JP5264262B2 - ディジタル信号入力装置及び制御方法 - Google Patents

ディジタル信号入力装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5264262B2
JP5264262B2 JP2008104967A JP2008104967A JP5264262B2 JP 5264262 B2 JP5264262 B2 JP 5264262B2 JP 2008104967 A JP2008104967 A JP 2008104967A JP 2008104967 A JP2008104967 A JP 2008104967A JP 5264262 B2 JP5264262 B2 JP 5264262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
pulse
digital signal
pulse width
input terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008104967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009260495A (ja
Inventor
智義 松本
重遠 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008104967A priority Critical patent/JP5264262B2/ja
Priority to US12/246,512 priority patent/US7829836B2/en
Priority to CN2008101868158A priority patent/CN101562439B/zh
Publication of JP2009260495A publication Critical patent/JP2009260495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5264262B2 publication Critical patent/JP5264262B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/08Duration or width modulation ; Duty cycle modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/08Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding
    • H03K5/082Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/19Monitoring patterns of pulse trains
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/22Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using light-emitting devices, e.g. LED, optocouplers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

この発明は、入力される直流電圧をディジタル信号に変換して取り込むディジタル信号入力装置に関し、特に、変電所などの電気所にて使用するのに好適なディジタル信号入力装置に関するものである。
この発明が対象とするディジタル信号入力装置は、直流電圧を入力できる第1の入力端子及び第2の入力端子の間に設けられる充電回路と、この充電回路の充電電圧が、所定の検出レベルを超えるとき論理値“1”、前記所定の検出レベルを超えないとき論理値“0”のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部とを備えている。なお、前記充電回路及びディジタル信号検出部の全体は、内部回路に対するいわゆる入力回路と言えるので、以下では説明の便宜から、前記充電回路及びディジタル信号検出部の全体を指す場合は「入力回路」の語を用いている。
従来のディジタル信号入力装置としては、例えば特許文献1の図3に示されたものがある。この特許文献1の図3に示される従来のディジタル信号入力装置では、前記入力回路がディジタル信号入力部(10)として示されている。
前記充電回路は、ディジタル信号入力部(10)では、電源(5)の正極側にSWを介して接続される入力端子(以降、この接続態様の入力端子を上記の例えば「第1の端子」とする。)と、電源(5)の負極側に接続される入力端子(以降、この接続態様の入力端子を上記の例えば「第2の端子」とする。)との間に直列に接続される電流制限用抵抗器(1)及びノイズ除去用のCRフィルタ(2)の全体構成で示されている。CRフィルタ(2)は、コンデンサと抵抗器の並列回路で構成される。
電流制限用抵抗器(1)とCRフィルタ(2)との直列回路では、第1の入力端子及び第2の入力端子の間に直流電圧が印加されたときに、この直列回路における時定数に従って、CRフィルタ(2)を構成するコンデンサへの充電動作が行われる。なお、第1の入力端子及び第2の入力端子の間に直流電圧が印加されなくなったときは、放電動作が、CRフィルタ(2)を構成するコンデンサと抵抗器との閉回路においてそこでの時定数に従って行われる。
また、前記ディジタル信号検出部は、ディジタル信号入力部(10)では、CRフィルタ(2)の両端間に、ツェナーダイオード(3)と絶縁用フォトカプラ(4)の内蔵発光ダイオードとを直列に配置し、絶縁用フォトカプラ(4)の内蔵フォトトランジスタがディジタル信号(“1”“0”)を内部回路へ出力する構成として示されている。この構成では、ツェナーダイオード(3)のオン動作電圧と絶縁用フォトカプラ(4)のオン動作電圧との和が、充電回路での充電電圧に対する検出レベルを与える。
この種のディジタル信号入力装置は、例えば変電所などの電気所の例で言えば、当該電気所に設備されている同じ直流制御電源に接続される複数の機器の状態を、その直流制御電源を使って、ディジタル信号の論理値“1”“0”に変換して制御盤などに取り込むために使用されている。
したがって、電気所で使用されるディジタル信号入力装置での前記した入力回路は、直流制御電源の正極側に並列に接続される複数のスイッチと1対1の関係で設けられる複数の第1の入力端子と、前記直流制御電源の負極側に接続できる第2の入力端子とを備え、同一回路構成の前記した入力回路が、一方の入力端が複数の第1の入力端子の対応する端子に接続され、他方の入力端が共通に第2の入力端子に接続される形で設けられる。
ところで、従来のディジタル信号入力装置における入力回路では、電流制限用抵抗器やツェナーダイオードは、絶縁用フォトカプラの内蔵発光ダイオードを発光させる駆動電流によって発熱するので、複数個並列に配置されている入力回路に同時期に前記の駆動電流が流れる場合には、相当な発熱量になる。
この発熱の問題を解決するために、特許文献1では、その図1に示されているように、1個の絶縁用フォトトランジスタに、ツェナーダイオード、CRフィルタを介して第1の入力端子の数だけの時分割用フォトトランジスタを並列に接続し、各時分割用フォトトランジスタを時分割制御信号によって択一的にオン動作させて、各第1の入力端子に印加される直流電圧を時分割的にディジタル信号へ変換して取り込む構成例が開示されている。電気所で使用するディジタル信号入力装置もこの構成を採用すれば、電流制限用抵抗器やツェナーダイオードには、短時間のパルス電流が流れるので、発熱の程度は大幅に低減される。
特開2002−84169号公報(図1、図3)
しかし、電気所で使用するディジタル信号入力装置では、前記した発熱の問題の他に、特許文献1(図1)に示される構成では対処できない問題がある。
電気所では、DC48V、DC110V、DC220Vなど多種類の電圧の直流制御電源が使用されている。しかも、電気所で使用するディジタル信号入力装置では、電力用保護継電器の電気規格JEC−2500等に定められる各種の要求事項を満たすことが求められている。この要求事項には、例えば、入力する直流電圧が定格電圧の変動範囲内にある場合に「電圧入力有り」と検出すべきとの要求や、電圧変動範囲の重複しない2つの異なる定格電圧において同じ値の直流電圧が判断対象となる場合に、一方の定格電圧では「電圧入力有り」と検出し、他方の定格電圧では「電圧入力無し」と検出すべきとの要求などが定められている。
すなわち、電気所で使用するディジタル信号入力装置では、前記した発熱の抑制策の他に、値の異なる直流電圧に応じて、さらには、前記の要求事項に応じて正しく前記したディジタル信号への変換動作が行えるようにする必要がある。
この問題に対しては、ツェナーダイオードのツェナー電圧と絶縁用フォトカプラのオン動作電圧との和で決まる検出レベルに対して、電流制限用抵抗器の値及びCRフィルタの値を、異なる定格電圧に応じて、さらには、前記の要求事項に応じて適切に定める必要があるので、同一構成の入力回路では対応できない。
そのため、電気所で使用する従来のディジタル信号入力装置では、入力回路を電気所に設備されている直流制御電源の電圧毎に異なる構成としていた。つまり、入力回路は、電気所に設備されている直流制御電源の電圧毎に、電流制限用抵抗器やツェナーダイオードに対して、対応する直流電圧に応じた電力消費に耐える素子選択を行い、必要に応じて絶縁用フォトカプラも素子選択を行い、また、電流制限用抵抗器の値及びCRフィルタの時定数も対応する直流電圧に応じて定める構成としていた。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、同一構成の入力回路で、多種類の直流電圧に対する発熱抑制が行えるとともに、その多種類の直流電圧を適切なディジタル信号に変換できるディジタル信号入力装置及び制御方法を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部とを備えるディジタル信号入力装置において、指定されたパルス幅及びパルス周期を用いて定周期のパルス信号を生成して出力するパルス制御部と、前記第1の入力端子または前記第2の入力端子と前記充電回路との間に設けられ、前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御するスイッチング素子とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、同一構成の入力回路で、多種類の直流電圧に対する発熱抑制が行えるとともに、その多種類の直流電圧を適切なディジタル信号に変換できるディジタル信号入力装置が実現できるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかるディジタル信号入力装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるディジタル信号入力装置の構成を示すブロック図である。
図1において、直流電源Eとn個のスイッチ(SW1〜SWn)は、ディジタル信号入力装置1aに付随する設備ではなく、ディジタル信号入力装置1aを設置する現場(ここでは、変電所などの電気所)に設けられている設備である。
すなわち、直流電源Eは、変電所などの電気所に設備されている直流制御電源である。この直流電源Eの電圧としては、DC48V、DC110V、DC220Vなど多種類の電圧が使用されている。この直流電源Eの電圧は、全ての電気所において必ずしも同じ電圧値ではなく、電気所によって異なる場合もある。そして、図1に示されるように、直流電源Eは、接地事故時の電圧確保のために、直列に接続した2電源の中点を接地した形態で設置される場合もある。
また、n個のスイッチ(SW1〜SWn)は、それらの一端が直流電源Eの正極端に並列に接続され、それぞれ、外部から与えられる2値レベルのディジタル信号DI1〜DInによって開閉動作を行う。
さて、図1に示すように、この実施の形態1によるディジタル信号入力装置1aは、外部入力端子として、上記したn個のスイッチ(SW1〜SWn)の各他端を接続できるn個の第1の入力端子1−1〜1−nと、上記した直流電源Eの負極端を接続できる第2の入力端子2とを備えている。
そして、n個の第1の入力端子1−1〜1−nと1対1の関係で設けられるn個のディジタル信号入力部3と、バッファ回路4と、制御部(CPU)5aと、記憶部6と、パルス制御部7aと、入力制御用フォトカプラ8とを備えている。
n個のディジタル信号入力部3は、それぞれ、電流制限用抵抗器11、コンデンサ12aと抵抗器12bとの並列回路で構成されるノイズ除去用のCRフィルタ12、ツェナーダイオード13、絶縁用フォトカプラ14、及び信号受信部16を備えている。なお、特許文献1の図3では、n個のディジタル信号入力部3において信号受信部16を除いた構成が示されている。
n個の第1の入力端子1−1〜1−n及び第2の入力端子2とn個のディジタル信号入力部3との接続関係を、第1の入力端子1−1と第2の入力端子2との間での接続関係の例で示す。第1の入力端子1−1は、電流制限用抵抗器11を介して、CRフィルタ12の一端とツェナーダイオード13のカソード端子とに接続される。
ツェナーダイオード13のアノード端子は、絶縁用フォトカプラ14の内蔵発光ダイオード14aを介して、CRフィルタ12の他端と、この実施の形態1による入力制御用フォトカプラ8の内蔵フォトトランジスタ8bのコレクタ端子とに接続される。この内蔵フォトトランジスタ8bのエミッタ端子が第2の入力端子2に接続される。
そして、絶縁用フォトカプラ14の内蔵フォトトランジスタ14bは、コレクタ端子がプルアップ抵抗器15を介して動作電源に接続されるとともに、この実施の形態1による信号受信部16を介してバッファ回路4に接続され、エミッタ端子が信号グランドSGに接続されている。
つまり、この実施の形態1による入力制御用フォトカプラ8の内蔵フォトトランジスタ8bは、前記した充電回路である電流制限用抵抗器11とCRフィルタ12との直列回路に対して直列に接続され、それら全体の直列回路の両端に、第1の入力端子1−1と第2の入力端子2が接続されている。そして、前記したディジタル信号検出部であるツェナーダイオード13と絶縁用フォトカプラ14との直列回路は、CRフィルタ12の両端間に並列に配置されている。この構成から理解できるように、入力制御用フォトカプラ8の内蔵フォトトランジスタ8bは、図1では、第2の入力端子2とCRフィルタ12との間に設けてあるが、第1の入力端子1−1と電流制限用抵抗器11との間に設けてもよい。
入力制御用フォトカプラ8の内蔵発光ダイオード8aは、アノード端子がこの実施の形態1によるパルス制御部7aの出力端に接続され、カソード端子が信号グランドSGに接続されている。つまり、入力制御用フォトカプラ8は、パルス制御部7aが後述するようにして出力する定周期Tのパルス信号bを受けて、各パルス信号bのパルス幅に相当する期間内だけオン動作状態になる。これによって、CRフィルタ12の他端、及び絶縁用フォトカプラ14の内蔵発光ダイオード14aのカソード端子と、第2の入力端子2との間の経路が、入力制御用フォトカプラ8の内蔵フォトトランジスタ8bがオン動作している期間だけ導通状態になるように制御される。
したがって、n個のディジタル信号入力部3では、それぞれ、入力制御用フォトカプラ8の内蔵フォトトランジスタ8bがオン動作している期間だけ、充電回路である電流制限用抵抗器11とCRフィルタ12との直列回路の両端に直流電圧が印加され、充電動作が行われる。これによって、充電回路の充電電圧がツェナーダイオード13のツェナー電圧と絶縁用フォトカプラ14のオン動作電圧との和で規定される検出レベルに到達する時間が、内蔵フォトトランジスタ8bのオン動作時間、つまりパルス信号bのパルス幅の長短に応じて変更されることになる。
パルス制御部7aは、パルス信号発生器とこのパルス信号発生器にCPU5aから受け取ったパルス幅及びパルス周期aを設定する制御回路とを備えている。これによって、パルス制御部7aは、CPU5aから指定されたパルス幅及びパルス周期aを用いて、定パルス幅のパルス信号bを定周期T毎に出力する。
n個のディジタル信号入力部3におけるn個の信号受信部16は、それぞれ、基本的には、ラッチ回路を備え、対応する絶縁用フォトカプラ14の内蔵フォトトランジスタ14bのコレクタ端子からの出力状態をパルス制御部7aが出力するパルス信号bの後縁(図示例では立ち下がり)で取り込み、それを1パルス周期Tの間保持するが、内蔵フォトトランジスタ14bのコレクタ端子の出力レベルは、図1に示す構成では、前記したように、論理値“1”の信号レベルは信号グランドSG電位の低レベルであり、論理値“0”の信号レベルは動作電源電位の高レベルであるので、それを反転して取り込むインバータ回路をラッチ回路の入力段に設けてある。
バッファ回路4は、n個の信号受信部16がそれぞれ保持するディジタル信号(“1”“0”)を取り込み記憶する。
CPU5aが備える整定処理26は、工場出荷前の初期設定モードとして、係員が手操作によって、電気所に設備される直流電源Eの電圧種類毎に入力する、当該ディジタル信号入力装置1aに印加される直流電圧(つまり定格電圧)とその定格電圧に対するパルス幅及び周波数(パルス周期)とを、記憶部6に格納する処理を行ようになっている。したがって、記憶部6としては、CPU5aが備える記憶部を用いることもできる。
CPU5aは、当該ディジタル信号入力装置1aに入力する直流電圧が定められて運転が開始されるときに、記憶部6から、その入力する直流電圧に対する定格電圧でのパルス幅及びパルス周期aを読み出してパルス制御部7aに与える。
そして、CPU5aは、信号読取処理25を実行してバッファ回路4からディジタル信号を読み出し、そのディジタル信号が、論理値“1”であれば「電圧入力有り」、論理値“0”であれば「電圧入力無し」と判定するが、前記した電力用保護継電器の電気規格JEC−2500に定められる各種の要求事項を満たす判定動作も行う。
この電気規格JEC−2500に定められる要求事項には、例えば、次のような要求が含まれている。
例えば、或るスイッチが閉路動作して入力する直流電源Eの電圧が定格電圧の変動範囲「定格電圧の+30%〜−20%」内にある場合に「電圧入力有り」と検出すべきとの要求がある。
また、直流電源Eが、図1に示すように、直列に接続した2電源の中点を接地した形態である場合での要求事項として、第1の入力端子で接地事故が発生した場合には、入力電圧は、1/2になるが、この場合に、誤って「電圧入力有り」を検出してはならないという要求がある。
具体的に説明すると、定格電圧DC110Vでの要求事項は、DC88V〜DC143Vの電圧範囲では、「電圧入力有り」として検出し、DC143×1/2≒72V以下は必ず「電圧入力無し」として検出しなければならない、とするものである。
また、定格電圧DC220Vでの要求事項は、DC176V〜DC286Vの電圧範囲では、「電圧入力有り」として検出し、DC286×1/2≒143V以下は必ず「電圧入力無し」として検出しなければならない、とするものである。
このように、2種類の定格電圧、上記の例で言えばDC110VとDC220Vの各電圧変動範囲において、入力する直流電圧が同じDC143Vであるが、一方の定格電圧では「電圧入力有り」として検出することが要求され、他方の定格電圧では「電圧入力無し」として検出することが要求される、という相反する要求事項もある。
この実施の形態1では、上記の構成によって、検出レベルに到達するコンデンサ12aの充電時間を制御できるので、同一構成の入力回路(ディジタル信号入力部)を用いて、多種類の直流電圧に対する発熱抑制が行えるとともに、その多種類の直流電圧を、上記の例に示したような相反する要求事項を伴う場合において1/2以下の電圧では不検出を可能にするなど、適切なディジタル信号に変換できる。以下、具体的に説明する。
なお、請求項1,2との対応関係を示すと、充電回路には電流制限用抵抗器11とCRフィルタ12との直列回路の全体が対応し、ディジタル信号検出部にはツェナーダイオード13と絶縁用フォトカプラ14の全体が対応し、スイッチング素子には入力制御用フォトカプラ8が対応し、パルス制御部には同名のパルス制御部7aが対応し、動作管理部にはCPU5aが対応し、記憶部には同名の記憶部6が対応している。
次に、図2〜図5を参照して、以上のように構成されるディジタル信号入力装置1aの動作について説明する。なお、図2は、図1に示すディジタル信号入力装置1aの1入力系統での動作を説明するための回路図である。図3は、図2に示す回路での各部の動作波形を示すタイムチャートである。図4は、図2に示す回路において入力する直流電圧が変化した場合の動作(その1)を説明するタイムチャートである。図5は、図2に示す回路において入力する直流電圧が変化した場合の動作(その2)を説明するタイムチャートである。
図2において、第1の入力端子1−1と第2の入力端子2との間に直流電圧V1を印加した状態において、パルス制御部7aが、CPU5aから入力されるパルス幅及びパルス周期aを内蔵するパルス信号発生器に設定して、指定されたパルス幅のパルス信号bを定周期Tで出力すると、入力制御用フォトカプラ8が入力するパルス信号bのパルス幅の期間内だけオン動作し、直流電圧V1がパルス信号bのパルス幅の期間内だけ、電流制限用抵抗器11とCRフィルタ12との直列回路の両端に印加される。CRフィルタ12の両端には、直流電圧V1を、電流制限用抵抗器11の抵抗値R1と抵抗器12bの抵抗値R2とによって分圧した電圧V2が印加される。
これによって、コンデンサ12aへの充電電流が、第1の入力端子1−1〜電流制限用抵抗器11〜CRフィルタ12〜入力制御用フォトカプラ8の内蔵フォトトランジスタ8b〜第2の入力端子2の経路で流れ、CRフィルタ12の端子電圧が、電流制限用抵抗器11の抵抗値R1とコンデンサ12aの容量値Cと抵抗器12bの抵抗値R2によるCR時定数に従った充電動作によって分圧電圧V2に向かって上昇する。
この場合のCRフィルタ12の端子電圧であるコンデンサ12aの充電電圧が分圧電圧V2に到達する様子は、直流電圧V1が印加されてからの経過時間をtとすれば、式(1)で表される。
Figure 0005264262
このように、式(1)に従って充電生成されるコンデンサ12aの充電電圧V2(t)が、ツェナーダイオード13と絶縁用フォトカプラ14の内蔵発光ダイオード14aとの直列回路の両端に印加される。
この充電電圧V2(t)が、経過時間t(ここではパルス幅に相当する時間t1)内にツェナーダイオード13と絶縁用フォトカプラ14の内蔵発光ダイオード14aとの直列回路を開路状態から閉路状態へ移行させる電圧、つまり式(2)で示す検出レベルVD
VD=ZD+Vpc ……(2)
を超えると、絶縁用フォトカプラ14の内蔵フォトトランジスタ14bから論理値“1”のディジタル信号が出力される。超えない場合は、内蔵フォトトランジスタ14bから論理値“0”のディジタル信号が出力される。なお、式(2)において、ZDはツェナーダイオード13のツェナー電圧であり、Vpcは絶縁用フォトカプラ14のオン動作電圧である。
信号受信部16は、入力するパルス信号bの立ち下がり時に内蔵フォトトランジスタ14bの出力を取り込み、それを次のパルス信号bの立ち下がりまでの期間内保持する。信号受信部16が保持する論理値“1”または論理値“0”のディジタル信号がバッファ回路4に蓄積され、それをCPU5aが信号読取処理25を実行して読み取る。
次に、入力制御用フォトカプラ8が入力するパルス信号bの立ち下がり時にオフ動作を行うと、コンデンサ12aへの充電路が無くなるので、コンデンサ12aと抵抗器12bとで形成される閉回路を通して放電が行われる。この場合の放電の様子は、式(3)で表される。なお、式(3)において、V2maxは式(1)において経過時間tをパルス幅に相当する時間t1としたV2(t1)である。また、経過時間tは、V2maxからの経過時間であり、式(1)における経過時間tとは異なる値である。
Figure 0005264262
この放電によってCRフィルタ12の端子電圧V2(t)が検出レベルVDよりも小さくなれば、絶縁用フォトカプラ14は、論理値“0”のディジタル信号を出力する。つまり、パルス幅に相当する時間t1の経過後においてもCRフィルタ12の端子電圧V2(t)が検出レベルVDよりも大きければ、絶縁用フォトカプラ14は、論理値“1”のディジタル信号を出力する。したがって、パルス信号bの周期Tは、式(3)において放電後の端子電圧V2(t)が無視できる程度に低下するまでの経過時間をt2とすれば、
t1+t2≦T ……(4)
の関係を満たすように定めてある。
そして、直流電圧V1を与える電気所での直流制御電源の電圧は、前記したように、DC220V、DC110V、DC48Vなど各種ある。それぞれを識別してディジタル信号に変換する場合、以上の説明から理解できるように、R1,R2,Cを一定とすると、パルス制御部7aが出力するパルス信号bのパルス幅を、入力される直流電圧が高い場合には短くし、低い場合には長くすればよい。これらは、予め、入力される直流電圧毎に適切な値を算定することができる。つまり、記憶部6に格納される直流電圧(定格電圧)についてのパルス幅と周波数(パルス周期)は、このようにして定めたものである。
次に、図3では、2種類の直流電圧DC220V、DC110Vを例に挙げて、図2に示す1系統の回路での動作波形が示されている。
図3(1):パルス制御部7aが出力するパルス信号bの周期Tは、いずれの電圧でも同じ一定値であるが、V1=220Vである場合のパルス信号bのパルス幅は、V1=110Vである場合のパルス信号bのパルス幅よりも短くなっている。その結果、CRフィルタ12に印加される直流電圧の印加時間は、図3(2)に示すように、V1=220Vである場合は短くなり、V1=110Vである場合は長くなる。
図3(3):CRフィルタ12の端子電圧V2は、V1=220Vである場合は特性線20のように変化し、V1=110Vである場合は特性線21のように変化する。それぞれにおいて、パルス制御部7aが出力するパルス信号bのオン時間の終端において最大値となり、そのパルス信号bがオフすると、下降して消滅する経過を辿る波形となる。パルス信号の周期Tは、いずれの電圧においても、最大値に到達するまでの時間t1と、無視できる程度に減少するまでの時間t2との和よりも充分に長い時間となっている。
図3(4):絶縁用フォトカプラ14の出力状態を論理反転して示してあるが、絶縁用フォトカプラ14は、いずれの電圧においても、CRフィルタ12の端子電圧V2が検出レベルVDを超えた時から下回る時までの期間内だけオン動作して論理値“1”のディジタル信号を出力する。
図3(5):信号受信部16は、いずれの電圧においても、入力するパルス信号(図3(1))の立ち下がり時に絶縁用フォトカプラ14の出力を取り込み、それを次のパルス信号の立ち下がり時までの期間内保持する。
次に、図4と図5を参照して、前記した「電力用保護継電器の電気規格JEC−2500に定められる、直流制御電源の電圧変動範囲「定格電圧の+30%〜−20%」において、「電圧入力有り」を検出しなければならない、という要求事項」を満たす動作を説明する。なお、図4と図5において、(1)はパルス制御部7aが出力するパルス信号bのパルス幅を示し、(2)は電圧変動範囲内の各直流電圧V1での充電動作時におけるCRフィルタ12の端子電圧V2と検出レベルVDとの関係を示し、(3)絶縁用フォトカプラ14の出力状態を示し、(4)は信号処理部16の出力状態を示している。
図4は、定格電圧DC110Vでの動作例を示す。前記したように、定格電圧DC110Vでの要求事項は、DC88V〜DC143Vの電圧範囲では、「電圧入力有り」として検出し、DC143×1/2≒72V以下は必ず「電圧入力無し」として検出しなければならない、とするものである。
図4(1)に示す定格電圧DC110Vの時のパルス幅は、入力する直流電圧V1がV1=80Vであるときに、CRフィルタ12の端子電圧V2が検出レベルVDに到達する時間幅に定めてある。図4(2)では、直流電圧V1が、V1=143V〜V1=88V〜V1=80Vと変化する場合が示されている。そして、検出レベルVDは、例えばV1=80Vであるとしている。
そうすると、図4(2)に示すように、V1=143V〜V1=88Vでは、CRフィルタ12の端子電圧V2が検出レベルVDを超えるが、V1=80V以下では、CRフィルタ12の端子電圧V2は検出レベルVDに到達しない。したがって、図4(3)に示すように、絶縁用フォトカプラ14は、V1=143V〜V1=88Vの電圧範囲ではオン動作を行うが、V1=80V以下ではオフ動作を行う。
その結果、図4(4)に示すように、信号受信部16が入力するパルス信号bの立ち下がり時にラッチするディジタル信号は、V1≧88Vの場合には論理値“1”のディジタル信号となって「電圧入力有り」を検出でき、V1=80V以下の場合には論理値“0”のディジタル信号となって「電圧入力無し」を検出できる。
また、図5は、定格電圧DC220Vでの動作例を示す。前記したように、定格電圧DC220Vでの要求事項は、DC176V〜DC286Vの電圧範囲では、「電圧入力有り」として検出し、DC286×1/2≒143V以下は必ず「電圧入力無し」として検出しなければならない、とするものである。
図5(1)に示す定格電圧DC220Vの時のパルス幅は、入力する直流電圧V1がV1=80Vであるときに、CRフィルタ12の端子電圧V2が検出レベルVDに到達する時間幅に定めてある。図5(2)では、直流電圧V1が、V1=286V〜V1=176V〜V1=160Vと変化する場合が示されている。そして、検出レベルVDは、例えばV1=80Vであるとしている。
そうすると、図5(2)に示すように、CRフィルタ12の端子電圧V2は、V1=286V〜V1=176Vでは、検出レベルVDを超えるが、V1=160V以下では検出レベルVDに到達しない。したがって、図5(3)に示すように、絶縁用フォトカプラ14は、V1=286V〜V1=176Vの電圧範囲ではオン動作を行うが、V1=160V以下ではオフ動作を行う。
その結果、図5(4)に示すように、信号受信部16が入力パルスbの立ち下がり時にラッチするディジタル信号は、V1≧176Vの場合には論理値“1”のディジタル信号となって「電圧入力有り」を検出でき、V1=160V以下の場合には論理値“0”のディジタル信号となって「電圧入力無し」を検出できる。
以上のように、実施の形態1によれば、直流電圧を印加したときに形成するCRフィルタへの充電路を、直流電圧が高い場合は短くなり、低い場合は長くなるパルス幅の期間内だけ閉路し、パルス幅の期間経過後は開路するようにしたので、電流制限用抵抗器やツェナーダイオードでの電力消費を直流電圧が高い場合でも大きく増加しないようにすることができ、直流電圧の大きさを問わず同一構成の入力回路で対応することができる。
また、直流電圧を印加したときのCRフィルタの充電電圧が検出レベルに到達する時間を、印加する直流電圧が高い場合は短くなり、低い場合は長くなるパルス幅で決めるようにしたので、入力する直流電圧が複数種類ある場合でも、電流制限用抵抗器、CRフィルタ、ツェナーダイオード及び絶縁用フォトカプラを定格電圧に応じて変更することなく、同一構成の入力回路で対応することができる。
そして、定格電圧として印加する直流電圧に変動範囲が定められていて、それに応じた「電圧入力有り」「電圧入力無し」の検出動作が求められている場合でも、その「電圧入力有り」「電圧入力無し」の中間に検出レベルを定め、その検出レベルに合わせてパルス幅を決めることで、同様に、電流制限用抵抗器、CRフィルタ、ツェナーダイオード及び絶縁用フォトカプラを定格電圧に応じて変更することなく、同一構成の入力回路で対応することができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるディジタル信号入力装置の構成を示すブロック図である。なお、図6では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図6に示すように、この実施の形態2によるディジタル信号入力装置1bは、図1(実施の形態1)に示した構成において、CPU5aに代えてCPU5bが設けられ、パルス制御部7aに代えてパルス制御部7bが設けられている。CPU5bでは、時定数判定処理27が追加されている。
先に示した実施の形態1では、予め、定格電圧とそれに対するパルス幅及びパルス周期を記憶部6に格納しておく場合を示したが、この実施の形態2では、本装置を任意の第1の入力端子と第2の入力端子2との間に印加した所定の定格電圧の下で実際に動作させ、時定数判定処理27が、そのときに得られたパルス幅から時定数を判定して入力された定格電圧を定め、定めた定格電圧をパルス幅と共に記憶部6に格納する場合を示す。CPU5bは、この動作を制御する動作モードとして定格電圧設定モードを備えている。
パルス制御部7bは、CPU5bから定格電圧設定モード指令cを受けると、CPU5bから入力検出通知dを受けるまでの間、定周期Tで出力するパルス信号bのパルス幅を予め定めた短いパルス幅から単位幅ずつ徐々に長くする処理を行い、入力検出通知dを受けると、パルス出力を停止して、直前までに調整処理したパルス幅eをCPU5bに通知することを行う。
以下、図6、図7を参照しつつ図8に沿って、この実施の形態2に関わる部分の動作について説明する。なお、図7は、図6に示すディジタル信号入力装置の動作を説明するタイムチャートである。図8は、図6に示すディジタル信号入力装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図7において、図7(2)は、図7(1)にて入力された直流電圧(定格電圧)での充電動作時におけるCRフィルタ12の端子電圧V2と検出レベルVDとの関係を示す。図7(3)は、パルス制御部7bが出力するパルス信号のパルス幅を徐々に長くする動作を示す。図7(4)は、CPU5bが信号読取処理25を実行して行う判定動作を示す。図7(5)は、CPU5bが時定数判定処理27を実行して行う定格電圧を定める動作を示す。また、図8では、処理手順を示すステップは、単に、STと略記して示す。
図8において、ST1では、CPU5bは、動作モードが定格電圧設定モードになるとパルス制御部7bに対し定格電圧設定モード指令cを通知する。ST2では、任意の第1の入力端子(例えば第1の入力端子1−1)と第2の入力端子2との間に所定の定格電圧(例えばDC110V)を印加する(図7(1))。
ST3では、パルス制御部7bが、CPU5bから定格電圧設定モード指令cを受け取ると、定周期Tで出力するパルス信号bのパルス幅を、短いパルス幅から、各パルス周期Tにおいて、単位幅ずつ徐々に長くする処理を行う(図7(3))。
その過程においては、図7(2)に示すように、CRフィルタ12では、端子電圧である充電電圧V2が検出レベルVD(例えば、80V)に向かって上昇していき、検出レベルVDを超えると、論理値“1”のディジタル信号を信号受信部16がパルス信号bの立ち下がり時で取り込み保持し、次のパルス信号bの立ち下がり時までにバッファ回路4に論理値“1”のディジタル信号が書き込まれる動作が行われる。図7(4)に示す小さい四角形は、前回のパルス幅に今回長くしたパルス幅であって、このタイミングで充電電圧V2が検出レベルVDを超えたので、バッファ回路4に論理値“1”のディジタル信号が書き込まれた様子を示している。
ST4では、CPU5bが、パルス制御部7bに定格電圧設定モード指令cを通知した後、信号読取処理25を実行して、バッファ回路4から論理値“1”を読み出すのを監視する。そして、図7(4)に小さい四角形で示すように、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出せると(ST4:Yes)、ST5にて、CPU5bが、パルス制御部7bに対して入力検出dを通知する。
ST6では、パルス制御部7bが、CPU5bから入力検出通知dを受け取ると、パルス出力を停止し、伸張処理した合計のパルス幅eをCPU5bに通知する。
図7(5)に示す太い右向き矢印の範囲30は、CPU5bがパルス制御部7bから受け取ったパルス幅eが示す時間幅を表している。ST7では、CPU5bが、パルス制御部7bからパルス幅eの通知を受け取ると、時定数判定処理27を実行し、その受け取ったパルス幅eに対応する電圧を前記の式(1)によって求める。そして、求めた電圧が入力端子に印加された電圧であるので、それに対応する定格電圧を定める。例えば、求めた電圧がDC111Vであれば、定格電圧をDC110Vと定める。ST8では、整定処理26を実行して、定めた定格電圧をパルス制御部7bから受け取ったパルス幅eと共に記憶部6に格納する。
以上のように、この実施の形態2によれば、任意の第1の入力端子と第2の入力端子2との間に所定の定格電圧を印加するだけで、その定格電圧とそれに対するパルス幅とを自動的に設定することができるので、定格電圧とそれに対するパルス幅の設定を実施の形態1よりも効率よく行うことができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3によるディジタル信号入力装置の構成を示すブロック図である。なお、図9では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図9に示すように、この実施の形態3によるディジタル信号入力装置1cは、図1(実施の形態1)に示した構成において、CPU5aに代えてCPU5cが設けられ、パルス制御部7aに代えてパルス制御部7cが設けられている。CPU5cには、パルス幅調整処理28が追加されている。
この実施の形態3では、電流制限用抵抗器11やCRフィルタ12を構成するコンデンサ12a、抵抗器12bの個体誤差、ツェナーダイオード13や絶縁用フォトカプラ14の経年変化による検知レベルの変動に対して、パルス幅の調整を行って対処する場合を示す。
CPU5cは、通常運用モードの他に、製品出荷前に上記したパルス幅の調整を行うためのパルス幅調整モードを備えている。追加されたパルス幅調整処理28は、パルス幅調整モード時に実行される。
パルス制御部7cは、CPU5cからパルス幅調整モード指令fが入力している期間内に、CPU5cから入力するパルス幅調整指令gに従って、定周期Tで出力するパルス信号bのパルス幅を増減変更して調整することを行う。
パルス制御部7cに出力させるパルス信号bのパルス幅の調整は、原理的には、任意の第1の入力端子と第2の入力端子2との間に所定の定格電圧を印加してから信号受信部16が或る論理値のディジタル信号を出力するまでに要した実測時間と理論時間との差を比較して行うが、理論時間は印加する定格電圧に応じて既知の時間であり、対応する論理値も想定できる。
したがって、実際には、得られた論理値(実測値)と予定した論理値(理論値)との一致不一致によってパルス幅調整の要否を判断することになる。このとき、実測時間と理論時間とに差がある場合には、その大小関係には、実測時間<理論時間の場合と、実測時間>理論時間の場合とがある。パルス制御部7cに出力させるパルス信号bのパルス幅を、実測時間<理論時間の場合は短くする調整を行い、実測時間>理論時間の場合は長くする調整を行うことになる。
そして、パルス幅調整に用いるディジタル信号入力装置への直流電圧には、例えば、直流電源Eが、図9に示すように、直列に接続した2電源の中点を接地した形態である場合に要求される「電圧入力有り」「電圧入力無し」として検出しなければならない電圧を適用することにする。
すなわち、定格電圧DC220Vでの要求事項は、DC176V〜DC286Vの電圧範囲では、「電圧入力有り」として検出し、DC286×1/2≒143V以下は必ず「電圧入力無し」として検出しなければならないとするものである。このケースでは、DC143Vは、「電圧入力無し」として検出しなければならない最大電圧であるので、これを「最大非検出電圧」と称している。また、DC176Vは、「電圧入力有り」として検出しなければならない最小電圧であるので、これを「最小検出電圧」と称して、両者を区別している。
なお、「電圧入力無し」として検出しなければならないケースは、前記の「実測時間<理論時間」の場合に相当するが、「電圧入力無し」として検出できず「電圧入力有り」として検出した場合を「誤検出」と称している。また、「電圧入力有り」として検出なければならないケースは、前記の「実測時間>理論時間の場合」に相当するが、「電圧入力有り」として検出できず「電圧入力無し」として検出した場合を「誤不検出」と称して、両者を区別している。
これらの点は、定格電圧がDC110Vの場合も同様である。すなわち、定格電圧DC110Vでの要求事項は、DC88V〜DC143Vの電圧範囲では、「電圧入力有り」として検出し、DC143×1/2≒72V以下は必ず「電圧入力無し」として検出しなければならない、とするものであるので、最大非検出電圧はDC72Vとなり、最小検出電圧はDC88Vとなる。
したがって、この実施の形態3によるパルス幅の調整動作には、パルス幅調整に用いるディジタル信号入力装置への直流電圧に、(1)最大非検出電圧を適用する場合と、(2)最小検出電圧を適用する場合と、(3)最大非検出電圧と最小検出電圧の双方を適用する場合と、がある。以下、図10〜図15を参照して、この順に、この実施の形態3によるパルス幅の調整動作について説明する。
(1)図10は、図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最大非検出電圧を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するタイムチャートである。図10では、定格電圧がDC220Vである場合の最大非検出電圧=DC143Vを直流電圧とする動作例が示されている。
図10において、最大非検出電圧として、定格電圧DC220VでのDC143Vを任意の第1の入力端子と第2の入力端子2との間に印加する(図10(1))。CPU5cは、パルス幅調整モードになると、パルス制御部7cに対して、パルス幅調整モード指令fと、パルス幅調整用に定めた補正パルス幅を伴うパルス幅調整指令gとを通知し、パルス制御部7cに補正パルス幅を用いた定周期Tのパルス信号bを出力させている。
補正パルス幅は、入力する直流電圧V1が例えばDC80Vである場合にCRフィルタ12の充電電圧V2が検出レベルVDに到達するのに要する時間幅になっている。例えば図10(2)に示すように、この補正パルス幅におけるCRフィルタ12の充電電圧V2は、破線で示す理想値曲線30よりも早い立ち上がりの実線で示す実測値曲線31に沿って上昇し、CRフィルタ12の充電電圧V2が検出レベルVDに到達する実測時間が理論時間よりも短くなる場合を考える。
この場合、信号受信部16がラッチするディジタル信号の論理値は、理論的には論理値“0”であるべきであるが、実際には論理値“1”であるので、CPU5cの信号読取処理25では、「電圧入力無し」を検出できず、入力誤検出と判定する(図10(4))。
そこで、CPU5cのパルス幅調整処理28では、パルス制御部7cに対してパルス幅を短くさせるパルス幅調整指令gを通知し、再度、「電圧入力無し」を検出できたか否かの確認処理へ移行する。パルス幅調整指令gを受けてパルス制御部7cは、補正パルス幅を1調整幅だけ短くしたパルス幅を用いたパルス信号bを出力する。
CPU5cのパルス幅調整処理28では、「電圧入力無し」の検出確認ができるまで、パルス幅を短くさせるパルス幅調整指令gの通知を繰り返し行う。パルス制御部7cは、パルス幅調整指令gを受け取るたびに、パルス幅を1調整幅ずつ短くしていく(図10(3))。その過程で、CPU5cは、「電圧入力無し」の検出確認ができると、それまでに通知したパルス幅調整指令gの内容から得られる「電圧入力無し」検出確認時のパルス幅を記憶部6に格納する。そして、CPU5cは、終了処理として、パルス制御部7cに指示していたパルス幅調整モード指令fを取り下げる。
なお、CPU5cは、「電圧入力無し」の検出確認ができると、パルス制御部7cに処理終了を通知して、パルス制御部7cからそのときのパルス幅を取得して記憶部6に格納するようにしてもよい。
(2)図11は、図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最小検出電圧を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するタイムチャートである。図11では、定格電圧がDC220Vである場合の最小検出電圧=DC176Vを直流電圧とする動作例が示されている。
図11において、最小検出電圧として、定格電圧DC220VでのDC176Vを任意の第1の入力端子と第2の入力端子2との間に印加する(図11(1))。CPU5cはパルス幅調整モードになると、パルス制御部7cにパルス幅調整モード指令fと、パルス幅調整用に定めた補正パルス幅を伴うパルス幅調整指令gとを通知し、パルス制御部7cに補正パルス幅を用いた定周期Tのパルス信号bを出力させている。
補正パルス幅は、入力する直流電圧V1が例えばDC80Vである場合にCRフィルタ12の充電電圧V2が検出レベルVDに到達するのに要する時間幅になっている。例えば図11(2)に示すように、この補正パルス幅におけるCRフィルタ12の充電電圧V2は、破線で示す理想値曲線32よりも遅い立ち上がりの実線で示す実測値曲線33に沿って上昇し、CRフィルタ12の充電電圧V2が検出レベルVDに到達する実測時間が理論時間よりも長くなる場合を考える。
この場合、信号受信部16がラッチするディジタル信号の論理値は、理論的には論理値“1”であるべきであるが、実際には論理値“0”であるので、CPU5cの信号読取処理25では「電圧入力有り」を検出できず、入力誤不検出と判定する(図11(4))。
そこで、CPU5cのパルス幅調整処理28では、パルス制御部7cに対してパルス幅を長くさせるパルス幅調整指令gを通知し、再度、「電圧入力有り」を検出できたか否かの確認処理へ移行する。パルス幅調整指令gを受けてパルス制御部7cは、補正パルス幅を1調整幅だけ長くしたパルス幅を用いたパルス信号bを出力する。
CPU5cのパルス幅調整処理28では、「電圧入力有り」の検出確認ができるまで、パルス幅調整指令gの出力を繰り返し行う。パルス制御部7cは、パルス幅調整指令gを受け取るたびに、パルス幅を1調整幅ずつ長くしていく(図10(3))。その過程で、CPU5cは、「電圧入力有り」の検出確認ができると、それまでに通知したパルス幅調整指令gの内容から得られる「電圧入力有り」検出確認時のパルス幅を記憶部6に格納する。そして、CPU5cは、終了処理として、パルス制御部7cに指示していたパルス幅調整モード指令fを取り下げる。
なお、CPU5cは、「電圧入力有り」の検出確認ができると、パルス制御部7cに処理終了を通知して、パルス制御部7cからそのときのパルス幅を取得して記憶部6に格納するようにしてもよい。
(3)図12と図13は、図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最大非検出電圧と最小検出電圧の双方を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するフローチャートである。
図12において、CPU5cは、パルス幅調整モードになると、パルス制御部7cにパルス幅調整モード指令fを出力し(ST21)、併せて、パルス幅調整対象定格電圧を選択する(ST22)。ここでは、先に最大非検出電圧を入力し、その後に最小検出電圧を入力するとして説明する。
先に最大非検出電圧を入力するとして選択した場合、まず、その最大非検出電圧が検出レベルVDを超えるか否かを判断する(ST23)。その結果、最大非検出電圧が検出レベルVDを超えない場合(ST23:No)は、その最大非検出電圧に対するパルス幅Aをパルス制御部7cの発振周期(パルス周期T)に相当する時間幅と仮定し(ST24)、ST34に進む。ST34では、CPU5cは、仮定したパルス幅Aを一時記憶する。そして、CPU5cは、図13に示す最小検出電圧を用いたパルス幅調整処理へ進む。
また、ST23での判断結果、最大非検出電圧が検出レベルVDを超える場合(ST23:Yes)は、任意の入力端子として、例えば、第1の入力端子1−1と第2の入力端子2との間に最大非検出電圧を印加し(ST25)、パルス制御部7cに補正パルス幅を伴うパルス幅調整指令gを通知し(ST26)、バッファ回路4から「電圧入力無し」を示す論理値“0”のディジタル信号を読み出すのを監視する(ST27)。
ST27での監視結果、バッファ回路4から論理値“0”のディジタル信号が読み出せると(ST28:Yes)、最大非検出電圧入力時のパルス幅制御に用いるフラグAの状態を確認する(ST32)。フラグAは、当初はONにセットされていないので(ST32:No)、パルス制御部7cに対して補正パルス幅を1調整幅だけ長くするパルス幅調整指令gを通知し(ST33)、先のST27に戻る。
ST27での監視の結果、2回目にバッファ回路4から読み出したディジタル信号の論理値も“0”である場合は(ST28:Yes)、フラグAは今度もONではないので(ST32:No)、パルス制御部7cに対して先に長くしたパルス幅を1調整幅だけ長くするパルス幅調整指令gを通知し(ST33)、先のST27に戻る。以降、バッファ回路4から論理値“0”のディジタル信号が読み出されている間(ST28:Yes)、ST33の処理が繰り返され、パルス幅を1調整幅ずつ長くする調整処理動作が行われる。
そして、バッファ回路4から論理値“0”のディジタル信号が読み出せなくなると(ST28:No)、パルス制御部7cに対して、先に補正パルス幅から1調整幅ずつ長くしたパルス幅を1調整幅だけ短くするパルス幅調整指令gを通知し(ST29)、フラグAの状態を確認する(ST30)。フラグAはONではないので(ST30:No)、フラグAをONにセットし(ST31)、ST27に戻る。
ST27での監視の結果、バッファ回路4から読み出したディジタル信号の論理値も“0”でない場合は(ST28:No)、パルス制御部7cに対して先に短くしたパルス幅を1調整幅だけ短くするパルス幅調整指令gを通知し(ST29)、フラグAの状態を確認する(ST30)。フラグAは、今度はONにセットされているので(ST30:Yes)、直接先のST27に戻る。以降、バッファ回路4から論理値“0”のディジタル信号が読み出されるまでの間(ST28:No)、ST29の処理が繰り返され、パルス幅を1調整幅ずつ短くする調整処理動作が行われる。
そして、バッファ回路4から論理値“0”のディジタル信号が読み出されると(ST28:Yes)、フラグAの状態を確認する(ST32)。フラグAは、ONにセットされているので(ST32:Yes)、ST34に進む。ST34では、CPU5cは、補正パルス幅から一旦は1調整幅ずつ長くしていき、その後、1調整幅ずつ短くしていって調整した最大非検出電圧に対するパルス幅Aを一時記憶する。そして、CPU5cは、図13に示す最小検出電圧を用いたパルス幅調整処理へ進む。
図13において、CPU5cは、第1の入力端子1−1と第2の入力端子2との間に最小検出電圧を印加し(ST35)、パルス制御部7cに補正パルス幅を伴うパルス幅調整指令gを通知する(ST36)。パルス制御部7cは、先に用いたパルス幅をリセットして、今回指示された補正パルス幅を用いたパルス発振動作を開始する。
CPU5cは、バッファ回路4から「電圧入力有り」を示す論理値“1”のディジタル信号を読み出すのを監視する(ST37)。ST37での監視の結果、バッファ回路4から読み出したディジタル信号の論理値が“1”でない場合は(ST38:No)、パルス制御部7cに補正パルス幅を1調整幅だけ長くするパルス幅調整指令gを通知し(ST39)、最小検出電圧入力時のパルス幅調整制御に用いるフラグBの状態を確認する(ST40)。フラグBは、当初はONにセットされていないので(ST40:No)、フラグBをONにセットし(ST41)、先のST37に戻る。
ST37での監視の結果、2回目にバッファ回路4から読み出したディジタル信号の論理値も“1”ではない場合は(ST38:No)、パルス制御部7cに先に長くしたパルス幅を1調整幅だけ長くするパルス幅調整指令gを通知し(ST39)、フラグBの状態を確認する(ST40)。フラグBは、今度はONにセットされているので(ST40:Yes)、直接先のST37に戻る。以降、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出されるまでの間(ST38:No)、ST39の処理が繰り返され、パルス幅を1調整幅ずつ長くする調整処理動作が行われる。
また、ST36においてパルス制御部7cに補正パルス幅を設定させた直後のST37での監視結果、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出せると(ST38:Yes)、フラグBの状態を確認する(ST42)。フラグBは、当初はONにセットされていないので(ST42:No)、パルス制御部7cに補正パルス幅を1調整幅だけ短くするパルス幅調整指令gを通知し(ST43)、先のST37に戻る。
ST37での監視の結果、2回目にバッファ回路4から読み出したディジタル信号のディジタル信号論理値も“1”である場合は(ST38:Yes)、フラグBは今度もONではないので(ST42:No)、パルス制御部7cに先に短くしたパルス幅を1調整幅だけ短くするパルス幅調整指令gを通知し(ST43)、先のST37に戻る。以降、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出されている間(ST38:Yes)、ST43の処理が繰り返され、パルス幅を1調整幅ずつ短くする調整処理動作が行われる。
そして、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出せなくなると(ST38:No)、パルス制御部7cに、先に補正パルス幅から1調整幅ずつ短くしたパルス幅を1調整幅だけ長くするパルス幅調整指令gを通知し(ST39)、フラグBはONではないので(ST40:No)、フラグBをONにセットし(ST41)、ST37に戻る。以降、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出されない間(ST38:No)、ST39の処理が繰り返され、パルス幅を1調整幅ずつ長くする調整処理動作が行われる。
その結果、バッファ回路4から論理値“1”のディジタル信号が読み出されると(ST38:Yes)、フラグBの状態を確認する(ST42)。フラグBは、ONにセットされているので(ST42:Yes)、CPU5cは、補正パルス幅から一旦は1調整幅ずつ短くしていき、その後、1調整幅ずつ長くしていって調整した最小検出電圧に対するパルス幅Bを一時記憶し(ST44)、ST45に進む。
ST45では、CPU5cは、パルス制御部7cの発振周期(1パルス周期T)と仮定したパルス幅Aと調整取得したパルス幅Bとの間で、または、調整取得したパルス幅Aとパルス幅Bとの間で、パルス幅を決定し、記憶部6に格納する。なお、簡単な決定方法としては、以上説明した例では、パルス幅A>パルス幅Bであるから、例えば、パルス幅B+(パルス幅A−パルス幅B)/2の演算を行って、パルス幅を(パルス幅A+パルス幅B)/2、と決定する方法などがある。そして、CPU5cは、本手順の終了処理としてパルス制御部7cに通知しているパルス幅調整モード指令fを取り下げる。
次に、図14と図15を参照して、以上説明した処理手順で得られる2種類のパルス幅の取得動作について具体例を挙げて説明する。なお、図14は、図12と図13においてパルス制御部7cの発振周期Tと仮定したパルス幅Aと調整取得したパルス幅Bとの間でパルス幅を決定する動作を説明するタイムチャートである。図15は、図12と図13において調整取得したパルス幅Aとパルス幅Bとの間でパルス幅を決定する動作を説明するタイムチャートである。
図14では、定格電圧がDC110Vである場合の動作例が示されている。この場合の最大非検出電圧は、DC72Vであり、最小検出電圧は、DC88Vである。そして、図14に示すように、検出レベルVDは、例えば、V1=80Vであるとする。
まず、直流電圧V1として、最大非検出電圧(DC72V)を入力し、パルス制御部7cに定周期Tのパルス信号bを出力させても、最大非検出電圧(DC72V)は、検出レベルVD(DC80V)以下であるので、図14(1)に示す充電特性線35のように、CRフィルタ12の端子電圧V2は、1パルス周期Tの期間内に検出レベルVD(DC80V)を超えることはないと考えられる。
そこで、図12におけるST22では、実際に動作させずに、入力する最大非検出電圧と検出レベルVDとの大小関係を比較し、最大非検出電圧<検出レベルVDの場合には、図12におけるST23にて、パルス制御部7cの発振周期(1パルス周期T)に相当する時間幅を最大非検出電圧(DC72V)入力時のパルス幅Aと仮定することにした(図14(2))。
次に、直流電圧V1として、最小検出電圧(DC88V)を入力し、パルス制御部7cに定周期Tのパルス信号bを出力させると(ST35、ST36)、最小検出電圧>検出レベルVDであるので、図14(1)に示す充電特性線34のように、CRフィルタ12の端子電圧V2は、1パルス周期Tの期間内に検出レベルVD(DC80V)を超えることが起こる。
そこで、充電特性線34と検出レベルVDとの交点を見つけるべく、充電特性線34が検出レベルVDを超えるまで(ST38:No)、パルス制御部7cにパルス幅を1調整幅ずつ長くする処理を行わせる(ST37〜ST38〜ST39〜ST40〜ST41〜ST37)。そして充電特性線34が検出レベルVDを超えると(ST38:Yes)、今度はパルス制御部7cにパルス幅を1調整幅ずつ短くする処理を行わせる(ST43〜ST37〜ST38〜ST43)。これによって、充電特性線34が検出レベルVDを下回ると(ST38:No)、再度、パルス制御部7cにパルス幅を1調整幅ずつ長くする処理を行わせる(ST37〜ST38〜ST39〜ST40〜ST41〜ST37)。その過程で充電特性線34が検出レベルVDを超えると(ST38:Yes)、フラグB=ONであるので(ST42:Yes)、このときにパルス制御部7cに出力させているパルス幅を最小検出電圧(DC88V)入力時のパルス幅Bとして一時記憶する(図14(3))。
そして、定格電圧DC110Vが直流電圧V1であるときのパルス幅を、例えば、パルス幅Bに、(パルス幅A−パルス幅B)/2を加算して、(A+B)/2と決定する(図14(4))。
また、図15では、定格電圧がDC220Vである場合の動作例が示されている。この場合の最大非検出電圧は、DC143Vであり、最小検出電圧は、DC176Vである。そして、図15に示すように、検出レベルVDは、例えば、V1=80Vであるとする。
まず、最大非検出電圧>検出レベルVDであるので(ST23:Yes)、直流電圧V1として、最大非検出電圧(DC143V)を入力し、パルス制御部7cに定周期Tのパルス信号bを出力させると(ST25、ST26)、図15(1)に示す充電特性線37のように、CRフィルタ12の端子電圧V2は、1パルス周期Tの期間内に検出レベルVD(DC80V)を超えることが起こる。
そこで、充電特性線37と検出レベルVDとの交点を見つけるべく、充電特性線37が検出レベルVDを超えるまで(ST28:Yes)、パルス制御部7cに、パルス幅を1調整幅ずつ長くする処理を行わせる(ST33〜ST27〜ST28〜ST32〜ST33)。そして、充電特性線37が検出レベルVDを超えると(ST28:No)、今度はパルス制御部7cにパルス幅を1調整幅ずつ短くする処理を行わせる(ST29〜ST30〜ST31〜ST27〜ST28〜ST29)。その過程で充電特性線37が検出レベルVDを下回ると(ST28:Yes)、フラグA=ONであるので(ST32:Yes)、このときにパルス制御部7cに出力させているパルス幅を最大非検出電圧(DC143V)入力時のパルス幅Aとして一時記憶する(図15(2))。
次に、直流電圧V1として、最小検出電圧(DC176V)を入力し、パルス制御部7cに定周期Tのパルス信号bを出力させると(ST35、ST36)、最小検出電圧>検出レベルVDであるので、図15(1)に示す充電特性線36のように、CRフィルタ12の端子電圧V2は、1パルス周期Tの期間内に検出レベルVD(DC80V)を超えることが起こる。
そこで、充電特性線36と検出レベルVDとの交点を見つける動作を、図14での最小検出電圧入力時と同様の手順で実行し、ST42においてフラグB=ONである(ST42:Yes)場合に、このときにパルス制御部7cに出力させているパルス幅を最小検出電圧(DC176V)入力時のパルス幅Bとして一時記憶する(図15(3))。
そして、定格電圧DC220Vが直流電圧V1であるときのパルス幅を、例えば、パルス幅Bに、(パルス幅A−パルス幅B)/2を加算して、(A+B)/2と決定する(図15(4))。
以上のように、この実施の形態3によれば、電流制限用抵抗器11やCRフィルタ12、ツェナーダイオード13、絶縁用フォトカプラ14の各特性誤差や経年劣化により、CRフィルタ12の充放電電圧レベルや検出レベルが変動していても、それ対する適切なパルス幅を取得して再設定できるパルス幅調整機能を備えるので、誤検出や誤不検出の発生を防止することができる。
なお、実施の形態3では、定格電圧がDC220VやDC110Vである場合を例に挙げて説明しているが、最大非検出電圧及び最小検出電圧や動作域は、実際には、電気所の仕様や顧客の要求に基づくものであるので、上記した値とは異なる場合がある。また、最大非検出電圧と最小検出電圧の共用化、つまり2種類の定格電圧の共用化を説明したが、3種類以上の定格電圧の共用化も可能である。
また、実施の形態1〜3では、電力分野での多種の直流制御電圧を入力する場合を説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、電源中点を接地しない場合や、一般的な交流信号の入力を扱うシーケンサやプログラマブルコントローラの分野でも同様に適用できるものである。
以上のように、この発明にかかるディジタル信号入力装置及び制御方法は、同一構成の入力回路で、多種類の入力電圧に対する発熱抑制が行えるとともに、その多種類の入力電圧を適切なディジタル信号に変換して入力するのに有用であり、特に、変電所などの電気所で使用するのに適している。
この発明の実施の形態1によるディジタル信号入力装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すディジタル信号入力装置の1入力系統での動作を説明するための回路図である。 図2に示す回路での各部の動作波形を示すタイムチャートである。 図2に示す回路において入力する直流電圧が変化した場合の動作(その1)を説明するタイムチャートである。 図2に示す回路において入力する直流電圧が変化した場合の動作(その2)を説明するタイムチャートである。 この発明の実施の形態2によるディジタル信号入力装置の構成を示すブロック図である。 図6に示すディジタル信号入力装置の動作を説明するタイムチャートである。 図6に示すディジタル信号入力装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるディジタル信号入力装置の構成を示すブロック図である。 図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最大非検出電圧を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するタイムチャートである。 図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最小検出電圧を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するタイムチャートである。 図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最大非検出電圧と最小検出電圧の双方を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するフローチャート(その1)である。 図9に示すディジタル信号入力装置への直流電圧に最大非検出電圧と最小検出電圧の双方を適用した場合のパルス幅の調整動作を説明するフローチャート(その2)である。 図12と図13においてパルス制御部の発振周期と仮定したパルス幅Aと調整取得したパルス幅Bとの間でパルス幅を決定する動作を説明するタイムチャートである。 図12と図13において調整取得したパルス幅Aとパルス幅Bとの間でパルス幅を決定する動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1a,1b,1c ディジタル信号入力装置
1−1〜1−n 第1の入力端子
2 第2の入力端子
3 ディジタル信号入力部
4 バッファ回路
5a,5b,5c 制御部(CPU)
6 記憶部
7a,7b,7c パルス制御部
8 入力制御用フォトカプラ
8a 内蔵発光ダイオード
8b 内蔵フォトトランジスタ
11 電流制限用抵抗器
12 CRフィルタ
12a コンデンサ
12b 抵抗器
13 ツェナーダイオード
14 絶縁用フォトカプラ
14a 内蔵発光ダイオード
14b 内蔵フォトトランジスタ
15 プルアップ抵抗器
16 信号受信部
E 外部の直流電源(直流制御電源)
SW1〜SWn 外部のスイッチ

Claims (8)

  1. 直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部と、を備えるディジタル信号入力装置において、
    指定されたパルス幅及びパルス周期を用いて定周期のパルス信号を生成して出力するパルス制御部と、
    前記第1の入力端子または前記第2の入力端子と前記充電回路との間に設けられ、前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御するスイッチング素子と、
    前記ディジタル信号入力装置への直流電圧について、前記充電回路の時定数と前記検出レベルとの関係から求めたパルス幅及びパルス周期が予め格納される記憶部と、
    前記第1の入力端子及び第2の入力端子間に印加される前記直流電圧に対するパルス幅及びパルス周期を前記記憶部から読み出して前記パルス制御部に与える動作管理部と、
    を備えていることを特徴とするディジタル信号入力装置。
  2. 直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部と、を備えるディジタル信号入力装置において、
    電圧設定モード指令を受けて、定周期で出力するパルス信号のパルス幅を、各パルス周期において単位幅ずつ広くする処理を行い、入力検出の通知を受けて、直前までに調整処理したパルス幅を出力するパルス制御部と、
    前記第1の入力端子または前記第2の入力端子と前記充電回路との間に設けられ、前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御するスイッチング素子と、
    前記ディジタル信号検出部の出力を、定周期で入力する前記パルス信号に応答して取り込み、それを1パルス周期の期間内保持する信号受信部と、
    前記信号受信部が予定していた論理値のディジタル信号を保持したとき前記入力検出の通知を行い、前記パルス制御部から通知されたパルス幅に対応する電圧値を前記充電回路の時定数に基づき算出し、記憶部に格納する動作管理部と、
    を備えていることを特徴とするディジタル信号入力装置。
  3. 直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部と、を備えるディジタル信号入力装置において、
    パルス幅調整モード指令を受けて、定周期で出力するパルス信号のパルス幅を、パルス幅調整指令に従って増減調整したパルス幅でもって出力するパルス制御部と、
    前記第1の入力端子または前記第2の入力端子と前記充電回路との間に設けられ、前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御するスイッチング素子と、
    前記ディジタル信号検出部の出力を、定周期で入力する前記パルス信号に応答して取り込み、それを1パルス周期の期間内保持する信号受信部と、
    前記信号受信部が保持するディジタル信号の論理値が前記第1の入力端子及び第2の入力端子間に印加した前記直流電圧に対して予定していた論理値ではないときその予定していた論理値のディジタル信号を前記信号受信部が保持するまでの間、増減調整幅を指定した前記パルス幅調整指令を繰り返し、予定していた論理値を示すディジタル信号の前記保持を確認できたときのパルス幅を記憶部に格納する動作管理部と、
    を備えていることを特徴とするディジタル信号入力装置。
  4. 前記動作管理部は、前記第1の入力端子及び第2の入力端子間に印加した第1及び第2の直流電圧について調整取得した第1及び第2のパルス幅との間でパルス幅を決定し、記憶部に格納する、ことを特徴とする請求項に記載のディジタル信号入力装置。
  5. 直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部と、を備えるディジタル信号入力装置において、
    予め当該ディジタル信号入力装置への直流電圧について、前記充電回路の時定数と前記検出レベルとの関係から求めたパルス幅及びパルス周期を記憶部に格納する工程と、
    前記第1の入力端子及び第2の入力端子間に印加される前記直流電圧に対するパルス幅及びパルス周期を前記記憶部から読み出して定周期のパルス信号を生成して出力する工程と、
    前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御する工程と、
    を含むことを特徴とするディジタル信号入力装置の制御方法。
  6. 直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部と、を備えるディジタル信号入力装置において、
    電圧設定モードにおいて、定周期で出力するパルス信号のパルス幅を、各パルス周期において単位幅ずつ広くする処理を予定していた論理値のディジタル信号の入力を検出するまで実行する第1の工程と、
    前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御する第2の工程と、
    前記ディジタル信号検出部の出力を、前記パルス信号に応答して取り込み、それを1パルス周期の期間内保持する第3の工程と、
    前記第3の工程にて予定していた論理値のディジタル信号が保持されたとき、前記入力を検出し、前記第1の工程にて処理したパルス幅を取得する第4の工程と、
    前記第4の工程にて取得したパルス幅に対応する電圧値を前記充電回路の時定数に基づき算出し、記憶部に格納する第5の工程と、
    を含むことを特徴とするディジタル信号入力装置の制御方法。
  7. 直流電圧が印加される第1の入力端子及び第2の入力端子と、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に接続される充電回路と、前記充電回路の充電電圧が所定の検出レベルを超えるか否かに応じた論理値のディジタル信号を内部回路へ出力するディジタル信号検出部と、を備えるディジタル信号入力装置において、
    パルス幅調整モードにおいて、前記第1の入力端子及び第2の入力端子間に所定の直流電圧を印加して、まず、補正パルス幅の指定を伴うパルス幅調整指令を出力する第1の工程と、
    定周期で出力するパルス信号のパルス幅を、前記パルス幅調整指令に従って増減調整したパルス幅でもって出力する第2の工程と、
    前記充電回路への前記直流電圧の印加期間を前記パルス信号のパルス幅によって制御する第3の工程と、
    前記ディジタル信号検出部の出力を、前記パルス信号に応答して取り込み、それを1パルス周期の期間内保持する第4の工程と、
    前記第3の工程にて保持されるディジタル信号の論理値が予定していた論理値であるか否かを判別する第5の工程と、
    前記第5の工程での判別結果、予定していた論理値ではないとき、その予定していた論理値のディジタル信号が前記第4の工程にて保持されるまでの間、前記補正パルス幅に対して増減調整幅を指定した前記パルス幅調整指令を繰り返し、予定していた論理値のディジタル信号の保持を確認できたときのパルス幅を記憶部に格納する第6の工程と、
    を含むことを特徴とするディジタル信号入力装置の制御方法。
  8. 前記所定の直流電圧は、第1の直流電圧と第2の直流電圧とからなり、
    前記第6の工程では、前記第1の直流電圧について調整取得した第1のパルス幅と前記第2の直流電圧について調整取得した第2のパルス幅との間でパルス幅を決定し、記憶部に格納する、ことを特徴とする請求項に記載のディジタル信号入力装置の制御方法。
JP2008104967A 2008-04-14 2008-04-14 ディジタル信号入力装置及び制御方法 Expired - Fee Related JP5264262B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104967A JP5264262B2 (ja) 2008-04-14 2008-04-14 ディジタル信号入力装置及び制御方法
US12/246,512 US7829836B2 (en) 2008-04-14 2008-10-07 Digital signal input device and method of controlling the same having a switching element that controls a period of applying direct-current voltage to a charging circuit
CN2008101868158A CN101562439B (zh) 2008-04-14 2008-12-15 数字信号输入装置及控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104967A JP5264262B2 (ja) 2008-04-14 2008-04-14 ディジタル信号入力装置及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009260495A JP2009260495A (ja) 2009-11-05
JP5264262B2 true JP5264262B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=41163470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008104967A Expired - Fee Related JP5264262B2 (ja) 2008-04-14 2008-04-14 ディジタル信号入力装置及び制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7829836B2 (ja)
JP (1) JP5264262B2 (ja)
CN (1) CN101562439B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8115457B2 (en) 2009-07-31 2012-02-14 Power Integrations, Inc. Method and apparatus for implementing a power converter input terminal voltage discharge circuit
US20140039713A1 (en) * 2012-08-01 2014-02-06 Leviton Manufacturing Company, Inc. System and method for fail safe operation of low voltage occupancy sensors
US9128119B2 (en) * 2013-03-29 2015-09-08 Hamilton Sundstrand Corporation Electrical circuit testing
CN105187037B (zh) * 2014-05-28 2018-09-28 台达电子工业股份有限公司 脉冲宽度调变***控制方法及其误动作防止电路
CN104539268B (zh) * 2015-01-19 2017-12-19 河南辉瑞生物医电技术有限公司 一种控制音频包络线边沿波形的电路
JP2016139956A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 日新電機株式会社 トリガ信号入出力回路
KR101872797B1 (ko) * 2017-05-18 2018-06-29 두산중공업 주식회사 디지털 신호 출력 장치
US10775834B2 (en) * 2018-10-23 2020-09-15 Macronix International Co., Ltd. Clock period tuning method for RC clock circuits

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5266173A (en) * 1975-11-28 1977-06-01 Hitachi Ltd Method for detecting the trouble at output contact
JPS584403A (ja) 1981-06-30 1983-01-11 Omron Tateisi Electronics Co 入力信号読取装置
JPS5819031A (ja) 1981-07-28 1983-02-03 Matsushita Electric Works Ltd シ−ケンサの入力回路
JPS59146305A (ja) 1983-02-10 1984-08-22 Hitachi Ltd 電圧入力形プログラマブルコントロ−ラ
JPS6449978U (ja) 1987-09-24 1989-03-28
JPH01237702A (ja) 1988-03-18 1989-09-22 Hitachi Ltd プログラマブルコントローラの入力装置
JPH02308307A (ja) * 1989-05-24 1990-12-21 Toshiba Corp 接点入力回路
JPH03271818A (ja) 1990-03-20 1991-12-03 Mitsubishi Electric Corp ディジタル入力回路
JPH11112310A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Nissin Electric Co Ltd 接点入力信号処理装置
JPH11234925A (ja) * 1998-02-20 1999-08-27 Hitachi Ltd 監視制御システム
JP2000354339A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Fuji Electric Co Ltd 遠方監視制御装置
GB0002140D0 (en) 2000-02-01 2000-03-22 Alstom Improvements in electrical circuits
JP2002084169A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Fuji Electric Co Ltd ディジタル信号入力装置およびその健全性監視方法
JP2002237228A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Nissin Electric Co Ltd 接点入力回路の自己診断回路
JP3977215B2 (ja) * 2002-09-17 2007-09-19 京セラ株式会社 充電装置、充電方法および該充電装置を備えた携帯端末
JP3905005B2 (ja) * 2002-09-18 2007-04-18 富士通株式会社 携帯型機器及び半導体集積回路装置
CN1277341C (zh) * 2003-04-11 2006-09-27 崧顺电子(深圳)有限公司 电池充电定时器

Also Published As

Publication number Publication date
US20090256606A1 (en) 2009-10-15
US7829836B2 (en) 2010-11-09
CN101562439A (zh) 2009-10-21
JP2009260495A (ja) 2009-11-05
CN101562439B (zh) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264262B2 (ja) ディジタル信号入力装置及び制御方法
US8525504B2 (en) Switching power supply and related control method
KR101569903B1 (ko) 스위치 제어 장치 및 이를 포함하는 컨버터
KR102178773B1 (ko) 배터리 충전 장치
KR20140106070A (ko) 전압 측정 장치 및 이를 포함하는 배터리 관리 시스템
JP2013007890A (ja) 画像形成装置および電源制御方法
JP2016189189A (ja) 電子装置の動作データを格納するための記憶装置及びそのシステム
US8625317B2 (en) Isolated switch-mode power supply device
US10916959B2 (en) Semiconductor device including a boost circuit for controlling switches in a battery pack
EP3419142A1 (en) Power storage system and power storage method
JP2016123238A (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の制御方法
US10461655B2 (en) Power fluctuation mitigation system
CN112042100B (zh) 电力转换装置
CN113036722A (zh) 电压转换装置
US20190196527A1 (en) Maximum power point tracking circuit
JP2012005281A (ja) 電圧変換回路装置
US10128680B2 (en) Constant current charging device
CN107181290B (zh) 电池管理***
KR101768385B1 (ko) 충전 시간을 이용한 최대전력지점 추적 기법을 적용한 에너지 하베스팅 시스템
CN111786450B (zh) 储能***的控制方法
CN109936168B (zh) 一种逆变器及其运行方法和控制器
KR101688280B1 (ko) 고전압 펄스 압축 시스템 및 그 제어 방법
JP2012019676A (ja) 電力伝達用絶縁回路および電力変換装置
US11703543B2 (en) Power conversion device
US11050338B2 (en) Detection of shoot-through in power converters

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5264262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees