JP5273938B2 - 屋上における植栽装置の固定構造 - Google Patents

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この発明は、屋上における植栽装置の固定構造に関し、特に植物が植立される土壌層とこれに関しての保水・給排水手段を有する植栽装置の屋上における固定構造に関するものである。
近年、建造物の屋上やその他の空間に大規模に植物を植栽し、都市部における無機的な空間の緑化を図る試みが盛んになされるようになっている。
このような時、多くの場合は、建造物等のスラブ面の防水層上に押えのコンクリート層を形成し、この上に、植栽層として、砂、砂利等からなる砂利層と、客土層を順次積層して植物を植栽するようにしている。
しかしながら、植物にとって十分な保水性、排水性を得るためには、防水層にかなりの土砂を導入する必要があり、しかもコンクリート層は相当の重量を有するため、これらの重量が建造物に悪影響を及ぼすという問題がある。
そこで、本出願人は、先に保水性、排水性に優れた軽量の植栽装置を開示している(例えば特許2531542号公報参照)。
この植栽装置は、建造物の屋上等に形成されているスラブ面に防水層を固定するとともに、この防水層の上面に、不織布等を有する保水材と、凹部及び凸部2を有するドレイン板等とからなる保水給排水手段を設け、さらにこの保水給排水手段の上方に砂利層および客土層からなる植栽層を積層したものとなっており、前記保水給排水手段等によって適正な保水性、排水性を得られるものとなっている。
このため、排水を考慮して設けられていたコンクリート層が不要となり、保水性の向上によって植栽層も草木の根毛の長さなどを考慮した必要最小限の厚さ、例えば50mm程度に設定することが可能となっている。
また、屋上には常に一定の風が存在しており、植栽装置をしっかりと固定する風対策が欠かせないが、上記例では、装置の底面を防水層に固着するとともに、一端を防水層に固定した係合具の他端を装置上面まで貫通させて装置に張設した防風ネットを固定させるようにしている。
ところで、植栽装置の施工に当たっては、防水層上で種々の作業をなす必要があるが、この作業の際に、防水層が損傷を受け易い。 また、防水層の上面に植栽装置の植物の根の進出を防止するためのいわゆる耐根層を貼付するようなケースでも、この耐根層や防水層自体の損傷を防止することは難しい。
このため、防水層や耐根層の表面にこれらを覆う保護層を設定する必要が生じてくる。
なお、本願発明に関する文献としてつぎのようなものが存在する。
特許第2531542号公報 特許第2717632号公報
しかしながら、保護層を敷設すると、植栽装置の固定が難しくなったり、あるいは装置の固定に煩瑣な作業が必要になってくる。 これは、保護層へ装置の底面を直接接着したり、あるいは前記の係合具の一端を保護層に固定することが困難だからである。その理由は、材質の関係上、保護層を防水層や耐根層にしっかりと接着固定することが難しいからである。
本願発明は、防水層またはその上の耐根層上に保護層が形成されていても、屋上下地上に植栽装置等の構造物を安全かつ容易に良好な施工効率の下に固着できる固定構造の実現を目的としている。
本願発明は、係止具を介して植物を生育させるための植栽装置を建造物の屋上の下地上に固定するための固定構造であって、前記係止具の一端を屋上スラブ上に敷設固着される防水層ならびにこの防水層上に貼付固着される耐根シートを介して固定し、耐根シート上には保護層を形成して前記係止具の他端は前記植栽装置に係止するとともに、前記係止具は断面台形状の中空体で形成され下端周囲にはブラケット部が形成され、このブラケット部は前記耐根シートの上面に接着固定される一方、前記保護層を編組体で構成して、係止具は保護層としての編組体の網目および植栽装置を貫通して、その上端は植栽装置の上面に至り、防風ネットに固定されて植栽装置を屋上スラブ上においてしっかりと固定するように構成されてなる植栽装置の固定構造を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
本願発明はまた、係止具を介して植物を生育させるための植栽装置を建造物の屋上の下地上に固定するための固定構造であって、前記係止具の一端を屋上スラブ上に敷設固着される防水層ならびにこの防水層上に貼付固着される耐根シートを介して固定し、耐根シート上には保護層を形成して前記係止具の他端は前記植栽装置に係止するとともに、前記係止具は断面台形状の中空体で形成され下端周囲にはブラケット部が形成され、このブラケット部は前記耐根シートの上面に接着固定される一方、前記保護層を軟質樹脂、ゴム、軟質アスファルトシート、不織布、硬質樹脂板、硬質ゴム板、硬質アスファルトシートのいずれかで構成するとともに、耐根シート上には、係止具が所定間隔で整列固定されていて、この係止具の整列位置に対応して、軟質樹脂、ゴム、軟質アスファルトシート、不織布のいずれかで形成される前記保護層には十字状のスリットが、また、硬質樹脂板、硬質ゴム板、硬質アスファルトシートのいずれか形成される保護層には孔部が整列穿設され、係止具は前記保護層に形成された前記スリット又は孔部および植栽装置を貫通して、その上端は植栽装置の上面に至り、防風ネットに固定されて植栽装置を屋上スラブ上においてしっかりと固定するように構成されてなる植栽装置の固定構造を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
上記構成により本願発明は、保護層を敷設した防水層またはその上に張設した耐根層上に植栽装置を安全かつ容易に良好な施工効率の下に固着できるうえ、施工コストも低廉である。
発明の実施例
以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。 図1は、本願発明に係る固定構造の一実施例を示す一部切欠断面図である。
図において、1は建造物の屋上スラブ、2は防水層、3は防水層2の表面に貼付される耐根層としての耐根シート、4は耐根シート3の上面に敷設された保護層、5は保護層4を貫通して耐根層3上に固定される係止具であり、6は前記係止具5を介して屋上スラブ1に固定される構造物としての植栽装置である。
この実施例で、係止具5は断面台形状の中空体で形成され下端周囲にはブラケット部5aが形成され、このブラケット部5aは耐根シート3の上面に接着固定されている。係止具5は保護層4および植栽装置6を貫通して、その上端は植栽装置の上面に至り、防風ネットその他に固定されて植栽装置6を屋上スラブにしっかりと固定するようになっている。
図2は、前記保護層4を軟質樹脂、ゴム、軟質アスファルトシート、不織布その他の柔軟性材で形成した場合の、各部材の関連構成を示す一部切欠斜視図であり、耐根シート3上には、係止具5が所定間隔で整列固定されていて、この係止具5の整列位置に対応して保護層4には空隙部としての十字状のスリット4aが整列穿設されている。このような形態の保護層4を十字状のスリット4aの部分を開口してここに係止具5を貫通させるようにして耐根シート3の上面に敷設した後、図1に示すように植栽装置等の構造物を載置し係止具5に固定する。
図3は、前記保護層4を硬質樹脂板、硬質ゴム板、硬質アスファルトシートその他の硬質材で形成した場合の、各部材の関連構成を示す一部切欠斜視図であり、耐根シート3上には、係止具5が所定間隔で整列固定されていて、この係止具5の整列位置に対応して保護層4には空隙部としての孔部4bが整列穿設されている。このような形態の保護層4を孔部4bに係止具5を貫通させるようにして耐根シート3の上面に敷設した後、図1に示すように植栽装置等の構造物を載置し係止具5に固定する。
図4は、前記保護層4を保護層はヤシガラ繊維その他による編組体で形成した場合の、各部材の関連構成を示す一部切欠斜視図であり、耐根シート3上には、係止具5が所定間隔で整列固定されている。一方、編組体4において、係止具5に嵌合する空隙部は編組体の網目で構成することになる。
すなわち、網目を拡張するようにしてここに係止具5を貫通させ、編組体4を係止具5の根元に被着させて耐根シート3の上面に敷設した後、図1に示すように植栽装置等の構造物を載置し係止具5に固定する。
本願発明に係る固定構造の一実施例を示す一部切欠断面図である。 保護層4を軟質樹脂、ゴム、軟質アスファルトシート、不織布その他の柔軟性材で形成した場合の、各部材の関連構成を示す一部切欠斜視図である。 前記保護層4を硬質樹脂板、硬質ゴム板、軟質樹脂、ゴム、硬質アスファルトシートその他の硬質材で形成した場合の、各部材の関連構成を示す一部切欠斜視図である。 保護層4を保護層はヤシガラ繊維その他による編組体で形成した場合の、各部材の関連構成を示す一部切欠斜視図である。
1.........屋上スラブ
2.........防水層
3.........耐根シート
4.........保護層
5.........係止具・

Claims (2)

  1. 係止具を介して植物を生育させるための植栽装置を建造物の屋上の下地上に固定するための固定構造であって、前記係止具の一端を屋上スラブ上に敷設固着される防水層ならびにこの防水層上に貼付固着される耐根シートを介して固定し、耐根シート上には保護層を形成して前記係止具の他端は前記植栽装置に係止するとともに、前記係止具は断面台形状の中空体で形成され下端周囲にはブラケット部が形成され、このブラケット部は前記耐根シートの上面に接着固定される一方、前記保護層を編組体で構成して、係止具は保護層としての編組体の網目および植栽装置を貫通して、その上端は植栽装置の上面に至り、防風ネットに固定されて植栽装置を屋上スラブ上においてしっかりと固定するように構成されることを特徴とする植栽装置の固定構造。
  2. 係止具を介して植物を生育させるための植栽装置を建造物の屋上の下地上に固定するための固定構造であって、前記係止具の一端を屋上スラブ上に敷設固着される防水層ならびにこの防水層上に貼付固着される耐根シートを介して固定し、耐根シート上には保護層を形成して前記係止具の他端は前記植栽装置に係止するとともに、前記係止具は断面台形状の中空体で形成され下端周囲にはブラケット部が形成され、このブラケット部は前記耐根シートの上面に接着固定される一方、前記保護層を軟質樹脂、ゴム、軟質アスファルトシート、不織布、硬質樹脂板、硬質ゴム板、硬質アスファルトシートのいずれかで構成するとともに、耐根シート上には、係止具が所定間隔で整列固定されていて、この係止具の整列位置に対応して、軟質樹脂、ゴム、軟質アスファルトシート、不織布のいずれかで形成される前記保護層には十字状のスリットが、また、硬質樹脂板、硬質ゴム板、硬質アスファルトシートのいずれか形成される保護層には孔部が整列穿設され、係止具は前記保護層に形成された前記スリット又は孔部および植栽装置を貫通して、その上端は植栽装置の上面に至り、防風ネットに固定されて植栽装置を屋上スラブ上においてしっかりと固定するように構成されることを特徴とする植栽装置の固定構造。
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