JP5278121B2 - ゴム栓及びコネクタ - Google Patents
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Description
外周側リップ部の外周側仮想撓み部のうち内周側仮想撓み部と対応する領域では、キャビティの内周から外周側リップ部に作用した反力が、内周側仮想撓み部を介して電線により支承されるので、外周側リップ部によるシール性能が安定する。また、外周側仮想撓み部のうち内周側仮想撓み部と対応しない領域は、キャビティの内周から逃げるように変形するので、ゴム栓をキャビティに挿入する際の、外周側リップ部とキャビティの内周との間の摩擦抵抗が低減される。
また、外周側仮想撓み部は、その前端部と後端部の2カ所において内周側仮想撓み部により支承されるので、外周側仮想撓み部の姿勢が安定し、高いシール性能が発揮される。
1つの内周側仮想撓み部が2つの外周側仮想撓み部と対応するようにしたので、1つの内周側仮想撓み部が1つの外周側仮想撓み部のみと対応する場合に比べると、内周側仮想撓み部の数が少なくて済み、ゴム栓の内周の形状が簡素化される。
端子金具をキャビティに挿入する際には、外周側リップ部とキャビティの内周との間の摩擦抵抗のために、ゴム栓のうち圧着用筒部の後端と外周側リップ部との間の部分が軸線方向に過剰に伸び変形してしまうことが懸念される。その点、本発明では、圧着用筒部の後端部に、周面を局部的に突出させることにより肉厚とした補強部を形成しているので、ゴム栓の過剰な伸びが抑えられる。
内周側リップ部が補強部を兼ねているので、内周側リップ部とは別に専用の補強部を形成する場合に比べると、ゴム栓の内周の形状が簡素化される。
補強部として機能する内周側リップ部の内周側仮想撓み部は、軸線方向において圧着部の後端部と対応しているので、圧着用筒部の後端部は、電線と圧着部との間で径方向に確実に挟み付けられる。したがって、圧着用筒部の後端部が軸線方向に伸びる虞はない。
内周側仮想撓み部は、圧着部と外周側仮想撓み部の両方に対応し、圧着用筒部の後端部の伸びを抑える機能と、外周側仮想撓み部に作用する反力を支承する機能とを兼ね備えているので、機能性に優れている。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態のコネクタ1は、合成樹脂製のコネクタハウジング10と、金属製の端子金具20と、電線30と、ゴム栓40とを備えて構成されている。コネクタハウジング10には、その後端面に開口するキャビティ11が形成され、キャビティ11の内周の後端部は、軸線を前後方向に向けた円形断面のシール面12となっている。
次に、参考例を図5を参照して説明する。本参考例のコネクタ2は、キャビティ50のシール面51の形状を上記実施形態1とは異なる構成とした点に特徴を有している。その他の構成の本質的な部分については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、外周側仮想撓み部に対し内周側仮想撓み部の一部のみが対応するようにしたが、外周側仮想撓み部に対し内周側仮想撓み部の全領域が対応するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、1つの内周側仮想撓み部が2つの外周側仮想撓み部と対応するようにしたが、1つの内周側仮想撓み部が1つの外周側仮想撓み部のみと対応するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、1つの外周側仮想撓み部に対し2つの内周側仮想撓み部が対応するようにしたが、1つの外周側仮想撓み部と対応する内周側仮想撓み部の数は、3つ以上であってもよい。この場合、3つの内周側仮想撓み部は、外周側仮想撓み部の前端部と後端部と中央部の3カ所で対応させることができる。
(4)上記実施形態では、複数の外周側仮想撓み部の全てに対して必ず内周側仮想撓み部が対応するようにしたが、内周側仮想撓みが対応しない外周側仮想撓み部が存在していてもよい。
(5)上記実施形態では、複数の内周側仮想撓み部の全てが必ず外周側仮想撓み部と対応するようにしたが、外周側仮想撓みと対応しない内周側仮想撓み部が存在していてもよい。
(6)上記実施形態では、補強部をゴム栓の内周に形成したが、補強部は、ゴム栓の外周に形成してもよい。
(7)上記実施形態では、内周側リップ部が補強部を兼ねたが、補強部は、内周側リップ部としての機能を持たない専用の補強部であってもよい。
(8)上記実施形態では、補強部として機能する内周側リップ部の内周側仮想撓み部が、軸線方向において圧着部の後端部と対応するようにしたが、この内周側仮想撓み部は、軸線方向において圧着部の後端部と対応しない形態であってもよい。
(9)上記実施形態では、補強部として機能する内周側リップ部の内周側仮想撓み部が、圧着部と外周側仮想撓み部の両方と対応するようにしたが、この内周側仮想撓み部は、圧着部とは対応するが、外周側仮想撓み部とは対応しない形態であってもよい。
(10)上記実施形態では、2つの外周側仮想撓み部の径方向の高さ寸法を互いに同じ寸法としたが、2つの外周側仮想撓み部の径方向の高さ寸法は互いに異なる寸法であってもよい。
(11)上記実施形態では、3つの内周側仮想撓み部の径方向の高さ寸法を互いに同じ寸法としたが、3つの内周側仮想撓み部の径方向の高さ寸法は互いに異なる寸法であってもよい。
<参考例>
(1)上記実施形態では、外周側仮想撓み部がその前端部と後端部との2カ所において内周側仮想撓み部と対応するようにしたが、2つの内周側仮想撓み部の対応位置は、外周側仮想撓み部の前端部と中央部の2カ所でもよく、後端部と中央部の2カ所であってもよい。
(2)上記実施形態では、1つの外周側仮想撓み部に対し2つの内周側仮想撓み部が対応するようにしたが、1つの外周側仮想撓み部と対応する内周側仮想撓み部の数は、1つだけであってもよい。1つの内周側仮想撓み部の対応位置としては、外周側仮想撓み部の前端部のみ、後端部のみ、中央部のみのいずれかとすることができる。
10…コネクタハウジング
11…キャビティ
12L…キャビティの内周に相当する仮想線
20…端子金具
21…圧着部
30…電線
31L…電線の外周に相当する仮想線
40…ゴム栓
41…圧着用筒部
44A…第1外周側リップ部
44B…第2外周側リップ部
45A…第1外周側仮想撓み部
45B…第2外周側仮想撓み部
46A…第1内周側リップ部(補強部)
46B…第2内周側リップ部
46C…第3内周側リップ部
47A…第1内周側仮想撓み部
47B…第2内周側仮想撓み部
47C…第3内周側仮想撓み部
Claims (7)
- 端子金具の後端部に接続した電線に外嵌され、前記端子金具と共にコネクタハウジングのキャビティ内に挿入されるようになっており、
外周には、前記キャビティの内周に対して弾性撓みした状態で密着する外周側リップ部が形成され、
内周には、前記電線の外周に対して弾性撓みした状態で密着する内周側リップ部が形成されているゴム栓であって、
前記ゴム栓及び前記キャビティの軸線を含む断面において、弾性撓みしていない状態の前記外周側リップ部のうち、前記キャビティの内周に相当する仮想線よりも外周側の領域が、外周側仮想撓み部と規定され、
前記ゴム栓及び前記電線の軸線を含む断面において、弾性撓みしていない状態の前記内周側リップ部のうち、変形していない状態の前記電線の外周に相当する仮想線よりも内周側の領域が、内周側仮想撓み部と規定され、
前記内周側仮想撓み部は、軸線方向に間隔を空けて複数配置され、
前記複数の内周側仮想撓み部の少なくとも一部が、軸線方向において1つの前記外周側仮想撓み部の前端部と後端部とに対応するように配置されていることを特徴とするゴム栓。 - 前記外周側仮想撓み部が、軸線方向に間隔を空けて複数配置されており、
1つの前記内周側仮想撓み部の前端部と後端部が、軸線方向に隣り合う前後2つの前記外周側仮想撓み部と対応していることを特徴とする請求項1記載のゴム栓。 - 前記外周側リップ部よりも前方には、前記端子金具の圧着部が外嵌される圧着用筒部が連なって設けられており、
前記圧着用筒部の後端部には、周面を局部的に突出させた形態の補強部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のゴム栓。 - 前記内周側リップ部が、前記圧着用筒部の後端部内周から突出した形態とされることで前記補強部として機能するようになっていることを特徴とする請求項3記載のゴム栓。
- 前記補強部として機能する前記内周側リップ部の前記内周側仮想撓み部は、軸線方向において前記圧着部の後端部と対応していることを特徴とする請求項4記載のゴム栓。
- 前記内周側仮想撓み部の前端部が、軸線方向において前記圧着部の後端部と対応し、
前記内周側仮想撓み部の後端部が、軸線方向において前記外周側仮想撓み部の前端部と対応していることを特徴とする請求項5記載のゴム栓。 - キャビティを有するコネクタハウジングと、
前記キャビティ内に挿入される端子金具と、
前記端子金具の後端部に接続された電線と、
前記電線に外嵌され、前記端子金具と共に前記キャビティ内に挿入されるゴム栓とを備え、
前記ゴム栓の外周には、前記キャビティの内周に対して弾性撓みした状態で密着する外周側リップ部が形成され、
前記ゴム栓の内周には、前記電線の外周に対して弾性撓みした状態で密着する内周側リップ部が形成されているコネクタであって、
前記ゴム栓及び前記キャビティの軸線を含む断面において、弾性撓みしていない状態の前記外周側リップ部のうち、前記キャビティの内周に相当する仮想線よりも外周側の領域が、外周側仮想撓み部と規定され、
前記ゴム栓及び前記電線の軸線を含む断面において、弾性撓みしていない状態の前記内周側リップ部のうち、変形していない状態の前記電線の外周に相当する仮想線よりも内周側の領域が、内周側仮想撓み部と規定され、
前記内周側仮想撓み部が、軸線方向に間隔を空けて複数配置され、
軸線方向において、前記複数の内周側仮想撓み部の少なくとも一部が、1つの前記外周側仮想撓み部の前端部と後端部とに対応するように配置されていることを特徴とするコネクタ。
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