JP5272720B2 - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、未凝固部を含む状態の鋳片の表面を打撃して、鋳片に振動を付与しつつ鋳造する鋼の連続鋳造方法に関する。
連続鋳造より鋳造された鋳片の厚さ方向の中心部およびその近傍には、中心偏析やV偏析、逆V偏析と呼ばれるマクロ偏析である内部欠陥が発生しやすい。中心偏析は、鋳片の最終凝固部にC、S、P、Mnなどの偏析しやすい溶質成分(以下、「偏析成分」ともいう)が濃化して現れる内部欠陥であり、V偏析および逆V偏析は、鋳片の最終凝固部の近傍に、これらの偏析成分がそれぞれV字状または逆V字状に濃化して現れる内部欠陥である。
これらのマクロ偏析が発生した鋳片を素材として熱間加工を行った製品では、靭性の低下や水素誘起割れなどが発生しやすく、また、これらの製品を冷間で最終製品に加工する際に、割れが発生しやすくなる。
鋳片における偏析の生成機構は、以下のように考えられている。すなわち、凝固が進行するにつれて、凝固組織である柱状晶の樹間に偏析成分が濃化する。その偏析成分の濃化した溶鋼(以下、「濃化溶鋼」ともいう)が、凝固時の鋳片の収縮、またはバルジングと呼ばれる鋳片の膨れなどにより、柱状晶の樹間から流出する。流出した濃化溶鋼は、最終凝固部の凝固完了点に向かって流動し、そのまま凝固して偏析成分の濃化帯が形成される。このようにして形成した偏析成分の濃化帯が偏析である。
鋳片の偏析防止対策としては、柱状晶の樹間に残った濃化溶鋼の移動を防止すること、およびこれらの濃化溶鋼が局所的に集積するのを防止することなどが効果的であり、従来から種々の方法が提案されている。
そして、本発明者らは、特許文献1において、横断面形状が矩形の鋳片を鋳造する際に、未凝固部を含む鋳片の短辺面側の少なくとも1箇所に配置した打撃振動装置により、中心固相率が0.1〜0.9である未凝固部を含む鋳片の短辺面を連続して打撃することにより、鋳片に振動を付与しつつ鋳造する鋼の連続鋳造方法を提案した。
また、本発明者らは、特許文献2において、矩形の横断面形状を有する鋳片の未凝固部を含む鋳造方向の位置を、複数の圧下用ガイドロール対により圧下する際に、鋳造方向における圧下領域の範囲内において、鋳片表面の少なくとも1箇所を連続して打撃することにより、鋳片に振動を付与しつつ鋳造する鋼の連続鋳造方法を提案した。
これらの方法によれば、鋳片の打撃振動により、成長途中の柱状晶を破断させ、柱状晶の成長を抑制することができる。さらに、生成した等軸晶がブリッジングすると空間部が形成され、その空間部内で偏析が生じるが、この空間部は打撃により破壊される。そのため、等軸晶を高密度に充填させ、結晶粒間へ濃化溶鋼を微細に分散させることができ、中心偏析、V偏析、逆V偏析などの偏析の低減された、内部品質の良好な鋳片を得ることができる。
特許3835185号公報(特許請求の範囲、段落[0018]〜[0020]) 特開2003−334641号公報(特許請求の範囲、段落[0013]〜[0015])
偏析とならぶ内部欠陥として、中心ポロシティがある。中心ポロシティは、連続鋳造において溶鋼が凝固する際の凝固収縮や凝固後の冷却による熱収縮によって、最終凝固位置である厚さ方向の中心付近に発生する小さな空孔である。鋳片の内部品質を向上させるため、偏析とともに中心ポロシティも、低減させることが求められている。また、打撃による鋳片の振動条件と鋳片中心部の品質との詳細な関係を究明して適正な振動条件を確立し、連続鋳造の効率を向上させることが求められている。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は鋳片を適正な条件で打撃し、振動させることにより、偏析や中心ポロシティのない、内部品質の良好な鋳片を効率良く得ることができる鋼の連続鋳造方法を提供することにある。
本発明者らは、偏析や中心ポロシティのない内部品質の良好な鋳片を効率良く得るための鋼の連続鋳造方法について検討し、下記の(A)および(B)の知見を得た。
(A)未凝固部を有する鋳片の一方の短辺面を打撃した際に生じる、鋳片の厚さ方向の変位が0.10mm以上となる領域の、鋳片短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向に距離の最大値を200mm以上とすれば、鋳片内部における偏析を低減させることができる。
(B)打撃によって生じる鋳片の厚さ方向の変位は、ガイドロールの軸間距離、打撃エネルギーおよび鋳片の打撃位置における未凝固部の厚さによって変化する。
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、下記(1)および(2)の鋼の連続鋳造方法を要旨としている。
(1)横断面が矩形の鋳片を鋳造する際に、未凝固部を含む鋳片の短辺面の両側に、打撃振動装置を少なくとも一対配置し、前記鋳片の短辺面を連続して打撃することにより、前記鋳片に振動を付与しつつ鋳造する鋼の連続鋳造方法であって、前記短辺面の打撃により、下記(1)式および(2)式で定義される前記鋳片の長辺面の鋳片厚さ方向の変位曲線δ(x)と直線δ(x)=0.10mmとの交点が2箇所発生し、前記交点のうち、原点から遠いほうの交点の前記鋳片短辺面の打撃位置から鋳片幅方向の距離が200mm以上となるように、振動エネルギー、ガイドロールの軸間距離および未凝固厚さを調整して、短辺面を打撃することを特徴とする鋼の連続鋳造方法。
δ(x)=exp[−1.5×{ln(x/(200×(ΔR/ΔR00.587))}2]×δmax ・・・(1)
δmax=L0×(E/E00.5×(ΔR/ΔR0)×(t/t00.446 ・・・(2)
ここで、上記(1)式および(2)式中の各記号は下記の諸量を意味する。
x:鋳片短辺面の打撃位置を0とする、鋳片幅方向の距離(mm)、
δ(x):位置xにおける鋳片厚さ方向の変位(mm)、
δmax:鋳片厚さ方向の最大変位(mm)、
ΔR:短辺面を打撃する位置のガイドロールの軸間距離(mm)、
E:1セグメント片側当たりの打撃エネルギー(J)、
t:鋳片短辺面の打撃位置における鋳片の未凝固厚さ(mm)、
ただし、E0=39(J)、ΔR0=245(mm)、t0=26(mm)、L0=0.114(mm)である。
(2)前記鋳片の相対する左右の短辺面を周期的に打撃する時間の位相を同一とすることにより、前記左右の短辺面それぞれにおける打撃によって発生する前記変位δ(x)を互いに重畳させ、該重畳された変位δ(x)を打撃位置の幅方向全体に亘って0.10mm以上とすることを特徴とする上記(1)の鋼の連続鋳造方法。
本発明の方法によれば、鋳片短辺面の打撃によって生じる、鋳片長辺面の変位が0.10mm以上の振動を、鋳片の広い範囲に亘って付与することができるため、偏析や中心ポロシティを低減させ、内部品質に優れた鋳片を得ることができる。
以下に、本発明の方法を上述のとおり規定した理由および本発明の方法の好ましい態様について説明する。
本発明者らは、鋳片に打撃による振動を付与しながらの連続鋳造試験を行って、振動の効果について解析を進め、以下に説明するように、鋳片の内部品質への振動の影響を調査した。
〈1.鋳片内部品質と打撃エネルギーの関係について〉
(1−1.鋳造試験条件)
図1は、本発明の連続鋳造方法を適用可能な連続鋳造機と打撃振動装置の配置を示す図であり、同図(a)は、連続鋳造機の側面図を示し、同図(b)は、連続鋳造機の打撃振動装置を設置した部分の平面図を示す。同図に示す連続鋳造機は、垂直曲げ型であり、鋳片の打撃振動装置を備える。
タンディッシュ(図示せず)から浸漬ノズル1を経て鋳型3に注入された溶鋼4は、鋳型3およびその下方の二次冷却スプレーノズル群(図示せず)から噴射されるスプレー水によって冷却され、凝固シェル5が形成されて鋳片7となる。鋳片7は、その内部に未凝固部を保持したまま、ガイドロール6群に支持されながら引き抜かれる。図1の鋳型3内には、溶鋼4の湯面2であるメニスカスが示される。ガイドロール6は、複数のセグメント(図示せず)に分けて配置されている。
そして、ガイドロール6群の鋳造方向下流部に二対の打撃振動装置8が、それぞれセグメントごとに設置され、鋳片7の短辺面を打撃する。打撃振動装置8は、駆動部10およびその先端部に取り付けられた打撃用の金型9を有する。
本連続鋳造試験では、鋳型3として厚さ300mmの鋳片用のものを用いた。打撃振動の幅方向への影響を調査するため、鋳片7として2300mmの広幅のスラブを用いた。
鋳造試験には、厚鋼板用として用いられている下記の成分組成の鋼種を採用した。すなわち、C:0.05〜1.00質量%、Si:0.04〜0.60質量%、Mn:0.50〜2.00質量%、P:0.020質量%以下、S:0.006質量%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼種である。
鋳造速度は、0.58〜0.61m/min、二次冷却水量は、0.62〜0.73L/kg−steelとした。タンディッシュ内の溶鋼の平均温度は、溶鋼過熱度ΔT=30〜50℃の範囲でほぼ一定とした。ΔTは、実際の溶鋼温度と当該溶鋼の液相線温度との差である。
二対の打撃振動装置8は、それぞれ金型9の鋳造方向中央を基準として、鋳型3内のメニスカス2から鋳造方向において下流側の22.5mの位置および24.0mの位置に配置した。打撃振動装置8の金型9は、打撃面の鋳造方向の長さが1155mm、鉛直方向の高さが135mmであり、質量が500kgであった。打撃振動装置8の駆動部10には、エアシリンダ装置を用いた。鋳片7の短辺面の打撃振動の周波数は4〜6Hz、すなわち1秒当たりの打撃数は4〜6回とした。
鋳片短辺面の打撃により、成長途中の柱状晶を破断させ、柱状晶の成長を抑制することができる。さらに、生成した等軸晶がブリッジングすると、空間部が形成され、その空間部内で偏析が生じるが、この空間部は打撃により破壊される。そのため、等軸晶を高密度に充填させ、結晶粒間へ濃化溶鋼を微細に分散させることができ、偏析や中心ポロシティを低減させることができる。
鋳片7の中心固相率は、主に鋳造速度と、二次冷却水量を変数として一次元の伝熱計算により算出し、その結果に基づいて、打撃位置における所定の中心固相率となる条件を求めた。そして、鋳片の短辺面を打撃しながら当該条件での連続鋳造を行った。
(1−2.鋳片の内部品質の評価)
鋳片の短辺面を打撃しながら行った連続鋳造によって得られた鋳片の内部品質の評価を、中心ポロシティの発生状況を評価することにより行った。
(1−2−1.中心ポロシティの発生状況の評価方法)
中心ポロシティの発生状況は下記の方法により評価した。鋳片から採取した中心ポロシティの比体積算出用の試料は、比重測定の精度を勘案し、長さ(鋳片の厚さ方向)50mm、幅(鋳片の幅方向)100mm、厚さ(鋳片の鋳造方向)7mmの直方体とし、表面の加工精度はJISに基づく上仕上げ(三角記号▽▽▽:最大表面粗さ3.2μm)とした。中心ポロシティの発生がほとんどないとみられる鋳片の表面から厚さ方向に厚さの1/4の位置(以下、「1/4厚さ位置」ともいう)の密度を基準とし、厚さ中心部の密度から算出した中心ポロシティの比体積により中心ポロシティの発生状況を評価した。中心ポロシティ比体積Vpは、1/4厚さ位置の平均密度ρ0と、厚さ方向の中心の平均密度ρにより、下記(1)式で定義した。
Vp≡1/ρ−1/ρ0 ・・・(1)
図2は、中心ポロシティ比体積算出用の試料の採取位置を示す鋳片の横断面図である。図2には、鋳片の鋳造方向に垂直な断面の、幅方向の一端側の領域を示す。鋳片の1/4厚さ位置の平均密度ρ0は、鋳片の幅方向の両端からそれぞれ1箇所ずつ合計2個の試料7aを採取し、それぞれの密度を平均して算出した。厚さ方向の中心の平均密度ρは、鋳片の幅方向の両端からそれぞれ3箇所ずつ合計6個の試料7b、7c、7dを採取し、それぞれの密度を平均して算出した。試料7a〜7dを採取した位置は、試料の中心を基準として、試料7aおよび7bは鋳片短辺面から190mm、試料7bは鋳片短辺面から320mm、試料7dは鋳片短辺面から425mmとした。
そして、打撃を行わなかった鋳片の中心ポロシティ比体積Vp0および打撃を行った鋳片の中心ポロシティ比体積Vp1に基づいて中心ポロシティ比体積減少量−ΔVpを下記(2)式で定義した。
−ΔVp≡Vp0−Vp1 ・・・(2)
(1−2−2.中心ポロシティ発生状況の評価結果)
図3は、1セグメント片側当たりの打撃エネルギーと中心ポロシティ比体積の減少量との関係を示すグラフである。同グラフは、異なる打撃エネルギーで打撃を行った各鋳片について、中心ポロシティ比体積の減少量−ΔVpを算出し、整理したものである。同グラフに示される関係から、1セグメント片側当たりの打撃エネルギーEが25Jを超えると、鋳片幅方向の端部において、中心ポロシティ比体積が減少する関係が確認された。同グラフにおける、1セグメント片側当たりの打撃エネルギーEと中心ポロシティ比体積の減少量−ΔVpとの関係について回帰式を算出すると、下記(3)式となる。
−ΔVp[cm3/g]=0.0049347×E[J]−1.297487 ・・・(3)
そして、図3から、打撃エネルギーE=39Jのとき、中心ポロシティ比体積の減少量−ΔVp=0.57×10-4cm3/g程度の中心ポロシティの低減効果が得られるとの知見を得た。また、マクロ観察の結果、打撃を行った鋳片の方が打撃を行わなかった鋳片よりも粒状偏析が少ない傾向が認められた。
〈2.鋳片内部品質と打撃エネルギーの関係の一般化〉
上記の知見を基に、さらに本発明者らは、鋳片短辺の打撃に関する上記結果の一般化を検討した。
図4は、未凝固部分を有する鋳片の打撃による振動モデルの模式図である。同図において、鋳片7の凝固シェル5はガイドロール6により拘束された状態にある。この状態で、鋳片7の短辺面は打撃振動装置8により打撃される。
打撃振動装置8の金型9の形状は、鋳造方向の長さaが1200〜1600mm、厚さbが140mm、鋳片厚さ方向の幅cが200mmの直方体とした。また鋳片7は幅2300mm、厚さ300mmとした。このような3次元モデルを用いて、鋳片7の振動による表面(長辺面)の変位について数値解析を行った。
本発明者らは、鋳片7における打撃振動による表面変位の数値解析結果から、鋳片厚さ方向の最大変位δmaxは、短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向(鋳片幅方向)に200mmの位置における値δx=200mmとほぼ等しいことを見出した。
また、本発明者らは、固液界面位置における変位変動幅Lとそれに影響を及ぼす諸因子との関係についてのこれまでの検討により、振動領域内の変位変動幅Lは、打撃ヘッドの有する衝撃エネルギーEで整理され、その関係は下記(a)式で記述できることを知見した。以下、下付きの0を付した各記号は代表条件を示す。
L/L0=(E/E00.5 ・・・(a)
さらに、短辺面を打撃する位置のガイドロールの軸間距離ΔR、および鋳片短辺面の打撃位置における鋳片の未凝固厚さtが変位変動幅に及ぼす影響は独立して整理でき、短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向に200mmの位置における長辺板厚方向の変位変動幅は、ΔRに対してほぼ正比例で変化することを知見した。これらの知見を踏まえ、変位変動幅Lの推算式として式(a)を拡張した下記(b)式が得られた。
L/L0=(E/E00.5×(ΔR/ΔR0)×f(t,t0) ・・・(b)
ここで、f(t,t0)は鋳片の未凝固厚さの影響項を表す。f(t,t0)が無次元量t/t0の累乗に比例すると仮定すると、実験シミュレーション結果からfの一例として下記(c)式が得られた。
f(t,t0)=(t/t00.446 ・・・(c)
そして、式(c)を式(b)に代入し、最終的に変位変動幅L(=δmax)の推算式として下記(4)式を得た。
δmax≒δx=200mm=L0×(E/E00.5×(ΔR/ΔR0)×(t/t00.446 ・・・(4)
ここで、上記(4)式中の各記号は下記の諸量を意味する。
E:1セグメント片側当たりの打撃エネルギー(J)、
ΔR:短辺面を打撃する位置のガイドロールの軸間距離(mm)、
t:鋳片短辺面の打撃位置における鋳片の未凝固厚さ(mm)。
また、E0、ΔR0およびt0はそれぞれE、ΔRおよびtの中心ポロシティ低減効果がもっとも大きかった条件の数値、L0は中心ポロシティ低減効果がもっとも大きかった場合の鋳片厚さ方向の最大変位の代表条件であり、それぞれ下記の定数群(5)である。以下、この条件を条件(5)ともいう。
0=39(J)、ΔR0=245(mm)、t0=26(mm)、L0=0.114(mm) ・・・(5)
本発明者らは、数値解析によって算出した、鋳片短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向に距離xの位置における鋳片表面(長辺面)の鋳片厚さ方向の変位δ(x)は、対数正規分布により近似すると、上記(4)式のδmaxを用いて下記(6)式のように一般化できることを知見した。
δ(x)=exp[−1.5×{ln(x/(200×(ΔR/ΔR00.587))}2]×δmax ・・・(6)
図5は、短辺面打撃位置からの距離と、鋳片厚さ方向の変位との関係を示すグラフである。同グラフの横軸は鋳片短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向の距離xであり、縦軸は鋳片表面の鋳片厚さ方向の無次元変位(δ(x)をδmaxにより除して最大変位を1とした無次元の値)である。同グラフにおいて、○印は数値解析により算出した値を示し、●印は対数正規分布により近似した値を示す。同グラフに示される結果から、数値解析により算出した値は対数正規分布により精度良く近似されていることがわかる。
〈3.鋳片内部品質と打撃による鋳片の変位との関係について〉
図6は、鋳片厚さ方向の最大変位δmaxと中心ポロシティ比体積の減少量−ΔVpとの関係を示すグラフである。同グラフに示される関係は、前記(3)式と、前記条件(5)を適用してΔR=245(mm)、t=26(mm)とした前記(4)式とからδmaxと−ΔVpとの関係を求め、作成したものである。鋳片短辺面の打撃位置における鋳片の未凝固厚さtについては、鋳造速度0.7m/minの場合の伝熱凝固計算により打撃振動装置8が配置されたセグメントの入口における未凝固厚さを算出し、その値を用いた。
本発明者らは、図6の結果から、厚さ300mm、幅2300mmの鋳片の場合には、δmaxが0.10mm以上であれば、中心ポロシティ比体積が減少することを知見した。
また、本発明者らは、鋳片内部品質と打撃による鋳片の変位との関係についてさらに検討を進め、δmaxが0.10mm以上且つδmaxとなる位置の短辺面からの距離xが200mm以上、または、δmaxとなる位置の距離xが200mm未満且つ距離xが200mmの位置における変位δ(x)が0.10mm以上であれば、鋳片内部の広い範囲に亘って偏析や中心ポロシティを低減させることができ、鋳片の内部品質を向上させることができることを知見した。また、本連続鋳造試験は、打撃振動装置を二対設置して行ったが、打撃振動装置は一対または三対以上であっても二対の場合と同様に鋳片の内部品質を向上させる効果を得られることを確認した。
〈4.打撃エネルギーと打撃による振動到達距離との関係について〉
上記(6)式をxについて解くと、鋳片厚さ方向の変位δおよび短辺面を打撃する位置におけるガイドロールの軸間距離ΔRの関数として下記(7)式が得られる。
x=200×(ΔR/ΔR00.587×exp[{−ln(δ/δmax)/1.5}0.5] ・・・(7)
図7は、1セグメント片側当たりの打撃エネルギーと、振動到達距離との関係を示すグラフである。打撃による鋳片厚さ方向の変位δが0.10mm以上となる領域の、鋳片短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向の距離xの最大値x*を振動到達距離と定義する。同グラフ中の●印は、前記条件(5)を適用し、鋳片の厚さを300mm、鋳片の短辺面における1セグメント片側当たりの打撃エネルギーEを40Jとして打撃した場合の結果であり、x*=200mmである。また、図7中の曲線は、上記(7)式と●印の条件から算出した。同グラフに示される関係から、打撃エネルギーEを増加させることにより、振動到達距離x*を増加させることが可能となることがわかる。例えば、打撃エネルギーEを40Jから65Jに増加させることにより、振動到達距離x*は200mmから250mmへ、25%増加する。つまり、打撃エネルギーEを増加させることにより、凝固遅れに起因して中心ポロシティが発生しやすい鋳片幅方向の端部周辺における、鋳片厚さ方向中心部の品質改善が可能である。
〈5.ガイドロールの軸間距離と打撃による振動到達距離との関係について〉
図8は、ガイドロールの軸間距離を変更した場合についての、1セグメント片側当たりの打撃エネルギーと振動到達距離との関係を示すグラフである。図8は、ガイドロールの軸間距離ΔRが245mmまたは400mmであること以外は、図7と同様の条件で打撃した場合についてのグラフである。同グラフに示される関係から、ガイドロールの軸間距離ΔRを245mmから400mmに広げると、振動到達距離x*が増大することがわかる。つまり、鋳片が、長辺長さと短辺長さの比が大きいスラブである場合には、鋳片幅が広く、ガイドロール間でのバルジングが生じやすいため、ガイドロールの軸間距離ΔRを大きく取ることができない。一方、鋳片が、長辺長さと短辺長さの比が小さいブルームである場合には、鋳片幅が狭く、ガイドロール間でのバルジングは少ないため、ガイドロールの軸間距離ΔRを大きく取ることができるので、打撃の効果を広い範囲で得ることができる点で有利である。
〈6.両側からの打撃の効果について〉
図9は、鋳片の幅方向両端のそれぞれの短辺面からの打撃の影響を示すグラフである。同グラフは、横軸を鋳片の幅方向中央から短辺面に垂直な方向の距離yとし、縦軸を鋳片厚さ方向の変位δとしている。打撃した鋳片は幅約400mmのブルームとし、ガイドロールの軸間距離ΔRを400mm、1セグメント片側当たりの打撃エネルギーEを45Jとして、鋳片の鋳造方向左側の短辺面のみ、または右側の短辺面のみを打撃した場合と、両側の短辺面を同時に打撃した場合とについての計算結果を示す。同グラフに示される結果から、鋳片の鋳造方向左側の短辺面のみを打撃した場合の鋳片厚さ方向の変位δLおよび右側の短辺面のみを打撃した場合の鋳片厚さ方向の変位δRを重畳すると、鋳片の両側の短辺面を同時に打撃した場合の鋳片厚さ方向の変位δDとなることがわかる。
鋳片の鋳造方向左側の短辺面のみ、または右側の短辺面のみを打撃した場合には、鋳片厚さ方向の変位δが0.10mm以上となる領域の、鋳片短辺面の打撃位置から短辺面に垂直な方向の距離は約300mmであり、全幅にわたって変位δを0.10mm以上とすることはできない。しかし、両側の短辺面を同時に打撃することにより、打撃位置の全幅にわたって変位δを0.10mm以上とすることができる。また、図9からわかるように、両側の短辺面を同時に打撃した場合には、鋳片の幅方向中央において変位δの最大値が0.40mmに達し、変位δを大幅に増加させることができ、鋳片の内部品質改善をさらに図ることができる。
本発明の方法によれば、鋳片短辺面の打撃によって生じる、鋳片長辺面の変位が0.10mm以上の振動を、鋳片の広い範囲に亘って付与することができるため、偏析や中心ポロシティを低減させ、内部品質に優れた鋳片を得ることができる。したがって、本発明の方法は、内質の良好な鋳片の連続鋳造方法として広範に適用できる。
本発明の連続鋳造方法を適用可能な連続鋳造機と打撃振動装置の配置を示す図であり、(a)は、連続鋳造機の側面図を示し、(b)は、連続鋳造機の打撃振動装置を設置した部分の平面図を示す。 中心ポロシティ比体積算出用の試料の採取位置を示す鋳片の横断面図である。 1セグメント片側当たりの打撃エネルギーと中心ポロシティ比体積の減少量との関係を示すグラフである。 未凝固部分を有する鋳片の打撃による振動モデルの模式図である。 短辺面打撃位置からの距離と、鋳片厚さ方向の変位との関係を示すグラフである。 鋳片厚さ方向の最大変位δmaxと中心ポロシティ比体積の減少量−ΔVpとの関係を示すグラフである。 1セグメント片側当たりの打撃エネルギーと、振動到達距離との関係を示すグラフである。 1セグメント片側当たりの打撃エネルギーと、振動到達距離との関係を示し、ガイドロールの軸間距離の影響を示すグラフである。 、鋳片の幅方向両端のそれぞれの短辺面からの打撃の影響を示すグラフである。
符号の説明
1:浸漬ノズル、 2:溶鋼湯面(メニスカス)、 3:鋳型、 4:溶鋼、
5:凝固シェル、 6:ガイドロール、 7:鋳片、
7a、7b、7c、7d:鋳片試料、 8:打撃振動装置、 9:金型、
10:駆動部

Claims (2)

  1. 横断面が矩形の鋳片を鋳造する際に、未凝固部を含む鋳片の短辺面の両側に、打撃振動装置を少なくとも一対配置し、前記鋳片の短辺面を連続して打撃することにより、前記鋳片に振動を付与しつつ鋳造する鋼の連続鋳造方法であって、
    前記短辺面の打撃により、下記(1)式および(2)式で定義される前記鋳片の長辺面の鋳片厚さ方向の変位曲線δ(x)と直線δ(x)=0.10mmとの交点が2箇所発生し、前記交点のうち、原点から遠いほうの交点の前記鋳片短辺面の打撃位置から鋳片幅方向の距離が200mm以上となるように、振動エネルギー、ガイドロールの軸間距離および未凝固厚さを調整して、短辺面を打撃することを特徴とする鋼の連続鋳造方法。
    δ(x)=exp[−1.5×{ln(x/(200×(ΔR/ΔR00.587))}2]×δmax ・・・(1)
    δmax=L0×(E/E00.5×(ΔR/ΔR0)×(t/t00.446 ・・・(2)
    ここで、上記(1)式および(2)式中の各記号は下記の諸量を意味する。
    x:鋳片短辺面の打撃位置を0とする、鋳片幅方向の距離(mm)、
    δ(x):位置xにおける鋳片厚さ方向の変位(mm)、
    δmax:鋳片厚さ方向の最大変位(mm)、
    ΔR:短辺面を打撃する位置のガイドロールの軸間距離(mm)、
    E:1セグメント片側当たりの打撃エネルギー(J)、
    t:鋳片短辺面の打撃位置における鋳片の未凝固厚さ(mm)、
    ただし、E0=39(J)、ΔR0=245(mm)、t0=26(mm)、L0=0.114(mm)である。
  2. 前記鋳片の相対する左右の短辺面を周期的に打撃する時間の位相を同一とすることにより、前記左右の短辺面それぞれにおける打撃によって発生する前記変位δ(x)を互いに重畳させ、該重畳された変位δ(x)を打撃位置の幅方向全体に亘って0.10mm以上とすることを特徴とする請求項1の鋼の連続鋳造方法。
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