JP2006333183A - アンテナ及び電子機器 - Google Patents

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薫 染谷
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Abstract

【課題】アンテナ全体を大きくすることなく電波を十分に受信することができるアンテナ及び当該アンテナを内蔵した電子機器を提供する。
【解決手段】棒状のコア110と、このコア110の長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部110Aと、コア110の長手方向の中央部110Bに巻回されたコイル120と、電波透過性の文字板5と、を備え、コア110は電波透過性の文字板5の下部に配置され、膨出部110Aは電波を受信した際にコア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで文字板5に対向する対向面110C側での受信電波量が当該対向面110Cの反対面110D側に比べて多くなる形状を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電波を受信するアンテナ及び電子機器に関する。
従来、腕時計等の携帯型の電子機器において、ケース、裏蓋、文字板に金属を使用しているものが知られている。しかし、アンテナを内蔵する電子機器において、ケース等に金属を使用すると、当該金属が電波を遮蔽するので、内蔵されたアンテナが電波を十分に受信することができなくなってしまう。
そこで、ケース、裏蓋に金属を使用するが、文字板には金属を使用しないようにして、内蔵されたアンテナが文字板から電波を受信できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−340700号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアンテナでは、アンテナの電波を受信可能な部分が限られるため、文字板側から電波を十分に受信することができなかった。
また、良好な受信感度を得るためにアンテナを大きくした場合、他の部品を配置する実装空間に制約が生じてしまい、装置の小型化が難しくなる。
本発明の課題は、アンテナ全体を大きくすることなく受信感度を向上させることができるアンテナ及び電子機器を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、棒状のコア(例えば、図3のコア110)と、このコアの長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部(例えば、図3の膨出部110A)と、前記コアの長手方向の中央部(例えば、図3の中央部110B)に巻回されているコイル(例えば、図3のコイル120)と、電波透過性の装飾板(例えば、図2の文字板5)と、を備え、前記コアは前記装飾板の下部に配置され、前記膨出部は電波を受信した際に前記コアの長手方向の中央部の軸線(例えば、図3の軸線X)を挟んで前記装飾板に対向する対向面(例えば、図3の対向面110C)側での受信電波量が当該対向面の反対面(例えば、図3の反対面110D)側に比べて多くなる形状を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ(例えば、図3のアンテナ100)において、前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲していることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナにおいて、前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面の面積が前記コアの長手方向の中央部の断面積よりも大きいことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナにおいて、前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面側の電波受信面積が前記軸線を挟んで当該対向面の反対面側の電波受信面積より大きいことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナにおいて、前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲し、且つ、当該膨出部の直径は前記コアの長手方向の中央部に向かうにつれて徐々に小さくなり当該コアの長手方向の中央部においてほぼ一定となることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、棒状のコア(例えば、図9のコア310)と、このコアの長手方向の中央部(例えば、図9の中央部310B)に巻回されているコイル(例えば、図9のコイル320)と、電波透過性の装飾板(例えば、図8の文字板5)と、を備え、前記コアは前記装飾板の下部に配置され、且つ、前記コアの長手方向の端部(例えば、図9の端部310A)には、前記コアから外方に突出するように磁性シート(例えば、図9の磁性シート310C)が取り付けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のアンテナにおいて、前記磁性シートは、アモルファス金属からなることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載のアンテナにおいて、前記コアは、バルク状のアモルファス金属からなることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、上部に開口部を備えた電波非透過性のケース(例えば、図1の時計ケース2)と、
このケースの前記開口部側に配置された電波透過性の装飾板(例えば、図2の文字板5)と、
棒状のコア(例えば、図3のコア110)、このコアの長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部(例えば、図3の膨出部110A)、及び前記コアの長手方向の中央部(例えば、図3の中央部110B)に巻回されているコイル(例えば、図3のコイル120)を有するアンテナ(例えば、図3のアンテナ100)と、を備え、
前記アンテナは、前記装飾板の下部に配置され、前記膨出部は電波を受信した際に前記アンテナの軸線(例えば、図3の軸線X)を挟んで前記装飾板に対向する対向面(例えば、図3の対向面110C)側での受信電波量が当該対向面の反対面(例えば、図3の反対面110D)側に比べて多くなる形状を有することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の電子機器(例えば、図1の腕時計1)において、前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲していることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の電子機器において、前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面の面積が前記コアの長手方向の中央部の断面積よりも大きいことを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項9に記載の電子機器において、前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面側の電波受信面積が前記軸線を挟んで当該対向面の反対面側の電波受信面積より大きいことを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項9に記載の電子機器において、前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲し、且つ、当該膨出部の直径は前記コアの長手方向の中央部に向かうにつれて徐々に小さくなり当該コアの長手方向の中央部においてほぼ一定となることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、上部に開口部を備えた電波非透過性のケース(例えば、図7の時計ケース2)と、
このケースの前記開口部側に配置された電波透過性の装飾板(例えば、図8の文字板5)と、
棒状のコア(例えば、図9のコア310)、このコアの長手方向の中央部(例えば、図9の中央部310B)に巻回されているコイル(例えば、図9のコイル320)を有するアンテナ(例えば、図9のアンテナ300)と、を備え、
前記アンテナは、前記装飾板の下部に配置され、且つ、前記コアの長手方向の端部(例えば、図9の端部310A)には前記コアから外方に突出するように磁性シート(例えば、図9の磁性シート310C)が取り付けられていることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、上部に開口部を備えた電波非透過性のケース(例えば、図10の時計ケース2)と、
このケースの前記開口部側に配置された電波透過性の装飾板(例えば、図11の文字板5)と、
棒状のコア(例えば、図12のコア410)、このコアの長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部(例えば、図12の膨出部410A)、前記コアの長手方向の中央部(例えば、図12の中央部410B)に巻回されたコイル(例えば、図12のコイル420)を有するアンテナ(例えば、図12のアンテナ400)と、を備え、
前記アンテナは、前記装飾板の下部に配置され、当該装飾板の下面に形成された磁性体層(例えば、図12の磁性シート5c)と前記膨出部とは磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の電子機器において、前記磁性体層は、前記装飾板の下面に貼り付けられた磁性シートからなることを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項14又は16に記載の電子機器において、前記磁性シートは、アモルファス金属からなることを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項9〜17の何れか一項に記載の電子機器において、前記コアは、バルク状のアモルファス金属からなることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、コアは装飾板の下部に配置され、膨出部は電波を受信した際にコアの長手方向の中央部の軸線を挟んで装飾板に対向する対向面側での受信電波量が当該対向面の反対面側に比べて多くなる形状を有するので、装飾板側から電波を十分に受信することができることとなり、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、膨出部は、コアの長手方向の端部から装飾板側へと向かう方向に屈曲しているので、装飾板側からの電波をさらに受信しやすくなり、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、膨出部は、装飾板に対向する対向面の面積がコアの長手方向の中央部の断面積よりも大きいので、膨出部における対向面からより多くの電波を受信することができることとなり、アンテナの受信感度をより向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、膨出部は、装飾板に対向する対向面側の電波受信面積が軸線を挟んで当該対向面の反対面側の電波受信面積より大きいので、電波を受信した際に、膨出部における対向面側からより多くの電波を受信できることとなる。よって、装飾板側から電波を十分に受信することができ、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、膨出部は、コアの長手方向の端部から装飾板側へと向かう方向に屈曲し、且つ、当該膨出部の直径はコアの長手方向の中央部に向かうにつれて徐々に小さくなり当該コアの長手方向の中央部においてほぼ一定となっているので、膨出部において中央部の軸線を挟んで装飾板に対向する対向面側のほうが当該対向面の反対面側より電波受信量が多くなる。よって、装飾板側から電波を十分に受信することができ、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、コアの長手方向の端部に取り付けられた磁性シートの平面を電波の受信面とすることができるので、立体的な空間をあまり必要とせずにより広い受信面積を確保できることとなり、アンテナの受信感度を向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、アモルファス金属は、強度が高いので、破れたりせずに磁性シートを薄くできる。
請求項8に記載の発明によれば、コアは、アモルファス金属をバルク状に成形することにより製造されるので、従来のアモルファス金属の薄膜を複数枚積層して形成されるコアに比べて、コアの形状を自由な形状に加工しやすくなることとなって、より容易に目的に合った形状のアンテナを製造することができる。また、従来のアモルファス金属のコアのように、薄膜を積層させることがないので、加工工程を減らすことができる。
また、バルク状に成形されたアモルファス金属からなるコアは、透磁率が極めて高いので、アンテナの受信感度を極めて良くすることができる。また、アモルファス金属は、強度が高いので、コアを極めて細く成形することができ、コイルの巻数を増やすことができるので、アンテナの受信感度を向上させることができる。また、アモルファス金属は、さびにくく、温度安定性も良いので、アンテナの寿命をより長期化することができる。
請求項9に記載の発明によれば、アンテナは、装飾板の下部に配置され、膨出部は電波を受信した際にアンテナの軸線を挟んで装飾板に対向する対向面側での受信電波量が当該対向面の反対面側に比べて多くなる形状を有するので、装飾板側から電波を十分に受信することができ、アンテナ全体を大きくすることなく従来よりも内蔵されたアンテナの受信感度が向上した電子機器を提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、膨出部は、コアの長手方向の端部から装飾板側へと向かう方向に屈曲しているので、装飾板側からの電波をさらに受信しやすくなり、アンテナ全体を大きくすることなく従来よりも内蔵されたアンテナの受信感度が向上した電子機器を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、膨出部は、装飾板に対向する対向面の面積がコアの長手方向の中央部の断面積よりも大きいので、より多くの電波を受信することができることとなり、内蔵されたアンテナの受信感度がより向上した電子機器を提供することができる。
請求項12に記載の発明によれば、膨出部は、装飾板に対向する対向面側の電波受信面積が軸線を挟んで当該対向面の反対面側の電波受信面積より大きいので、電波を受信した際に、膨出部における対向面側からより多くの電波を受信できることとなる。よって、装飾板側から電波を十分に受信することができ、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上した電子機器を提供することができる。
請求項13に記載の発明によれば、膨出部は、コアの長手方向の端部から装飾板側へと向かう方向に屈曲し、且つ、当該膨出部の直径はコアの長手方向の中央部に向かうにつれて徐々に小さくなり当該コアの長手方向の中央部においてほぼ一定となっているので、膨出部において中央部の軸線を挟んで装飾板に対向する対向面側のほうが当該対向面の反対面側より電波受信量が多くなる。よって、装飾板側から電波を十分に受信することができ、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上した電子機器を提供することができる。
請求項14に記載の発明によれば、コアの長手方向の端部に取り付けられた磁性シートの平面を電波の受信面とすることができるので、立体的な空間をあまり必要とせずにより広い受信面積を確保できる。よって、アンテナの受信感度を向上させることができ、電波を感度良く受信できる電子機器を提供することができる。
請求項15に記載の発明によれば、装飾板の下面に形成された磁性体層の平面を電波受信面として、当該磁性体層から電波を受信することができる。従って、装飾板側からの電波を効率良く受信することができる。
また、アンテナは、広い面積を有する磁性体層の面によって電波を受信することができるので、より多くの電波を受信することができることとなり、アンテナの受信感度を向上することができ、電波を感度良く受信できる電子機器を提供することができる。
請求項16に記載の発明によれば、装飾板の下面に貼り付けられた磁性シートを電波受信面として、当該磁性シートの面から電波を受信することができる。従って、装飾板側からの電波を効率良く受信することができる。
また、アンテナは、広い面積を有する磁性シートの面によって電波を受信することができるので、より多くの電波を受信することができることとなり、アンテナの受信感度を向上することができ、電波を感度良く受信できる電子機器を提供することができる。
請求項17に記載の発明によれば、アモルファス金属は、強度が高いので、破れたりせずに磁性シートを薄くできる。
請求項18に記載の発明によれば、コアは、アモルファス金属をバルク状に成形することにより製造されるので、従来のアモルファス金属の薄膜を複数枚積層して形成されるコアに比べて、コアの形状を自由な形状に加工しやすくなることとなって、より容易に目的に合った形状のアンテナを製造することができる。また、従来のアモルファス金属のコアのように、薄膜を積層させることがないので、加工工程を減らすことができる。
また、バルク状に成形されたアモルファス金属からなるコアは、透磁率が極めて高いので、アンテナの受信感度を極めて良くすることができる。また、アモルファス金属は、強度が高いので、コアを極めて細く成形することができ、コイルの巻数を増やすことができるので、アンテナの受信感度を向上させることができる。また、アモルファス金属は、さびにくく、温度安定性も良いので、アンテナの寿命をより長期化することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るアンテナ100を内蔵した腕時計1の平面図であり、図2は、図1のII−II矢視断面図である。
図1、2に示すように、電子機器としての腕時計1は、時計計時部4を内部に収納するケースとしての時計ケース2を備え、時計ケース2には、これをユーザの手首に装着するためのバンド部材8が取り付けられている。
時計ケース2は、例えば、円筒形状をなし、上部及び下部に各々開口部を有する。時計ケース2の上部中央には、上部の開口部を塞ぐように時計ガラス2aがパッキン2bを介して嵌められ、この時計ガラス2aの下部には、装飾板としての文字板5が時計ガラス2aの上部側から視認可能に設けられている。時計ケース2の周囲には、腕時計1の各種機能の実行を指示するためのスイッチ3が設けられている。また、時計ケース2の上部外周にはベゼル2fが設けられ、時計ケース2の底面には、裏蓋2cが防水リング2dを介して取り付けられている。
時計ケース2及び裏蓋2cは、例えば、金属等の電波非透過性の材料により成形されている。
装飾板としての文字板5は、例えば、樹脂などの電波透過性の材料より成形されている。
ここで装飾板とは、腕時計1の文字板5に限定するものではなく、例えば、電子機器などの表示部に配置されて視覚を通して装飾効果を有するものを言う。
時計計時部4は、上部ハウジング部4aや下部ハウジング部4b、時針や秒針等の指針7bを文字板5上で運針させるアナログ指針機構7、標準電波を受信するアンテナ100、アナログ指針機構7やアンテナ100を接続してこれらを制御する回路基板6を備えている。また、下部ハウジング部4b、上部ハウジング部4a、文字板5は、それぞれの周縁部が時計ケース2の内側周面に設けられている中枠2gに取り付けられた構造となっている。
下部ハウジング部4bは、裏蓋2cの上部に設けられた緩衝部材2eの上部に支持され、下部ハウジング部4bと上部ハウジング部4aとの間には回路基板6が配置されている。また、上部ハウジング部4aの上面に文字板5が配置され、この文字板5の上面周縁部には、枠状部材5bが、時計ガラス2aの下面周縁部に当接した状態で配置されている。
アナログ指針機構7は、文字板5に形成された軸孔5aからその上方に延びる指針軸7aと、指針軸7aに取り付けられた時針、分針等の指針7bとを有し、指針7bを文字板5の上方で運針させる。アナログ指針機構7を動作させるための電池(図示省略)は、例えば下部ハウジング部4bに組み込まれている。
アンテナ100は、上部ハウジング部4aに支持されて、装飾板としての文字板5の下部と下部ハウジング部4bの上部との間に配置される。そして、文字板5とアンテナ100のコア110(後述)の長手方向の中央部110B(後述)の軸線Xとが平行で、且つ、コア110の長手方向の端部に一体成形された膨出部110Aの対向面110C(後述)が文字板5に対向するように配置されている。
図3は、実施形態1に係るアンテナ100を説明する図である。
図3に示すように、アンテナ100は、磁性体のコア110と、コア110に巻回されたコイル120等を備えて構成される。
コア110は、アモルファス金属を材料としてバルク状に成形されている。ここで、バルク状とは、鋳型、金型を使用して作る固体の形状をいう。即ち、コア110は、アモルファス金属を材料として単体で構成されている。バルク状のアモルファス金属は、具体的には、例えば、Fe系合金、Pd系合金、Zr系合金、Ni系合金等であり、Fe系合金には、Fe−M−B(M=Cr,W,Ta,Nb,Hf,Zr)系合金、Fe−Co−RE−B(RE=Nb,Sm,Tb,Dy)系合金等がある。そして、より具体的には、アモルファス金属は、Pd40Cu30Ni1020やFe8113Si14等の組成からなる。そして、溶解した上記合金は、例えば、鋳造によってバルク状に加工される際に、内部組織がアモルファス化されるようになっている。より具体的には、コア110は、例えば、アモルファス金属となる上記合金を溶解し、結晶化開始温度以下で、200Mpa以上の圧力をかけた状態で焼結することにより製造される。
コア110は、長尺な棒状体であり、当該コア110の長手方向の両端部に一体成形された膨出部110Aは、裏蓋2cから文字板5側へと向かう方向に屈曲している。また、膨出部110Aは、当該膨出部110Aとコア110の長手方向の端部とが一体成形される側に対して反対側の対向面110C、即ち文字板5に対向する対向面110Cが円形となっている。そして、コア110の長手方向の端部に有する膨出部110Aの直径は、コア110の長手方向の中央部110Bに向かうに連れて徐々に小さくなり、コア110の長手方向の中央部110Bにおいて、ほぼ一定となっている。従って、膨出部110Aが有する対向面110Cの面積は、コア110の長手方向の中央部110Bの断面積よりも大きくなっている。また、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の文字板5に対向する対向面110C側におけるコア110の長手方向の長さL1よりも対向面110Cの反対面110D側におけるコア110の長手方向の長さL2の方が短くなっている。
ここで、コア110は、アモルファス金属によりなるので、例えば、フェライトで形成されたコアよりも長手方向の中央部110Bを細くしても、同等以上の強度を得ることができる。具体的には、例えば、フェライトで形成されたコアの長手方向の中央部110Bの直径が1.5mmとした場合に、アモルファス金属を用いたコア110の長手方向の中央部110Bの直径は、例えば、0.5〜1.0mmとすることができる。
また、コア110の長手方向の中央部110Bには、コイル120が層状に巻回されている。
そして、このアンテナ100を標準電波による磁界(以下、「信号磁界」と称する。)中に置くと、当該磁界は、アンテナ100に対して次のように作用する。なお、標準電波は波長が数Kmに及ぶ長波を使用しているため、その磁界成分の大きさはアンテナサイズの範囲において、位置によって変わらない平行磁界とみなして良い。従って、説明の簡明のため、信号磁界を平行磁界であるとして、以下、説明する。
信号磁界中に、コイル120の軸線が磁界方向と平行となるようにコア110を置くと、図3に示すように、信号磁界による磁束(以下、「信号磁束」と称する。)M1は、周囲空間よりも比透磁率が高いコア110に集中する。その結果、信号磁束M1とコイル120が鎖交し、コイル120には、レンツの法則に従い、コイル120の内部での信号磁束M1の変化を妨げる向きに磁束(以下、「発生磁束」と称する。)M2を発生させるような誘導起電力Vが生じる。
なお、信号磁界は交流磁界であり、信号磁束M1の大きさや向きは周期的に変化するので、誘導起電力Vは交流電力となり、発生磁束M2は、信号磁束M1の時間的な変化に追従してその大きさや向きが周期的に変化する交流磁界となる。
そして、コイル120に生じた誘導起電力Vは、コイル120に接続された受信回路(図示省略)によって検出される。受信回路には、受信したい標準電波の周波数(例えば、40kHz又は、60kHz)に同調させるための同調コンデンサや損失抵抗が含まれている。また、受信回路は、例えば、図2に示す、回路基板6上に実装されている。
ここで、コア110の長手方向の端部に有する膨出部110Aは、裏蓋2cから文字板5側へと向かう方向に屈曲し、コア110の長手方向の端部に有する膨出部110Aの直径がコア110の長手方向の中央部110Bに向かうに連れて徐々に小さくなり、コア110の長手方向の中央部110Bにおいてほぼ一定となる。
また、膨出部110Aは、当該膨出部110Aとコア110の長手方向の端部とが一体成形される側に対して反対側の対向面110Cが文字板5に対向する。これにより、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の長手方向の両端部が有する膨出部110A,110Aにおける文字板5に対向する対向面110C側の電波受信面積が、当該対向面110Cの反対面110D側の電波受信面積より広く(大きく)なっている。
したがって、アンテナ100は、電波を受信した際に、当該アンテナ100の軸線Xを挟んで、文字板5に対向するコア110の対向面110C側の方が、当該対向面110Cの反対面110D側に比べて受信電波量が多くなる形状となっている。
また、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の文字板5に対向する対向面110C側における長手方向の長さL1のほうが、当該対向面110Cの反対面110D側における長手方向の長さL2よりも長い。これにより、コア110の長手方向における対向面110C側の受信感度は、アンテナ100の軸線Xを挟んで、対向面110C側における長さL1と当該対向面110Cの反対面110D側における長さL2とが等しい場合に比べて高くなっている。
また、アンテナ100は、当該アンテナ100の軸線Xを挟んで、文字板5に向かう方向に屈曲した膨出部110Aの文字板5に対向する対向面110C側のほうが、当該対向面110Cの反対面110D側に比べて受信電波量が多くなる形状となっている。
また、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の文字板5に対向する対向面110C側における長手方向の長さL1よりも、対向面110Cの反対面110D側における長手方向の長さL2の方が短いので、コア110の対向面110Cは、当該対向面110Cの反対面110D側に比べて発生磁束M2が多くなっている。
更に、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の対向面110Cの反対面110D側に発生した発生磁束M2は、裏蓋2cを通り、当該裏蓋2cに渦電流を発生させ、信号磁束M1の渦電流損失を生じさせるが、コア110の対向面110Cの反対面110D側の発生磁束M2は当該対向面110C側より少なく抑えられているので、裏蓋2cで発生する渦電流が抑えられており、信号磁束M1の渦電流損失が抑えられるようになっている。
図4は、腕時計1の内部構成を示すブロック図である。同図によれば、腕時計1は、CPU(Central Processing Unit)10と、入力部20と、表示部30と、ROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)50と、受信制御部60と、タイムコード変換部70と、計時回路部80と、発振回路部82と、を備えて構成される。また、発振回路部82を除く各部はバスBによって接続され、発振回路部82は計時回路部80に接続されている。
CPU10は、所定のタイミング或いは入力部20から入力された操作信号に応じてROM40に格納されたプログラムを読み出してRAM50に展開し、当該プログラムに基づいて腕時計1を構成する各部への指示やデータの転送等を行う。具体的には、例えば所定時間毎に受信制御部60を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード変換部70から入力された標準タイムコード(図示省略)に基づいて計時回路部80で計数される現在時刻データを修正する。
入力部20は、腕時計1の各種機能の実行を指示するためのスイッチ3等であり、これらのスイッチ3が操作されると、対応する操作信号をCPU10に出力する。
表示部30は、文字板5やCPU10によって制御されるアナログ指針機構7を含み、計時回路部80によって計時された現在時刻を表示する。
ROM40は、腕時計1にかかるシステムプログラムやアプリケーションプログラム、本実施の形態を実現するためのプログラムやデータ等を記憶する。
RAM50は、CPU10の作業領域として用いられ、ROM40から読み出されたプログラムやCPU10で処理されたデータ等を一時的に記憶する。
受信制御部60は、電波受信装置62を備える。電波受信装置62はアンテナ100、受信回路(図示省略)を有しており、アンテナ100で受信した標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、この周波数信号を対応した電気信号に変換した信号をタイムコード変換部70へ出力する。
タイムコード変換部70は、電波受信装置62から入力された電気信号をデジタル信号に変換し、標準時刻コードや積算コード、曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成してCPU10に出力する。
計時回路部80は、発振回路部82から入力される信号を計数して現在時刻を計時し、計時した現在時刻データをCPU10に出力する。発振回路部82は、常時一定周波数のクロック信号を出力する回路である。
以上説明したように、実施形態1に係るアンテナ100及びこのアンテナ100を組み込んだ腕時計1によれば、コア110は文字板5の下部に配置され、膨出部110Aは電波を受信した際にコア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで文字板5に対向する対向面110C側のほうが、当該対向面110Cの反対面110D側に比べて受信電波量が多くなる形状とされているので、文字板5側から電波を十分に受信することができることとなり、アンテナ100全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
より具体的には、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の長手方向の両端部に有する膨出部110A,110Aにおける文字板5に対向する対向面110C側の電波受信面積が当該対向面110Cの反対面110D側の電波受信面積より広い(大きい)ので、電波を受信した際に、コア110の長手方向の両端部に有する膨出部110A,110Aにおける対向面110C側からより多くの電波を受信できることとなる。よって、文字板5側から電波を十分に受信することができ、アンテナ100全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
また、コア110の長手方向の中央部110Bの軸線Xを挟んで、コア110の対向面110C側における長手方向の長さL1よりもコア110の対向面110Cの反対面110D側における長手方向の長さL2が短いので、コア110の長手方向における対向面110C側の受信感度が高まることとなり、アンテナ100の受信感度をより高めることができる。
また、膨出部110Aは、コア110の長手方向の端部から文字板5へと向かう方向に屈曲しているので、文字板5側からの電波をさらに受信しやすくなり、アンテナ全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
また、膨出部110Aは、文字板5に対向する対向面110Cの面積が当該コア110の長手方向の中央部110Bの断面積よりも大きい。これにより、膨出部110Aにおける対向面110Cからより多くの電波を受信することができることとなり、アンテナ100の受信感度をより向上させることができる。
また、膨出部110Aは、コア110の長手方向の端部から文字板5側へと向かう方向に屈曲し、且つ、当該膨出部110Aの直径はコア110の長手方向の中央部110Bに向かうにつれて徐々に小さくなり当該コア110の長手方向の中央部110Bにおいてほぼ一定となっているので、膨出部110Aにおいて中央部110Bの軸線Xを挟んで文字板5に対向する対向面110C側のほうが当該対向面110Cの反対面110D側より電波受信量が多くなる。よって、文字板5側から電波を十分に受信することができ、アンテナ100全体を大きくすることなく従来のアンテナよりも受信感度を向上させることができる。
また、コア110は、アモルファス金属をバルク状に成形することにより製造されるので、従来のアモルファス金属の薄膜を複数枚積層して形成されるコアに比べて、コア110の形状を自由な形状に加工しやすくなることとなって、より容易に目的に合った形状のアンテナ100を製造することができる。また、従来のアモルファス金属のコアのように、薄膜を積層させることがないので、加工工程を減らすことができる。
また、バルク状に成形されたアモルファス金属からなるコア110は、透磁率が極めて高いので、アンテナ100の受信感度を極めて良くすることができる。また、アモルファス金属は、強度が高いので、コア110を極めて細く成形することができ、コイル120の巻数を増やすことができるので、アンテナ100の受信感度を向上させることができる。また、アモルファス金属は、さびにくく、温度安定性も良いので、アンテナ100の寿命をより長期化することができる。
また、腕時計1は、従来よりも、受信感度が向上したアンテナ100を内蔵するので、電波を感度良く受信できる腕時計1を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るアンテナ100は、必要に応じて次のように変形してもよい。
(変形例1)
図5は、実施形態1の変形例1に係るアンテナ200を説明するための図である。また、図6は、実施形態1の変形例1に係るアンテナ200の構成を説明するための図である。
実施形態1のアンテナ100を変形したアンテナ200は、図5に示すように、磁性体のコア210とコア210に巻回されたコイル220等を備えて構成されている。
また、実施形態1のアンテナ100と同様にアンテナ200は、文字板5とアンテナ200のコア210(後述)の長手方向の中央部210Bの軸線Xとが平行となるように当該文字板5の下部に配置されている。
コア210は、実施形態1のアンテナ100と同様に、アモルファス金属を材料としてバルク状に成形されており、図5に示すように、文字板5に略平行な2平面を持つ略直方体形状の膨出部210Aと、断面が円形形状の長尺な棒状体の長手方向の中央部210Bを有するコア210とを備えて形成されている。より具体的には、図5及び図6に示すように、膨出部210Aの下部に、コア210の長手方向の端部210Eが係合する係合穴210Fが備えられており、当該係合穴210Fにコア210の長手方向の端部210Eを係合させることにより膨出部210Aとコア210とが連結固定される。また、コア210の長手方向の中央部210Bの軸線Xを挟んで、膨出部210Aの文字板5に対向する対向面210C側の平面の面積は、当該対向面210Cの反対面210D側の平面より広く(大きく)なっている。また、コア210の長手方向の中央部210Bの断面積は、コア210の両端部210E,210Eが有する膨出部210A,210Aの断面積より小さくなっている。
なお、膨出部210Aとコア210の長手方向の端部210Eとを連結固定する接着剤は、アモルファス金属同士を接着するものであればどんなものであってもよいが、渦電流損失の防止の観点からは非導電性の接着剤の方が望ましい。
また、コア210は、アモルファス金属よりなるので、例えば、フェライトで成形されたコアよりも長手方向の中央部210Bを細くしても、同等以上の強度を得ることができる。
そして、信号磁界中に、コイル220の軸線が磁界方向と平行となるようにアンテナ200を置くと、図5に示すように、信号磁界M1は、周囲空間よりも比透磁率が高いコア210に集中する。その結果、信号磁束M1とコイル220が鎖交し、コイル220には、レンツの法則に従い、コイル220の内部での信号磁束M1の変化を妨げる向きに発生磁束M2を発生させるような誘導起電力Vが生じる。
そして、コイル220に生じた誘導起電力Vは、コイル220に接続された受信回路(図示省略)によって検出される。
ここで、膨出部210Aの下部にコア210の長手方向の端部210Eが連結固定され、コア210の長手方向の中央部210Bの軸線Xを挟んで、膨出部210Aの文字板5に対向する対向面210C側の平面の面積は、当該対向面210Cの反対面210D側の平面より広く(大きく)なっているので、コア210の長手方向中央部210Bの軸線Xを挟んで、コア210の長手方向の両端部210E,210Eに有する膨出部210A,210Aにおける文字板5の対向面210C側の電波受信面積は、当該対向面210Cの反対面210D側の電波受信面積より広く(大きく)なっている。したがって、アンテナ200は、電波を受信した際に、アンテナ200の軸線Xを挟んで、コア210の文字板5の対向面210Cのほうが、当該対向面210Cの反対面210D側に比べて受信電波量が多くなる形状となっている。
また、アンテナ200は、当該アンテナ200の軸線Xを挟んで、膨出部210Aの文字板5の対向面210C側のほうが、当該対向面210Cの反対面210D側に比べて受信電波量が多くなる形状となっているので、膨出部210Aの文字板5の対向面210C側のほうが、当該対向面210Cの反対面210D側に比べて発生磁束M2が多くなっている。アンテナ200の軸線Xを挟んで、膨出部210Aの文字板5の対向面210Cの反対面210D側に発生した発生磁束M2は裏蓋(図示省略)を通り、当該裏蓋に渦電流を発生させ、信号磁束M1の渦電流損失を生じさせる。これに対して、アンテナ200の軸線Xを挟んで、膨出部210Aの文字板5の対向面210Cの反対面210D側の発生磁束M2は、当該対向面210C側より少なく抑えられているので、裏蓋(図示省略)で発生する渦電流が抑えられており、信号磁束M1の渦電流損失が抑えられるようになっている。
したがって、変形例1のアンテナ200およびこのアンテナ200を組み込んだ腕時計においても、実施形態1のアンテナ100及び腕時計1と同様の効果を得ることができることは勿論のこと、コア210は、容易に成形できる膨出部210Aとコア210の端部210Eとを連結することにより製造できるので、アンテナ200をより容易に製造できる。また、アンテナ200は、膨出部210Aとコア210とを組み合わせて製造されるので、様々な形状の膨出部と中央部を組み合わせることによって複雑な形状のアンテナであっても比較的容易に製造することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る腕時計1aは、図7,8,9に示すように、アンテナ300の構造のみが実施形態1のアンテナ100と異なるため、実施形態1の腕時計1と同様の構成については、同一符号を付すとともに、その説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態2に係るアンテナ300を内蔵した腕時計1aの平面図であり、図8は、図7のII−II矢視断面図である。
また、図9は、実施形態2に係るアンテナ300を説明するための図である。
図8に示すようにアンテナ300は、装飾板としての文字板5の下部に配置される。
そして、図9に示すように、実施形態2に係るアンテナ300は、磁性体であるコア310と、コア310に巻回されたコイル320と、コア310の長手方向の両端部310A,310Aにコア310から外方に突出するように取り付けられた磁性シート310C,310C等を備えて構成される。
コア310は、図9に示すように、例えば、断面が円形形状の長尺な棒状体であり、コア310の長手方向の端部310Aは、例えば、平面状に形成されており、当該長手方向の端部310Aに、当該コア310から外方に突出するように磁性シート310Cが取り付けられている。また、コア310は、アンテナ100のコア110と同様にアモルファス金属を材料としてバルク状に立体成形される。磁性シート310Cは、アモルファス金属、又は他の磁性材を材料としてシート状、若しくは箔状に形成される。
そして、コア310は、アモルファス金属からなるので、例えば、フェライトで形成されたコアよりもコア310の長手方向の中央部310Bを細くしても、同等以上の強度を得ることができる。
また、コア310の長手方向の中央部310Bには、コイル320が層状に巻回されている。
そして、信号磁界中に、コイル320の長手方向の中央部310Bの軸線Xが磁界方向と平行となるようにコア310を置くと、図9に示すように、信号磁束M1は、周囲空間よりも比透磁率が高いコア310に集中する。その結果、信号磁束M1とコイル320が鎖交し、コイル320には、レンツの法則に従い、コイル320の内部での信号磁束M1の変化を妨げる向きに発生磁束M2を発生させるような誘導起電力Vが生じる。
そして、コイル320に生じた誘導起電力Vは、コイル320に接続された受信回路(図示省略)によって検出される。
以上説明した、実施形態2に係るアンテナ300及びこのアンテナ300を組み込んだ腕時計1aによれば、コア310の長手方向の端部310Aに取り付けられた磁性シート310Cの平面を電波の受信面とすることができるので、立体的な空間をあまり必要とせずにより広い(大きい)受信面積を確保できることとなり、アンテナ300の受信感度を向上させることができる。
また、アモルファス金属は、強度が高いので、破れたりせずに磁性シート310Cを薄くできる。
また、腕時計1aは、受信感度が向上したアンテナ300を内蔵するので、電波を感度良く受信できる腕時計1aを提供することができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係る腕時計1bは、図10,11,12に示すように、磁性体層としての磁性シート5c,アンテナ400の構造のみが実施形態1のアンテナ100と異なるため、実施形態1の腕時計1と同様の構成については、同一符号を付すとともに、その説明を省略する。
図10は、実施形態3に係るアンテナ400を内蔵した腕時計1bの平面図であり、図11は、図10のXI−XI矢視断面図である。また、図12は、実施形態3に係る腕時計1bにアンテナ400が内蔵される様子を説明する図である。
アンテナ400は、図11に示すように、上部ハウジング部4aに支持されて、装飾板としての文字板5の下部と下部ハウジング部4bの上部との間に配置される。そして、文字板5とアンテナ400のコア410(後述)の長手方向の中央部410Bの軸線Xとが平行となるように配置されている。
また、文字板5の下面、即ち、アンテナ400側の面には磁性シート5cが設けられている。
磁性シート5cは、図10に示すように、文字板5のアンテナ400側の面のうち、当該アンテナ400の長手方向の中央部410B(後述)に対向する領域よりも外側の領域に貼り付けられている。
そして、磁性シート5cは、例えば、文字板5の外形の円弧よりもわずかに小さい円弧と当該円弧の両端部を結ぶ直線とで囲まれる略扇形状のシートである。磁性シート5cを成形する磁性材料としては、アモルファス金属やフェライト等を用いることができるが、シートの破れ防止の点から強度が高い材料の方がよく、アモルファス金属から成形されるのが望ましい。
アンテナ400は、図12に示すように、磁性体のコア410と、コア410に巻回されたコイル420等を備えて構成される。
コア410は、例えば、コア110と同様に、アモルファス金属を材料としてバルク状に成形されており、図12に示すように、文字板5に略平行な平面を持つ略直方体形状の膨出部410Aと、断面が円形形状の長尺な棒状体の長手方向の中央部410Bとを備えて形成されている。
また、コア410は、アモルファス金属よりなるので、例えば、フェライトで成形されたコアよりも長手方向の中央部410Bを細くしても、同等以上の強度を得ることができる。
そして、アンテナ400は、コア410の両端部に有する膨出部410A,410Aが文字板5に貼り付けられた磁性シート5cと接触するように配置され、当該膨出部410Aと磁性シート5cとは磁気的に結合するようになっている。
そして、図12に示すように、上述のようなアンテナ400は、時計ケース2の内部の裏蓋2cの上部側に配置され、当該アンテナ400の上部側に磁性シート5cが設けられた文字板5が配置されるようになっている。
以上説明した、実施形態3に係るアンテナ400によれば、文字板5の下面、即ち、アンテナ400側の面に貼り付けられた磁性シート5cを電波受信面とし、当該磁性シート5cの面から電波を受信することができる。即ち、信号磁界中に、コイル420の軸線が磁界方向と平行となるようにアンテナ400を置くと、信号磁界による磁束(図示省略)は、磁性シート5c、及びコア410の端部が有する膨出部410Aを介して当該コア410に集められる。その結果、信号磁束(図示省略)とコイル420が鎖交し、コイル420には、レンツの法則に従い、コイル420の内部での信号磁束(図示省略)の変化を妨げる向きに磁束(図示省略)を発生させるような誘導起電力Vが生じる。従って、文字板5側からの電波を効率良く受信することができる。
アンテナ400は、広い面積を有する磁性シート5cの面によって電波を受信することができるので、より多くの電波を受信することができることとなり、アンテナ400の受信感度を向上することができ、電波を感度良く受信できる腕時計1bを提供することができる。
また、アモルファス金属は、強度が高いので、破れたりせずに磁性シート5cを薄くできる。
また、コア410は、アモルファス金属をバルク状に成形することにより製造されるので、従来のアモルファス金属の薄膜を複数枚積層して形成されるコアに比べて、コア410の形状を自由な形状に加工しやすくなることとなって、より容易に目的に合った形状のアンテナ400を製造することができる。また、従来のアモルファス金属のコアのように、薄膜を積層させることがないので、加工工程を減らすことができる。
また、バルク状に成形されたアモルファス金属からなるコア410は、透磁率が極めて高いので、アンテナ400の受信感度を極めて良くすることができる。また、アモルファス金属は、強度が高いので、コア410を極めて細く成形することができ、コイル420の巻数を増やすことができるので、アンテナ400の受信感度を向上させることができる。また、アモルファス金属は、さびにくく、温度安定性も良いので、アンテナ400の寿命をより長期化することができる。
なお、上記実施形態3において、磁性体層は、磁性シート5cにより形成するとしたが、例えば、アモルファス金属等の磁性材料を化学的或いは物理的に塗布させることによって形成してもよい。
また、アンテナ400は、コア410の両端部に有する膨出部410A,410Aが文字板5に貼り付けられた磁性シート5cと接触するように配置されることとしたが、アンテナ400は、当該膨出部410Aが磁性シート5cと磁気的に結合可能な空間を開けて対向するように配置されてもよい。
また、コア410の端部が有する膨出部410Aの形状はこれに限られるものではなく、磁性シート5cと磁気的に結合できるような形状であれば、どのような形状であってもよい。
なお、本発明の実施形態では、コアは、アモルファス金属から成形されることとしたがフェライト等の磁性材料から成形されてもよい。
また、本実施形態では、電子機器として腕時計型の電波時計に内蔵されて標準電波を受信するアンテナに適用した場合について説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。例えば、車載機器用のアンテナ、キーレスエントリシステム、及びICタグ等に適用されても良い。
本発明の実施形態1に係るアンテナを内蔵した腕時計を示す平面図である。 図1のII−II断面図である。 本発明の実施形態1に係るアンテナを説明する図である。 本発明に係る腕時計の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の変形例1に係るアンテナを説明する図である。 本発明の実施形態1の変形例1に係るアンテナの構成を説明する図である。 本発明の実施形態2に係るアンテナを内蔵した腕時計を示す平面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 本発明の実施形態2に係るアンテナを説明する図である。 本発明の実施形態3に係るアンテナを内蔵した腕時計を示す平面図である。 図10のXI−XI断面図である。 本発明の実施形態3に係るアンテナが腕時計に内蔵される様子を説明する図である。
符号の説明
1,1a,1b 腕時計(電子機器)
2 時計ケース(ケース)
5 文字板(装飾板)
5c 磁性シート(磁性体層)
60 通信制御部
62 電波受信装置
100,200,300,400 アンテナ
110,210,310,410 コア
210E,310A 端部
110A,210A,410A 膨出部
110B,210B,310B,410B 中央部
110C,210C 対向面
110D,210D 反対面
310C 磁性シート
120,220,320,420 コイル
X 軸線

Claims (18)

  1. 棒状のコアと、
    このコアの長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部と、
    前記コアの長手方向の中央部に巻回されているコイルと、
    電波透過性の装飾板と、を備え
    前記コアは前記装飾板の下部に配置され、前記膨出部は電波を受信した際に前記コアの長手方向の中央部の軸線を挟んで前記装飾板に対向する対向面側での受信電波量が当該対向面の反対面側に比べて多くなる形状を有することを特徴とするアンテナ。
  2. 前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲していることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面の面積が前記コアの長手方向の中央部の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面側の電波受信面積が前記軸線を挟んで当該対向面の反対面側の電波受信面積より大きいことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  5. 前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲し、且つ、当該膨出部の直径は前記コアの長手方向の中央部に向かうにつれて徐々に小さくなり当該コアの長手方向の中央部においてほぼ一定となることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  6. 棒状のコアと、
    前記コアの長手方向の中央部に巻回されているコイルと、
    電波透過性の装飾板と、を備え
    前記コアは前記装飾板の下部に配置され、且つ、前記コアの長手方向の端部には、前記コアから外方に突出するように磁性シートが取付けられていることを特徴とするアンテナ。
  7. 前記磁性シートは、アモルファス金属からなることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ。
  8. 前記コアは、バルク状のアモルファス金属からなることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のアンテナ。
  9. 上部に開口部を備えた電波非透過性のケースと、
    このケースの前記開口部側に配置された電波透過性の装飾板と、
    棒状のコア、このコアの長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部、及び前記コアの長手方向の中央部に巻回されているコイルを有するアンテナと、を備え、
    前記アンテナは、前記装飾板の下部に配置され、前記膨出部は電波を受信した際に前記アンテナの軸線を挟んで前記装飾板に対向する対向面側での受信電波量が当該対向面の反対面側に比べて多くなる形状を有することを特徴とする電子機器。
  10. 前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲していることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面の面積が前記コアの長手方向の中央部の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  12. 前記膨出部は、前記装飾板に対向する対向面側の電波受信面積が前記軸線を挟んで当該対向面の反対面側の電波受信面積より大きいことを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  13. 前記膨出部は、前記コアの長手方向の端部から前記装飾板側へと向かう方向に屈曲し、且つ、前記膨出部の直径は前記コアの長手方向の中央部に向かうにつれて徐々に小さくなり当該コアの長手方向の中央部においてほぼ一定となることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  14. 上部に開口部を備えた電波非透過性のケースと、
    このケースの前記開口部側に配置された電波透過性の装飾板と、
    棒状のコア、このコアの長手方向の中央部に巻回されるコイルを有するアンテナと、を備え、
    前記アンテナは、前記装飾板の下部に配置され、且つ、前記コアの長手方向の端部には当該コアから外方に突出するように磁性シートが取付けられていることを特徴とする電子機器。
  15. 上部に開口部を備えた電波非透過性のケースと、
    このケースの前記開口部側に配置された電波透過性の装飾板と、
    棒状のコア、このコアの長手方向の端部に有して電波を受信する膨出部、前記コアの長手方向の中央部に巻回されているコイルを有するアンテナと、を備え、
    前記アンテナは、前記装飾板の下部に配置され、当該装飾板の下面に形成された磁性体層と前記膨出部とは磁気的に結合されていることを特徴とする電子機器。
  16. 前記磁性体層は、
    前記装飾板の下面に貼り付けられた磁性シートからなることを特徴とする請求項15に記載の電子機器。
  17. 前記磁性シートは、アモルファス金属からなることを特徴とする請求項14又は16に記載の電子機器。
  18. 前記コアは、バルク状のアモルファス金属からなることを特徴とする請求項9〜17の何れか一項に記載の電子機器。
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