JP5266313B2 - 補聴器、補聴装置、補聴方法、及び集積回路 - Google Patents

補聴器、補聴装置、補聴方法、及び集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、紛失した場合でも簡単に探し出すことができる補聴器に関するものである。
従来より、難聴者は、外観性を考慮して、耳孔に挿入可能な補聴器を選択することが多い。このような補聴器は、マイクロフォン等の電子回路や電池が組み込まれた本体ケースと、スピーカ孔を備えた外耳道挿入部と、電池を覆う蓋部とを有し、全体的に耳孔内に挿入可能な形状・寸法に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、補聴器に紐が付いているので、紛失したり、不意に落としたりしにくくなるものがある(例えば、特許文献2参照)。
一方、軽度の難聴者は、上記のように終日使用する必要性が低いので、耳孔に挿入可能な補聴器を使用した場合、着脱する頻度が高くなる。
特開2001−238296号公報 特開2007−124022号公報
しかしながら、従来の耳孔に挿入可能な補聴器の小型化が進んだことにより、特に高齢者にとっては、一旦見失うと見失った補聴器を探しだすことが比較的面倒であるという課題があった。
そこで本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたもので、見失った場合に容易に探し出すことができる補聴器を提供することを目的とする。
本発明に係る補聴器は、ユーザの耳に装着され、音声を増幅して出力する。具体的には、音声を集音する集音部と、探索用音声を出力させるための探索用音声出力指示を、無線で接続された外部装置から受信する無線通信部と、音声を増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声を出力する出力部と、前記集音部で集音された音声を補聴用音声として前記増幅部に第1の増幅率で増幅させる補聴モード、及び前記探索用音声出力指示を受信したことに応じて、前記探索用音声を前記増幅部に前記第1の増幅率より大きい第2の増幅率で増幅させる被探索モードを相互に切り替える動作切替部とを備える。
上記構成とすれば、探索用音声を通常より高い増幅率(第2の増幅率)で増幅して出力するので、当該補聴器を見失った場合でも、容易に発見することができる。なお、「音声」には、補聴用音声と探索用音声とが含まれる。また、「外部装置」は、特に限定されないが、例えば、両耳補聴器のもう一方の補聴器、及び両耳補聴器を制御するリモコン等を含む。さらに、「音声」とは、人が発声する声(voice)に限定されず、音楽等を含む概念(sound)である。
さらに、該補聴器は、ユーザの残存聴力の周波数帯域を示すパラメータを記憶する記憶部を備える。そして、前記増幅部は、前記被探索モードにおいて、前記探索用音声のうちの前記パラメータで示される周波数帯域を前記第2の増幅率で選択的に増幅してもよい。補聴器のユーザは耳が不自由なのが一般的であるので、単純に探索用音声を出力しても聞こえない場合がある。そこで、ユーザの残存聴力に基づいて探索用信号に信号処理を施してから出力することにより、さらに発見が容易となる。
一実施形態として、該補聴器は、前記探索用音声を記憶する記憶部を備える。そして、前記増幅部は、前記無線通信部で前記探索用音声出力指示を受信したことを契機として、前記記憶部から読み出した前記探索用音声を前記第2の増幅率で増幅してもよい。
他の実施形態として、前記無線通信部は、外部装置から前記探索用音声を受信する。そして、前記増幅部は、前記無線通信部で前記探索用音声を受信したことを契機として、当該探索用音声を前記第2の増幅率で増幅してもよい。
さらに、該補聴器は、前記被探索モードにおいて、前記増幅部によって前記第2の増幅率で増幅された前記探索用音声を、所定の遅延時間だけ遅延させてから前記出力部に出力する出力遅延部を備えてもよい。これにより、自分が外部装置に向かって喋った声と、見失った補聴器から出力される音声とが重なり合うのを防止することができる。
また、前記遅延時間は、0.2秒以上で、且つ5秒以下であってもよい。1音節の継続時間の最小値が0.2秒であるので、遅延時間をそれ以上にするのが望ましい。一方、あまりに遅延時間が長すぎると、見失った補聴器がユーザは自分の聞こえる範囲にないと勘違いしてしまう可能性がある。そこで、遅延時間を上記範囲内とするのが望ましい。
さらに、前記動作切替部は、前記無線通信部を制御して、前記探索用音声出力指示を他の補聴器に送信させる探索モードに切り替えてもよい。また、前記動作切替部は、前記探索モードにおいて、前記無線通信部に前記集音部で集音された音声を前記探索用音声として他の補聴器に送信させてもよい。これにより、両耳補聴器の一方を見失ってしまった場合に、他方に備えられた集音部及び無線通信部を活用して探索を行うことができる。
本発明に係る補聴装置は、ユーザの一方側の耳に装着される上記記載の補聴器である第1の補聴器と、ユーザの他方側の耳に装着される上記記載の補聴器である第2の補聴器とを備える。
また、前記第1の補聴器の無線通信部と前記第2の補聴器の無線通信部とは、前記第1及び第2の補聴器の双方が補聴モードである場合に、第1の通信モードを用いて相互に無線通信を行い、前記第1の補聴器が探索モードで、且つ前記第2の補聴器が被探索モードである場合、前記第1の通信モードより通信範囲の広い第2の通信モードを用いて相互に無線通信を行ってもよい。
両耳補聴器は、補聴器同士で設定値の同期を取ったり、正常に動作しているか否かを互いに監視し合うために、常時無線通信を行っている。ここで、一対の補聴器を「補聴モード」で使用している場合には、ユーザの左右の耳の間の距離で通信ができればよい。そこで、通信範囲が狭く、且つ消費電力が少ない第1の通信モードで通信を行う。一方、両耳補聴器の片方を見失った場合には、電力消費量よりも発見を優先するべきである。そこで、通信範囲が広く、且つ消費電力の多い第2の通信モードで通信を行う。
さらに、該補聴装置は、前記第1又は第2の補聴器に対して前記探索用音声出力指示を無線送信するリモコンを備えてもよい。リモコンは、通常、第1及び第2の補聴器の設定値の同期を取ったりするために用いられる。そこで、当該リモコンから探索用音声出力指示を出力することにより、両耳補聴器を両方とも見失った場合でも、容易に発見することができる。
本発明に係る補聴方法は、ユーザの耳に装着され、音声を増幅して出力する方法である。具体的には、音声を集音する集音ステップと、探索用音声を出力させるための探索用音声出力指示を、無線で接続された外部装置から受信する無線通信ステップと、音声を増幅する増幅ステップと、前記増幅部で増幅された音声を出力する出力ステップと、前記増幅ステップにおいて、前記集音ステップで集音された音声である補聴用音声を第1の増幅率で増幅させる補聴モード、及び前記探索用音声出力指示を受信したことに応じて、前記探索用音声を前記第1の増幅率より大きい第2の増幅率で増幅させる被探索モードを相互に切り替える動作切替ステップとを含む。
本発明に係る集積回路は、音声を増幅して出力する。具体的には、音声を集音する集音部と、探索用音声を出力させるための探索用音声出力指示を、無線で接続された外部装置から受信する無線通信部と、音声を増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された音声を出力する出力部と、前記集音部で集音された音声である補聴用音声を前記増幅部に第1の増幅率で増幅させる補聴モード、及び前記探索用音声出力指示を受信したことに応じて、前記探索用音声を前記増幅部に前記第1の増幅率より大きい第2の増幅率で増幅させる被探索モードを相互に切り替える動作切替部とを備える。
なお、本発明は、補聴器として実現できるだけでなく、補聴器の機能を実現する集積回路として実現したり、そのような機能をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明の補聴器によれば、探している補聴器から探しやすい音を必要に応じて鳴らして見つけやすくすることができる。
図1Aは、本発明の実施の形態1に係る補聴器の機能ブロック図である。 図1Bは、実施の形態1に係る補聴器が「補聴モード」及び「探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図1Cは、実施の形態1に係る補聴器が「補聴モード」及び「被探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図2は、実施の形態1に係る補聴器の動作を示すフローチャートである。 図3Aは、実施の形態2に係る補聴器が「補聴モード」及び「探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図3Bは、実施の形態2に係る補聴器が「補聴モード」及び「被探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図4Aは、実施の形態3に係る補聴器が「補聴モード」及び「探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図4Bは、実施の形態3に係る補聴器が「補聴モード」及び「被探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図5Aは、高域漸傾型難聴のユーザの聴力特性と、その場合のフィルタ特性とを示す図である。 図5Bは、低域障害型難聴のユーザの聴力特性と、その場合のフィルタ特性とを示す図である。 図6Aは、実施の形態4に係るリモコンの機能ブロック図である。 図6Bは、実施の形態4に係る補聴器が「被探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。 図7Aは、実施の形態5に係るリモコンの機能ブロック図である。 図7Bは、実施の形態5に係る補聴器が「被探索モード」で動作する場合のデータフローを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1A〜図1C、及び図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る補聴器を説明する。なお、図1Aは補聴器100の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1に係る補聴器100は、集音部としてのマイク110と、動作切替部120と、無線通信部130と、増幅器(増幅部)140と、出力部としてのイヤホン150とを備える。典型的には、同一構成の補聴器100を2個で1組の両耳補聴器(補聴装置)として使用する。
マイク110は、補聴器100の周辺の音声を集音する。動作切替部120は、補聴器100の動作モードを切り替える。具体的には、補聴モードと、探索モードと、被探索モードとを相互に切り替える。無線通信部130は、外部装置との間で信号の送受信を行う。増幅器140は、入力された音声を増幅する。イヤホン150は、増幅器140で増幅された音声を出力する。
無線通信部130は、典型的には、一対の補聴器100の間で設定情報の送受信を行って互いの設定値の同期を取ったり、所定の時間間隔(例えば、10秒)で通信を行うことによって、他方が正常に動作しているかを互いに確かめ合ったりする。また、無線通信部130は、後述する探索用音声出力指示や探索用音声の送受信を行う。なお、無線通信の種類は特に限定されず、電磁誘導、赤外線、ブルートゥース等を用いることができる。
増幅器140は、動作切替部120から取得した音声を増幅してイヤホン150に出力する。なお、実施の形態1に係る増幅器140は、補聴器100のモードに応じて増幅率を変更することができる。具体的な構成は限定されないが、増幅率を任意に変更可能な増幅器であってもよいし、増幅率が互いに異なる複数の増幅器で構成され、動作切替部120が動作モードに応じてどの増幅器を使用するかを選択するようにしてもよい。
なお、図1Bに図示した矢印は、補聴器100Aを「補聴モード」及び「探索モード」で動作させる場合の信号の流れを示している。一方、図1Cに図示した矢印は、補聴器100Bを「補聴モード」及び「被探索モード」で動作させる場合の信号の流れを示している。また、図2は、各動作モードにおける補聴器100A、100Bの動作を示すフローチャートである。
補聴器100Aが「補聴モード」で動作する場合(S10で「補聴モード」)、動作切替部120は、マイク110への補聴用音声の入力を監視する(S11)。マイク110への入力を検出すると(S11でYes)、動作切替部120は、増幅器140を制御して、マイク110が集音した補聴用音声を第1の増幅率で増幅させる(S12)。そして、増幅された補聴用音声がイヤホン150から出力される(S13)。
なお、第1の増幅率とは、イヤホン150から出力される補聴用音声が、補聴器100を装着しているユーザにはっきり聞こえる程度の増幅率である。また、補聴器100Bが「補聴モード」で動作する場合も同様であるので、説明は省略する。
また、補聴器100Aが「探索モード」で動作する場合(S10で「探索モード」)、動作切替部120は、無線通信部130を制御して、補聴器100Bに対して探索用音声出力指示を送信する(S21)。次に、動作切替部120は、マイク110への探索用音声の入力を監視する(S22)。マイク110への探索用音声の入力を検出すると(S22でYes)、動作切替部120は、無線通信部130を制御して、マイク110で集音した探索用音声を補聴器100に送信させる(S23)。
さらに、補聴器100Bが「被探索モード」で動作する場合(S10で「被探索モード」)、動作切替部120は、無線通信部130への探索用音声の入力を監視する(S31)。無線通信部130への入力を検出すると(S31でYes)、動作切替部120は、増幅器140を制御して、無線通信部130で受信した探索用音声を第2の増幅率で増幅させる(S32)。そして、増幅された探索用音声がイヤホン150から出力される(S33)。
なお、第2の増幅率とは、イヤホン150から出力される探索用音声が、補聴器100から数メートル(静かな環境であれば数十メートル)離れた位置でも聞こえる程度の増幅率である。すなわち、第2の増幅率は、第1の増幅率より大きい。
両耳に補聴器100を装着する利点はいくつかある。例えば、左右どちらから話しかけられても聞き取り可能であることや、雑音のなかでの聞き取りがよくなること、音の到来方向がわかるようになることなど、聴き取りと音源の方向知覚で効果がある。また、両耳加算効果により片耳で音を聞く場合に比べて聴覚の感度が高くなる。その結果、片耳だけで補聴を行うときよりも再生音圧を低く設定することができるため、耳への負担が小さくなる。このような利点から、今後、両耳補聴器の利用が多くなることが予想される。一方、目立ちにくく、小型で、完全に耳穴に入ることを特徴とする超小型タイプのCIC(Completely In the Canal)型や、閉塞感がないことを特徴とする小型のオープンフィッティングタイプの補聴器を好む難聴者が増えており、外観性や付け心地が考慮された補聴器形状への進化が予想される。
しかしながら、小型で装着感の少ない補聴器の欠点として、不意に落としてしまっても、落としたことに気付かず、どこに落としたか分からなくなるということがあげられる。特に、軽度難聴者であれば、補聴器を終日装着しなくても生活に支障がないため、付けたり外したりするうちに紛失してしまうことがある。補聴器のメインユーザーである高齢者は視力も劣化しているケースが大きく、一度失くした小型の補聴器を見つけることは困難な状況である。また、多くの人が集まる集会所などで複数の高齢者が集まる場では複数の補聴器の紛失事例があり、他者のものとの混同が発生するなど、失くした補聴器の探し方の改善が求められていた。
両耳補聴器であれば、片方だけ失くしたり、両方とも失くしたりする場合があるが、本実施の形態1では、両耳補聴器のうち片方の補聴器100Bを失くした場合についての改善策に関して説明する。
両耳補聴器において、補聴器100A、100Bのうちの一方を失くした場合の効果的な探索手法を、図1B、図1C、及び図2を用いて説明する。なお、図1Bに示される補聴器100Aが手元に残っている側であり、図1Cに示される補聴器100Bが紛失した側であるとして説明する。
実施の形態1では、ユーザは手元に残された補聴器100Aのマイク110に音声を発し、その音声を補聴器100Bで拡声することにより補聴器100Bの探索を行う。この場合、補聴器100Aは音声を送る送信機として、補聴器100Bは補聴器100Aから送られた音声を受信して探索用音声を出力する受信機として働く。補聴器100Bでは、探索者の声の情報を出力するために、内蔵されている補聴用のスピーカ(イヤホン150)を活用する。
「探索モード」で動作する補聴器100Aは、マイク110に探索者から入力される探索用音声を、無線通信部130(無線送信部として動作する)から補聴器100Bに送信する。一方、「被探索モード」で動作する補聴器100Bでは、無線通信部130(無線受信部として動作する)で補聴器100Aから送信される探索用音声を受信する。そして、「被探索モード」で動作する補聴器100Bは、増幅器140によって第2の増幅率で増幅された探索用音声を探索者に知らせるべくイヤホン150から出力する。これにより、補聴器100Bから発せられる探索用音声を頼りに、目視では探索が困難な微小な補聴器100Bを探し出すことができる。
なお、動作モードの切替は、補聴器100に設けられたモード切替用のスイッチ(図示省略)を手動で操作することにより行うことができる。ただし、他の動作モードから「被探索モード」への切替は、探索用音声出力指示を受信したことを契機として行う。
また、実施の形態1に係る両耳補聴器は、さらに、リモコン(図示省略)を備えてもよい。リモコンは、ボリューム等の設定情報を、左右の補聴器100A、100Bに対して同期を取って設定することができる。また、リモコンは、探索用音声を集音するマイク(図示省略)と、探索用音声出力指示及び探索用音声を補聴器100A、100Bに対して送信する無線通信部(図示省略)とを備えてもよい。
これにより、リモコンから探索用音声出力指示及び探索用音声を送信し、当該探索用音声を補聴器100A、100Bから出力させることができるので、補聴器100A、100Bを両方失くしてしまった場合等に特に有効である。また、リモコンから探索用音声出力指示及び探索用音声を送信する場合には、補聴器100の「探索モード」を省略することができる。
かかる構成によれば、両耳補聴器の片方を失くした場合に、両耳補聴器の無線通信機能を利用して、手元にある補聴器100Aのマイク110やリモコンに向かって話しかけることで、紛失したほうの補聴器100Bからその声が出力される。その音をたよりに失くした補聴器100Bを探せば、発見が容易になる。また、発話した言葉を、イヤホン(スピーカ)150から出力するため、「これは○○の補聴器です」など落とし主からの情報を補聴器100Bの近くに居る人に伝えることもできる。また、音源を蓄積するためのメモリを余計に持つ必要がないため、メモリ削減にもなる。
なお、上記の実施の形態1では、「探索モード」と「被探索モード」とを別々の動作モードとして説明したが、被探索モードと探索モードとを1つの動作モード(例えば「非補聴モード」)としてもよい。つまり、非補聴モードで動作する補聴器100は、マイク110で集音した音声を無線通信部130から送信し(探索モードの動作)、無線通信部130で受信した音声を増幅器140で第2の増幅率で増幅して、イヤホン150から出力する(被探索モードの動作)。
また、目が見えにくくなっているユーザのために、補聴器100が紛失を検出すると自動的に非補聴モードに切り替えてもよい。自動的に動作モードを切り替える場合の紛失検出方法として、補聴器100Aと補聴器100Bとが互いに通信状態を監視して、一定時間以上の通信遅延が確認される場合やタイムアウト回数が一定以上になった時に、それぞれが「補聴モード」から「非補聴モード」に自動的に切り替わるようにしてもよい。また、他の切り替えタイミングとして、それぞれの音環境を判別し大きく異なっている時や、落とした音、落とした衝撃があった時などを検出、もしくは検出して一定時間経った場合を紛失状態と判断する等の方法も使用可能である。
さらに、補聴器100は、動作モードの切り替えを報知するLEDランプなどの動作モード表示部を備えてもよい。このLEDランプを点灯する、色を変える、若しくは点滅させる等して動作モードの変更を報知すれば、切り替えた状態がユーザにわかりやすくなる。リモコンには液晶画面等の表示装置が搭載されるケースもあるため、LEDランプの代わりに液晶画面に現在の動作モードを表示しても同様の効果が得られる。
また、手元にある補聴器100Aや、リモコンで動作モードを切り替える場合、補聴器100Aは小型であり、スイッチだと操作がしづらくなる。そこで、手が不自由な人や寒さ対策で手での操作が困難な場合の対応として、収音用のマイク110と音声認識装置もしくは音声検知装置とを補聴器100Aもしくはリモコンに搭載し、動作モードの切り替えを音声認識・検知による音声起動で行なってもよい。
音声起動を装備する場合、認識・検知の判断基準として、認識された言葉が所定のキーワードを含んでいる場合や、入力された音声から音声の特徴を分析し、感情もしくは状態の検出を行い、ユーザが慌てている状態、困っている状態などを検出した場合などを判断の基準としてもよい。この場合のユーザが慌てている状態や困っている状態は、予め内部に特徴パラメータを備えておき、所定時間の音声の特徴分析の結果、特徴パラメータに合致するとみなせる場合で判断をするという一般的な音声認識手法を応用した技術で実現可能である。
ただし、音声認識は、音声認識の認識率が100%なものが存在しないか、もしくは100%にするために回路や内蔵するプログラムの容量が大きくなってしまうので小型の補聴器100に搭載できない可能性がある。つまり、ある程度認識ミスが発生することが考えられる。そのため、音声による動作モード切り替えでは、音声による入力を受け付けた後に、ユーザに対してモードの切り替えをやってもよいか、確認する必要がある。
例えば、所定のキーワードを「探索モード開始」とし、ユーザが「探索モード開始」と入力した時に、確認として「探索モードを開始していいですか?」というような音声もしくは合成音、それに準じる動作音を発し、ユーザの音声の入力を監視する。その後、ユーザが了解の合図、例えば「はい」等の予め決められた声、もしくは一般的に了解と認識される声を発する。そして、了解を示すキーワードを認識した場合にモードを切り替える。これにより、キーワードの誤認識によるモードの切り替えによって、補聴器100Bから異音や音のレベル変化の発生を防止する。
また、手に残された補聴器100Aやリモコンは、動作モード切り替えを実施した場合、ユーザが見る・もしくは音や光で動作モードの切り替えが確認できるが、通常失くした方の補聴器100Bに関しては確認できないし、手動で切り替えることはできない。そこで、手に残された補聴器100Aもしくはリモコンの動作モードが「非補聴モード」に切り替わった場合、失くした補聴器100Bに対し、無線通信部130によってモード切替を通知(例えば、探索用音声出力指示を送信)し、それによって失くした補聴器100Bの動作モードを「非補聴モード」に切り替えるようにしてもよい。
また、手元に残された補聴器100Aに対し、「非補聴モード」にモード切り替えを実施した場合に、無線通信部130によって、リモコンも同時に「非補聴モード」に切り替えてもよい。リモコンに動作モードが表示されるようになっていれば、ユーザが動作モードの切り替えを確認しやすくなる。リモコンで両耳補聴器の両方の動作モードを切り替え、手元に残された補聴器100Aでモードを確認しても同様の効果が得られる。このように、リモコン及び両耳補聴器のすべてを「非補聴モード」に切り替えることにより、リモコンにもマイクが搭載されている場合、リモコンと手元に残された補聴器100Aと両方を利用して探索が可能になる。
リモコンに探索用音声を入力して探索する場合、すべての補聴器100A、100Bの動作モードが「非補聴モード」に切り替わっても、失くした補聴器100Bが識別できなければ、リモコンから入力した探索用音声が両方の補聴器100A、100Bから発生してしまう。探索用音声は巨大な音になる可能性があり、耳に補聴器100Aを挿入しているとユーザにとって不快な音になる可能性がある。これを防ぐために、リモコンから探索用音声を入力する際は、補聴器100A、100Bのどちらに探索用音声を送信するかを選べるスイッチを設け、スイッチを押した際に補聴器100Aを装着しているユーザに聴こえるレベルで報知音を発する。もしくは、LEDランプを点灯させる、点滅させる、LEDランプの色を変える、補聴器100Aを振動させる等で探索用音声が出ることを事前に警告する。
また、無線通信には、リモコン及び補聴器100A、100B相互間でブルートゥース等を用いた通信を行い、無線の届く範囲内で探索を行なってもよい。両耳補聴器では、騒音抑圧や音声強調等の信号処理を行う際に、または、左右で処理時間の差が生じて、イヤホンから出力される音の時間差を補正する際などに、両耳間で通信を行って同期をとることが必要となる。両耳間通信で使われる通信手段を利用して、「非補聴モード」で音声通信を行えば、新たな送受信機を補聴器100A、100Bに付ける必要もなく、小型設計が可能である。
また、補聴器100A、100Bの無線通信部は、「補聴モード」で動作する場合と「非補聴モード」で動作する場合とで、通信モードを変更してもよい。具体的には、補聴器100A、100Bの両方が「補聴モード」で動作する場合には第1の通信モードで通信を行う。一方、補聴器100A、100Bの一方が「探索モード」で動作し、他方が「被探索モード」で動作する場合には第2の通信モードで通信を行う。
ここで、第2の通信モードは、第1の通信モードと比較して、通信範囲が広く、消費電力が大きい。例えば、第1の通信モードは電磁誘導を用いた通信であり、第2の通信モードはブルートゥースを用いた通信であってもよい。さらには、どちらか一方が赤外線を用いた通信であってもよい。
または、第1及び第2の通信モードは同じ通信方式であって、出力レベルを異ならせるようにしてもよい。例えば、第1及び第2の通信モードは共にブルートゥースを用いた通信であって、第2の通信モードの場合に第1の通信モードより出力レベルを高くしてもよい。これにより、補聴器100A、100Bの通信範囲を30cm〜数十m程度の範囲で任意に選択することができる。
上記構成のように、補聴器100A、100Bを左右の耳に装着して使用する場合(「補聴モード」の場合)には、通信範囲が狭く、且つ消費電力の少ない通信モードで通信を行うので、長時間連続使用が可能となる。一方、見失った補聴器100Bを探索する場合には、通信範囲が広く、且つ消費電力の多い通信モードで通信を行うので、補聴器100Bからある程度離れていても、場所を特定することができる。
また、補聴器100は、全ての機能が作動している(全ての機能ブロックに電力が供給されている)通常モードと、動作切替部120及び無線通信部130を含む一部の機能のみが作動している(一部の機能ブロックにのみ電力が供給されている)省電力モードとを備えていてもよい。そして、省電力モードの補聴器100は、探索用音声出力指示を受信したことを契機として、通常モードに移行するようにしてもよい。
これにより、ユーザが補聴器100Bを失くしたことに気付くまでは省電力モードで待機し、探索を開始するタイミング(すなわち、探索用音声出力指示を送信)で通常モードに移行するので、失くしてから長時間経過した後であっても、補聴器100Bを発見できる確率が高まる。
さらに、旅行先で失くした場合等のように広範囲の探索が必要となる場合には、近くのアクセスポイントを介したネットワーク通信で、より広範囲な探索を行なってもよい。近年、空港や地下鉄、カフェやホテルに無線LANの使用できるホットスポットが多くなっている。この回線を利用して、補聴器同士や、補聴器と補聴器リモコンとの間で通信を行えば、家に居ながら広範囲で探索することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、図3A及び図3Bを参照して、本発明の実施の形態2に係る補聴器200A、200Bを説明する。なお、図3Aは、「補聴モード」及び「探索モード」で動作する補聴器200Aのデータフローを示すブロック図である。図3Bは、「補聴モード」及び「被探索モード」で動作する補聴器200Bのデータフローを示すブロック図である。また、実施の形態1と共通する構成要素には同一の参照番号を付し、詳しい説明を省略する。
実施の形態2に係る補聴器200Bは、さらに、増幅器140とイヤホン150との間に遅延器(出力遅延部)260を備える。この遅延器260は、増幅器140から出力される音声を一時的に保持し、所定の遅延時間だけ遅延させてからイヤホン150に出力する。
動作切替部220は、動作切替部120の動作に加えて、遅延器260の動作を制御する。具体的には、補聴器200Bの動作モードが「被探索モード」のときにのみ遅延器260を動作させる。なお、図3Aに示される補聴器200Aにも、増幅器140とイヤホン150との間に遅延器(図示省略)が配置されるが、「補聴モード」及び「探索モード」で動作する場合に遅延器260の動作は必要ないので、図示を省略している。
実施の形態1では、補聴器100Aのマイク110に入力される探索用音声と、補聴器100Bのイヤホン150から出力される探索用音声が重なり合って、話した音声と聞こえる音声の区別がつかなくなる可能性がある。そこで、実施の形態2においては、遅延器260を追加して、補聴器200Bのイヤホン150から出力される探索用音声の出力タイミングを所定の遅延時間だけ遅らせる。
なお、上記の説明では、補聴器200Bの増幅器140とイヤホン150との間に遅延器260を設置し、「被探索モード」で動作する場合にのみ動作させる例を説明したが、探索用音声の出力タイミングを遅延させる構成は、上記の構成に限定されない。例えば、補聴器200Aの動作切替部120と無線通信部130との間に遅延器を設置する。そして、補聴器200Aが「探索モード」で動作する場合に、マイク110で集音された探索用音声を当該遅延器で遅延させてから無線通信部130で送信するようにしてもよい。
遅延時間については、補聴器200Aのマイク110に入力される探索用音声と、補聴器200Bのイヤホン150から出力される探索用音声のズレが小さすぎると、発声と聞き取りが重なるために聞き取りづらくなる。1音節の継続時間の最小と考えられる母音の継続長は約0.2秒であるので、遅延時間が0.2秒以上であることが望ましい。一方、あまりズレが大きいと、見つからないと勘違いしてしまうため、0.2秒〜5秒程度としておくとよい。
また、実施の形態1と同様に、リモコンを備えた両耳補聴器においては、快適な遅延時間になるように、遅延時間を変更させる機能をリモコンにもたせ、利用者が随時変更できるようにしてもよい。
両方の補聴器200A、200Bを失くしたときは、マイクと無線通信部とを備えたリモコンを用いて、補聴器200A、200Bを探索すればよい。しかしながら、2つの補聴器200A、200Bから探索用音声が同時に出力されると、一度に2つの場所を特定するのが難しいため、それぞれがどこにあるか分かりにくい。そこで、リモコンで2つの補聴器200A、200Bそれぞれの遅延器260に、異なる遅延時間を設定すればよい。つまり、2つの補聴器200A、200Bのイヤホン150から出力される探索用音声に時間差をつけることにより、補聴器200A、200Bの場所がさらに特定しやすくなる。
(実施の形態3)
次に、図4A、図4B、図5A、及び図5Bを参照して、本発明の実施の形態3に係る補聴器300A、300Bを説明する。なお、図4Aは、「補聴モード」及び「探索モード」で動作する補聴器300Aのデータフローを示すブロック図である。図4Bは、「補聴モード」及び「被探索モード」で動作する補聴器300Bのデータフローを示すブロック図である。図5A及び図5Bは、難聴者の聴力特性の一例を示す図である。また、実施の形態1、2と共通する構成要素には同一の参照番号を付し、詳しい説明を省略する。
実施の形態3に係る補聴器300Bは、さらに、ユーザ毎のパラメータ371を記憶する記憶部370を備える。記憶部370は、例えば、不揮発性メモリ等で構成される。パラメータ371には、ユーザの残存聴力に対応する周波数帯域(つまり、ユーザにとって比較的聞き取りやすい周波数帯域)の情報が含まれる。
そして、増幅器340は、補聴器300Bが「被探索モード」で動作する場合に、探索用音声のうちのパラメータ371で示される周波数帯域のみを第2の増幅率で選択的に増幅する。具体的には、探索用音声からパラメータ371で示される周波数帯域のみを抽出するフィルタリング処理と、抽出された成分を増幅する増幅処理とを順次行う。なお、フィルタリング処理は、例えば、帯域通過フィルタ(Band Pass Filter:BPF)を用いることによって実現できる。
パラメータ371の設定例を図5A及び図5Bを用いて説明する。図5Aは高域漸傾型難聴の聴力特性(上段)であり、高域の聞き取り能力が劣化していることを示す。この場合、比較的感度の高い中低域の音を強調するようなフィルタ特性(下段)を設定する。反対に、図5Bの場合は、低域の聞き取り能力が劣化している低域障害型難聴の聴力特性(上段)である。この場合、比較的感度の高い中高域の音を強調するようにフィルタ特性(下段)を設定する。聴覚感度のよい帯域で音を聴くことができるため、探索用音声の聞き逃しを防止することができる。
手元にある補聴器300Aのマイク110に向かって探索用音声を発し、失くした補聴器300Bを探す場合、補聴器300A、300Bは耳から外れた状態であるため、失くしたほうの補聴器300Bから音声が発せられても、音が聞き取りづらくなってしまう。そこで、補聴器300Bのイヤホン150から出力される探索用音声に、利用者の残存聴力に応じて信号処理を施し、補聴器300A、300Bを外していても聞こえやすい音に加工するとよい。
なお、補聴器300A、300Bは、「補聴モード」で動作する場合にも、補聴用音声にユーザの聴覚特性に応じた信号処理を施してから出力する場合がある。しかしながら、この場合の信号処理は、ユーザの聞こえにくい帯域(図5Aでは高域、図5Bでは低域)の増幅率を、他の帯域より増大させる処理である。つまり、上記のように、ユーザの聞き取りやすい帯域だけを選択的に増幅する処理とは、全く異なる処理である。
(実施の形態4)
次に、図6A及び図6Bを参照して、本発明の実施の形態4に係るリモコン490及び補聴器400Bを説明する。なお、図6Aは、リモコン490の構成を示すブロック図である。図6Bは、「被探索モード」で動作する補聴器400Bのデータフローを示すブロック図である。また、実施の形態1〜3と共通する構成要素には同一の参照番号を付し、詳しい説明を省略する。
本実施の形態4に係るリモコン490は、図6Aに示されるように、スイッチ491と、無線通信部492とを備える。スイッチ491は、探索用音声出力指示を送信するトリガとなる。無線通信部492は、補聴器400Bとの間で無線通信を行う。すなわち、スイッチ491を「ON」にすると、無線通信部492を通じて補聴器400Bに探索用音声出力指示が送信される。
一方、本実施の形態4に係る補聴器400Bは、さらに、探索用音声となる音源データ472を記憶する記憶部470を備える。なお、記憶部470には、予め作成された音源データ472が調整装置(外部装置)10によって格納される。そして、動作切替部420は、無線通信部130で探索用音声出力指示を受信したことに応じて、記憶部470から音源データ472を読み出し、当該音源データ472を探索用音声として増幅器140に第2の増幅率で増幅させ、イヤホン150から出力させる。
なお、音源データ472は、複数ある音源データの中から、利用者の残存聴力に対応する周波数の音を選択したり、残存聴力に対応する周波数になるように、周波数シフトを行ったり、帯域ごとに聴力補正を行うフィルタ処理を行ったり、聞き取り可能な音量に調節したりして作成する。また、実施の形態3のように、利用者の聴覚特性の劣化が少ない帯域を強調するようなフィルタリング処理を音源データに施して、補聴器400Bにセットしておいてもよい。
このとき、音源データ472のフィッティングにパソコンを用い、利用者の聴力データ(オージオメータの結果)を画面上にプロットし、選択または調整された音源データ472の周波数特性を同画面上にプロットし、音源データ472が利用者の聴力にあったものであるか確認できるようにしてもよい。音源データ472を自己調整する場合など、音源データ472が自分の聴力にあっているか視覚的に利用者に伝えることができると、音源データ472作成の指針となる。
また、パソコンの調整端子と補聴器400Bとを接続して、音源データ472を簡単に変更可能なものにすると、探索用音声を変えたいと思ったときに、対応が楽になる。
また、音源データ472に、サイン波のような単一周波数の音源を用いると、方向弁別することが難しい。方向を弁別するためには、左右に入る音の位相差や振幅差をもとに方向を判断するが、周波数成分が少ないと、その分手掛かりとなる位相差や振幅差を検出する成分も減ってくる。そのため、方向弁別に必要な3分の1オクターブバンド以上の帯域を持った音で音源データ472を生成するとよい。
また、送信側はリモコン490に限らず、両耳補聴器の片方が手元にある場合は、手元にある補聴器(図示省略)を使って、探索用音声出力指示を送信してもよい。
かかる構成のように、利用者の聴力データに基づいて音源データ472を作成することによって、利用者に聞き取り易い探索用音声を提示できるため、より簡単に補聴器400Bを見つけることができる。
(実施の形態5)
次に、図7A及び図7Bを参照して、本発明の実施の形態5に係るリモコン490及び補聴器500Bを説明する。なお、図7Aは、リモコン490の構成を示すブロック図である。図7Bは、「被探索モード」で動作する補聴器500Bのデータフローを示すブロック図である。また、実施の形態1〜4と共通する構成要素には同一の参照番号を付し、詳しい説明を省略する。
本実施の形態5に係る補聴器500Bは、さらに、パラメータ371と音源データ572とを記憶する記憶部570を備える。なお、音源データ572は、実施の形態4の音源データ572と異なり、ユーザの聴覚特性に応じた信号処理が施されていないものとする。
動作切替部420は、リモコン490から探索用音声出力指示を受信したことに応じて、記憶部570から音源データ572を読み出し、当該音源データ572を探索用音声として増幅器340に第2の増幅率で増幅させ、イヤホン150に出力させる。また、増幅器340は、動作切替部420から取得した音源データ572のうちのパラメータ371で示される周波数帯域のみを第2の増幅率で選択的に増幅する。
上記構成としても、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。実施の形態4との違いは、音源データ572をユーザの聴覚特性に応じて予め加工しておく必要がないので、出荷時に音源データ572を格納しておくことができる点である。一方、実施の形態4は、探索用音声を出力する際のフィルタリング処理が不要となる点で、実施の形態5より有利である。
なお、上記の各実施の形態1〜5は、本発明の効果を妨げない範囲で任意に組み合わせることが可能である。
本実施の形態1〜5における補聴器の実現において、上述の各機能ブロックは、ソフトウェア上のプログラム、そのプログラムを記録した媒体でもよい。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、本実施の形態1〜5において、補聴器を構成する各機能ブロックは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)やメモリを要した情報機器上で動作するプログラムとして実現されるが、その機能の一部または全部を集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。これらのLSIは、個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明にかかる補聴器は、紛失した補聴器を見つけ出すことが容易になる補聴器として有用である。
10 調整装置
100,100A,100B,200A,200B,300A,300B,400B,500B 補聴器
110 マイク
120,220,420 動作切替部
130,492 無線通信部
140,340 増幅器
150 イヤホン
260 遅延器
370,470,570 記憶部
371 パラメータ
472,572 音源データ
490 リモコン
491 スイッチ

Claims (12)

  1. ユーザの耳に装着され、音声を増幅して出力する補聴器であって、
    音声を集音する集音部と、
    探索用音声を出力させるための探索用音声出力指示を、無線で接続された外部装置から受信する無線通信部と、
    音声を増幅する増幅部と、
    前記増幅部で増幅された音声を出力する出力部と、
    前記集音部で集音された音声である補聴用音声を前記増幅部に第1の増幅率で増幅させる補聴モード、及び前記探索用音声出力指示を受信したことに応じて、前記探索用音声を前記増幅部に前記第1の増幅率より大きい第2の増幅率で増幅させる被探索モードを相互に切り替える動作切替部と、
    ユーザの残存聴力に対応する周波数帯域を示すパラメータを記憶する記憶部とを備え、
    前記増幅部は、前記被探索モードにおいて、前記探索用音声のうちの前記パラメータで示される周波数帯域を前記第2の増幅率で選択的に増幅する
    補聴器。
  2. 該補聴器は、さらに、前記探索用音声を記憶する記憶部を備え、
    前記増幅部は、前記無線通信部で前記探索用音声出力指示を受信したことを契機として、前記記憶部から読み出した前記探索用音声を前記第2の増幅率で増幅する
    請求項1に記載の補聴器。
  3. 前記無線通信部は、さらに、外部装置から前記探索用音声を受信し、
    前記増幅部は、前記無線通信部で前記探索用音声を受信したことを契機として、当該探索用音声を前記第2の増幅率で増幅する
    請求項1に記載の補聴器。
  4. 該補聴器は、さらに、前記被探索モードにおいて、前記増幅部によって前記第2の増幅率で増幅された前記探索用音声を、所定の遅延時間だけ遅延させてから前記出力部に出力する出力遅延部を備える
    請求項に記載の補聴器。
  5. 前記遅延時間は、0.2秒以上で、且つ5秒以下である
    請求項に記載の補聴器。
  6. 前記動作切替部は、さらに、前記無線通信部を制御して、前記探索用音声出力指示を他の補聴器に送信させる探索モードに切り替える
    請求項に記載の補聴器。
  7. 前記動作切替部は、前記探索モードにおいて、前記無線通信部に前記集音部で集音された音声を前記探索用音声として他の補聴器に送信させる
    請求項に記載の補聴器。
  8. ユーザの一方側の耳に装着される請求項1に記載の補聴器である第1の補聴器と、
    ユーザの他方側の耳に装着される請求項1に記載の補聴器である第2の補聴器とを備える
    補聴装置。
  9. 前記第1の補聴器の無線通信部と前記第2の補聴器の無線通信部とは、
    前記第1及び第2の補聴器の双方が補聴モードである場合に、第1の通信モードを用いて相互に無線通信を行い、
    前記第1の補聴器が探索モードで、且つ前記第2の補聴器が被探索モードである場合、前記第1の通信モードより通信範囲の広い第2の通信モードを用いて相互に無線通信を行う
    請求項に記載の補聴装置。
  10. 該補聴装置は、さらに、前記第1又は第2の補聴器に対して前記探索用音声出力指示を無線送信するリモコンを備える
    請求項に記載の補聴装置。
  11. ユーザの耳に装着され、音声を増幅して出力する補聴方法であって、
    音声を集音する集音ステップと、
    探索用音声を出力させるための探索用音声出力指示を、無線で接続された外部装置から受信する無線通信ステップと、
    音声を増幅する増幅ステップと、
    前記増幅部で増幅された音声を出力する出力ステップと、
    前記増幅ステップにおいて、前記集音ステップで集音された音声である補聴用音声を第1の増幅率で増幅させる補聴モード、及び前記探索用音声出力指示を受信したことに応じて、前記探索用音声を前記第1の増幅率より大きい第2の増幅率で増幅させる被探索モードを相互に切り替える動作切替ステップとを含み、
    前記増幅ステップでは、前記被探索モードにおいて、前記探索用音声のうちのユーザの残存聴力に対応する周波数帯域を前記第2の増幅率で選択的に増幅する
    補聴方法。
  12. 音声を増幅して出力する集積回路であって、
    音声を集音する集音部と、
    探索用音声を出力させるための探索用音声出力指示を、無線で接続された外部装置から受信する無線通信部と、
    音声を増幅する増幅部と、
    前記増幅部で増幅された音声を出力する出力部と、
    前記集音部で集音された音声である補聴用音声を前記増幅部に第1の増幅率で増幅させる補聴モード、及び前記探索用音声出力指示を受信したことに応じて、前記探索用音声を前記増幅部に前記第1の増幅率より大きい第2の増幅率で増幅させる被探索モードを相互に切り替える動作切替部とを備え、
    前記増幅部は、前記被探索モードにおいて、前記探索用音声のうちのユーザの残存聴力に対応する周波数帯域を前記第2の増幅率で選択的に増幅する
    集積回路。
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