JP5271230B2 - 媒体印字処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱ヘッドを用いてリライトカード上に印字を行う媒体印字処理装置に関するものである。
外部から取り込んだリライトカードに印字を行う装置では、ゴミ、埃が付着し汚れたカード等、様々なリライトカードが、装置のカード処理機構内に取り込まれる場合がある。この汚れたままのリライトカードをそのまま装置の印字機構内部に搬送させると、搬送機構、及び印字ヘッドのカードへの接触面である印字ヘッド先端面を汚してしまう恐れがある。また、汚れたリライトカードの搬送は、搬送機構、及び印字ヘッド先端面を汚してしまうだけでなく、汚れたままのリライトカードに印字処理が実行されると、汚れた部分における印字むら、印字擦れ等が発生し、印字の品質を低下させる要因となる。
そこで、良好な印字品質が求められる印字機構に対しては、媒体の印字面や印字ヘッドのヘッド先端面は常時清掃された状態が望ましく、特に、印字ヘッドのヘッド先端面は印字後、若しくは印字する前に、ヘッド先端面を清掃することが好ましい。
汚れの影響が大きく印字動作毎に清掃を行う必要がある場合の清掃方法として、例えば、特許文献1が開示されている、特許文献1では、装置の搬送路内にカード退避部を設置するとともに、搬送路内にクリーニングカードを常時1枚用意しておく構成が記載されている。そして、印字動作中はクリーニングカードを退避部に移動させておき、印字動作後にクリーニングカードをヘッド部に搬送し、ヘッド表面のこすり清掃を行うことにより、印字ヘッドの印字動作ごとに印字ヘッドの清掃を行なう方法が記載されている。
また、特許文献2には、カードの挿入口と印字ヘッドとの間に、カードの表面のクリーニング部材を備えたカードリーダが記載されており、印字前にクリーニングを行うことが記載されている。
特開平8−255317号公報 特開平6−139683号公報
特許文献1記載の場合には、装置の搬送路内にカード退避部を設置する場所、および、ヘッド部の清掃時にクリーニングカードを搬送させるスペースを確保するために、カード処理機構自体を小型化することが困難であるという問題がある。また、クリーニングカードによる清掃では、繰り返しの清掃により、ヘッド部を清掃する毎にクリーニングカード自体が汚れて、清掃効果が薄れることになるため、クリーニングカードの交換が頻繁に発生することになる。従って、処理件数の多い装置の場合には、装置の内部に複数のクリーニングカードを保管しておき、清掃で汚れたクリーニングカードを交換回収する機構を設置しなければならない、という問題もある。
また、特許文献2記載の場合には、印字後のカード搬送において、ローラー等の搬送機構にて印字後の印字面を汚してしまい、汚れたままの媒体が装置から放出される場合がある、という問題がある。
そこで、本発明は、印字ヘッドの清掃機構や、媒体の印字面の清掃機構の小型化、簡素化を図った媒体印字処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
印字面を有する媒体に印字を行なうための印字機構を有する媒体印字処理装置であって、
前記印字機構は、
印字を行なうヘッド先端面を有し、前記媒体の印字面に前記ヘッド先端面を接触させて印字を行なう印字ヘッドと、
前記印字ヘッドの位置を移動させる移動機構と、
前記印字ヘッドのヘッド先端面を清掃するための清掃部材と、を備え、
前記移動機構による前記印字ヘッドのヘッド先端面の移動軌道上に、前記ヘッド先端面の清掃部材を設置し、
前記移動機構による前記印字ヘッドのヘッド先端面の前記媒体の印字面からの移動に連動して前記媒体の印字面上を通過するように、前記媒体の印字面を清掃するための印字面清掃部材を前記印字ヘッドと一体に構成したことを特徴とする媒体印字処理装置。
この媒体印字処理装置によれば、印字ヘッドの移動機構を備え、印字ヘッドのヘッド先端面の移動軌道上にヘッド先端面の清掃部材を備えるとともに、印字ヘッドのヘッド先端面の媒体の印字面からの移動に連動して媒体の印字面上を通過するように、媒体の印字面を清掃するための印字面清掃部材を印字ヘッドと一体に構成したことにより、従来の装置において必要であった、クリーニングカード退避部を設置する場所、および印字ヘッド清掃時にクリーニングカードを搬送させるスペース等が不要となり、印字ヘッドの清掃機構の小型化、簡素化が可能であるとともに、媒体の印字面の清掃機構の小型化、簡素化が可能である。
[適用例2]
適用例1記載の媒体印字処理装置であって、
前記移動機構は、前記媒体の印字面に対して平行に設けられた回転軸を中心として、前記印字ヘッドを回転移動させることにより、前記印字ヘッドのヘッド先端面を前記清掃部材上に導いて前記ヘッド先端面を清掃させるとともに、前記印字ヘッドをさらに回転移動させることにより、前記印字面清掃部材を前記媒体の印字面上を通過させて、前記印字面を清掃させることを特徴とする媒体印字処理装置。
この構成によれば、印字ヘッドを回転移動させることにより、簡素で小型な構成で印字ヘッドの移動機構を実現するとともに、印字ヘッドの移動に連動して印字面清掃部材の移動機構を実現することが可能であり、簡素で小型な構成で媒体の印字面の清掃機構を実現することが可能である。
[適用例3]
適用例2記載の媒体印字処理装置であって、
さらに、前記印字ヘッドを回転移動させることにより、前記印字面清掃部材を前記清掃部材上に導き、前記印字面清掃部材を清掃させることを特徴とする媒体印字処理装置。
この構成によれば、さらに、印字面清掃部材の清掃機構も容易に実現可能である。
[適用例4]
適用例1記載の媒体印字処理装置であって、
前記移動機構は、前記媒体の印字面に対して前記印字ヘッドを平行移動させることにより、前記印字ヘッドのヘッド先端面を導いて清掃させるとともに、前記印字ヘッドの平行移動に連動して前記印字面清掃部材を平行移動させて前記媒体の印字面上を通過させて、前記印字面を清掃させることを特徴とする媒体印字処理装置。
この構成によれば、印字ヘッドを平行移動させることにより、簡素で小型な構成で印字ヘッドの移動機構を実現するとともに、印字ヘッドの移動に連動して印字面清掃部材の移動機構を実現することが可能であり、簡素で小型な構成で媒体の印字面の清掃機構を実現することが可能である。
[適用例5]
適用例4記載の媒体印字処理装置であって、
前記清掃部材は、前記ヘッド先端面が前記清掃部材上に導かれたときに、前記ヘッド先端面だけでなく、前記印字ヘッドのヘッド先端面の移動に連動して移動する前記印字面清掃部材も含む軌道上にも設置される大きさであることを特徴とする媒体印字処理装置。
この構成によれば、さらに、印字面清掃部材の清掃機構も容易に実現可能である。
第1実施例のカード印字処理装置100の概略構成図である。 印字ヘッド1のヘッド先端面7の清掃状態を示す説明図である。 カード6の印字面の清掃状態を示す説明図である。 印字面清掃部材2の清掃状態を示す説明図である。 第2実施例のカード印字処理装置200の概略構成図である。 図5に示したカード印字処理装置200を上方側から見た説明図である。 印字ヘッド11のヘッド先端面17およびカード16の印字面の清掃状態を示す説明図である。
A.第1実施例:
図1は、第1実施例のカード印字処理装置100の概略構成図であり、カード印字機構部分を中心として側面側から示している。このカード印字処理装置100は、印字ヘッド1と、カード6を搬送するためのカード搬送路8およびプラテン5と、を備えている。そして、カード6は、カード搬送路8およびプラテン5により、その印字面が印字ヘッド1の下部まで搬送され、印字ヘッド1の下端に設けられているヘッド先端面7によって印字が実行される。
ここで、カード印字処理装置100は、印字ヘッド1の下端のヘッド先端面7とは反対側の端部に、紙面に垂直な回転軸3が設けられており、印字ヘッド1をこの回転軸3を中心に回転させるための駆動機構DSを備えている。そして、印字ヘッド1を回転移動させた際にヘッド先端面7が通過する回転軌道上には、ヘッド先端面7を清掃するためのクリーニング体(本願の清掃部材に相当)4が設置されている。このクリーニング体4は、巻込み部10から繰り出されて、上記した回転軌道上に配置され、巻取り部9に巻き取られる構造となっている。また、印字ヘッド1には、カード6の印字面を清掃するための印字面清掃部材2が一体化して設けられている。この印字面清掃部材2は、印字ヘッド1の回転移動に連動して円弧状に移動して、プラテン5上に配置されるカード6の印字面に接触するように通過して、クリーニング体4まで導かれる構造となっている。なお、この印字面清掃部材2の位置は、印字ヘッド1の回転移動に連動して円弧状に移動して、プラテン5上に配置されるカード6の印字面に接触するように通過して、クリーニング体4まで導かれる構造であればよく、好ましくは、ヘッド1の先端面7に可能な限り近い側で、印字ヘッド1に一体化して構成されているほうがよい。
図2は、印字ヘッド1のヘッド先端面7の清掃状態を示す説明図である。印字ヘッド1のヘッド先端面7を清掃する場合には、図2に示すように、印字ヘッド1をA方向(破線矢印方向)へ回動させることにより、ヘッド先端面7を、回転軌道上のクリーニング体4上に移動させる。そして、ヘッド先端面7をクリーニング体4で擦ることによりヘッド先端面7の汚れを清掃(拭き取る)ことができる。なお、この擦りによる汚れの清掃は、ヘッド先端面7がクリーニング体4に接触した状態で、クリーニング体4を巻込み部10から巻取り部9へH方向(実線矢印方向)に巻き取ることにより実行することができる。この場合、ヘッド先端面7は、巻込み部10から繰り出される未使用のきれいなクリーニング体にて拭き取られるので、ヘッド先端面7を汚すことがなく、良好な印字を行なうことができる。なお、このクリーニング体4としては、例えば、ガーゼ等の布製のものや、粘着フィルム状のもの等を利用することができる。
図3は、カード6の印字面の清掃状態を示す説明図である。カード6の印字面を清掃する場合には、図3に示すように、印字ヘッド1をB方向(破線矢印方向)へ回転移動させることにより、すなわち、カード6の印字面を清掃する印字面清掃部材2をプラテン5と対向する位置に移動させる。この状態において、印字面清掃部材2に対して、カード6をカード搬送路8の搬送路上でCおよびD方向へと往復搬送させることにより、カード全面、特に、印字面に付着したゴミ、埃等の汚れを、印字面清掃部材2で除去することができる。なお、この印字面清掃部材2としては、例えば、一般的に使用されている粘着性のあるローラー用いることができる。
以上のように、印字ヘッド1の移動機構を備えることにより、図2に示したように、印字ヘッド1のヘッド先端面7を清掃することができる。また、図3に示すように、印字ヘッド1に一体化して設けられた印字面清掃部材2(カード清掃部材)により、カードの印字面を清掃することができる。
印字ヘッド1のヘッド先端面7およびカード6の印字面は、例えば、以下のようにして清掃される。まず、印字ヘッド1の移動機構を動作させて、図2に示すようにして、印字ヘッド1のヘッド先端面7を清掃する。次に、図3に示すようにして、カード6の印字面を清掃する。そして、図1に示した状態、すなわち、カード6をD方向へ搬送させた後、印字ヘッド1のヘッド先端面7をプラテン5に対向する位置に移動させ、カード6の印字面をヘッド先端面7の下部に搬送させて印字を開始させる。このようにすれば、印字時において、ヘッド先端面7およびカード6の印字面には、ゴミ、埃等の汚れが付着していない状態で印字を実行することが可能となる。
なお、カード6を清掃することにより印字面清掃部材2に付着したゴミ、埃等の汚れは、カードの清掃毎に付着して蓄積していくため、カード清掃毎、もしくは、定期的に付着した汚れを取り除く操作を実行することが好ましい。すなわち、印字面清掃部材2の清掃面も常にきれいな状態に保っておくことが好ましい。そこで、本実施例では、以下で説明するように、印字ヘッド1を回転移動させることによりクリーニング体4を利用して、印字面清掃部材2を清掃することも可能である。
図4は、印字面清掃部材2の清掃状態を示す説明図である。印字面清掃部材2を清掃する場合には、図4に示すように、印字ヘッド1を回転移動させることにより、印字面清掃部材2を、K方向(破線矢印方向)へ回転移動させ、クリーニング体4上に移動させる。そして、印字ヘッド1のヘッド先端面7の清掃時と同様にして、印字面清掃部材2に付着したゴミ、埃等の汚れをクリーニング体4で取り除くことが可能となる。
なお、印字ヘッド1のヘッド先端面7の清掃や印字面清掃部材2を清掃することによりクリーニング体4に付着したゴミ、埃等の汚れは、クリーニング体4の巻取り部9にて巻き取られていくため、ゴミ、埃等が、カード6の印字面に落下して汚れることや、カード搬送路8が汚れることはない。また、巻込み部10に巻込まれている未使用のクリーニング体4がなくなるまで、オペレータの清掃作業を必要とせず、カードの清掃と印字ヘッドの清掃の容易化を図ることができる。
以上説明したように、本実施例のカード印字処理装置100では、印字ヘッド1を回転移動させる移動機構と、この移動機構による印字ヘッド1のヘッド先端面7の移動軌道上に設置されたクリーニング体4とを備えることにより、印字ヘッド1をクリーニング体4上に移動させることにより、ヘッド先端面7のゴミ、埃等の汚れを容易に清掃することが可能である。また、印字ヘッド1に一体化された印字面清掃部材2を、プラテン5に対向する位置に移動させることにより、カード6、特に、カード6の印字面の、ゴミ、埃等の汚れを容易に清掃することが可能である。これにより、印字開始前に、印字ヘッド1のヘッド先端面7、および、カード6の印字面を清掃することにより、品質の高い印字が可能である。また、次に、印字動作が開始されるまでに時間が空くような場合に、印字後に印字ヘッド1のヘッド先端面7に付着した汚れが凝固しないうちに、すなわち、印字後直ちにクリーニング動作を実行することにより印字ヘッド1のヘッド先端面7の汚れ等を清掃しておくことも可能である。
従って、本実施例では、従来技術で説明した装置のような、装置内にクリーニングカード退避部を設置する場所、および、印字ヘッド清掃時にクリーニングカードを搬送させるスペース等が不要となり、印字動作毎に行う印字ヘッドの清掃機構、およびカードの印字面の清掃機構の小型化、簡素化が可能となる。また、印字の実行前における印字ヘッドやカードのクリーニング動作に加え、印字の実行後にも印字ヘッドやカードのクリーニング動作を行うことができるため、印字後のカード搬送において汚れのないカードを、装置より放出することが可能となる。
B.第2実施例:
図5は、第2実施例のカード印字処理装置200の概略構成図であり、図1と同様にカード印字機構部分を中心として側面から示している。図6は、図5に示したカード印字処理装置200を上方側から見た説明図である。図7は、印字ヘッド11のヘッド先端面17およびカード16の印字面の清掃状態を示す説明図である。
このカード印字処理装置200は、印字ヘッド11と、カード16を搬送するためのカード搬送路18およびプラテン15と、を備えている。第1実施例と同様に、カード16は、カード搬送路18およびプラテン15により、その印字面が印字ヘッド11の下部まで搬送され、印字ヘッド11の下端に設けられているヘッド先端面17によって印字が実行される。
ここで、プラテン5の手前側の側面で、後述するように、ヘッド先端面17が平行移動する軌道上には、印字ヘッド11のヘッド先端面17を清掃するためのクリーニング体(本願の清掃部材に相当)14が設置されている。また、印字ヘッド11には、カード16を清掃するための印字面清掃部材12が一体化するように設けられている。なお、クリーニング体14は、後述するように印字ヘッド11の移動に連動して移動する軌道上にも設置される大きさを有している。ただし、クリーニング体14の大きさは、少なくとも、印字ヘッド11のヘッド先端面17を清掃できる大きさであればよい。
印字ヘッド11は、図6に示すように、印字ヘッド11のヘッド先端面17を、E方向(カードの搬送方向)と直交する方向、すなわち、F方向あるいはG方向に平行移動させる移動機構を備えている。この移動機構は、例えば、ソレノイドやリニアモーター等を用いた種々の一般的な駆動機構を用いることで実現できる。印字ヘッド11および印字面清掃部材12は、連動してF方向およびG方向に移動可能である、なお、クリーニング体14は、印字ヘッド11のヘッド先端面17が移動する側(F方向側)に設置されている。そしてクリーニング体14に対して、印字ヘッド11のヘッド先端面17がF方向に平行移動することで、図7に示すように、印字ヘッド11のヘッド先端面17の全面がクリーニング体14に接触しながら通過して、ヘッド先端面17の、ゴミ、埃等の汚れを除去(清掃)することができる。なお、このクリーニング体14としては、第1実施例におけるクリーニング体4と同様の構成のものを用いることができる。
また、印字ヘッド11を移動させる前に、図7に示すように、カード16を、印字面清掃部材12の直下の位置まで移動させておくことが好ましい。これにより、印字ヘッド11の平行移動に連動して移動する印字面清掃部材12をF方向、および、G方向に往復移動させることにより、印字面清掃部材12がカード16の印字面を接触しながら通過することにより印字面を清掃することができる。なお、印字面清掃部材12としては、例えば、ブラシ等を利用することができる。
また、上記したように、印字ヘッド11を平行移動させてヘッド先端面17をクリーニング体14の上を通過させる際には、印字ヘッド11の平行移動に連動して印字面清掃部材12もクリーニング体14上を通過させることができる。これにより、印字面清掃部材12に付着したゴミ、埃等の汚れを除去することもできる。
本実施例では、第1実施例と同様に、印字開始前に、印字ヘッド11のヘッド先端面17、および、カード16の印字面を清掃することにより、品質の高い印字が可能である。また、次に、印字動作が開始されるまでに時間が空くような場合に、印字後に印字ヘッド11のヘッド先端面に付着した汚れ等が凝固しないうちに、すなわち、印字後直ちにクリーニング動作を実行することにより印字ヘッド11のヘッド先端面17の汚れを清掃しておくことも可能である。また、本実施例では、第1実施例とは異なり、印字ヘッド11と印字面清掃部材12の連動した平行移動により、印字ヘッド11のヘッド先端面17の清掃、および、カード16の印字面の清掃の2つの機能を1つの動作で同時に行うことができる、という利点がある。
本実施例においても、従来技術で説明した装置のような、装置内にクリーニングカード退避部を設置する場所、および、印字ヘッド清掃時にクリーニングカードを搬送させるスペース等が不要となり、印字動作毎に行う印字ヘッドの清掃機構、およびカードの印字面の清掃機構の小型化、簡素化が可能となる。また、印字の実行前における印字ヘッドやカードのクリーニング動作に加え、印字の実行後にも印字ヘッドやカードのクリーニング動作を行うことができるため、印字後のカード搬送において汚れのないカードを、装置より放出することが可能となる。
C.変形例:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。
(1)例えば、上記実施例では、クリーニング体4,14は、ガーゼ等の布製としているが、特に規定はなく、粘着フィルム状のものでゴミ、埃等の汚れを付着させる機構や、ブラシで擦り落とす機構等、印字ヘッドを清掃するクリーニング体4の形状の制約を受けず様々な態様での清掃の態様が可能である。例えば、印字ヘッドを回転移動や平行移動させる動作でヘッド先端面を、クリーニング体に対して複数往復移動させることにより汚れの拭き残りを無くす態様としてもよい。また、ヘッド先端面のクリーニング体への往復移動だけでは、一方向のみの拭き取りとなるため、汚れがヘッド先端面7に残り易く、印字品質が安定しないケースがある。そこで、ヘッド先端面に沿って平行に且つ、印字ヘッドの移動方向と直交する方向へ印字ヘッドを清掃するクリーニング体を微小の往復移動させることにより、ヘッド先端面の拭きむらを無くす拭き取りを行う態様としてもよい。すなわち、拭き取り方向を多様化した、様々な清掃の態様の適用が可能である。
(2)上記第1実施例では、カードを清掃する印字面清掃部材2は、一般的に使用されている粘着性のあるローラーを採用しており、上記第2実施例では、カードを清掃する印字面清掃部材12はブラシを採用しているが、印字面清掃部材2,12の目的は、カードの印字面のゴミ、埃等の汚れの除去を行うことである。従って、カードを清掃する印字面清掃部材2の形状、清掃の態様は、粘着性のあるローラーや、布製品で拭き取る機構、ブラシで擦り取る機構等、様々な方式を組み付けることができる。
1…印字ヘッド
2…クリーニング体
3…回転軸
4…クリーニング体
5…プラテン
6…カード
7…ヘッド先端面
8…カード搬送路
9…巻取り部
10…巻込み部
11…印字ヘッド
12…クリーニング体
14…クリーニング体
15…プラテン
16…カード
17…ヘッド先端面
18…カード搬送路
100…カード印字処理装置
200…カード印字処理装置
DS…駆動機構

Claims (5)

  1. 印字面を有する媒体に印字を行なうための印字機構を有する媒体印字処理装置であって、
    前記印字機構は、
    印字を行なうヘッド先端面を有し、前記媒体の印字面に前記ヘッド先端面を接触させて印字を行なう印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドの位置を移動させる移動機構と、
    前記印字ヘッドのヘッド先端面を清掃するための清掃部材と、を備え、
    前記移動機構による前記印字ヘッドのヘッド先端面の移動軌道上に、前記ヘッド先端面の清掃部材を設置し、
    前記移動機構による前記印字ヘッドのヘッド先端面の前記媒体の印字面からの移動に連動して前記媒体の印字面上を通過するように、前記媒体の印字面を清掃するための印字面清掃部材を前記印字ヘッドと一体に構成したことを特徴とする媒体印字処理装置。
  2. 請求項1記載の媒体印字処理装置であって、
    前記移動機構は、前記媒体の印字面に対して平行に設けられた回転軸を中心として、前記印字ヘッドを回転移動させることにより、前記印字ヘッドのヘッド先端面を前記清掃部材上に導いて前記ヘッド先端面を清掃させるとともに、前記印字ヘッドをさらに回転移動させることにより、前記印字面清掃部材を前記媒体の印字面上を通過させて、前記印字面を清掃させることを特徴とする媒体印字処理装置。
  3. 請求項2記載の媒体印字処理装置であって、
    さらに、前記印字ヘッドを回転移動させることにより、前記印字面清掃部材を前記清掃部材上に導き、前記印字面清掃部材を清掃させることを特徴とする媒体印字処理装置。
  4. 請求項1記載の媒体印字処理装置であって、
    前記移動機構は、前記媒体の印字面に対して前記印字ヘッドを平行移動させることにより、前記印字ヘッドのヘッド先端面を導いて清掃させるとともに、前記印字ヘッドの平行移動に連動して前記印字面清掃部材を平行移動させて前記媒体の印字面上を通過させて、前記印字面を清掃させることを特徴とする媒体印字処理装置。
  5. 請求項4記載の媒体印字処理装置であって、
    前記清掃部材は、前記ヘッド先端面が前記清掃部材上に導かれたときに、前記ヘッド先端面だけでなく、前記印字ヘッドのヘッド先端面の移動に連動して移動する前記印字面清掃部材も含む軌道上にも設置される大きさであることを特徴とする媒体印字処理装置。
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