JP5280097B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

スイッチングレギュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP5280097B2
JP5280097B2 JP2008127083A JP2008127083A JP5280097B2 JP 5280097 B2 JP5280097 B2 JP 5280097B2 JP 2008127083 A JP2008127083 A JP 2008127083A JP 2008127083 A JP2008127083 A JP 2008127083A JP 5280097 B2 JP5280097 B2 JP 5280097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
switching regulator
mask
signal
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008127083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009278756A (ja
Inventor
大輝 柳島
健介 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2008127083A priority Critical patent/JP5280097B2/ja
Publication of JP2009278756A publication Critical patent/JP2009278756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5280097B2 publication Critical patent/JP5280097B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、入力電圧から所望の出力電圧を生成するスイッチングレギュレータに関するものである。
図3は、スイッチングレギュレータの一従来例を示す回路図である。本従来例のスイッチングレギュレータは、所定の基準電圧Vrefと出力電圧Voに応じた帰還電圧Vfbとを比較し、その比較信号Sa(より正確には、比較信号Saとマスク信号Smとの論理和信号Sa’)と所定のクロック信号Sbに基づいて、所望デューティのパルス幅変調信号Sc(以下では、PWM[Pulse Width Modulation]信号Scと呼ぶ)を生成し、延いては、出力トランジスタ101のゲート信号Sdを生成する構成とされている。
なお、上記従来のスイッチングレギュレータにおいて、出力トランジスタ101は、クロック信号Sbの立上がりエッジでオンとされ、論理和信号Sa’(マスキング処理済みの比較信号Sa)の立下がりエッジでオフとされる。従って、ドレインに入力電圧Viが印加されている出力トランジスタ101のソースからは、そのオン/オフに応じた矩形波状のスイッチ電圧Vswが引き出される形となり、これを平滑化することで所望の出力電圧Voが生成される。
なお、上記に関連する従来技術(特にスイッチングノイズの除去技術)の一例としては特許文献1を挙げることができる。
特開2005−295754号公報
確かに、図3に示す従来のスイッチングレギュレータであれば、極めて簡易な構成により、入力電圧Viから所望の出力電圧Voを生成することが可能である。
ところで、上記従来のスイッチングレギュレータは、コンパレータ102から出力される比較信号Saにマスキング処理(マスク信号Smとの論理和演算処理)を施すことにより、帰還電圧Vfbに重畳するスイッチングノイズ(特に、出力トランジスタ101のオン時に生じるスイッチングノイズ)に起因する誤動作を防止する構成とされていた。
図4は、従来のノイズ除去動作を示すタイミングチャートであり、上から順に、スイッチ電圧Vsw、帰還電圧Vfb、マスク信号Sm、比較信号Sa、並びに、論理和信号Sa’(マスキング処理済みの比較信号Sa)が描写されている。
図4に示すように、マスク信号Smは、出力トランジスタ101のオン時点から所定のマスク期間Tmに亘ってハイレベルとされ、その余の期間はローレベルに維持される。一方、比較信号Saは、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも高いときにローレベルとされ、低いときにハイレベルとされる。また、論理和信号Sa’は、比較信号Saとマスク信号Smの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとされ、両方がローレベルであるときにローレベルとされる。
従って、上記のマスク期間Tmには、比較信号Saの論理レベルに依ることなく、論理和信号Sa’がハイレベルに維持されるので、理想的には、帰還電圧Vfbに重畳するスイッチングノイズの影響を排除し、これに起因する誤動作を防止することが可能となる。
ただし、上記従来のスイッチングレギュレータでは、コンパレータ102において不可避的に生じる出力遅延により、上記のマスキング処理が有効に機能せず、スイッチングノイズに起因する誤動作を防止し切れないおそれがあった。以下ではその理由を説明する。
上記従来のスイッチングレギュレータにおいて、比較信号Saの論理レベルが反転するタイミングは、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefの高低関係が反転するタイミングよりも遅延時間dだけ遅れる。すなわち、比較信号Saは、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも高くなってから遅延時間dだけ遅れてローレベルとされ、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも低くなってから遅延時間dだけ遅れてハイレベルとされる。例えば、出力トランジスタ101のオン時に生じるスイッチングノイズが帰還電圧Vfbに重畳して、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより高くなった場合、比較信号Saはこれよりも遅延時間dだけ遅れてローレベルとなる。
この場合、マスク信号Smによってマスキング処理される比較信号Saは、その時点でリアルタイムに入力されている帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの高低関係に基づいた比較信号Saではなく、遅延時間dだけ前に入力されていた帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの高低関係に基づいた比較信号Saとなる。そのため、上記従来のスイッチングレギュレータでは、マスク期間Tmにコンパレータ102の遅延時間dが含まれる形となり、比較信号Saに対して実質的にマスキング処理が施される期間が短くなっていた。
もちろん、図4中の符号(a)で示すように、帰還電圧Vfbに対してスイッチングノイズが重畳した場合でも、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを上回らなければ、比較信号Saにノイズパルスは生じないため、特段問題は起こらない。
また、図4中の符号(b)で示すように、帰還電圧Vfbに対してスイッチングノイズが重畳し、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを上回った場合でも、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを上回っている期間が十分に短い場合には、マスク期間Tmの終了時点までに比較信号Saがハイレベルに復帰するため、比較信号Saに生じるノイズパルスは、マスク信号Smによって適切にマスクされることになり、特段問題は起こらない。
しかしながら、図4中の符号(c)で示すように、帰還電圧Vfbに対してスイッチングノイズが重畳し、かつ、帰還電圧Vfbが長期間に亘って基準電圧Vrefを上回った場合には、コンパレータ102の遅延時間dに起因する問題が起こる。すなわち、図4中の符号(c)では、マスク期間Tmの終了時点からコンパレータ102の遅延時間dだけ遡った時点において、帰還電圧Vfbが未だ基準電圧Vrefを下回っていないため、マスク期間Tmの終了時点までに比較信号Saがハイレベルに復帰できず、ローレベルに維持されたままとなる。そのため、マスク期間Tmの終了時点で、比較信号Saとマスク信号Smはいずれもローレベルとなり、論理和信号Sa’がローレベルに立ち下がるので、出力電圧Voが所望の電圧レベルに達していないにも関わらず、出力トランジスタ101が意図せずオフされていた。
なお、帰還電圧を一旦エラーアンプに入力して誤差電圧を生成し、その誤差電圧をコンパレータに入力してPWM信号を生成するスイッチングレギュレータであれば、特許文献1の従来技術を採用し、帰還電圧の平均的な電圧レベルに変動が生じない範囲で、適切なフィルタを掛けることにより、スイッチングノイズの影響を排除することが可能である。しかしながら、図3に示すように、帰還電圧をコンパレータに直接入力してPWM信号を生成するスイッチングレギュレータでは、出力電圧のフィードバック制御に際して、帰還電圧の瞬間的な電圧レベルが重要となるため、時定数回路などを用いて帰還電圧にフィルタを掛けると、出力電圧Voのフィードバック制御を阻害してしまうおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、スイッチングノイズの影響を受けにくいスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るスイッチングレギュレータは、出力電圧に応じた帰還電圧と所定の基準電圧との比較信号を生成するコンパレータと、所定周波数のクロック信号を生成する発振器と、前記比較信号と前記クロック信号に基づいて所望デューティのパルス幅変調信号を生成するラッチ回路と、前記パルス幅変調信号に基づいてスイッチング制御され、その一端から矩形波状のスイッチ電圧が引き出される出力トランジスタと、を有して成り、前記スイッチ電圧を平滑化することによって、入力電圧から所望の出力電圧を生成するスイッチングレギュレータであって、前記出力トランジスタがオンされてから所定のマスク期間が経過するまでの間、前記帰還電圧を所定の電圧レベルにプルダウンするマスク回路を有して成る構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、前記マスク回路は前記コンパレータの入力端と所定の電位端との間に接続されたスイッチと、前記クロック信号に同期して前記スイッチのオン/オフ制御を行うマスク制御回路と、を有して成る構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、前記マスク回路は前記スイッチを介するプルダウン経路上に第1の抵抗を有して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、前記マスク回路は前記コンパレータへの帰還経路上に第2の抵抗を有して成る構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、前記マスク制御回路は、前記マスク期間を設定するための手段として、時定数回路またはタイマ回路を有して成る構成(第5の構成)にするとよい。
本発明によれば、スイッチングノイズの影響を受けにくいスイッチングレギュレータを提供することが可能となる。
図1は本発明に係るスイッチングレギュレータの一実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のスイッチングレギュレータは、スイッチングレギュレータIC10と、これに外付けされるダイオード(ショットキーダイオード)D1、インダクタL1、容量C1、及び、抵抗R1〜R2を有して成る。
スイッチングレギュレータIC10は、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ(出力トランジスタ)11と、コンパレータ12と、直流電圧源13と、発振器14と、ラッチ回路(RSフリップフロップ)15と、プリドライバ16と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(スイッチ)17と、マスク制御回路18と、抵抗19x、及び、抵抗19yと、を集積化して成る半導体装置である。
出力トランジスタ11のソースは、入力電圧Viの印加端に接続されている。出力トランジスタ11のドレインは、ダイオードD1のカソードとインダクタL1の一端に各々接続されている。ダイオードD1のアノードは、接地端に接続されている。インダクタL1の他端は、出力電圧Voに引出端として負荷(図示せず)に接続される一方、容量C1を介する経路、並びに、抵抗R1〜R2を介する経路で、接地端にも接続されている。
コンパレータ12の非反転入力端(+)は、直流電圧源13の正極端(基準電圧Vrefの印加端)に接続されている。直流電圧源13の負極端は、接地端に接続されている。コンパレータ12の反転入力端(−)は、抵抗19x及び抵抗19yの各一端(帰還電圧Vfbの印加端)に接続されている。抵抗19xの他端は、トランジスタ17のドレインに接続されている。トランジスタ17のソースは、接地端に接続されている。抵抗19yの他端は、抵抗R1と抵抗R2との接続ノードに接続されている。
ラッチ回路15のリセット端(R)は、コンパレータ12の出力端に接続されている。ラッチ回路15のセット端(S)は、発振器14の出力端に接続されている。ラッチ回路15の出力端(Q)は、プリドライバ16を介して、出力トランジスタ11のゲートに接続されている。
マスク制御回路18は、発振器14で生成されるクロック信号Sbに同期してマスク信号Smを生成し、これを用いてトランジスタ17のオン/オフ制御を行う手段である。
なお、上記構成要素のうち、トランジスタ17、マスク制御回路18、抵抗19x、及び、抵抗19yは、出力トランジスタ11がオンされてから所定のマスク期間Tmが経過するまでの間、帰還電圧Vfbを所定の電圧レベルにプルダウンするマスク回路を形成するが、これについては後ほど詳細に説明する。
次に、上記構成から成るスイッチングレギュレータの基本動作(出力電圧Voの生成動作)について説明する。
入力電圧Viから所望の出力電圧Voを生成するに際し、コンパレータ12では、出力電圧Voに応じた帰還電圧Vfbと所定の基準電圧Vrefとの比較信号Saが生成される。より具体的に述べると、コンパレータ12では、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefより低いときに比較信号Saがハイレベルとされ、高いときにローレベルとされる。
一方、発振器14では、出力トランジスタ11のスイッチング周波数を定めるべく、所定周波数f(例えば100〜200[kHz])のクロック信号Sbが生成される。
ラッチ回路15では、上記の比較信号Saとクロック信号Sbに基づいて、所望デューティのPWM信号Scが生成される。より具体的に述べると、ラッチ回路15では、クロック信号Sbの立上がりエッジでPWM信号Scがハイレベルとされ、比較信号Saの立下がりエッジでPWM信号Scがローレベルとされる。すなわち、ラッチ回路15では、クロック信号Sbに応じてPWM信号Scがハイレベルに遷移されると、以後、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefに達するまで、PWM信号Scがハイレベルに維持され、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefに達したときに、PWM信号Scがローレベルに遷移される形となる。従って、出力電圧Voがその目標値よりも低いほど、出力トランジスタ11のオンデューティは高くなり、目標値に近付くに連れて、出力トランジスタ11のオンデューティは低くなる。
プリドライバ16では、上記のPWM信号Scの駆動能力が高められ、出力トランジスタ11のゲート信号Sdが生成される。
出力トランジスタ11は、上記のゲート信号Sdに基づいてスイッチング制御され、そのドレインから矩形波状のスイッチ電圧Vswが引き出される。そして、このスイッチ電圧Vswは、ダイオードD1、インダクタL1、及び、容量C1から成る平滑回路によって平滑化され、所望の出力電圧Voが生成される。なお、出力電圧Voは、抵抗R1〜R2から成る分圧回路によって分圧され、先述の帰還電圧Vfbが生成される。
このようなフィードバック制御により、本実施形態のスイッチングレギュレータでは、極めて簡易な構成によって、入力電圧Viから所望の出力電圧Voが生成される。
次に、上記構成から成るスイッチングレギュレータのノイズ除去動作について、図2を参照しながら説明する。図2は、本発明のノイズ除去動作を示すタイミングチャートであり、上から順に、スイッチ電圧Vsw、帰還電圧Vfb、マスク信号Sm、並びに、比較信号Saが描写されている。
図2に示す通り、マスク信号Smは、出力トランジスタ11のオン時点から所定のマスク期間Tmに亘ってハイレベルとされ、その余の期間はローレベルに維持される。一方、トランジスタ17は、マスク信号Smがハイレベルであるときにオンされ、ローレベルであるときにオフされる。すなわち、コンパレータ12の反転入力端(−)に印加される帰還電圧Vfbは、出力トランジスタ11がオンされてから所定のマスク期間Tmが経過するまでの間、所定の電圧レベルにプルダウンされる。
従って、上記のマスク期間中に帰還電圧Vfbに重畳するスイッチングノイズは、コンパレータ12での比較動作(比較信号Saの生成動作)に何ら影響を及ぼすことがなく、比較信号Saは常にハイレベルに維持されるので、スイッチングノイズに起因する誤動作を防止することが可能となる。
例えば、図2中の符号(a)、(b)で示す場合はもちろん、図2中の符号(c)で示す場合、すなわち、帰還電圧Vfbに対してスイッチングノイズが重畳し、かつ、帰還電圧Vfbが長期間に亘って基準電圧Vrefを上回った場合であっても、本発明に係るスイッチングレギュレータであれば、コンパレータ12で不可避的に生じる出力遅延の影響を受けることなく、適切にスイッチングノイズの影響を排除することが可能となる。
このように、コンパレータ12から出力される比較信号Saに対してマスキング処理を施す従来の構成と異なり、コンパレータ12に入力される帰還電圧Vfbに対してマスキング処理を施す本発明の構成であれば、マスク期間Tmにコンパレータ12の遅延時間dが含まれない形となるので、マスク期間Tmを不要に延ばすことなく、スイッチングノイズの影響を排除することが可能となり、延いては、スイッチングレギュレータの発振安定性を向上することが可能となる。
なお、上記構成から成るスイッチングレギュレータにおいて、入力電圧Viが比較的大きく、出力トランジスタ11のオン時に大きなスイッチングノイズを生じやすい状況であるならば、マスク能力向上を優先して、マスク期間Tmを十分に長く設定することが望ましい(例えば、PWM信号Scの最小パルス幅300[ns]に対して、200[ns]程度のマスク期間Tm)。一方、入力電圧Viが比較的小さく、出力トランジスタ11のオン時に大きなスイッチングノイズを生じにくい状況であるならば、低デューティ時の出力精度向上を優先して、マスク期間Tmを短く設定することが望ましい。
このとき、マスク制御回路18は、マスク期間Tmを設定するための手段として、クロック信号Sbの立上がりエッジをトリガとして起動する時定数回路またはタイマ回路を有して成る構成とすればよい。
また、本実施形態のスイッチングレギュレータにおいて、マスク回路は、トランジスタ17を介するプルダウン経路上に抵抗19xを挿入して成る。このような構成であれば、抵抗19xの抵抗値を調整することにより、プルダウン時における帰還電圧Vfbの電圧レベルを任意かつ容易に設定することが可能となる。なお、スイッチングノイズをマスクするという目的だけを鑑みれば、帰還電圧Vfbをグランドレベルまでプルダウンすればよいが、この場合には、プルダウン解除後の復帰に遅延が生じて、出力電圧Voのフィードバック制御に支障が生じるおそれもある。そのため、プルダウン時における帰還電圧Vfbの電圧レベルは、その復帰遅延を十分に考慮して適切に設定すべきである。
また、本実施形態のスイッチングレギュレータにおいて、マスク回路は、コンパレータ12への帰還経路上に抵抗19yを挿入して成る。このような構成とすることにより、抵抗R1、R2の抵抗値に依存して、プルダウン時における帰還電圧Vfbの電圧レベルが変動しにくくなるため、その調整が容易となる。なお、抵抗R1、R2の抵抗値がそれぞれ数[kΩ]〜数十[kΩ]である場合には、抵抗19yの抵抗値を10[kΩ]程度に設定すればよい。
なお、上記の実施形態では、降圧型のスイッチングレギュレータに本発明を適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、昇圧型のスイッチングレギュレータについても、広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、インクジェットプリンタなど、スイッチングレギュレータを使用する全てのアプリケーションにおいて、出力電圧の安定性及び精度を高める上で有用な技術である。
は、本発明に係るスイッチングレギュレータの一実施形態を示すブロック図である。 は、本発明のノイズ除去動作を示すタイミングチャートである。 は、スイッチングレギュレータの一従来例を示すブロック図である。 は、従来のノイズ除去動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 スイッチングレギュレータIC
11 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ(出力トランジスタ)
12 コンパレータ
13 直流電圧源
14 発振器
15 ラッチ回路(RSフリップフロップ)
16 プリドライバ
17 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(スイッチ)
18 マスク制御回路
19x、19y 抵抗
D1 ダイオード(ショットキーダイオード)
L1 インダクタ
C1 容量
R1、R2 抵抗

Claims (7)

  1. 出力電圧に応じた帰還電圧と所定の基準電圧との比較信号を生成するコンパレータと、所定周波数のクロック信号を生成する発振器と、前記比較信号と前記クロック信号に基づいて所望デューティのパルス幅変調信号を生成するラッチ回路と、前記パルス幅変調信号に基づいてスイッチング制御され、その一端から矩形波状のスイッチ電圧が引き出される出力トランジスタと、を有して成り、前記スイッチ電圧を平滑化することによって、入力電圧から所望の出力電圧を生成するスイッチングレギュレータであって、
    前記出力トランジスタがオンされてから所定のマスク期間が経過するまでの間、前記帰還電圧を所定の電圧レベルにプルダウンするマスク回路を有して成ることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記マスク回路は、前記コンパレータの入力端と所定の電位端との間に接続されたスイッチと、前記クロック信号に同期して前記スイッチのオン/オフ制御を行うマスク制御回路と、を有して成ることを特徴とする請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記マスク回路は、前記スイッチを介するプルダウン経路上に第1の抵抗を有して成ることを特徴とする請求項2に記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記マスク回路は、前記コンパレータへの帰還経路上に第2の抵抗を有して成ることを特徴とする請求項3に記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記マスク制御回路は、前記マスク期間を設定するための手段として、時定数回路またはタイマ回路を有して成ることを特徴とする請求項〜請求項4のいずれかに記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチングレギュレータを有する電気機器。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチングレギュレータを有するインクジェットプリンタ。
JP2008127083A 2008-05-14 2008-05-14 スイッチングレギュレータ Active JP5280097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008127083A JP5280097B2 (ja) 2008-05-14 2008-05-14 スイッチングレギュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008127083A JP5280097B2 (ja) 2008-05-14 2008-05-14 スイッチングレギュレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009278756A JP2009278756A (ja) 2009-11-26
JP5280097B2 true JP5280097B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=41443655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008127083A Active JP5280097B2 (ja) 2008-05-14 2008-05-14 スイッチングレギュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5280097B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8897046B2 (en) 2009-12-25 2014-11-25 Rohm Co., Ltd. DC voltage conversion module, semiconductor module, and method of making semiconductor module
JP5952809B2 (ja) * 2011-05-13 2016-07-13 ローム株式会社 非絶縁降圧スイッチングレギュレータおよびその制御回路、電子機器、acアダプタ
JP2014039413A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Ihi Corp 電力変換装置
JP6257167B2 (ja) * 2013-04-04 2018-01-10 三菱電機株式会社 Dc−dc電圧変換装置
JP6378857B2 (ja) * 2015-12-09 2018-08-22 インターチップ株式会社 発振回路
JP6885378B2 (ja) * 2018-08-30 2021-06-16 株式会社デンソー スイッチの駆動回路
JP7285153B2 (ja) * 2019-07-08 2023-06-01 日清紡マイクロデバイス株式会社 電流モード降圧型スイッチングレギュレータ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6275018B1 (en) * 2000-06-02 2001-08-14 Iwatt Switching power converter with gated oscillator controller
JP4096547B2 (ja) * 2001-11-01 2008-06-04 サンケン電気株式会社 直流−直流変換回路
JP2005295754A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Seiko Instruments Inc スイッチングレギュレータ
JP2008104285A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Ac Technologies Kk スイッチング電源方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009278756A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5280097B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US7068023B2 (en) Switching power supply circuit and overcurrent protection method for the switching power supply circuit
US9467045B2 (en) SMPS with adaptive COT control and method thereof
TWI610528B (zh) 升壓型切換調節器及電子機器
JP6403973B2 (ja) スイッチングレギュレータ
DE102012200531A1 (de) System und verfahren zum steuern eines schaltznetzteils
JP2008206239A (ja) 半導体装置
JP2009146130A (ja) ドロッパ型レギュレータ
TWI503642B (zh) 包含增強斜坡脈衝調變的電源控制電路
JP2012010577A (ja) 過電流保護回路および過電流保護方法
JP5890814B2 (ja) Dc−dcコンバータ、および、半導体集積回路
JP4791839B2 (ja) 電流モード制御方式のdc−dcコンバータ
US8026707B2 (en) Circuit system and method for reducing an in-rush current
JP2008035609A (ja) スイッチング電源回路
JP2008160904A (ja) スイッチングレギュレータ
JP2010213559A (ja) 直流電源装置およびdc−dcコンバータ
JP2006340414A (ja) Dc/dcコンバータおよびその過電圧防止方法
TWI710205B (zh) 開關調節器
JP6714519B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2013025577A (ja) 半導体集積回路
JP2010207005A (ja) 昇圧型スイッチングレギュレータ
JP2009195022A (ja) Dc−dcコンバータおよび電源制御用半導体集積回路
JP2008160905A (ja) スイッチングレギュレータ
JP2009207256A (ja) 降圧型スイッチングレギュレータ
JP2014096891A (ja) 過電流検出回路及びスイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5280097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250