JP5262311B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的は、小型のケースに内蔵される場合にも集磁力が高く受信感度の良好なアンテナを内蔵した電子機器を提供することにある。
全体もしくは一部が導電部材で構成され内部に収納空間を有する機器本体と、
前記収納空間内に配置された機器モジュールとを備えた電子機器において、
前記機器モジュールは、
電子部品及び機構部品の少なくとも一方を内蔵した非磁性モールド体と、
当該非磁性モールド体の外周を囲むように設けられた筒状の第1磁性部材と、
前記非磁性モールド体の一方の面に、前記第1磁性部材に接合されたドーナツ状の第2磁性部材と、
前記非磁性モールド体の他方の面に、前記第1磁性部材に接合されたドーナツ状の第3磁性部材とを有し、
前記第1磁性部材の外周にコイルが巻回されていることを特徴としている。
前記収納空間の一方の開口を閉塞する導電材からなる裏蓋を備え、
前記裏蓋は、一部に厚みの薄い薄肉部を有し、該薄肉部には磁性シートが貼られていることを特徴としている。
先ず、図1から図4を参照しつつ、本発明に係る電子機器の実施形態である電波腕時計の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における電波腕時計の正面図であり、図2は、図1の電波腕時計の内部構成を示す分解斜視図である。
電波腕時計100は、標準電波を受信するアンテナAを有する時計モジュール10(図3,図4参照)を内蔵し、アンテナAにより標準電波を受信して受信信号を増幅、復調して時刻情報を解読することにより現在時刻を修正する機能を有する。
本体ケース2は、ステンレス、真鍮、チタン等の強度の強い金属によって、上下面が開口した平面視ほぼ円環状に形成されている。この本体ケース2の外周部の対向する位置(図1の上と下)にはユーザの腕に装着するためのバンド3a、3aが取り付けられるバンド取り付け部3が設けられている。また、本体ケース2の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン4が設けられている。
さらに、本明細書においては、全体として時計機能のような所望の機能を実現するように互いに物理的または電気的に結合された複数の部品がベース部材上あるいはハウジング内に実装されてあたかも一つの機能部品として扱えるように構成されたものをモジュールと称する。
そのため、上記のように、時計モジュール10と本体ケース2との間に、樹脂などの絶縁材からなる環状のスペーサ20が介挿し、このスペーサ20の半径方向の厚み分、コイル31と本体ケース2との間の距離を広げることができ、コイル31に生じた磁束のうち、金属からなる本体ケース2へ流れ込む磁束の
量を減らして渦電流損失を低減することができる。
このような構成においても、コイル31に発生した磁束が金属製の本体ケース2側に流れ込まず、円筒状の磁性部材20A側に流れ込み、この円筒状の磁性部材20Aが副磁路として機能するために、コイル31から生じた磁束のうち、金属からなる本体ケース2を通過する量を減らして渦電流損失を低減することができる。ここで、上記磁性部材20Aは磁性シートであってもよい。
図5は、前記実施形態の変形例を示す。この変形例は、裏蓋23が金属製である場合に好適な変形例である。裏蓋23が金属製である場合、裏蓋の厚みが厚いと外部からの電波が裏蓋23に吸収されることで、内部のアンテナコアとしての樹脂モールド体に入る磁束の量が少なくなって受信感度が下がるという不具合がある。
この変形例は、時計モジュール10と本体ケース2との間に、樹脂などの絶縁材からなる環状のスペーサ20を介挿する一方、裏蓋23に厚みの薄い凹部23b・・・(図では4箇所)を設けて、その凹部23b・・・の内面に磁性シート33を貼り付けたものである。
図6は、本発明に係る電子機器の実施形態である電波腕時計の第2の実施形態におけるアンテナ装置を示す。
この実施形態におけるアンテナ装置は、時計モジュール10を磁性体が混入されていない非磁性モールド体10Aで形成する一方で、この非磁性モールド体10Aの外周面に、磁性体が混入された円筒状の磁性モールド体10Bを設け、その円筒状の磁性モールド体10Bの外周にコイル31を巻回したものである。
なお、この磁性モールド体10Bは、完全な円筒状ではなく、所々にギャップを設けて非連続で周回するように形成してもよい。
図6の実施形態では、図5と同様に裏蓋23に肉厚の薄い凹部23b・・・の部分を形成してそのところに磁性シート33を貼り付けたものを示したが、図4のように磁性シート33のない形態も可能である。
非磁性モールド体10Aの周囲に、磁性体が混入された円筒状の磁性モールド体10Bを設ける代わりに、図7に示すように、磁性体からなる筒状磁性部材35を嵌合させるようにしてもよい。この筒状磁性部材35によってアンテナの集磁効果を高めることができる。
図8は、前記第2の実施形態の変形例を示す。この変形例は、時計モジュール10の樹脂モールド体として磁性体が混入されていない非磁性モールド体10Aを使用するとともに、非磁性モールド体10Aの周囲に磁性体からなる筒状磁性部材35を嵌合させ、さらに非磁性モールド体10Aの上面と下面に、ドーナツ状の磁性シート36a,36bを接合したものである。
5 風防ガラス
7 指針軸
10 時計モジュール(樹脂モールド体)
10A 非磁性モールド体
10B 磁性モールド体
11 機構部品(ムーブメント)
16 モータ
17 受信回路
18 電池
20 スペーサ
21 収納部(収納空間)
23 裏蓋
31 コイル
33 磁性シート
35 磁性体
36a,36b 磁性シート
100 電波腕時計
Claims (2)
- 全体もしくは一部が導電部材で構成され内部に収納空間を有する機器本体と、
前記収納空間内に配置された機器モジュールとを備えた電子機器において、
前記機器モジュールは、
電子部品及び機構部品の少なくとも一方を内蔵した非磁性モールド体と、
当該非磁性モールド体の外周を囲むように設けられた筒状の第1磁性部材と、
前記非磁性モールド体の一方の面に、前記第1磁性部材に接合されたドーナツ状の第2磁性部材と、
前記非磁性モールド体の他方の面に、前記第1磁性部材に接合されたドーナツ状の第3磁性部材とを有し、
前記第1磁性部材の外周にコイルが巻回されていることを特徴とする電子機器。 - 前記収納空間の一方の開口を閉塞する導電材からなる裏蓋を備え、
前記裏蓋は、一部に厚みの薄い薄肉部を有し、該薄肉部には磁性シートが貼られていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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JP2008147736A JP5262311B2 (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 電子機器 |
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JP2008147736A JP5262311B2 (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 電子機器 |
Publications (2)
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JP5262311B2 true JP5262311B2 (ja) | 2013-08-14 |
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ID=41542376
Family Applications (1)
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JP2008147736A Active JP5262311B2 (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 電子機器 |
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2008
- 2008-06-05 JP JP2008147736A patent/JP5262311B2/ja active Active
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