JP5263199B2 - 床敷鉱ホッパー及びそれを備えた焼結機 - Google Patents
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Description
床敷鉱を装入するのは、焼結原料が焼結パレット台車のグレートバーの間からこぼれ落ちるのを防ぐためと、固体燃料(粉コークス)を含む焼結原料が直接にグレートバーに接触し焼結過程でグレートバーに溶着し離れなくなるのを防ぐためである。
このようなシンターケーキの下方の軟化溶融層および原料充填層にかかるシンターケーキ荷重の軽減を図る方法として、図6に示すように、焼結パレット台車103上にシンターケーキを支持するスタンド109(以下、「シンターケーキ支持スタンド」という)を立設して焼結を行うスタンド支持焼結法が発明された(例えば、特許文献1、2)。
(1)シンターケーキ支持スタンドが立設された焼結パレット台車を備えた焼結機で用いる床敷鉱ホッパーであって、前記焼結パレット台車の上方に配置して、該焼結パレット台車上に床敷鉱を装入する装入口を下端に有する床敷鉱ホッパーにおいて、前面部と後面部の下端側に、前記焼結パレット台車の幅方向の前記シンターケーキ支持スタンドと同位置に、進行する前記焼結パレット台車が通過可能な前面切欠部と後面切欠部をそれぞれ有し、平面視して前記装入口の、前記前面切欠部と前記後面切欠部との間を目張りすると共に、移動するシンターケーキ支持スタンドの直上にならない位置に床敷鉱落下口が設けられている目張り部材を、前記前面切欠部と前記後面切欠部との間に備えたことを特徴とする床敷鉱ホッパー。
(2)前記目張り部材は前記焼結パレット台車の進行方向に平行に配置する上板及び2枚の側板を備えてなる箱形状であり、前記床敷鉱落下口は前記側板の下端側に配置されていることを特徴とする(1)に記載の床敷鉱ホッパー。
(3)前記床敷鉱落下口は前記側板の下端側でかつ前記進行方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項(2)に記載の床敷鉱ホッパー。
(4)前記前面部上の、前記前面切欠部を挟んで前記幅方向の両側近傍部のそれぞれから、前記進行方向の前記シンターケーキ支持スタンド寄りの斜め前方に延設され、前記焼結パレット台車上に装入された床敷鉱を前記シンターケーキ支持スタンド側に寄せる床敷鉱寄せ部材をさらに備えたことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一に記載の床敷鉱ホッパー。
(5)前記床敷鉱寄せ部材は、板状部材からなることを特徴とする(4)に記載の床敷鉱ホッパー。
(6)前記板状部材は、金属材料又は高分子弾性材料からなることを特徴とする(5)に記載の床敷鉱ホッパー。
(7)前記板状部材は、金属部材と高分子弾性部材を重ね合わせてなることを特徴とする(5)に記載の床敷鉱ホッパー。
(8)(1)から(7)のいずれか一に記載の床敷鉱ホッパーを備えたことを特徴とする焼結機。
床敷鉱ホッパー1は焼結パレット台車3の上方に配置され、焼結パレット台車3の進行方向の下流側に前面部13を備え、上流側に後面部14を備えており、下端1aに有する装入口11から焼結パレット台車3上に床敷鉱を装入して床敷層2を形成する。焼結パレット台車3上には、図2に示すように、焼結パレット台車の幅方向に等間隔で、その進行方向に平行に立設するシンターケーキ支持スタンド9が複数設置されている。
床敷鉱ホッパー1においては、前面部13と後面部14の下端側13a(図3参照)、14aに、焼結パレット台車3の幅方向のシンターケーキ支持スタンド9と同位置に、進行する焼結パレット台車3が通過可能にされた前面切欠部15a(図3参照)と後面切欠部15bをそれぞれ有している。
床敷鉱ホッパー1の下端1aと焼結パレット台車3のグレートバー3aの離間距離は30〜60mm程度にとるのが好ましい。上記離間距離が30mmより近い場合は、グレートバー3a上に十分な層厚で床敷鉱層を形成することができなくなるため、シンターケーキが焼結パレット台車3のグレートバー3aに溶着し易くなる。焼結機の排鉱部においてシンターケーキが焼結パレット台車3のグレートバー3aに溶着して離れない場合には、焼結機の給鉱部でシンターケーキが床敷鉱ホッパー1の下端に当たりやすくなり、操業障害の原因となる。また、上記離間距離が60mmより遠い場合は、床敷鉱を焼結パレット台車3のグレートバー3a上の幅方向に均一に供給するのが難しくなるからである。
前面切欠部15aと後面切欠部15bとの間には、上板16A及び2枚の側板16B、16Bからなる箱形の目張り部材16が備えられ、前面切欠部15aと後面切欠部15bとの間を目張りしている。また、箱形目張り部材16は、焼結パレット台車3の幅方向のシンターケーキ支持スタンド9と同位置の非直上であってかつ側板16Bの下端側に床敷鉱落下口16aを有する。
床敷鉱ホッパー1の装入口1aの箱形目張り部材16がない部分では、床敷鉱はそのまま自由落下するが、箱形目張り部材16を有する部分では床敷鉱はその上板16Aに当たり自由落下できない。これにより、床敷鉱がシンターケーキ支持スタンド9に直接衝突するのが防止され、シンターケーキ支持スタンドの長寿命化が図られている。
他方、箱形目張り部材16の存在のために、シンターケーキ支持スタンド9の周辺領域への床敷鉱の供給量は他の領域に比べて少ないものとなってしまうので、箱形目張り部材16の側板16Bの下端側に床敷鉱落下口16aを備え、この床敷鉱落下口16aからシンターケーキ支持スタンド9の周辺領域に床敷鉱が供給される構成とされている。
床敷鉱落下口16aは、幅が50〜100mmであり、高さが50〜100mmであるのが好ましい。上記の幅および高さが上記下限より小さい場合は、床敷鉱落下口から床敷鉱が抜けにくくなるため床敷鉱の落下量が十分ではなくなる。また、上記の幅および高さが上記下限より大きい場合は、床敷鉱の落下量が多くなり過ぎるため、焼結原料の装入量が減少し、成品歩留を低下するため好ましくない。
床敷鉱ホッパー1の前面部13上の、前面切欠部15aを挟んで幅方向の両側近傍部のそれぞれから、焼結パレット台車3の進行方向のシンターケーキ支持スタンド9寄りの斜め前方に一対の床敷鉱寄せ部材21が延設されている。床敷鉱寄せ部材21の先端部21bは一対でシンターケーキ支持スタンドの進行を塞ぐ程度に近接して配置する。
図4(b)において、2点鎖線は床敷鉱寄せ部材21の板バネとして作用を示すものである。
また、床敷鉱寄せ部材21の板状部材の長さ、高さ、厚さとしては板バネ機能の観点から、それぞれ、350〜450mm、100〜200mm、0.5〜1.5mmであるのが好ましい。
金属部材の材料としては、ステンレス鋼が好ましく、また、高分子弾性部材の材料としては、耐摩耗ゴムが好ましい。
1a 下端
2 床敷層
3 焼結パレット台車
3a グレートバー
9 シンターケーキ支持スタンド
13 前面部
14 後面部
14a 下端側
15a 前面切欠部
15b 後面切欠部
16 目張り部材
16a 床敷鉱落下口
16A 上板
16B 側板
21 床敷鉱寄せ部材
21a 内側
21b 先端部
Claims (8)
- シンターケーキ支持スタンドが立設された焼結パレット台車を備えた焼結機で用いる床敷鉱ホッパーであって、前記焼結パレット台車の上方に配置して、該焼結パレット台車上に床敷鉱を装入する装入口を下端に有する床敷鉱ホッパーにおいて、
前面部と後面部の下端側に、前記焼結パレット台車の幅方向の前記シンターケーキ支持スタンドと同位置に、進行する前記焼結パレット台車が通過可能な前面切欠部と後面切欠部をそれぞれ有し、
平面視して前記装入口の、前記前面切欠部と前記後面切欠部との間を目張りすると共に、移動するシンターケーキ支持スタンドの直上にならない位置に床敷鉱落下口が設けられている目張り部材を、前記前面切欠部と前記後面切欠部との間に備えたことを特徴とする床敷鉱ホッパー。 - 前記目張り部材は前記焼結パレット台車の進行方向に平行に配置する上板及び2枚の側板を備えてなる箱形状であり、前記床敷鉱落下口は前記側板の下端側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の床敷鉱ホッパー。
- 前記床敷鉱落下口は前記側板の下端側でかつ前記進行方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の床敷鉱ホッパー。
- 前記前面部上の、前記前面切欠部を挟んで前記幅方向の両側近傍部のそれぞれから、前記進行方向の前記シンターケーキ支持スタンド寄りの斜め前方に延設され、前記焼結パレット台車上に装入された床敷鉱を前記シンターケーキ支持スタンド側に寄せる床敷鉱寄せ部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の床敷鉱ホッパー。
- 前記床敷鉱寄せ部材は、板状部材からなることを特徴とする請求項4に記載の床敷鉱ホッパー。
- 前記板状部材は、金属材料又は高分子弾性材料からなることを特徴とする請求項5に記載の床敷鉱ホッパー。
- 前記板状部材は、金属部材と高分子弾性部材を重ね合わせてなることを特徴とする請求項5に記載の床敷鉱ホッパー。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の床敷鉱ホッパーを備えたことを特徴とする焼結機。
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