JP5274588B2 - ルーフアッセンブリを備えたカブリオレ - Google Patents

Description

本発明は、カブリオレであって、開放位置と被覆位置との間を移動可能なルーフアッセンブリと、収納された非使用位置と配置された使用位置との間を移動可能な第１のウィンドデフレクタ部材とを備えており、ウィンドデフレクタ部材はカブリオレの縦側面において、内装部材に隣接して可動に支承されており、さらに内装部材の下側に配置されている区分又はリンク機構区分を有しているカブリオレに関する。

移動可能なルーフアッセンブリと移動可能なウィンドデフレクタ部材とを備えた上記カブリオレは、特許文献１において公知になっている。このようなカブリオレは、２つの部材、つまり張設湾曲部材及び幌枠を有している。これらの部材によってウィンドデフレクタの使用位置で柔軟な面形成体が防風部材として張設される。２つのウィンドデフレクタ部材は配備された使用位置の他に、収納された非使用位置にも移動可能である。このために２つのウィンドデフレクタ部材は縦側面に隣接して旋回軸線に支承されていて、旋回軸線を中心に使用位置と非使用位置との間を移動可能である。旋回軸線は内装部材に隣接して位置している。旋回軸線は特に内装部材の下側に位置しており、このような区分又はリンク機構区分が内装部材の下側に配置されている。

ドイツ連邦共和国特許公告第１０２００６０３４４４５号明細書

本発明の目的は、冒頭で述べた形式のカブリオレを最適に構成することである。

上記目的は、カブリオレであって、開放位置と被覆位置との間を移動可能なルーフアッセンブリと、収納された非使用位置及び配置された使用位置の間を移動可能な第１のウィンドデフレクタ部材とを備えており、ウィンドデフレクタ部材はカブリオレの縦側面において、内装部材に隣接して可動に支承されており、さらに内装部材の下側に配置されている区分又はリンク機構区分を有しているカブリオレにおいて、カブリオレの縦側面に、第１のウィンドデフレクタ部材に隣接して、カブリオレのトップリンク機構のための夫々１つのリンク機構通過開口が設けられており、リンク機構通過開口は、リンク式のフラップ装置の各少なくとも１つのフラップによって選択的に閉鎖可能又は開放可能であり、カブリオレはルーフアッセンブリのための制御装置と、フラップのための位置検出装置とを有しており、位置検出装置がフラップの開放位置を認識した場合にのみ、制御装置はルーフアッセンブリの移動を許可することを特徴とする。

有利な構成は従属請求項の対象である。

好ましくは、非使用位置と使用位置との間においてウィンドデフレクタ部材を移動させる駆動装置が設けられている。

好ましくは、位置検出装置がフラップの閉鎖位置を認識した場合にのみ、制御装置はウィンドデフレクタ部材の移動を許可する。

好ましくは、内装部材の下側において連結装置を介して第１のウィンドデフレクタ部材に結合されている、移動可能な第２のウィンドデフレクタ部材が設けられている。

好ましくは、ウィンドデフレクタ部材のための駆動装置は、リンク式のフラップ装置のフラップも作動させる。

好ましくは、少なくとも１つのフラップのための位置検出装置は、フラップの異なる位置を検出する２つのセンサを有している。

好ましくは、両センサは夫々、前記フラップの終端位置を検出する。

好ましくは、位置検出装置はフラップのためのガイド沿に配置されている。

好ましくは、制御装置は、ウィンドデフレクタ部材が非使用位置を占めた場合にのみルーフアッセンブリの移動を許可する。

本発明に係るカブリオレによって主として達成される利点は、リンク機構通過開口を選択的に閉鎖するか又は開放するフラップを備えたリンク式のフラップ装置をカブリオレが備えているという点にある。本発明において、一般的にトップリンク機構は内装部材の下側においていわゆるトップ支承部に固定されているので、トップリンク機構若しくはトップが閉鎖位置を占めたい場合に、リンク機構通過開口がカブリオレのトップリンク機構の通過のために働く。さらに本発明によれば、本発明に係る位置検出装置がフラップの開放位置を認識する場合にのみ、制御装置はルーフアッセンブリの移動を可能にするので、リンク機構通過開口は開放されている。したがって、ルーフアッセンブリのリンク機構がフラップと衝突することは防がれる。本発明によって、フラップを別体の駆動装置を介して運動させることが可能である。ルーフアッセンブリのリンク機構との機械的な強制連結を省くことができる。

有利には、１つの構成によれば、ウィンドデフレクタ部材を非使用位置及び使用位置の間において移動させる、ウィンドデフレクタ部材のための駆動装置が設けられている。有利には、位置検出装置がフラップの閉鎖位置を認識する場合にのみウィンドデフレクタ部材の移動は行われる。ウィンドデフレクタ部材の移動は、有利には制御装置によって開始される。

内装部材の下側において連結装置を介して第１のウィンドデフレクタ部材に結合されている、第２の移動可能なウィンドデフレクタ部材が設けられている構成が特に有利になる。したがって、駆動装置は第１又は第２のウィンドデフレクタ部材又は変位運動のための連結装置だけを駆動することが可能である。制御装置が１つ又は複数のウィンドデフレクタ部材の移動を、フラップが閉鎖位置を占めている場合にのみ可能にすることにより、本構成においても、第１又は第２のウィンドデフレクタ部材又は連結装置がフラップに衝突することが防がれる。

ウィンドデフレクタ部材のための駆動装置が、リンク式のフラップ装置の少なくとも１つのフラップをも操作する構成が特に有利になる。特に有利な構成においては、フラップの変位運動が終了してフラップが閉鎖位置を占める場合にのみ、ウィンドデフレクタ部材が移動させられる、ということを簡単に実現することができる。

リンク式のフラップ装置のフラップが運動できるようにガイドが設けられている。別の有利な構成において、位置検出装置、つまり例えばセンサが、フラップのガイドに沿って配置されている。したがって、フラップの位置を簡単に認識することができる。

さらに別の構成によれば、ルーフアッセンブリは、ウィンドデフレクタ部材が非使用位置を占める場合にのみ移動する。

開放位置にあるルーフアッセンブリと、ウィンドデフレクタ部材と、リンク式のフラップ装置とを備えたカブリオレの部分的な斜視図であって、ウィンドデフレクタ部材が非使用位置及び使用位置にあることを示しており、リンク式のフラップ装置のフラップは閉鎖位置を占めている。 非使用位置にあるウィンドデフレクタ部材と、開放位置にあるリンク式のフラップ装置のフラップを備えた、図１に示したカブリオレを示す図である。 図１に示したカブリオレを示す図であって、カブリオレのトップは閉鎖された位置を占めている。 リンク式のフラップ装置の詳細な図である。 リンク式のフラップ装置の詳細な図である。

以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。

図１は、カブリオレ１を斜視図において部分的に示している。通常の前進走行方向は、矢印ＦＲにより示されている。したがって、図１は、カブリオレ１の左側の縦側面２を斜め後方から見た図である。カブリオレ１の右側の縦側面は図示されていないが、図１に示す縦側面２に対して鏡面対称的に構成されている。したがって、左側の縦側面２について記載した部分は、右側の縦側面にも同様に設けられている。図１にはカブリオレ１の以下の部材が示されている。つまり、ボデー５のベルトライン４まで延びている、いわゆる後部側壁３が示されている。また、トップボックスカバー６が示されている。トップボックスカバー６は、図１に示した閉鎖位置ＳＴを占める場合、トップボックスカバー６の下方に位置しているトップ格納ボックス７を少なくとも部分的に覆う。さらに、移動可能なルーフアッセンブリ８が示されている。ルーフアッセンブリ８は特にソフトトップとして構成されており、トップ収納ボックス７内で、車両内室９を上方に向かって完全に開放している開放位置ＯＴを占める。さらに、車両内室９に配設され、後部側壁３の内側に配置されている内装部材１０が示されている。さらに、第１のウィンドデフレクタ部材１２及び第２のウィンドデフレクタ部材１３（使用位置ＷＳにおいて鎖線にて図示）と、２つのウィンドデフレクタ部材１２，１３によって使用位置ＷＳにおいて張設される、柔軟な面エレメント１４とを備えたウィンドデフレクタ１１と、図１の閉鎖位置Ｐ１においてリンク機構通過開口１７を閉鎖するフラップ１６を備えたリンク式のフラップ装置１５が示されている。最後にカブリオレ１はさらに駆動装置１８を有しており、駆動装置１８には制御装置１９が配設されている。駆動装置１８と制御装置１９とは、純粋に例示的にカバー２０の下側に配置されていてよいが、場合によっては車両の真ん中に配置されていてもよい。左側のリンク式のフラップ装置１５と右側のリンク式のフラップ装置（図示せず）との間にカバー２０が配置されており、トップ格納ボックス７のほぼ上流に位置する。

駆動装置１８は、ウィンドデフレクタ１１がベルトライン４とほぼ同一平面を形成する非使用位置ＲＳと、起こされて配置された使用位置ＷＳとの間においてウィンドデフレクタ１１を調節させるために働く。ウィンドデフレクタは手動により変位可能であってもよい。有利には、駆動装置１８は、リンク式のフラップ装置のフラップ１６を、図１に示した閉鎖位置Ｐ１から図２に示した開放位置Ｐ２へ移動させるためにも設けられている。駆動装置１８の制御は制御装置１９が担う。例えば、駆動装置１８は電気モータ、又は制御装置１９によって操作される別の駆動部材を有している。さらに制御装置１９は、ウィンドデフレクタ１１及びリンク式のフラップ装置１５が同時にではなく、時系列において相前後して操作されるようにしている。

図１において、前方の若しくは第１のウィンドデフレクタ部材１２は非使用位置ＲＳと使用位置ＷＳとの間を、旋回軸線２１を中心に可動である。旋回軸線２１は車両横方向ＦＱに延在している。同様のことが、後方の若しくは第２のウィンドデフレクタ部材１３にも当てはまる。第２のウィンドデフレクタ部材１３は格納された非使用位置ＲＳと配置された使用位置ＷＳとの間を、同様に車両横方向に延在している旋回軸線２２を中心に移動可能である。２つのウィンドデフレクタ部材１２，１３はＵ字形の湾曲部材として構成されており、湾曲部材の自由端部若しくは湾曲部材の自由端部の区分は、旋回軸線２１，２２において内装部材１０の下側でカブリオレに支承されている。使用位置ＷＳにおいて、２つのウィンドデフレクタ部材１２，１３のクロスフレーム部分２３若しくは２４は、側方から見て、柔軟な面エレメント１４がほぼＬ字形に張設されているように配向されている。本実施の形態においては、クロスフレーム部分２４は面エレメント１４のための変向部として設けられており、これに対して、クロスフレーム部分２３には面エレメント１４の一端部が固定されている。柔軟な面エレメント１４の他方の端部（図示せず）は、カバー２０の下側に支承されている巻成軸に固定されている。非使用位置ＲＳにおいて、図１の実線から判るように２つのウィンドデフレクタ部材１２，１３は重なり合っており、ウィンドデフレクタ部材１２，１３は、内装部材１０と、フラップ１６と、カバー２０とほぼ同一平面を形成する。柔軟な面エレメント１４は非使用位置ＲＳにおいては巻成軸に巻き上げられている。

上述のように、フラップ１６は図１において閉鎖位置Ｐ１で示されている。閉鎖位置Ｐ１においてフラップ１６はルーフアッセンブリ８のトップリンク機構のための通路開口１７を閉鎖している。トップリンク機構のうち側方のルーフフレーム２５が部分的に示されている。フラップ１６は図１において、カバー２０及び内装部材１０と、表面に関して面一を形成している。図２にはフラップ１６の開放位置Ｐ２が示されている。開放位置Ｐ２においてフラップ１６は通路開口１７をほぼ完全に開放しているので、格納可能なルーフアッセンブリ８は、車両内室９を覆う図３に示されている被覆位置ＡＴへ移動可能である。ルーフフレーム２５を備えたトップリンク機構は通路開口１７を通過する。ルーフフレーム２５若しくはトップリンク機構は、内装部材１０の下側に配置されているトップ支承部（図示せず）に旋回可能に枢着されていてよい。

図２には、フラップ１６が開放位置Ｐ２にあることより、第１又は第２のウィンドデフレクタ部材１２，１３の内装部材１０の下側に位置する区分若しくはリンク機構区分２６が示されている。有利には、旋回軸線２１，２２において支承されている２つの脚部の自由端部は、図２において見られる連結装置２６′を介して互いに結合されており、駆動装置１８は第１又は第２のウィンドデフレクタ部材１２又は１３、又は連結装置２６′を、ウィンドデフレクタ１１を非使用位置ＲＳと使用位置ＷＳとの間において移動させたい場合にのみ駆動することができる。しかしこのことは、フラップ１６が図１に示した閉鎖位置Ｐ１を占めている場合にのみ可能である。こうした場合にのみ、ウィンドデフレクタ１１は非使用位置ＲＳと使用位置ＷＳとの間を移動することができる。

閉鎖位置Ｐ１を制御装置１９が認識できるように、フラップ１６若しくはリンク式のフラップ装置１５に対して、図４，５に詳細に示される位置検出装置２７が配設されている。図４には、リンク式のフラップ装置１５が詳細に示されている。フラップ１６は閉鎖位置Ｐ１と開放位置Ｐ２との間の中間位置を占めている。フラップ１６は旋回軸２９を介して長手方向摺動可能なキャリッジ３０に連結されている支持体２８に固定されている。キャリッジ３０は車両鉛直方向ＦＨでガイド３１に沿ってガイド３１において摺動可能である。さらに、制御機構３２が設けられている。制御機構３２はキャリッジ３０と支持体プレート２８との間に配置されていて、キャリッジがガイド３１に沿って車両鉛直方向ＦＨに運動する場合に、フラップ１６が旋回軸線２９を中心とした旋回運動を行うことができるようにする。このために、制御機構３２はガイド軌道３３において案内されている。

図５には、ガイド３１に沿って摺動可能に案内されているキャリッジ３０の部分だけが示されている。駆動装置のケーブル３５の一端部３４がキャリッジの一部材３６に固定されている。この部材３６に、例えばタブの形式の制御部材３７が配置されている。制御部材３７は位置検出装置２７の少なくとも１つのセンサ３８若しくは３９に作用する。センサ３８，３９はガイド３１沿いに配置されていて、フラップ１６が閉鎖位置Ｐ１又は開放位置Ｐ２を占めているかどうかを識別する。下側のセンサ３８は、開放位置Ｐ２に配設されている。

開放位置Ｐ２において、制御部材３７はセンサ３８と重なり合っている。フラップ１６の閉鎖位置Ｐ１において、制御部材３７は上側のセンサ３９と重なり合っている。位置検出装置２７のセンサ３８，３９は制御装置１９に接続されているので、制御装置１９は、フラップ１６が閉鎖位置Ｐ１又は開放位置Ｐ２を占めているかどうかを識別する。駆動装置１８に接続されている駆動装置のケーブル３５によって、フラップ１６は閉鎖位置Ｐ１と開放位置Ｐ２との間を移動することができる。

つまり、図示の実施の形態において、ウィンドデフレクタ１１は、制御部材３７が位置検出装置２７の上側のセンサ３９に相対している閉鎖位置をフラップ１６が占めている場合にのみ、非使用位置ＲＳと使用位置ＷＳとの間を運動することができる。これにより、制御装置１９は、フラップ１６が閉鎖位置Ｐ１を占めていることを識別する。次いで、駆動装置１８を介してウィンドデフレクタ１１を、要望に応じて、非使用位置ＲＳ又は使用位置ＷＳに移動させることができる。これ対して、制御部材３７が下側のセンサ３８に位置して、制御装置１９が開放したフラップ１６、つまりフラップ１６の位置Ｐ２を識別すると、制御装置１９はウィンドデフレクタ１１のための駆動装置１８を停止する。

上述のように、カブリオレ１の各縦側面には上記リンク式のフラップ装置１５が設けられている。つまり、有利には各リンク式のフラップ装置１５は、既述の位置検出装置２７を有している。したがって、２つのリンク式のフラップ装置１５において、各フラップ１６の終端位置を検出することができる。一方の終端位置は位置Ｐ２の開放位置であり、他方の終端位置は位置Ｐ１の閉鎖位置である。

移動可能なルーフアッセンブリ８はトップ駆動装置（図示せず）を有している。トップ駆動装置は、ルーフアッセンブリ８のトップリンク機構を駆動するために働き、ルーフアッセンブリ８は、格納庫７における開放位置ＯＴと、車両内室９を覆う被覆位置ＡＴとの間において移動することができる。しかし制御装置１９は、位置検出装置２７が１つのフラップ若しくは複数のフラップ１６の開放位置Ｐ２を測定する場合にのみ、ルーフアッセンブリ８の開放位置ＯＴと被覆位置ＡＴとの間の運動を可能にする。その理由は、この場合にのみトップリンク機構、つまり例えばルーフフレーム２５がリンク機構通過開口１７内へ運動することができるからである。つまり、制御装置１９はルーフアッセンブリ８のトップ駆動も制御する。さらに、開放位置ＯＴと被覆位置ＡＴとの間のルーフアッセンブリ８の移動は、有利には、ウィンドデフレクタ１１が畳まれた非使用位置ＲＳを占める場合にのみ行うことができる。この制御も制御装置１９が担う。したがって、ルーフアッセンブリ８の運動は、つまりフラップ１６が開放位置Ｐ２を占める場合、及びウィンドデフレクタ１１が非使用位置ＲＳを占める場合にのみ許容される。ウィンドデフレクタ１１の各位置を検出できるように、位置検出装置２７又は他の検出装置に、少なくとも１つの他のセンサ（図示せず）が配設されていてよい。他のセンサはカブリオレ１に配置されていて、少なくともウィンドデフレクタ１１の非使用位置ＲＳを識別する。特に、このようなセンサは内装部材１０の下側に配置されており、例えば内装部材１０の下側に位置するウィンドデフレクタ部材１２及び／又は１３及び／又は連結装置２６′の区分の、非使用位置ＲＳに対して配設されている位置を識別することができる。また、２つのセンサが付加的に設けられていてもよい。一方のセンサは配備された使用位置ＷＳを検出し、他方のセンサはウィンドデフレクタ１１の非使用位置ＲＳを検出する。

１ カブリオレ、 ２ 縦側面、 ３ 後部側壁、 ４ ベルトライン、 ５ ボデー、 ６ トップボックスカバー、 ７ トップ格納ボックス、 ８ ルーフアッセンブリ、 ９ 車両内室、 １０ 内装部材、 １１ ウィンドデフレクタ、 １２ 第１のウィンドデフレクタ部材、 １３ 第２のウィンドデフレクタ部材、 １４ 面エレメント、 １５ リンク式のフラップ装置、 １６ フラップ、 １７ リンク機構通過開口、 １８ 駆動装置、 １９ 制御装置、 ２０ カバー、 ２１，２２ 旋回軸線、 ２３，２４ クロスフレーム部分、 ２５ ルーフフレーム、 ２６ リンク機構区分、 ２６′ 連結装置、 ２７ 位置検出装置、 ２８ 支持体、 ２９ 旋回軸、 ３０ キャリッジ、 ３１ ガイド、 ３２ 制御機構、 ３３ ガイド軌道、 ３４ 端部、 ３５ 駆動装置のケーブル、 ３６ キャリッジの部材、 ３７ 制御部材、 ３８，３９ センサ、 ＡＴ 被覆位置、 ＦＱ 車両横方向、 ＯＴ 開放位置、 Ｐ１ 閉鎖位置、 Ｐ２ 開放位置、 ＲＳ 非使用位置、 ＷＳ 使用位置

Claims (9)

1. カブリオレであって、開放位置（ＯＴ）と被覆位置（ＡＴ）との間を移動可能なルーフアッセンブリ（８）と、収納された非使用位置（ＲＳ）及び配置された使用位置（ＷＳ）の間を移動可能な第１のウィンドデフレクタ部材（１２）とを備えており、該ウィンドデフレクタ部材（１２）はカブリオレ（１）の縦側面（２）において、内装部材（１０）に隣接して可動に支承されており、さらに内装部材（１０）の下側に配置されている区分又はリンク機構区分を有しているカブリオレにおいて、
   カブリオレ（１）の縦側面（２）に、第１のウィンドデフレクタ部材（１２）に隣接して、前記カブリオレのトップリンク機構のための夫々１つのリンク機構通過開口（１７）が設けられており、該リンク機構通過開口（１７）は、リンク式のフラップ装置（１５）の各少なくとも１つのフラップ（１６）によって選択的に閉鎖可能又は開放可能であり、カブリオレ（１）はルーフアッセンブリ（８）のための制御装置（１９）と、フラップ（１６）のための位置検出装置（２７）とを有しており、位置検出装置（２７）がフラップ（１６）の開放位置（Ｐ２）を認識した場合にのみ、制御装置（１９）はルーフアッセンブリ（８）の移動を許可することを特徴とする、カブリオレ。
2. 非使用位置（ＲＳ）と使用位置（ＷＳ）との間においてウィンドデフレクタ部材（１２）を移動させる駆動装置（１８）が設けられていることを特徴とする、請求項１記載のカブリオレ。
   
   
3. 位置検出装置（２７）がフラップ（１６）の閉鎖位置（Ｐ１）を認識した場合にのみ、制御装置（１９）はウィンドデフレクタ部材（１２）の移動を許可することを特徴とする、請求項２記載のカブリオレ。
4. 内装部材（１０）の下側において連結装置（２６′）を介して第１のウィンドデフレクタ部材（１２）に結合されている、移動可能な第２のウィンドデフレクタ部材（１３）が設けられていることを特徴とする、請求項１記載のカブリオレ。
5. ウィンドデフレクタ部材（１２）のための駆動装置（１８）は、リンク式のフラップ装置（１５）のフラップ（１６）も作動させることを特徴とする、請求項１記載のカブリオレ。
6. 少なくとも１つのフラップ（１６）のための位置検出装置（２７）は、フラップ（１６）の異なる位置（Ｐ１，Ｐ２）を検出する２つのセンサ（３８，３９）を有していることを特徴とする、請求項１記載のカブリオレ。
7. 両センサ（３８，３９）は前記フラップの夫々の終端位置を検出することを特徴とする、請求項６記載のカブリオレ。
8. 位置検出装置（２７）はフラップ（１６）のためのガイド（３１）沿いに配置されていることを特徴とする、請求項１から７までのいずれか一項記載のカブリオレ。
9. 制御装置（１９）は、ウィンドデフレクタ部材（１２）が非使用位置（ＲＳ）を占めた場合にのみルーフアッセンブリ（８）の移動を許可することを特徴とする、請求項１記載のカブリオレ。

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