JP2009154984A - エレベータ用調速機 - Google Patents

エレベータ用調速機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009154984A
JP2009154984A JP2007332065A JP2007332065A JP2009154984A JP 2009154984 A JP2009154984 A JP 2009154984A JP 2007332065 A JP2007332065 A JP 2007332065A JP 2007332065 A JP2007332065 A JP 2007332065A JP 2009154984 A JP2009154984 A JP 2009154984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
rope
overspeed
speed control
sheave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007332065A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Watabe
泰央 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007332065A priority Critical patent/JP2009154984A/ja
Publication of JP2009154984A publication Critical patent/JP2009154984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

【課題】小型で据付け性が優れ、昇降体の実際の昇降速度を確実に検出できるエレベータ用調速機を提供する。
【解決手段】昇降体の上昇速度に対応して一方向への回転速度が変化するとともに、昇降体の下降速度に対応して他方向への回転速度が変化する綱車15aと、綱車15aに設けられ、綱車15aの一方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより昇降体が上昇する場合の上昇過速度を検出するフライウエイト28、29からなる第1調速機構体20と、第1調速機構体20とは別に綱車15aに設けられ、綱車15aの他方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより昇降体が下降する場合の下降過速度を検出するフライウエイトからなる第2調速機構体21とを備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、かごや釣り合いおもり等の昇降体の過速度を検出し、昇降体を停止させるエレベータ用調速機に関するものである。
エレベータには、一般に、調速機が設けられる。この調速機は、綱車を備える。この綱車には、調速ロープが巻き掛けられる。この調速ロープは、かごや釣り合いおもり等の昇降体に接続される。かかる構成の調速機においては、昇降路の昇降体の移動に追従して、調速ロープが循環移動する。この調速ロープの循環移動に対応した速度で、綱車が回転する。そして、綱車の回転が所定速度以上になった場合を検出することにより、昇降体の過速度が間接的に検出される。
かかる動作を行う調速機として、昇降体が上昇する場合の過速度(以下、上昇過速度という)を検出するフライウエイト式の第1調速機構体と昇降体が下降する場合の過速度(以下、下降過速度という)を検出するフライボール式の第2調速機構体を備えたものが提案されている。これにより、昇降体の移動方向によって、異なる過速度を検出し、種々の要求を満たす(例えば、特許文献1の図1参照)。
また、調速機には、ロープ掴み機構体が設けられるものもある。このロープ掴み機構体は、昇降体の下降速度が所定速度以上になると、調速ロープを掴み、非常止め装置を動作させて昇降体を停止させる(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−327241号公報(図1) 特開平8−119555号公報
特許文献1の図1に記載のものは、伝達機構によって、綱車の回転力を第2調速機構体に伝達している。このため、伝達機構の摩擦等により昇降体の実際の速度を検出し難くなるという問題があった。また、機構が複雑であり、部品点数が多くなる。このため、組み立て、調整が困難となり、コストも高くなるという問題があった。さらに、フライボール方式では、調速機が大きくなる。このため、設置場所が限られるという問題があった。
また、特許文献2記載のものは、昇降体の下降時のみにしか効果が発揮されない。このため、昇降体が所定速度以上で上昇する場合に昇降体を停止させるには、別途、反対向きに調速機体や非常止め装置を設けたり、新たにロープブレーキ装置を設置する必要があった。また、これらの装置は、配置場所が限られ、昇降路内の機器等も多くなり、据付け等も困難となっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、小型で据付け性が優れ、昇降体の実際の昇降速度を確実に検出できるエレベータ用調速機を提供することである。
この発明に係るエレベータ用調速機は、上昇する場合と下降する場合で、移動速度が異なるように設定されるエレベータの昇降体の過速度を検出するエレベータ用調速機であって、前記昇降体の上昇速度に対応して一方向への回転速度が変化するとともに、前記昇降体の下降速度に対応して他方向への回転速度が変化する綱車と、前記綱車に設けられ、前記綱車の一方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより前記昇降体が上昇する場合の上昇過速度を検出するフライウエイトからなる第1調速機構体と、前記第1調速機構体とは別に前記綱車に設けられ、前記綱車の他方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより前記昇降体が下降する場合の下降過速度を検出するフライウエイトからなる第2調速機構体とを備えたものである。
この発明によれば、小型で据付け性が優れ、昇降体の実際の昇降速度を確実に検出できるエレベータ用調速機を提供することができる。
この発明を実施するための最良の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機が利用されるエレベータ装置を模式的に示した全体構成図である。
図1において、1はエレベータの昇降路である。この昇降路1は、建築物の各階を跨った鉛直方向に延びる空間からなる。この昇降路1上部には、機械室2が設けられる。この機械室2には、巻上機3が設けられる。この巻上機3は、シーブを回転駆動する駆動機械装置である。また、機械室2には、巻上機3に隣接してそらせ車4も設けられる。そして、巻上機3及びそらせ車4には、巻上ロープ5が巻回される。この巻上ロープ5は、主索とも言われる。
この巻上ロープ5の一端には、エレベータのかご6が吊られる。一方、巻上ロープ5の他端には、釣り合いおもり7が吊られる。そして、かご6及び釣り合いおもり7は、巻上ロープ5を介して連動して反対方向に昇降する。また、昇降路1のピット底部には、かご用緩衝器8、釣り合いおもり用緩衝器9が設けられる。これらの緩衝器8、9は、非常時に落下するかご6、釣り合いおもり7との衝突による衝撃を緩和するものである。
10は制御装置である。この制御装置10は、機械室2内に設置される。そして、制御装置10は、巻上機3の回転を制御する。かかる制御により、かご6が設定された速度で昇降する。このとき、種々の要求から、かご6の上昇速度と下降速度が異なる速度に設定される。かかる構成のエレベータ装置においては、かご6下部に、非常止め装置11が設けられる。この非常止め装置11には、アーム12を介して無端状の調速ロープ13が接続される。この調速ロープ13下端の湾曲部は、張り車14に巻き掛けられる。一方、調速ロープ13上端の湾曲部は、機械室2に設けられた調速機15の綱車15aに巻き掛けられる。かかる構成の調速ロープ13は、かご6の昇降に追従して循環移動する。
かかる循環移動に対応し、調速機15の綱車15aの回転速度が変化する。そして、調速機15は、綱車15aの回転が所定速度以上になる場合を検出して、かご6の調速を行う。これにより、かご6の速度が所定速度に達したことが間接的に検出される。本実施の形態においては、調速機15は、かご6の上昇時における所定速度を第1の上昇過速度V1として検出し、かご6の下降時における所定速度を第1の下降過速度V2として検出する。これらの過速度は、かご6の非常停止動作を開始する閾値として利用される。具体的には、かかる検出がなされると、巻上機3が停止される。これにより、調速ロープ13の駆動が停止される。
本実施の形態においては、第1の下降過速度V2の検出により、巻上機3の駆動が停止されてもかご6が停止しない場合、調速機15が、第1の下降過速度V2よりも速い第2の下降過速度V4を検出する。かかる検出がなされると、調速機15は、ロープ掴み機構体16で調速ロープ13を掴む。これにより、調速ロープ13がかご6に対して引き上げられる。その結果、アーム12を介して非常止め装置11が動作し、かご6の下降が停止される。
次に、図2〜図4を用いて、調速機15の構成をより詳細に説明する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の側面図である。図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる停止用スイッチの第1の例の平面図である。図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる停止用スイッチの第2の例を示す平面図である。
図2において、17は支持体である。この支持体17には、水平軸18が設けられる。この水平軸18は、軸受19を介して支持体17に支持される。そして、水平軸18には、綱車15aが回転自在に設けられる。この綱車15aには、調速ロープ13(図2においては図示せず)上端の湾曲部が巻き掛けられる。そして、調速ロープ13がかご6の昇降に追従して循環移動することにより、綱車15aが水平軸18を中心として回転する。例えば、かご6が昇降路1内を下降する場合、綱車15aは正転する。一方、かご6が昇降路1内を上昇する場合、綱車15aは逆転する。即ち、綱車15aは、かご6の上昇速度に対応して逆転方向、即ち、一方向への回転速度が変化するとともに、かご6の下降速度に対応して正転方向、他方向への回転速度が変化する。
そして、図2中右側に示される綱車15aの背面には、第1調速機構体20が設けられる。この第1調速機構体20は、綱車15aの一方向への回転速度に対応して回動量を変化させるフライウエイト式のものである。そして、第1調速機構体20は、綱車15aの回転方向に関係なく、綱車15aの回転により、常時、かご6の調速を行うものである。一方、図2中左側に示される綱車15aの正面には、第2調速機構体21が設けられる。この第2調速機構体21は、第1調速機構体20とは別に綱車15aに設けられ、綱車15aの他方向への回転速度に対応して回動量を変化させるフライトウエイト式のものである。そして、第2調速機構体21は、綱車15aが正転する場合は、かご6の調速を開始し、綱車15aが逆転する場合は、かご6の調速を停止する。即ち、第2調速機構体21は、かご6が反調速方向に移動しているときに、かご6の調速を停止するものである。なお、第1調速機構体20及び第2調速機構体21は、綱車15aの外周面よりも水平軸18側で、水平軸18と直交方向に回動する。
図3において、22は一対の停止用スイッチである。これらの停止用スイッチ22は基台23に装着される。そして、これらの停止用スイッチ22は、それぞれ作動部22a、22bを備える。これらの作動部22a、22bは、第1調速機構体20及び第2調速機構体21の作動子(図3においては図示せず)とそれぞれ対向して配置される。そして、かご6が第1の上昇過速度又は第1の下降過速度にし、フライウエイト(図3においては図示せず)が水平軸18の軸線に直交する方向に回動すると、これらの作動部22a、22bは、第1調速機構体20及び第2調速機構体21の作動子と接触する。かかる接触により、停止用スイッチ22が駆動される。かかる駆動により、巻上機3の電源が遮断される。かかる遮断により、巻上機3が停止される。
なお、停止用スイッチ22は、図3の構成に限られない。即ち、停止用スイッチ22は、かご6が第1の上昇過速度に達した場合に、回動する前記第1調速機構体20と接触するとともに、かご6が第1の下降過速度に達した場合に、回動する第2調速機構体21と接触する構成であればよい。例えば、図4に示すように、綱車15aの調速ロープ溝を跨るように曲成された作動部22cを備えた停止用スイッチ22でもよい。
また、図2〜図4での図示は省略するが、第2調速機構体21には、ロープ掴み機構体16も設けられる。このロープ掴み機構体16は、巻上機3が停止された後でも、かご6が停止せずに第2調速機構体21が第2の下降過速度V4を検出した場合に、循環移動する調速ロープ13を掴む。これにより、調速ロープ13がかご6に対して引き上げられる。その結果、アーム12を介して非常止め装置11が動作し、かご6の下降が停止される。
次に、図5及び図6を用いて、第1調速機構体20をより詳細に説明する。
図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第1調速機構体の正面図である。図6は図5における第1調速機構体のロッド及びピポットの拡大図である。
図5において、24、25は一対の止め板である。これらの止め板24、25は、綱車15aの一側面に固着される。26、27は一対のロッドである。これらのロッド26、27は、それぞれ止め板24、25を貫通する。28、29は一対のフライウエイトである。これらのフライウエイト28、29の両端は、それぞれロッド26、27の両端に回動自在に連結される。かかる構成で、縦段面略ロ字状の閉リンクが形成される。そして、これらのフライウエイト28、29の一端には、それぞれオモリ28a、29aが設けられる。また、一方のフライウエイト28とオモリ28aの交わり部には、作動子28bが設けられる。この作動子28bは、綱車15a外側へ向けて突出している。
30はばね力調整用ナットである。このばね力調整用ナット30は、一方のロッド26に螺着される。31は第1平衡ばねである。この第1平衡ばね31は、ばね力調整用ナット30と止め板24との間にロッド26を介して設けられる。そして、第1平衡ばね31は、フライウエイト28、29を遠心力に逆らう方向へ常時付勢する。32はカラーである。このカラー32は、一方のロッド26に固着される。そして、カラー32は、第1平衡ばね31の付勢力により一方のロッド26が上方へ移動することを規制している。即ち、カラー32は、初期設定状態において、第1平衡ばね31の初期圧縮ばね力(以下、予圧という)を受けている。
また、一方のロッド26と同様に、他方のロッド27にも、ばね力調整用ナット33が螺着される。さらに、止め板25を貫通するカラー34が固着される。このカラー34のばね力調整用ナット33側の端面には、当て板35が当接している。この当て板35は、ロッド27に貫通される。そして、第2平衡ばね36が、ばね力調整用ナット33と当て板35との間に設けられる。この第2平衡ばね36は、かご6速度が第1の上昇過速度V1又は第2の下降過速度V2以上のときのみに、遠心力に逆らう方向へフライウエイト28、29を付勢する。具体的には、第2平衡ばね36は、第1の上昇過速度V1又は第2の下降過速度V2になるまで作用せず、第1の上昇過速度V1又は第2の下降過速度V2を超えた所定の速度に達してから作用する。このため、初期状態において、当て板35と止め板25との間には、所定の隙間が設けられる。また、カラー34及び当て板35は、第2平衡ばね36の予圧を受ける。
ここで、図6に示すように、ロッド27等は、ピポット37を介してフライウエイト28等に連結される。より具体的には、ロッド27等は、ピポットの孔37aを貫通している。そして、ロッド27等の頭部27a等とピボットの孔37aの周縁部との間には、押しばね38が設けられる。この押しばね38により、ロッド27等に引張力が加えられる。かかる引張力により、フライウエイト28等及びロッド27等により構成される閉リンクの各回動支持部に予圧が与えられる。
次に、図7〜図13を用いて、第2調速機構体21をより詳細に説明する。
図7はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の正面図である。図8は図7の要部拡大図である。図9はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のロープ掴み機構を説明するための正面図である。図10はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機を説明するための要部拡大図である。
図11はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機を説明するための要部の下部を示す縦断面図である。図12はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機を説明するための要部の上部を示す縦断面図である。図13はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機の回路構成図である。
図7及び図8に示すように、第2調速機構体21は、水平軸18を軸として左回転に90度傾けて設置される。即ち、第2調速機構体21は、第1調速機構体20と略同様の構成部品を互いに90度傾けた関係で配置される。そして、第2調速機機構体21には、他の構成も付加される。以下、第1調速機構体20に付加したものを中心に、第2調速機構体21を説明する。
図7及び図8において、39は一対の爪である。これらの爪39は、それぞれフライウエイト28、29の他端に設けられる。また、図9において、40はラチェットである。このラチェット40は、第2調速機構体21の外側で支持体17の円周部に配置された状態で、水平軸18に回転可能に設けられる。そして、ラチェット40外周には、歯が設けられる。この歯は、かご6が第2の下降過速度に達した場合のみ爪39と係合する。また、ラチェット40の外側面には、係止解除突起41が固着される。この係止解除突起41は、水平軸18と平行方向に延びている。
図7及び図9において、42は可動側ロープ掴み組立体である。この可動側ロープ掴み組立体42は、綱車15aの一側部近傍で調速ロープ13近傍に設けられる。そして、可動側ロープ掴み組立体42の一端は、軸42aを介して支持体17に支持される。一方、可動側ロープ掴み組立体42の他端には、可動側ロープ掴み43が取り付けられるとともに、フック部材44の下端が連結される。そして、可動側ロープ掴み43は、調速ロープ13方向へ移動可能に設けられ、ロープ掴み用ばね42bにより、常時、調速ロープ13側へ付勢される。そして、フック部材44の中間部には、凹部44aが設けられる。図7に示すように、通常時、この凹部44a上面には、係止用突起45が係止される。この係止用突起45は、支持体17に設けられる。
また、支持体17とフック部材44との間には、係止状態保持ばね46が設けられる。この係止状態保持ばね46の一端は、支持体17に掛けられる。また、係止状態保持ばね46の他端は、フック部材44の穴に掛けられる。この係止状態保持ばね46の引張力により、フック部材44が、係止用突起45側へ付勢される。即ち、かかる引張力により、フック部材44の凹部44aが振動等で係止用突起45から外れないようになっている。
47は固定側ロープ掴みである。この固定側ロープ掴み47は、綱車15aの一側部近傍で調速ロープ13近傍に設けられる。この固定側ロープ掴み47は、調速ロープ13を挟み込むように可動側ロープ掴み43と互いに対向した状態で支持体17に固定される。さらに、本実施の形態における第2調速機構体21は、以下の特徴を備えている。
図7、図8、図10おいて、48は一対の直流発電機である。そして、これらの直流発電機48は、綱車15aの穴部に配置される。そして、直流発電機48は、水平軸18を介して互いに対峙して配置される。そして、図11に示すように、これらの直流発電機48は、固定プレート49に取り付けられる。そして、図11及び図12に示すように、直流発電機48は、ロータ48aを備えている。このロータ48aは、支持体17の円周部に接触するように配置される。
また、図10に示すように、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端には、コイル50が設けられる。このコイル50は、右回転方向に巻き付けられる。そして、コイル50の先端は、直流発電機48の端子に繋がれる。かかる配置構成では、綱車15aの回転に追従して、直流発電機48のロータ48aも回転する。かかる回転により、直流発電機48が発電する。かかる発電により、コイル50に電流が流れる。これにより、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aは、電磁石として機能する。
より具体的には、綱車15aが逆転しているときは、コイル50に、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端側からロッド26等の取付側に向かった電流が流れる。そして、フレミングの右手の法則により、フライウエイト28、29の取付側がS極になるとともに、オモリ28a、29aの先端側がN極となる。一方、綱車15aが正転している場合は、コイル50に、フライウエイト28、29のロッド26等の取付側からオモリ28a、29aの先端側に向かった電流が流れる。このとき、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端側がS極になるとともに、ロッド26等の取付側がN極となる。
そして、コイル50が巻き付けられたフライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端側と対向するように、一対の永久磁石51が止め板24等に固定される。この永久磁石51は、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端との対向側をS極とするように配置される。
かかる構成の第2調速機構体21においては、綱車15aが逆転している場合、即ち、かご6が反調速方向に移動している場合、フライウエイト28、29のオモリ28a、29a等で構成される電磁石は、永久磁石51に吸引される磁力を発生させる。これにより、フライウエイト28、29の回動が規制される。一方、綱車15aが正転している場合、即ち、かご6が調速方向に移動している場合、電磁石は、永久磁石51と反発する磁力を発生させる。これにより、フライウエイト28、29の回動の規制が開放される。即ち、永久磁石51は、かご6の調速制御のために用いる調速制御用磁石として機能する。
なお、直流発電機48は、一つのコイル50につき複数並列に接続されていてもよい。例えば、図13に示すように、2個の直流発電機48を一つのコイル50に並列に接続すれば、何らかの状況により、一方の直流発電機48が破損しても安定した動作が確保される。
次に、図14を用いて、かご6の上昇時における本実施の形態に用いるエレベータ用調速機15の動作を説明する。
図14はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のかご上昇時の動作を説明するための図である。
かご6が上昇すると、綱車15aも同期して回転する。そして、綱車15aの回転速度、即ち、かご6の速度に対応した遠心力が第1調速機構体20のフライウエイト28、29にかかる。ここで、当て板35と止め板25との間には、所定の隙間が設けられている。このため、かご6の速度が第1の上昇過速度V1を超えた所定の速度に達するまでは第2平衡ばね36は作用しない。また、第1平衡ばね31は予圧縮されている。これにより、かご6の速度が定格速度V0を超えてからフライウエイト28、29が回動し始める。
そして、かご6の速度が第1の上昇過速度V1に達すると、フライウエイト28、29の回動角度がθ1(図示せず)となる。これにより、第1調速機構体20の作動子28bが、停止用スイッチ22の作動部22aに接触する。かかる接触により、停止用スイッチ22が駆動される。かかる駆動により、巻上機3の電源が遮断される。かかる遮断により、巻上機3が停止される。
かかる場合、図14に示すように、矢印の方向へ電流が流れる。これにより、第2調速機構体21のフライウエイト28、29のオモリ28a、29aは、先端側をN極とする電磁石となる。一方、永久磁石51は、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端との対向側をS極としている。従って、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aと永久磁石51との間に吸引力が発生する。かかる吸引力により、フライウエイト28、29は綱車15aに固定される。かかる固定により、第2調速機構体21は、かご6の調速を停止する。
ここで、ロープ掴み機構体16は、第2調速機構体21にのみに設けられている。従って、かご6の上昇時においては、第1の上昇過速度V1よりも大きい第2の上昇過速度V3は検出されない。
次に、図15及び図16を用いて、かご6の下降時における本実施の形態に用いる調速機15の動作を説明する。
図15はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のかご下降時の動作を説明するための図である。図16はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のロープ掴み動作を説明するための図である。
第1調速機構体20は、かご6の下降時も上昇時と同様に動作する。かかる動作により、第1の下降過速度が検出される。かかる検出により、巻上機3が停止される。この場合、図15に示すように、矢印の方向へ電流が流れる。第2調速機構体21のフライウエイト28、29のオモリ28a、29aは、先端側をS極とする電磁石となる。一方、永久磁石51も、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aの先端との対向側をS極としている。従って、フライウエイト28、29のオモリ28a、29aと永久磁石51との間に、互いに引き離そうとする反発力が発生する。かかる反発力により、フライウエイト28、29は、綱車15aへの固定から開放される。かかる開放により、第2調速機構体21は、調速を開始する。即ち、かご6の下降時においては、第1調速機構体20だけでなく第2調速機構体21によっても、かご6の調速が行われる。
そして、巻上機3が停止しても、かご6が停止せず、かご6の速度が第1の下降過速度V2を超えて所定の速度に達すると、当て板35が止め板25に当接する。このため、第1及び第2平衡ばね31、36の両方が作用する。そして、第2平衡ばね36の予圧によりフライウエイト28、29の回動が一度停止する。その後、フライウエイト28、29は、第1及び第2平衡ばね31、36に逆らって再び回動する。そして、かご6の速度が第2の下降過速度V4に達すると、フライウエイト28、29の回動角度がθ2(図示せず)となる。このとき、爪39がラチェット40に係合する。
かかる係合により、ラチェット40が綱車15aと同期して回転する。かかる回転により、係止解除突起41がフック部材44を押圧する。そして、図16の2点鎖線に示すように、フック部材44が変位する。これにより、フック部材44の凹部44aは、係止用突起45への係止から解除される。この結果、図16の実線に示すように、可動側ロープ掴み43及びフック部材44が調速ロープ13側に移動する。かかる移動により、可動側ロープ掴み43と固定側ロープ掴み47が調速ロープ13を掴む。これにより、調速ロープ13が制動される。かかる制動に連動し、非常止め装置11が動作する。かかる動作により、かご6の下降が停止される。
以上で説明した実施の形態1によれば、同一の綱車15aにフライウエイト28、29からなる第1及び第2調速機構体20、21が設けられる。また、第1及び第2調速機構体20、21は、綱車15aの外周面よりも水平軸18側で、水平軸18と直交方向に回動して、かご6の調速を行う。このため、調速機15の小型化が実現される。そして、第1及び第2調速機構体20、21は、ともにフライウエイト式のため、綱車15aの回転力を伝達する伝達機構が不要となる。このため、昇降体の実際の速度が確実に検出される。また、第2調速機構体21は、かご6が反調速方向に移動しているときは、かご6の調速を停止している。このため、安定したかご6の調速ができる。
なお、実施の形態1では、綱車15aの回転速度に対して、直流発電機48の発電量は比例する。即ち、かご6の上昇時では、フライウエイト28、29を動作させようとする回転力に対して、フライウエイト28、29を綱車15aに固定させようとする吸引力も比例する。このため、上述したように、かご6の上昇時には、第2調速機構体21による調速を確実に停止することができ、安定した動作が確保される。一方、かご6の下降時では、フライウエイト28、29を綱車15aから引き離そうとする反発力も比例する。しかし、フライウエイト28、29は、綱車15aの回転速度の上昇とともに、永久磁石51から徐々に遠くなる。このため、発電による反発力の増加により、かご6の調速の精度が悪くなることはない。
実施の形態2.
図17はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機を第2調速機構体側から見た正面図である。図18はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機を第1調速機構体側から見た正面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1では、第2調速機構体21のみにロープ掴み機構体16を設けていた。一方、実施の形態2では、第1及び第2調速機構体20、21双方にロープ掴み機構体16を設けられている。これらのロープ掴み機構体16は、それぞれ綱車15aの両側部に設けられている。また、図17に示すように、実施の形態2における第2調速機構体21のロープ掴み機構体16は、実施の形態1における第2調速機体21のロープ掴み機構体16のと異なる外観を備える。しかし、これらのロープ掴み機構体16の構成及び動作は、略同様である。
上述したように、実施の形態2においては、第1調速機構体20にもロープ掴み機構体16が設けられる。そして、このロープ掴み機構体16は、第2調速機構体21のロープ掴み機構体16と略同じ部品を調速機15の鉛直方向中心軸を中心として対称に配置される。即ち、第1調速機構体20にも、ラチェット52、係止解除突起53、可動側ロープ掴み組立体54、可動側ロープ掴み55、フック部材56、固定側ロープ掴み57が設けられる。
上記構成の調速機15においては、かご6の上昇時に第1調速機構体20が第2の上昇過速度を検出した後、爪39がラチェット52に係合する。そして、かかる係合により、ラチェット52が綱車15aと同期して回転する。かかる回転により、係止解除突起53がフック部材56を押圧する。かかる押圧により、フック部材56が変位する。
これにより、フック部材56の凹部56aは、係止用突起45への係止から解除される。この結果、可動側ロープ掴み55及びフック部材56が調速ロープ13側に移動する。かかる移動により、可動側ロープ掴み55と固定側ロープ掴み57が調速ロープ13を掴む。これにより、調速ロープ13が制動される。かかる制動に連動し、非常止め装置11が動作する。かかる動作により、かご6の下降が停止される。
以上で説明した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、一つの調速機15だけでかご6の第1の下降過速度、第2の下降過速度、第1の上昇過速度、第2の上昇過速度を検出できる。即ち、かご6の下降時だけでなく上昇時にも、調速ロープ13を制動することができる。
なお、第2調速機構体21は、第1の上昇過速度よりも遅い第2の下降過速度を検出する構成としてもよい。さらに、第2調速機構体21は、第1の上昇過速度よりも遅い第1の下降過速度を検出するとともに、第2の上昇過速度よりも遅く、第1の下降過速度よりも速い第2の下降過速度を検出する構成としてもよい。かかる場合には、かご6の過速度の設定自由度が増す。このため、状況に応じた適切なかご6の過速度の設定ができ、エレベータの安全性を高めることができる。
実施の形態3.
図19はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機を第2調速機構体側から見た正面図である。図20はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機を第1調速機構体側から見た正面図である。図21はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機の側面図である。図22はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機に用いる偏心カムの側面図である。図23は図22の要部拡大図である。図24は図23のA−A線における断面図である。図25は図24のB−B線における断面図である。なお、実施の形態1及び2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2では、綱車15aの両側部にロープ掴み機構体16が設けられていた。一方、実施の形態3では、綱車15aの一側部近傍のみにロープ掴み機構体16が設けられている。そして、実施の形態3におけるロープ掴み機構体16で、かご6の下降時だけでなく上昇時も調速ロープ13を掴むように動作する。即ち、実施の形態3においては、前記第1調速機構体20及び前記第2調速機構体21がロープ掴み機構体16を共用する構成である。以下、実施の形態3のロープ掴み機構体16を中心に説明する。
図19において、58はスリットである。このスリット58は、フック部材60中央の両側で、両支持体17に固定側ロープ掴み47から離れる方向へ斜めに設けられる。これらのスリット58に係止用突起59が係合している。通常時は、この係止用突起59に、フック部材60の凹部60a上面が当接している。これにより、可動側ロープ掴み組立体61が係止状態となっている。
62は可動側ロープ掴みである。この可動側ロープ掴み62の基材62a中央には、偏心カム63が設けられる。また、固定側ロープ掴み47上部には、ストッパ47aが設けられる。このストッパ47aにより、可動側ロープ掴み62が上方へ行き過ぎることが防止される。また、フック部材60には、垂直方向に延びる長穴部60bが設けられる。この長穴部60bには、回転防止ピン64が配置される。そして、係止用突起59と回転防止ピン64の間に、回転防止用保持ばね65が掛けられる。この回転防止用保持ばね65の引張力により、回転防止ピン64が上方へ付勢される。
図20において、66は作動ロッドである。この作動ロッド66は、綱車15aの第1調速機構体20側に配置される。そして、作動ロッド66下部は、フック部材60下部及び偏心カム63とともに軸67により支持される。また、作動ロッド66中央には、長手方向に沿った長穴部66aが設けられる。この長穴部66aには、係止用突起59が挿入される。そして、作動ロッド66下部の反固定側ロープ掴み47側には、凹部66bが設けられる。通常時には、この凹部66bに、回転防止ピン64が係止される。かかる係止により、回転防止ピン64が上方に移動しないように押さえ込まれる。これにより、偏心カム63が自重により回転することが防止される。
次に、図24を中心に図22〜図25を用いて、偏心カム63をより詳細に説明する。
図24に示すように、可動側ロープ掴み62の基材62a中央には、空間が設けられる。この空間に、偏心カム63が設けられる。この偏心カム63は、中心軸を水平方向とする略円柱形からなる。そして、偏心カム63の一側部は、可動側ロープ掴み62よりも調速ロープ13側へ僅かに突出する。また、偏心カム63の外周面上部には、上方へ突出するストッパ63aが設けられる。
さらに、偏心カム63には、水平方向に貫通する穴63bが設けられる。この穴63bの中心軸は、偏心カム63の中心軸よりも調速ロープ13側下方へずれている。そして、偏心カム63の穴63bと可動側ロープ掴み62の基材62aの穴(図24においては図示せず)には、軸67が挿入される。この軸66は、支持体17に固定される。これにより、偏心カム63を内臓する可動側ロープ掴み62は、支持体17に支持される。
68、69は一対のストッパピンである。これらのストッパピン68、69は、可動側ロープ掴み62の基材62aに形成された空間の上下部に配置される。一方のストッパピン68は、偏心カム63のストッパ63aの調速ロープ13側に配置される。他方のストッパピン69は、一方のストッパピン68の直下に配置される。これらのストッパピン68、69は、偏心カム63が回転し過ぎることを防止する。
次に、図26〜図33を用いて、調速機15のロープ掴み機構体16の動作を説明する。まず、図26〜図29を用いて、かご6の下降時における調速機15のロープ掴み機構体16の動作を説明する。
図26はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご下降時の動作を説明するための図であって、動作開始時を示す図である。図27はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご下降時の動作を説明するための図であって、動作開示直後を示す図である。図28は図27の要部拡大図である。図29はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご下降時の動作を説明するための図であって、調速ロープを掴んだ状態を示す図である。
かご6の下降時に、第2調速機構体21が、第2の下降過速度V4を検出すると、爪39がラチェット40に係合する。かかる係合により、ラチェット40が綱車15aと同期して回転する。かかる回転により、図26に示すように、係止解除突起41が、フック部材60を押圧する。かかる押圧により、図27に示すように、フック部材60の上部が調速ロープ13から離れる方向に変位する。かかる変位により、図28に示すように、係止用突起59は、フック部材60の凹部60aの係止から解除される。
このとき、回転防止ピン64は、作動ロッド66の凹部66bから外れる。そして、図29に示すように、回転防止ピン64は、フック部材60の長穴部60bに沿って上方に移動する。この結果、図29に示すように、偏心カム63及びフック部材60の下部が、調速ロープ13側に移動する。このとき、偏心カム63の外周面が、調速ロープ13と当接する。ここで、偏心カム63の外周面と当接する調速ロープ13は、綱車15aの一側部から下方に向かって移動している。
従って、偏心カム63は、調速ロープ13の移動に追従して、軸を中心に図29の反時計方向に回転しようとする。かかる回転が始まると、偏心カム63のストッパ63aが、ストッパピン68と当接する。かかる当接により、偏心カム63の回転が拘束される。かかる状態で、フック部材60の下部がさらに調速ロープ13側へ移動すると、可動側ロープ掴み62と固定側ロープ掴み47が調速ロープ13を掴む。これにより、調速ロープ13が制動される。かかる制動に連動し、非常止め装置11が動作する。かかる動作により、かご6の下降が停止される。
次に、図30〜図33を用いて、かご6の下降時における調速機15のロープ掴み機構体16の動作を説明する。
図30はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、動作開始時を示す図である。図31はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、動作開示直後を示す図である。図32はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、動作途中を示す図である。図33はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、ロープ掴み機構体16が調速ロープを掴んだ状態を示す図である。
かご6の上昇時に、第1調速機構体20が、第2の上昇過速度V3を検出すると、爪39がラチェット40に係合する。かかる係合により、ラチェット40が綱車15aと同期して回転する。そして、図30に示すように、かかる回転により、係止解除突起41が、作動ロッド66を押圧する。かかる押圧により、図31に示すように、作動ロッド66の上部が調速ロープ13へ近づく方向へ変位する。かかる変位に連動して、係止用突起59も調速ロープ13へ近づく方向へ変位する。そして、かかる変位により、係止用突起59は、フック部材60の凹部60aの係止から解除される。
このとき、回転防止ピン64は、作動ロッド66の凹部66bから外れる。これにより、回転防止ピン64は、フック部材60の長穴部60bに沿って上方に移動する。この結果、図32に示すように、偏心カム63及びフック部材60の下部が、調速ロープ13側に移動する。このとき、偏心カム63の外周面が、調速ロープ13と当接する。ここで、偏心カム63の外周面と当接調速ロープ13は、綱車15aの一側部に向かって上方に移動している。
従って、図32に示すように、偏心カム63は、軸67を中心に図中の反時計方向に回転しようとする。かかる回転の場合、偏心カム63のストッパ63aは、ストッパピン68から離れる方向に移動する。即ち、偏心カム63は、可動側ロープ掴み62からの調速ロープ13方向への突出量を増加させながら回転して、可動側掴み62とともに上方に移動する。そして、偏心カム63は、可動側ロープ掴み62が固定側ロープ掴み47のストッパ47aに当接するまで上昇する。
このとき、図33に示すように、偏心カム63のストッパ63aがストッパピン69に当接している。かかる当接により、偏心カム63の回転が拘束される。かかる状態で、偏心カム63と固定側ロープ掴み47が調速ロープ13を掴む。これにより、調速ロープ13が制動される。かかる制動に連動し、非常止め装置11が動作する。かかる動作により、かご6の下降が停止される。
即ち、偏心カム63は、調速機15がかご6の調速を行う場合に調速ロープ13と接触し、調速ロープ13の移動に追従してロープ掴み用ばね42bの変形量を一定に保った状態で調速ロープ13に押し付けられる構成となっている。
以上で説明した実施の形態3によれば、綱車15aの一側部のみにロープ掴み機構体16が設けられる。このため、実施の形態2に比べ、調速機15をより簡略化できる。また、可動側ロープ掴み62が調速ロープ13を掴む位置と軸42aの距離は、かご6の下降時よりも長くなる。しかし、偏心カム63は、ストッパ63aをストッパピン69に当接させるまで、可動側ロープ掴み62からの調速ロープ13方向への突出量を増加させながら、回転する。このため、偏心カム63は、調速機15がかご6の調速を行う場合に調速ロープ13と接触し、調速ロープ13の移動に追従してロープ掴み用ばね42bの変形量を一定に保った状態で調速ロープ13に押し付けられる。即ち、調速機15は、かご6の昇降方向に関係なく、均一な荷重で調速ロープ13を掴むことができる。
なお、実施の形態1〜実施の形態3においては、かご6を調速する場合で説明した。しかし、本発明は、釣り合いおもり7を調速する場合でも適用できるのはいうまでもない。即ち、エレベータに利用するかご6や釣り合いおもり7等の昇降体の調速であれば、容易に本発明を適用できる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機が利用されるエレベータ装置を模式的に示した全体構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる停止用スイッチの第1の例の平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる停止用スイッチの第2の例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第1調速機構体の正面図である。 図5における第1調速機構体のロッド及びピポットの拡大図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の正面図である。 図7の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のロープ掴み機構を説明するための正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機を説明するための要部拡大図である。 はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機を説明するための要部の下部を示す縦断面図である。 はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機を説明するための要部の上部を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体の直流発電機の回路構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のかご上昇時の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のかご下降時の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に用いる第2調速機構体のロープ掴み動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機を第2調速機構体側から見た正面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機を第1調速機構体側から見た正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機を第2調速機構体側から見た正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機を第1調速機構体側から見た正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機の側面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機に用いる偏心カムの側面図である。 図22の要部拡大図である。 図23のA−A線における断面図である。 図24のB−B線における断面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご下降時の動作を説明するための図であって、動作開始時を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご下降時の動作を説明するための図であって、動作開示直後を示す図である。 図27の要部拡大図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご下降時の動作を説明するための図であって、ロープ掴み機構体が調速ロープを掴んだ状態を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、動作開始時を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、動作開示直後を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、動作途中を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機のかご上昇時の動作を説明するための図であって、ロープ掴み機構体が調速ロープを掴んだ状態を示す図である。
符号の説明
1 昇降路、 2 機械室、 3 巻上機、 4 そらせ車、 5 巻上ロープ、
6 かご、 7 釣り合いおもり、 8 かご用緩衝器、
9 釣り合いおもり用緩衝器、 10 制御装置、 11 非常止め装置、
12 アーム、 13 調速ロープ、 14 張り車、 15 調速機、
15a 綱車、 16 ロープ掴み機構体、 17 支持体、 18 水平軸、
19 軸受、 20 第1調速機構体、 21 第2調速機構体、
22 停止用スイッチ、 22a〜22c 作動部、 23 基台、
24、25 止め板、 26、27 ロッド、 26a 頭部、
28、29 フライウエイト、 28a、29a オモリ、 28b 作動子、
30 ばね力調整用ナット、 31 第1平衡ばね、 32 カラー、
33 ばね力調整用ナット、 34 カラー、 35 当て板、 36 第2平衡ばね、
37 ピポット、 37a 孔、 38 押しばね、 39 爪、 40 ラチェット、
41 係止解除突起、 42 可動側ロープ掴み組立体、 42a 軸、
42b ロープ掴み用ばね、 43 可動側ロープ掴み、 44 フック部材、
44a 凹部、 45 係止用突起、 46 係止状態保持ばね、
47 固定側ロープ掴み、 47a ストッパ、 48 直流発電機、
48a ロータ、 49 固定プレート、 50 コイル、 51 永久磁石、
52 ラチェット、 53 係止解除突起、 54 可動側ロープ掴み組立体、
55 可動側ロープ掴み、 56 フック部材、 56a 凹部、
57 固定側ロープ掴み、 58 スリット、 59 係止用突起、
60 フック部材、 60a 凹部、 60b 長穴部、
61 可動側ロープ掴み組立体、 62 可動側ロープ掴み、 62a 基材、
63 偏心カム、 63a ストッパ、 64 回転防止ピン、
65 回転防止用保持ばね、 66 作動ロッド、 66a 長穴部、 66b 凹部、
67 軸、 68、69 ストッパピン

Claims (11)

  1. 上昇する場合と下降する場合で、移動速度が異なるように設定されるエレベータの昇降体の過速度を検出するエレベータ用調速機であって、
    前記昇降体の上昇速度に対応して一方向への回転速度が変化するとともに、前記昇降体の下降速度に対応して他方向への回転速度が変化する綱車と、
    前記綱車に設けられ、前記綱車の一方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより前記昇降体が上昇する場合の上昇過速度を検出するフライウエイトからなる第1調速機構体と、
    前記第1調速機構体とは別に前記綱車に設けられ、前記綱車の他方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより前記昇降体が下降する場合の下降過速度を検出するフライウエイトからなる第2調速機構体と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ用調速機。
  2. 前記第1調速機構体及び前記第2調速機構体は、前記綱車の側面に設けられ、前記綱車の外周面よりも前記綱車の軸側で、前記綱車の軸と直交方向に回動することにより前記昇降体の過速度を検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速機。
  3. 前記第1調速機構体及び前記第2調速機構体の少なくとも一方は、前記昇降体が反調速方向に移動しているときに、前記昇降体の調速を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ用調速機。
  4. 前記第1調速機構体及び前記第2調速機構体の少なくとも一方は、
    前記綱車及び前記フライウエイトの一方に設けられた調速制御用磁石と、
    前記綱車及び前記フライウエイトの他方に設けられ、
    前記昇降体が反調速方向に移動しているときは、前記調速制御用磁石に吸引される磁力を発生させ、前記フライウエイトの回動を規制し、
    前記昇降体が調速方向に移動しているときは、前記調速制御用磁石と反発する磁力を発生させ、前記フライウエイトの回動の規制を開放する電磁石と、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載のエレベータ用調速機。
  5. 前記第1調速機構体は、前記綱車の一方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより前記昇降体が上昇する場合の第1の上昇過速度及び前記第1の上昇過速度よりも速い第2の上昇過速度を検出し、
    前記第2調速機構体は、前記綱車の他方向への回転速度に対応して回動量を変化させることにより前記昇降体が下降する場合の下降過速度及び前記第1の下降過速度よりも速い第2の下降過速度を検出することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ用調速機。
  6. 前記第2調速機構体は、前記第1の上昇過速度よりも遅い前記第2の下降過速度を検出することを特徴とする請求項5記載のエレベータ用調速機。
  7. 前記第2調速機構体は、前記第1の上昇過速度よりも遅い前記第1の下降過速度を検出するとともに、前記第2の上昇過速度よりも遅く、前記第1の下降過速度よりも速い前記第2の下降過速度を検出することを特徴とする請求項5記載のエレベータ用調速機。
  8. 前記綱車は、前記昇降体の上昇速度に追従して移動する調速ロープが巻き掛けられ、前記調速ロープの循環移動に対応して回転速度を変化させ、
    前記第1調速機構体及び前記第2調速機構体の少なくとも一方は、
    前記第1の上昇過速度又は前記第1の下降過速度を検出した場合に、前記昇降体を昇降させるための駆動を停止し、
    前記第2の上昇過速度又は前記第2の下降過速度を検出した場合に、ロープ掴み機構体により前記調速ロープを掴んで、前記昇降体に設けられた非常止め装置を動作させ、前記昇降体を停止させることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載のエレベータ用調速機。
  9. 前記第1調速機構体及び前記第2調速機構体は、前記綱車の一側部近傍のみに配置された前記ロープ掴み機構体を共用し、
    前記ロープ掴み機構体は、前記第1調速機構体により前記第2の上昇過速度が検出された場合及び前記第2調速機構体により前記第2の下降過速度が検出された場合に、前記綱車の一側部近傍の前記調速ロープを掴んで前記非常止め装置を動作させることにより、前記昇降体を停止させることを特徴とする請求項8記載のエレベータ用調速機。
  10. 前記第1調速機構体及び前記第2調速機構体に共用される前記ロープ掴み機構体は、
    前記綱車の一側部近傍で前記調速ロープ近傍に設けられた固定側ロープ掴みと、
    前記綱車の一側部近傍で前記調速ロープ近傍で前記固定側ロープ掴みと対向し、前記調速ロープ方向へ移動可能に設けられた可動側ロープ掴みと、
    前記可動側ロープ掴みを前記調速ロープ方向へ付勢するロープ掴み用ばねと、
    前記可動側ロープ掴みに設けられ、前記第1調速機構体により前記第2の上昇過速度が検出された場合及び前記第2調速機構体により前記第2の下降過速度が検出された場合に、前記調速ロープと接触し、前記調速ロープの移動に追従して前記ロープ掴み用ばねの変形量を一定に保った状態で前記調速ロープに押し付けられる偏心カムと、
    を備えたことを特徴とする請求項9記載のエレベータ用調速機。
  11. 前記昇降体が前記第1の上昇過速度に達した場合に、回動する前記第1調速機構体と接触し、
    前記昇降体が前記第1の下降過速度に達した場合に、回動する前記第2調速機構体と接触し、
    前記第1調速機機構体による第1の上昇過速度の検出及び前記第2調速機構体による第1の下降過速度の検出に共用されるスイッチを備えたことを特徴とする請求項5〜請求項10のいずれかに記載のエレベータ用調速機。
JP2007332065A 2007-12-25 2007-12-25 エレベータ用調速機 Pending JP2009154984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007332065A JP2009154984A (ja) 2007-12-25 2007-12-25 エレベータ用調速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007332065A JP2009154984A (ja) 2007-12-25 2007-12-25 エレベータ用調速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009154984A true JP2009154984A (ja) 2009-07-16

Family

ID=40959420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007332065A Pending JP2009154984A (ja) 2007-12-25 2007-12-25 エレベータ用調速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009154984A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011168366A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp エレベータ用調速機
WO2012086026A1 (ja) * 2010-12-22 2012-06-28 三菱電機株式会社 エレベータの調速装置
WO2012108859A1 (en) * 2011-02-07 2012-08-16 Otis Elevator Company Elevator governor having two tripping mechanisms on separate sheaves
CN103052583A (zh) * 2010-08-06 2013-04-17 三菱电机株式会社 电梯用限速器
WO2013179336A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 株式会社 日立製作所 エレベーター装置
WO2014125574A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 株式会社日立製作所 エレベータ装置
JP5845317B2 (ja) * 2014-06-16 2016-01-20 東芝エレベータ株式会社 エレベータの調速機
CN105645219A (zh) * 2014-11-28 2016-06-08 株式会社日立制作所 电梯装置
JP2016145113A (ja) * 2016-04-06 2016-08-12 株式会社日立製作所 エレベータ装置
CN105392729B (zh) * 2014-06-24 2017-03-08 株式会社日立制作所 电梯用调速器以及使用该电梯用调速器的电梯装置
CN107777502A (zh) * 2016-08-29 2018-03-09 杭州沪宁电梯部件股份有限公司 一种稳态低速限速器
CN108083050A (zh) * 2018-01-08 2018-05-29 台州富士电梯制造有限公司 一种防爆限速器
WO2020104428A1 (de) * 2018-11-19 2020-05-28 Wittur Holding Gmbh Geschwindigkeitsbegrenzer für ein hebezeug mit fliehkraftbetätigter bremse
CN115893146A (zh) * 2022-10-17 2023-04-04 高宪立 可随时切换两种额定速度的电梯限速装置及电梯提速方法
CN115893146B (en) * 2022-10-17 2024-07-09 高宪立 Elevator speed limiting device capable of switching two rated speeds at any time and elevator speed increasing method

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011168366A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp エレベータ用調速機
JPWO2012017549A1 (ja) * 2010-08-06 2013-09-19 三菱電機株式会社 エレベータ用調速機
CN103052583A (zh) * 2010-08-06 2013-04-17 三菱电机株式会社 电梯用限速器
WO2012086026A1 (ja) * 2010-12-22 2012-06-28 三菱電機株式会社 エレベータの調速装置
CN103261072A (zh) * 2010-12-22 2013-08-21 三菱电机株式会社 电梯的限速装置
US9359173B2 (en) 2011-02-07 2016-06-07 Otis Elevator Company Elevator governor having two tripping mechanisms on separate sheaves
CN103339053A (zh) * 2011-02-07 2013-10-02 奥的斯电梯公司 在单独的滑轮上具有两个释放机构的电梯限速器
WO2012108859A1 (en) * 2011-02-07 2012-08-16 Otis Elevator Company Elevator governor having two tripping mechanisms on separate sheaves
WO2013179336A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 株式会社 日立製作所 エレベーター装置
WO2014125574A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 株式会社日立製作所 エレベータ装置
CN104936880A (zh) * 2013-02-13 2015-09-23 株式会社日立制作所 电梯装置
JP5917764B2 (ja) * 2013-02-13 2016-05-18 株式会社日立製作所 エレベータ装置
CN107055249A (zh) * 2013-02-13 2017-08-18 株式会社日立制作所 电梯装置
JP5845317B2 (ja) * 2014-06-16 2016-01-20 東芝エレベータ株式会社 エレベータの調速機
CN105392729B (zh) * 2014-06-24 2017-03-08 株式会社日立制作所 电梯用调速器以及使用该电梯用调速器的电梯装置
CN105645219B (zh) * 2014-11-28 2018-05-01 株式会社日立制作所 电梯装置
CN105645219A (zh) * 2014-11-28 2016-06-08 株式会社日立制作所 电梯装置
JP2016145113A (ja) * 2016-04-06 2016-08-12 株式会社日立製作所 エレベータ装置
CN107777502A (zh) * 2016-08-29 2018-03-09 杭州沪宁电梯部件股份有限公司 一种稳态低速限速器
CN107777502B (zh) * 2016-08-29 2023-04-18 杭州沪宁电梯部件股份有限公司 一种稳态低速限速器
CN108083050A (zh) * 2018-01-08 2018-05-29 台州富士电梯制造有限公司 一种防爆限速器
WO2020104428A1 (de) * 2018-11-19 2020-05-28 Wittur Holding Gmbh Geschwindigkeitsbegrenzer für ein hebezeug mit fliehkraftbetätigter bremse
CN113039144A (zh) * 2018-11-19 2021-06-25 维托控股有限公司 具有离心力致动式制动器的升降机用限速器
CN113039144B (zh) * 2018-11-19 2023-05-09 维托控股有限公司 具有离心力致动式制动器的升降机用限速器
US11814265B2 (en) 2018-11-19 2023-11-14 Wittur Holding Gmbh Speed limiter for a lifting gear having brake actuated by centrifugal force
JP7437595B2 (ja) 2018-11-19 2024-02-26 ウィター ホールディング ゲーエムベーハー 遠心力で操作されるブレーキを備えたホイスト用のスピードリミッタ
CN115893146A (zh) * 2022-10-17 2023-04-04 高宪立 可随时切换两种额定速度的电梯限速装置及电梯提速方法
CN115893146B (en) * 2022-10-17 2024-07-09 高宪立 Elevator speed limiting device capable of switching two rated speeds at any time and elevator speed increasing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009154984A (ja) エレベータ用調速機
KR101033393B1 (ko) 엘리베이터의 조속기
JP4985649B2 (ja) エレベータの調速装置及びエレベータ装置
JP5726374B2 (ja) エレベータ装置
JP6012596B2 (ja) エレベータ装置
JP6465995B2 (ja) エレベータ装置
EP2636626B1 (en) Elevator device
EP2602222A1 (en) Elevator speed governor
JP5264786B2 (ja) エレベータ装置
JP2000327241A (ja) エレベータ装置および調速装置
US9359173B2 (en) Elevator governor having two tripping mechanisms on separate sheaves
JP5774220B2 (ja) エレベータ装置
JP6058176B2 (ja) エレベーター装置
JP5771746B2 (ja) エレベーター装置
EP2617672A1 (en) Speed governor for elevator
JP6062009B2 (ja) エレベータ装置
KR101967590B1 (ko) 엘리베이터용 조속기 및 엘리베이터 장치
JP6188962B2 (ja) エレベータ装置
JP5845317B2 (ja) エレベータの調速機
CN108116959B (zh) 调速器和电梯装置
JP2005206278A (ja) エレベータの調速装置
JP2010163265A (ja) エレベーター装置