JP5276573B2 - 作業用車両の終減速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、終減速装置、特に、駆動源から入力された回転を減速して駆動輪に伝達する作業用車両の終減速装置に関する。
作業用車両としての例えばフォークリフトは、特許文献1に示されるように、左右のファイナルドライブ装置を有している。各ファイナルドライブ装置は、車体に固定された左右のドライブケースに収納されており、モータ軸を有するモータと、モータの回転を減速してハブに固定されたホイールに伝達する終減速装置と、を有している。終減速装置は、モータの回転を減速するドライブギア及びドリブンギアと、ドリブンギアの回転をさらに減速する遊星歯車減速機と、を有している。また、ドリブンギアの内部には、湿式ブレーキ装置が設けられている。
このファイナルドライブ装置では、モータからの回転は、ドライブギア及びドリブンギアによって減速され、さらに遊星歯車機構によって減速されてホイールに伝達される。また、停止する場合は、ドリブンギアの回転が湿式ブレーキ装置によって制動される。
また、特許文献2及び3にも、フォークリフト用のドライブユニットが示されており、これらの文献に示された終減速装置も、特許文献1と同様に、ドライブギア及びドリブンギアによる減速機と、この減速機から出力される回転をさらに減速する遊星歯車減速機と、を有している。
国際公開 2007/119577号公報 国際公開 2005/005167号公報 特開2009−83796号公報
特にフォークリフトにおいては、タイヤの内側で前方側には、フォークを昇降駆動するためのマスト等の部材が配置されている。このため、特許文献1〜3に示されるように、モータはタイヤの回転軸である出力軸よりも後方に配置されるとともに、ブレーキ装置が出力軸と同軸に配置されている。また、ブレーキ装置はドライブギアの内周部に配置されている。
しかし、このような構成では、モータとタイヤとの間に広いスペースが必要になり、車両の左右方向(幅方向)のコンパクト化を図ることができない。また、モータが比較的車体の内側に配置されているので、車体内側のスペースが狭くなってしまう。
また、従来の終減速装置では、遊星歯車減速機が大減速比を有しているが、ドライブギアとドリブンギアで構成される減速機においても大減速比にしなければならない。このため、ドリブンギアが大径になってしまい、コンパクト化の妨げになっている。
本発明の課題は、作業用車両の終減速装置において、特に回転軸方向のコンパクト化を実現することにある。
第1発明に係る作業用車両の終減速装置は、駆動源から入力された回転を減速して駆動輪に伝達する装置であって、トランスファ減速機と、遊星歯車機構と、ブレーキ機構と、を備えている。トランスファ減速機は、入力軸及び出力軸と、入力軸と同軸に配置されたドライブギアと、出力軸と同軸に配置されドライブギアに噛み合うドリブンギアと、を有し、駆動源からの回転を減速する。遊星歯車機構は、出力軸と同軸に配置され、出力軸の回転を減速する第1遊星歯車減速機と、第1遊星歯車減速機の出力回転をさらに減速して駆動輪に伝達する第2遊星歯車減速機と、を有し、トランスファ減速機からの出力回転をさらに減速して駆動輪に伝達する。ブレーキ機構は、入力軸及び出力軸からオフセットして配置されたブレーキ軸と、ブレーキ軸に設けられドリブンギアと噛み合うブレーキ用ギアと、を有し、出力軸の回転を制動する。
この装置では、駆動源からの回転は、トランスファ減速機によって減速され、さらに遊星歯車機構によって減速されて駆動輪に伝達される。また、出力軸の回転はブレーキ機構によって制動される。
ここで、特に電動モータで駆動するフォークリフトにおいては、フォークリフトの性能をより向上するために、ハイブリッド車両等のようにキャパシタが採用されることがある。このキャパシタは負荷からの回生エネルギを蓄積することができる。このような車両においては、ブレーキング時において回生エネルギを蓄積するために、この回生エネルギの蓄積作用がブレーキとして作用することになる。したがって、通常のブレーキ機構のブレーキ容量を小さくすることができるので、ブレーキ機構に含まれるブレーキディスク等の部材の径を小さくでき、ブレーキ機構全体をコンパクトにすることができる。このような状況では、ブレーキ機構を出力軸からオフセットして前方(出力軸に対して入力軸と逆側)に配置しても、他の構成部材との干渉を避けることができる。
そこで第1発明に係る装置では、従来装置では出力軸と同軸に配置されていたブレーキ機構を、出力軸からオフセットして配置している。このため、従来装置でブレーキ機構が配置されていたスペースにモータ等の部品を配置でき、終減速装置全体の回転軸方向の寸法がコンパクトになる。
なお、駆動源がモータ以外の場合でも、あるいは作業用車両がフォークリフト以外の場合でも、終減速装置におけるブレーキ機構を出力軸とオフセットして配置することにより、終減速装置全体の回転軸方向の長さを短くすることができる。
こで、特に駆動源としてモータを用いた場合、モータを小型化するためには高回転型でかつ低トルク容量のモータを搭載する必要がある。このような高回転型のモータを用いた場合、最終出力である駆動輪までに大きな減速比で回転を減速しなければならない。
そこで、この発明に係る装置では、遊星歯車機構を2つの遊星歯車減速機で構成し、大減速比の減速機構を構成している。また、遊星歯車機構を2つの遊星歯車減速機で構成し、大減速比の減速機構とすることにより、トランスファ減速機の減速比を従来に比較して小さくすることができる。このため、トランスファ減速機のドリブンギアの径を小さくして径方向寸法をコンパクトにすることができる。このため、駆動輪が例えばタイヤ及びホールで構成されている場合は、トランスファ減速機及び遊星歯車機構を含めた装置全体をホイール内に配置することが可能になる。
第2発明に係る作業用車両の終減速装置は、第発明の装置において、駆動輪はタイヤ及びタイヤが装着されたホイールであり、トランスファ減速機及び遊星歯車機構はホイールの内周部でホイールの回転軸方向の幅内に配置されている。
ここでは、トランスファ減速機及び遊星歯車機構がホイール内に配置されているので、装置全体の回転軸方向の寸法がさらに短くなる。
発明に係る作業用車両の終減速装置は、第1発明の装置において、ブレーキ機構は、ブレーキ軸に固定された少なくとも1枚の円板状のブレーキディスクと、ブレーキディスクが圧接される固定部と、を有するブレーキ本体部を有する
発明に係る作業用車両の終減速装置は、第1発明の装置において、駆動源は電気モータであり、電気モータの出力軸は入力軸と同軸に配置されている。
以上のような本発明では、作業用車両の終減速装置の回転軸方向の寸法をコンパクトにすることができる。このため、車体内側に広いスペースを確保でき、特に電動モータで駆動するフォークリフトにおいては電装品の配置が容易になる。
本発明の一実施形態による終減速装置を有するフォークリフトの平面部分図。 前記終減速装置の断面展開図。 前記終減速装置のトランスファ減速機の断面展開図。 前記終減速装置の遊星歯車機構の断面展開図。 前記終減速装置のブレーキ機構の断面展開図。 前記終減速装置の潤滑構造を示す断面展開図。 図6のZ方向矢視図。 潤滑構造の他の実施形態の図7に相当する図。 潤滑構造の他の実施形態の断面展開図。 遊星ギアのニードルベアリングを潤滑するための構成を示す断面図。 遊星ギアのニードルベアリングを潤滑するための別の構成を示す断面図。 遊星ギアのニードルベアリングを潤滑するためのさらに別の構成を示す断面図。
図1及び図2に、本発明の一実施形態による終減速装置を有するフォークリフト及び終減速装置の断面構成を示す。なお、図2は断面構成を展開して示しており、各部材の上下左右の位置関係は実際の位置関係とは異なって表現されている。また、図2では、一方の終減速装置のみを示しているが、他方にも同様の装置が配置されている。
図1に示すように、フォークリフトは、左右の前輪1を駆動するためのファイナルドライブ装置2を有している。ファイナルドライブ装置2は、電動式のモータ3と、モータ3の回転を減速して前輪1に伝達する終減速装置4と、を有している。また、フォークリフトは、前輪1の車体内側で前輪1より前方側には、1対のフォーク5を有しており、フォーク5の基端側には、前輪1に近接してマスト6が配置されている。
モータ3は、前輪1の車両内側において、マスト6との干渉を避けるために車軸中心Cから後方にオフセットして配置されている。終減速装置4は、その前後方向の中心が車軸中心Cと一致するように配置されている。また、終減速装置4はそのほぼ大半が、前輪1のホイール7の回転軸方向の幅内に収まるように配置されている。
[モータ]
モータ3は車体の内側に配置されており、図2に示すように、モータ3の出力軸であるモータ軸10がボールベアリング11によって支持部材12に回転自在に支持されている。また、モータ軸10の中心には、スプライン孔10aが形成されている。ここで、本実施形態で用いられるモータ3は、モータ3を小型化するために、高回転数で回転する高回転型でかつ低トルク容量のモータが搭載されている。
[終減速装置]
終減速装置4は、固定ハウジング14を有するとともに、メインハウジング15、エンドハウジング16、及びエンドカバー17からなるケース18を有している。また、終減速装置4は、入力軸がモータ軸10と同軸に配置されたトランスファ減速機20と、モータ軸10と平行で前輪1の車軸中心と同軸に配置された遊星歯車機構21と、前輪1を制動するためのブレーキ機構22と、を有している。トランスファ減速機20、遊星歯車機構21、及びブレーキ機構22は、ケース18の内部に収納されている。
このような終減速装置4においては、前述のように、トランスファ減速機20及び遊星歯車機構21を収納するケース18は、前輪1のホイール7の内部で、ホイール7の回転軸方向の幅内に収まるように配置されている。
<ケース>
固定ハウジング14は車体フレームに固定される。固定ハウジング14には、入力軸用開口14aと、出力軸用開口14bと、ブレーキ軸用開口14cと、が回転軸方向(以下、単に軸方向と記す)に貫通して形成されている。また、固定ハウジング14には、ブレーキ軸用開口14cと同軸でブレーキ収容部14dが形成されている。ブレーキ収容部14dは、ブレーキ軸用開口14cより大径で、固定ハウジング14の車体内側の面に開放して形成されている。
メインハウジング15は、筒状に形成されており、固定ハウジング14の車体外側に配置されている。エンドハウジング16は、筒状に形成されるとともに、外周側に固定用のフランジ16aを有している。このフランジ16aが、前輪1のホイール7とともに、ボルト25によってメインハウジング15に固定されている。また、エンドカバー17は、プレート状の部材であり、外周部が複数のボルト26によってエンドハウジング16に固定されている。
メインハウジング15、エンドハウジング16、及びエンドカバー17を含むケース18は固定ハウジング14に対して回転自在である。そして、メインハウジング15と固定ハウジング14との間には、ケース18内部のオイルが漏れ出るのを防止するためにオイルシール24が設けられている。
<トランスファ減速機>
トランスファ減速機20は、図3に示すように、入力軸28と、出力軸29と、ドライブギア30と、ドリブンギア31と、を有している。ドライブギア30及びドリブンギア31は、この実施形態では、はすば歯車であるが、平歯車で形成してもよい。
入力軸28はモータ軸10と同軸に配置されている。入力軸28の先端(モータ側の端部)にはスプライン軸28aが形成されており、このスプライン軸28aがモータ軸10に形成されたスプライン孔10aに係合している。入力軸28は、1対のボールベアリング32,33を介して、固定ハウジング14とメインハウジング15(直接的には後述する第2キャリア)に回転自在に支持されている。そして、この入力軸28に、ドライブギア30が一体に形成されている。
ドリブンギア31は、ドライブギア30に噛み合っており、1対のボールベアリング34,35を介して固定ハウジング14及びメインハウジング15(直接的には後述する第2キャリア)に回転自在に支持されている。ドリブンギア31の中心部にはスプライン孔31aが形成されている。ドリブンギア31の中心部には出力軸29が貫通しており、出力軸29に形成されたスプライン軸29aがドリブンギア31のスプライン孔31aに係合している。なお、出力軸29は前輪1の車軸中心と同軸であり、かつ入力軸28と平行に配置されている。
<遊星歯車機構>
図4に示すように、遊星歯車機構21は、出力軸29と同軸に配置されており、1段目の第1遊星歯車減速機38と、第1遊星歯車減速機39の出力回転をさらに減速する2段目の第2遊星歯車減速機39と、を有している。
−第1遊星歯車減速機−
1段目の第1遊星歯車減速機38は、第1太陽ギア40と、複数の第1遊星ギア41と、複数の遊星ギア41を回転自在に支持する第1キャリア42と、第1リングギア43と、を有している。
第1太陽ギア40は、出力軸29の先端(車体外側の端部)に、出力軸29と一体に形成されている。なお、出力軸29の先端とエンドカバー17との間には、出力軸29に作用するスラスト力を受けるためのボール44が設けられている。
複数の第1遊星ギア41は第1太陽ギア40及び第1リングギア43に噛み合っている。この複数の第1遊星ギア41は、第1キャリア42に固定された支持ピン45に、ニードルベアリング46を介して回転自在に支持されている。なお、各第1遊星ギア41の両側面と第1キャリア42との間にはスラストワッシャ47が配置されている。
第1キャリア42は、筒状に形成されるとともに、円周方向の複数箇所に、径方向に貫通するスリットが形成されている。このスリットに、前述のように、支持ピン45を介して第1遊星ギア41が支持されている。また、第1キャリア42の図4における車体内側の右側面の内周部には、軸方向の突出する筒状部42aが形成されている。この突出部42aの内面に連結リングギア42bが形成されている。なお、第1キャリア42の図4における左側面の内周部とエンドカバー17との間には、スラストワッシャ48が設けられている。
第1リングギア43は、エンドハウジング16の内周面にエンドハウジング16と一体に形成されている。
−第2遊星歯車減速機−
2段目の第2遊星歯車減速機39は、第1太陽ギア50と、複数(この実施形態では4個)の第2遊星ギア51と、複数の第2遊星ギア51を回転自在に支持する第2キャリア52と、第2リングギア53と、を有している。
第2太陽ギア50は、中心部に軸方向に貫通する孔50aを有し、この孔50aを出力軸29が貫通している。第2太陽ギア50の一端側(図4の左側)には、第1キャリア42の連結リングギア42bが噛み合っている。この噛み合いによって、第1遊星歯車減速機38の第1キャリア42の回転が第2太陽ギア50に入力される。
複数の第2遊星ギア51は第2太陽ギア50の他端側(図4の右側)及び第2リングギア53に噛み合っている。この複数の第2遊星ギア51は、第2キャリア52に固定された支持ピン55に、ニードルベアリング56を介して回転自在に支持されている。
第2キャリア52は、車体内側から外側に向かって装着される複数のボルト57によって、固定ハウジング14に固定されている。この第2キャリア52は、第1キャリア42と同様に、筒状に形成されるとともに、円周方向の複数箇所に、径方向に貫通するスリットが形成されている。このスリットに、支持ピン55を介して第2遊星ギア51が支持されている。各遊星ギア51の両側面と第2キャリア52との間には、それぞれスラストワッシャ58が配置されている。
第2キャリア52は、第2遊星ギア51を支持する部分を挟んで、車体内側に大径部52aを有し、車体外側に小径部52bを有している。大径部52a及び小径部52bには、それぞれテーパローラベアリング59,60が装着されており、このテーパローラベアリング59,60を介してメインハウジング15を含むケース18が第2キャリア52に回転自在に支持されている。2つのテーパローラベアリング59,60は、前述のように、第2遊星ギア51を挟んで配置されるとともに、前輪1の中心Ctの車体内側と車体外側に振り分けて配置されている。そして、車体外側に配置されたテーパローラベアリング60は、車体内側に配置されたテーパローラベアリング59よりも小径である。このテーパローラベアリング60の外周側に、ホイール7及びエンドハウジング16をメインハウジング15に固定する複数のボルト25が配置されている。なお、軸受容量としては、2つのテーパローラベアリング59,60はほぼ同様である。
第2キャリア52の車体内側の側面には、ギア収納用開口52cと、3つのベアリング収納用開口52d,52e,52fと、が形成されている。ギア収納用開口52cにはドライブギア30及びドリブンギア31が収納され、ベアリング収納用開口52d,52eには、それぞれ入力軸28を支持するボールベアリング33及び出力軸29を支持するボールベアリング35が装着されている。そして、第2キャリア52の車体内側の端面と固定ハウジング14の車体外側の端面とが固定されている。
第2キャリア52の車体外側の端面には、テーパローラベアリング60をメインハウジング15に固定するための支持プレート61が複数のボルト62によって固定されている。
第2リングギア53は、メインハウジング15の内周面にメインハウジング15と一体に形成されている。
[ブレーキ機構]
ブレーキ機構22は、図5に示すように、ブレーキ軸65と、ブレーキ用ギア66と、ブレーキ本体部67と、を有している。
ブレーキ軸65は出力軸29と平行にかつ出力軸29からオフセットして配置されており、車両内側の先端にはスプライン軸65aが形成されている。また、ブレーキ軸65は1対のボールベアリング70,71を介して固定ハウジング14及び第2キャリア52に回転自在に支持されている。なお、ボールベアリング71は第2キャリア52のベアリング収納用開口52fに装着されている。そして、このブレーキ軸65にブレーキ用ギア66がブレーキ軸65と一体に形成されている。ブレーキ用ギア66はトランスファ減速機20のドリブンギア31と噛み合っている。ブレーキ用ギア66は、この実施形態では、はすば歯車であるが、平歯車で形成してもよい。
ブレーキ本体部67は、2枚のブレーキ用ディスク74と、3枚の固定プレート75と、ピストン76と、を有している。
ブレーキ用ディスク74は、リング状のプレートであり、内周にスプライン孔74aを有している。このスプライン孔74aがブレーキ軸65のスプライン軸65aに係合している。したがって、ブレーキ用ディスク74はブレーキ軸65に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能である。また、ブレーキ用ディスク74の両面には摩擦フェーシングが装着されている。
固定プレート75は、リング状のプレートであり、2枚のブレーキ用ディスク74を挟むように配置されている。固定プレート75の外周部には1つの突出部が形成されるとともに、この突出部に切欠きが形成されている。そして、この固定プレート75の切欠きに、固定ハウジング14のブレーキ収容部14dに設けられたピンが係合している。これにより、固定プレート75は固定ハウジング14に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能である。
ピストン76は、円板状の部材であり、中心部に操作部76aが設けられている。この操作部76aを外部からの操作によってブレーキ軸65側に押すことにより、ブレーキ用ディスク74と固定プレート75とが圧接され、ブレーキ軸65が制動される。このブレーキ軸65が制動されることにより、出力軸29、遊星歯車機構21、及び前輪1の回転が制動されることになる。
なお、ブレーキ本体部67の車体内側には、ブレーキカバー78が設けられている。ブレーキカバー78は複数のボルト79によって固定ハウジング14に固定されている。このような構成により、ブレーキ本体部67はオイルとともにケース18内部に密閉されている。
[潤滑構造]
次に、図6及び図7を用いて、第2遊星ギア51を支持するニードルベアリング56の潤滑構造について説明する。なお、図7は、図6のZ方向矢視図であり、固定ハウジング14を取り外して第2キャリア52を示している。
一般的に終減速機4においては、図7の直線OLで示す高さまで、潤滑用のオイルが溜まるようになっている。そして、従来装置においては、オイルレベルOLより上方の部位については、オイル飛散による雰囲気潤滑に期待するか、あるいはオイル供給用の管等の油路を用いた強制潤滑がなされている。
ここで、本実施形態の構成では、前述のように、第2キャリア52は、固定ハウジング14に固定されており、公転しない。このため、4つの第2遊星ギア51のうちの上方に配置された2つの第2遊星ギア51を支持するニードルベアリング56には、潤滑用のオイルが供給されにくい。したがって、雰囲気潤滑では潤滑が不足するおそれがあり、また強制潤滑の場合は構成が複雑になる。
そこで、本実施形態では、トランスファ減速機20のドライブギア30及びドリブンギア31と、ブレーキ機構22のブレーキ用ギア66によるギアポンプ作用を利用して、第2遊星ギア51を支持するニードルベアリング56に確実に潤滑用のオイルが供給されるようにしている。以下、この潤滑構造について詳細に説明する。
まず、この実施形態では、入力軸28、出力軸29、及びブレーキ軸65、すなわち各ギア30,31,66は、図7に示すように配置されている。すなわち、ドライブギア30、ドリブンギア31及びブレーキ用ギア66が直線状に並んで配置されており、ドライブギア30が最も下方で、ブレーキ用ギア66が最も上方に配置されている。これは、ブレーキ機構22によるロスを抑えるためである。具体的には、ブレーキ用ディスク74がオイルに没していると、ブレーキ用ディスク74の回転によってオイルが攪拌される。この際に、ブレーキ用ディスク74がオイルに没している面積が大きい場合は、それだけオイル攪拌による抵抗が大きく、この抵抗がロスとなる。そこで、ロスを抑えるために、ブレーキ用ディスク74が必要最小限でオイルに触れるように、ブレーキ機構22は上方に配置されている。
そして、前述のように、第2キャリア52の車体内側の側面にはギア収納用開口52cが形成されている。一方、第2キャリア52の車体内側の端面には固定ハウジング14が固定されている。この固定ハウジング14には3つの開口14a,14b,14cが形成されているが、その他の部分は閉じられている。したがって、第2キャリア52の車体内側の部分と固定ハウジング14との間には、ギア収納用開口52cによって形成されるほぼ閉じられたギア収納空間Grが形成されている。このギア収納空間Grを図6及び図7に破線の斜線で示している。
一方、第2キャリア52において、ギア収納空間Grの下方には下オイル溜まり82が設けられ、ギア収納空間Grの上方には上オイル溜まり83が設けられている。各オイル溜まり82,83は、第2キャリア52の車体内側の側面に形成されており、固定ハウジング14に取り付けられる端面52gより凹んだ部分である。
下オイル溜まり82は、ドライブギア30とドリブンギア31との噛み合い部分の下方に位置する第1溜まり部82aと、ドリブンギア31とブレーキ用ギア66の噛み合い部分の下方に位置する第2溜まり部82bと、これらの間に位置する連結部82cと、を有している。また、第1溜まり部82aには、下方から吸い込み口82dが連続して形成されている。この吸い込み口82dは図6にも表れている。
また、第2キャリア52に固定された4つの支持ピン55のそれぞれには、潤滑用の横油路55a及び縦油路55bが形成されている。横油路55aは軸方向に沿って支持ピン55の中心部に形成されている。また、縦油路55bは支持ピン55の外周面から横油路55aに連通するように形成されている。そして、下方に配置された2つの遊星ギア51を支持する支持ピン55の横油路55aが、下オイル溜まり82の第1溜まり部82aと第2溜まり部82bに連通している。
上オイル溜まり83は、ドライブギア30とドリブンギア31との噛み合い部分の上方に位置する第3溜まり部83aと、ドリブンギア31とブレーキ用ギア66の噛み合い部分の上方に位置する第4溜まり部83bと、これらの間に位置する連結部83cと、を有している。第3溜まり部83a及び第4溜まり部83bは、それぞれギア収納空間Grからのオイル吐出口に連続して形成されている。
そして、下方の2つの遊星ギア51の場合と同様に、上方に配置された2つの遊星ギア51を支持する支持ピン55の横油路55aが、上オイル溜まり83の第3溜まり部83aと第4溜まり部83bに連通している。
[動作]
以上のように構成された終減速装置4では、モータ3から回転が入力されると、この回転はトランスファ減速機20のドライブギア30及びドリブンギア31によって減速されて出力軸29に出力される。出力軸29の回転は、第1遊星歯車減速機38の第1太陽ギア40、第1遊星ギア41、及び第1リングギア43を介して前輪1に伝達される。また、第1遊星歯車減速機38の第1キャリア42の出力が第2遊星歯車減速機39の第2太陽ギア50に伝達され、第2太陽ギア50、第2遊星ギア51、及び第2リングギア53を介して前輪1に伝達される。
以上のようにして、モータ3の回転は、トランスファ減速機20と、第1及び第2遊星歯車減速機38,39を含む遊星歯車機構21とによって決まる減速比で減速されて、前輪1に伝達される。
また、外部からブレーキ操作がなされた場合は、ブレーキ機構22のピストン76がブレーキ用ディスク74と固定プレート75とを圧接する。これにより、ブレーキ軸65の回転が制動され、ブレーキ軸65のブレーキ用ギア66と噛み合うドリブンギア31、すなわち出力軸29の回転が制動される。
以上のような動作中においては、ドライブギア30、ドリブンギア31、及びブレーキ用ギア66は常に回転している。また、各ギア30,31,66は走行方向に応じて両方向に回転する。これらの各ギア30,31,66の回転によって、ケース18内に溜まっていたオイルは、吸い込み口82dを介して下オイル溜まり82の第1溜まり部82a及び第2溜まり部82bに充填される。この第1溜まり部82a及び第2溜まり部82bには、それぞれ下方に配置された第2遊星ギア51を支持する支持ピン55の横油路55aが連通している。したがって、各溜まり部82a,82bに溜まったオイルは横油路55a及び縦油路55bを介して支持ピン55の外周に設けられたニードルベアリング56に供給される。
また、下オイル溜まり82に吸い上げられたオイルは、ギア収納空間Grに充填され、さらに吐出口を介して上オイル溜まり83に吐出される。上オイル溜まり83に吐出されたオイルは、第3溜まり部83a及び第4溜まり部83bに充填され、前述の場合と同様に、上方に配置された第2遊星ギア51を支持する支持ピン55の横油路55a及び縦油路55bを介して、第2遊星ギア51を支持するニードルベアリング56に供給される。
[特徴]
(1)ブレーキ操作時に、回生エネルギを蓄積するための負荷によるブレーキが作用するので、ブレーキ機構22を小型化することができ、そのため、ブレーキ機構22を出力軸29からオフセットして配置できる。これにより、従来装置においてブレーキ機構が配置されていたスペースに、モータ3の一部やトランスファ減速機20を構成する部品の一部又は全部を配置できる。したがって、終減速装置4全体の軸方向寸法をコンパクトにすることができる。また、モータ3を、従来装置に比較して車体外側に配置できるので、車体内側により広いスペースを確保でき、このスペースにより大型の電装品を配置することができる。
(2)遊星歯車機構21を第1及び第2遊星歯車減速機38,39で構成しているので、この遊星歯車機構21によって非常に大きな減速比で回転を減速することができる。このため、トランスファ減速機20の減速比を従来に比較して小さくすることができ、トランスファ減速機20のドリブンギア31の径を小さくすることができる。したがって、ドリブンギア31が装着されている出力軸29の周囲をコンパクトにすることができる。
(3)トランスファ減速機20及び遊星歯車機構21をホイール内部に配置することができ、終減速装置4の占有スペースがコンパクトになる。
(4)第2遊星ギア51を支持するニードルベアリング56に対して、トランスファ減速機20のギア30,31及びブレーキ用ギア66によるギアポンプ作用を利用してオイルを供給しているので、簡単な構成で確実に潤滑用のオイルを供給できる。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)前記実施形態では、駆動源として電気モータを例にとって説明したが、エンジン等の他の駆動源であっても、本発明を同様に適用することができる。
(b)前記実施形態では、遊星歯車機構を第1及び第2遊星歯車減速機で構成したが、遊星歯車機構が1つの遊星歯車減速機で構成されていてもよい。
(c)潤滑構造は前記実施形態に限定されない。他の例を図8に示す。この図8に示す例では、ギア収納空間Grの上方に形成された上オイル溜まりが図7に示した実施形態と異なっている。他の構成は図7と同様である。
図8に示す上オイル溜まり93は、前記実施形態と同様に、第2キャリア52の車両内側の側面に形成されており、固定ハウジング14に取り付けられる端面52gより凹んだ部分である。この上オイル溜まり93は、上方の2つの第2遊星ギア51のうちの一方を支持する支持ピン55の横油路55aに連通する第3溜まり部93aと、他方の支持ピン55の横油路55aに連通する第4溜まり部93bと、これらの間に位置する連結部93cと、を有している。そして、この連結部93cとギア収納空間Grとを連通する吐出口93dが、連結部93cの長手方向の中間部に形成されている。
この図8に示す実施形態では、ギア収納空間Grに充填されたオイルは、吐出口93dから連結部93cを介して各溜まり部93a,93bに供給され、さらに横油路55a及び縦油路55bを介して各ニードルベアリング56に供給される。
(d)図9にさらに別の潤滑構造の例を示す。この図9に示す実施形態は、前記図7及び図8の実施形態の潤滑構造を利用して、モータを支持するベアリングの潤滑を行うものである。
従来のファイナルドライブ装置では、モータの回転を支持するベアリングは、グリス封入タイプのベアリングが用いられている。従来装置では、モータの回転速度が比較的遅いために、このようなグリス封入タイプのベアリングを用いることで特に問題はなく、外部からの強制潤滑等は不要である。
しかし、効率の向上やモータの小型化を実現するためには、高い回転数で回転可能なモータを用いる必要がある。そして、本実施形態のように高回転型のモータを用いた場合には、モータをグリス封入タイプのベアリングで支持すると、ベアリングの潤滑が不足する場合がある。
そこでモータを支持するベアリングに対して、オイルによる強制潤滑が必要になる。このような強制潤滑を行うためには、オイルポンプ、オイルパン等が必要となり、コストの増加を招くことになり、また機器のレイアウト上の困難も伴う。
そこで図9に示す実施形態では、図7及び図8で示された各ギア30,31,66を利用したギアポンプ作用を利用して、モータ3を支持するベアリングに強制的に潤滑用のオイルを供給している。以下、具体的な構成について説明する。
まず、モータ3は、モータ軸10の両端が1対のボールベアリング95,96によって車体フレーム及びモータハウジング97に支持されている。また、ドライブギア30が形成された入力軸28には、中心部に軸方向に貫通する横油路28bが形成されている。一方、モータ軸10にも、同様に中心部に軸方向に沿って横油路10bが形成されている。横油路10bは、入力軸28側の端部は外部に連通しており、入力軸28に形成された横油路28bと連通している。また、横油路10bの逆側の端部は閉じられている。また、各ベアリング95,96の近傍には、モータ軸10の外周面から横油路10bに連通する縦油路10c,10d,10eが形成されている。そして、モータ軸10の車両内側端とモータハウジング97との間の空間と、終減速装置4のケース18の底部との間は、外部配管98によって連通されている。
このような構成では、図7又は図8に示すギアポンプ作用によってケース18の底部から汲み上げられたオイルは、まずギア収納空間Grに充填され、このギア収納空間Grに充填されたオイルは、前述の溜まり部を介して入力軸28の横油路28bに導かれる。そして、この横油路28bのオイルは、モータ軸10の横油路10bに導かれ、各縦油路10c,10dを介してボールベアリング95に供給されるとともに、別の縦油路10eを介してボールベアリング96に供給される。そして、各部を潤滑したオイルは、外部配管98を通してケース8の底部に戻される。
このような実施形態では、特別なオイルポンプを用いることなく、各ギア30,31,66によるギアポンプ作用を利用してモータ3を支持するベアリングを潤滑している。このため、安価な構成で、確実にベアリングを潤滑することができる。
(e−1)第1遊星歯車減速機38では、第1キャリア42は公転する。したがって、第1キャリア42に設けられた複数の第1遊星ギア41は、すべてケース8の底部に溜まったオイルに浸漬する。このため、第1遊星ギア41を支持しているニードルベアリング46に対してもオイルが供給されることになる。
しかし、前記各実施形態では、高回転・低トルク型のモータを用い、かつトランスファ減速機20における減速比が比較的小さいので、1段目の第1遊星歯車減速機38には、比較的高い回転数が入力されることになる。したがって、第1遊星ギア41を支持するニードルベアリング46に対して、十分に潤滑オイルを供給する必要がある。また、ニードルベアリング46は第1遊星ギア41とスラストワッシャ47とによって囲まれているので、ニードルベアリング46に対してオイルが供給されにくい。さらに、オイルを攪拌する際のロスを避けるために、オイルレベルを下げることが要望されており、ニードルベアリング46へのオイル供給のための構成について、改善が求められている。
そこで、第1遊星ギア41を支持するニードルベアリング46に十分な潤滑オイルを供給するための構成を図10に示す。
図10には、複数の第1遊星ギア41のうちの1つが、最も下方に位置している状態を示している。この図に示すように、ケース18内のオイルレベルOLは、最下位の第1遊星ギア41の回転中心軸Cよりも上方に位置している。
そして、第1遊星ギア41を支持する支持ピン45には、回転中心軸Cに一致して軸方向に沿って形成された横油路45aと、支持ピン45の外周面から横油路45aに連通する縦油路45bとが形成されている。
このような構成によれば、支持ピン45がケース18の底部に溜まったオイル中に没したときに、オイルが横油路45a及び縦油路45bを通して確実にニードルベアリング46に導かれる。このため、ニードルベアリング46の潤滑不足を防止できる。
(e−2)図11に、図10に示した実施形態の変形例を示す。この例では、支持ピン145の横油路145aが、回転中心軸Cから外周側に偏芯して形成されている。縦油路145bについては図10の例と同じ構成である。
この場合は、支持ピン145は第1キャリア42に対して固定されており、かつ横油路145aが外周側に偏芯して形成されているので、図10の例に比較して横油路145aがオイル中に没している時間が増える。このため、ニードルベアリング46に供給される油量を増やすことができる。
(e−3)図12に、図10に示した実施形態のさらなる変形例を示す。この例では、支持ピン245の横油路245aが、回転中心軸Cに対して斜めに形成されている。すなわち、横油路245aの開放端(図12の右端)が内周側に位置し、先端側が外周側に位置している。縦油路245bについては図10の例と同じ構成である。
この場合は、重力及び遠心力を利用して、ニードルベアリング46に供給される油量を増やすことができる。
1 前輪
2 ファイナルドライブ装置
3 モータ
4 終減速装置
20 トランスファ減速機
21 遊星歯車機構
22 ブレーキ機構
28 入力軸
29 出力軸
30 ドライブギア
31 ドリブンギア
38 第1遊星歯車減速機
39 第2遊星歯車減速機
65 ブレーキ軸
66 ブレーキ用ギア
67 ブレーキ本体部
74 ブレーキディスク
75 固定プレート

Claims (4)

  1. 駆動源から入力された回転を減速して駆動輪に伝達する作業用車両の終減速装置であって、
    入力軸及び出力軸と、前記入力軸と同軸に配置されたドライブギアと、前記出力軸と同軸に配置され前記ドライブギアに噛み合うドリブンギアと、を有し、前記駆動源からの回転を減速するトランスファ減速機と、
    前記出力軸と同軸に配置され、前記出力軸の回転を減速する第1遊星歯車減速機と、前記第1遊星歯車減速機の出力回転をさらに減速して前記駆動輪に伝達する第2遊星歯車減速機と、を有し、前記トランスファ減速機からの出力回転をさらに減速して前記駆動輪に伝達する遊星歯車機構と、
    前記入力軸及び出力軸からオフセットして配置されたブレーキ軸と、前記ブレーキ軸に設けられ前記ドリブンギアと噛み合うブレーキ用ギアと、を有し、前記出力軸の回転を制動するブレーキ機構と、
    を備えた作業用車両の終減速装置。
  2. 前記駆動輪は、タイヤ及び前記タイヤが装着されたホイールであり、
    前記トランスファ減速機及び前記遊星歯車機構は前記ホイールの内周部で前記ホイールの回転軸方向の幅内に配置されている、
    請求項に記載の作業用車両の終減速装置。
  3. 前記ブレーキ機構は、前記ブレーキ軸に固定された少なくとも1枚の円板状のブレーキディスクと、前記ブレーキディスクが圧接される固定部と、を有するブレーキ本体部を有する、請求項1に記載の作業用車両の終減速装置。
  4. 前記駆動源は電気モータであり、前記電気モータの出力軸は前記入力軸と同軸に配置されている、請求項1に記載の作業用車両の終減速装置。
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