JP5256762B2 - レンズ鏡筒、カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、振動アクチュエータを備えるレンズ鏡筒及びカメラに関するものである。
従来、電気機械変換素子の伸縮を利用して弾性体の駆動面に進行性振動波(以下、進行波という)を発生させ、この進行波によって駆動面に楕円運動を発生させ、楕円運動の波頭に加圧接触した相対移動部材を駆動する振動アクチュエータが知られている。
近年、このような振動アクチュエータの小型化が要求されている。弾性体が略円環形状であり、相対移動部材を回転駆動する形態の振動波アクチュエータ等では、弾性体の径方向の幅が広い方が、より大きな駆動力が得られる。このような振動アクチュエータを小型化した場合、駆動力を得るために弾性体の径方向の幅を広くとる必要がある。そのため、弾性体が小径化されるに伴い、弾性体の外径と内径との比が大きくなる傾向にある。
弾性体の外径と内径との比が大きくなると、駆動面の外周側での進行波の振動振幅と内周側での進行波の振動振幅との差が大きくなる。そのため、相対移動部材の駆動が不安定になり、振動の損出が発生し、振動波モータの駆動効率を下げるという課題が発生していた。
特許文献1には、進行波の外周側の振動振幅と内周側の振動振幅との差を小さくする対策として、弾性体と相対移動部材の接触面(駆動面)に、弾性体の外周端に到達しない凹部(溝)を形成することにより、弾性体の外周側の厚さと、内周側の厚さとを変え、曲げ変位に対する剛性を変えるという手法が開示されている。
特開平3−273874号公報
しかし、特許文献1に開示された手法では、外周側の弾性体のベース部分の厚さが厚くなり、曲げ変位に対する剛性は大きくなるが、振動特性が内周側と外周側とで異なった状態となるため、十分な振動振幅が得られなくなり、駆動力が低下するという問題があった。
本発明の課題は、駆動性能のよい振動アクチュエータを備えるレンズ鏡筒及びカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、駆動信号により励振される略円環形状を有する電気機械変換素子(13,53,73)と、前記電気機械変換素子が接合される接合面(12e)及び前記励振により振動波を生じる駆動面を有する略円環形状の弾性体(12d)と、前記駆動面に加圧接触されて前記振動波によって駆動され、前記弾性体に対して相対移動する相対移動部材(15)と、を有する振動アクチュエータを備えたレンズ鏡筒であって、前記接合面に平行かつ前記弾性体と前記相対移動部材との相対移動方向に対して直交する方向における前記電気機械変換素子(13,53,73)の両端部のうち、前記電気機械変換素子(13,53,73)の内周側端部(13c,53c,73c)と前記電気機械変換素子(13,53,73)の外周側端部(13d,53d,73d)とは、前記接合面に直交する方向における厚さが異なり、前記内周側端部(13c,53c,73c)の前記接合面に直交する方向における厚さは、前記外周側端部(13d,53d,73d)の前記接合面に直交する方向における厚さに比べて薄く、前記電気機械変換素子(13,53,73)は、前記接合面に直交する方向における厚さが前記接合面に平行かつ前記弾性体と前記相対移動部材との相対移動方向に直交する方向に沿って、段階的にまたは一様に変化し、前記駆動信号によって前記電気機械変換素子(13,53,73)の内周側端部に生じる電界の大きさは、前記駆動信号によって前記電気機械変換素子の外周側端部に生じる電界の大きさよりも大きいこと、を特徴とするレンズ鏡筒)である
請求項の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記電気機械変換素子(73)は、上面が円環形状を有する単層の板状部材で形成され、前記接合面(12e)に直交する方向における厚さが、前記接合面(12e)に平行かつ前記弾性体(12)と前記相対移動部材(15)との相対移動方向に直交する方向に沿って、段階的または直線的に変化していること、を特徴とするレンズ鏡筒である
請求項3の発明は、請求項1または2項に記載のレンズ鏡筒を備えるカメラである。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のな構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明によれば、駆動性能のよい振動アクチュエータ、これを備えるレンズ鏡筒及びカメラを提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、振動アクチュエータとして、超音波モータを例に挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカメラ1を説明する図である。
第1実施形態のカメラ1は、撮像素子を有するカメラボディ2と、レンズ7を有するレンズ鏡筒3とを備えている。
レンズ鏡筒3は、カメラボディ2に着脱可能な交換レンズである。なお、本実施形態では、レンズ鏡筒3は、交換レンズである例を示したが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒としてもよい。
レンズ鏡筒3は、レンズ7、カム筒6、ギア4,5、超音波モータ10等を備えている。本実施形態では、超音波モータ10は、カメラ1のフォーカス動作時にレンズ7を駆動する駆動源として用いられており、超音波モータ10から得られた駆動力は、ギア4,5を介してカム筒6に伝えられる。レンズ7は、カム筒6に保持されており、超音波モータ10の駆動力により、光軸方向(図1中に示す、矢印O方向)に略平行に移動して、焦点調節を行うフォーカスレンズである。
図1において、レンズ鏡筒3内に設けられた不図示のレンズ群(レンズ7を含む)によって、撮像素子8の撮像面に被写体像が結像される。撮像素子8によって、結像された被写体像が電気信号に変換され、その信号をA/D変換することによって、画像データが得られる。
図2は、第1実施形態の超音波モータ10の断面図である。
第1実施形態の超音波モータ10は、振動子11、移動子15、出力軸18、加圧部材19等を備え、振動子11側を固定とし、移動子15を回転駆動する形態となっている。
振動子11は、弾性体12と、弾性体12に接合された圧電体13とを有する略円環形状の部材である。
弾性体12は、共振先鋭度が大きな金属材料によって形成され、その形状は、略円環形状である。この弾性体12は、櫛歯部12a、ベース部12b、フランジ部12cを有する。
櫛歯部12aは、圧電体13が接合される面とは反対側の面に、複数の溝を切って形成され、この櫛歯部12aの先端面は、移動子15に加圧接触され、移動子15を駆動する駆動面12dとなる。この駆動面には、Ni−P(ニッケル−リン)メッキ等の潤滑性の表面処理が施されている。櫛歯部12aを設ける理由は、圧電体13の伸縮により駆動面12dに生じる進行波の中立面をできる限り圧電体13側へ近づけ、これにより駆動面12dの進行波の振幅を増幅させるためである。
ベース部12bは、弾性体12の周方向に連続した部分であり、ベース部12bの櫛歯部12aとは反対側の面(接合面12e)に、圧電体13が接合されている。
フランジ部12cは、弾性体12の内径方向に突出した鍔状の部分であり、ベース部12bの厚さ方向の中央に配置されている。このフランジ部12cにより、振動子11は、固定部材16に固定されている。
圧電体13は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電気機械変換素子である。本実施形態では、圧電体13として圧電素子を用いたが、電歪素子等を用いてもよい。圧電体13は、略円環形状の部材であり、弾性体12の周方向に沿って2つの相(A相、B相)の電気信号が入力される範囲に分かれている(図4(b)参照)。各相には、1/2波長毎に分極が交互となった要素(後述する電極部D2〜D5、D6〜D9)が並べられている。A相とB相との間には、1/4波長分の間隔が空けられている。この圧電体13は、接着材等を用いて弾性体12と接合されている。この圧電体13の詳細については、後述する。
フレキシブルプリント基板14は、その配線が圧電体13の各相の電極に接続されている。フレキシブルプリント基板14には、後述の増幅部104,105(図3参照)から駆動信号が供給され、この駆動信号によって、圧電体13が伸縮する。
振動子11には、この圧電体13の伸縮により、弾性体12の駆動面に進行波が発生する。本実施形態では、4波の進行波が発生している。
移動子15は、アルミニウム等の軽金属によって形成され、弾性体12の駆動面12dに生じる進行波によって回転駆動される部材である。移動子15は、振動子11(弾性体12の駆動面12d)と接触する面の表面に、耐磨耗性向上のためのアルマイト等の表面処理が施されている。
出力軸18は、略円柱形状の部材である。出力軸18は、一方の端部がゴム部材23を介して移動子15に接しており、移動子15と一体に回転するように設けられている。
ゴム部材23は、ゴムにより形成された略円環形状の部材である。このゴム部材23は、ゴムによる粘弾性で移動子15と出力軸18とを一体に回転可能とする機能と、移動子15からの振動を出力軸18へ伝えないように振動を吸収する機能とを有しており、ブチルゴム、シリコンゴム、プロピレンゴム等が用いられている。
加圧部材19は、振動子11と移動子15とを加圧接触させる加圧力を発生する部材であり、ギア部材20とベアリング受け部材21との間に設けられている。本実施形態では、加圧部材19は、圧縮コイルバネを用いているが、これに限定されるものではない。
ギア部材20は、出力軸18のDカットに嵌まるように挿入され、Eリング等のストッパ22で固定され、回転方向及び軸方向に出力軸18と一体となるように設けられている。ギア部材20は、出力軸18の回転とともに回転することにより、ギア4(図1参照)に駆動力を伝達する。
また、ベアリング受け部材21は、ベアリング17の内径側に配置され、ベアリング17は、固定部材16の内径側に配置された構造となっている。
加圧部材19は、振動子11を移動子15側へ、出力軸18の軸方向に加圧しており、この加圧力によって、移動子15は、振動子11の駆動面に加圧接触し、回転駆動される。なお、加圧部材19とベアリング受け部材21との間には、加圧力調整ワッシャーを設けて、超音波モータ10の駆動に適正な加圧力が得られるようにしてもよい。
図3は、第1実施形態の超音波モータ10の駆動装置100を説明するブロック図である。
超音波モータ10の駆動装置100は、発振部101と、制御部102と、移相部103と、増幅部104,105と、検出部106とを有する。
発振部101は、制御部102の指令により所望の周波数の駆動信号を発生する部分である。
移相部103は、発振部101で発生した駆動信号を、90°位相の異なる2つの駆動信号に分ける部分である。
増幅部104,105は、移相部103によって分けられた2つの駆動信号を、それぞれ所望の電圧に昇圧する部分である。増幅部104,105からの駆動信号は、超音波モータ10に伝達され、この駆動信号の印加により振動子11に進行波が発生し、移動子15が駆動される。
検出部106は、光学式エンコーダや磁気エンコーダ等により構成され、移動子15の駆動によって駆動されたレンズ7の位置や速度を検出する部分である。本実施形態では、カム筒6の位置や速度を検出することにより、レンズ7の位置や速度を検出している。
制御部102は、カメラボディ2に設けられた不図示のCPUからの駆動指令を基に、超音波モータ10の駆動を制御する部分である。制御部102は、検出部106からの検出信号を受け、その値を基に、位置情報と速度情報を得て、目標位置に位置決めされるように発振部101が発生する駆動信号の駆動周波数を制御する。
超音波モータ10の駆動装置100は、以下のように動作する。
まず、制御部102に目標位置が伝達される。発振部101からは、駆動信号が発生し、その信号から、移相部103により90°位相の異なる2つの駆動信号が生成され、増幅部104,105により所望の電圧に増幅される。
駆動信号は、超音波モータ10の圧電体13に印加され、圧電体13が励振され、その励振によって、弾性体12には、4次の曲げ振動が発生する。圧電体13は、A相とB相とに分けられており、駆動信号は、それぞれA相とB相とに印加される。A相から発生する4次曲げ振動とB相から発生する4次曲げ振動とは、位置的な位相が1/4波長ずれるようになっており、また、A相駆動信号とB相駆動信号とは、90°位相がずれているため、2つの曲げ振動は、合成され、4波の進行波となる。
進行波の波頭には、楕円運動が生じている。従って、弾性体12の駆動面に加圧接触された移動子15は、この楕円運動によって摩擦駆動される。
光学式エンコーダ等の検出部106は、移動子15の駆動により駆動されたカム筒6の位置や速度を検出し、電気パルスとして、制御部102に伝達される。制御部102は、この信号を基に、レンズ7の現在の位置と現在の速度とを得ることが可能となり、発振部101が発生する駆動周波数は、これらの位置情報、速度情報及び目標位置情報を基に制御される。
本実施形態の超音波モータ10に用いる圧電体13について説明する。
図4は、第1実施形態の圧電体13を示す図である。図4(a)は、弾性体12の接合面12eに接合される圧電体側接合面13aを弾性体12側から見た図である。図4(b)は、圧電体13の圧電体側接合面13aとは反対側の面(以下、他方の面と呼ぶ)13bをギア部材20側から見た図である。図4(c)は、圧電体13を、図4(a)に示す矢印C1−C2断面で切断した断面の拡大図である。
圧電体側接合面13aは、弾性体12の接合面12eに接合される面であり、接合面12eに略平行な面である。圧電体側接合面13aには、周方向に連続した電極部D1が形成されている。
圧電体13の他方の面13bには、A相、B相の電気信号が入力される電極部D2〜D5、D6〜D9と、グランドとなる電極部D10とが形成されている。電極部D2〜D5、D6〜D9は、それぞれ、分極が交互となるように配置されている。電極部D10は、A相とB相との間となるように、電極部D2と電極部D6との間に形成されている。
電極部D1〜D10は、圧電体側接合面13a及び他方の面13bのそれぞれの表面に、スクリーン印刷によって銀ペーストを塗布して形成されている。
圧電体13は、これらを用いて分極処理される。
なお、本実施形態の圧電体側接合面13a及び他方の面13bは、内周端及び外周端に圧電体13の素地部が露出した形態となっている。
図2及び図4(c)に示すように、圧電体側接合面13aは、略平面状である。圧電体13の厚さ(弾性体12の接合面12e及び圧電体側接合面13aに直交する方向の寸法)は、内周側が薄く、外周側が厚く形成されている。本実施形態では、他方の面13bが、傾斜面となっており、圧電体13の厚さは、図4(c)に示すように、径方向に沿って外周側から内周側へ直線的に薄くなっている。
ここで、図4(c)に示すように、圧電体13の径方向において、電極部が形成されている領域の内周側の端部付近を内周側端部13cとし、外周側の端部付近を外周側端部13dとする。
一般的に、圧電体の圧電定数をdt、圧電体の厚さをT、駆動信号によって圧電体に印加される電圧をV、駆動信号によって圧電体に生じる電界をEとするとき、駆動信号によって圧電体に生じる圧電歪み量Sは、以下に示す式で表される。
S=dt×E=dt×(V/T) ・・・(式1)
ここで、圧電定数dtや、駆動信号によって印加される電圧V、圧電体の厚さTが、圧電体の径方向の位置に関係なく略均一である場合には、駆動信号によって生じる圧電歪み量Sは、圧電体の径方向の位置によらず略一定である。
しかし、本実施形態では、圧電定数dt、駆動信号によって圧電体13に印加される電圧Vは一定であるが、圧電体13の内周側端部13cの任意の点での圧電体13の厚さT1は、外周側端部13dの任意の点での厚さT2に比べて薄い。よって、(式1)より、駆動信号によって内周側端部13cに生じる電界E1は、外周側端部13dに生じる電界E2より大きくなり、駆動信号によって圧電体13の内周側端部13cに生じる圧電歪み量S1は、外周側端部13dに生じる圧電歪み量S2に比べて大きくなる。
ここで、変位をaとし、任意の長さをLとするとき、変位aは、以下の式で表すことができる。
a=S×L ・・・(式2)
(式2)より、長さLを一定とすると、変位aである進行波の振動振幅は、圧電歪み量Sに比例する。
上述のように、本実施形態の圧電体13の内周側端部13cに生じる圧電歪み量S1は、外周側端部13dに生じる圧電歪み量S2よりも大きい。従って、駆動面12dにおいて、単位長あたりでは、内周側端部13cに対応する領域に発生する進行波の振動振幅を、外周側端部13dに対応する領域に発生する振動振幅より大きくすることができる。
また、弾性体の径方向において、内周側のベース部の厚さを薄く、外周側のベース部の厚さを厚くした場合、弾性体の内周側と外周側と振動モード等の振動特性が異なるため、駆動信号によって駆動面の内周側に生じる進行波と外周側に生じる進行波の振動特性が異なり、移動子を安定して駆動することができず、駆動効率等が低下する。
しかし、本実施形態の弾性体12のベース部12bの厚さは、径方向において一定であり、圧電体13の厚さは外周側が厚く、内周側が薄い。従って、弾性体のベース部12bと圧電体13とを合わせた厚さは、内周側の方が外周側の厚さより薄くなる。
よって、本実施形態では、弾性体12の振動モード等の特性を変えることなく、ベース部12bと圧電体13とを合わせた部分における内周側と外周側との曲げ剛性の大きさの差を小さくすることができる。
上述したように、圧電体13の内周側端部13cの厚さT1を、外周側端部13dの厚さT2より薄くすることにより、以下のような効果が得られる。
(1)駆動信号によって圧電体13の内周側端部13cに生じる圧電歪み量S1は、外周側端部13dに生じる圧電歪み量S2より大きくなる。
(2)圧電体13と弾性体12のベース部12bとを合わせた部分の剛性に関して、圧電体13の内周側と外周側との差が小さくなる。
これらの効果により、駆動面12dに生じる進行波は、振動子11の内周側での振動振幅の大きさと、外周側での振動振幅の大きさとの差が小さくなる。
よって、本実施形態によれば、駆動面12dの径方向における進行波の振動振幅の大きさの差を小さくできるので、移動子15を安定して駆動でき、超音波モータ10の駆動性能及び駆動効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、圧電体と弾性体との接合時に生じる圧電体の割れを低減できる。
通常、圧電体は、分極を行なうと結晶粒界が変化する。そのため、従来のように厚さが略均一な圧電体では、周方向に対する外径側の剛性が、内径側の剛性に比べて弱いので、内径側が外径側に対して凹となる又は凸となるような形状へ変形する。このような変形が生じた圧電体を、略平面状である弾性体の接合面12eに接合しようとすると、接合時に圧電体に割れが生じる場合があった。
しかし、本実施形態の圧電体13では、外周側端部13dの厚さが内周側端部13cの厚さよりも厚いので、周方向における外周側の剛性を大きくできる。従って、本実施形態によれば、上述したような圧電体の分極時の変形を防止でき、接合工程での圧電体の割れを低減できる。
さらに、上述したように、本実施形態によれば、駆動面12dに生じる進行波の内周側と外周側との振動振幅の差を小さくできるので、小径化により外径と内径との差が大きい超音波モータであっても安定した駆動が行なえ、良好な駆動性能が得られる。例えば、振動子11の外径が15mm以下であり、波数が5以下の進行波を利用する超音波モータに適用した場合には、特に顕著な効果を奏することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の超音波モータは、圧電体53の形状が異なる点以外は第1実施形態に示した超音波モータ10と略同様の形態である。従って、本実施形態おいて、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態の圧電体53を示す図である。図5(a)は、弾性体12の接合面12eと接合する圧電体側接合面53aを弾性体12側から見た図である。図5(b)は、他方の面53bをギア部材20側から見た図である。図5(c)は、圧電体53を、図5(a)に示す矢印C3−C4断面で切断した断面の拡大図である。
圧電体53は、第1実施形態に示した圧電体13と略同様に、圧電体側接合面53aには、電極部D1が形成され、他方の面53bには、A相、B相の信号を入力するための電極部D2〜D5、D6〜D9と、グランドとなる電極部D10とが形成されている。
図5(c)に示すように、本実施形態では、圧電体53の径方向において、電極部が形成されている領域の内周側の端部付近を内周側端部53cとし、外周側の端部付近を外周側端部53dとする。
第2実施形態の圧電体53は、内周側端部53cの厚さT3が外周側端部53dの厚さT4より薄く、径方向に沿って厚さが段階的に変化している。本実施形態では、圧電体側接合面53aは、略平面状であるが、他方の面53bは、図5(c)に示すように、外周側が厚くなるような段差が形成されている。
圧電体53の内周側端部53cの厚さT3は、外周側端部53dの厚さT4より薄いので、駆動信号によって内周側端部53cに生じる圧電歪み量S1と、外周側端部53dに生じる圧電歪み量S2との差を小さくすることができ、駆動面12dの径方向における振動振幅の大きさの差を小さくできる。
また、弾性体12のベース部12bと圧電体53とを合わせた部分における内周側と外周側との曲げ剛性の大きさの差を小さくできる。
以上のことから、本実施形態によれば、移動子15を安定して駆動でき、超音波モータの駆動効率や駆動性能の向上を図ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態の超音波モータは、圧電体63の形状が異なる点以外は第1実施形態に示した超音波モータ10と略同様の形態である。従って、本実施形態おいて、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図6は、第3実施形態の圧電体63を示す図である。図6(a)は、弾性体12の接合面12eに接合される圧電体側接合面63aを弾性体12側から見た図である。図6(b)は、他方の面63bを、ギア部材20側から見た図である。図6(c)は、圧電体63を図6(a)に示す矢印C5−C6断面で切断した断面の拡大図である。
第3実施形態の圧電体63の他方の面63bには、第1実施形態に示した圧電体13の他方の面13bと略同様に、A相、B相の信号を入力するための電極部D2〜D5、D6〜D9と、グランドとなる電極部D10とが形成されている。
一方、圧電体側接合面63aは、内周側に電極部D1−1が形成され、外周側に電極部D1−2が形成されており、電極部D1−1と電極部D1−2との間には、圧電体63の素地が露出するように形成されたスリット部63eが形成されている。なお、本実施形態では、図6(a)に示すように、電極部D1−1は圧電体側接合面63aの内周端まで形成され、電極部D1−2は、圧電体側接合面63aの外周端まで形成されている。
また、圧電体63の厚さは、径方向及び周方向において略均一である。
本実施形態の圧電体63は、内周側端部63cを含む電極部D1−1が形成された領域の圧電定数dt1と、外周側端部63dを含む電極部D1−2が形成された領域の圧電定数dt2とが異なる。
上述したように、圧電体に生じる圧電歪み量Sは、(式1)で表される。
S=dt×E=dt×(V/T) ・・・(式1)
なお、dtは、圧電定数であり、Eは、駆動信号によって圧電体に生じる電界であり、Vは、駆動信号によって圧電体に印加される電圧であり、Tは、圧電体の厚さである。
この圧電定数dtは、電気機械結合係数をKとし、誘電率をεとし、ヤング率をYとするとき、以下の式によって表される。
dt=K×(ε/Y)1/2 ・・・(式3)
一般的に、誘電率εは、分極時に印加される分極電圧に比例する。
本実施形態では、圧電体63を分極する際に、内周側となる電極部D1−1に印加される分極電圧Vb1を、外周側となる電極部D1−2に印加される分極電圧Vb2より大きくした。これにより、電極部D1−1が形成された領域の誘電率ε1は、電極部D1−2が形成された領域の誘電率ε2より大きくなる。
内周側端部63c及び外周側端部63dにおいて電気機械結合係数Kは一定であるので、(式3)より、内周側端部63cの圧電定数dt1は、外周側端部63dの圧電定数dt2より大きくなる。
従って、(式1)より、圧電体63に駆動信号による所定の電圧を印加した場合に、内周側端部63cに生じる圧電歪み量S1は、外周側端部63dに正じる圧電歪み量S2よりも大きくなる。よって、弾性体12の駆動面12dに生じる進行波の径方向における振動振幅の差を小さくできる。
また、本実施形態によれば、圧電体63の厚さを略均一とすることができるので、圧電体63を成形する際に既存の成形型を使用できる。
なお、本実施形態のスリット部63eは、分極を行なう際に、圧電体側接合面63aの電極部D1−1に相当する領域と電極部D1−2に相当する領域とを導通させない目的で設けられている。本実施形態では、分極を行なう際には、電極部D1−1と電極部D1−2とに分けて分極を行い、分極を行なった後に、電極部D1−1と電極部D1−2とを導通させる工程を行なっている。
(第4実施形態)
第4実施形態の超音波モータは、圧電体73の形状が異なる点以外は第1実施形態に示した超音波モータ10と略同様の形態である。従って、本実施形態おいて、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第4実施形態の圧電体73を示す図である。図7(a)は、弾性体12の接合面12eに接合される圧電体側接合面73aを、弾性体12側から見た図である。図7(b)は、他方の面73bを、ギア部材20側から見た図である。図7(c)は、圧電体73を、図7(a)に示す矢印C7−C8断面で切断した断面の拡大図である。
第4実施形態の圧電体73は、第1の圧電体73−1と、第2の圧電体73−2とを積層した形態となっている。
第1の圧電体73−1は、厚さが略均一であるという点以外は、第1実施形態の圧電体13と略同様の形状である。第1の圧電体73−1は、圧電体73の弾性体12側に位置し、弾性体12の接合面12eと接合される圧電体側接合面73aを有している。圧電体側接合面73aには、電極部D1が形成されている。
第1の圧電体73−1の他方の面73b側となる面には、電極部D2〜D10が形成されている。なお、図7(b)では、第1の圧電体73−1の内周側は、第2の圧電体73−2が積層されているため、その全容が見えない形態となっている。
第2の圧電体73−2は、圧電体73の他方の面73b側に位置し、厚さが略均一な円環形状である。第2の圧電体73−2は、内径が第1の圧電体73−1と略等しいが、外径が第1の圧電体73−1より小さい形態となっており、第1の圧電体73−1とその中心軸が一致した状態で、第1の圧電体73−1の他方の面73b側(圧電体側接合面73aとは反対側)の面に積層されている。
第2の圧電体73−2の第1の圧電体73−1側の面には、第1の圧電体73−1の電極部D2〜D10に対向する領域に、同様の不図示の電極パターンが形成されている。図7(c)に示すように、例えば、第2の圧電体73−2の第1の圧電体73−1の電極部D3に対向する領域には、電極部D3と同様の分極を有する電極部D3−3が形成されている。
第1の圧電体73−1と第2の圧電体73−2とは、この電極パターンが一致するように積層され、接合されている。
第2の圧電体73−2は、圧電体73の他方の面73b側となる面に、周方向に連続した電極部D1−3が形成されている。電極部D1−3は、本実施形態では、電極部D1と同様に銀ペーストを用いて形成されており、外周端及び内周端には、第2の圧電体73−2の素地が露出した形態となっている。
上述のように、本実施形態の圧電体73の内周側は、2層(第1の圧電体73−1と第2の圧電体73−2)となっており、外周側は、1層(第1の圧電体73−1)となっている。また、本実施形態の圧電体73において、図7(c)に示すように、電極部が形成されている領域の内周側の端部付近を内周側端部73cとし、第1の圧電体73−1及び第2の圧電体73−2ともに電極部が形成されている領域の外周側の端部付近を外周側端部73dとする。
このような形態とすることにより、圧電体73に所定の駆動信号を与えた場合に、外周側は圧電体1層分の圧電歪み量のみが生じるが、内周側は、圧電体2層分の圧電体歪み量が生じる。このため、駆動信号によって圧電体73の内周側端部73cに生じる圧電歪み量S1は、外周側端部73dに生じる圧電歪み量S2より大きくなり、弾性体12の駆動面12dに生じる進行波の振動振幅は、内周側と外周側との差が小さくなる。
よって、本実施形態によれば、移動子15の安定した駆動が行なえ、かつ、超音波モータの駆動性能や駆動効率の向上を図ることができる。
また、圧電体73は、第1の圧電体73−1と第2の圧電体73−2とを積層するだけでよいので、製造が容易に行なえる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能である。
(1)第2実施形態では、圧電体53の他方の面53bに形成された段差は1段である例を示したが、これに限らず、例えば、2段以上でもよい。圧電体の厚さを複数の段差によって段階的に変化させることにより、駆動信号によって圧電体に生じる圧電歪み量を、径方向においてより段階的に変化させることができ、弾性体12の駆動面12dに生じる進行波の径方向における振動振幅の差を小さくする効果を高めることができる。
(2)第3実施形態では、圧電体63の分極時に、電極部D1−1が形成された領域(内周側)に印加される分極電圧を、電極部D1−2が形成された領域(外周側)に印加される分極電圧に比べて大きくする例を示した。
しかし、これに限らず、圧電体63を、径方向に複数の領域に分けて、内周側から外周側へ向かって段階的に小さくした分極電圧を印加して、分極を行なってもよい。
このような形態とすることにより、弾性体12の駆動面12dに生じる進行波の径方向における振動振幅の差を小さくする効果を高めることができる。なお、この場合、圧電体側接合面63aに形成されるスリット部は、分極電圧の大きさの異なる領域間に、複数形成される形態となる。
(3)第3実施形態では、圧電体63の分極時に印加される分極電圧を、内周側と外周側とで異ならせる例を示したが、これに限らず、例えば、圧電体の内周側と外周側とを、圧電定数dtの異なる材料を使用して形成してもよい。
(4)第4実施形態では、圧電体73は、第1の圧電体73−1と第2の圧電体73−2とを積層した形態である例を示したが、これに限らず、例えば、圧電体を3層以上積層してもよい。このような形態とすることにより、駆動信号によって圧電体に生じる圧電歪み量を、径方向においてより段階的に変化させることができ、弾性体12の駆動面12dに生じる進行波の径方向における振動振幅の差を小さくする効果を高めることができる。
(5)各実施形態において、移動子15が回転駆動される超音波モータを例に挙げて説明したが、これに限らず、移動子が円弧を描くように駆動されるリニア型の振動アクチュエータに適用してもよい。
(6)各実施形態において、超音波領域の振動を用いる超音波モータを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、超音波領域以外の振動を用いる振動アクチュエータに適用してもよい。
(7)各実施形態において、超音波モータは、フォーカス動作時にレンズの駆動に用いられる例を示したが、これに限らず、例えば、レンズのズーム動作時の駆動に用いられる超音波モータとしてもよい。
(8)各実施形態において、超音波モータは、カメラに用いられる例を示したが、これに限らず、例えば、複写機の駆動部や、自動車のハンドルチルト装置やヘッドレストの駆動部に用いてもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
第1実施形態のカメラ1を説明する図である。 第1実施形態の超音波モータ10の断面図である。 第1実施形態の超音波モータ10の駆動装置100を説明するブロック図である。 第1実施形態の圧電体13を示す図である。 第2実施形態の圧電体53を示す図である。 第3実施形態の圧電体63を示す図である。 第4実施形態の圧電体73を示す図である。
符号の説明
1:カメラ、3:レンズ鏡筒、10:超音波モータ、12:弾性体、12d:駆動面、12e:接合面、13,53,63,73:圧電体、15:移動子

Claims (3)

  1. 駆動信号により励振される略円環形状を有する電気機械変換素子と、
    前記電気機械変換素子が接合される接合面及び前記励振により振動波を生じる駆動面を有する略円環形状の弾性体と、
    前記駆動面に加圧接触されて前記振動波によって駆動され、前記弾性体に対して相対移動する相対移動部材と、
    有する振動アクチュエータを備えたレンズ鏡筒であって、
    前記接合面に平行かつ前記弾性体と前記相対移動部材との相対移動方向に対して直交する方向における前記電気機械変換素子の両端部のうち、前記電気機械変換素子の内周側端部前記電気機械変換素子の外周側端部とは、前記接合面に直交する方向における厚さが異なり、
    前記内周側端部の前記接合面に直交する方向における厚さは、前記外周側端部の前記接合面に直交する方向における厚さに比べて薄く、
    前記電気機械変換素子は、前記接合面に直交する方向における厚さが前記接合面に平行かつ前記弾性体と前記相対移動部材との相対移動方向に直交する方向に沿って、段階的にまたは一様に変化し、
    前記駆動信号によって前記電気機械変換素子の内周側端部に生じる電界の大きさは、前記駆動信号によって前記電気機械変換素子の外周側端部に生じる電界の大きさよりも大きいこと、
    を特徴とするレンズ鏡筒
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記電気機械変換素子は、上面が円環形状を有する単層の板状部材で形成され、前記接合面に直交する方向における厚さが、前記接合面に平行かつ前記弾性体と前記相対移動部材との相対移動方向に直交する方向に沿って、段階的または直線的に変化していること、
    を特徴とするレンズ鏡筒
  3. 請求項1または2項に記載のレンズ鏡筒を備えるカメラ。
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