場合、1番から25番までのリソースブロック番号がある。)。基地局装置200が、リソースブロック番号の4番から8番にマッピングされている物理上りリンク共有チャネルを受信した場合、4番のPHICHを用いて、物理上りリンク共有チャネルに対応するPHICHを送信する。このようにPUSCHに使用されたリソースブロック番号と、PHICHのマッピング位置との対応関係を事前に決めておくことで、PHICHのマッピング位置に関する明示的なシグナリングを毎回ユーザ装置に通知しなくて済むようになる。
尚、上述した、PDCCH、PCFICH、PHICHに関するリソース割り当ては、あくまで一例であり、その他の方法でリソース割り当てが行われてもよい。例えば、コード多重によりリソース割り当てが行われてもよいし、周波数多重によりリソース割り当てが行われてもよいし、時間多重によりリソース割り当てが行われてもよい。あるいは、前記コード多重、周波数多重、時間多重の内の少なくとも2つをハイブリッドした多重方法により、多重が行われてもよい。
尚、図5、6においては、物理下りリンク制御チャネルがマッピングされるOFDMシンボルの数が3の場合に関して説明を行ったが、物理下りリンク制御チャネルがマッピングされるOFDMシンボルの数が1または2である場合にも、上述した、PHICHに関するリソース割当方法、マッピング方法は同様である。
<ユーザ装置−UE>
図7を参照しながら、本発明の実施例に係るユーザ装置100を説明する。図7には、受信部(Rx)702、CP除去部704、高速フーリエ変換部(FFT)706、分離部(DEMUX)708、リファレンス信号受信部710、PDSCH復号部712、PCFICH/PDCCH復号部714、PHICH復号部716、MAC処理部718、信号生成部720、送信部(Tx)722が示されている。
受信部(Rx)702は、下りリンクの信号を受信し、電力増幅、周波数変換、帯域制限、アナログディジタル変換等の処理を行い、ベースバンドの受信信号を導出する。
CP除去部704は、受信信号の内、ガードインターバルに相当する信号部分を除去する。ガードインターバルは、サイクリックプレフィックス(CP: Cyclic Prefix)とも言及される。
高速フーリエ変換部(FFT)706は、そこに入力された信号を高速フーリエ変換し、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。
分離部(DEMUX)708は、様々なサブキャリアにマッピングされている様々な信号を抽出する。受信信号には説明済みの様々な通信チャネルが含まれているが、本実施例ではPCFICH、PDCCH、PHICH、PDSCH、下りリンクリファレンス信号(DL RS)等が特に重要になる。図示の簡明化のため、受信される可能性のある他の多くのチャネルは図7では省略されている。分離部(DEMUX)708は、抽出した下りリンクリファレンス信号(DL RS)をリファレンス信号受信部710に入力し、抽出したPDSCHをPDSCH復号部712に入力し、抽出したPDCCH及びPCFICHをPCFICH/PDCCH復号部714に入力し、抽出したPHICHをPHICH復号部716に入力する。
リファンレス信号復号部710は、入力された下りリンクリファレンス信号(DL RS)に基づいてチャネル推定を行い、受信したデータ信号、すなわち、PCFICH/PDCCH/PHICH/PDSCHにどのようなチャネル補償がなされるべきかを決定する、すなわち、チャネル推定値を算出する。リファンレス信号受信部710は、算出したチャネル推定値をPDSCH復号部712及びPCFICH/PDSCH復号部714及びPHICH復号部716に入力する。
PDSCH復号部712は、リファンレス信号受信部710よりチャネル推定結果を受け取り、また、PCFICH/PDCCH復号部714より、当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数と、当該サブフレームにおいて受信すべきPDSCHに関する送信フォーマットに関する情報を受け取る。尚、前記受信すべきPDSCHに関する送信フォーマットに関する情報とは、DL Scheduling Grantにより伝送される情報のことである。そして、PDSCH復号部712は、前記チャネル推定結果と、前記当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数と、前記当該サブフレームにおいて受信すべきPDSCHに関する送信フォーマットに関する情報とに基づいて、基地局装置200から送信されたPDSCHの信号を復元する。PDSCH復号部712は、復号後のPDSCHの信号をMAC処理部1088に入力する。
PCFICH/PDCCH復号部714は、リファンレス信号受信部710よりチャネル推定結果を受け取る。そして、PCFICH/PDCCH復号部714は、前記チャネル推定結果に基づいて、基地局装置200から送信されたPCFICHを復元し、当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数に関する情報を取得する。前記当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数に関する情報は、PDSCH復号部712と、PHICH復号部716に送られる。また、PCFICH/PDCCH復号部714は、前記チャネル推定結果と、前記当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数に関する情報とに基づいて、基地局装置200から送信されたPDCCHを復元する。PCFICH/PDCCH復号部714は、復号後のPDCCHの信号をMAC処理部718に入力する。また、PCFICH/PDCCH復号部714は、復号後のPDCCHの信号の内、DL Scheduling GrantがマッピングされているPDCCHに関しては、PDSCH復号部712にも入力する。
PHICH復号部716は、リファンレス信号受信部710よりチャネル推定結果を受け取り、また、PCFICH/PDCCH復号部714より、当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数を受け取る。そして、PHICH復号部716は、前記チャネル推定結果と、前記当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数とに基づいて、基地局装置200から送信されたPHICHの信号を復元し、PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報を取得する。すなわち、PHICH復号部716は、PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報がACKであるか、NACKであるかを識別する。
以下に、前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報がACKであるか、NACKであるかの識別方法に関して、さらに詳細に説明する。
PHICH復号部716は、前記当該サブフレームにおけるPDCCHがマッピングされているOFDMシンボルの数に基づいて、自局宛のPHICHがどのResource elementにマッピングされているかの情報を取得し、当該サブフレームにおける自局宛のPHICHの信号を抽出する。そして、PHICH復号部716は、前記チャネル推定結果に基づいて、抽出した前記PHICHの信号を補償し、かつ、I/Q Demapping及び逆拡散を行うことにより、PHICHの信号の復元を行う。尚、上述した、当該サブフレームにおける自局宛のPHICHの信号の抽出は、DEMUX708で行われてもよい。
そして、PHICH復号部716は、前記復元されたPHICHの信号に基づき、PHICHの信号の信頼度を算出する。ここで、PHICH復号部716は、例えば、雑音電力Iと前記PHICHの信号の信号電力Sから算出されるSIR:
SIR=S/I
を、PHICHの信号の信頼度として算出してもよい。ここで、SIRはSignal−to−Interference Ratioとも呼ばれ、信号の受信品質を示す指標である。
前記雑音電力Iは、例えば、前記下りリンクリファレンス信号(DL RS)の受信信号の分散から算出されてもよい。例えば、前記雑音電力は、図8に示すように、基準信号ベクトル
Figure 0005283692
と下りリンクリファレンス信号の受信信号ベクトル
Figure 0005283692
(i=1、2、…、N)とのベクトル差の自乗の平均であってもよい。すなわち、Iは以下のように計算されてもよい:
Figure 0005283692
ここで、基準信号ベクトルは、例えば、前記下りリンクリファレンス信号の受信信号ベクトル
Figure 0005283692
(i=1、2、…、N)の平均であってもよいし、別に定義された基準のベクトルであってもよい。
また、前記下りリンクリファレンス信号の受信信号ベクトルは、チャネル推定により補償された受信信号ベクトルであってもよいし、チャネル推定により補償される前の受信信号ベクトルであってもよい。
また、前記雑音電力Iの算出に用いられる下りリンクリファレンス信号として、システム帯域全体の下りリンクリファレンス信号が用いられてもよいし、PHICHがマッピングされている周波数帯域の下りリンクリファレンス信号が用いられてもよい。あるいは、前記雑音電力Iの算出に用いられる下りリンクリファレンス信号として、別に定義された周波数帯域の下りリンクリファレンス信号が用いられてもよい。
また、前記雑音電力Iは、当該サブフレームの瞬時値が用いられてもよいし、時間方向に平均化された値が用いられてもよい。
あるいは、前記雑音電力Iの算出において、下りリンクリファレンス信号が用いられているが、代わりに、PHICHの信号が用いられてもよい。すなわち、前記雑音電力Iは、PHICHの受信信号の分散から算出されてもよい。
尚、前記雑音電力Iは、上述した方法に限定される必要はなく、雑音電力を正確に推定できる方法であれば、その他の方法により算出されてもよい。
また、前記PHICHの信号の信号電力Sは、PHICHの信号の受信信号ベクトルの自乗により算出されてもよい。ここで、前記PHICHの信号は、CDMAにより拡散された状態の信号であってもよいし、CDMAにより拡散された状態の信号を逆拡散することにより、拡散される前の状態に戻された後の信号であってもよい。あるいは、前記PHICHの信号は、チャネル推定値に基づいて補償される前の信号であってもよいし、チャネル推定値に基づいて補償された後の信号であってもよい。
また、上述した例においては、PHICHの信号の信頼度として、SIRが算出されたが、PHICHの信号の信頼度を推定することができるのであれば、SIR以外の指標が用いられてもよい。例えば、PHICHの信号の信頼度として、PHICHの信号の信号電力Sのみが用いられてもよい。あるいは、PHICHの信号の信頼度として、正規化されたPHICHの信号の信号電力Sが用いられてもよい。ここで、正規化されたPHICHの信号の信号電力Sとは、例えば、DL RSの受信電力により正規化されたPHICHの信号の信号電力Sであってもよい。
そして、PHICH復号部716は、前記SIRと、閾値Thresholdと、復元されたPHICHの信号の符号とに基づき、PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報がACKであるか、NACKであるかを識別する。
例えば、以下に、HARQインディケータの情報として、ACKが+1で定義され、NACKが−1で定義されている場合の、前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報がACKであるか、NACKであるかの識別方法の一例を示す。
すなわち、PHICH復号部716は、まず、前記SIRが閾値Thresholdよりも小さいか否かを判定する。
前記SIRが閾値Thresholdよりも小さい場合、前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報をACKであるとみなす。
より具体的には、前記閾値Thresholdを3dBと設定した場合に、前記SIRが2dBの場合には、前記前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報をACKであるとみなす。
また、PHICH復号部716は、前記SIRが閾値Thresholdよりも小さくない場合、前記復元されたPHICHの信号の符号が+であるか、−であるかを判定する。そして、PHICH復号部716は、前記復元されたPHICHの信号の符号が+である場合に、前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報をACKであるとみなし、前記復元されたPHICHの信号の符号が−である場合に、前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報をNACKであるとみなす。
より具体的には、前記閾値Thresholdを3dBと設定した場合に、前記SIRが5dBであり、かつ、前記復元されたPHICHの信号の符号が+の場合には、前記前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報をACKであるとみなす。あるいは、前記閾値Thresholdを3dBと設定した場合に、前記SIRが5dBであり、かつ、前記復元されたPHICHの信号の符号が−の場合には、前記前記PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報をNACKであるとみなす。
すなわち、PHICH復号部716は、前記PHICHの信号の信頼度、すなわち、SIRが小さい場合には、ACKとみなし、前記前記PHICHの信号の信頼度、すなわち、SIRが大きい場合には、前記復元されたPHICHの信号の符号に基づいて、ACKあるいはNACKの識別を行う。
ここで、図9Aに、上述した、PHICHにマッピングされているHARQインディケータの情報がACKであるか、NACKであるかの識別方法の概念図を示す。同図により、本発明に係るPHICHの復号方法の効果を示す。同図における軸の絶対値は、信号の信頼度(SIR)を示し、かつ、その符号(+または−)は、PHICHの信号の符号を示すと定義する。尚、前記軸は、該PHICHの信号がI成分にマッピングされている場合は受信信号のI軸と同一とみなされてもよいし、該PHICHの信号がQ成分にマッピングされている場合は受信信号Q軸と同一とみなされてもよい。
尚、図9Aは、あくまで一例であり、実際には、図9B、Cに示すように、IQ平面において、Thresholdが設定されてもよい。この場合、図9Bのように閾値が直線で定義されてもよいし、図9Cのように曲線で定義されてもよい。すなわち、PHICHの信号の信頼度(SIR)は、IQ平面上の位置に基づいて決定されてもよい。より具体的には、確からしい信号点からの距離、すなわち、確からしい信号点から近いか遠いかに基づいて、PHICHの信号の信頼度が決定されてもよい。この場合、確からしい信号点に近い場合に、PHICHの信号の信頼度が高いと判定され、確からしい信号点に遠い場合に、PHICHの信号の信頼度が低いと判定されてもよい。
一般に、信号の誤り率は、信号の平均のSIRに依存する。例えば、図10に示すように、Threshold=0として、受信信号の符号が+であるか−であるかの通常の復号を行った場合、平均のSIRが十分に大きい場合は、信号の誤りは発生せず、平均のSIRが小さい場合は、ある確率で信号の誤りが発生する。すなわち、平均のSIRが小さい場合には、雑音により、+として送信された信号が、−の領域で受信されたり、−として送信された信号が、+の領域で受信されたりする。また、前記平均のSIRが小さくなればなるほど、前記信号の誤りの確率は大きくなる。また、図10においては、ACKとみなされる領域とNACKとみなされる領域が対称であるため、平均のSIRが同じである場合には、+として送信された信号が、−の領域で受信される確率、すなわち、ACK to NACK誤りの確率と、−として送信された信号が、+の領域で受信される確率、すなわち、NACK to ACK誤りの確率とは、同一となる。
しかしながら、図9Aに示すように、閾値を0以外の値に設定し、SIRの値がThreshold以下の領域(領域A)と、SIRの値がThresholdよりも大きく、かつ、PHICHの信号の符号が正である領域(領域B)と、SIRの値がThresholdよりも大きく、かつ、PHICHの信号の符号が負である領域(領域C)とに分け、かつ、領域Aと領域BをACKとみなし、領域CをNACKとみなした場合、ACKとみなされる領域とNACKとみなされる領域が非対称であるため、平均のSIRが同じであったとしても、+として送信された信号が、−の領域で受信される確率、すなわち、ACK to NACK誤りの確率と、−として送信された信号が、+の領域で受信される確率、すなわち、NACK to ACK誤りの確率とは、異なることになる。より具体的には、平均のSIRが同じであったとしても、ACK to NACK誤りの確率は、NACK to ACK誤りの確率に比べて小さくなる。
ここで、前記平均のSIRとは、干渉電力Iが固定されていると仮定すると、基地局装置200の送信電力により決定される値であるため、基地局200のPHICHの送信電力が同じであったとしても、ACK to NACK誤りの確率と、−として送信された信号が、+の領域で受信される確率、すなわち、NACK to ACK誤りの確率とは、異なることになる、と言うことができる。
すなわち、前記Thresholdを用いることにより、ACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)とNACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)が同じである場合にも、「ACK to NACK誤り」の確率と「NACK to ACK誤り」の確率とが異なるように、PHICHの信号の復号を行うことが可能となる。あるいは、前記Thresholdを用いることにより、基地局装置200のACKを送信する場合のPHICHの送信電力と、NACKを送信する場合のPHICHの送信電力とが同じである場合にも、「ACK to NACK誤り」の確率と「NACK to ACK誤り」の確率とが異なるように、PHICHの信号の復号を行うことが可能となる。
例えば、前記Thresholdを用いることにより、ACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)とNACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)が同じである場合にも、「ACK to NACK誤り」の確率が0.1%となり、かる、「NACK to ACK誤り」の確率が1%となるように、PHICHの信号の復号を行うことが可能である。あるいは、前記Thresholdを用いることにより、基地局装置200のACKを送信する場合のPHICHの送信電力と、NACKを送信する場合のPHICHの送信電力が同じである場合にも、「ACK to NACK誤り」の確率が0.1%となり、「NACK to ACK誤り」の確率が1%となるように、PHICHの信号の復号を行うことが可能である。
あるいは、上述した例においては、ACKが送信される場合と、NACKが送信される場合とで、平均のSIRまたは基地局装置200のPHICHに関する送信電力が同じである場合に、「ACK to NACK誤り」の確率と「NACK to ACK誤り」の確率とが異なるように、PHICHの信号の復号を行う場合を示したが、代わりに、「ACK to NACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)と「NACK to ACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)が同じである場合に、ACKが送信される場合と、NACKが送信される場合とで、平均のSIR、または、基地局装置200におけるPHICHの送信電力が異なるように、PHICHの信号の復号が行われてもよい。
より具体的には、「ACK to NACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)と「NACK to ACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)が1%である場合に、ACKが送信される場合の平均のSIRが、NACKが送信される場合の平均のSIRよりも3dB小さくなるように、PHICHの信号の復号が行われてもよい。あるいは、「ACK to NACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)と「NACK to ACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)が1%である場合に、ACKが送信される場合の送信電力が、NACKが送信される場合の送信電力よりも3dB小さくなるように、PHICHの信号の復号が行われてもよい。
尚、上述した例において、平均のSIRは、代わりに、Ior/Iocと表現されてもよいし、E/Nと表現されてもよい。あるいは、前記平均のSIRは、前記Ior/IocやE/Nと、基地局装置200におけるPHICHの送信電力とにより決定される値であってもよい。尚、前記基地局装置200におけるPHICHの送信電力とは、絶対値であってもよいし、相対値であってもよい。相対値である場合には、その送信電力の値は、例えば、基地局が最大送信電力で送信した場合の、1リソースエレメントあたりの平均の送信電力と、当該リソースエレメントとの電力差により定義されてもよい。
尚、前記Thresholdの値を大きくすることにより、領域Aと領域Bの領域が大きくなり、領域Cの領域が小さくなるため、ACK to NACK誤りの確率が小さくなり、NACK to ACK 誤りの確率を大きくなる。あるいは、前記Thresholdの値を小さくすることにより、領域Aと領域Bの領域が小さくなり、領域Cの領域が大きくなるため、ACK to NACK誤りの確率が大きくなり、NACK to ACK 誤りの確率を小さくなる。よって、PHICH復号部716は、前記Thresholdの値を調節することにより、ACK to NACK誤りの確率、及び、NACK to ACK 誤りの確率を調節することが可能となる。言い換えれば、前記Thresholdの値は、ACK to NACK誤りの所要品質(Quality Target)またはNACK to ACK誤りの所要品質(Quality Target)の少なくとも1つに基づいて設定されてもよい。
より具体的には、ACK to NACK誤りの所要品質(Quality Target)が0.1%になるように、Thresholdの値が決定されてもよい。あるいは、NACK to ACK誤りの所要品質(Quality Target)が1%になるように、Thresholdの値が決定されてもよい。
あるいは、ACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)とNACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)が同じである場合に、ACK to NACK誤りの所要品質(Quality Target)が0.1%になるように、かつ、NACK to ACK誤りの所要品質(Quality Target)が1%になるように、Thresholdの値が決定されてもよい。あるいは、ACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)と、NACKを受信した場合の受信信号の品質(平均のSIR)が同じである場合に、ACK to NACK誤りの所要品質(Quality Target)が、NACK to ACK誤りの所要品質(Quality Target)の0.1倍になるように、Thresholdの値が決定されてもよい。
あるいは、基地局装置200のACKを送信する場合のPHICHの送信電力と、NACKを送信する場合のPHICHの送信電力が同じである場合に、ACK to NACK誤りの所要品質(Quality Target)が0.1%になるように、かつ、NACK to ACK誤りの所要品質(Quality Target)が1%になるように、Thresholdの値が決定されてもよい。あるいは、基地局装置200のACKを送信する場合のPHICHの送信電力と、NACKを送信する場合のPHICHの送信電力が同じである場合に、ACK to NACK誤りの所要品質(Quality Target)が、NACK to ACK誤りの所要品質(Quality Target)の0.1倍になるように、Thresholdの値が決定されてもよい。
あるいは、上述したように、「ACK to NACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)と「NACK to ACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)が同じである場合に、ACKが送信される場合と、NACKが送信される場合とで、平均のSIR、または、基地局装置200におけるPHICHの送信電力が異なるように、PHICHの信号の復号が行われる場合には、以下のように、Thresholdの値が決定されてもよい。
すなわち、「ACK to NACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)と「NACK to ACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)が1%である場合に、ACKが送信される場合の平均のSIRが、NACKが送信される場合の平均のSIRよりも3dB小さくなるように、前記Thresholdの値が決定されてもよい。あるいは、「ACK to NACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)と「NACK to ACK誤り」の所要品質(所要の誤り率、Quality Target)が1%である場合に、ACKが送信される場合の基地局装置200のPHICHの送信電力が、NACKが送信される場合の基地局装置200のPHICHの送信電力よりも3dB小さくなるように、前記Thresholdの値が決定されてもよい。
尚、上述した例においては、ACK to NACKの所要品質が、NACK to ACKの所要品質よりも高い(所要の誤り率としては小さい)場合を想定したが、代わりに、NACK to ACKの所要品質が、ACK to NACKの所要品質よりも高い(所要の誤り率としては小さい)場合にも同様の復号方法を適用することが可能である。この場合、領域9における領域Aは、NACKとみなされる領域となる。
そして、PHICH復号部712は、上述した方法により算出された、復号後のPHICHの信号、すなわち、ACKであるか、あるいは、NACKであるかの情報をMAC処理部718に入力する。
MAC処理部718は、以下に示すように、上りリンクのユーザデータのMAC再送制御の送信処理や、下りリンクのユーザデータの再送制御の受信処理等を行う。
MAC処理部718は、PDSCH復号部712より復号されたPDSCHの信号を受け取り、PCFICH/PDCCH復号部714より復号されたPDCCHの信号を受け取り、PHICH復号部716より復号されたPHICHの信号を受け取る。ここで、前記PDCCHには、Donwlink Scheduling GrantやUL Scheduling Grantがマッピングされている。
MAC処理部1088は、入力されたUL Scheduling Grant及びPHICHの信号に基づき、上りリンクのユーザデータの送信フォーマットの決定や、MACレイヤにおける再送制御(HARQ)等の送信処理を行う。すなわち、PCFICH/PDCCH復号部714より入力されたUL Scheduling Grantにより、基地局装置200から、上りリンクにおいて共有チャネルを用いた通信を行うことを指示された場合には、ユーザ装置100n内のデータバッファに存在するパケットデータに関して、送信フォーマットの決定や再送制御(HARQ)等の送信処理を行い、そのパケットデータを信号生成部720に与える。
MAC処理部718は、下りリンクに関しては、例えば、PDSCH復号部712より受け取った、復号後のPDSCHの信号や、PCFICH/PDCCH復号部714より受け取った、DL Scheduling Grantに基づき、下りリンクのユーザデータのMAC再送制御の受信処理等を行う。
尚、本説明においては、MACレイヤよりも上位のレイヤの処理、例えば、RLCレイヤやPDCPレイヤ等の処理は、本発明とは直接には係らないため省略する。
信号生成部720は、上りリンクで送信する上りリンクの共有チャネルやSounding RS、上りリンクの制御チャネル、例えば、下りリンクの品質情報(CQI)や下りリンクの共有チャネルの送達確認情報等の信号生成処理、例えば、符号化やデータ変調等の処理を行う。上記処理が行われた後の信号が、送信処理部1091に送信される。
送信部722(Tx)は、DFT処理やIFFT処理、CP挿入処理等の送信処理や、ベースバンドの送信シンボルを無線信号に変換する処理、ディジタルアナログ変換、周波数変換、帯域制限、電力増幅等の既知の処理を行う。
以下、PHICH復号部716におけるPHICHの復号方法(通信制御方法)の一例を示す。
<PHICH復号方法の例>
PHICH復号部716は、ステップS1102において、PHICHの受信信号のSIRと、PHICHの受信信号の符号(+または−)を取得する。
次に、PHICH復号部716は、ステップS1104において、前記PHICHの受信信号のSIRがThresholdよりも大きいか否かを判定する。
前記PHICHの受信信号のSIRがThresholdよりも大きい場合(ステップSS1104:YES)、ステップS1108に進み、それ以外の場合に(ステップSS1104:NO)、ステップS1106に進む。
ステップS1106において、PHICH復号部716は、受信したPHICHをACKと判定する。
一方、ステップS1108において、PHICH復号部716は、前記PHICHの受信信号の符号が+であるか否かを判定する。
前記PHICHの受信信号の符号が+である場合(ステップS1108:YES)、ステップS1106に進み、前記PHICHの受信信号の符号が+でない場合(ステップS1108:NO)、ステップS1110に進む。
ステップS1110において、PHICH復号部716は、受信したPHICHをNACKと判定する。
尚、上述した例においては、送信信号として、ACKは+1で表現され、NACKは−1で表現される場合を仮定したが、ACKは−1で表現され、NACKは+1で表現される場合にも、同様の復号方法を適用することが可能である。この場合、ステップS1108の符号の判定を逆にすることになる。すなわち、前記PHICHの受信信号の符号が−である場合(ステップS1108:YES)、ステップS1106に進み、前記PHICHの受信信号の符号が−でない場合(ステップS1108:NO)、ステップS1110に進む。
上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(Long Term Evolution或いはSuper 3G)が適用されるシステムが説明された。しかし、本発明に係るユーザ装置及び通信制御方法は、PHICH等に相当する信号を使用するHARQ制御を行う適切な如何なるシステムに適用されてもよい。例えば本発明は、HSDPA/HSUPA方式のW-CDMAシステム、IMT-Advancedシステム、WiMAX, Wi-Fi方式のシステム等に適用されてもよい。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数式を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数式は単なる一例に過ぎず適切な如何なる数式が使用されてもよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本国際出願は2008年4月14日に出願した日本国特許出願2008−105062号に基づく優先権を主張するものであり、2008−105062号の全内容を本国際出願に援用する。
50 セル
100、100、100、100 ユーザ装置
200 基地局装置
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
702 受信部(Rx)
704 CP除去部
706 高速フーリエ変換部(FFT)
708 分離部(DEMUX)
710 リファレンス信号受信部
712 PDSCH復号部
714 PCFICH/PDCCH復号部
716 PHICH復号部
718 MAC処理部
720 信号生成部
722 送信部(Tx)

Claims (7)

  1. 上りリンクにおいて、基地局装置とHARQを用いて通信を行うユーザ装置であって:
    前記基地局装置に対して上りリンクの信号を送信する送信部;
    前記上りリンクの信号の再送の要否を通知する制御信号を受信する受信部;及び
    前記制御信号の信号の信頼度が低い場合に、前記制御信号をACKとみなし、前記制御信号の信号の信頼度が高い場合に、前記制御信号の示す情報に基づいて、ACKまたはNACKのいずれかを識別する復号部;
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  2. 請求項1に記載のユーザ装置であって:
    前記制御信号の信号の信頼度とは、前記制御信号のSingal−to−Interference Ratioであることを特徴とするユーザ装置。
  3. 請求項1に記載のユーザ装置であって:
    前記復号部は、
    所定の閾値を定義し、
    前記制御信号の信号の信頼度が所定の閾値よりも小さい場合に、前記制御信号をACKとみなし、
    前記制御信号の信号の信頼度が所定の閾値よりも大きい場合に、前記制御信号の示す情報に基づいて、ACKまたはNACKのいずれかを識別することを特徴とするユーザ装置。
  4. 請求項3に記載のユーザ装置であって:
    前記閾値は、ACK to NACK誤りの所要品質またはNACK to ACK誤りの所要品質の少なくとも1つに基づいて設定されることを特徴とするユーザ装置。
  5. 請求項1または3に記載のユーザ装置であって:
    前記復号部は、
    前記制御信号の示す情報の符号が「+」である場合にACKとみなし、前記制御信号の示す情報の符号が「−」である場合にNACKとみなすことを特徴とするユーザ装置。
  6. 請求項1に記載のユーザ装置であって:
    前記制御信号は、物理HARQインディケータチャネルであることを特徴とするユーザ装置。
  7. 上りリンクにおいて、基地局装置とHARQを用いて通信を行うユーザ装置における通信制御方法であって:
    前記基地局装置に対して上りリンクの信号を送信する第1ステップ;
    前記上りリンクの信号の再送の要否を通知する制御信号を受信する第2ステップ;及び
    前記制御信号の信号の信頼度が低い場合に、前記制御信号をACKとみなし、前記制御信号の信号の信頼度が高い場合に、前記制御信号の示す情報に基づいて、ACKまたはNACKのいずれかを識別する第3ステップ;
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
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