JP5249691B2 - 電動ブレーキ - Google Patents

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本発明は、車輪の制動部材を電動モータで駆動する電動ブレーキに関するものである。
近年、航空機に搭載される油圧源を縮小、廃止するために、車輪を制動するブレーキを油圧ブレーキから電動ブレーキにかえる傾向がある。
特許文献1には、電動モータの回転運動をピストンの往復運動に変換して制動力を発生させる電動ブレーキが開示されている。
特開2005−069398号公報
しかしながら、このような従来の電動ブレーキにあっては、電動モータの発生トルクをピストンに伝達する過程で摩擦トルク損失が生じるため、この摩擦トルク損失に起因してブレーキディスクに対するピストン押付力を的確に制御できないという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ブレーキディスクに対するピストン押付力を的確に制御できる電動ブレーキを提供することを目的とする。
本発明は、車輪と共に回転する回転ブレーキディスクと、この回転ブレーキディスクに向けて変位可能かつ回転不能に支持される非回転ブレーキディスクと、モータ電流によって回転作動する電動モータと、この電動モータの回転作動によって非回転ブレーキディスクに対して押付けられるピストンと、ピストン押付力を目標指令値に近づけるようにモータ回転角から推定した制御出力とモータ電流の制御指令値をフィードバック制御するコントローラとを備える電動ブレーキであって、コントローラは、制御指令値と制御出力の差分に応じて外乱の推定量を算出し、外乱の推定量を制御ゲインで乗じた分に応じて外乱フィードバック量を設定する外乱応答補償部を備え、制御ゲインは制御指令値に対する目標指令値の比率に応じて設定されるとともに、外乱フィードバック量に応じて制御指令値をフィードバック制御する構成とした。
本発明によると、外乱として例えば制動時にピストン押付力が大きくなるのに伴って電動ブレーキの構造部に歪みが生じる場合、この外乱の大きさに対応して制御ゲインが調節され、実際のピストン押付力が目標指令値から外れて過大になることが抑えられ、ピストン押付力を的確に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す航空機用電動ブレーキは、車輪のホイールの内側に設けられる多板ディスク式のものである。
この電動ブレーキは、車輪と共に回転する円盤状の回転ブレーキディスク6と、機体シャフト(車軸)に取り付けられる円盤状の非回転ブレーキディスク9と、非回転ブレーキディスク9に対峙するピストン1と、ピストン1を非回転ブレーキディスク9に対して進退させるように駆動する電動アクチュエータ5とを備える。
複数枚の非回転ブレーキディスク9の間に複数枚の回転ブレーキディスク6が挟まれるように配置されている。非回転ブレーキディスク9は図示しない機体シャフトに対してトルクチューブ等を介して車軸方向に変位可能に支持される。回転ブレーキディスク6は図示しないホイールと一体回転するものであり、ホイールに対して車軸方向に変位可能に支持される。
電動アクチュエータ5が収縮作動した状態では、非回転ブレーキディスク9と回転ブレーキディスク6が互いに離れ、制動トルクが生じない。この制動解除状態から、電動アクチュエータ5が伸張作動すると、各ピストン1の押圧力によって非回転ブレーキディスク9と回転ブレーキディスク6が互いに押付けられ、この摺動部分で摩擦力が発生し、制動トルクが得られる。
ピストン1はハウジング7に摺動可能に支持され、その内側にボールスクリュ・ナット機構2が介装される。このボールスクリュ・ナット機構2は、ピストン1の基端部から突出したボールスクリュ15と、各ボールスクリュ15に多数のボールを介して螺合するボールナット(図示せず)とを備え、ボールスクリュ15の回転をピストン1の直線運動に変換し、ピストン1を非回転ブレーキディスク9に対して進退させるように構成されている。
ハウジング7には2つの電動モータ11と、4つのピストン1と、1つの電動モータ11の回転を2つのボールスクリュ15に伝達する2つの減速機構10とを備える。4つのピストン1は車輪の回転周方向にある間隔を持って配置される。なお、これに限らず、減速機構10は1つの電動モータ11の回転を1つのボールスクリュ15に伝達する構成としてもよい。
また、ピストン1の個数Np、電動モータ11の個数Nmはこれに限らず、電動ブレーキに要求される制動力等に応じて任意に設定される。
減速機構10は1つの電動モータ11の回転を2つのボールスクリュ15に伝達するように構成されている。電動モータ11のモータシャフト13にはドライブギヤ14が連結され、ボールスクリュ15の基端部にはドリブンギヤ16が連結され、1つのドライブギヤ14の回転が2つのドリブンギヤ16に伝達される。
電動モータ11が正方向に回転することにより、各ピストン1が非回転ブレーキディスク9に当接して各非回転ブレーキディスク9を各回転ブレーキディスク6に押付け、制動トルクが得られる。一方、駆動電流により電動モータ11が戻し方向に回転することにより、各ピストン1が非回転ブレーキディスク9から離れ、各非回転ブレーキディスク9を各回転ブレーキディスク6に押付けることがなくなり、制動が解除される。
航空機の制御系は、パイロットに操作されるブレーキペダルの操作量等に応じてピストン押付力指令値信号を出力する。
ピストン押付力指令値信号に基づいて電動モータ11を駆動するモータ制御手段として、図2に示すように、電動ブレーキのコントローラ20が設けられる。
原理的に各ピストン1の押付力は電動モータ11のモータ電流に比例するため、コントローラ20はモータ電流を制御することにより各ピストン1の押付力を調節できる。しかし、実際には電動モータ11の発生トルクを各ピストン1に伝達する過程で電動モータ3、減速機構10、ボールスクリュ・ナット機構2等を作動させるのに摩擦トルク損失が生じるため、この摩擦トルク損失に起因したヒステリシスがピストン押付力指令値と実際のピストン押付力の間に発生する。
図4はピストン押付力の目標指令値に基づく従来のオープン制御によるピストン押付力が変化する様子を示しており、目標指令値が周期的に変化する場合、実際のピストン押付力には減速機構10、ボールスクリュ・ナット機構2の摩擦トルク損失に起因するヒステリシスが発生する。このため、従来のオープン制御方法では、ピストン押付力を的確に制御することができない。
これに対処して本発明は、電動モータ11のモータ回転角θmに応じてピストン1の押付力fpの推定値を算出し、このピストン押付力fpの推定値を目標指令値に近づけるように電動モータ11に対する制御指令値をフィードバック制御する。
図2は、電動モータ11の駆動電流を制御してピストン押付力を発生する構成を示すブロック線図である。
コントローラ20は電動モータ11のモータ回転角θmの検出信号を入力してピストン1の押付力fpの推定値を算出するピストン押付力推定器21と、このピストン押付力fpの推定値を目標指令値に近づけるように制御指令値を演算するピストン押付力制御器22と、この制御指令値に応じて電動モータ11に対する電流指令値を出力する押付力電流変換ゲイン23と、この電流指令値と電動モータ11のモータ回転角θmの検出信号と電動モータ11のモータ電流の検出信号とを入力して電動モータ11の駆動電力をフィードバック制御するモータドライバ24とを備える。
駆動電力は例えば駆動電圧をPWM(Pluse Width Modulation)制御することにより、そのON・OFF時間に応じた平均電流が流れて制御される。
図1はNm個の電動モータ11とNp個のピストン1で構成される電動ブレーキのモデル図を示す。電動モータ11のロータや減速機構10の慣性モーメントや回転ブレーキディスク6の質量からなる等価慣性質量Meの運動方程式は次式で表される。
Figure 0005249691
ただし、
c:等価慣性質量
e:等価粘性抵抗係数
e:ブレーキ構造部のバネ定数
g:減速機構10の減速比
b:ボールスクリュ・ナット機構2のリード
T:電動モータ11のトルク定数
p:ピストン1のストローク
θm:電動モータ11の回転角
a:ピストン1の1個あたりの理論推力
f:ピストン1の1個あたりの摩擦力
m:電動モータ11の1個あたりの電流
τf:減速機構10の1個あたりの摩擦トルク
(1)式の粘性項とバネ項の和がピストン1の総押付力fpであり、この総押付力fpは次式で表される。
Figure 0005249691
以上のように、電動モータ11の回転角θmを検出し、回転数dθm/dtを計算すれば、(5)式からピストン1の総押付力fpを推定できる。
こうしてピストン押付力fpの推定値を目標指令値に近づけるように電動モータ11に対する制御指令値とピストン押付力fpの推定値をフィードバック制御することにより、システムの固有振動数を大きくし、電動ブレーキが発生する制動力の制御応答性を高められる。
ピストン押付力制御器22は、図3において破線で囲まれた要素によって構成される。ピストン押付力制御器22の制御対象31は、図2において押付力電流変換ゲイン23とモータドライバ24と電動モータ11とピストン押付力推定器21とによって構成される。
制御対象31は、伝達関数としてP(s)=Np()/Dp()によって表され、ピストン押付力制御器22から制御指令値uが入力され、その出力に外乱dが加わったものが制御出力yとしてピストン押付力制御器22に出力される。制御出力yは、ピストン押付力推定器21から出力されるピストン押付力fpの推定値である。
外乱dは、例えば図1に示す電動ブレーキの構造部(ハウジング7)の歪みに起因して生じるものや、ボールスクリュ・ナット機構2等の摩擦トルク損失に起因して生じるものである。
ピストン押付力制御器22は、制御指令値uと制御出力yに基づいて外乱dの推定量eを算出し、この外乱dの推定量eに制御ゲインgを乗じて外乱フィードバック量Lを算出する外乱応答補償部41と、制御指令値uと制御出力yと外乱フィードバック量Lとに基づいてフィードバック補正量fを算出するフィードバック補正量算出部42と、目標指令値rとフィードバック補正量fとに基づいて制御指令値uを算出する制御指令算出部43とを備える。
外乱応答補償部41は、制御指令値u伝達関数Np(によるフィルタを通すことにより外乱が作用しない場合の理想状態における中間状態変数hを算出する手段44と、制御出力y伝達関数Dp(によるフィルタを通すことにより外乱を含む中間状態変数iを算出する手段45とを備え、外乱が作用しない場合の理想状態における中間状態変数hと外乱を含む中間状態変数iとの差から外乱推定量eを算出する手段46と、外乱推定量eに予め設定されたテーブルに基づいて出力される制御ゲインgを乗じて外乱フィードバック量Lを算出する手段47とを備える。つまり、制御指令値uと制御出力yの差分に応じて外乱の推定量eを算出している。また、外乱の推定量eを制御ゲインgで乗じた分に応じて外乱フィードバック量Lを設定している。制御ゲインgのテーブルには、例えば制御周波数または時間をパラメータとして制御ゲインgが設定されている。
フィードバック補正量算出部42は、制御指令値uから伝達関数Yc2()−1によって信号jを算出する手段48と、制御出力yから伝達関数Xc2によって信号kを算出する手段49と、これら信号j、kとフィードバック量Lを足し合わせたフィードバック補正量fを算出する手段39とを備える。なお、信号jと信号kの和は、状態オブザーバによって推定された制御対象の状態量(電流、回転速度)に、適度な制御ゲインを乗じた状態フィードバック信号に相当し、電動ブレーキが発生する制動力の制御応答性を高めることを目的としている。
制御指令算出部43は、目標指令値rから伝達関数Nc1()によって指令値vを算出する前置補償器55と、この指令値vからフィードバック補正量fを減じて制御指令値uを算出する手段56とを備える。
こうしてピストン押付力制御器22は、制御出力(ピストン押付力fpの推定値)yの推定値を目標指令値rに近づけるように制御指令値uを演算し、制御出力yに対する制御応答性と外乱dに対する制御応答性とを独立して制御できる2自由度制御システムを構成する。
ところで、外乱応答補償部41にて外乱dの推定量eに応じて制御ゲインgが一義的に設定された場合、外乱dの種類によっては制御応答性が過剰となり、実際のピストン押付力fpが目標指令値rから外れる可能性がある。これは、外乱dとして例えば制動時にピストン押付力fpが大きくなるのに伴って電動ブレーキの構造部(ハウジング7)に歪みが生じると、この外乱dに対応して制御ゲインgが高められることによって実際のピストン押付力fpが目標指令値rから外れて過大になる可能性がある。
これに対処して、ピストン押付力制御器22は、制御指令値uと目標指令値rの比率u/rに応じて制御ゲインgを調節するゲイン調節部50を備える。
ゲイン調節部50は、制御指令値uからローパスフィルタ51を介して取り出された低周波成分と、目標指令値rからローパスフィルタ52を介して取り出された低周波成分との比率u/rを算出する手段53と、算出された比率u/rが大きくなるのに応じて制御ゲインgが小さくなるように変更するゲイン変更手段54とを備える。なお、これに限らず、ローパスフィルタ51、52を無くしてもよい。
このゲイン変更手段54は、外乱推定量eに対する制御ゲインgと制御周波数のテーブルを複数持ち、算出された比率u/rに応じて実際に用いられるテーブルを切換える構成する。
なお、ゲイン変更手段54は、これに限らず、算出された比率u/rに対する補正係数のテーブルを持ち、この補正係数に応じて制御ゲインgを補正しても良い。
また、ゲイン変更手段54は、外乱推定量eに対する制御ゲインgを算出する伝達関数を複数持ち、算出された比率u/rに応じて伝達関数を切換える構成してもよい。
こうしてゲイン調節部50は、制御指令値uに対する目標指令値rの比率u/rが大きくなるのに応じて制御ゲインgを小さくする。これにより、外乱dとして例えば制動時にピストン押付力fpが大きくなるのに伴って電動ブレーキの構造部(ハウジング7)に歪みが生じる場合、この外乱dに対応して制御ゲインgが小さく調節され、実際のピストン押付力fpが目標指令値rから外れて過大になることが抑えられる。
以上のように本実施の形態は、車輪と共に回転する回転ブレーキディスク6と、この回転ブレーキディスク6に向けて変位可能かつ回転不能に支持される非回転ブレーキディスク9と、モータ電流によって回転作動する電動モータ11と、この電動モータ11の回転作動によって非回転ブレーキディスク9に対して押付けられるピストン1と、ピストン押付力fpを目標指令値rに近づけるようにモータ回転角θmから推定した制御出力yとモータ電流の制御指令値uをフィードバック制御するコントローラ20とを備える電動ブレーキであって、コントローラ20は、制御指令値uと制御出力yに応じて算出される外乱dの推定量eと制御ゲインgに応じて外乱フィードバック量Lを設定する外乱応答補償部41を備え、制御ゲインgは制御指令値uに対する目標指令値rの比率u/rに応じて設定される構成とした。
上記構成に基づき、外乱dとして例えば制動時にピストン押付力fpが大きくなるのに伴って電動ブレーキの構造部(ハウジング7)に歪みが生じる場合、この外乱dに対応して制御ゲインgが調節され、実際のピストン押付力fpが目標指令値rから外れて過大になることが抑えられ、ピストン1の押付力fpを的確に制御することができる。
本実施の形態においては、制御指令値uに対する目標指令値rの比率u/rが大きくなるのに応じて制御ゲインgを小さく調整するゲイン調節部50とを備える構成とした。
上記構成に基づき、外乱dとして例えば制動時にピストン押付力fpが大きくなるのに伴って電動ブレーキの構造部(ハウジング7)に歪みが生じる場合、この外乱dに対応して制御ゲインgが小さく調節され、実際のピストン押付力fpが目標指令値rから外れて過大になることが抑えられ、ピストン1の押付力fpを的確に制御することができる。
本実施の形態においては、電動モータ11のモータ回転角θmに応じてピストン押付力fpを推定し、このピストン押付力fpの推定値から制御出力yを求める構成とした。
上記構成に基づき、ピストン1の押付力fpを測定するロードセンサを設ける必要がなく、製品のコストアップを回避できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の電動ブレーキは、航空機用の車輪を制動するものに限らず、他の車両等に設けられるものにも利用できる。
本発明の実施の形態を示す電動ブレーキの構成図。 同じくコントローラのブロック線図。 同じくピストン押付力制御器のブロック線図。 従来の制御によるピストン押付力指令値と実際のピストン押付力が変化する様子を示す線図。
符号の説明
1 ピストン
6 回転ブレーキディスク
7 ハウジング
9 非回転ブレーキディスク
10 減速機構
11 電動モータ
15 ボールスクリュ
21 ピストン押付力推定器
22 ピストン押付力制御器
23 押付力電流変換ゲイン
24 モータドライバ
31 制御対象
41 外乱応答補償部
42 フィードバック補正量算出部
43 制御指令算出部
50 ゲイン調節部
54 ゲイン変更手段

Claims (3)

  1. 車輪と共に回転する回転ブレーキディスクと、
    この回転ブレーキディスクに向けて変位可能かつ回転不能に支持される非回転ブレーキディスクと、
    モータ電流によって回転作動する電動モータと、
    この電動モータの回転作動によって前記非回転ブレーキディスクに対して押付けられるピストンと、
    ピストン押付力を目標指令値に近づけるようにモータ回転角から推定した制御出力とモータ電流の制御指令値をフィードバック制御するコントローラとを備える電動ブレーキであって、
    前記コントローラは、
    前記制御指令値と前記制御出力の差分に応じて外乱の推定量を算出し、前記外乱の推定量を制御ゲインで乗じた分に応じて外乱フィードバック量を設定する外乱応答補償部を備え、
    前記制御ゲインは前記制御指令値に対する前記目標指令値の比率に応じて設定されるとともに、前記外乱フィードバック量に応じて前記制御指令値をフィードバック制御することを特徴とする電動ブレーキ。
  2. 前記制御指令値に対する前記目標指令値の比率が大きくなるのに応じて前記制御ゲインを小さく調整するゲイン調節部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電動ブレーキ。
  3. 前記コントローラは、
    前記電動モータのモータ回転角に応じてピストン押付力を推定し、
    このピストン押付力の推定値から前記制御出力を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の電動ブレーキ。
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