JP5255312B2 - 眼内レンズ挿入器具 - Google Patents

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本発明は、眼内レンズを眼内に挿入するための眼内レンズ挿入器具に関する。
従来、白内障の手術方法の一つとして、超音波手術装置に取り付けられた超音波乳化吸引用ハンドピース、灌流吸引用ハンドピースを用いて水晶体を摘出する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。その後、水晶体の代わりとして折り曲げ可能な軟性の眼内レンズを挿入することで、白内障を治療する手法が一般的に用いられている。折り曲げ可能な眼内レンズを挿入するには、眼内レンズを押出すためのノズル(挿入筒)を有したインジェクターと呼ばれる眼内レンズ挿入器具を使用する。インジェクターには、軸方向に進退移動するプランジャー(押出棒)が備えられており、術者にプランジャーが押されることより眼内レンズがノズルの先端から押出される。このインジェクターを用い、眼内レンズを折り曲げた状態で患者眼に設けた切開創にノズルの先端を挿入し、ノズルから折り曲げた状態の眼内レンズを眼内に挿入させることによって、患者眼に設ける切開創をできるだけ小径となるようにしている。(例えば、特許文献2参照)。
特開平10―71166号公報 特開平7−47091号公報
このようなインジェクターを用いた眼内レンズの挿入では、水晶体の摘出後に、術者が超音波手術装置のハンドピースを、あらためて眼内レンズ用のインジェクターに持ち替える必要がある。また、上記のようなインジェクターでは、眼内レンズの押出しに伴ってプランジャーの先端が眼内に入ることとなる。一般に、白内障手術において、眼内に挿入される部品はできるだけ少なくさせることが望まれている。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、インジェクターの持ち替え動作の手間を省くと共に、眼内に挿入される部品を減らすことができる眼内レンズ挿入器具を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 変形可能な軟性眼内レンズを眼球に設けられた切開創から挿入するための挿入部であって,該挿入部内を移動する前記眼内レンズを折り畳む内部形状を備える挿入部と、該挿入部の基端に設けられ前記眼内レンズを保持する保持部と、を備える眼内レンズ挿入器具において、前記保持部の後端には、白内障手術に用いられる灌流吸引ハンドピースに用意されるスリーブに被覆された吸引チップを外部から保持部内部に挿通するための通路が形成された挿通部を有し、該通路は前記眼内レンズを押し出すための押出し軸上に形成されるとともに,前記吸引チップを前記押出し軸上にて軸ずれを抑制しつつ軸方向に移動可能とするためにその内径は前記吸引チップの外径と略一致,又は前記スリーブの外径と略一致とされ軸方向に所定の長さを有し、前記吸引チップを前記挿通部の通路に挿通させることにより、該吸引チップを前記眼内レンズを押出すための軸棒として用いることを特徴とする。
(2) (1)の眼内レンズ挿入器具は、前記吸引チップを前記挿通部の通路に位置させた状態で前記吸引チップとスリーブとの間から送出される灌流液を前記挿入部を通して眼内に流す構成とされていることを特徴とする。
(3) (2)の眼内レンズ挿入器具において、前記保持部後端から前記挿入部先端までの全長は、前記吸引チップの全長よりも短くなるように設計されていることを特徴とする。






















本発明によれば、インジェクターの持ち替え動作の手間を省けると共に、眼内に挿入できる部品を減らすことができる。
以下に本発明の実施形態を図面を用いて説明する。第1に、白内障手術に用いられる眼窩用の灌流吸引機能を備えた超音波手術装置50の構成の概略を説明し、第2に本発明の実施形態である眼内レンズ挿入器具1を説明する。図1は、超音波手術装置の外観斜視図であり、図2は、灌流吸引用ハンドピース(I/A(Irrigation/Aspiration)ハンドピース)80の構成を説明する図である。
超音波手術装置本体50には各機能ユニット(吸引ユニット等)を制御するための制御部(図示を略す)が収納され、装置本体50の前面には手術条件等の設定情報を入力する入力部としての操作部51が配置されている。52は患者眼に供給する生理食塩水等の灌流液を入れる灌流瓶52であり、高さ調節が可能なポールに吊り下げられている。灌流瓶52が設定される高さによって、灌流液を適度の流圧(=流量または灌流速度)で患者眼に供給するように灌流圧が調整される。灌流チューブ53、54により灌流敏52の灌流液が患者眼(後述するハンドピース)へと導かれる。灌流チューブ53と灌流チューブ54の間は、灌流液溜めチャンバを備えたカセット55が接続されている。
灌流チューブ54の途中には、ピンチバルブ等の制御弁(図示を略す)が配設されており、制御弁の開閉により灌流液の流出が制御される。灌流チューブ54の他端は、水晶体等を超音波にて破砕し吸引するUSハンドピース80、灌流吸引用のI/Aハンドピース70等の各種のハンドピースに接続される。ハンドピース80は、超音波振動を利用して先端に取付けられた吸引孔を有するUSチップにより水晶体の核を破砕乳化するとともに、破砕した核を灌流液と一緒にUSチップの吸引孔を介して吸引する役割を持つ。また、ハンドピース70は、先端に取り付けられた吸引チップ71にて水晶体の核片等を除去し、眼内を清掃する役割を持つ。ハンドピース80やI/Aハンドピース70等の各種ハンドピースは、手術段階や術式等により選択され、繋ぎ換えて使用される。
ハンドピース70には、チップ71の先端から吸引された灌流液、破砕された核片を排出する吸引チューブ56が接続されている。吸引チューブ56の後方はカセット55内に配管され、後方端は廃液袋57まで延ばされている。カセット55に配管された吸引チューブ56の途中には、吸引圧を発生するための吸引ポンプ58が配設されている。吸引ポンプ58は装置本体1の制御部により駆動制御され、その吸引流量が調整される。吸引流量及び吸引圧等は、操作部51にて設定され、装置本体1の制御部に接続されたフットスイッチ59の踏み込みボジションにより術中に調整、制御される。このようにして、患者眼(ハンドピース80、70)へ灌流液の供給/除去(吸引)が実現される。
次に、ハンドピース70の構成について説明する。術者に片手で把持されるハンドピース70は、装置本体1に接続されて用いられる。ハンドピース70には、水晶体の核片等を吸引し、眼内を清掃するための灌流吸引チップ(I/Aチップ)71が固定される。チップ71は吸引経路75となる中空部分を長軸方向有しており、先端部は水晶体の嚢、眼内組織に接触しても損傷を与え難いような丸みを帯びた形状、ここでは、半球状とされる。チップ71の外径は、後述する挿入部2を挿通可能な程度の大きさ、ここでは、1〜2mm程度とされ、長軸方向の長さは、眼内レンズ100を挿入部2から押出せる程度の長さ、ここでは、50〜100mm程度とされる。また、チップ71の先端付近から核片等を吸引するために、チップ71の先端部の周囲には吸引経路75と流路が繋がる吸引孔72が設けられている。なお、チップ71は、吸引動作の伴う手術でも充分な強度を持つ素材、例えば、金属等で形成される。チップ71の内部に形成された吸引経路75は、ハンドピース70内に形成された吸引経路75と連通しており、吸引経路75の後端は吸引チューブ56に接続される。吸引チューブ56には、吸引ポンプ58等から構成される吸引ユニットにより吸引圧が付与され、吸引された廃物は廃液袋57に排出される。
ハンドピース70の先端に取り付けられる灌流用のスリーブ73は、灌流液を眼内に供給するための筒状の中空部を備え、チップ71の先端部を5mm程度外に出し、チップ71の後端部を被覆している。スリーブ73は充分な柔軟性を持つシリコーン樹脂等からなり、ハンドピース70の先端に形成されるチップ71とスリーブ73との間から灌流液を送出できるようになっている。具体的には、スリーブ73が取り付けられたハンドピース70には、灌流液をスリーブ73内(ハンドピース先端)に導くための灌流通路74が設けられ、灌流通路74の後端は灌流チュ−ブ54に接続される。灌流液は灌流チュ−ブ54を介し、灌流液の流出制御を行う灌流制御弁を備える灌流装置32から送出される。灌流通路74を通った灌流液は、スリーブ73とチップ71との間の隙間を通り、先端から挿入される。
次に、本発明の実施形態である眼内レンズ挿入器具1の構成を説明する。図3は本実施形態の眼内レンズ挿入器具1に予め設置される眼内レンズ100の構成を示した図である。図示するように、眼内レンズ100は所定の屈折力を有する光学部101と光学部101を患者眼の眼内にて固定支持するための一対の支持部103とからなる。光学部101はシリコーンや、親水性又は疎水性のアクリル樹脂からなる軟性の折り曲げ(変形)可能な材料から形成されている。また、光学部101には所定の厚みを持つコバ102が設けられており、このコバ102に支持部103が接合される。また、後述する眼内レンズ100の押出し動作において、コバ102がチップ71の先端部に押されることとなる。支持部103はその一端(基端)が光学部側(コバ102)に接合され、他端(先端)を自由端としたループ形状を有している。支持部103はPMMA(ポリメチルメタクリレート)、ポリプロピレン等の樹脂にて形成される。なお、本実施形態における眼内レンズ100は光学部と支持部とを接合されて眼内レンズを製作する3ピース型の例を示しているが、これに限るものではなく、光学部と支持部とを同一の素材から一体的に成型する1ピース型の眼内レンズであってもよい。
図4は眼内レンズ挿入器具1の概略を説明する模式図である。図4(a)は、眼内レンズ挿入器具1の概略側面図であり、図4(b)は、眼内レンズ挿入器具1の概略断面図である。図5は、保持部10の周辺の構成を説明する模式図であり、図5(a)は、保持部10を上方から見た図であり、図5(b)は、保持部10の軸Lでの縦断面図である。図5(a)では、説明の簡便のため、カバー11は取り外した状態としている。
図4(a)に示すように、眼内レンズ挿入器具1は眼球に挿入する側から順に大別して、眼球に形成される切開創に挿入する挿入部2、挿入部2の基端に設けられ眼内レンズ100を載置し、保持する保持部10、保持部10の後端に設けられチップ71で眼内レンズ100を押出すために押出し軸上に形成され、チップ71を挿通するための通路となる内筒30を持つ挿通部3、とからなる。なお、本実施の形態では、前述のハンドピース70(吸引チップ71)が眼内レンズ100の進退移動方向(軸方向)に沿って移動されて眼内レンズ100を押出すための軸棒(押出手段)として用いられる(詳細は後述する)。
保持部10の上部に設けられたカバー11は開閉可能となっており、カバー11を開けることで、眼内レンズ100を保持部10内に置くことができる。また、詳細な説明は略すが、保持部10上方の天井はできるだけ低くなるように構成されており、カバー11が閉じられることにより、保持部10内の眼内レンズ100が上方に移動することが規制される。保持部10の載置面10aに置かれた眼内レンズ100が押出され、挿入部2内にて折り畳まれ(丸め込まれ)ながら、挿入部2の先端2aより押出される(眼内レンズ100が眼内に挿入される)こととなる。このとき、眼内レンズ100は、軸Lに沿って前進方向に移動される。また、挿入部2の側面には、術者が把持するための平板状の持ち手15が水平方向に延びて設けられている。
図4(b)に示されるように、挿入部2は眼球に設けられた切開創を必要以上に広げさせずに、眼内レンズ100を折り畳んだ状態で容易に挿入できるようにするために、後方の挿通部3より小径で先端2aに行くに従って先細りとなるテーパ形状の中空部材で構成される。また、挿入部2の横断面(軸Lに直交する断面)は、略円形状を有している。また、挿入部2の基端側には、押出される光学部101を丸める(折り畳む)ための側壁13が設けられている(図5(a)参照)。側壁13は、光学部101に対して左右に配置されており、側壁13の間の間隔は、先端2aに向かうに従って狭まるようにされている。これにより、光学部101が先端2aに向かうに従って丸められることとなる。
保持部10には、眼内レンズ100の光学部101を載置する載置面10aが形成されている。保持部10の側壁は支持部103に干渉しない程度に光学部101の径よりも若干狭くなっているとともに、光学部101に対して応力を掛けない状態で固定保持させるために光学部101のコバ102が接触する部分の側壁は、光学部101の外周に沿って凹んだ形状とされている
また、図5(a)に示されるように載置面10aにはチップ71の壁面の下部と当接し、チップ71の進退移動方向をガイドする溝12が形成されている。溝12は、軸Lに沿って挿入部2の基端から先端に向かって直線状に形成され、チップ71に当接し易いように半円状の断面形状とされる。溝12によって、進退移動するチップ71は軸出されると共に、軸ずれを防止される。なお、溝12は、他の図では図示を略した。
次に、チップ71の進退移動方向と光学部101の移動軸(押出し軸L)とを略同一とすると共に、軸ずれを防止する挿通部3の説明をする。挿通部3には、軸Lを中心軸とする載置面10aの後方で保持部10と連結される内筒30と、内筒30と連結され内筒30の後方ですり鉢状に形成されるガイド部31とを備える。内筒30は、チップ71が挿通できる内形状を有し、ここでは、チップ71を挿通可能な内形状、具体的には、チップ71の外径と略一致し、スリーブ73の径よりは小さい径の円筒とされる。また、内筒30の軸方向の長さは、チップ71を通した際に、これを軸Lに沿わせるために必要とされる長さを持つ。本実施形態では、このような構成を持つことにより、眼内レンズ100の押出し動作において、スリーブ73は内筒30の入り口付近に残り、内筒30を挿通する部材は、チップ71のみとされる。
また、内筒30の軸方向の長さは、内筒30に挿通されたチップ71の先端が、載置面10aに置かれた眼内レンズ100のコバ102に当たり、その後押出し動作において、軸ずれさせないために必要な長さを持つ。ガイド部31は、先端に向かってすり鉢状とされているため、ガイド部31に到ったチップ71を内筒30に挿通するように、チップ71の方向をガイドする役割を持つ。また、眼内レンズ挿入器具1の全長(先端2aから挿通部3(又は内筒30)の後端までの長さ)はチップ71の全長よりも短くなるように設計されており、チップ71を挿通部3から内部に通し、眼内レンズ100を先端2aから十分に押し出すことができるようになっている。
次に、チップ71(ハンドピース70)の移動に伴う眼内レンズ100の押出し動作について説明する。図6は、図5(b)の状態から、チップ71が挿通部3を挿通し、前方に移動する様子を示した模式図である。図6(a)は、チップ71の先端がコバ102に当接した状態を示し、図6(b)は、チップ71により眼内レンズ100が折り曲げられつつ押出される状態を示した図である。
図5(b)の状態から、チップ71が内筒30に挿通されて前進されると、内筒30の後方(後端の開口部)では、スリーブ73が内筒30の形状により留められ、その前進を阻止される。一方、チップ71は、内筒30に軸出されて、コバ102へと到る。このとき、柔軟性を持つスリーブ73は内筒30の後端でめくられることとなる。
図6(a)の状態から、チップ71が前進されると、スリーブ73は留められてチップ71のみが前進し、前述のように挿入部2の内形状により眼内レンズ100が折り曲げられて、挿入部2の先端に向かって軸(押出し軸)L上を移動させられる。このとき、スリーブ73は、内筒30又はガイド部31により力を受け、チップ71に対して相対的に後退させられる。
このようにして、チップ71のみを軸棒として用いて、眼内レンズ100を眼内レンズ挿入器具1から眼内へと押し出すことができる。これにより、従来、眼内レンズを押出すために必要であったプランジャー(押出棒)を新たに設ける必要がなくなる。外科手術、特に、白内障手術等の眼科手術においては、眼内に入る部品をできるだけ少なくすることが望まれており、水晶体摘出手術にて使用されたハンドピース70、チップ71が、眼内レンズ100の押出し動作に用いられることにより、眼内レンズ100を押出すためのプランジャーを眼内に入れる必要がなくなる。これにより、眼内に挿入される部品を減らすことができるとともに、効率よく眼内レンズの挿入を行うことができる。
以上のような構成を備える眼内レンズ挿入器具1において、眼内レンズ100の押出し動作を説明する。術者がカバー11を開け、載置面10aに眼内レンズ100を置いて眼内レンズ挿入器具1を使用する。又は、工場にて載置面10aに眼内レンズ100が予め置かれた状態で工場出荷されたものを術者が使用する。
術者により、超音波手術装置50が操作され、ハンドピース80により水晶体が摘出され、ハンドピース70により眼内が清掃される。次に、術者は、上述した眼内レンズ挿入器具1を手に取り、ハンドピース70のチップ71を挿通部3の内筒30に位置させておく。なお、例えば、粘弾性物質を眼内に入れる代わりに、灌流液を眼内に流す場合には、この状態で、超音波手術装置50のフットスイッチ59を操作して灌流液を流してもよい。灌流液がスリーブ73とチップ71の間から送出されると、灌流液は内筒30を通り、挿入部2の先端から流れることとなる。また、この灌流液を眼内レンズ100の押し出し時の挿入器具内に用いられる潤滑剤(粘弾性物質)の代わりに用いてもよい。
次に、眼内レンズ100を眼内に挿入するために、挿入部2の先端を切開創から眼内へと入れる。この状態で、チップ71を軸方向に前進させて眼内レンス100を押し出す。チップ71が前進されると、チップ71の進退移動方向が軸Lと一致され(軸出しされ)、スリーブ73が挿通部3の入口で留められる。さらに、チップ71が前進されると、溝12にて軸出しされつつ、コバ102にチップ71の先端が当接し、眼内レンズ100が押出され始める。そして、眼内レンズ100は挿入部2内で折り曲げられて、先端2aより眼内に挿入される。
なお、以上説明した本実施形態では、挿通部3でスリーブ73が留められ、チップ71が挿入部2内を挿通する構成としたが、これに限るものではない。眼内レンズ100を先端2aから押し出すことができる構成であればよく、チップ71と共にスリーブ73が挿入部2内を挿通する構成であってもよい。この場合、内筒の径はスリーブ73が挿通できる形状、具体的には、スリーブ73の外径と略一致する径とされる。通常、スリーブの厚みは、極僅かであるため、内筒の径がスリーブと略一致とされても、それによる押し出し動作におけるチップの軸ずれの問題は発生しにくい。
なお、以上説明した本実施形態では、内筒30は円筒上としたが、これに限るものではない。通路にチップが挿通し、チップを押出し軸上に移動可能とする構成であればよい。例えば、内筒に軸方向に延びる溝を設けた構成であってもよいし、軸方向に延びた複数のスリットを設ける構成としてもよい。
超音波手術装置50の外観斜視図である。 灌流吸引用ハンドピース70の構成を説明する模式的断面図である。 眼内レンズ100の外観を示した図である。 本実施形態における眼内レンズ挿入器具1の概略構成図である。 保持部10を説明する図である。 眼内レンズ100の押出し動作を説明する図である。
符号の説明
1 眼内レンズ挿入器具
2 挿入部
3 挿通部
10 保持部
30 内筒
31 ガイド部
50 超音波手術装置
70、80 ハンドピース
71 チップ
73 スリーブ
100 眼内レンズ

Claims (3)

  1. 変形可能な軟性眼内レンズを眼球に設けられた切開創から挿入するための挿入部であって,該挿入部内を移動する前記眼内レンズを折り畳む内部形状を備える挿入部と、
    該挿入部の基端に設けられ前記眼内レンズを保持する保持部と、
    を備える眼内レンズ挿入器具において、
    前記保持部の後端には、白内障手術に用いられる灌流吸引ハンドピースに用意されるスリーブに被覆された吸引チップを外部から保持部内部に挿通するための通路が形成された挿通部を有し、該通路は前記眼内レンズを押し出すための押出し軸上に形成されるとともに,前記吸引チップを前記押出し軸上にて軸ずれを抑制しつつ軸方向に移動可能とするためにその内径は前記吸引チップの外径と略一致,又は前記スリーブの外径と略一致とされ軸方向に所定の長さを有し、
    前記吸引チップを前記挿通部の通路に挿通させることにより、該吸引チップを前記眼内レンズを押出すための軸棒として用いることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  2. 請求項1の眼内レンズ挿入器具は、前記吸引チップを前記挿通部の通路に位置させた状態で前記吸引チップとスリーブとの間から送出される灌流液を前記挿入部を通して眼内に流す構成とされていることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  3. 請求項2の眼内レンズ挿入器具において、前記保持部後端から前記挿入部先端までの全長は、前記吸引チップの全長よりも短くなるように設計されていることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
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