JP5258998B1 - ハンギングバスケット - Google Patents
ハンギングバスケットInfo
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Abstract
【解決手段】本発明のハンギングバスケットは、植物が植え込まれる仕切枠体と、この仕切枠体を吊り下げる掛止具とを備えるハンギングバスケットであって、上記仕切枠体が、同一平面上に開口面が位置するように配設される複数の樹脂製容器を有し、かつ上記複数の容器の開口縁同士が連結されている構造体であり、上記容器の形状が、開口面の面積が底面の面積より大きい略錐台状であり、上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であることを特徴とする。上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、上記側壁の貫通孔が、容器の開口縁から底板にかけて帯状に形成されていることが好ましい。
【選択図】図1
Description
植物が植え込まれる仕切枠体と、この仕切枠体を吊り下げる掛止具とを備えるハンギングバスケットであって、
上記仕切枠体が、同一平面上に開口面が位置するように配設される複数の樹脂製容器を有し、かつ上記複数の容器の開口縁同士が連結されている構造体であり、
上記容器の形状が、開口面の面積が底面の面積より大きい略錐台状であり、
上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であり、
上記容器の側壁の内側に滑止手段が配設され、
上記容器の開口面部分を除く上記仕切枠体の周囲を覆うヤシマット又は不織布を形成材料とする外枠をさらに備え、
上記外枠と仕切枠体との間に土を詰めることが可能な空間が形成され、
上記容器が可撓性を有し、上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、
上記容器の側壁の内側に上記外枠が上記仕切枠体の内側に折り込まれることにより形成される滑止手段が配設されていることを特徴とする。
本発明のハンギングバスケット1は、図1に示すように、仕切枠体2及びこれらを吊り下げる掛止具3を主に備え、上記仕切枠体2の周囲を覆う外枠4を有している。
上記仕切枠体2は、図2に示すように、植物を植え込むための複数の樹脂製容器5を有し、この複数の容器5は開口面が仕切枠体2の同一平面上に位置するように配設されている。また、複数の容器5の開口縁同士は連結されている。また、上記容器5の側壁6及び底板7には複数の貫通孔8が形成されている。
上記掛止具3は、図1に示すように、当該ハンギングバスケット1の角を挟む両側面に取り付けられている。このように二箇所に掛止具3が取り付けられていることにより、当該ハンギングバスケット1を縦向きにも横向きにも吊り下げることができる。上記掛止具3は、当該ハンギングバスケット1をフェンス等に吊り下げることができれば特に限定されず、例えば金属製や合成樹脂製の掛止フック具やチェーン、合成樹脂製の結束バンド、金属製ワイヤー、麻や綿、合成樹脂製の紐をループ状にしたもの等が挙げられる。
上記外枠4は、上記仕切枠体2を内部に収容し、仕切枠体2を保護及び装飾するものである。このような外枠4を有することにより、当該ハンギングバスケット1の意匠性、強度等を向上することができる。上記外枠4の形成材料としては特に限定されず、例えばヤシマット、不織布、麻布、木材、プラスチック等の樹脂、レンガ、陶器等が挙げられる。これらの中でも、軽量で、加工性に優れるヤシマット及び不織布が好ましい。また、ヤシマット及び不織布を用いた場合の上記外枠4の厚みとしては0.5cm以上1cm以下程度が、加工性に優れる点で好ましい。
当該ハンギングバスケット1の使用方法としては、まず、上記仕切枠体2の各容器5に土及び肥料等を充填する。この際、仕切枠体2と外枠4との間の空間10には土を詰めなくても良いし、詰める場合は、水はけや通気性を向上するために土の替わりに例えば赤玉土等を詰めても良い。次いで、各容器5に植物を植え込む。植物は、一つの容器5に一株ずつ植え込んでも良いし、複数の株を一つの容器5にまとめて植え込んでもよい。植物を植え終えたら、十分な量の水を与え、24時間程度養生してなじませた後、フェンスや塀等に吊り下げて使用する。吊り下げ方としては、当該ハンギングバスケット1の植え込み面となる上記容器5の開口面が地面と略水平となるように吊り下げても良いし、図4に示すように、開口面が地面と略垂直となるように吊り下げても良い。なお、開口面が地面と略垂直となるように吊り下げる場合は、各容器5の中の土の流出を防止するため、植物を植え込み後1〜2日程度養生してなじませてから吊り下げることが好ましい。このように開口面が地面と略垂直となるように吊り下げることによって、当該ハンギングバスケット1を塀やフェンスの高い部分に吊り下げた場合であっても植え込み面を鑑賞することができる。
当該ハンギングバスケット1は、上述のように、複数の樹脂製容器5が仕切枠体2の内部に予め配設されているため、容器5に植物を植え込むだけで整然と綺麗な寄せ植えを作ることができる。また、当該ハンギングバスケット1は、植物のうち一部の株が枯れたり病気に罹患したりした場合でも、容器5に沿って植物を土ごと一体的に容易に抜き取ることができるうえ、容器5の開口縁同士は連結されているため、植物を抜き取る際に容器5が引きずられてついてくることがない。また、当該ハンギングバスケット1は、上記容器5を有することにより、植物を抜き取った後の穴に周囲の土が流れ込みにくいため、新しい株を植え込みやすく、また、容器5の形状が略錐台状であるため、植物の根鉢を植え込みやすく根鉢を固定しやすい。その結果、当該ハンギングバスケット1によれば、初心者でも園芸を簡単に楽しむことができる。また、当該ハンギングバスケット1は、上記容器5の側壁6及び底板7に複数の貫通孔8を有し、この複数の貫通孔8の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であるため、水はけや通気性に優れ、植物の根腐れを防止することができると同時に、特定の容器5内に水分や養分が偏ることなく、仕切枠体2全体に均一に分散させることができる。加えて、上記容器5は樹脂製であるため、軽量で繰り返し使用可能であるうえに、可撓性を有する。このように容器5自身が可撓性を有することにより、植物の植え込み面が地面から略垂直となるよう当該ハンギングバスケット1を吊り下げた場合には、内容物の重さによって容器5の下側となる側壁6がハンモックのように撓むため内容物の滑り落ちを防止することができる。また、当該ハンギングバスケット1は植え込み面が地面から略垂直となるため、当該ハンギングバスケット1を塀やフェンスの高い位置に設置した場合であっても植え込み面を鑑賞しやすい。
尚、本発明は上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。上記仕切枠体2の上面の形状は、上述の長方形に限定されず、例えば円形、多角形、楕円形、星形、ハート型、動物の形等とすることができる。仕切枠体2の上面の形状をこのような形状とすることにより、当該ハンギングバスケット1の意匠性を向上することができる。また、上記容器5の開口面及び底面6の形状は、上記略正方形に限定されず、例えば円形や六角形、八角形等の多角形等とすることができ、一つの容器5における開口面及び底面6の形状は相似形であってもよいし、相似形でなくてもよい。また、当該ハンギングバスケット1における複数の容器5は、それぞれが同一形状でなくてもよい。また、容器5の底面6の形状を変えることによって隣り合う容器5の間の空間10の体積を調節し、水はけや通気性を調整してもよい。上記容器5は、上記実施形態に記載のように複数が予め一体成型等により連結されているものに限定されず、例えば容器5が連結可能に形成され、必要な数だけ連結したものでもよい。上記掛止具3は、当該ハンギングバスケット1の四つの側面にそれぞれ取り付けられていても良く、底面に取り付けられていても良い。また、上記掛止具3は、ひとつの側面に複数個取り付けられていても良い。
2 仕切枠体
3 掛止具
4 外枠
5 容器
6 容器の側壁
7 容器の底板
8 貫通孔
8a 容器の側壁の貫通孔
8b 容器の底板の貫通孔
9 ワイヤー
10 空間
X フェンス
Claims (2)
- 植物が植え込まれる仕切枠体と、この仕切枠体を吊り下げる掛止具とを備えるハンギングバスケットであって、
上記仕切枠体が、同一平面上に開口面が位置するように配設される複数の樹脂製容器を有し、かつ上記複数の容器の開口縁同士が連結されている構造体であり、
上記容器の形状が、開口面の面積が底面の面積より大きい略錐台状であり、
上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であり、
上記容器の開口面部分を除く上記仕切枠体の周囲を覆うヤシマット又は不織布を形成材料とする外枠をさらに備え、
上記外枠と仕切枠体との間に土を詰めることが可能な空間が形成され、
上記容器が可撓性を有し、上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、
上記容器の側壁の内側に上記外枠が上記仕切枠体の内側に折り込まれることにより形成される滑止手段が配設されていることを特徴とするハンギングバスケット。 - 上記容器の開口面が地面から略垂直となるように上記掛止具が取り付けられている請求項1に記載のハンギングバスケット。
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