JP5270848B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5270848B2
JP5270848B2 JP2007051831A JP2007051831A JP5270848B2 JP 5270848 B2 JP5270848 B2 JP 5270848B2 JP 2007051831 A JP2007051831 A JP 2007051831A JP 2007051831 A JP2007051831 A JP 2007051831A JP 5270848 B2 JP5270848 B2 JP 5270848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
control command
control
control commands
switches
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007051831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008218103A (ja
JP2008218103A5 (ja
Inventor
剛士 稲田
武 北泉
知也 藤濤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007051831A priority Critical patent/JP5270848B2/ja
Publication of JP2008218103A publication Critical patent/JP2008218103A/ja
Publication of JP2008218103A5 publication Critical patent/JP2008218103A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5270848B2 publication Critical patent/JP5270848B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

本発明は、調理容器を誘導加熱する誘導加熱調理器に関する。
近年、鍋などの調理容器を加熱コイルにより誘導加熱する誘導加熱調理器が広く普及している。この誘導加熱調理器は、使用者の指示に基づいて加熱コイルを制御するために、加熱の切/入や火力の上げ下げなどの制御命令がそれぞれ割り当てられた複数のスイッチを備える。特許文献1には、トッププレートに設けられた静電容量式のスイッチが開示されている。静電容量式のスイッチは、導電性の端子を介して、トッププレートの下方に設けられた制御部に電気的に接続されており、制御部は、使用者の指がスイッチに触れることによりスイッチの電圧が変化すると、スイッチが押下されたことを判断する。
特開2005−38739号公報
特許文献1に記載の誘導加熱調理器において、制御命令毎にスイッチが設けられているため、制御命令の数が増大するとスイッチの数が増大するという問題があった。そのため、スイッチの数が増えると、使用者は使用したいスイッチをすぐに見つけることができなかった。また、トッププレートに設けられるスイッチは、加熱コイル毎に対応させてそれぞれ設けられるため、一般家庭などで使用される、複数の加熱コイルを有する誘導加熱調理器においては、トッププレートに配列されるスイッチの数が多くなり、スイッチ間の距離が短くなってしまう。この場合、制御したい加熱コイルとは別の加熱コイル用のスイッチを操作してしまうという問題も起こりうる。このように、トッププレートに配列されるスイッチの数が増大すると、誤操作が生じやすいという問題があった。
本発明は、制御命令の数を減らすことなく、トッププレートに配列するスイッチの数を低減する誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の誘導加熱調理器は、調理容器を載置するトッププレートと、誘導磁界を発生して、調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、各々制御命令が割り当てられた複数のスイッチを含む操作部と、スイッチが押下されることにより入力された制御命令に応じて、加熱コイルに高周波電流を供給する制御部と、を有し、複数のスイッチは、複数の制御命令が割り当てられた1つのスイッチを少なくとも含み、前記1つのスイッチを押下する毎に、1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令の中から、1つのスイッチの制御命令として、1つの制御命令が順次選択されて入力可能な状態になり、前記1つのスイッチを押下してから所定時間以内に再度前記1つのスイッチが押下されると選択された制御命令の切り替えが行われ、前記1つのスイッチを押下してから所定時間経過後に再度前記1つのスイッチが押下されると、制御部は選択された制御命令に従った動作を行う
ここで、「複数の制御命令」とは、互いに関連のない動作を指示する制御命令を複数個含むことを意味し、加熱の開始/停止やロックの設定/解除のように、一対で且つ動作が逆の関係を有する制御命令は1つの制御命令として扱える。
1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令を識別する情報が、スイッチの表面又はスイッチ近傍に印字されており、1つのスイッチが押下されると、押下位置に最も近い印字に対応する制御命令が選択されても良い。
上記誘導加熱調理器は、スイッチに光を照射する光源をさらに有し、1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令を識別する情報が、スイッチ又はスイッチ近傍に印字されており、光源は、複数の制御命令の中から選択された1つの制御命令の印字を発光させても良い。
スイッチに光を照射する光源は、複数の制御命令の中から選択された1つの制御命令に応じて、1つのスイッチに対する発光色を変更しても良い。
本発明の誘導加熱調理器によれば、制御命令の数を減らすことなく、トッププレートに配列するスイッチの数を低減することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[誘導加熱調理器の構成]
図1に本発明の実施形態の誘導加熱調理器の構成を示す。本実施形態の誘導加熱調理器は、ガラスなどの電気絶縁物からなり、光を透過する結晶化セラミック製のトップレート1と、トッププレート1の下方に設けられた、誘導加熱により調理容器5を加熱する加熱コイル7と、を有する。
トッププレート1の下面に、各々制御命令が割り当てられた複数の静電容量式スイッチにより構成される操作部4が設けられ、操作部4の下方に、操作部4の複数のスイッチをそれぞれ照射可能な光源6が設けられる。操作部4の複数のスイッチは、銅やカーボンなどの導電性物質により形成された電極である。
また、加熱コイル7の下方に制御部8が設けられている。制御部8は、導電性の端子などにより、操作部4の各スイッチのそれぞれと電気的に接続されており、スイッチを介して入力された制御命令に基づいて、加熱コイル7に高周波電流を供給することにより、加熱コイル7の加熱電力量を制御する。使用者が調理容器5を加熱するために指でスイッチを押下すると、すなわち、使用者の指、トッププレート1、及びスイッチにより、コンデンサが形成され、スイッチに対向するトッププレート1の上面に触れると、スイッチの電圧が低下する。制御部8は、スイッチの電圧が所定の電圧以下に低下すると、スイッチが押下されたと判断して、すなわちスイッチに割り当てられた制御命令が入力されたと判断して、その制御命令に基づいて加熱コイル7を制御する。
図2にトッププレート1の上面図を示す。トッププレート1の上面又は下面には、調理容器5の載置場所を示す、少なくとも1つ(本実施形態では、2つ)の加熱部2が印刷により表示されており、加熱部2の下方にそれぞれ加熱コイル7が設けられる。加熱部2の手前側(使用者側)に表示部3が設けられる。表示部3は、加熱コイル7の出力の大きさ、タイマーの残り時間、及び調理メニューを識別するための記号などを表示する。調理メニューとは、例えば揚げ物、湯沸かし、及び炊飯である。操作部4は、表示部3の手前側(使用者側)に、加熱部2に対応させて設けられる。
操作部4を構成する複数の静電容量式のスイッチ4a〜4eにおいて、少なくとも1つのスイッチには複数の制御命令が割り当てられる。本実施形態においては、スイッチ4bに複数の制御命令が割り当てられている。具体的には、スイッチ4bには、各スイッチの操作の有効/無効を制御するためのロックの設定/解除の制御命令と、揚げ物、湯沸かし、及び炊飯の調理メニューを選択する制御命令との2つの制御命令が割り当てられている。「揚げ物、湯沸かし、及び炊飯の調理メニュー」とは、それぞれ揚げ物、湯沸かし、及び炊飯に適した温度で加熱コイル7を制御して、調理容器5を加熱するモードである。本実施形態において、スイッチ4bに割り当てられた2つの制御命令は使用者に選択されることにより、いずれか一方の制御命令がスイッチ4bの制御命令として選択され入力可能な状態、すなわち使用者の指示を受け付けることが可能な状態となる。同時に2つの制御命令が入力可能な状態になることはない。すなわち、スイッチ4bの一度の押下で、ロックの設定/解除の制御命令と調理メニューを選択する制御命令とが同時に入力され、実行されることはない。以下、スイッチ4bが、ロックの設定/解除の制御命令を入力可能な状態のときを「ロック解除スイッチ」と言い、調理メニューの選択の制御命令を入力可能な状態のときを「メニュースイッチ」と言う。
スイッチ4b以外のスイッチ4a、4c、4d及び4eには、一つの制御命令がそれぞれ割り当てられている。各スイッチ4a、4c、4d及び4eは、加熱の切/入を制御する加熱切/入スイッチ4a、火力の上げ下げや温度を調節する調節スイッチ4c及び4d、加熱時間を設定するタイマースイッチ4eである。
スイッチ4a〜4eに割り当てられた制御命令を識別する文字や記号は各スイッチに刻印されており、光源6は、その文字や記号を発光させる。具体的には、スイッチ4a〜4eに割り当てられた制御命令の内容を示す記号や文字は、スイッチ4a〜4eを構成する電極から予め切り抜かれている。例えば、スイッチ4aには、「加熱切/入」の文字が電極から切り抜かれており、スイッチ4bには「ロック解除」と「メニュー」の文字が切り抜かれている。光源6が下方からスイッチ4a〜4eを照射すると、光源6から放射された光が切り抜かれた記号や文字を通過する。これにより、使用者は制御命令の内容を認識できる。光源6は、スイッチ4a、4c〜4eの文字を照射すると共に、スイッチ4bにおいては「ロック解除」と「メニュー」のいずれか一方のみを照射する。
図3に、表示部3の表示例を示す。誘導加熱調理器の電源が入れられたとき、スイッチ4b以外のスイッチの操作が無効となるようにロックが掛けられており、表示部3には「ロック」の文字が表示されている(図3(a))。この状態で、ロック解除スイッチ4bを押下すると、ロックが解除され、表示部3の「ロック」の文字が消える。
加熱切/入スイッチ4aが押下されると、調理容器5の加熱が開始され、表示部3には加熱出力の強弱を示すレベルバーが表示される(図3(b))。この状態で、調節スイッチ4c及び4dを押下すると、火力の上げ下げを調節でき、それに応じて表示部3のレベルバーの表示が切り替わる。
メニュースイッチ4bを押下して、揚げ物モードを選択すると、デフォルトの温度180度の「180」が表示部3に表示される(図3(c))。この状態で、調節スイッチ4c及び4dを押下すると、揚げ物調理の設定温度の上げ下げを調整できる。
また、メニュースイッチ4bを押下して、炊飯モードを選択すると、「設定」の文字と炊飯量を示す「カップ」「2」の文字が表示部3に表示される(図3(d))。この状態で、調節スイッチ4c及び4dを押下すると、炊飯量を変更することができる。
タイマースイッチ4eを押下すると、加熱の残り時間の、例えば「残り1:50」が表示部3に表示される(図3(e))。この状態で、タイマースイッチ4eをさらに押下すると、残り時間を増やすことができる。
図2のスイッチ4bの「ロック解除」と「メニュー」の制御命令のいずれをスイッチ4bの制御命令として入力可能な状態にするかの選択は、スイッチ4b以外の他のスイッチによって行われる。本実施形態においては、タイマースイッチ4eを押下することによって行われ、タイマースイッチ4eが押下される毎に、「ロック解除」と「メニュー」の制御命令が、スイッチ4bの制御命令として、交互に選択されて入力可能な状態になる。図4に、スイッチ4bの制御命令として、「ロック解除」と「メニュー」が切り替えられる状態を示す。スイッチ4bがロック解除スイッチとなっている状態で(図4(a))、タイマースイッチ4eが押下されると、スイッチ4bはメニュースイッチに切り替わる(図4(b))。このとき、表示部3にはメニュースイッチにおいて選択できる、揚げ物、湯沸かし、及び炊飯の記号が表示される。次に、タイマースイッチ4eが押下されると、スイッチ4bは再びロック解除スイッチに切り替えられる(図4(c))。このとき、表示部3には何も表示されない。その後、タイマースイッチ4eがさらに押下されると、再びスイッチ4bはメニュースイッチに切り替わる(図4(d))。
タイマースイッチ4eの本来の制御命令である加熱時間の設定は、加熱切/入スイッチ4aが押下された直後から所定時間以内にのみ受けつけられ、その他のタイミングではタイマースイッチ4eは、スイッチ4bの「ロック解除」と「メニュー」の制御命令を交互に切り替えるスイッチとして動作する。
[誘導加熱調理器の動作]
上記のように構成される本実施形態の誘導加熱調理器の動作について、調理容器5を湯沸かしのモードで加熱するときを例として、図5を用いて説明する。図5は、調理容器5の加熱を開始するときの、操作部4のスイッチ4a〜4eと表示部3とを示す図である。図5においては、図2の左右に設けられた操作部4の一方と表示部3の一部とを示している。誘導加熱調理器の電源が投入された状態では、スイッチ4a及び4c〜4eの操作が誤って操作されないように、スイッチ4a及び4c〜4eの操作を無効にするようにロックが掛けられており、表示部3に「ロック」と表示されている(図5(a))。このとき、スイッチ4bはロック解除スイッチとなっており、ロック解除スイッチ4bのみが操作可能である。この状態で、ロック解除スイッチ4bが押下されると、スイッチ4a及び4c〜4eのロックが解除され、表示部3の「ロック」の表示が消える(図5(b))。この状態で、タイマースイッチ4eが押下されると、スイッチ4bはメニュースイッチに切り替わり、表示部3には揚げ物、湯沸かし、及び炊飯の記号が表示される(図5(c))。次にメニュースイッチ4bが押下されると、揚げ物のモードが選択され、揚げ物の記号が点滅する(図5(d))。もう一度、メニュースイッチ4bを選択すると、湯沸かしのモードが選択され、湯沸かしの記号が点滅する(図5(e))。この状態で、加熱切/入スイッチ4aが選択されると、湯沸かしのモードで加熱が開始される。このとき、揚げ物と炊飯の記号が表示部3から消去され、湯沸かしの記号のみが表示部3に表示される(図5(f))。加熱切/入スイッチ4aが押下されてから所定時間以内は、タイマースイッチ4eの制御命令が利用可能となり、タイマースイッチ4eを押下すると、加熱時間を設定することができる。
本実施形態の誘導加熱調理器は、スイッチ4bに、ロックの設定/解除の制御命令と、調理メニューを選択する制御命令との2つの制御命令を割り当てているため、ロック解除スイッチとメニュースイッチを別々にトッププレート1に設ける必要がない。これにより、トッププレート1に設けるスイッチの数を低減することができる。一方、1つの制御命
令に対して1つのスイッチが割り当てられる従来の静電容量式のスイッチや、静電容量式のスイッチの代わりに使用される従来のタクトスイッチは、1つの制御命令に対して1つのスイッチが設けられているため、制御命令の数が増大すると、スイッチの数が増大するという問題があった。しかし、本実施形態によれば、複数の制御命令を1つのスイッチに割り当てることができるため、トッププレート1に設けるスイッチの数を低減することができる。これにより、使用者は、使用したいスイッチをすぐに見つけることができ、誤操作が起こることを防止することができる。例えば、トッププレート1に配列されたスイッチの数が減ることにより、加熱切/入スイッチ4aや調節スイッチ4c及び4dなどを簡単に見つけることができる。また、スイッチの数を低減することにより、操作部4の面積を小さくすることができるため、加熱コイルを複数個設ける場合であっても、一つの操作部4と他の操作部4との間の間隔を広くすることができ、誤って他の加熱コイル用の操作部4を操作することを防止できる。
複数の制御命令を表示する例として、ATM等で使用されている液晶のタッチパネルがある。しかし、液晶のタッチパネルは、耐熱性が約50℃〜100℃と低い。トッププレート1は、厚みが例えば4mmの一枚のガラスで作られているため、タッチパネルに対向するトッププレートの上面に高温(例えば、300℃)に加熱された調理容器が置かれると、トッププレート1の裏面は約200℃まで上昇することがある。そのため、耐熱性が低い液晶のタッチパネルをトッププレート1の裏面に設けると、タッチパネルが壊れてしまう。液晶のタッチパネルを誘導加熱調理器に用いる場合は、トッププレートの裏面とタッチパネルとの間に隙間を設けて、冷却風をその隙間に送風し、タッチパネルが高温にならないようにする必要がある。しかし、この場合、タッチパネルの検知精度が低下して、使用者がタッチパネルに対向するトッププレート1の上面に触れているのに、触れていないと判断するなどの誤操作が生じる場合がある。特に、加熱を止めたいときに止まらない場合は、安全性や調理性能において問題となる。しかし、本実施形態によれば、耐熱性に優れた電極のスイッチを用いているため、スイッチが接触するトッププレートが例えば200℃の高温になっても、耐熱性に問題はない。そのため、本実施形態のスイッチは、トッププレート1の裏面に直接、設けることができ、液晶のタッチパネルのように、検知精度が低下することはない。また、スイッチと電気的に接続される制御部8は、電極で構成されるスイッチがトッププレート1に触れていれば静電容量の変化を検知できるため、トッププレート1の裏面から離れて配置することができる。よって、制御部8はトッププレート1の熱の影響を受けることはない。このように、本実施形態は、耐熱性にも優れている。
また、タクトスイッチによる操作部を構成する場合、タクトスイッチは耐熱性がないため、タクトスイッチと加熱部との間に段差を設けて、調理容器がタクトスイッチの上に載らないように工夫する必要がある。しかし、段差を設けると、トッププレートのフラット面が減少するため、使い勝手が悪くなる。本実施形態の誘導加熱調理器は、静電容量式のスイッチ4a〜4eにより、操作部4を構成しているため、トッププレート1のフラット面が減少せず、使い勝手が良いという効果も得られる。
[変形例]
なお、本実施形態においては、ロックの設定/解除の制御命令と調理メニューを選択する制御命令とを、1つのスイッチに割り当てる場合を例にして説明したが、よく使用する制御命令を単独でスイッチに割り当て、使用のタイミングが制限されるような制御命令をまとめて1つのスイッチに割り当てるようにしても良い。
なお、本実施形態においては、タイマースイッチ4eにより、スイッチ4bの入力可能な制御命令として、「ロック解除」と「メニュー」の制御命令を切り替えるとしたが、スイッチ4bの入力可能な制御命令の切り替えはタイマースイッチ4eに限らず、他のスイッチにより行っても良い。例えば、複数の制御命令が割り当てられたスイッチ4b自身を押下することによって、スイッチ4bの入力可能な制御命令が切り替えられるようにしても良い。具体的には、電源投入後に、ロック解除スイッチが押下されると、タイマースイッチ4eを押さなくても、メニュースイッチに切り替えられるようにしても良い(図5(a)→図5(c))。
電源投入後にロック解除された後は、通常、使用者はいずれかのスイッチを操作して調理容器5の加熱を開始する。そのため、一旦、ロックが解除された後は、「ロック解除」の制御命令が不要になることが多い。ロック解除スイッチが押下された後、メニュースイッチに自動的に切り替えるようにすれば、誤操作を防ぐことができ、使い勝手が向上する。このように、制御部8は、使用者がいずれかのスイッチを押下することにより、誘導加熱調理器のそのときの状態を判断して、使用頻度が高い制御命令をスイッチ4bの制御命令として選択し、使用頻度が低い制御命令又は使用不可能な制御命令を隠すようにしても良い。
また、図6や図7に示すように、3つ以上の制御命令を1つのスイッチに割り当てて、そのスイッチ自身を押下することによって、制御命令が切り替えられるようにしても良い。
図6は、4つの制御命令が割り当てられたスイッチ54b自身の押下回数によって、入力可能な状態となる制御命令が切り替わる状態を示している。図6においては、スイッチ54bは、「ロック解除」、「加熱切/入」、「揚物切/入」及び「湯沸切/入」の制御命令が割り当てられている。「ロック解除」と「加熱切/入」の制御命令は、上述した加熱切/入スイッチ4aと、スイッチ4bのロック解除スイッチとしての機能と同様である。「揚物切/入」及び「湯沸切/入」の制御命令は、上述したスイッチ4bのメニュースイッチとしての機能において、揚げ物や湯沸かしに適した温度で、調理容器5の加熱の切/入を制御する機能と同様である。図6では、複数の制御命令が割り当てられたスイッチ54bが押下される毎に、「ロック解除」→「加熱切/入」→「揚物切/入」→「湯沸切/入」(図6(a)→図6(b)→図6(c)→図6(d))の順に入力可能な制御命令が切り替わる。「湯沸切/入」の次は「ロック解除」に戻る。また、選択される制御命令が切り替わると、スイッチ54bの表面の表示が光源6により切り替わる。スイッチ54bが押下されたときに、入力可能な制御命令の切り替えと制御命令の入力に従った動作のいずれを行うかは、スイッチ54bを押下してから所定時間以内に再度スイッチ54bが押下されたか否かによって、決定する。例えば、スイッチ54bを押下してから所定時間(例えば、2秒)以内に再度スイッチ54bが押された場合は、図6に示すように入力可能な制御命令が切り替わり、スイッチ54bを押下してから所定時間経過後に再度スイッチ54bが押下されると、そのとき入力可能な制御命令が入力されて、その制御命令に基づいて、制御部8は動作する。
図7は、4つの制御命令が割り当てられたスイッチ64bの押下位置によって、選択される制御命令が切り替わる状態を示している。スイッチ64bには、「ロック解除」「加熱切/入」「揚物切/入」及び「湯沸切/入」の制御命令が割り当てられており、それぞれの制御命令に対応する文字がスイッチ64bの電極から切り抜かれている。押下位置の特定は、例えば、「ロック解除」「加熱切/入」「揚物切/入」及び「湯沸切/入」の各文字の真下に対応する位置に、別個に電極を形成することにより行う。図7において、「湯沸切/入」の文字の真上やその文字近傍(他の文字よりも「湯沸切/入」の文字に最も近い位置)が押下されると(図7(a))、「湯沸切/入」の制御命令が入力可能な制御命令として選択される(図7(b))。図7(b)の状態の後に、再度スイッチ64bが押されると、「湯沸切/入」の制御命令が入力されて、調理容器の加熱が開始される。なお、「湯沸切/入」の入力可能な制御命令の選択と「湯沸切/入」の制御命令の入力とを同時に行って、図7(b)の段階で、調理容器の加熱が開始されても良い。
なお、本実施形態においては、スイッチ4a〜4eを構成する電極は、トッププレート1の下面に設けたが、これらの電極はトッププレート1の上面に設けても良いし、トッププレート1の両面に設けても良い。
なお、本実施形態においては、複数の制御命令が割り当てられたスイッチは一つであったが、複数の制御命令が割り当てられたスイッチが複数個あっても良い。また、本実施形態のスイッチ4a〜4eに割り当てられた制御命令は単なる例であり、操作部4は、他の制御命令が割り当てられたスイッチを設けても良い。
なお、複数の制御命令が割り当てられたスイッチにおいて、光源6は、入力可能な制御命令毎に発光色を変えても良い。発光色の違いにより、使用者は選択している制御命令を識別し易くなる。
なお、本実施形態においては、スイッチ4a〜4eを構成する電極を切り抜くことにより、制御命令を識別する文字や記号を表したが、電極を切り抜かずに、文字や記号をスイッチ4a〜4eに対向するトッププレート1の上面又は下面に印刷しても良い。この場合、光源6は、印刷された文字や記号を識別できるように、スイッチの外縁周辺を照射しても良い。また、スイッチやスイッチに対向するトッププレート1に制御命令を識別する文字や記号を表示することに代えて、スイッチの外縁近傍のトッププレート上に文字や記号を設けても良い。また、文字や記号の切り抜きや印刷を行わずに、発光色の違いのみにより、選択された制御命令やスイッチに割り当てられた制御命令を識別できるようにしても良い。
本発明の誘導加熱調理器によれば、制御命令の数を減らすことなく、トッププレートに配列するスイッチの数を低減できるという効果を有し、一般家庭などで使用される誘導加熱調理器に有用である。
本発明の実施形態の誘導加熱調理器の構成図 本発明の実施形態の誘導加熱調理器のトッププレートを示す上面図 本発明の実施形態の誘導加熱調理器の表示部の表示例を示す図 本発明の実施形態のスイッチに割り当てられた複数の制御命令において、入力可能な制御命令の切り替えの状態を示す図 本発明の実施形態の誘導加熱調理器の加熱開始時のスイッチと表示部の状態を示す図 本発明の実施形態のスイッチに割り当てられた複数の制御命令において、入力可能な制御命令の他の切り替えの状態を示す図 本発明の実施形態のスイッチに割り当てられた複数の制御命令において、入力可能な制御命令の他の切り替えの状態を示す図
1 トッププレート
2 加熱部
3 表示部
4 操作部
4a〜4e スイッチ
5 調理容器
6 光源
7 加熱コイル
8 制御部

Claims (5)

  1. 調理容器を載置するトッププレートと、
    誘導磁界を発生して、前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、
    各々制御命令が割り当てられた複数のスイッチを含む操作部と、
    前記スイッチが押下されることにより入力された制御命令に応じて、前記加熱コイルに高周波電流を供給する制御部と、
    を有し、
    前記複数のスイッチは、複数の制御命令が割り当てられた1つのスイッチを少なくとも含み、前記1つのスイッチを押下する毎に、前記1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令の中から、前記1つのスイッチの制御命令として、1つの制御命令が順次選択されて入力可能な状態になり、前記1つのスイッチを押下してから所定時間以内に再度前記1つのスイッチが押下されると選択された制御命令の切り替えが行われ、前記1つのスイッチを押下してから所定時間経過後に再度前記1つのスイッチが押下されると、前記制御部は選択された制御命令に従った動作を行う、誘導加熱調理器。
  2. 前記1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令を識別する情報が、前記スイッチの表面又は前記スイッチ近傍に印字されており、前記1つのスイッチが押下されると、押下位置に最も近い印字に対応する制御命令が前記1つのスイッチの制御命令として選択される、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記スイッチに光を照射する光源をさらに有し、
    前記1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令を識別する情報が、前記スイッチ又は前記スイッチ近傍に印字されており、
    前記光源は、複数の制御命令の中から選択された1つの制御命令の印字を発光させる、請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記スイッチに光を照射する光源をさらに有し、
    前記光源は、複数の制御命令の中から選択された1つの制御命令に応じて、前記1つのスイッチに対する発光色を変更する、請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記1つのスイッチに割り当てられた複数の制御命令を識別する情報が、前記スイッチ又は前記スイッチ近傍に印字されており、
    前記光源は、複数の制御命令の中から選択された1つの制御命令の印字を発光させる、請求項4に記載の誘導加熱調理器。
JP2007051831A 2007-03-01 2007-03-01 誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JP5270848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007051831A JP5270848B2 (ja) 2007-03-01 2007-03-01 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007051831A JP5270848B2 (ja) 2007-03-01 2007-03-01 誘導加熱調理器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008218103A JP2008218103A (ja) 2008-09-18
JP2008218103A5 JP2008218103A5 (ja) 2010-04-02
JP5270848B2 true JP5270848B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=39837913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007051831A Expired - Fee Related JP5270848B2 (ja) 2007-03-01 2007-03-01 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5270848B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10807901B2 (en) 2016-09-22 2020-10-20 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Method for producing an optical blank from synthetic quartz glass

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014110874A (ja) * 2012-05-15 2014-06-19 Chiteki Mirai:Kk 足部環境調整装置および足部環境調整システム
JP6012780B2 (ja) * 2015-01-22 2016-10-25 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP6850960B2 (ja) 2016-09-21 2021-03-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121917A (ja) * 1986-11-11 1988-05-26 Nissho Iwai Kk デ−タ入力用キ−ボ−ド
JP2542688B2 (ja) * 1988-11-18 1996-10-09 株式会社東芝 加熱調理器
JPH0748770B2 (ja) * 1989-02-01 1995-05-24 パイオニアコミュニケーションズ株式会社 電話機
JPH07332684A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器の表示操作装置
DE19612621C2 (de) * 1996-03-29 1999-03-11 Schott Glas Kochfeld mit einer Kochfläche aus Glas oder Glaskeramik
JP2002196696A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Fujitsu Ten Ltd 表示部付きスイッチ、及び電子機器
JP3835213B2 (ja) * 2001-08-03 2006-10-18 松下電器産業株式会社 誘導加熱調理器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10807901B2 (en) 2016-09-22 2020-10-20 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Method for producing an optical blank from synthetic quartz glass

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008218103A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6052740B2 (ja) 電子機器
EP2180258B1 (en) Cooking device
EP1936280A1 (en) Heating cooker
JP2009103332A (ja) 加熱調理器
JP5051318B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5270848B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPWO2009001543A1 (ja) 加熱調理器
JP4371854B2 (ja) 加熱調理器
JP2008071550A (ja) 加熱調理器
JP4879564B2 (ja) 加熱調理器
JP2009109092A (ja) 加熱調理器
JP2009081007A (ja) 誘導加熱調理器
JP2007220388A (ja) 誘導加熱調理器
JP7033707B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPWO2015190130A1 (ja) 加熱調理器
JP2005122961A (ja) 加熱調理器
JP6909956B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4998420B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2009295283A (ja) 誘導加熱調理器
JP7270168B2 (ja) 誘導加熱調理器及びコンピュータプログラム
JP2009099302A (ja) 誘導加熱調理器
JP4111182B2 (ja) 加熱調理器
JP4989165B2 (ja) 加熱調理器
JP2006118819A (ja) 加熱調理器
JP6060041B2 (ja) 誘導加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees