JP5264786B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5264786B2
JP5264786B2 JP2009550408A JP2009550408A JP5264786B2 JP 5264786 B2 JP5264786 B2 JP 5264786B2 JP 2009550408 A JP2009550408 A JP 2009550408A JP 2009550408 A JP2009550408 A JP 2009550408A JP 5264786 B2 JP5264786 B2 JP 5264786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
detection
displaced
speed
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009550408A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009093330A1 (ja
Inventor
峰夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2009093330A1 publication Critical patent/JPWO2009093330A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5264786B2 publication Critical patent/JP5264786B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/04Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
    • B66B5/06Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed electrical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/04Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/16Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well
    • B66B5/18Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

この発明は、昇降路内を移動されるかごを有するエレベータ装置に関するものである。
従来、かごの速度が所定の設定速度を超えたときに安全装置を作動させるエレベータ装置が提案されている。この従来のエレベータ装置では、かごの移動とともに回転する回転体の回転量からかごの位置を検出し、かごの位置に応じて上記の設定速度を変えるようになっている。設定速度は、かごの位置が昇降路の終端部に近づくに従って低くなっている。これにより、昇降路のピット部に設けられた緩衝器の小形化を図ることができ、昇降路全体の高さを短くすることができる(特許文献1参照)。
特開2003−104646号公報
しかし、上記のような従来のエレベータ装置では、かごの位置が回転体の回転量から求められるので、エレベータ装置の設置時に、かごの位置と回転体の回転量との関係を建物の昇降路の高さごとに個別に調整する必要がある。従って、エレベータ装置の設置作業に手間がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、容易に設置することができ、昇降路の縮小化を図ることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、被検出体が設けられ、昇降路内を移動されるかご、昇降路内に設けられ被検出体を検出可能な位置スイッチを有し、位置スイッチによる被検出体の検出の有無により、昇降路の終端部に位置する所定の領域でのかごの存在の有無を検出するかご位置検出装置、かごの移動に伴って回転される調速機綱車、調速機綱車の回転速度に応じて変位される変位体を有する綱車連動装置、かごの速度の値が所定の第1基準値であるときに変位体を検出する第1検出位置と、かごの速度の値が第1基準値よりも高い第2基準値であるときに変位体を検出する第2検出位置との間を変位可能な過速度検出スイッチ、かご位置検出装置からの情報に基づいて、かごが所定の領域にあるときに第1検出位置へ過速度検出スイッチを変位させ、かごが所定の領域から外れているときに第2検出位置へ過速度検出スイッチを変位させる電磁変位装置、及び過速度検出スイッチからの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する制御装置を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の調速機を示す縦断面図である。 図1のかごが下端部領域及び上端部領域のいずれからも外れているときの調速機を示す縦断面図である。 図1の各下部位置スイッチ、各上部位置スイッチ及び電磁マグネットの電気的な接続状態を示す回路図である。 図4の各下部位置スイッチ及び各上部位置スイッチのすべてがカムの検出を停止している状態を示す回路図である。 図1のかごの通常運転速度及び運転停止速度と、かごの位置との関係を示すグラフである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2内には、駆動綱車3を有する巻上機(駆動装置)4と、駆動綱車3に対して間隔を置いて配置されたそらせ車5と、エレベータの運転を制御する制御装置6とが設けられている。
駆動綱車3及びそらせ車5には、共通の主索7が巻き掛けられている。主索7には、昇降路1内を昇降可能なかご8及び釣合おもり9が吊り下げられている。かご8及び釣合おもり9は、駆動綱車3の回転により昇降路1内を昇降される。かご8及び釣合おもり9が昇降路1内を昇降されるときには、かご8がかごガイドレール(図示せず)に案内され、釣合おもり9が釣合おもりガイドレール(図示せず)に案内される。
かご8の下部には、かご8の落下を阻止する非常止め装置10が設けられている。非常止め装置10には、操作アーム11が設けられている。非常止め装置10は、操作アーム11の操作により、かごガイドレールを把持する。かご8の移動は、非常止め装置10によるかごガイドレールの把持により阻止される。
機械室2内には調速機12が設けられ、昇降路1内の下部には張り車13が設けられている。調速機12は、調速機本体14と、調速機本体14に設けられた調速機綱車15とを有している。調速機綱車15及び張り車13間には、調速機ロープ16が巻き掛けられている。調速機ロープ16の一端部及び他端部は、操作アーム11に接続されている。これにより、調速機綱車15及び張り車13は、かご8の移動に伴って回転される。
調速機本体14は、調速機綱車15の回転速度が所定の非常過速度に達したときに、調速機ロープ16を把持する。操作アーム11は、調速機ロープ16が調速機本体14により把持されてかご8が調速機ロープ16に対して変位されることにより、操作される。
かご8の側面には、かご8の移動方向に沿ったカム(被検出体)17が設けられている。昇降路1内には、昇降路1の下端部(終端部)に位置する所定の下端部領域と、昇降路1の上端部(終端部)に位置する所定の上端部領域とが設定されている。下端部領域及び上端部領域は、かご8の移動方向について所定の長さを持つ領域である。また、昇降路1内には、下端部領域でのかご8の存在の有無を検出する下端かご位置検出装置18と、上端部領域でのかご8の存在の有無を検出する上端かご位置検出装置19とが設けられている。
下端かご位置検出装置18は、カム17を検出可能な複数(この例では、3つ)の下部位置スイッチ18a,18b,18cを有している。各下部位置スイッチ18a〜18cは、昇降路1内の下部に設けられている。また、各下部位置スイッチ18a〜18cは、かご8の移動方向について互いに間隔を置いて配置されている。
上端かご位置検出装置19は、カム17を検出可能な複数(この例では、3つ)の上部位置スイッチ19a,19b,19cを有している。各上部位置スイッチ19a〜19cは、昇降路1内の上部に設けられている。また、各上部位置スイッチ19a〜19cは、かご8の移動方向について互いに間隔を置いて配置されている。
かご8が下端部領域にあるときには、各下部位置スイッチ18a〜18cの少なくともいずれかがカム17により操作される。かご8が上端部領域にあるときには、各上部位置スイッチ19a〜19cの少なくともいずれかがカム17により操作される。各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cは、カム17に操作されることによりカム17を検出する。かご8が下端部領域及び上端部領域のそれぞれから外れて昇降路1内の中間部にあるときには、各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cのすべてに対するカム17による操作が解除される。
即ち、下端かご位置検出装置18は、各下部位置スイッチ18a〜18cのそれぞれによるカム17の検出の有無により、下端部領域でのかご8の存在の有無を検出する。また、上端かご位置検出装置19は、各上部位置スイッチ19a〜19cのそれぞれによるカム17の検出の有無により、上端部領域でのかご8の存在の有無を検出する。
カム17の長さは、各下部位置スイッチ18a〜18c間及び各上部位置スイッチ19a〜19c間のそれぞれの間隔よりも長くなっている。これにより、かご8が下端部領域を移動されるときに各下部位置スイッチ18a〜18cのすべてがカム17を検出しなくなる状態の発生を防止することができる。また、かご8が上端部領域を移動されるときに各上部位置スイッチ19a〜19cのすべてがカム17を検出しなくなる状態の発生を防止することができる。
各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cは、電線20により直列に接続されている。また、昇降路1の底部(ピット部)には、かご8の下方に位置するかご緩衝器21と、釣合おもり9の下方に位置する釣合おもり緩衝器22とが設けられている。かご緩衝器21は、かご8の衝突を受けたときにかご8に与える衝撃を和らげる。釣合おもり緩衝器22は、釣合おもり9の衝突を受けたときに釣合おもり9に与える衝撃を和らげる。
なお、図1では、かご8が下端部領域に存在し、2つの下部位置スイッチ18a及び18bが同時にカム17を検出している状態が示されている。
図2は、図1の調速機12を示す縦断面図である。また、図3は、図1のかご8が下端部領域及び上端部領域のいずれからも外れているときの調速機12を示す縦断面図である。図において、調速機12は、支持体23により支持されている。支持体23には、調速機12とともに、調速機綱車15の回転に連動する綱車連動装置24と、綱車連動装置24により操作され、操作を受けることにより、エレベータの運転を停止する停止信号を出力する過速度検出スイッチ25と、過速度検出スイッチ25を変位させる電磁変位装置26とが支持されている。
調速機綱車15の綱車軸27は、軸受28を介して調速機本体14に水平に支持されている。綱車軸27の端部には、駆動傘歯車29が固定されている。
綱車連動装置24は、鉛直方向に沿って配置された従動軸30と、従動軸30の下端部に固定され、駆動傘歯車29に噛み合う従動傘歯車31と、従動軸30に設けられ、従動軸30に沿った方向(所定の方向)へ従動軸30に対して変位可能な変位体32と、従動軸30の回転速度に応じて変位体32を変位させる遠心変位装置33とを有している。
従動軸30は、軸受34を介して支持体23に支持されている。綱車軸27の回転は、駆動傘歯車29及び従動傘歯車31を介して従動軸30に伝達される。従って、従動軸30は、調速機綱車15の回転に応じて回転される。
遠心変位装置33は、従動軸30の上部に設けられている。また、遠心変位装置33は、従動軸30と一体に回転される。さらに、遠心変位装置33は、従動軸30の上端部に対して回動可能な一対の腕35と、各腕35の先端部に設けられたフライボール36と、従動軸30に摺動可能に通された滑り筒37と、各腕35と滑り筒37とを連動させるリンク部材38と、滑り筒37を下方へ付勢する平衡ばね39とを有している。
各フライボール36は、従動軸30の回転速度に応じた遠心力を受け、受けた遠心力に応じて変位される。滑り筒37は、各フライボール36の変位に応じて、従動軸30に沿った方向へ変位される。即ち、従動軸30の回転速度が増加するときには、各フライボール36が互いに離れる方向へ変位され、滑り筒37が平衡ばね39の付勢力に逆らって上方へ変位される。また、従動軸30の回転速度が低下するときには、各フライボール36が互いに近づく方向へ変位され、滑り筒37が平衡ばね39の付勢力により下方へ変位される。
変位体32は、滑り筒37とともに変位可能になっている。これにより、変位体32は、調速機綱車15の回転速度に応じて従動軸30に沿った方向へ変位される。また、変位体32は、滑り筒37及び従動軸30に対して回転自在になっている。従って、変位体32の状態は、滑り筒37及び従動軸30が回転されても、回転されないまま保たれる。さらに、変位体32は、従動軸30に摺動可能に通された従動筒40と、従動筒40の外周面から突出する操作部41とを有している。
過速度検出スイッチ25は、従動筒40の径方向外側に配置されている。また、過速度検出スイッチ25は、支持体23に設けられた案内部材42の案内によって、変位体32が変位される方向(即ち、上下方向)へ変位可能になっている。さらに、過速度検出スイッチ25は、所定の第1検出位置(図2)と、第1検出位置の上方に位置する第2検出位置(図3)との間を変位可能になっている。
過速度検出スイッチ25は、スイッチ本体43と、スイッチ本体43に設けられ、変位体32側へ突出するスイッチレバー44とを有している。操作部41は、変位体32の過速度検出スイッチ25に対する変位により、スイッチレバー44を操作可能になっている。過速度検出スイッチ25は、スイッチレバー44が操作部41により操作されることにより、変位体32を検出する。エレベータの運転を停止させる停止信号は、過速度検出スイッチ25による変位体32の検出によりスイッチ本体43から出力される。
制御装置6は、過速度検出スイッチ25からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する。この例では、制御装置6は、過速度検出スイッチ25からの停止信号を受けることにより、かご8の速度に異常が発生したとの判定を行い、エレベータの運転を停止する制御を行う。
過速度検出スイッチ25が変位体32を検出する(即ち、停止信号を出力する)ときのかご8の速度(運転停止速度)の値は、過速度検出スイッチ25が第1検出位置にあるときに(図2)、エレベータの定格速度の値よりも低い所定の第1基準値となり、過速度検出スイッチ25が第2検出位置にあるときに(図3)、エレベータの定格速度よりも高い所定の第2基準値(例えば、定格速度の1.3倍の速度)となるように設定されている。第2基準値は、非常止め装置10が動作する非常過速度の値よりも低い値とされている。
電磁変位装置26は、第1検出位置に変位する方向へ過速度検出スイッチ25を付勢する付勢ばね(付勢体)45と、スイッチ本体43に当接されたプランジャ46と、給電を受けることにより、付勢ばね45の付勢力に逆らって、過速度検出スイッチ25が第2検出位置に変位される方向へプランジャ46を変位させる電磁マグネット47とを有している。
過速度検出スイッチ25は、電磁マグネット47への給電が停止されることにより第1検出位置に変位される。また、過速度検出スイッチ25は、電磁マグネット47への給電が行われることにより、付勢ばね45の付勢力に逆らって、第2検出位置に変位される。
図4は、図1の各下部位置スイッチ18a〜18c、各上部位置スイッチ19a〜19c及び電磁マグネット47の電気的な接続状態を示す回路図である。また、図5は、図4の各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cのすべてがカム17の検出を停止している状態を示す回路図である。なお、図4は、2つの下部位置スイッチ18a及び18bのみがカム17を検出している状態を示す図である。
図において、各下部位置スイッチ18a〜18c、各上部位置スイッチ19a〜19c及び電磁マグネット47のコイルは、直流電源48とともに電線20により直列に接続されている。
各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cは、カム17の検出の有無に応じて開閉する接点をそれぞれ有している。各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cの接点は、カム17の検出により開き、カム17の検出の停止により閉じる。
これにより、各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cのすべてがカム17の検出を停止しているときには、すべての接点が閉じて、電磁マグネット47のコイルへの給電が直流電源48から行われる。また、各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cの少なくともいずれかがカム17を検出しているときには、一部の接点が開いて、電磁マグネット47のコイルへの給電が停止される。
過速度検出スイッチ25は、図5に示すように、各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cのすべてがカム17の検出を停止しているときに(即ち、かご8が下端部領域及び上端部領域のいずれからも外れているときに)、電磁変位装置26により第2検出位置へ変位される。また、過速度検出スイッチ25は、図4に示すように、各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cの少なくともいずれかがカム17を検出しているときに(即ち、かご8が下端部領域及び上端部領域のいずれかにあるときに)、電磁変位装置26により第1検出位置へ変位される。即ち、電磁変位装置26は、下端かご位置検出装置18及び上端かご位置検出装置19のそれぞれからの情報に基づいて、第1検出位置と第2検出位置との間で過速度検出スイッチ25を変位させる。
図6は、図1のかご8の通常運転速度及び運転停止速度と、かご8の位置との関係を示すグラフである。図に示すように、運転停止速度51の値は、かご8が移動するすべての位置において、かご8の通常運転速度52よりも高い値になっている。また、かご8が下端部領域及び上端部領域のいずれかにあるときには、過速度検出スイッチ25が第1検出位置に変位され(図2)、運転停止速度51の値が第1基準値Vos1になっている。また、かご8が下端部領域及び上端部領域のいずれからも外れて昇降路1内の中間部にあるときには、過速度検出スイッチ25が第2検出位置に変位され(図3)、運転停止速度51の値が第1基準値Vos1よりも高い第2基準値Vos2になっている。第1基準値Vos1は定格速度の値V0よりも低く、第2基準値Vos2は定格速度の値よりも高くされている。
次に、動作について説明する。かご8が通常運転速度52で移動されているときには、かご8の速度が運転停止速度51に達することはないので、エレベータの運転が過速度検出スイッチ25からの情報によって強制的に停止されることはない。
何らかの原因でかご8の速度が上昇し、運転停止速度51に達したときには、過速度検出スイッチ25から制御装置6へ停止信号が送られる。制御装置6が停止信号を受けると、エレベータの運転が制御装置6により強制的に停止される。
この後、制御装置6による運転停止の制御が行われたにもかかわらず、かご8の速度がさらに上昇し、非常過速度に達したときには、調速機ロープ16が調速機12により把持される。これにより、調速機ロープ16の移動が停止し、かご8が調速機ロープ16に対して変位される。
かご8が調速機ロープ16に対して変位されると、操作アーム11が操作され、かごガイドレールを把持する動作が非常止め装置10により行われる。これにより、かご8に対して制動力が直接与えられる。
次に、運転停止速度51の値を切り替えるときの動作について説明する。かご8が昇降路1内の中間部にあるときには、各下部位置センサ18a〜18c及び各上部位置センサ19a〜19cのすべてがカム17の検出を停止している。このときには、電磁マグネット47への給電が行われ、過速度検出スイッチ25が第2検出位置に変位されている。これにより、運転停止速度51の値が第2基準値に設定されている。
かご8が移動して昇降路1の中間部から上端部領域及び下端部領域のいずれかに進入すると、各下部位置センサ18a〜18c及び各上部位置センサ19a〜19cのいずれかがカム17を検出する。これにより、電磁マグネット47への給電が停止され、過速度検出スイッチ25が第2検出位置から第1検出位置へ変位される。運転停止速度51の値は、過速度検出スイッチ25の第1検出位置への変位により、第1基準値に切り替えられる。
かご8が上端部領域及び下端部領域のいずれかから昇降路1の中間部へ進入するときには、上記と逆の動作により、運転停止速度51の値が第1基準値から第2基準値に切り替えられる。
このようなエレベータ装置では、昇降路1内にそれぞれ設けられた下部位置スイッチ18a〜18c及び上部位置スイッチ19a〜19cによるカム17の検出の有無により、下端部領域及び上端部領域でのかご8の存在の有無が検出され、下端部領域及び上端部領域でのかご8の存在の有無に基づいて、かご8の速度が異常であるか否かの判定基準となる運転停止速度51の値が切り替えられるので、かご8が下端部領域及び上端部領域にあるときの運転停止速度の値を定格速度よりも低くすることができる。従って、昇降路1の終端部に近い箇所では、かご8の速度が定格速度よりも低い段階でエレベータの運転を停止することができる。これにより、かご8の減速距離を短くすることができ、かご緩衝器21及び釣合おもり緩衝器22の小形化を図ることができる。また、昇降路1の高さ寸法の縮小化も図ることができる。さらに、下部位置スイッチ18a〜18c及び上部位置スイッチ19a〜19cを昇降路1内に設置することにより、昇降路1内におけるかご8の位置とかご8の移動量との関係を昇降路1ごとに調整する必要がなくなるので、昇降路1ごとに高さが異なっていても、下部位置スイッチや上部位置スイッチの位置や個数を調整するだけでエレベータ装置を容易に設置することができる。
また、各下部位置スイッチ18a〜18cの間隔及び各上部位置スイッチ19a〜19cの間隔よりもカム17の長さが長くなっているので、かご8が上端部領域及び下端部領域にあるときに、各下部位置スイッチ18a〜18c及び各上部位置スイッチ19a〜19cのすべてがカム17を検出しなくなることを防止することができる。これにより、下端部領域及び上端部領域でのかご8の存在の有無をより確実に検出することができる。
なお、上記の例では、第1基準値Vos1が定格速度の値V0よりも低くされているが、第1基準値Vos1を定格速度の値V0よりも高くしてもよい。

Claims (2)

  1. 被検出体が設けられ、昇降路内を移動されるかご、
    上記昇降路内に設けられ上記被検出体を検出可能な位置スイッチを有し、上記位置スイッチによる上記被検出体の検出の有無により、上記昇降路の終端部に位置する所定の領域での上記かごの存在の有無を検出するかご位置検出装置、
    上記かごの移動に伴って回転される調速機綱車、
    上記調速機綱車の回転速度に応じて変位される変位体を有する綱車連動装置、
    上記かごの速度の値が所定の第1基準値であるときに上記変位体を検出する第1検出位置と、上記かごの速度の値が上記第1基準値よりも高い第2基準値であるときに上記変位体を検出する第2検出位置との間を変位可能な過速度検出スイッチ、
    上記かご位置検出装置からの情報に基づいて、上記かごが上記所定の領域にあるときに上記第1検出位置へ上記過速度検出スイッチを変位させ、上記かごが上記所定の領域から外れているときに上記第2検出位置へ上記過速度検出スイッチを変位させる電磁変位装置、及び
    上記過速度検出スイッチからの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する制御装置
    を備え
    上記電磁変位装置は、電磁マグネットを有し、
    上記位置スイッチ及び上記電磁マグネットは、直流電源とともに直列に接続された回路を構成し、
    上記直流電源から上記電磁マグネットへの給電は、上記位置スイッチが上記被検出体を検出することにより停止され、
    上記過速度検出スイッチは、上記電磁マグネットへの給電の停止により上記第1検出位置に変位され、上記電磁マグネットへの給電により上記第2検出位置に変位されることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記かご位置検出装置は、上記かごの移動方向に沿って互いに間隔を置いて配置された複数の上記位置スイッチを有し、
    上記かごの移動方向に沿った上記被検出体の長さは、各上記位置スイッチの間隔よりも長くなっていることを特徴とする請求項1に記載にエレベータ装置。
JP2009550408A 2008-01-25 2008-01-25 エレベータ装置 Active JP5264786B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/051080 WO2009093330A1 (ja) 2008-01-25 2008-01-25 エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009093330A1 JPWO2009093330A1 (ja) 2011-05-26
JP5264786B2 true JP5264786B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=40900848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009550408A Active JP5264786B2 (ja) 2008-01-25 2008-01-25 エレベータ装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2233423A4 (ja)
JP (1) JP5264786B2 (ja)
KR (1) KR101044830B1 (ja)
CN (1) CN101878175B (ja)
WO (1) WO2009093330A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102482055A (zh) * 2009-09-02 2012-05-30 三菱电机株式会社 电梯装置
US20120199422A1 (en) * 2010-01-07 2012-08-09 Mitsubishi Electric Corporation Elevator apparatus
KR20130054336A (ko) * 2010-08-06 2013-05-24 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터용 조속기
US9505587B2 (en) 2010-11-01 2016-11-29 Mitsubishi Electric Corporation Elevator with acceleration detection
CN102367124A (zh) * 2011-06-28 2012-03-07 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种限位撞弓架
CN102344065A (zh) * 2011-06-28 2012-02-08 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种极限限位装置
JP5753072B2 (ja) * 2011-12-21 2015-07-22 株式会社日立製作所 エレベーター装置
JP5774220B2 (ja) 2012-06-19 2015-09-09 三菱電機株式会社 エレベータ装置
WO2015078859A1 (en) * 2013-11-29 2015-06-04 Inventio Ag Improvements in or relating to elevators
CN106132861B (zh) 2014-04-09 2019-09-17 三菱电机株式会社 电梯装置
KR102343465B1 (ko) 2019-12-13 2021-12-28 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터용 공력 개선 케이지

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000327241A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置および調速装置
JP2003104646A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置及びその制御方法
JP2008007322A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの終端階減速制御システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513346Y2 (ja) * 1974-04-08 1980-03-26
JPS5513346A (en) 1978-07-15 1980-01-30 Matsushita Electric Works Ltd Opening*closing apparatus for openign of building
JP2001354372A (ja) 2000-06-14 2001-12-25 Mitsubishi Electric Corp エレベーター装置
EP1739046B1 (en) * 2004-04-20 2011-06-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Emergency stop system of elevator
CN1950287B (zh) * 2005-03-30 2011-05-11 三菱电机株式会社 电梯装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000327241A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置および調速装置
JP2003104646A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置及びその制御方法
JP2008007322A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの終端階減速制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101878175A (zh) 2010-11-03
WO2009093330A1 (ja) 2009-07-30
JPWO2009093330A1 (ja) 2011-05-26
EP2233423A1 (en) 2010-09-29
CN101878175B (zh) 2012-09-26
EP2233423A4 (en) 2014-04-30
KR101044830B1 (ko) 2011-06-28
KR20100061744A (ko) 2010-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264786B2 (ja) エレベータ装置
US8336677B2 (en) Safety device for elevator and rope slip detection method
JP6012596B2 (ja) エレベータ装置
CN101090854B (zh) 电梯装置
US8069956B2 (en) Elevator speed governor and elevator device
JP5726374B2 (ja) エレベータ装置
JP5645955B2 (ja) エレベータ装置
WO2015155854A1 (ja) エレベータ装置
JP2009154984A (ja) エレベータ用調速機
WO2007039928A1 (ja) エレベータ装置
JP6062009B2 (ja) エレベータ装置
WO2010086967A1 (ja) エレベータ装置
US20120199422A1 (en) Elevator apparatus
JP2009173429A (ja) エレベータ装置
WO2011027432A1 (ja) エレベータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5264786

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250