JP5283356B2 - ビーコン無線通信装置 - Google Patents
ビーコン無線通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5283356B2 JP5283356B2 JP2007216341A JP2007216341A JP5283356B2 JP 5283356 B2 JP5283356 B2 JP 5283356B2 JP 2007216341 A JP2007216341 A JP 2007216341A JP 2007216341 A JP2007216341 A JP 2007216341A JP 5283356 B2 JP5283356 B2 JP 5283356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beacon
- wireless communication
- access
- time
- communication device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
ビーコン無線通信は、コーディネータ11と、複数のエンドデバイス001〜100(ED)との間で行なわれる。コーディネータ11は、無線LANカードのような装置で、PC10に接続されて用いられる。ここでは、1つのコーディネータ11に100台のエンドデバイスが通信可能としている。このように、ビーコン無線通信は、1つのコーディネータ11に多数のエンドデバイスを接続することが出来るのが特徴である。エンドデバイスは、たとえば、工場の敷地内に設置された温度センサなどのような装置である。
図8は、第1の従来技術を説明する図である。
全EDは、ビーコンを受信して、自分宛に情報があるか否かを解析し、自分宛に情報があった場合に、コーディネータと通信を開始する。例えば、識別番号を1〜100番としたEDが100台あり、その中で、10, 20, 30, 40, 50番(計5台)のEDにデータを送信する場合、コーディネータは、ビーコンの中に、これらの5台のEDの識別番号を挿入して、ビーコンを発信する。EDは、ビーコンを受信して、自分宛のデータがある場合には、他の端末とCSMA-CA方式で衝突を回避して早いもの順にデータ通信を行う。ここで、CSMA-CA(=Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)とは、EDが、受信モードにおいて、外部の電波を検知しておき、送信時に他の端末から電波が送信された場合には、最小限の時間+ランダムな時間だけ待機して、他の送信電波と衝突しないように送信する方法である。
図9は、第2の従来技術を説明する図である。
時間割りを用いて、ED間の衝突を発生させない通信方法も提供されている。
1回目のビーコンに、10, 20, 30, 40, 50番宛にデータがあることを記述して、CNはビーコンを発信する。EDは、1回目のビーコンを受信して、自分の番号があれば、次のビーコンでCNへメッセージを問合せるための通信占有時間の予約(保障スロット確保依頼)を行う。5台のEDが予約依頼をする時には、通信時間が保障されていないので、他のEDとの衝突をCSMA-CA方式で回避して予約を行う。
IEEE802.15.4-2003, IEEE Standard for Part 15.4: Wireless Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) Specifications for Low-Rate Wireless Personal Area Networks(LR-WPANs)
EDが電波を送信する時に、他のEDが電波を発信していると、EDは一定時間待ち、再び、電波の空き状況を確認する。ここで、IEEE802.15.4-2003で規定されているCSMA-CAの待機可能回数はmacMaxCSMABackoff値より規定されている。この値の設定可能最大値は5であることから、最大待機可能回数は6回であり、6回待機して送信に失敗した場合は、リトライを行う。リトライの回数は、IEEE802.15.4-2003で、aMaxFrameRetries値より3回に規定されている。1回の送信に加えて3回リトライした、計4回の送信の場合でも、具体的な通信時間は約40〜50ms程度であって、100ms以下である。よって、例えば、ビーコン周期が約500msとした場合、最初の0〜100msの間だけEDはデータの取得を試みるが、残りの400msは何の処理も行わない。最初の100msの間にデータを取得できなければ、失敗扱いとなる。
通じて通信するビーコン無線通信方式におけるビーコン無線通信装置において、受信したビーコン信号に、自ビーコン無線通信装置の識別番号が記載されている場合に、自ビーコン無線通信装置が該親機にアクセスすべき時刻を計算するアクセス時刻計算手段と、該計算されたアクセス時刻に該親機にアクセスするアクセス手段とを備えることを特徴とする。
ED間の電波送信の衝突が発生するのは、ビーコン信号を受け取り、EDが信号を解釈して、該当したEDが一斉にデータ取得(CNとの通信)を試みるためである。ビーコン信号には、ビーコン周期(T)(例えば、500ms)と、送信リスト(例えば、10, 20, 30, 40, 50番)が明記されているので、例えば、30番のEDであれば、送信リストに記載された順番から、3番目(N)にデータを取得すればよく、対象となるEDは5台(S)あることがわかる。
α=(T−B)/S = ( 500 - 1 ) / 5 = 99.8 ms
AT=B+(N−1)×α = 200.6ms → ED30番は、200.6から300.4msの間を利用
と算出することが可能であり、対象EDがビーコン受信後に本計算を行い、算出された時間にアクセスすればよい。本方式を用いれば、衝突要因を排除することが可能であり、1回のビーコン周期で効率よくデータ送信を行うことが可能となる。
エンドデバイス27は、アンテナ15から信号を送信したり、アンテナ15が受信した電波を復調したりするための無線周波ユニット16と、信号の解析等を行なうMCU17と、MCU17を動作させるためのソフト18が設けられ、たとえば、1つのモジュールとされる。ソフト18は、基本ソフトのほか、アプリケーションソフトや通信プロトコルプログラム等を含む。センサ19は、エンドデバイス27が温度などの計測装置である場合に設けられるもので、コーディネータ28に送信すべきデータの取得を行なう。また、エンドデバイス27は、電池20からの電力で駆動する。アンテナ15以外の以上の構成がマザーボードに搭載される。
ビーコン信号を受けたEDは、ビーコン信号から、自分がアクセスすべき時刻を算出する。30番のEDであれば、200.6〜300.4msの間にアクセスすればよいので、不要な0〜200.6ms間はスリープさせておく。また、データ通信を行った後は、次のビーコンまでスリープさせておく。
の識別番号は、ビーコン信号内の3番目に記述された030であるとしている。ステップS11において、ビーコン信号内のEDリストに書かれた順番を算出する。今の場合、3番目なので、N=3である。ステップS12において、通信時間間隔αを(T-B)/Sとして計算する。ここで、Tは、ビーコン周期、Bは、ビーコン信号の送信時間、Sは、EDリストに記載されているEDの台数である。そして、ステップS13で、先に述べた計算方法で、アクセス時刻を計算する。
図3において、MAC層フレームの内のMAC層ペイロードに本発明の実施形態で使うEDリストが記述される。MAC層ペイロードの内、スーパ・フレームは、2バイトのフィールドで、スーパ・フレームとビーコンを定義する情報が記述される。GTSは、定義されたGTS(Guaranteed Time Slot)の数を示す。GTSが定義される場合、それぞれGTSのデータ伝送方向、アサインされたノードのアドレス、開始のスロット及び使用されるスロット数などの定義情報が含まれる。ペンディングは、CNがペンディングにしているメッセージの数及びその宛て先アドレスを示す。データがペンディングされている場合、それぞれのアドレス・リストが含まれる。すなわち、本発明の実施形態では、このペンディングフィールドに、EDの識別番号が、EDリストとして順番に記述される。本発明の実施形態の場合、記述の順番にも意味があり、記述の順番に従って、通信区間の計算をする。ビーコン・ペイロードは、IEEE 802. 15. 4では、使い方を特には規定していない。
コーディネータ(CN)からビーコン信号が送信され、エンドデバイスに受信されると、エンドデバイスは、自エンドデバイスの識別番号が、EDリストにあるか否かを調べ、EDリストに自識別番号がある場合には、自エンドデバイスのアクセス時刻に、コーディネータに対し、データ要求を行なう。コーディネータは、データ要求を受け取ると、Ackをエンドデバイスに送り、その後、要求されたデータをエンドデバイス宛に送る。エンドデバイスは、データを受信すると、Ackをコーディネータに送る。ここでは、コーディネータからエンドデバイスにデータを送る場合を示したが、コーディネータからエンドデバイスにデータ要求を出すことにより、エンドデバイスからコーディネータにデータを送る場合も同様のシーケンスとなる。
スタート前はスリープ状態であり、スタートと同時に起床する(ステップS15)。起床は、ビーコンが到着する数ms(=δT)前とする。ステップS16ではタイマを始動する。ステップS17でビーコン信号を受信し、この時刻をT1として基準時刻とする。このタイマは、ビーコン信号を受信してからの時間を計時するものである。すなわち、EDが自分で計算するアクセス時刻を、ビーコン受信時刻から計時して、特定するためのものである。ステップS18において、自EDの識別番号がビーコン信号に含まれているか否かを判断する。ステップS18の判断がNoの場合には、ステップS25でスリープ時間を算出する。現在時刻をT3とすると、ビーコン受信後の経過時間は、T3-T1となる。ビーコン周期をTとして、EDはビーコンが到着するδT前に起床する必要があるので、スリープ時間は、T-(T3-T1)-δTと算出することができる。ステップS26では、次のビーコンが来るまで算出した時間だけスリープする。
予めの決め事として、存在しないED番号(ダミーのED番号)、例えば、900〜999番号までを決めておく。そして、CNは、ビーコン信号に、ダミーのED番号を含めて送信するようにする。EDが自分のアクセス時間を計算する時には、今度は、総数6台(ED 10, 20, 30, 40, 50, 999番)でアクセス時間を算出するので、最後の1スロットが余る。このスロットは、他のEDが上位CNへの通信に自由に使えるものとする。
16、22 無線ユニット
17、23 MCU
18、24 ソフト
19 センサ等
20、25 電池
26 PC
Claims (3)
- 1台の親機と複数のビーコン無線通信装置が無線を通じて通信するビーコン無線通信方式におけるビーコン無線通信装置において、
受信したビーコン信号に、自ビーコン無線通信装置の識別番号が記載されている場合に、自ビーコン無線通信装置が該親機にアクセスすべきビーコンからの相対時間を計算するアクセス時刻計算手段と、
該計算された時間に該親機にアクセスするアクセス手段と、
を備え、
ビーコン信号に、ダミーのビーコン無線通信装置の識別番号が記載され、前記親機にアクセスしたいビーコン無線通信装置は、該ダミーの識別番号に対応するアクセス時間に該親機にアクセスすることを特徴とするビーコン無線通信装置。 - 前記ダミーの識別番号は、ビーコン信号内に複数設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のビーコン無線通信装置。
- 1台の親機と複数のビーコン無線通信装置が無線を通じて通信するビーコン無線通信方式における親機へのアクセス方法であって、
ビーコン無線通信装置は、
受信したビーコン信号に、自ビーコン無線通信装置の識別番号が記載されている場合に、自ビーコン無線通信装置が該親機にアクセスすべきビーコンからの相対時間を計算し、
該計算された時間に該親機にアクセスし、
ビーコン信号に、ダミーのビーコン無線通信装置の識別番号が記載され、前記親機にアクセスしたいビーコン無線通信装置は、該ダミーの識別番号に対応するアクセス時間に該親機にアクセスする
ことを特徴とするアクセス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007216341A JP5283356B2 (ja) | 2007-08-22 | 2007-08-22 | ビーコン無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007216341A JP5283356B2 (ja) | 2007-08-22 | 2007-08-22 | ビーコン無線通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009049924A JP2009049924A (ja) | 2009-03-05 |
JP5283356B2 true JP5283356B2 (ja) | 2013-09-04 |
Family
ID=40501666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007216341A Expired - Fee Related JP5283356B2 (ja) | 2007-08-22 | 2007-08-22 | ビーコン無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5283356B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120020269A1 (en) * | 2010-07-20 | 2012-01-26 | Gong Michelle X | Media access techniques for multiple user transmissions |
JP5636861B2 (ja) | 2010-10-14 | 2014-12-10 | 富士通株式会社 | 通信装置、通信システム、及び通信方法 |
US8902803B2 (en) * | 2012-03-05 | 2014-12-02 | Qualcomm Incorporated | Systems and methods for reducing collisions after traffic indication map paging |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002199473A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-12 | Fujitsu Denso Ltd | データ収集システム及びデータ収集方法 |
JP4509822B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2010-07-21 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 無線集積回路 |
-
2007
- 2007-08-22 JP JP2007216341A patent/JP5283356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009049924A (ja) | 2009-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9064404B2 (en) | Method and system of radio frequency (RF) power transmission in a wireless network | |
KR101012048B1 (ko) | 무선통신 시스템 및 무선통신 제어방법, 무선통신장치 및무선통신방법과 컴퓨터·프로그램 | |
US7653017B2 (en) | Bluetooth sniff mode power saving | |
US9198115B2 (en) | Method and apparatus for scanning and device detection in a communication system | |
US20140233443A1 (en) | Link verification in a wireless network | |
JP4988472B2 (ja) | 無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置 | |
JP5120012B2 (ja) | 通信装置及び通信方法、並びにコンピュータ・プログラム | |
JP5174624B2 (ja) | 無線通信システム、無線通信端末および無線基地局 | |
JP3414244B2 (ja) | 通信制御方法及び伝送装置 | |
US8179880B2 (en) | Wireless communication method and wireless communication system | |
JP2010114766A (ja) | 情報処理装置および方法、プログラム、並びに通信方法 | |
JP4325400B2 (ja) | データ送受信システムの競合回避制御方法、データ送受信システム、およびデータ送受信システム用端末 | |
JP2016517660A (ja) | 支援されたエネルギー効率の良いピアツーピア(p2p)通信 | |
CN109275181A (zh) | 数据传输方法及通信*** | |
CN101321109A (zh) | 控制控制站的方法、控制终端站的方法以及控制站和终端站 | |
JP4192328B2 (ja) | 無線伝送方法及び無線伝送装置 | |
JP4398284B2 (ja) | 無線lanシステムの基地局及び端末 | |
US8670360B2 (en) | Method and system for transmitting a signal comprising preamble and a data frame | |
JP5283356B2 (ja) | ビーコン無線通信装置 | |
JP5250689B2 (ja) | 無線lanシステムの基地局及び端末 | |
JP4906315B2 (ja) | 通信制御装置、コンピュータの制御方法および制御プログラム | |
JP2001077821A (ja) | 無線伝送制御方法及び無線伝送装置 | |
JP4909441B2 (ja) | 無線lanシステムの基地局及び端末 | |
KR101711762B1 (ko) | 분산 채널 접근 기반 백스캐터 통신 기법 및 분산 채널 접근 기반 백스캐터 통신 장치 | |
EP2818008A1 (en) | System and method for scheduling communications |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120724 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120919 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130415 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130423 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130528 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |