JP5271631B2 - 画像処理ユニット、撮像装置、合成画像作成プログラム - Google Patents

画像処理ユニット、撮像装置、合成画像作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、単一の画像データからハイダイナミックレンジ(HDR)画像を作成する画像処理ユニットに関する。
デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、および電子内視鏡などのように、任意の光景または被写体を撮像する撮像装置が知られている。撮像装置では、被写体や光景に相当する画像信号が生成される。生成した画像信号はデジタルデータである画像データに変換される。画像データに対して所定の信号処理が施され、画像を表示するためのモニタや画像データを格納するためのメモリに送信される。
汎用のモニタに送信するための画像データは、一般的に8ビットのデジタルデータとなるように規格化されている。それゆえ、0〜255段階の異なる輝度の画素によって表示する画像は形成される。
隣接する画素同士の輝度の差が大きくなるほど陰影や被写体の輪郭が明確な画像を表示可能である。そこで、撮像する被写体や光景の輝度の最小値から最大値までの差が小さければ最小値が0、最大値が255の輝度となるように露光調整して撮像することにより、白飛びや黒つぶれの少ない画像を表示可能である。しかし、輝度の最小値から最大値までの差が大きい場合には、輝度の低い部位と高い部位とを同時に鮮明に表示することが困難となる。
このような問題に対してハイダイナミックレンジ(HDR)合成により合成されるHDR画像が知られている。露出を変えて同じ被写体を複数回撮像して生成される複数の画像データを用いて、HDR合成が行なわれる(特許文献1参照)。
しかし、被写体を複数回撮像する必要があるため、動く被写体の撮像や動画像の撮像に対しては画像データ間にブレが発生するため、HDR合成により鮮明な画像を表示することが難しかった。
また、従来のHDR合成では、複数の画像データのいずれを用いるかを特定の閾値と輝度を比較することにより判別されていた。このように特定の閾値を用いた判別では、表示画像において画像データが切替わる位置が境界として表示され得ることが問題であった。
特開2008−104009号公報
したがって、本発明では、単一の画像データに基づいて、HDR合成された合成画像データを生成する画像処理ユニットの提供を目的とする。
本発明の画像処理ユニットは、離散化したデータレベルがm1段階(m1は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する第1の画像データに基づいて離散化したデータレベルがm2段階(m2は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する合成画像データを作成する画像処理ユニットであって、m1がm2より小さい場合に第1の画像データをm3段階(m3はm1より大きな整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データである第3の画像データに変換する階調拡大部と、m1がm2より小さい場合には第3の画像データを原画像データに設定する原画像データ設定部と、第1の画像データに基づいてm4段階(m4は正の整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データを基準画像データに設定する基準画像データ設定部と、原画像データにおいて第s1段階(s1は1≦s1<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u1段階(u1は1≦u1を満たす整数)に変換し且つ第t1段階(t1はs1<t1≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v1段階(v1はu1<v1≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s1段階から第t1段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど第u1段階から第v1段階に近付くデータレベルに変換することにより第1の部分画像データを生成し原画像データにおいて第s2段階(s2はs1<s2<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u2段階(u2は1≦u2を満たす整数)に変換し且つ第t2段階(t2はs2、t1<t2≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v2段階(v2はu2<v2≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s2段階から第t2段階までの画素データをデータレベルが大きくなるほど第u2段階から第v2段階に近付くデータレベルに変換することにより第2の部分画像データを生成する部分画像作成部と、基準画像データにおける画素データと比較するための第1の閾値を第1段階から第m4段階までの間のいずれかのデータレベルに設定する閾値設定部と、基準画像データの画素データ毎にデータレベルが第1の閾値より小さい画素を第1の分類画素第1の閾値より大きい画素を第2の分類画素と分類する画素データ分類部と、基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と第1の分類画素と第2の分類画素とが切替わる位置である第1の比較輪郭位置とを抽出する輪郭抽出部と、基準輪郭の位置と第1の比較輪郭位置との第1の一致性を検出する輪郭比較部と、第1の一致性が最大になるまで閾値設定部による第1の閾値の変更画素データ判別部による第1、第2の分類画素であるかの分類基準輪郭の位置および第1の比較輪郭位置の抽出および基準輪郭の位置と第1の比較輪郭の位置との第1の一致性の検出とを繰返させ第1の一致性が最大となるときの第1の閾値を第1の確定閾値と決定する閾値決定部と、基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より小さい画素データは第1の部分画像データにおける画素データに置換し基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より大きい画素データは第2の部分画像データにおける画素データに置換することにより合成画像データを生成する画像合成部とを備えることを特徴としている。
なお、部分画像作成部は原画像データにおいて第s3段階(s3は1≦s3<s1を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u3段階(u3は1≦u3を満たす整数)に変換し且つ第t3段階(t3はs3<t3<t1を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v3段階(v3はu3<v3≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s3段階から第t3段階までの画素データをデータレベルが大きくなるほど第u3段階から第v3段階に近付くデータレベルに変換することにより第3の部分画像データを生成し、閾値設定部は基準画像データにおける画素データと比較するための第2の閾値を第1段階から第m4段階までの間の第1の閾値より小さなデータレベルに設定し、データ判別部は基準画像データの画素データ毎にデータレベルが第2の閾値より小さい画素を第3の分類画素と分類し、輪郭抽出部は第3の分類画素と第1、第2の分類画素とが切替わる位置である第2の比較輪郭位置を抽出し、輪郭比較部は基準輪郭の位置と第2の比較輪郭位置との第2の一致性を検出し、閾値決定部は第2の一致性が最大になるまで閾値設定部による第2の閾値の変更画素データ判別部による第1〜第3の分類画素であるかの分類第2の比較輪郭位置の抽出および基準輪郭の位置と第2の比較輪郭の位置との第2の一致性の検出とを繰返させ第2の一致性が最大となるときの前記第2の閾値を第2の確定閾値と決定し、画像合成部は基準画像データにおいてデータレベルが第2の確定閾値より小さい画像データを第3の部分画像データにおける画素データに置換し基準画像データにおいてデータレベルが第2の確定閾値から第1の確定閾値の間の範囲に含まれる画素データを第1の部分画像データにおける画素データに置換し基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より大きい画素データを第2の部分画像データにおける画素データに置換することにより合成画像データを生成することが好ましい。
また、部分画像作成部は原画像データにおいて第s4段階(s4はs2<s4<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u4段階(u4は1≦u4を満たす整数)に変換し且つ第t4段階(t4はs4、t2<t4≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v4段階(v4はu4<v4≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s4段階から第t4段階までの画素データをデータレベルが大きくなるほど第u4段階から第v4段階に近付くデータレベルに変換することにより第4の部分画像データを生成し、画像合成部による合成画像データの作成後、基準画像データ設定部は合成画像データを新しい基準画像データとして設定し、閾値設定部は基準画像データの画素データと比較するための第3の閾値を第1段階から第m4段階までのいずれかのデータレベルに設定し、画素データ判別部は基準画像データの画素データ毎にデータレベルが第3の閾値より小さい画素を第4の分類画素第3の閾値より大きい画素を第5の分類画素と分類し、輪郭抽出部は基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と第4の分類画素と第5の分類画素とが切替わる位置である第3の比較輪郭位置とを抽出し、輪郭比較部は基準輪郭の位置と第3の比較輪郭位置との第3の一致性を検出し、閾値決定部は第3の一致性が最大になるまで閾値設定部による第3の閾値の変更画素データ判別部による第4、第5の分類画素であるかの分類基準輪郭の位置および第3の比較輪郭位置の抽出および基準輪郭の位置と第3の比較輪郭の位置との第3の一致性の検出とを繰返させ第3の一致性が最大となるときの第3の閾値を第3の確定閾値と決定し、画像合成部は基準画像データにおいてデータレベルが第3の確定閾値より小さい画素データは基準画像データにおける画素データを用い基準画像データにおいてデータレベルが第3の確定閾値より大きい画素データは第3の部分画像データにおける画素データに置換することにより合成画像データを生成することが好ましい。
また、合成画像データにおける画素データを、他の部分画像データにおける同一の画素の前記画素データを用いて平滑化する平滑化部を備えることが好ましい。
また、平滑化部は、基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より小さい画素データに対応させた第1、第2の評価値をα(αは正の実数)、ゼロに設定し基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より大きい画素データに対応させた第1、第2の評価値をゼロ、αに設定する評価部と、任意の画素である第1の注目画素の第1、第2の評価値をそれぞれ第1の注目画素の周囲の第1の周囲画素の第1、第2の評価値を用いて平均化させることにより第1、第2の平均化評価値を算出する平均化部と、合成画像データの画素データを第1の注目画素の第1、第2の平均化評価値をそれぞれ第1、第2の部分画像データにおける同一の画素の画素データに乗じて足すことにより算出される平滑化画素データに置換する置換部とを有することが好ましい。
また、平均化部は第1の注目画素の前記第1、第2の平均化評価値をそれぞれ第1の周囲画素の第1、第2の平均化評価値を用いた平均化を所定の回数だけ繰返すことが好ましい。
また、平均化部は第1、第2の平均化評価値を正規化し、正規化した第1、第2の平均化評価値を置換部に供給することが好ましい。
また、第1のフレームの前のフレームである第2のフレームの第1の画像データに基づいて決定した第1の確定閾値を記憶するメモリを備え、第1のフレームの第1の画像データに基づく合成画像データを生成するために閾値設定部はメモリに格納された第1の確定閾値に基づいて最初の第1の閾値の設定を実行することが好ましい。
また、メモリは第2のフレームの前のフレームである第3のフレームの第1の画像データに基づいて決定した第1の確定閾値を記憶し、閾値設定部は第1のフレームの第1の画像データに基づく合成画像データの生成のためにメモリに格納された第2、第3のフレームの第1の画像データに基づいて決定した第1の確定閾値に基づいて最初の第1の閾値の設定を実行することが好ましい。
また、閾値設定部はメモリに格納された第2、第3のフレームの第1の画像データに基づいて決定した第1の確定閾値に重み付けを施し、重み付けを施した第1の確定閾値に基づいて最初の第1の閾値の設定を実行することが好ましい。
また、階調拡大部は第1の画像データにおいて任意の画素である第2の注目画素に対応する画素データと第1の注目画素の周囲の第2の周囲画素の画素データとの平均値を算出し、平均値と第2の注目画素の画素データとの差に所定の増幅値を乗じることにより、第1の画像データを第3の画像データに変換することが好ましい。
また、輪郭比較部は基準輪郭の位置であり且つ第1の比較輪郭位置である画素の数を第1の一致性として検出することが好ましい。
また、原画像データ設定部はm1がm2より大きい場合には第1の画像データを原画像データに設定することが好ましい。
また、基準画像データ設定部は画素データをm4/m1倍した第1の画像データまたは画素データをm4/m3倍した第3の画像データを基準画像データに設定することが好ましい。
また、m4=m2であることが好ましい。
また、u1=u2=1、v1=v2=m2であることが好ましい。
本発明の撮像装置は、離散化したデータレベルがm1段階(m1は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する第1の画像データに基づいて離散化したデータレベルがm2段階(m2は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する合成画像データを作成する撮像装置であって、m1がm2より小さい場合に第1の画像データをm3段階(m3はm1より大きな整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データである第3の画像データに変換する階調拡大部とm1がm2より小さい場合には第3の画像データを原画像データに設定する原画像データ設定部と第1の画像データに基づいてm4段階(m4は正の整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データを基準画像データに設定する基準画像データ設定部と原画像データにおいて第s1段階(s1は1≦s1<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u1段階(u1は1≦u1を満たす整数)に変換し且つ第t1段階(t1はs1<t1≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v1段階(v1はu1<v1≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s1段階から第t1段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど第u1段階から第v1段階に近付くデータレベルに変換することにより第1の部分画像データを生成し原画像データにおいて第s2段階(s2はs1<s2<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u2段階(u2は1≦u2を満たす整数)に変換し且つ第t2段階(t2はs2、t1<t2≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v2段階(v2はu2<v2≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s2段階から第t2段階までの画素データをデータレベルが大きくなるほど第u2段階から第v2段階に近付くデータレベルに変換することにより第2の部分画像データを生成する部分画像作成部と基準画像データにおける画素データと比較するための第1の閾値を第1段階から第m4段階までの間のいずれかのデータレベルに設定する閾値設定部と基準画像データの画素データ毎にデータレベルが第1の閾値より小さい画素を第1の分類画素第1の閾値より大きい画素を第2の分類画素と分類する画素データ分類部と基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と第1の分類画素と第2の分類画素とが切替わる位置である第1の比較輪郭位置とを抽出する輪郭抽出部と基準輪郭の位置と第1の比較輪郭位置との第1の一致性を検出する輪郭比較部と第1の一致性が最大になるまで閾値設定部による第1の閾値の変更画素データ判別部による第1第2の分類画素であるかの分類基準輪郭の位置および第1の比較輪郭位置の抽出および基準輪郭の位置と第1の比較輪郭の位置との第1の一致性の検出とを繰返させ第1の一致性が最大となるときの第1の閾値を第1の確定閾値と決定する閾値決定部と基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より小さい画素データは第1の部分画像データにおける画素データに置換し基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より大きい画素データは第2の部分画像データにおける画素データに置換することにより合成画像データを生成する画像合成部とを有する画像処理ユニットを備えることを特徴としている。
本発明の合成画像作成プログラムは、離散化したデータレベルがm1段階(m1は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する第1の画像データに基づいて離散化したデータレベルがm2段階(m2は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する合成画像データを作成する合成画像作成プログラムであって、m1がm2より小さい場合に第1の画像データをm3段階(m3はm1より大きな整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データである第3の画像データに変換する階調拡大部と、m1がm2より小さい場合には第3の画像データを原画像データに設定する原画像データ設定部と、第1の画像データに基づいてm4段階(m4は正の整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データを基準画像データに設定する基準画像データ設定部と、原画像データにおいて第s1段階(s1は1≦s1<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u1段階(u1は1≦u1を満たす整数)に変換し且つ第t1段階(t1はs1<t1≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v1段階(v1はu1<v1≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s1段階から第t1段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど第u1段階から第v1段階に近付くデータレベルに変換することにより第1の部分画像データを生成し原画像データにおいて第s2段階(s2はs1<s2<m2を満たす整数)より小さな画素データのデータレベルを第u2段階(u2は1≦u2を満たす整数)に変換し且つ第t2段階(t2はs2、t1<t2≦m2を満たす整数)より大きな画素データのデータレベルを第v2段階(v2はu2<v2≦m2を満たす整数)に変換し且つ第s2段階から第t2段階までの画素データをデータレベルが大きくなるほど第u2段階から第v2段階に近付くデータレベルに変換することにより第2の部分画像データを生成する部分画像作成部と、基準画像データにおける画素データと比較するための第1の閾値を第1段階から第m4段階までの間のいずれかのデータレベルに設定する閾値設定部と、基準画像データの画素データ毎にデータレベルが第1の閾値より小さい画素を第1の分類画素第1の閾値より大きい画素を第2の分類画素と分類する画素データ分類部と、基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と第1の分類画素と第2の分類画素とが切替わる位置である第1の比較輪郭位置とを抽出する輪郭抽出部と、基準輪郭の位置と第1の比較輪郭位置との第1の一致性を検出する輪郭比較部と、第1の一致性が最大になるまで閾値設定部による第1の閾値の変更画素データ判別部による第1、第2の分類画素であるかの分類基準輪郭の位置および第1の比較輪郭位置の抽出および基準輪郭の位置と第1の比較輪郭の位置との第1の一致性の検出とを繰返させ第1の一致性が最大となるときの第1の閾値を第1の確定閾値と決定する閾値決定部と、基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より小さい画素データは第1の部分画像データにおける画素データに置換し基準画像データにおいてデータレベルが第1の確定閾値より大きい画素データは第2の部分画像データにおける画素データに置換することにより合成画像データを生成する画像合成部として画像処理装置を機能させることを特徴とする。
本発明によれば、単一の画像データに基づいて、HDR合成した合成画像データを生成可能である。また、基準輪郭に基づいて、複数の部分画像データのいずれを用いるか決めるので、露出段階の切替わり位置における境界を不明瞭にすることが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を適用した画像処理ユニットを有するデジタルカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。
デジタルカメラ60は、撮影光学系61、撮像素子62、A/Dコンバータ63、画像処理ユニット10、システムコントローラ64、モニタ65、外部カードインターフェース66、および入力部67などによって構成される。
撮影光学系61は、撮像素子62に光学的に接続される。撮影光学系61を透過する被写体の光学像が撮像素子62の受光面に入射される。撮像素子62は、例えばCCDである。受光面において被写体の光学像が受光されることにより、光学像に相当するアナログの画像信号が生成される。
なお、撮像素子62の受光面には行列状に多数の画素(図示せず)が配置される。それぞれの画素にはフォトダイオードが設けられ、各画素における受光量に応じた画素信号が生成される。1フレームの画像信号は配置された画素それぞれの画素信号によって構成される。
撮像素子62はA/Dコンバータ63に接続される。撮像素子62により生成された画像信号はA/Dコンバータ63に送信される。A/Dコンバータ63では、アナログの画像信号を8ビットのデジタルデータである画像データに変換する。なお、1フレームの画像信号を構成する画素信号がデジタルデータである画素データに変換されることにより、画像信号は画像データに変換される。
A/Dコンバータ63は、画像処理ユニット10に接続される。デジタルデータに変換された画像データは画像処理ユニット10に送信される。画像処理ユニット10において、画像データには所定の画像処理が施される。なお、画像処理ユニット10は、16ビットのデジタルデータの演算が可能である。
画像処理ユニット10は、モニタ65および外部カードインターフェース66に接続される。所定の画像処理の施された画像データはモニタ65に送信される。さらには、外部カードインターフェース66に着脱自在のメモリカード(図示せず)にも送信可能である。モニタ65には画像データに相当する画像が表示される。画像データはカードメモリに格納される。
画像処理ユニット10は、システムコントローラ64に接続される。画像処理ユニット10における画像処理はシステムコントローラ64によって制御される。システムコントローラ64は、デジタルカメラ60の他の部位にも接続され、他の部位の動作も制御する。システムコントローラ64は入力部67に接続される。使用者による入力部67へのコマンド入力に基づいて、システムコントローラ64はデジタルカメラ60の各部位を制御する。
なお、入力部67への再生コマンド入力によって、撮像してメモリカードに格納した画像データを画像処理ユニット10に読出して、モニタ65に出力することにより画像をモニタ25に表示することが可能である。
デジタルカメラ60ではハイダイナミックレンジ(HDR)合成を実行可能である。HDR合成は、A/Dコンバータ63から送信された画像データおよびメモリカードから読出した画像データに対して画像処理ユニット10において実行される。HDR合成により生成した合成画像データはモニタ65およびメモリカードに送信される。合成画像データに相当するHDR画像がモニタ65に表示される。また、合成画像データはメモリカードに格納される。
画像処理ユニット10の構成について図2を用いて説明する。画像処理ユニット10は、前段処理回路11、露出調整部20、基準画像設定部30、閾値設定部40、合成部50、および後段処理回路12などによって構成される。
A/Dコンバータ63または外部カードインターフェース66から送信される画像データは、前段処理回路11に受信される。前段処理回路11では、ホワイトバランス処理、色補間処理、輝度/色差変換処理などの所定のデータ処理が施される。
前段処理回路11は、後段処理回路12に接続される。HDR合成を実行しない場合には、前段処理回路11から後段処理回路12に画像データが送信される。後段処理回路12では、画像データに対してクランプ処理、ガンマ補正処理などの所定のデータ処理が施される。データ処理が施された画像データは、後段処理回路12からモニタ65または外部カードインターフェース66に送信される。
前段処理回路11は、露出調整部20および基準画像設定部30にも接続される。HDR合成を実行する場合には、画像データの色差成分は後段処理回路12に、画像データの輝度成分が露出調整部20および基準画像設定部30に送信される。
なお、以下の説明において、露出調整部20、基準画像設定部30、閾値設定部40、および合成部50においてデータ処理が施され、生成される画像データ、原画像データ、第1〜第5の露出段階画像データ、基準画像データ、合成画像データ、最終合成画像データは、画像の輝度に相当するデータ成分である。
露出調整部20では、受信した画像データに基づいて、露出段階を切替えた画像に相当する第1〜第5の露出段階画像データが生成される。露出調整部20は合成部50に接続され、第1〜第5の露出段階画像データは合成部50に送信される。
基準画像設定部30では、後述するように、合成画像データの生成に用いられる基準画像データが設定される。基準画像設定部30は、閾値設定部40および合成部50に接続される。設定された基準画像データが、閾値設定部40および合成部50に送信される。
閾値設定部40では、基準画像データに基づいて、第1、第2の確定閾値が設定される。なお、後述するように、第1、第2の確定閾値を用いて、HDR画像の一部の画像に第1〜第5の露出段階画像データの中のどの画像データを用いるかが判別される。閾値設定部40は、合成部50に接続される。設定した第1、第2の確定閾値に相当する第1、第2の確定閾値データが、合成部50に送信される。
合成部50では、受信した第1〜第5の露出段階画像データ、基準画像データ、および第1、第2の確定閾値データに基づいて、合成画像データが生成される。合成部50は、後段処理回路12に接続される。合成部50から合成画像データが後段処理回路12に送信される。
なお、前述のように、合成部50において生成する合成画像データはHDR画像の輝度成分であって、HDR画像の色差成分は前段処理回路11から後段処理回路12に送信される。後段処理回路12では、合成部50から送信される輝度成分と前段処理回路11から送信される色差成分に基づく合成画像データに対して所定のデータ処理が施される。前述の通常の画像データと同様に、合成画像データがモニタ65または外部カードインターフェース66に送信される。
次に、露出調整部20、基準画像設定部30、閾値設定部40、および合成部50の更に詳細な構成および機能について説明する。
図3は、露出調整部20の内部構成を示すブロック図である。露出調整部20は、階調拡大回路21、原画像データ設定回路22、擬似露出変換回路23によって構成される。階調拡大回路21、原画像データ設定回路22、および擬似露出変換回路23は直列に接続される。
前段処理回路11から送信される画像データは、階調拡大回路21に受信される。階調拡大回路21では、受信する画像データのビット数が検出される。A/Dコンバータ63から送信される画像データは8ビットであるが、メモリカードから送信される画像データのビット数は定められていない。それゆえ、受信する画像データのビット数が検出される。
受信した画像データのビット数が8より大きい場合には、画像データはそのまま原画像データ設定回路22に送信される。受信した画像データのビット数が8未満である場合には、画像データに対して以下の階調拡大処理が施される。
階調拡大処理では、任意の画素データが注目画素データに選択される。単一の画素データが注目画素データとして選択されているときに、注目画素データに対応する注目画素の周囲5×5に配置された周囲画素の画素データと注目画素データとの局所平均値が算出される。局所平均値と注目画素データとの差に所定の増幅係数が乗じられ、強調値が算出される。局所平均値と強調値との合計値が注目画素データに置換される。
画像データを構成するすべての画素データが順番に注目画素データとして選択される。すべての画素データを局所平均値と強調値との合計値に置換させることにより、画像データのビット数が拡大される。なぜなら、局所平均値が算出されるため、データレベルの桁数が増加するからである。階調拡大処理が施された画像データは、原画像データ設定回路22に送信される。
原画像データ設定回路22では、階調拡大回路21から送信された画像データが原画像データに設定される。原画像データは露出変換回路23に送信される。
擬似露出変換回路23では、原画像データから第1〜第5の露出段階画像データが生成される。以下に、原画像データから第1〜第5の露出段階画像データの生成方法について説明する。前述のように、生成された第1〜第5の露出段階画像データは、合成部50に送信される。
原画像データのビット数は、前段処理回路11が受信する画像データまたは階調拡大部21の拡大処理によって変わる。原画像データを構成する画素データは、図4のヒストグラムに示すように、データレベルがゼロ〜最大値α((α+1)=2^(原画像データのビット数))の範囲に分布する。
α×2/5〜α×3/5のデータレベルがゼロ〜255(すなわち8ビット)のデータレベルに、ゼロ〜α×2/5のデータレベルはゼロのデータレベルに、およびα×3/5〜αのデータレベルが255になるように(図5参照)、原画像データの各画素データを変換することにより第1の露出段階画像データが生成される。
同様に、α×3/5〜α×4/5のデータレベルがゼロ〜255(すなわち8ビット)のデータレベルに、ゼロ〜α×3/5のデータレベルはゼロのデータレベルに、およびα×4/5〜αのデータレベルが255のデータレベルになるように(図6参照)、原画像データの各画素データを変換することにより第2の露出段階画像データが生成される。
同様に、α×1/5〜α×2/5のデータレベルがゼロ〜255(すなわち8ビット)のデータレベルに、ゼロ〜α×1/5のデータレベルはゼロのデータレベルに、およびα×2/5〜αのデータレベルが255のデータレベルになるように(図7参照)、原画像データの各画素データを変換することにより第3の露出段階画像データが生成される。
同様に、α×4/5〜αのデータレベルがゼロ〜255(すなわち8ビット)のデータレベルに、ゼロ〜α×4/5のデータレベルはゼロのデータレベルになるように(図8参照)、原画像データの各画素データを変換することにより第4の露出段階画像データが生成される。
同様に、ゼロ〜α×1/5のデータレベルがゼロ〜255(すなわち8ビット)のデータレベルに、α×1/5〜αのデータレベルは255のデータレベルになるように(図9参照)、原画像データの各画素データを変換することにより第5の露出段階画像データが生成される。
次に、基準画像設定部30の構成について、図10を用いて説明する。図10は、基準画像設定部30の内部構成を示すブロック図である。基準画像設定部30は、8ビット変換回路31と基準画像データ設定回路32とによって構成される。なお、8ビット変換回路31と基準画像データ設定回路32とは直列に接続される。
前段処理回路11から送信される画像データは、8ビット変換回路31に受信される。8ビット変換回路31では、画像データを構成する画素データに(256/2^(画像データのビット数))を乗じることにより、8ビットの画像データに変換される。変換された画像データは基準画像データ設定回路32に送信される。なお、元々、8ビットの画像データは、そのまま8ビット変換回路31から基準画像データ設定回路32に送信される。
基準画像データ設定回路32では、受信した8ビットの画像データが閾値設定部40および合成部50において用いる基準画像データに設定される。なお、基準画像データ設定回路32は合成部50に接続されており、後述するように、合成部50から合成画像データが基準画像データ設定回路32に送信されることがある。基準画像データ設定回路32が合成画像データを受信したときには、8ビット変換回路31から送信された画像データではなく、受信した合成画像データが基準画像データに設定される。設定した基準画像データは、閾値設定部40および合成部50に送信される。
次に、閾値設定部40の構成について、図11を用いて説明する。図11は、閾値設定部40の内部構成を示すブロック図である。閾値設定部40は、閾値仮設定回路41、画素データ分類回路42、輪郭抽出回路43、輪郭比較回路44、および閾値決定回路45によって構成される。
基準画像データ設定回路32は、画素データ分類回路42に接続される。基準画像データ設定回路32から送信される基準画像データは、画素データ分類回路42に送信される。画素データ分類回路42は閾値仮設定回路41にも接続され、閾値仮設定回路41から第1の閾値データを受信する。
なお、閾値仮設定回路41では、1〜254のいずれかのデータレベルが選択され、第1の閾値として設定される。設定された第1の閾値データが画素データ分類回路42に送信される。
画素データ分類回路42では、画素データ毎に画素データと第1の閾値とが比較される。画素データのデータレベルが第1の閾値以下である画素データは第1の分類画素に分類される。画素データのデータレベルが第1の閾値より大きい画素データは第2の分類画素に分類される。画素毎の分類結果に対応する分類データが生成される。画素データ分類回路42は輪郭抽出回路43に接続され、分類データが輪郭抽出回路43に送信される。
なお、基準画像データ設定回路32は、輪郭抽出回路43にも接続される。基準画像データ設定回路32から送信される基準画像データは、輪郭抽出回路43にも送信される。
輪郭回路43では、基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭が基準輪郭として抽出される(図12参照)。なお、輪郭抽出は、公知のエッジ検出によって実行される。輪郭抽出回路43では、基準輪郭として抽出された各画素の位置に相当する基準輪郭データが生成される。
また、輪郭抽出回路43では、分類データに基づいて、第1の分類画素と第2の分類画素とが互いに隣合う位置が検出される。互いに隣合う第1、第2の分類画素によって境界線が形成される(図13参照)。輪郭抽出回路43では境界線が比較輪郭として検出される。輪郭抽出回路43では、比較輪郭として抽出された各画素の位置に相当する比較輪郭データが生成される。
輪郭抽出回路43は輪郭比較回路44に接続され(図11参照)、基準輪郭データと比較輪郭データとが輪郭比較回路44に送信される。輪郭比較回路44では、基準輪郭データと比較輪郭データとに基づいて、基準輪郭および比較輪郭両方に位置する画素の数が一致判定値として計測される。
輪郭比較回路44は閾値決定回路45に接続され、一致判定値データが輪郭抽出回路45から閾値決定回路45に送信される。閾値決定回路45は一致判定値データを受信すると、閾値仮設定回路41から第1の閾値データが読出される。閾値決定回路45はRAM(図示せず)を有しており、受信した一致判定値データと読出した第1の閾値データとが互いに関連付けられてRAMに格納される。
閾値決定回路45は一致判定値データと第1の閾値データとをRAMに格納すると、RAMに格納した第1の閾値と異なるデータレベルを0〜255のいずれかから選択させ、新たな第1の閾値として、閾値仮設定部41に設定させる。
さらに閾値決定回路45は画素データ分類回路42、輪郭抽出回路43、および輪郭比較回路44を機能させ、新たな第1の閾値に対する一致判定値データを生成させる。閾値決定回路45では、新たに生成した一致判定値データがRAMに格納された一致判定値データと比較される。
以後同様に、第1の閾値の再設定、一致判定値データの生成、生成された一致判定値とRAMに格納された一致判定値データとの比較が繰返される。閾値設定部45では、データレベルが1、2番目に大きい一致判定値データに対応する2つの第1の閾値が、確定閾値に設定される。なお、データレベルがより大きな確定閾値が第1の確定閾値、データレベルがより小さな確定閾値が第2の確定閾値に設定される。
閾値決定回路45は合成部50に接続される。第1、第2の確定閾値に相当する第1、第2の確定閾値データが合成部50に送信される。
次に、合成部50の構成について、図14を用いて説明する。図14は、合成部50の内部構成を示すブロック図である。合成部50は、DRAM51と画像合成回路52とによって構成される。
前述のように、合成部50には擬似露出変換回路23から第1〜第5の露出変換画像データが送信される。擬似露出変換回路23はDRAM51に接続され、第1〜第5の露出変換画像データはDRAM51に送信される。DRAM51は、受信した第1〜第5の露出変換画像を格納する。DRAM51は画像合成回路52に接続されており、DRAM51に格納されたデータは画像合成回路52に送信可能である。
前述のように、合成部50には閾値決定回路45から第1、第2の確定閾値データが、基準画像データ設定回路32から基準画像データが送信される。閾値決定回路45および基準画像データ設定回路32は画像合成回路52に接続され、第1、第2の確定閾値データおよび基準画像データが画像合成回路52に受信される。
画像合成回路52では、第1〜第3の評価値の算出、第1〜第3の評価値の平滑化、評価値の正規化、平滑化した第1〜第3の評価値に基づく合成画像データの生成が実行される。
最初に、第1〜第3の評価値の算出について説明する。基準画像データにおけるx列y行の画素に対応した第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)が算出される。なお、第1〜第3の評価値はすべての画素に対して算出される。
第1〜第3の評価値を算出するために、基準画像データを構成する画素データのデータレベルLvと第1、第2の確定閾値th1、th2とが比較される。
Lv<th2の場合、以下の式(1)のように第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)が算出される。
Figure 0005271631
th2≦Lv≦th1の場合、以下の式(2)のように第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)が算出される。
Figure 0005271631
th1<Lvの場合、以下の式(3)のように第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)が算出される。
Figure 0005271631
すべての画素に対して第1〜第3の評価値が算出されると、第1〜第3の評価値が平滑化される。すべての画素が順番に注目画素に選択される。図15に示すように、注目画素FPの第1の評価値Ev(x、y、1)は、注目画素の周囲5行5列に配置された周囲画素の第1の評価値Ev(x−2、y−2、1)、Ev(x−1、y−2、1)、Ev(x、y−2、1)、Ev(x+1、y−2、1)、Ev(x+2、y−2、1)、Ev(x−2、y−1、1)Ev(x−1、y−1、1)、Ev(x、y−1、1)、Ev(x+1、y−1、1)、Ev(x+2、y−1、1)、Ev(x−2、y、1)、Ev(x−1、y、1)、Ev(x+1、y、1)、Ev(x+2、y、1)、Ev(x−2、y+1、1)、Ev(x−1、y+1、1)、Ev(x、y+1、1)、Ev(x+1、y+1、1)、Ev(x+2、y+1、1)、Ev(x−2、y+2、1)、Ev(x−1、y+2、1)、Ev(x、y+2、1)、Ev(x+1、y+2、1)、Ev(x+2、y+2、1)との平均値が、平滑化が1回行なわれた第1の評価値Ev1(x、y、1)として算出される。
第1〜第3の評価値の1回目の平滑化が終了すると、2回目の平滑化が実行される。再び、すべての画素が順番に注目画素に選択され、選択された注目画素について平滑化が1回行なわれた第1の評価値が、注目画素の周囲の5行5列に配置された周囲画素についての平滑化が1回行なわれた第1の評価値と平均化され、平滑化が2回行なわれた第1の評価値が算出される。
同様にして、平滑化が10回行なわれる。10回の平滑化が行なわれた第1の評価値が、第1の平滑化評価値として算出される。同様に、すべての画素に対して第2、第3の平滑化評価値が算出される。
すべての画素に対して第1〜第3の平滑化評価値が算出されると、評価値の正規化が行なわれる。画素毎の第1〜第3の平滑化評価値の合計が1になるように正規化される。例えば、任意の画素の第1、第2、第3の平滑化評価値が0.3、0.7、0.2である場合に、第1〜第3の平滑化評価値の合計値1.2で各評価値を割ることにより、第1〜第3の平滑化評価値は正規化され、第1、第2、第3の正規化評価値Ev’(x、y、1)、Ev’(x、y、2)、Ev’(x、y、3)が0.25、0.58、0.17に算出される。
画像合成回路52はすべての画素に対して第1〜第3の正規化評価値を算出すると、DRAM51から第1〜第3の露出段階画像データを読出す。第1、第2、第3の露出段階画像データにおけるx列y行の画素の画素データf(x、y、1)、f(x、y、2)、f(x、y、3)および第1、第2、第3の正規化評価値Ev’(x、y、1)、Ev’(x、y、2)、Ev’(x、y、3)を用いて、以下の式(4)を算出することにより、合成画像データを構成する画素データである合成画素データf(x、y)が算出される。なお、輝度成分f(x、y)は小数点以下を切り捨て、または四捨五入することにより8ビットのデータとなるように計算される。
Figure 0005271631
すべての画素に対して、合成画素データが算出される。すべての画素の合成画素データを生成することによって、合成画像データが生成される。生成された合成画像データはDRAM51に格納される。
合成画像データがDRAM51に格納されると、DRAM51は合成画像データを基準画像データ設定回路32に送信する。前述のように、基準画像データ設定回路32は受信した合成画像データを新たな基準画像データに設定する。
新たに設定された基準画像データが閾値設定部40に送信され、前述と同様のデータ処理を施すことにより、第1、第2の確定閾値データが生成される。前述と同様に、生成された第1、第2の確定閾値データが画像合成回路52に送信される。また、基準画像データ設定回路32から新たに設定された基準画像データも画像合成回路52に送信される。
画像合成回路52では、第1、第2の確定閾値と新たに設定された基準画像データとに基づいて、前述と同様にして、新たな第1〜第3の正規化評価値が算出される。第1〜第3の正規化評価値が算出されると、DRAM51から第4、第5の露出段階画像データと合成画像データとが画像合成回路52に読出される。
画像合成回路52では、第1の露出段階画像データを合成画像データに置換し、第2の露出段階画像データを第4の露出段階画像データに置換し、さらに第3の露出段階画像データを第5の露出段階画像データに置換して上述の式(4)と同様の計算により、新たな合成画素データの輝度成分が算出される。
すべての画素に対して、新たな合成画素データが生成される。すべての画素の合成画素データを新たに生成することによって、新たな合成画像データが最終合成画像データとして生成される。画像合成回路52は後段処理回路12に接続されており、最終合成画像データは後段処理回路12に送信される。
前述のように、後段処理回路12では、前段処理回路11から送信される元の画像データの色差成分と画像合成回路52から送信される輝度成分である最終合成画像データとに対して所定のデータ処理が施される。データ処理が施された画像データは合成画像データとしてモニタ65および外部カードインターフェース66に送信される。
次に、画像処理ユニット10によって行われるHDR合成処理を、図16〜図22のフローチャートを用いて説明する。
HDR合成処理は、使用者による入力部67へのHDR合成を実行するコマンドが入力されるとき、開始する。
図16に示すように、ステップS100において、A/Dコンバータ63から画像データを受信する。ステップS101において、受信した画像データに対して輝度・色差変換処理を実行し、各画素に対応する画素データの輝度データ成分および色差データ成分を生成する。
ステップS101において全画素に対して輝度データ成分を生成させるとステップS200に進み、露出調整のサブルーチンS200を実行する。ステップS200では後述するように、輝度データ成分の集合である画像データに露出調整処理を施す。露出調整処理により、第1〜第5の露出段階画像データを生成する。
第1〜第5の露出段階画像データを生成するとステップS300に進み、基準画像設定のサブルーチンS300を実行する。ステップS300では後述するように、以後の処理において用いる基準画像データを設定する。
基準画像データを設定するとステップS400に進み、閾値設定のサブルーチンS400を実行する。ステップS400では後述するように、ステップS300で設定した基準画像データに基づいて第1、第2の確定閾値を設定する。
第1、第2の確定閾値を設定するとステップS500に進み、画像合成のサブルーチンS500を実行する。ステップS500では後述するように、ステップS200において生成した第1〜第5の露出段階画像データとステップS400で設定した第1、第2の確定閾値とに基づいて合成画像データを生成する。
合成画像データを生成するとステップS102に進む。ステップS102では、ステップS500で生成した合成画像データが最終合成画像データであるか否かを判別する。最終合成画像データでない場合には、ステップS103に進む。最終合成画像データである場合には、ステップS105に進む。
ステップS103では、合成画像データをDRAM51に格納する。DRAM51への合成画像データの格納後、ステップS104に進む。ステップS104では、合成画像データを新たな基準画像データに設定する。
基準画像データの設定後、ステップS400に戻り、再びステップS400、S500を繰返す。ステップS500では、最終合成画像データとして合成画像データを生成する。
最終合成画像データの生成後、ステップS105において合成画像データである輝度データ成分と色差データ成分とをモニタ65および外部カードインターフェース66に送信する。合成画像データの送信後、HDR合成処理は終了する。
次に、前述の露出調整のサブルーチンについて図17、図18のフローチャートを用いて説明する。
ステップS201では、画像データが8ビットより大きいか否かを判別する(図17参照)。画像データが8ビットより大きい場合は、以下のステップS202〜ステップS207をスキップしてステップS208に進む。画像データが8ビット以下である場合は、ステップS202に進む。
ステップS202では、画像データを構成する画素データを注目画素データとして選択する。次のステップS203では、選択した注目画素データに対応する注目画素の周囲5×5の範囲に配置された画素に対応する画素データを周囲画素データに設定する。
周囲画素データの設定を終えると、ステップS204に進む。ステップS204では、注目画素データとすべての周囲画素データとのデータレベルの平均値を局所平均値として算出する。局所平均値の算出を終えると、ステップS205に進む。ステップS205では、注目画素データのデータレベルと局所平均値との差に増幅係数を乗じることにより、強調値を算出する。
強調値を算出すると、ステップS206に進む。ステップS206では、強調値と局所平均値とを足した合計値を算出する。元の注目画素データを、算出した合計値をデータレベルとする注目画素データに置換させる。
注目画素データを置換すると、ステップS207に進む。ステップS207では、画像データを構成する全画素に対応する画素データを置換したか否かを判別する。置換していない画素がある場合には、ステップS202に戻り全画素の画素データを置換するまでステップS202〜ステップS207の処理を繰返す。全画素の画素データを置換すると、ステップS208に進む。
ステップS208では、ステップS201において8ビットより大きいと判別された画像データまたはステップS206で置換された画素データによって構成される画像データを原画像データとして設定する。
原画像データの設定後ステップS209に進む(図18参照)。ステップS209では、作成する露出段階画像データの露出段階nを1に設定する。
露出段階nを設定するとステップS210に進む。ステップS210では、第nの露出段階画像データに対して定まる最小輝度レベルLminと最大輝度レベルLmaxを設定する。最小、最大輝度レベルとは、第nの露出段階画像データにおける輝度レベルゼロ、255に対応する、原画像データにおける輝度レベルである。
第1の露出段階画像データでは、α×2/5、α×3/5が最小、最大輝度レベルに定められる。また、第2の露出段階画像データでは、α×3/5、α×4/5が最小、最大輝度レベルに定められる。また、第3の露出段階画像データでは、α×1/5、α×2/5が最小、最大輝度レベルに定められる。また、第4の露出段階画像データでは、α×4/5、αが最小、最大輝度レベルに定められる。また、第5の露出段階画像データでは、ゼロ、α×1/5が最小、最大輝度レベルに定められる。
最小、最大輝度レベルLmin、Lmaxを設定すると、ステップS211に進む。ステップS211では、原画像データから第nの露出画像データに変換するための変換係数Cn(=(255/(α/5)))を算出する。
変換係数Cnを算出すると、ステップS212に進む。ステップS212では原画像データを構成する画素データを順番に選択する。
画素データを選択すると、ステップS213に進む。ステップS213では、選択した画素データのデータレベルLが最小輝度レベルLminより小さいか否かを判別する。データレベルLが最小輝度レベルLminより小さい場合はステップS214に進む。データレベルLが最小輝度レベルLmin以上である場合はステップS215に進む。
ステップS214では、データレベルがゼロである画素データを、ステップS212で選択した画素データに対応する第nの露出段階画像データにおける画素データとして生成する。画素データの生成後ステップS218に進む。
ステップS215では、選択した画素データのデータレベルLが最大輝度レベルLmaxより大きいか否かを判別する。データレベルLが最大輝度レベルLmaxより大きい場合はステップS216に進む。データレベルLが最大輝度レベルLmax以下である場合はステップS217に進む。
ステップS216では、データレベルが255である画素データを、ステップS212で選択した画素データに対応する第nの露出段階画像データにおける画素データとして生成する。画素データの生成後ステップS218に進む。
ステップS217では、ステップS212で選択した画素データのデータレベルLから最小輝度レベルLminを減じて、変換係数Cnが乗じられる。この計算により求められる(L−Lmin)×Cnをデータレベルとする画素データを、ステップS212で選択した画素データに対応する第nの露出段階画像データにおける画素データとして生成する。画素データの生成後ステップS218に進む。
ステップS218では、原画像データを構成するすべての画素に対して、対応する第nの露出段階画像データの画素データを生成したか否かを判別する。すべての画素に対して画素データを生成していない場合には、ステップS212に戻る。以後、すべての画素に対して第nの露出段階画像データを構成する画素データを生成するまでステップS212〜ステップS218の処理を繰返す。すべての画素に対して画素データを生成すると第nの露出段階画像データの生成を終了し、ステップS219に進む。
ステップS219では、露出段階nが5であるか否かを判別する。露出段階nが5でない場合はステップS220に進む。ステップS220では、露出段階nに1をインクリメントする。露出段階nに1をインクリメントした後、ステップS210に戻る。
以後、ステップS219において露出段階nが5になるまでステップS210〜ステップS220の処理を繰返す。ステップS219において露出段階nが5である、すなわち第1〜第5の露出段階画像データの生成終了のときに、露出調整のサブルーチンを終了する。前述のように露出調整のサブルーチンの終了後、基準画像設定のサブルーチンを実行する(図16参照)。
次に、前述の基準画像設定のサブルーチンについて図19のフローチャートを用いて説明する。
ステップS301では、ステップS102で受信した輝度成分が8ビットであるか否かを判別する。8ビットでない場合には、ステップS302に進む。8ビットの場合には、ステップS302をスキップしてステップS303に進む。
ステップS302では、ステップS101で生成した画素データの輝度成分を8ビットに変換する。なお、ステップS101で生成した画素データの最大のデータレベルをm1とすると、画素データの輝度成分に(256/m1)を乗じて1を減じることにより、8ビットに変換する。全画素データの輝度成分を8ビットに変換すると、ステップS303に進む。
ステップS303では、ステップS101で生成した8ビットの画像データまたはステップS302で8ビットに変換した画像データを基準画像データに設定する。基準画像データの設定の終了後、基準画像設定のサブルーチンは終了する。前述のように、基準画像設定のサブルーチンを終了すると、閾値設定のサブルーチンを実行する(図16参照)。
次に、前述の閾値設定のサブルーチンについて図20のフローチャートを用いて説明する。
ステップS401では、第1の閾値th1’を1に設定する。第1の閾値t1’の設定後ステップS402に進み、一致判定値Pを0にリセットする。一致判定値Pのリセット後ステップS403に進む。
ステップS403では、基準画像データにおいて選択された画素データのデータレベルLvが第1の閾値th1’以下であるか否かを判別する。データレベルLvが第1の閾値th1’以下である場合にはステップS404に進む。データレベルLvが第1の閾値th1’より大きい場合にはステップS405に進む。
ステップS404では、選択された画素データに対応する画素を第1の分類画素に分類する。ステップS405では、選択された画素データに対応する画素を第2の分類画素に分類する。ステップS404またはステップS405における分類後、ステップS406に進む。
ステップS406では、基準画像データを構成するすべての画素データに対応する画素に対して第1、第2の分類画素への分類が終了したか否かを判別する。すべての画素に対して分類が終了していない場合には、ステップS403に戻る。以後、すべての画素に対して分類するまでステップS403〜ステップS406の処理を繰返す。すべての画素に対する分類を終了、すなわち分類データの生成を完了するとステップS407に進む。
ステップS407では、基準画像データに基づいて基準輪郭と、分類データに基づいて比較輪郭とを検出する。基準輪郭および比較輪郭の位置を検出すると、ステップS408に進む。
ステップS408では、基準画像データを構成する画素データに対応する画素が基準輪郭および比較輪郭上に位置しているか否かを判別する。両輪郭上に位置する画素である場合にはステップS409に進む。両輪郭上に位置する画素でない場合にはステップS409をスキップしてステップS410に進む。
ステップS409では、一致判定値Pに1をインクリメントしてステップS410に進む。ステップS410では、基準画像データを構成する画素データに対応する全画素に対して輪郭上にあるか否かの判別を終了したか否かを判別する。全画素に対する判別を終了していない場合には、ステップS408に戻る。以後、全画素に対する判別を終了するまでステップS408〜ステップS410の処理を繰返す。全画素に対する判別を終了するとステップS411に進む。
ステップS411では、一致判定値Pを第1の閾値th1’とともにRAMに格納する。一致判定値Pの格納後ステップS412に進む。ステップS412では、第1の閾値th1’が254であるか否かを判別する。第1の閾値th1’が254でない場合にはステップS413に進む。ステップS413では第1の閾値th1に1をインクリメントしてステップS402に戻る。以後、第1の閾値th1’が254になるまでステップS402〜ステップS413の処理を繰返す。第1の閾値th1’が254である場合にステップS414に進む。
ステップS414では、RAMに格納した一致判定値Pの中で最大値である一致判定値と2番目に大きな一致判定値Pを検出する。一致判定値Pの検出後ステップS415に進む。
ステップS415では、2つの一致判定値Pに対応する第1の閾値th1’の中でデータレベルが大きな第1の閾値th1’を第1の確定閾値th1に設定する。また、データレベルが小さな第1の閾値th1’を第2の確定閾値th2に設定する。
第1、第2の確定閾値th1、th2の設定終了後、閾値設定のサブルーチンを終了する。前述のように閾値設定のサブルーチンの終了後、画像合成のサブルーチンを実行する(図16参照)。
次に、前述の画像合成のサブルーチンについて図22、図23のフローチャートを用いて説明する。
ステップS501では、基準画像データを構成する画素データのデータレベルLvが第2の確定閾値th2未満であるか否かを判別する。データレベルLvが第2の確定閾値th2未満である場合、ステップS502に進む。データレベルLvが第2の確定閾値th2以上である場合ステップS503において、データレベルLvが第1の確定閾値を超えるか否かを判別する。データレベルLvが第1の確定閾値th1を超える場合、ステップS504に進む。データレベルLvが第1の確定閾値th1以下である場合、ステップS505に進む。
ステップS502では、第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)を0、0、1に設定する。ステップS504では第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)を0、1、0に設定する。ステップS505では、第1、第2、第3の評価値Ev(x、y、1)、Ev(x、y、2)、Ev(x、y、3)を1、0、0に設定する。
ステップS502、ステップS504、またはステップS505において第1〜第3の評価値の設定後、ステップS506に進む。ステップS506では、基準画像データを構成する画素データに対応する画素すべてに対して第1〜第3の評価値を設定されているか否かを判別する。すべての画素に対する評価値が設定されていない場合はステップS501に戻り、すべての画素に対する評価値を設定するまでステップS501〜ステップS506の処理を繰返す。すべての画素に対する評価値を設定している場合には、ステップS507に進む。
ステップS507では、基準画像データを構成する画素データに対応する任意の画素を注目画素として選択する。注目画素を選択するとステップS508に進み、注目画素の周囲5×5に位置する画素が周囲画素として設定される。
周囲画素の設定後、ステップS509に進む。ステップS509では、注目画素に対応する第1の評価値を周囲画素に対応する第1の評価値との平均値に置換することにより、注目画素の第1の評価値の平滑化を実行する。また、注目画素対応する第2の評価値を周囲画素に対応する第2の評価値との平均値に置換することにより、注目画素の第2の評価値の平滑化を実行する。また、注目画素対応する第3の評価値を周囲画素に対応する第3の評価値との平均値に置換することにより、注目画素の第3の評価値の平滑化を実行する。
注目画素の第1〜第3の評価値の平滑化を終了すると、ステップS510に進む。ステップS510では、基準画像データを構成する画素データに対応するすべての画素に対して第1〜第3の評価値の平滑化を終了しているか否かを判別する。すべての画素に対する評価値の平滑化を終了していない場合には、ステップS507に戻る。以後、すべての画素に対する第1〜第3の評価値の平滑化を終了するまでステップS507〜ステップS510の処理を繰返す。すべての画素に対して第1〜第3の評価値を平滑化すると、ステップS511に進む。
ステップS511では、評価値の平滑化を10回行なっているか否かを判別する。平滑化を10回行なっていない場合には、ステップS507に戻る。以後、平滑化を10回行なうまでステップS507〜ステップS511の処理を繰返す。平滑化を10回行なうと、ステップS512に進む。
ステップS512では、基準画像データが合成画像データであるか否かを判別する。基準画像データが合成画像データでない場合には、ステップS513に進む。基準画像データが合成画像データである場合には、ステップS515に進む。
ステップS513では、第1〜第3の露出段階画像データをDRAM51から読出す。続くステップS514では、第1の露出段階画像データを中間露出画像データ、第2の露出段階画像データを明露出画像データ、第3の露出画像データを暗露出画像データに設定する。中間、明、暗露出画像データの設定後、ステップS517に進む。
ステップS515では、合成画像データおよび第4、第5の露出段階画像データをDRAM51から読出す。続くステップS516では、合成画像データを中間露出画像データ、第4の露出段階画像データを明露出画像データ、第5の露出画像データを暗露出画像データに設定する。中間、明、暗露出画像データの設定後、ステップS517に進む。
ステップS517では、基準画像データを構成する画素データに対応する画素毎に第1の評価値と中間露出画像データにおける画素データとの積、第2の評価値と明露出画像データにおける画素データとの積、および第3の評価値と暗露出画像データにおける画素データとの積の合計値を算出する。
合計値の算出後、ステップS518に進む。ステップS518では、合計値をデータレベルとする画素データを合成画像データの画素データとしてDRAM51に格納する。合成画素データの格納後、ステップS519に進む。
ステップS519では、すべての画素に対して合計画素データを格納したか否かを判別する。すべての画素に対して合計画素データを格納していない場合には、ステップS517に戻る。以後、すべての画素に対して合計画素データを格納するまでステップS517〜ステップS519の処理を繰返す。すべての画素に対して合計画素データを格納、すなわち合成画像データの生成が完了すると画像合成のサブルーチンを終了し、ステップS102に戻る。
以上のような構成である第1の実施形態の画像処理ユニットによれば、複数回の撮像をすること無くHDR合成を行うことが可能である。したがって、被写体が動いていてもHDR合成した画像のブレを低減化することが可能である。
また、本実施形態では、注目画素と周囲画素の輝度成分との差にゲインを乗じて注目画素の輝度成分と周囲画素の輝度成分の差を拡大することにより、輝度成分の階調を拡大している。このような階調拡大によれば、画一的に輝度成分にゲインを乗じる場合に比べて、輝度レベルの変化を詳細化することが可能となり、撮像した画像全体の中の一部における暗い被写体および明るい被写体も鮮明に表示することが可能である。
また、本実施形態では、HDR画像を構成する一部の画像を第1〜第5の露出段階画像データのいずれを用いるかを判断するための閾値を、基準輪郭に基づいて設定する構成である。したがって、実際の輪郭と画像の切替わりとが重なるので、画像の切替わりの位置を不明瞭にすることが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態を適用した画像処理ユニットについて説明する。なお、第2の実施形態を適用した画像処理ユニットは内視鏡プロセッサに設けられ、動画像に対してHDR合成を実行する点において第1の実施形態と異なる。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能を有する部位には、同じ符号を付する。
図24は、第2の実施形態を適用した画像処理ユニットを有する内視鏡プロセッサを含む内視鏡システムの内部構成を概略的に示すブロック図である。内視鏡システム70は、電子内視鏡71、内視鏡プロセッサ72、モニタ65によって構成される。
内視鏡プロセッサ72の光源ユニット73から出射される照明光が、ライトガイド74を介して電子内視鏡71の挿入管75の先端まで伝達される。伝達された照明光が挿入管75の先端付近の被写体に照射される。照明光の被写体における反射光が、挿入管75の先端に設けられる撮像素子62に受光される。
撮像素子62では、1/30秒のサンプリングタイミングで受光した反射光に応じた画像信号が生成される。画像信号は、内視鏡プロセッサ72に設けられるA/Dコンバータ63により8ビットのデジタルデータである画素データに変換される。
画素データは画像処理ユニット100に送信される。画像処理ユニット100では、所定の画像処理が施される。なお、第1の実施形態と同様に、画像処理ユニット100はHDR合成も実行可能である。画像処理の施された画像データはモニタ65に送信される。モニタ65には、送信された画像データに相当する画像が表示される。画像データは1/30秒毎に受信され、表示される画像が1/30秒毎に切替えられることにより、モニタ65に動画像が表示される。
なお、画像処理ユニット100は、システムコントローラ64に接続される。画像処理ユニット100における画像処理は、第1の実施形態と同様に、システムコントローラ64によって制御される。システムコントローラ64は内視鏡システム70の他の部位にも接続され、他の部位の動作も制御する。また、第1の実施形態と同様に、システムコントローラ64は入力部67に接続される。使用者による入力部67へのコマンド入力に基づいて、システムコントローラ64は内視鏡システム70の各部位を制御する。
画像処理ユニット100の構成について図25を用いて説明する。画像処理ユニット100は、前段処理回路11、露出調整部20、基準画像設定部30、閾値設定部400、合成部50、および後段処理回路12によって構成される。
第1の実施形態同様、A/Dコンバータ63から送信される画像データは、前段処理回路11に受信される。前段処理回路11および後段処理回路12の構成および機能は第1の実施形態と同じである。したがって、前段処理回路11では、画像データに対して輝度/色差変換処理を含む所定のデータ処理が施される。また、HDR合成を実行しない場合には、前段処理回路11から後段処理回路12に画像データが送信され、所定のデータ処理が施される。
第1の実施形態と同様、前段処理回路11は露出調整部20および基準画像設定部30にも接続される。HDR合成を実行する場合には、前段処理回路11からは画像データの色差成分が後段処理回路12に送信され、画像データの輝度成分は露出調整部20および基準画像設定部30に送信される。
第1の実施形態と同じく、露出調整部20では、受信した画像データに基づいて、第1〜第5の露出段階画像データが生成される。また、第1の実施形態と同じく、露出調整部20は合成部50に接続され、第1〜第5の露出段階画像データは合成部50に送信される。
第1の実施形態と同じく、基準画像設定部30では、基準画像データが設定される。第1の実施形態と同じく、基準画像設定部30は閾値設定部400および合成部50に接続され、設定された基準画像データが閾値設定部400および合成部50に送信される。
閾値設定部400では、第1、第2の確定閾値が設定される。なお、後述するように、第1の実施形態と異なり、第1、第2の確定閾値は以前のフレームの画像データに対して定められる確定閾値に基づいて設定される。第1の実施形態と同じく、閾値設定部400は合成部50に接続され、設定した第1、第2の確定閾値データが合成部50に送信される。
第1の実施形態と同様に、合成部50では受信した第1〜第5の露出段階画像データ、基準画像データ、および第1、第2の確定閾値データに基づいて、合成画像データが生成される。第1の実施形態と同じく、合成部50は後段処理回路12に接続され、合成画像データが後段処理部12に送信される。
次に、第1の実施形態と異なる閾値設定部400の更に詳細な構成および機能について説明する。なお、露出調整部20、基準画像設定部30、および合成部50の内部構成および機能は第1の実施形態と同じである。
図26は、閾値設定部400の内部構成を示すブロック図である。第1の実施形態と同じく、閾値設定部400には、閾値仮設定回路41、画素データ分類回路42、輪郭抽出回路43、輪郭比較回路44、および閾値決定回路45が設けられる。第1の実施形態と異なり、閾値設定部400には、閾値メモリ46が設けられる。
閾値メモリ46は、閾値仮設定回路41および閾値決定回路45に接続される。閾値メモリ46には、後述するように、第1〜第4の格納閾値データが格納される。第1〜第4の格納閾値データが閾値仮設定回路41に送信される。なお、内視鏡プロセッサ70の電源をONにしたときに、閾値メモリ46はリセットされ、格納されるデータは消去される。
閾値メモリ46に格納閾値データが格納されていない場合には、第1の実施形態と同じく閾値仮設定部41は1〜254のいずれかのデータレベルが選択され、第1の閾値として設定される。
第1の実施形態と同じく、閾値仮設定部41により設定された第1の閾値に基づいて、画素データ分類回路42による第1、第2の分類画素への分類、輪郭抽出回路43による基準輪郭および比較輪郭の抽出、輪郭比較回路44による一致判定値の算出、閾値決定回路45による第1、第2の確定閾値の決定が行なわれる。第1の実施形態と同じく、決定した第1、第2の確定閾値は合成部50に送信される。
第1の実施形態と異なり、閾値決定部45が第1、第2の確定閾値を決定するときに、第1、第2の確定閾値データは閾値メモリ46に送信され、第1、第2の格納閾値データとして閾値メモリ46に格納される。
また、基準画像データが合成画像データである場合には、閾値決定部45が第1、第2の確定閾値を決定するときに、第1、第2の確定閾値データは閾値メモリ46に送信され、第3、第4の格納閾値データとして閾値メモリ46に格納される。
なお、閾値メモリ46には1〜5フレーム前の画像データに対して設定された第1〜第4の格納閾値データが格納される。
閾値メモリ46に格納閾値データが格納されている場合には、以下に説明するように第1の実施形態と異なる方法により第1、第2の確定閾値が決定される。
8ビット変換回路31から送信された画像データが基準画像データに設定されると、閾値メモリ46からは1〜5フレーム前の画像データに対して設定された第1の格納閾値データが閾値仮設定部41に送信される。閾値仮設定部41では、直近のフレームほど大きな重み付けをした第1の格納閾値の平均値を第1の閾値th1’として設定する。
例えば、第1の閾値は、以下の式(5)により計算される。
th1’=(a×th1f1+b×th1f2+c×th1f3+d×th1f4+e×th1f5)/(a+b+c+d+e) (5)
th1f1〜th1f5は、1〜5フレーム前の画像データに対して設定された第1の格納閾値である。また、a≧b≧c≧d≧eとする。
閾値仮設定部41が第1の閾値を設定すると、設定された第1の閾値に基づいて、第1の実施形態と同様に、画素データ分類回路42による第1、第2の分類画素への分類、輪郭抽出回路43による基準輪郭および比較輪郭の抽出、輪郭比較回路44による一致判定値の算出、および閾値決定回路45による第1の閾値データと関連付けた一致判定値データのRAMへの格納が行なわれる。
第1の実施形態と異なり、閾値決定回路45が一致判定値データと第1の閾値データとをRAMに格納すると、RAMに格納した第1の閾値±5の範囲内のデータレベルを新たな第1の閾値として閾値仮設定部41に設定させる。
第1の実施形態と同様に、閾値決定回路45は画素データ分類回路42、輪郭抽出回路43、および輪郭比較回路44を機能させ、新たな第1の閾値に対する一致判定値データを生成させる。同様に、閾値決定回路45は、最初に設定した第1の閾値±5の範囲内のデータレベルの第1の閾値に対して求められた一致判定値データを生成させる。
閾値決定回路45は、最大となる一致判定値に関連付けられた第1の閾値を第1の確定閾値に決定する。第1の確定閾値を決定すると第1の確定閾値データが合成部50に送信される。また、第1の確定閾値データが閾値決定回路45から閾値メモリ46に送信され、第1の格納閾値として格納される。
第1の確定閾値データの合成部50への送信が終わると、閾値メモリ46から1〜5フレーム前の画像データに対して設定された第2の格納閾値データが閾値仮設定部41に送信される。以後、第1の確定閾値を決定するときと同様に、一致判定値が最大となる第1の閾値が第2の確定閾値に決定される。
第2の確定閾値を決定すると第2の確定閾値データが合成部50に送信される。また、第2の確定閾値データが閾値決定回路45から閾値メモリ46に送信され、第2の格納閾値として格納される。
第1の実施形態と同じく、合成部50において第1〜第3の露出段階画像データおよび第1、第2の確定閾値に基づいて合成画像データが生成され、生成された合成画像データが基準画像設定部30に送信される。合成画像データが基準画像データに設定されると、合成画像データと第4、第5の露出段階画像データに基づく合成画像データを生成するための第1、第2の確定閾値が、閾値設定部400により決定される。
合成画像データが基準画像データに設定されると、閾値メモリ46からは1〜5フレーム前の画像データに対して設定された第3の格納閾値データが閾値仮設定部41に送信される。以後、8ビット変換回路31から送信される画像データが基準画像データとするときの第1の確定閾値を決定するときと同様に、一致判定値が最大となる第1の閾値が合成画像データを基準画像データとするときの第1の確定閾値に決定される。
第1の確定閾値を決定すると第1の確定閾値データが合成部50に送信される。また、第の確定閾値データが閾値決定回路45から閾値メモリ46に送信され、第3の格納閾値として格納される。
第1の確定閾値データの合成部50への送信が終わると、閾値メモリ46から1〜5フレーム前の画像データに対して設定された第4の格納閾値データが閾値仮設定部41に送信される。以後、第1の確定閾値を決定するときと同様に、一致判定値が最大となる第1の閾値が第2の確定閾値に決定される。
第2の確定閾値を決定すると第2の確定閾値データが合成部50に送信される。また、第2の確定閾値データが閾値決定回路45から閾値メモリ46に送信され、第4の格納閾値として格納される。
第1の実施形態と同じく、合成部 において合成画像データ、第4、第5の露出段階画像データ、および第1、第2の確定閾値に基づいて新たな合成画像データが最終合成画像データとして生成される。第1の実施形態と同じく、最終合成画像データが後段処理回路 に送信される。
第1の実施形態と同じく、後段処理回路12では、前段処理回路11から送信される元の画像データの色差成分と画像合成回路52から送信される輝度成分とに所定のデータ処理が施される。所定のデータ処理が施された画像データは合成画像データとしてモニタ65に送信される。
次に、画像処理ユニット400によって行なわれるHDR合成処理を、図27〜図30のフローチャートを用いて説明する。
HDR合成処理は、内視鏡システム70において被写体の観察モードであるときにHDR合成を実行するコマンドが入力されるときに、開始する。また、HDR合成を解除するコマンド入力、または観察モードを終了するときに、HDR合成処理を終了する。
図27に示すように、ステップS100〜サブルーチンS300までは、第1の実施形態と同じ処理を実行し、第1〜第5の露出段階画像データを生成し、基準画像データを設定する。基準画像データを設定すると、第2の実施形態では、第1の実施形態における閾値設定のサブルーチンS400の代わりに、閾値設定のサブルーチンS600を実行する。
閾値設定のサブルーチンS600において第1、第2の確定閾値を設定するとステップS500に進む。ステップS500では、第1の実施形態と同じ処理を実行し合成画像データを生成する。
合成画像データ生成以後、第1の実施形態と同じステップS102〜ステップS105の処理を繰返す。第1の実施形態と異なり、合成画像データのモニタ65への送信後、ステップS100に戻り、前述のようにHDR合成処理が終了するまで、ステップS100〜ステップS105の処理を繰返す。
次に、閾値設定のサブルーチンS600について、図28〜図30のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601では、閾値メモリ46に第1〜第4の格納閾値すべてが格納されているか否かを判別する(図28参照)。すべてが格納されていない場合には、ステップS602に進む。すべて格納されている場合には、ステップS604に進む。
ステップS602では、格納判定フラッグFmを0に設定する。続くステップS603では、第1の閾値th1’を1に設定する。第1の閾値t1’の設定後、ステップS618に進む。
ステップS604では、格納判定フラッグFmを1に設定する。格納判定フラッグの設定後、ステップS605に進む。
ステップS605では、格納閾値番号フラッグFsが1であるか否かを判別する。格納閾値番号フラッグFsが1である場合には、ステップS606に進む。格納閾値番号フラッグFsが1でない場合には、ステップS608に進む。
ステップS606では、閾値メモリ46に格納した第1の格納閾値データを読出す。続くステップS607では、第1の格納閾値データに基づいて最初の第1の閾値th1’を設定する。第1の閾値th1’の設定後、ステップS617に進む。
ステップS608では、格納閾値番号フラッグFsが2であるか否かを判別する。格納閾値番号フラッグFsが2である場合には、ステップS609に進む。格納閾値番号フラッグFsが2でない場合には、ステップS611に進む。
ステップS609では、閾値メモリ46に格納した第2の格納閾値データを読出す。続くステップS610では、第2の格納閾値データに基づいて最初の第1の閾値th1’を設定する。第1の閾値th1’の設定後、ステップS617に進む。
ステップS611では、格納閾値番号フラッグFsが3であるか否かを判別する。格納閾値番号フラッグFsが3である場合には、ステップS612に進む。格納閾値番号フラッグFsが3でない場合には、ステップS614に進む。
ステップS612では、閾値メモリ46に格納した第3の格納閾値データを読出す。続くステップS613では、第3の格納閾値データに基づいて最初の第1の閾値th1’を設定する。第1の閾値th1’の設定後、ステップS617に進む。
ステップS614では、閾値メモリ46に格納した第4の格納閾値データを読出す。続くステップS615では、第4の格納閾値データに基づいて最初の第1の閾値th1’を設定する。さらに、続くステップS616では、格納閾値番号フラッグFsを0にリセットする。格納番号フラッグFsのリセット後、ステップS617に進む。
ステップS607、ステップS610、ステップS613、またはステップS616に続くステップS617では、格納閾値番号フラッグFsに1をインクリメントする。インクリメント完了後、ステップS618に進む。
ステップS603またはステップS617に続くステップS618では、一致判定値Pを0にリセットする。一致判定値Pのリセット後ステップS619に進む。
ステップS619では、基準画像データにおいて選択された画素データのデータレベルLvが第1の閾値th1’以下であるか否かを判別する。データレベルLvが第1の閾値th1’以下である場合にはステップS620に進む。データレベルLvが第1の閾値th1’より大きい場合にはステップS621に進む。
ステップS620では、選択された画素データに対応する画素を第1の分類画素に分類する。ステップS621では、選択された画素データに対応する画素を第2の分類画素に分類する。ステップS620またはステップS621における分類後、ステップS622に進む。
ステップS622では、基準画像データを構成するすべての画素データに対応する画素に対して第1、第2の分類画素への分類が終了したか否かを判別する。すべての画素に対して分類が終了していない場合には、ステップS619に戻る。以後、すべての画素に対して分類するまでステップS619〜ステップS622の処理を繰返す。すべての画素に対する分類を終了、すなわち分類データの生成を完了するとステップS623に進む。
ステップS623では、基準画像データに基づいて基準輪郭と、分類データに基づいて比較輪郭とを検出する。基準輪郭および比較輪郭の位置を検出すると、ステップS624に進む。
ステップS624では、基準画像データを構成する画素データに対応する画素が基準輪郭および比較輪郭上に位置しているか否かを判別する。両輪郭上に位置する画素である場合にはステップS625に進む。両輪郭上に位置する画素でない場合にはステップS625をスキップしてステップS626に進む。
ステップS625では、一致判定値Pに1をインクリメントしてステップS626に進む。ステップS626では、基準画像データを構成する画素データに対応する全画素に対して輪郭上にあるか否かの判別を終了したか否かを判別する。
全画素に対する判別を終了していない場合には、ステップS624に戻る。以後、全画素に対する判別を終了するまでステップS624〜ステップS626の処理を繰返す。全画素に対する判別を終了するとステップS627に進む。ステップS627では、一致判定値Pを第1の閾値th1’とともにRAMに格納する。一致判定値Pの格納後ステップS628に進む。
ステップS628では、格納判定フラッグFmが1であるか否かを判別する。格納判定フラッグFmが1でない場合には、ステップS629に進む。格納判定フラッグFmが1である場合には、ステップS633に進む。
ステップS629では、第1の閾値th1’が254であるか否かを判別する。第1の閾値th1’が254でない場合にはステップS630に進む。ステップS630では第1の閾値th1に1をインクリメントしてステップS618に戻る。以後、第1の閾値th1’が254になるまでステップS618〜ステップS630の処理を繰返す。第1の閾値th1’が254である場合にステップS631に進む。
ステップS631では、RAMに格納した一致判定値Pの中で最大値である一致判定値と2番目に大きな一致判定値Pを検出する。一致判定値Pの検出後ステップS632に進む。
ステップS632では、2つの一致判定値Pに対応する第1の閾値th1’の中でデータレベルが大きな第1の閾値th1’を第1の確定閾値th1に設定する。また、データレベルが小さな第1の閾値th1’を第2の確定閾値th2に設定する。第1、第2の確定閾値th1、th2の設定後、ステップS640に進む。
ステップS628からステップS633に進むと、ステップS607、ステップS610、ステップS613、またはステップS615において最初に設定した第1の閾値th1’から±5の範囲内すべてのデータレベルを第1の閾値th1’として設定したか否かを判別する。範囲内すべてにおいて第1の閾値th1’を設定していない場合にはステップS634に進む。範囲内すべてにおいて第1の閾値th1’を設定している場合にはステップS635に進む。
ステップS634では、最初に設定した第1の閾値th1’から±5の範囲内で、まだ設定していないデータレベルを第1の閾値th1’に設定する。第1の閾値th1’の設定後、ステップS618に戻る。以後、すべての範囲において第1の閾値th1’に設定するまでステップS618〜ステップS634の処理を繰返す。
ステップS635では、RAMに格納した一致判定値Pの中で最大値である一致判定値を検出する。続くステップS636では、格納閾値番号フラッグFsが2または4であるか否かを判別する。格納閾値番号フラッグFsが2または4である場合には、ステップS637に進む。格納閾値番号フラッグFsが2または4でない、すなわち1または3である場合には、ステップS638に進む。
ステップS637では、ステップS635において検出した一致判定値Pに対応する第1の閾値th1’を第1の確定閾値th1に設定する。ステップS638では、ステップS635において検出した一致判定値Pに対応する第1の閾値th1’を第2の確定閾値th2に設定する。ステップS637またはステップS638の終了後、ステップS639に進む。
ステップS639では、第1、第2の確定閾値th1、th2両方の設定が終わっているか否かを判別する。両方の設定が終わっていない場合には、ステップS605に戻る。以後、両方の設定が終わるまで、ステップS605〜ステップS639の処理を繰返す。両方の設定が終わっている場合には、ステップS640に進む。
ステップS632の完了後、またはステップS639において第1、第2の確定閾値th1、th2の設定後のステップS640において、第1、第2の確定閾値をth1、th2を閾値メモリ46に格納する。閾値メモリ46の格納終了後、閾値設定のサブルーチンS600を終了する。第1の実施形態と同じく閾値設定のサブルーチンの終了後、画像合成のサブルーチンを実行する。
以上のような構成である第2の実施形態の画像処理ユニットによれば、第1の実施形態と同じく複数回の撮像をすること無くHDR合成を行うことが可能である。したがって、本実施形態のように連続的に画像データが生成される動画像の撮像においてもHDR画像のブレを低減化することが可能である。
また、第2の実施形態の画像処理ユニット100によれば、第1の実施形態と同じく、画一的に輝度成分にゲインを乗じる場合に比べて、輝度レベルの変化を詳細化することが可能となり、撮像した画像全体の中の一部における暗い被写体および明るい被写体も鮮明に表示することが可能である。
また、第2の実施形態の画像処理ユニット100によれば、第1の実施形態と同じく閾値を基準輪郭に基づいて設定するので、実際の輪郭と画像の切替わりとが重なり、画像の切替わりの位置を不明瞭にすることが可能である。
さらに、第2の実施形態の画像処理ユニット100では、閾値仮設定部41が、以前に生成された画像データに対して設定された閾値に基づいて、第1の閾値を設定するので、表示する画像の切替わり時に、任意の領域に対して用いられる露出段階画像データが急激に変化することが無い。したがって、動画像の表示時に、任意の領域において露出段階の急激な変化を防止することが可能である。
なお、第1、第2の実施形態において、擬似露出変換回路23は、原画像データのデータレベルの全段階をを5分割して、分割したそれぞれのデータレベルを最小、最大とする露出段階画像データを生成する構成であるが、5分割に限られない。2分割以上であれば何分割であってもよい。
また、第1、第2の実施形態において、擬似露出変換回路23は、原画像データの全データレベルに対していずれかの露出段階画像データにおける0〜255のいずれかのデータレベルに変換する構成であるが、原画像データの全データレベルに対して露出段階画像データに変換しなくてもよい。例えば、第1、第2の実施形態の原画像データにおけるα×2/5〜(α×3/5−1)のデータレベルを第1の露出段階画像データに変換し、原画像データにおける(α×3/5+1)〜α×4/5のデータレベルを第2の露出段階画像データに変換する構成であってもよい。
あるいは、原画像データの一部のデータレベルを重複して、別の露出段階画像データに変換してもよい。例えば、第1、第2の実施形態の原画像データにおけるα×2/5〜(α×3/5+1)のデータレベルを第1の露出段階画像データに変換し、原画像データにおける(α×3/5−1)〜α×4/5のデータレベルを第2の露出段階画像データに変換する構成であってもよい。
また、第1、第2の実施形態において、単一の露出段階画像データに変換される原画像データにおけるデータレベルの範囲は、α/5ですべての露出段階画像データに対して一定であるが、露出段階毎に異なっていてもよい。
また、第1、第2の実施形態において、露出段階画像データのデータレベルは0〜255段階のいずれかになるように変換される構成であるが、最小段階が0でなくてもよく、最大段階は合成画像データの最大のデータレベル以下であればいかなる段階であってもよい。さらに、露出段階画像データ毎に最小段階および最大段階が異なっていてもよい。
また、第1、第2の実施形態において、8ビット変換回路31により8ビットに変換した画像データを基準画像データに設定する構成であるが、8ビットへの変換に限られない。任意の最大段階のデータレベルのデータに変換されてもよい。ただし、基準画像データの階調がm4である場合には閾値仮設定回路41による第1の閾値は、データレベルの第1段階からm4段階までの範囲内で設定されることが好ましい。
また、第1、第2の実施形態において、8ビットより大きな画像データを用いて8ビットの合成画像データを生成可能な構成であるが、少なくとも合成画像データのデータレベルの最大変化段階以下のデータレベルの画像データに基づいて、合成画像データを生成できれば、第1、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1、第2の実施形態において、A/Dコンバータ63により8ビット、すなわち256段階のデータレベルに変換される構成であるが何段階のデータレベルに変換されてもよい。
また、第1、第2の実施形態において、合成画像データは8ビット、すなわち256段階のデータレベルであるが、256段階のデータレベルに限られず、m2段階のデータレベルの合成画像データが生成されてもよい。合成画像データのデータレベルは、合成画像データを出力するモニタ65などの外部機器の規格に応じて定めればよい。
また、第1、第2の実施形態において、画像合成回路52では、任意の注目画素における評価値を5×5の範囲にある周囲画素における評価値と10回の平均化により、第1〜第3の評価値の平滑化を実行する構成であるが、注目画素の周囲のいずれの画素を周囲画素としてもよいし、平均化を何回行なってもよい。
さらには、平滑化は他の方法により行ってもよい。注目画素における第1〜第3の評価値と周囲画素における第1〜第3の評価値の変化率を低下させるいかなる方法によって平滑化してもよい。
さらには、平滑化をしなくてもよい。平滑化を行なわなくても、複数の撮像を行なうこと無くHDR画像を作成することが可能である。ただし、HDR画像中の部分的な領域において異なる露出段階画像データを用いた境界を不明瞭にするためには、平滑化を行なうことが好ましい。
また、第1、第2の実施形態において、平滑化した第1〜第3の評価値は合計が1に正規化される構成であるが、正規化をしなくてもよい。ただし、正規化により、単一の画素の表示に対する違和感が低減化される。
また、第1、第2の実施形態において、階調拡大回路21では、元の画像データのデータレベルの変化段階より、拡大後のデータレベルの段階が増加していればよく、特定の段階に拡大されなくてもよい。
また、第1、第2の実施形態において、階調拡大回路21を用いて、注目画素に対して定められる周囲画素との画素データの平均値と注目画素の画素データとの差分を増幅して平均値に足すことにより、データレベルを拡大する構成であるが、他の方法により拡大してもよい。
また、第1、第2の実施形態において、8ビット変換回路31は、前段処理回路11から送信される画像データを8ビットの画像データに変換する構成であるが、階調拡大回路21から出力される画像データを受信して、8ビットの画像データに変換する構成であってもよい。
また、第1、第2の実施形態において、輪郭比較回路44は基準輪郭と比較輪郭との両方に位置する画素の数を一致判定値として計測する構成であるが、基準輪郭と比較輪郭との一致性を示す他のいかなる判定値を計測する構成であってもよい。
また、第2の実施形態において、任意のフレームの画像データから合成画像データを生成させるときに、1〜5フレーム前の画像データから合成画像データを生成したとき確定閾値を用いて第1の閾値を設定する構成であるが、単一のフレームでもよく、また幾つ前のフレームに対応する確定閾値を用いてもよい。
また、第2の実施形態において、1〜5フレーム前の合成画像データに対応する確定閾値に重み付けを施して平均化する構成であるが、重み付けを施さなくてもよい。ただし、重み付けを施すことにより、直近のフレームに対応する確定閾値がより大きく影響を及ぼすことが可能である。
また、第1、第2の実施形態を適用した画像処理ユニットは、汎用の画像処理装置に合成画像作成プログラムを読込ませて構成することも可能である。
本発明の第1の実施形態を適用した画像処理ユニットを有するデジタルカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態の画像処理ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。 露出調整部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 原画像データを構成する画素データの輝度成分に関するヒストグラムである。 原画像データから第1の露出段階画像データへの変換関係を示すヒストグラムである。 原画像データから第2の露出段階画像データへの変換関係を示すヒストグラムである。 原画像データから第3の露出段階画像データへの変換関係を示すヒストグラムである。 原画像データから第4の露出段階画像データへの変換関係を示すヒストグラムである。 原画像データから第5の露出段階画像データへの変換関係を示すヒストグラムである。 基準画像設定部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態の露出設定部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 基準画像データに相当する画像における基準輪郭を示す図である。 分類データに相当する画像における第1、第2の分類画素の境界線を示す図である。 合成部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 注目画素における第1の評価値を周囲画素における第1の評価値を用いて平滑化する概念を示す図である。 第1の実施形態の画像処理ユニットが実行するHDR合成処理を説明するフローチャートである。 露出調整のサブルーチンを示す第1のフローチャートである。 露出調整のサブルーチンを示す第2のフローチャートである。 基準画像設定のサブルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施形態における閾値設定のサブルーチンを示す第1のフローチャートである。 第1の実施形態における閾値設定のサブルーチンを示す第2のフローチャートである。 画像合成のサブルーチンを示す第1のフローチャートである。 画像合成のサブルーチンを示す第2のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を適用した画像処理ユニットを有する内視鏡プロセッサを含む内視鏡システムの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態の画像処理ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態の閾値設定部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態の画像処理ユニットが実行するHDR合成処理を説明するフローチャートである。 第2の実施形態における閾値設定のサブルーチンを示す第1のフローチャートである。 第2の実施形態における閾値設定のサブルーチンを示す第2のフローチャートである。 第2の実施形態における閾値設定のサブルーチンを示す第3のフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理ユニット
11 前段処理回路
12 後段処理回路
20 露出調整部
21 階調拡大回路
22 原画像データ設定回路
23 擬似露出変換回路
30 基準画像設定部
31 8ビット変換回路
32 基準画像データ設定回路
40、400 閾値設定部
41 閾値仮設定回路
42 画素データ分類回路
43 輪郭抽出回路
44 輪郭比較回路
45 閾値決定回路
46 閾値メモリ
50 合成部
51 DRAM
52 画像合成回路
63 A/Dコンバータ
65 モニタ
66 外部カードインターフェース

Claims (13)

  1. 離散化したデータレベルがm1段階(m1は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する第1の画像データに基づいて、離散化したデータレベルがm2段階(m2は正の整数)であり前記画像を構成する複数の前記画素それぞれに対応する画素データを有する合成画像データを作成する画像処理ユニットであって、 m1がm2より小さい場合に、前記第1の画像データをm3段階(m3はm1より大きな整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データである第3の画像データに変換する階調拡大部と、
    m1がm2より小さい場合には第3の画像データを原画像データに設定する原画像データ設定部と、
    前記第1の画像データに基づいて、m4段階(m4は正の整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データを基準画像データに設定する基準画像データ設定部と、
    前記原画像データにおいて第s1段階(s1は1≦s1<m2を満たす整数)より小さな前記画素データのデータレベルを第u1段階(u1は1≦u1を満たす整数)に変換し且つ第t1段階(t1はs1<t1≦m2を満たす整数)より大きな前記画素データのデータレベルを第v1段階(v1はu1<v1≦m2を満たす整数)に変換し且つ前記第s1段階から前記第t1段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど前記第u1段階から前記第v1段階に近付くデータレベルに変換することにより第1の部分画像データを生成し、前記原画像データにおいて第s2段階(s2はs1<s2<m2を満たす整数)より小さな前記画素データのデータレベルを第u2段階(u2は1≦u2を満たす整数)に変換し且つ第t2段階(t2はs2、t1<t2≦m2を満たす整数)より大きな前記画素データのデータレベルを第v2段階(v2はu2<v2≦m2を満たす整数)に変換し且つ前記第s2段階から前記第t2段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど前記第u2段階から前記第v2段階に近付くデータレベルに変換することにより第2の部分画像データを生成する部分画像作成部と、
    前記基準画像データにおける前記画素データと比較するための第1の閾値を第1段階から第m4段階までの間のいずれかのデータレベルに設定する閾値設定部と、
    前記基準画像データの前記画素データ毎にデータレベルが前記第1の閾値より小さい画素を第1の分類画素、前記第1の閾値より大きい画素を第2の分類画素と分類する画素データ分類部と、
    前記基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と、前記第1の分類画素と前記第2の分類画素とが切替わる位置である第1の比較輪郭位置とを抽出する輪郭抽出部と、
    前記基準輪郭の位置と前記第1の比較輪郭位置との第1の一致性を検出する輪郭比較部と、
    前記第1の一致性が最大になるまで、前記閾値設定部による前記第1の閾値の変更、前記画素データ分類部による前記第1、第2の分類画素であるかの分類、前記基準輪郭の位置および前記第1の比較輪郭位置の抽出、および前記基準輪郭の位置と前記第1の比較輪郭の位置との第1の一致性の検出とを繰返させ、前記第1の一致性が最大となるときの前記第1の閾値を第1の確定閾値と決定する閾値決定部と、
    前記基準画像データにおいてデータレベルが前記第1の確定閾値より小さい画素データは前記第1の部分画像データにおける前記画素データに置換し、前記基準画像データにおいてデータレベルが前記第1の確定閾値より大きい画素データは前記第2の部分画像データにおける前記画素データに置換することにより前記合成画像データを生成する画像合成部とを備える
    ことを特徴とする画像処理ユニット。
  2. 前記部分画像作成部は、前記原画像データにおいて第s4段階(s4はs2<s4<m2を満たす整数)より小さな前記画素データのデータレベルを第u4段階(u4は1≦u4を満たす整数)に変換し且つ第t4段階(t4はs4、t2<t4≦m2を満たす整数)より大きな前記画素データのデータレベルを第v4段階(v4はu4<v4≦m2を満たす整数)に変換し且つ前記第s4段階から前記第t4段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど前記第u4段階から前記第v4段階に近付くデータレベルに変換することにより第4の部分画像データを生成し、
    前記画像合成部による合成画像データの作成後、
    前記基準画像データ設定部は、前記合成画像データを新しい基準画像データとして設定し、
    前記閾値設定部は、前記基準画像データの前記画素データと比較するための第3の閾値を第1段階から第m4段階までのいずれかのデータレベルに設定し、
    前記画素データ分類部は前記基準画像データの前記画素データ毎にデータレベルが前記第3の閾値より小さい画素を第4の分類画素、前記第3の閾値より大きい画素を第5の分類画素と分類し、
    前記輪郭抽出部は、前記基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と、前記第4の分類画素と前記第5の分類画素とが切替わる位置である第3の比較輪郭位置とを抽出し、
    前記輪郭比較部は、前記基準輪郭の位置と前記第3の比較輪郭位置との第3の一致性を検出し、
    前記閾値決定部は、前記第3の一致性が最大になるまで、前記閾値設定部による前記第3の閾値の変更、前記画素データ分類部による前記第4、第5の分類画素であるかの分類、前記基準輪郭の位置および前記第3の比較輪郭位置の抽出、および前記基準輪郭の位置と前記第3の比較輪郭の位置との第3の一致性の検出とを繰返させ、前記第3の一致性が最大となるときの前記第3の閾値を第3の確定閾値と決定し、
    前記画像合成部は、前記基準画像データにおいてデータレベルが前記第3の確定閾値より小さい画素データは前記基準画像データにおける前記画素データを用い、前記基準画像データにおいてデータレベルが前記第3の確定閾値より大きい画素データは前記第3の部分画像データにおける前記画素データに置換することにより前記合成画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理ユニット。
  3. 第1のフレームの前のフレームである第2のフレームの前記第1の画像データに基づいて決定した前記第1の確定閾値を記憶するメモリを備え、
    前記第1のフレームの前記第1の画像データに基づく前記合成画像データを生成するために、前記閾値設定部は、前記メモリに格納された前記第1の確定閾値に基づいて、最初の前記第1の閾値の設定を実行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理ユニット。
  4. 前記メモリは、第2のフレームの前のフレームである第3のフレームの前記第1の画像データに基づいて決定した前記第1の確定閾値を記憶し、
    前記閾値設定部は、前記第1のフレームの前記第1の画像データに基づく前記合成画像データの生成のために、前記メモリに格納された前記第2、第3のフレームの前記第1の画像データに基づいて決定した前記第1の確定閾値に基づいて、最初の前記第1の閾値の設定を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理ユニット。
  5. 前記閾値設定部は、前記メモリに格納された前記第2、第3のフレームの前記第1の画像データに基づいて決定した前記第1の確定閾値に重み付けを施し、重み付けを施した前記第1の確定閾値に基づいて、最初の前記第1の閾値の設定を実行することを特徴とする請求項に記載の画像処理ユニット。
  6. 前記階調拡大部は、前記第1の画像データにおいて任意の前記画素である第2の注目画素に対応する前記画素データと前記第1の注目画素の周囲の第2の周囲画素の前記画素データとの平均値を算出し、前記平均値と前記第2の注目画素の前記画素データとの差に所定の増幅値を乗じることにより、前記第1の画像データを前記第3の画像データに変換することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理ユニット。
  7. 前記輪郭比較部は、前記基準輪郭の位置であり且つ前記第1の比較輪郭位置である前記画素の数を前記第1の一致性として検出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理ユニット。
  8. 前記原画像データ設定部は、m1がm2より大きい場合には前記第1の画像データを前記原画像データに設定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理ユニット。
  9. 前記基準画像データ設定部は、前記画素データをm4/m1倍した前記第1の画像データ、または前記画素データをm4/m3倍した前記第3の画像データを前記基準画像データに設定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理ユニット。
  10. m4=m2であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理ユニット。
  11. u1=u2=1、v1=v2=m2であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像処理ユニット。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の画像処理ユニットを有する撮像装置。
  13. 離散化したデータレベルがm1段階(m1は正の整数)であり画像を構成する複数の画素それぞれに対応する画素データを有する第1の画像データに基づいて、離散化したデータレベルがm2段階(m2は正の整数)であり前記画像を構成する複数の前記画素それぞれに対応する画素データを有する合成画像データを作成させる合成画像作成プログラムであって、
    m1がm2より小さい場合に、前記第1の画像データをm3段階(m3はm1より大きな整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データである第3の画像データに変換する階調拡大部と、
    m1がm2より小さい場合には第3の画像データを原画像データに設定する原画像データ設定部と、
    前記第1の画像データに基づいて、m4段階(m4は正の整数)に離散化するデータレベルの画素データによって構成される画像データを基準画像データに設定する基準画像データ設定部と、
    前記原画像データにおいて第s1段階(s1は1≦s1<m2を満たす整数)より小さな前記画素データのデータレベルを第u1段階(u1は1≦u1を満たす整数)に変換し且つ第t1段階(t1はs1<t1≦m2を満たす整数)より大きな前記画素データのデータレベルを第v1段階(v1はu1<v1≦m2を満たす整数)に変換し且つ前記第s1段階から前記第t1段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど前記第u1段階から前記第v1段階に近付くデータレベルに変換することにより第1の部分画像データを生成し、前記原画像データにおいて第s2段階(s2はs1<s2<m2を満たす整数)より小さな前記画素データのデータレベルを第u2段階(u2は1≦u2を満たす整数)に変換し且つ第t2段階(t2はs2、t1<t2≦m2を満たす整数)より大きな前記画素データのデータレベルを第v2段階(v2はu2<v2≦m2を満たす整数)に変換し且つ前記第s2段階から前記第t2段階までの前記画素データをデータレベルが大きくなるほど前記第u2段階から前記第v2段階に近付くデータレベルに変換することにより第2の部分画像データを生成する部分画像作成部と、
    前記基準画像データにおける前記画素データと比較するための第1の閾値を第1段階から第m4段階までの間のいずれかのデータレベルに設定する閾値設定部と、
    前記基準画像データの前記画素データ毎にデータレベルが前記第1の閾値より小さい画素を第1の分類画素、前記第1の閾値より大きい画素を第2の分類画素と分類する画素データ分類部と、
    前記基準画像データに相当する画像における被写体の輪郭である基準輪郭の位置と、前記第1の分類画素と前記第2の分類画素とが切替わる位置である第1の比較輪郭位置とを抽出する輪郭抽出部と、
    前記基準輪郭の位置と前記第1の比較輪郭位置との第1の一致性を検出する輪郭比較部と、
    前記第1の一致性が最大になるまで、前記閾値設定部による前記第1の閾値の変更、前記画素データ分類部による前記第1、第2の分類画素であるかの分類、前記基準輪郭の位置および前記第1の比較輪郭位置の抽出、および前記基準輪郭の位置と前記第1の比較輪郭の位置との第1の一致性の検出とを繰返させ、前記第1の一致性が最大となるときの前記第1の閾値を第1の確定閾値と決定する閾値決定部と、
    前記基準画像データにおいてデータレベルが前記第1の確定閾値より小さい画素データは前記第1の部分画像データにおける前記画素データに置換し、前記基準画像データにおいてデータレベルが前記第1の確定閾値より大きい画素データは前記第2の部分画像データにおける前記画素データに置換することにより前記合成画像データを生成する画像合成部として画像処理装置を機能させる
    ことを特徴とする合成画像作成プログラム。
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