JP5274058B2 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムカメラやデジタルカメラ等に適用可能なレンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
従来から銀塩フィルムを用いて撮影を行うフィルムカメラは広く普及しているが、近年、フィルムを使用せずに撮影した画像をメモリに記録することができるデジタルカメラが急速に普及している。デジタルカメラには、複数の光学レンズを光軸方向に移動させ撮影倍率を変更するズーム機構を備えた撮影レンズ鏡筒を装備した機種がある。
上記のズーム機構を備えたレンズ鏡筒(ズームレンズ鏡筒)に関しては各種技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のレンズ鏡筒では、複数の光学レンズを各々保持する複数のレンズ保持部をカムリングを介して光軸方向に移動させると共に、回転規制手段によりレンズ保持部の回転方向への移動を規制している。この構成により、光学レンズを指定の位置に移動させることができる。
他方、近年ではデジタルカメラの高倍率化が急速に進展しており、それに伴ってレンズ群の増加やレンズ鏡筒の繰り出し全長が長くなる結果、デジタルカメラが大型化する傾向にある。そのため、デジタルカメラの薄型化に対する要求も強くあり、カメラ本体へのレンズ鏡筒の収納時の大きさを極力薄くすることが求められている。
デジタルカメラの薄型化のためにはレンズ鏡筒を構成する各鏡筒部材の光軸方向の寸法を短くし、多段構成により各鏡筒部材をつなげていくことが考えられる。しかし、複数のカムを交差することなく各鏡筒部材を配置するには多くの制約があり困難である。
上記のような課題を解決するための各種の方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2のズームレンズ鏡筒は、光軸方向に移動する第1、第2、第3のレンズ群と、固定筒と、固定筒に対して光軸方向に進退する中間筒ユニットとを備える。更に、中間筒ユニットに対して光軸方向に進退し第1のレンズ群を保持する前進筒と、中間筒ユニットに対して光軸方向に進退し第2のレンズ群を保持する移動筒とを備える。
中間筒ユニットは、光軸中心に回転し外面と内面にそれぞれ第1及び第2のカムが形成された回転筒と、光軸方向に直進し回転筒の外側に配置された第1の直進筒と、光軸方向に直進し回転筒の内側に配置された第2の直進筒とから構成される。中間筒ユニットは、回転筒が回転するとき軸方向に移動する。
前進筒は、回転筒の第1のカムに係合する第1のカムフォロアを有すると共に、第1の直進筒により回転が規制されて軸方向に案内される。移動筒は、回転筒の第2のカムに係合する第2のカムフォロアを有すると共に、第2の直進筒により回転が規制されて軸方向に案内される。また、第3のレンズ群がカム筒に対して後方へ飛び出した構造となっている。
特開2001−324663号公報 特登録3842087号
上記の特許文献2に開示されているレンズ鏡筒は、第3のレンズ群がカム筒に対して後方へ飛び出した構造となっている。そのため、例えばレンズ鏡筒に対して落下等の衝撃により強いショックが加わった場合、各部品のたわみが生じたりすることで第3のレンズ群がカム筒のカム溝から外れてしまうおそれがある。
従って、レンズ群の脱落を防止するために、カム溝とそれに係合するカムフォロアとの噛み合いの深さを深くする必要がある。この場合、カム筒の肉厚をその分厚くする必要が出てくる。しかしながら、近年はカメラの小型化が進展しており、市場の要求も小型カメラに集中している。そのため、カメラを大型化することなく、落下等の衝撃に対して強いレンズ鏡筒の実現が要望されている。
本発明の目的は、落下等の衝撃に対して損傷や破壊を防止することを可能としたレンズ鏡筒及び撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、第1フォロアピンを外周部に有し、第1レンズを装備すると共に光軸方向に移動可能な第1レンズユニットと、前記第1フォロアピンに係合して前記第1フォロアピンを追従させる第1カム溝を内周部に有し、前記第1フォロアピンと前記第1カム溝を介して前記第1レンズユニットが係合される第1円筒部材と、前記第1円筒部材の内周側に配置され、前記第1レンズユニットが光軸方向に移動する際の回転を規制する直進規制部材と、前記第1円筒部材の外周側に配置され、回転に伴い前記第1円筒部材を光軸方向に移動させるための第2円筒部材と、前記第2円筒部材に結合され前記第2円筒部材と共に光軸方向に移動可能であり、前記第2円筒部材との結合部から光軸直交方向に伸びた円環状の固定部材と、を備えたレンズ鏡筒であって、前記第1レンズユニットが前記第1円筒部材から突出した撮影状態において、外部から前記レンズ鏡筒に衝撃が加わらない場合、前記第1レンズユニットの撮像素子側に配置され前記撮像素子側に突出したレンズ被保持部が前記円環状の固定部材の内径側に配置されたレンズ保持部から離間し、外部から前記レンズ鏡筒に衝撃が加わった場合、前記レンズ被保持部が前記レンズ保持部に保持されることを特徴とする。
本発明によれば、第1レンズユニットが第1円筒部材から突出した撮影状態において、外部からレンズ鏡筒に衝撃が加わらない場合、第1レンズユニットの撮像素子側に配置され撮像素子側に突出したレンズ被保持部が前記円環状の固定部材の内径側に配置されたレンズ保持部から離間し、外部から前記レンズ鏡筒に衝撃が加わった場合、前記レンズ被保持部が前記レンズ保持部に保持される。これにより、レンズ鏡筒に外部から衝撃が加わった場合などに、レンズユニットのフォロアピン(以下、「フォロア」という。)が円筒部材のカム溝から脱落することを防止できるため、レンズ鏡筒の損傷や破壊を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る撮影装置の電源をOFFにした状態を示す斜視図である。図7は、撮影装置の電源をONにした状態を示す斜視図である。図8は、撮影装置の上面図である。図9は、撮影装置の背面図である。図10は、撮影装置の底面図である。
図6〜図10において、本実施の形態の撮像装置は、撮影倍率を変更できるズーム機構を有するデジタルカメラとして構成されている。撮像装置の筐体12の正面側には、被写体の構図を決めるファインダ17、測光と測距を行う場合の光源の補助を行う補助光源16、ストロボ18、撮影レンズ鏡筒(以下、レンズ鏡筒)を構成するレンズユニット1が配置されている。筐体12の上面側には、レリーズボタン13、ズーム切換スイッチ14、電源切換ボタン15が配置されている。筐体12の底面側には、三脚取付部27、メモリカードドライブ42(図11参照)及びバッテリ挿入部(不図示)を覆うカードバッテリカバー28が配置されている。
筐体12の背面側には、ファインダ接眼部19、LCDから構成されるディスプレイ20、操作ボタン21、22、23、24、25、26が配置されている。操作ボタン21〜26は、様々な機能の切換えを行うためのものであり、撮像装置の動作モード(撮影モード、再生モード、動画撮影モード等)を選択する際に操作する。ディスプレイ20には、メモリ40(図11参照)に保存された画像データやメモリカードから読み込んだ画像データに対応する画像が表示される。また、ディスプレイ20には、動作モードを選択した際に複数の撮影データに対応する画像を縮小して表示することもできる。
図11は、撮影装置の要部の構成を示すブロック図である。
図11において、撮像装置は、図6〜図10に示した撮影レンズ鏡筒、操作ボタン21〜26、ディスプレイ20等の他に、フォーカス機構30、シャッタ33、絞り34、撮像素子37、CPU46、ROM45、RAM47等を備えている。更に、撮像装置は、測光部と測距部(不図示)を備えている。撮像装置の制御系は、CPU46、ROM45、RAM47から構成され、バス44を介してレリーズボタン13、操作ボタン21〜26、ディスプレイ20、メモリ40、メモリカードドライブ42、駆動回路43等が接続されている。
駆動回路43は、ズームモータ駆動部29、フォーカスモータ駆動部31、シャッタ駆動部32、絞り駆動部35、撮像素子37、ストロボ18が接続されており、制御系から出力される信号に基づきこれら各部を制御する。撮像素子37は、CCD型或いはCMOS型など任意である。ROM45には、図11の各構成要素を制御するための複数の制御プログラムが記憶されている。RAM47には、各制御プログラムの実行に必要なデータが記憶されている。CPU46は、制御プログラムに基づき図12のフローチャートに示す処理を実行する。
使用者が撮像装置の電源切換ボタン15を操作することで電源をOFFからONにすると、CPU46は、ROM45から必要な制御プログラムを読み出して初期動作を開始する。即ち、レンズ鏡筒を所定の撮影可能領域に移動させ、撮影機能を立ち上げることで撮影スタンバイ状態とする。
使用者が撮影を行うためにレリーズボタン13を押すと、CPU46は、撮像素子37により被写体の明るさを検知し、測光部により測定した測光値に基づき、絞り値、シャッタスピード、ストロボ18を発光するかどうかを判断する。また、使用者がストロボ18を強制的に発光させるか発光させないかを、予め操作ボタン21の操作により選択することもできる。次に、CPU46は、測距部により測距を行い、撮像装置と被写体との間の距離を測定してフォーカスモータ駆動部31を駆動することにより、所定のフォーカス位置へフォーカス機構30を移動させる。
次に、CPU46は、シャッタ33の開閉を行い、撮影に伴い入射した光を撮像素子37に取り込む。撮像素子37には、露光制御値に基づいて入射した光の光量に応じた電荷が蓄積され、その電荷が画像信号としてアナログ信号処理部36へ出力される。アナログ信号処理部36は、画像信号にアナログ処理を施し、A/D変換部38に出力する。A/D変換部38は、アナログデータをデジタルデータに変換しデジタル信号処理部39に出力する。デジタル信号処理部39は、デジタルデータの処理を行う。最終的にデジタルデータはメモリ40に画像データとして記憶される。
使用者が操作ボタン22を操作すると、CPU46は、メモリ40に記憶されている画像データに圧縮伸張部41によりJPEG方式やTIFF方式等の圧縮加工等を施し、メモリカードドライブ42によりメモリカードに記憶する。尚、撮像装置がメモリ40を装備しない場合は、デジタル信号処理部39で処理された画像データに圧縮加工等を施し、メモリカードに記憶する。
また、メモリ40に記憶された画像データやメモリカードドライブ42によりメモリカードに記憶されている画像データを圧縮伸張部41により伸張処理し、バス44を介してディスプレイ20に画像を表示させることができる。使用者はディスプレイ20に表示された画像が不必要であると判断した場合、操作ボタン23の操作により画像を消去することができる。
また、使用者がズーム切換スイッチ14を操作すると、CPU46は、駆動回路43を介してズームモータ駆動部29によりズームモータ(鏡筒駆動モータ)を駆動しレンズ鏡筒をレンズの光軸方向に移動させる。また、ズーム切換スイッチ14の操作により、ディスプレイ20に表示されている画像の拡大及び縮小(デジタルズーム)を行うことができる。
次に、撮像装置に装備されたレンズ鏡筒の詳細構成について説明する。
図1は、レンズ鏡筒の広角側撮影状態を示す断面図である。図2は、レンズ鏡筒の非使用状態(収納状態)を示す断面図である。図3は、レンズ鏡筒の遠側撮影状態を示す断面図である。図4は、レンズ鏡筒の構成を示す分解斜視図である。図5は、レンズ鏡筒を構成するレンズユニットと固定部材の構成を示す斜視図である。
図1〜図5において、レンズ鏡筒は、光軸方向に伸縮可能であり、レンズユニット1、レンズユニット2、レンズユニット3、円筒部材4、第3円筒部材5、第2円筒部材6、直進規制部材7、固定部材8、駆動環9、固定環10等を備えている。
レンズユニット1〜3は、それぞれ光学レンズを有する筒状の部材であり、光軸方向に移動可能に構成されている。レンズユニット1(第2レンズユニット)は、周方向に60度間隔で形成された6個のピン形状のフォロア1aを備えており、円筒部材4の外周側に配置されている。レンズユニット2は、周方向に120度間隔で一体に形成された3個のピン形状のフォロア2aを備えている。レンズユニット3(レンズユニット)は、レンズ被保持部3aとフォロア3bを備えており、円筒部材4の内周側に配置されている。
円筒部材4は、カム溝4a、カム溝4b、カム溝4cを備えている。円筒部材4の外周部には、レンズユニット1のフォロア1aに係合してフォロア1aを追従させるカム溝4cが形成されている。円筒部材4の内周部には、レンズユニット2のフォロア2aに係合してフォロア2aを追従させるカム溝4aと、レンズユニット3のフォロア3bに係合してフォロア3bを追従させるカム溝4bが形成されている。カム溝4a、カム溝4b、カム溝4cは、それぞれ円周上に3箇所ずつ配置されている。即ち、レンズユニット1〜3は、各フォロア及びカム溝を介して円筒部材4に係合する。
円筒部材4の内周側には、直進規制部材7が配置されている。円筒部材4は、直進規制部材7の外周面に沿って回転される。直進規制部材7により、レンズユニット1、レンズユニット2、レンズユニット3が直進方向の回転(光軸方向に移動する際の回転)を規制されている。
円筒部材4及びレンズユニット1の外周側には、第3円筒部材5が配置されている。更に、第3円筒部材5の外周側には、第2円筒部材6が配置されている。第2円筒部材6は、円筒部材4の外周側に配置されており、回転に伴い円筒部材4を光軸方向に移動させるための部材である。円筒部材4と第3円筒部材5とは、バヨネット状に結合されており、第2円筒部材6の回転に伴い光軸方向において前後に移動する。
第2円筒部材6の外周側には、固定環10が配置されている。更に、固定環10の外周側には、駆動環9が配置されている。更に、駆動環9の外周側には、カバー環11が配置されている。ズームモータ駆動部29の駆動により駆動環9が回転し、駆動環9の回転により第2円筒部材6が回転力を受け、固定環10内のカム溝(不図示)に追従して光軸方向において前後に移動する。
第2円筒部材6の光軸方向の後部には、第2円筒部材6と一体で光軸方向に移動する固定部材8がバヨネット状に結合されている。固定部材8は、レンズユニット3のレンズ被保持部3aを保持するレンズ保持部8aを備えている。固定部材8は、レンズ鏡筒の広角側撮影状態(図1)、即ち、レンズユニット3が円筒部材4に対し光軸方向で所定の位置関係まで移動した状態(後方へ飛び出した状態)において、レンズユニット3を保持可能である。
固定部材8は、レンズ鏡筒の広角側撮影状態において、レンズユニット3の外周部のフォロア3bが円筒部材4の内周部のカム溝4bから脱落しないようにレンズユニット3を保持する。また、固定部材8は、固定環10により回転が規制されている。また、固定部材8は、直進規制部材7と第3円筒部材5の直進方向の回転(光軸方向に移動する際の回転)を規制する。
レンズ鏡筒の広角側撮影状態(図1)は、レンズユニット2は円筒部材4に対して光軸方向の前方へ移動し、レンズユニット3は円筒部材4に対して光軸方向の後方へ移動した状態である。ここで、レンズユニット3は円筒部材4に対して光軸方向の後方(図1の右方向)へほぼ飛び出した状態になっている。
レンズ鏡筒に外部から衝撃が加わった場合は、モーメントの作用によりレンズユニット3のフォロア3bが円筒部材4のカム溝4b(図4)から脱落しようとする力が働く。この場合は、レンズユニット3の後部に配置されているレンズ被保持部3a(フォロアの近傍)を固定部材8のレンズ保持部8aにより保持することで、レンズユニット3が円筒部材4から脱落することを防止するようになっている。
レンズユニット3の光軸方向の後部には、図5に示すように3つのレンズ被保持部3aが周方向に120度間隔で均等に配置されている。更に、レンズユニット3に配置されたレンズ被保持部3aの光軸方向の後方には、図1に示すように固定部材8に一体に設けられたレンズ保持部8aが周方向に120度間隔で均等に配置されている。
図1のレンズ鏡筒の広角側撮影状態は最も広角の場合を示しているが、レンズユニット3が円筒部材4に対して右方向に飛び出している状態であり、重心が右方向に偏っている。そのため、レンズ鏡筒に外部から衝撃が加わると、レンズユニット3のフォロア3bが円筒部材4のカム溝4bから脱落しようとする力が働く。そこで、レンズユニット3のフォロア3bが円筒部材4のカム溝4bから脱落しきらない位置で、レンズユニット3のレンズ被保持部3aを固定部材8のレンズ保持部8aにより保持する。これにより、レンズ鏡筒に外部から衝撃が加わった場合などにレンズ鏡筒の損傷や破壊を防止することができる。
また、レンズユニット3のフォロア3bが強度的に弱い場合は、フォロア3bが弾性破壊する前に(弾性領域の範囲(弾性破壊を起こさない範囲)において)、レンズユニット3のレンズ被保持部3aを固定部材8のレンズ保持部8aにより保持する。これにより、レンズ鏡筒に外部から衝撃が加わった場合などにレンズ鏡筒の損傷や破壊を防止することができる。
レンズ鏡筒が図2の非使用状態や図3の遠側撮影状態にある時は、図1の広角側撮影状態のようにレンズユニット3が円筒部材4に対して光軸方向へ飛び出し重心が偏った状態ではない。従って、外部からの衝撃が加わったとしても大きなモーメントが発生しないため、レンズユニット3が円筒部材4から脱落することはない。
そこで、レンズユニット3が円筒部材4に対し右方向に飛び出している状態、つまり図1の広角側撮影状態(レンズ鏡筒の画角が最も広い位置)で、レンズユニット3と固定部材8が近づくように配置する。これにより、レンズ鏡筒が図1〜図3のいずれの状態でもレンズユニット3が円筒部材4から脱落することはなくなる。
次に、撮像装置の電源投入後の処理について図12に基づき説明する。
図12は、撮影装置の電源投入後の撮影時のシーケンスを示すフローチャートである。
図12において、使用者が撮像装置の電源切換ボタン15を操作し電源をONにすると(ステップS1)、CPU46は、ズームモータ駆動部29によりズームモータ(鏡筒駆動モータ)をCW(時計回り)方向に回転させる(ステップS2)。その後、CPU46は、鏡筒駆動モータの所定の動作を行い、レンズ鏡筒が撮影位置に移動したことが確認できたら停止させる(ステップS3)。このとき、レンズ鏡筒は図6の状態から図7の状態に変化する。
次に、使用者がレリーズボタン13をONに操作すると(ステップS4)、CPU46は、測光部により測光を開始し、撮影対象の被写体の輝度情報を得る(ステップS5)。CPU46は、得られた輝度情報が既定の輝度よりも高い高輝度か否かを判断する(ステップS6)。輝度情報が既定の輝度よりも高い高輝度の場合、CPU46は、絞り駆動部35により絞り34を光軸内に挿入させ、入射光量を変化させる(ステップS7)。輝度情報が既定の輝度よりも低い低輝度の場合、絞り34は挿入動作は行わずに光軸より退避した状態にしておく。
次に、CPU46は、フォーカス駆動部31によりフォーカス機構30を作動させて被写体のピントが合う位置へ移動させ(ステップS8)、その位置で被写体の画像の取り込みを開始する(ステップS9)。次に、CPU46は、シャッタ駆動部32によりシャッタ33を作動させて開状態から閉状態に設定し(ステップS10)、入射光量を遮り、画像の取り込みを終了する(ステップS11)。
その後、CPU46は、絞り駆動部35により絞り34を光軸から退避させ(ステップS12)、フォーカス駆動部31によりフォーカス機構30を初期位置に移動させ(ステップS13)、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の作用及び効果を奏する。レンズ鏡筒の広角側撮影状態において、即ち、レンズユニット3のフォロア3bが円筒部材4のカム溝4bから脱落しきらない範囲において、固定部材8のレンズ保持部8aによりレンズユニット3のレンズ被保持部3aを保持可能である。
これにより、レンズ鏡筒に外部から衝撃が加わった場合などに、レンズユニット3のフォロア3bが円筒部材4のカム溝4bから脱落することを防止できるため、レンズ鏡筒の損傷や破壊を防止することができる。
また、固定部材8は直進規制部材7と第3円筒部材5の直進方向の回転を規制する機能も兼ねているため、専用の部品を使用せずにレンズ鏡筒の損傷や破壊を防止することができる。
〔他の実施の形態〕
上記実施の形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例に挙げたが、デジタルカメラへの適用に限定されるものではない。本発明は、レンズ鏡筒が装着されるデジタルカメラ、フィルムカメラの何れにも適用可能である。
本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒の広角側撮影状態を示す断面図である。 レンズ鏡筒の非使用状態を示す断面図である。 レンズ鏡筒の遠側撮影状態を示す断面図である。 レンズ鏡筒の構成を示す分解斜視図である。 レンズ鏡筒を構成するレンズユニットと固定部材の構成を示す斜視図である。 撮影装置の電源をOFFにした状態を示す斜視図である。 撮影装置の電源をONにした状態を示す斜視図である。 撮影装置の上面図である。 撮影装置の背面図である。 撮影装置の底面図である。 撮影装置の要部の構成を示すブロック図である。 撮影装置の電源投入後の撮影時のシーケンスを示すフローチャートである。
符号の説明
1、2、3 レンズユニット
3a レンズ被保持部
3b フォロア
4 円筒部材
4b カム溝
5 第3円筒部材
6 第2円筒部材
7 直進規制部材
8 固定部材
8a レンズ保持部

Claims (4)

  1. 第1フォロアピンを外周部に有し、第1レンズを装備すると共に光軸方向に移動可能な第1レンズユニットと、
    前記第1フォロアピンに係合して前記第1フォロアピンを追従させる第1カム溝を内周部に有し、前記第1フォロアピンと前記第1カム溝を介して前記第1レンズユニットが係合される第1円筒部材と、
    前記第1円筒部材の内周側に配置され、前記第1レンズユニットが光軸方向に移動する際の回転を規制する直進規制部材と、
    前記第1円筒部材の外周側に配置され、回転に伴い前記第1円筒部材を光軸方向に移動させるための第2円筒部材と、
    前記第2円筒部材に結合され前記第2円筒部材と共に光軸方向に移動可能であり、前記第2円筒部材との結合部から光軸直交方向に伸びた円環状の固定部材と、を備えたレンズ鏡筒であって、
    前記第1レンズユニットが前記第1円筒部材から突出した撮影状態において、外部から前記レンズ鏡筒に衝撃が加わらない場合、前記第1レンズユニットの撮像素子側に配置され前記撮像素子側に突出したレンズ被保持部が前記円環状の固定部材の内径側に配置されたレンズ保持部から離間し、外部から前記レンズ鏡筒に衝撃が加わった場合、前記レンズ被保持部が前記レンズ保持部に保持されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第1円筒部材の外周側に配置され、前記第1円筒部材の外周部に配置された第2カム溝に係合する第2フォロアピンを内周部に有し、第2レンズを装備すると共に光軸方向に移動可能な第2レンズユニットと、
    前記第2レンズユニットの外周側で且つ前記第2円筒部材の内周側に配置され、前記第1円筒部材に結合されると共に前記第2円筒部材の回転に伴い光軸方向に移動する第3円筒部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記直進規制部材と前記第3円筒部材が光軸方向に移動する際の回転を規制することを特徴する請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記レンズ被保持部が前記レンズ鏡筒の周方向に120度間隔で配置されると共に、前記レンズ保持部が前記レンズ鏡筒の周方向に120度間隔で配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
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