JP5242467B2 - 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路 - Google Patents

不揮発性メモリおよび再構成可能な回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5242467B2
JP5242467B2 JP2009068124A JP2009068124A JP5242467B2 JP 5242467 B2 JP5242467 B2 JP 5242467B2 JP 2009068124 A JP2009068124 A JP 2009068124A JP 2009068124 A JP2009068124 A JP 2009068124A JP 5242467 B2 JP5242467 B2 JP 5242467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
circuit
reram
wiring
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009068124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010225194A (ja
Inventor
上 一 隆 池
下 敦 寛 木
島 大 輔 萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009068124A priority Critical patent/JP5242467B2/ja
Priority to PCT/JP2010/052635 priority patent/WO2010106876A1/ja
Publication of JP2010225194A publication Critical patent/JP2010225194A/ja
Priority to US13/213,871 priority patent/US8531866B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5242467B2 publication Critical patent/JP5242467B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/177Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components arranged in matrix form
    • H03K19/17748Structural details of configuration resources
    • H03K19/1776Structural details of configuration resources for memories
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B63/00Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices
    • H10B63/20Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices comprising selection components having two electrodes, e.g. diodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B63/00Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices
    • H10B63/30Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices comprising selection components having three or more electrodes, e.g. transistors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2213/00Indexing scheme relating to G11C13/00 for features not covered by this group
    • G11C2213/70Resistive array aspects
    • G11C2213/72Array wherein the access device being a diode
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2213/00Indexing scheme relating to G11C13/00 for features not covered by this group
    • G11C2213/70Resistive array aspects
    • G11C2213/77Array wherein the memory element being directly connected to the bit lines and word lines without any access device being used
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2213/00Indexing scheme relating to G11C13/00 for features not covered by this group
    • G11C2213/70Resistive array aspects
    • G11C2213/79Array wherein the access device being a transistor
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N70/00Solid-state devices having no potential barriers, and specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching
    • H10N70/801Constructional details of multistable switching devices
    • H10N70/881Switching materials
    • H10N70/883Oxides or nitrides
    • H10N70/8833Binary metal oxides, e.g. TaOx

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明の技術分野は不揮発性メモリおよび再構成可能な回路に関する。
これまでLSI業界は、スケーリングと共に成長してきた。トランジスタのサイズをスケーリング(縮小)することによって、トランジスタの性能を向上し、単位面積当たりのトランジスタ数を増加させることができる。LSI業界は、このような性能向上を生かすことで、新規市場を創出しながら発展してきた。しかし近年、コストの増大と製品寿命の短縮化により、多くの製品分野において、スケーリングの進展と共に採算を取ることが難しくなっている。
そのような環境の中、FPGA(Field Programmable Gate Array)が注目を集めてきている(例えば、非特許文献1参照)。FPGAは再構成可能な論理回路である。そのため、開発期間の短縮化、回路の修正の容易化、初期開発投資が不要といったメリットがある。FPGAは、プログラム可能であるためにASIC(Application Specific Integrated Circuits)に比べて、性能に対するコストが高いという問題がある。しかし、スケーリングと共にFPGAの性能が向上するため、今後様々な分野でASICに置き換わっていくと期待されている。
V. Betz, J. Rose and A. Marquardt, "Architecture and CAD for Deep-Submicron FPGAs" (Kluwer Academic Publishers), Feb. 1999.
従来のFPGAにおいては、回路情報をSRAMに記録することによって、プログラマビリティを実現している。FPGAにおいては、論理演算を行う回路も配線回路も再構成可能にする必要がある。そのため、FPGAのチップ面積においてSRAMが占める割合が大きかった。また、SRAMは揮発性メモリであるため、電源をオフすると回路情報が消えてしまうとう問題点もあった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、面積を可及的に小さくすることが可能な不揮発性メモリおよび再構成可能な回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様による不揮発性メモリは、駆動電圧が印加される第1の端子に一端が接続され第2の端子に他端が接続される抵抗変化型メモリと、前記第2の端子にカソードが接続され、接地電位が印加される第3の端子にアノードが接続されるダイオードと、を備えているメモリセルを少なくとも1個有し、前記抵抗変化型メモリの抵抗状態に応じた前記メモリセルの出力が前記第2の端子から出力されることを特徴とする。
本発明によれば、面積を可及的に小さくすることが可能な不揮発性メモリおよび再構成可能な回路を提供することができる。
FPGAの一具体例を示すブロック図。 メインタイルの一具体例を示すブロック図。 ロジックブロックの一具体例を示す回路図。 BLEの一具体例を示す回路図。 ルックアップテーブルの一具体例を示す回路図。 3入力1出力のルックアップテーブルの動作を示す図。 コネクションブロックを示す回路図。 スイッチブロックの一具体例を示す回路図。 スイッチブロックのスイッチ回路の具体例を示す回路図。 第1実施形態に係るメモリセルを示す回路図。 第1実施形態に係るメモリセルの特性を示す図。 第1実施形態に係るメモリセルを用いた回路要素の第1具体例を示す回路図。 第1実施形態に係るメモリセルを用いた回路要素の第1具体例を示す回路図。 ユニポーラ型のReRAMの特性を示す図。 バイポーラ型のReRAMの特性を示す図。 第1実施形態に係るメモリセルの動作を説明する図。 第1実施形態の第1実施例のメモリセルの断面図。 第1実施形態の第2実施例のメモリセルの断面図。 第1実施形態の第3実施例のメモリセルを示す図。 第1実施形態の第4実施例のメモリセルを示す図。 第1実施形態の第5実施例のメモリセルを示す図。 第1実施形態の第6実施例のメモリセルを示す図。 第1実施形態の第7実施例のメモリセルを示す図。 第1実施形態の第8実施例のメモリセルを示す図。 第1実施形態に係るメモリセルを、FPGA用のメモリとして用いた場合の回路図。 図25に示す回路の動作を説明する図。 図25に示す回路の動作を説明する図。 動作/プログラム切り替え回路の一具体例を示す回路図。 行デコーダの一具体例を示す回路図。 列デコーダの一具体例を示す回路図。 行ドライバの一具体例を示す回路図。 列ドライバの一具体例を示す回路図。 第2実施形態の不揮発性メモリを示す回路図。 第2実施形態に係るメモリセルを用いた回路要素の具体例を示す回路図。 第2実施形態に係るメモリセルのプログラム方法を説明する図。 第2実施形態の第1実施例のメモリセルの断面図。 第2実施形態の第2実施例のメモリセルの断面図。 第2実施形態の第3実施例のメモリセルの断面図。 第2実施形態に係るメモリセルを、FPGA用のメモリとして用いた場合の回路図。 第2実施形態に係るメモリセルを、ダイナミックリコンフィギャブル回路して用いた場合の回路図。 図40に示す回路の動作を説明する図。 第3実施形態の不揮発性メモリを示す回路図。 第3実施形態の不揮発性メモリの動作を説明する図。 第3実施形態に係るメモリセルを用いた回路要素の具体例を示す回路図。 第3実施形態に係るメモリセルのプログラム方法を説明する図。 第3実施形態の一実施例のメモリセルの断面図。 第3実施形態に係るメモリセルを、FPGA用のメモリとして用いた場合の回路図。 第3実施形態に係るメモリセルを、ダイナミックリコンフィギャブル回路して用いた場合の回路図。 図48に示す回路の動作を説明する図。
まず、本発明の実施形態を説明する前に、FPGAの概要について説明する。
図1は、FPGAの一具体例を示すブロック図である。このFPGAは、メインタイル、入出力ブロック、周辺回路から構成されている。メインタイルは、論理演算を行う回路ブロックである。入出力ブロックは、チップ内外と情報の伝達を行うブロックである。また、周辺回路は、チップに電源を供給するための回路、SRAMに回路情報を書き込むための回路、クロック生成回路等から構成されている。
図2は、メインタイルの一具体例を示すブロック図である。メインタイルはロジックブロック、コネクションブロック、スイッチブロックから構成されている。それぞれのブロックは、配線で接続されている。ロジックブロックは、論理演算を行うブロックである。コネクションブロックはロジックブロックと配線を接続するブロックである。スイッチブロックは、直交する配線同士の接続、切断を制御するブロックである。以下それぞれのブロックについて、その中身を解説していく。
図3は、ロジックブロックの一具体例を示した回路図である。ロジックブロックは、基本ロジック素子(BLE)とマルチプレクサから構成されている。また、入力、出力はそれぞれI個、N個ある。BLEとは、FPGAにおいて論理演算を行う最小単位である。ロジックブロックの入力と出力信号はそれぞれマルチプレクサに入力されている。マルチプレクサはその中から一つを選択し、BLEの入力へと出力する。マルチプレクサに入力された信号のうち、どれを出力するかは、マルチプレクサの選択信号に接続されたSRAMに保存された値によって決定される。
図4は、BLEの一具体例を示す回路図である。BLEはルックアップテーブル(LUT)と、フリップフロップ(D−FF)と、マルチプレクサ(MPX)から構成される。ルックアップテーブル回路の一具体例を図5に示す。図5に示すルックアップテーブルは3入力1出力である。一般的に、入出力の数は任意であり、回路全体の面積、遅延、および消費電力を考慮しながら決める。ルックアップテーブルは、パストランジスタをツリー状に並べた構成のマルチプレクサ(MPX)と、ツリーの端に接続されたSRAMから構成されている。マルチプレクサの入力に与えた値によって、一つのSRAMの出力がマルチプレクサから出力される。一例として、図6に3入力1出力のルックアップテーブルの動作を示す図を示す。ここでは、3入力1出力のANDの動作をさせるとする。この場合、SRAMには、図に示したような値を書き込む。すると、入力に1、1、1を与えたときのみ、マルチプレクサからは1が出力される。それ以外の入力では、0が出力される。この動作は、まさに3入力1出力のAND動作となっている。SRAMに書き込む値を適切に設定することで、任意の論理動作を実現できる。
次に、コネクションブロックについて、図7(a)、7(b)を参照して説明する。コネクションブロックは、配線の信号をロジックブロックに入力する回路と、ロジックブロックの出力信号を配線に出力する回路と、を備えている。図7(a)に示す破線で囲った回路は、配線の信号をロジックブロックに入力するための回路である。配線の信号を、バッファをしてロジックブロックに入力する。図中では全ての配線の信号がロジックブロックに入力されているが、必ずしも全てである必要は無い。図7(b)に示す破線で囲った回路は、ロジックブロックの出力を配線に出力する回路である。SRAMに書き込む値によって、パストランジスタのON、OFFを制御する。パストランジスタのON、OFFを切り替えることで、ロジックブロックの出力をどの配線と繋ぐかを制御する。なお、図7(b)では全ての配線にロジックブロックの出力を配線に出力する回路が接続されているが、必ずしも全てである必要は無い。
図8に、スイッチブロックの一具体例を示す。スイッチブロックは、直交する配線の接続を制御するスイッチ回路から構成されている。スイッチ回路は、一般的にパストランジスタのみで構成される場合と、バッファを含む場合がある。前者の例が図9(a)に、後者の例を図9(b)に示す。スイッチ回路において、配線の接続は、パストランジスタ、マルチプレクサ、スリーステートバッファに接続されたSRAMに与える値によって制御する。
以上の説明から分かるように、FPGAにおいてSRAMが占める割合が非常に大きい。また、SRAMは揮発性なので、回路情報を別の不揮発メモリチップに保持しておく必要がある。このため、SRAMを新材料等からなる不揮発メモリで置き換えることができれば、面積を削減できる可能性が大きいと考えられる。また、FPGAのSRAMは回路コンフィギュレーション時のみに書き込み動作が行われる。一般的に回路コンフィギュレーション時は、回路動作時に比べて遅延の要求が厳しくない。そのため、抵抗変化型メモリ(以下、ReRAMと記載する)などの、書き込み速度がSRAMに比べて遅いメモリを使うことに対する問題が少ない。上記考察のもと、ReRAMを使った新しい不揮発性メモリセルを本発明者達は開発し、これを以下の実施形態で説明する。
本発明の実施形態を以下に図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による不揮発性メモリを図10(a)、10(b)、10(c)を参照して説明する。本実施形態の不揮発性メモリは、少なくとも1個の不揮発性メモリセル(以下、単にメモりセルともいう)を有し、その構成を図10(a)に示す。このメモリセル1は、直列接続された、抵抗変化型メモリ(ReRAM(Resistive Random Access Memory))4と、ダイオード6とを備えている(図10(a))。ReRAM4の一端が電源VDDに接続され、他端がダイオード6のカソードに接続され、ダイオード6のアノードが接地されている。ReRAM4とダイオード6の接続ノードが出力端子5となり、この出力端子5からメモリセル1の出力Voutが出力される。したがって、出力端子5から見てダイオード6は逆バイアス接続状態になっている。
ReRAM4を低抵抗状態Rlにプログラムした場合は出力端子5からVout=VHが出力され(図10(b))、ReRAM4を高抵抗状態Rhにプログラムした場合は出力端子5からVout=VLが出力される(図10(c))。ダイオード6の逆バイアス抵抗値をRdとした場合に、Rh>>Rd>>Rlを満たすように、すなわち、Rdを高抵抗状態の抵抗値Rhに比べてかなり小さく、低抵抗状態の抵抗値RlをRdに比べてかなり小さくなるように、ReRAM4の素子設計を行うことで、VH≒VDDかつVL≒0Vとすることができる。以上説明したように、本実施形態に係るメモリセルは出力電圧VoutをVHとVLの間でプログラムすることが可能である。このため、従来のFPGAの回路情報が記憶されるSRAMを本実施形態に係るメモリセルで置き換えることができる。
図11に、図10(a)、10(b)、10(c)に示したメモリセル1における、ReRAM4の抵抗値と、不揮発性メモリ1の出力電圧Voutとの関係を示す。ただし、電源電圧VDD=1.2Vとした。図11からわかるように、図10(a)、10(b)、10(c)に示すメモリセル1において、VH≒VDDかつVL≒0Vを実現することができる。また、図11から分かるように、VH≒VDDかつVL≒0Vとする場合、RhとRlの比(=Rh/Rl)は大きいほうが望ましい。具体的には、1.0×10以上であることが望ましい。
図12に、本実施形態に係るメモリセルを用いた回路要素の第1具体例を示す。この具体例の回路要素は、図10(a)に示すメモリセル1の出力端子5にパストランジスタ12のゲートを接続した構成となっている。この具体例の回路要素は、例えば、従来のFPGAにおける回路要素、例えば、パストランジスタのゲートに、回路情報が記憶されるSRAMが接続された回路やスリーステートバッファ回路などに置き換えることができる。
また図13に、本実施形態に係るメモリセル1を用いた回路要素の第2具体例を示す。この具体例の回路要素は、図10(a)に示す不揮発性メモリ1と、パストランジスタ12との間にインバータ10を設けた構成となっている。ReRAM4のプログラム電圧条件によっては、メモリセル1の出力を十分高くすることができず、パストランジスタ12の伝導度が小さくなってしまう可能性がある。その場合、インバータ10を間に挟むことによって、パストランジスタ12のゲートに十分高い電圧を供給することができる。
次に、本実施形態に係る不揮発性メモリセル1のプログラム方法について述べる。一般にReRAMは、電気的特性の観点から、ユニポーラ型とバイポーラ型とに分類できる。ユニポーラ型は、ReRAMの抵抗状態を変化させるときの電圧印加方向が、高抵抗状態から低抵抗状態に変化させる場合でも、低抵抗状態から高抵抗状態に変化させる場合でも、同じ向きとなるメモリである。典型的な電気特性を図14に示す。図14は、ReRAM間に電圧Vapplを印加した場合のReRAM間に流れる電流を示す特性図である。図14に示すように、ReRAMが低抵抗状態にあるときに、電圧Vapplを0Vから増加していくと、電流も比例して増加する。しかし、あるセット電圧Vspで高抵抗状態となり、電流が流れなくなる。その後、電圧Vapplを増加しても、高抵抗状態は維持され、電流は流れない。しかし、電圧Vapplがあるリセット電圧Vrp(>Vsp)に到達すると、ReRAMは低抵抗状態に変化する。このユニポーラ型においては、図14に示すように、負電圧を印加した場合も上述と同様特性を有している。すなわち、負のセット電圧−Vsnで低抵抗状態から高抵抗状態となり、負のリセット電圧−Vrn(<−Vsn)で高抵抗状態から低抵抗状態となる。
一方、バイポーラ型は、低抵抗状態から高抵抗状態に変化させる場合と、高抵抗状態から低抵抗状態へ変化させる場合の、電圧印加方向が異なるメモリである。典型的な電気特性を図15に示す。図15は、ReRAM間に電圧Vapplを印加した場合のReRAM間に流れる電流を示す特性図である。図15に示すように、ReRAMが低抵抗状態にあるときに、電圧Vapplを0Vから増加していくと、電流も比例して増加する。しかし、あるセット電圧Vspで高抵抗状態となり、電流が流れなくなる。この状態は、電圧Vapplを増加しても、高抵抗状態は維持され、電流は流れない。その後、電圧Vapplを減少させて負のリセット電圧−Vrに到達すると、ReRAMが高抵抗状態から低抵抗状態となる。その後、更に電圧Vapplを変化させると、この電圧Vapplに応じた電流がReRAMを流れる。この状態は、負の電圧を印加しても変わらないが、正の電圧がセット電圧Vsを超えない限り変わらない。
バイポーラ型として、Pt/TiO/TiN/Ptという構造のReRAMが知られている。また、ユニポーラ型のReRAMとして、Al/TiO/Ruという構造のReRAMが知られている。図10(a)に示す本実施形態に係るメモリセルにおいては、図16(a)に示すように、ReRAM4の一端にVp0を印加し、ダイオード6のアノードに電圧Vp1を加えてプログラムする。本実施形態に用いるReRAMはユニポーラ型を用いることが望ましい。これは、ダイオードが存在するために、Vp0<Vp1でなければReRAM4に電圧が印加されないからである。メモリセル1の出力VoutをVHにする場合、ReRAM4を低抵抗状態にするため、プログラム電圧Vp0、Vp1の関係は、Vp1−Vp0≧Vrpを満たすようにする。また、メモリセル1の出力VoutをVLにする場合は、ReRAM4を高抵抗状態にするため、Vrp>Vp1−Vp0>Vspとする。以上の結果を図16(b)に示す。
(第1実施例)
次に、メモリセル1の第1実施例を製造する場合の断面図を図17に示す。この第1実施例のメモリセル1は、シリコン基板上のPウェル6aと、このPウェル6a中につくられたN型ドープ層6bを用いて逆バイアスのダイオード6を構成している。このダイオード6上に出力端子5となる配線層が設けられ、この配線層5上にReRAM4が設けられている。このReRAM4は、例えばPtからなる電極4a、4cと、これらの電極4a、4c間に設けられた例えば、TiO/TiNの積層構造の抵抗変化層4bと、を有している。ReRAM4上には電源電圧VDDが印加される配線2が設けられている。この第1実施例のメモリセル1は、配線層中に形成される。この第1実施例のメモリセル1は、トランジスタ一個分以下の面積で構成することができる。SRAMは一般的にトランジスタ6個から構成されるので、従来のFPGA中の、回路情報を記憶するSRAMを本実施例のメモリセル1に置き換えることで、FPGAの面積を削減することができる。
(第2実施例)
また、メモリセル1の第2実施例を製造した場合の断面図を図18に示す。この第2実施例のメモリセル1は、シリコン基板上に設けられた層間絶縁膜内形成される。メモリセル1は、接地電源が印加される配線層3と、この配線層3上に、P型半導体層6aおよびN型半導体層6bがこの順序で積層されたダイオード6と、ダイオード6上に設けられ、出力端子となる配線層5と、配線層5上に、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cがこの順序で積層されたReRAM4と、ReRAM4上に設けられ電源電圧VDDが印加される配線層2と、を備えている。この第2実施例も第1実施例と同様に、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
(第3実施例)
図19(a)にダイオード6として、ダイオード接続されたnMOSFETを用いた場合のメモリセル1の第3実施例を示し、図19(b)に第3実施例のメモリセル1を製造した場合の断面図を示す。ダイオード接続されたnMOSFETにおけるダイオード特性は、トランジスタのチャネル長やチャネル幅によって変化させることができる。そのため、ReRAMの特性に合わせた設計が容易になるというメリットがある。図19(b)に示すように、この第3実施例においては、ダイオード6は、P型半導体基板に離間して設けられたN型のソース領域6およびドレイン領域6と、ソース領域6とドレイン領域6との間のチャネルとなる半導体領域6上に形成されたゲート絶縁膜6と、ゲート絶縁膜6上に形成されたゲート電極6と、ゲート電極6の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁6と、を備えている。ゲート電極6およびソース領域6は、接地電源に接続される配線3に、プラグ6および6を介してそれぞれ接続される。ドレイン領域6は、出力端子となる配線5にプラグ6を介して接続される。配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。この第3実施例においても、トランジスタ一個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
(第4実施例)
次に、図20(a)にダイオード6として、ダイオード接続されたpMOSFETを用いた第4実施例を示し、図20(b)に第4実施例のメモリセル1を製造した場合の断面図を示す。ダイオード接続されたpMOSFETにおけるダイオード特性は、トランジスタのチャネル長やチャネル幅によって変化させることができる。そのため、ReRAMの特性に合わせた設計が容易になるというメリットがある。図20(b)に示すように、この第4実施例においては、ダイオード6は、N型半導体基板に離間して設けられたP型のソース領域6およびドレイン領域6と、ソース領域6とドレイン領域6との間のチャネルとなる半導体領域6上に形成されたゲート絶縁膜6と、ゲート絶縁膜6上に形成されたゲート電極6と、ゲート電極6の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁6と、を備えている。ゲート電極6およびソース領域6は、出力端子となる配線5に、プラグ6および6を介してそれぞれ接続される。ドレイン領域6は、接地電源に接続される配線3にプラグ6を介して接続される。配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。
この第4実施例においても、トランジスタ一個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
(第5実施例)
次に、メモリセル1の第5実施例の回路図を図21(a)に示し、製造した場合の断面図を図21(b)に示す。この第5実施例のメモリセル1は、ダイオード6の代わりに、ゲートに外部からの制御電圧Vaが印加されるnMOSFET7を用いた構成となっている。この制御電圧Vaの値によって、nMOSFETの伝導度を調整することが可能となり、ReRAM4やnMOSFET7の設計をさらに容易化することができる。この第5実施例のnMOSFET7は、図21(b)に示すように、P型半導体基板に離間して設けられたN型のソース領域7およびドレイン領域7と、ソース領域7とドレイン領域7との間のチャネルとなる半導体領域7上に形成されたゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7上に形成されたゲート電極7と、ゲート電極7の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁7と、を備えている。ゲート電極7は、制御電圧Vaが印加される配線7に接続される。ソース領域7は、接地電源に接続される配線3に、プラグ7を介して接続される。ドレイン領域7は、出力端子となる配線5にプラグ7を介して接続される。配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。
この第5実施例においても、トランジスタ一個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
(第6実施例)
次に、メモリセル1の第6実施例の回路図を図22(a)に示し、製造した場合の断面図を図22(b)に示す。この第6実施例のメモリセル1は、ダイオード6の代わりに、ゲートに外部からの制御電圧Vaが印加されるpMOSFET7を用いた構成となっている。この制御電圧Vaの値によって、pMOSFETの伝導度を調整することが可能となり、ReRAM4やMOSFET7の設計をさらに容易化することができる。この第6実施例のpMOSFET7は、図22(b)に示すように、N型半導体基板に離間して設けられたP型のソース領域7およびドレイン領域7と、ソース領域7とドレイン領域7との間のチャネルとなる半導体領域7上に形成されたゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7上に形成されたゲート電極7と、ゲート電極7の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁7と、を備えている。ゲート電極6は、制御電圧Vaが印加される配線7に接続される。ソース領域7は、出力端子となる配線5に、プラグ7を介して接続される。ドレイン領域7は、接地電源に接続される配線3にプラグ7を介して接続される。配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。
この第6実施例においても、トランジスタ一個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
(第7実施例)
次に、第7実施例のメモリセル1の回路図を図23(a)に示し、製造した場合の断面図を図23(b)に示す。この第7実施例のメモリセル1は、図19(a)、19(b)に示す第3実施例のメモリセル1において、nMOSFET6の基板電圧として、外部からの制御電圧Vbを与えている。この制御電圧Vbによって、nMOSFETの伝導度を調整することができる。このような構成にすることによって、ReRAM4やnMOSFET6の設計をさらに容易化することができる。この第7実施例においては、制御電圧Vbが印加されるための基板コンタクト610が基板に設けられ、この基板コンタクト610はプラグ611を介して、制御電圧Vbが印加される配線612に接続される。
この実施例のメモリセル1も第3実施例と同様に、トランジスタ面積一個分で不揮発性メモリを構成することができので、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
(第8実施例)
次に、第8実施例のメモリセル1の回路図を図24(a)に示し、製造した場合の断面図を図24(b)に示す。この第7実施例のメモリセル1は、図20(a)、20(b)に示す第4実施例のメモリセル1において、pMOSFET6の基板電圧として、外部からの制御電圧Vbを与えている。この制御電圧Vbによって、pMOSFETの伝導度を調整することができる。このような構成にすることによって、ReRAM4やpMOSFET6の設計をさらに容易化することができる。この第8実施例においては、制御電圧Vbが印加されるための基板コンタクト610が基板に設けられ、この基板コンタクト610はプラグ611を介して、制御電圧Vbが印加される配線612に接続される。
この実施例のメモリセル1も第3実施例と同様に、トランジスタ面積一個分で不揮発性メモリを構成することができので、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いるとFPGAの面積を削減することができる。
次に、本実施形態のメモリセル1を、FPGAの回路情報を記憶するメモリとして使う場合の回路構成を図25に示す。FPGAのメモリの動作は、プログラムと回路動作状態に分けることができる。プログラムとは、FPGAの回路情報をメモリに書き込む状態のことである。また、回路動作状態とはメモリに書き込まれた値にしたがって、FPGAが動作する状態のことである。本実施形態においては、プログラム状態と動作状態を切り替えるために、動作/プログラム切り替え回路31、行デコーダ32、行ドライバ33、列デコーダ34、列ドライバ35、クロスポイント型メモリアレー36を有している。このクロスポイント型メモリアレー36は、マトリクス状に配列された複数の不揮発性メモリセル1を有し、各メモリセル1の一端は行アドレス線37に接続され、他端は列アドレス線38に接続されている。
まずプログラム方法を説明する。図26に示すように、プログラム状態では、動作/プログラム切り替え回路31が行デコーダ32と列デコーダ34を動かす。行デコーダ32は行ドライバ33を介して一つの行アドレス線37を選択し、列デコーダ34は列ドライバ35を介して一つの列アドレス線38を選択する。行ドライバ33、列ドライバ35は、行アドレス線37、列アドレス線38にそれぞれプログラム用の電圧を出力する。この制御によって、メモリセル1の一つに選択的にプログラム用の電圧が与えられ、そのメモリセル1がプログラムされる。これをそれぞれのメモリセル1に対して一つずつ繰り返していくことにより、クロスポイント型メモリアレー中のメモリセル1全体をプログラムすることができる。なお、リセットとして、全てのメモリセルを同じ値に書き込む場合、行ドライバ33と列ドライバ35が、全ての行アドレス線と列アドレス線にプログラム用の電圧を出力することで、全てのメモリセルを一括でリセットすることができる。
次に、回路動作状態について説明する。図27に示すように、回路動作状態においては、動作/プログラム切り替え回路31は、行ドライバ33と列ドライバ35とがそれぞれVDDとVSSを、全ての行アドレス線37および全ての列アドレス線38に対して出力するように制御する。このような制御により、各メモリセル1はそれぞれのプログラム状態に応じてVH、VLを出力する。
次に、動作/プログラム切り替え回路31、行デコーダ32、列デコーダ34、行ドライバ33、列ドライバ35について、それぞれの一具体例を説明する。
動作/プログラム切り替え回路31の一具体例を図28に示す。動作/プログラム切り替え回路31は、回路31が動作状態のときは、制御回路31aが制御信号Operateに「H」レベルを出力し、回路31がプログラム状態のときは、制御回路31aが、AND回路31bを介して制御信号Progに「H」レベルを出力する。制御信号Operateと制御信号Progが同時に「H」レベルにならないようにAND回路31bを用いている。
図29は行デコーダ32の一具体例を示す回路図である。行デコーダ32は行アドレスを格納するためのラッチ回路32a〜32aと、ラッチ回路32a〜32aで指定されたアドレスProg_c_m(m=1、2、・・・、n)のみに「H」レベルを出力するデコード回路32aとを備えている。
図30は列デコーダ34の一具体例を示す回路図である。列デコーダ34は、列アドレスを格納するためのラッチ回路34a〜34aと、ラッチ回路34a〜34aで指定されたアドレスProg_l_m(m=1、2、・・・、n)のみに「H」レベルを出力するデコード回路34bとを備えている。
図31は行ドライバ33の一具体例を示す回路図である。行ドライバ33は、行ドライバ制御回路33aと、行ドライバ出力バッファ33bとを備えている。行ドライバ33の出力は、出力信号OUT_c_mである。ここで、mは、n_cをメモリセルアレイ36の行の総数とすると、m=1, 2,・・・n_cである。行ドライバ制御回路33aには、回路31が動作状態の時は制御信号Operateに「H」レベル、制御信号Progに「L」レベルが入力される。そのため、行ドライバ制御回路33aの出力は接地電位(VSS)であり、出力信号OUT_c_mも接地電位になる。一方、プログラム状態においては、制御信号Operateには「L」レベル、制御信号Progには「H」レベルが入力される。さらに、メモリセルアレイ36における第m行のメモリセル1にプログラムするときに、信号Prog_c_mに「H」レベルが入力される。このとき、行ドライバ制御回路33aの出力は信号Vprog_H1となる。このとき、行ドライバ出力バッファ33bの電源電圧は、メモリセル1に書き込む値によって、Vprog_H2かVprog_H1のどちらかに選択されている。そのため、出力信号OUT_c_mには、メモリセル1に書き込む値によって、信号Vprog_H2か信号Vprog_H1のどちらか一方が出力される。
図32は列ドライバ35の一具体例を示す回路図である。列ドライバ35は、列ドライバ制御回路35a、列ドライバ出力バッファ35b、トランスファーゲート35c、およびヴェリファイ回路35dと、を備えている。列ドライバ35の出力は、出力信号OUT_l_m信号である。列ドライバ制御回路35aには、回路31が動作状態のとき、制御信号Operateに「H」レベルを、制御信号Progに「L」レベルが入力される。そのため、列ドライバ制御回路35aの出力は電源電圧(VDD)となる。また、回路31が動作状態、プログラム状態のとき、Veri信号は「L」レベルとする。このため、出力信号OUT_l_mも電源電位である。一方、回路31がプログラム状態のときは、制御信号Operateに「L」レベルを、制御信号Progに「H」レベルが入力される。さらに、メモリセルアレイ36のm列目のメモリセル1に書き込む時に、行デコーダ32から制御信号Prog_l_m信号に「H」レベルが入力される。そのため、出力信号OUT_l_mからプログラム用の電圧Vprog_Lが出力される。また、メモリセル1に書き込まれた値をチェックする場合、信号Veriを「H」レベルにする。すると、ヴェリファイ回路35dのセンスアンプ35dにおいて、リファレンス信号Vrefと、トランスファーゲート35dを介して入力される出力信号OUT_l_mとの電位比較が行われ、その結果が、センスアンプ35dからヴェリファイ信号Veri_Valueとして出力される。メモリセル1に書き込まれた値によって、出力信号OUT_l_mの電位が異なるため、メモリセル1に記憶された値がわかる。
以上説明したように、本実施形態によれば、面積を可及的に小さくすることが可能な不揮発性メモリを得ることができる。また、本実施形態の不揮発性メモリを、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いれば、FPGAの面積を可及的に小さくすることが可能な再構成可能な論理回路を得ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による不揮発性メモリを、図33を参照して説明する。本実施形態の不揮発性メモリは、少なくとも1個の不揮発性メモリセル1を有し、このメモリセル1は、図10(a)に示す第1実施形態のメモリセルにプログラム用トランジスタ50を設けた構成となっている。このトランジスタ50は、一端がビット線BLに接続され、他端がReRAM4とダイオード6との共通接続ノード、すなわち出力端子5に接続され、ゲートがワード線WLに接続される。この第2実施形態のメモリセル1も図10(b)、10(c)で説明した第1実施形態のメモリセルと同様の動作をさせることにより、出力電圧VoutをVH、VLとすることができ、FPGAの回路情報を記憶するSRAMの代わりとして使用することができる。
また、本実施形態に係るメモリセル1を用いた回路要素の第1具体例を図34(a)に示し、第2具体例を図34(b)に示す。図34(a)に示す第1具体例の回路要素は、第2実施形態に係るメモリセル1の出力端子5にゲートが接続されるパストランジスタ12を設けた構成となっている。この具体例の回路要素は、例えば、従来のFPGAにおける回路要素、例えば、パストランジスタのゲートにSRAMが接続された回路やスリーステートバッファ回路などに置き換えることができる。
また、図34(b)に示す第2具体例の回路要素は、第1具体例の回路要素において、メモリセル1と、パストランジスタ12との間にインバータ10を設けた構成となっている。インバータ10を設けることによって、ReRAM4のプログラム電圧条件によっては、メモリセル1の出力が十分高くない場合においても、パストランジスタ12のゲートに十分高い電圧を供給することができる。
次に、第2実施形態に係るメモリセル1をプログラムする方法について説明する。
図35(a)は、図33に示すメモリセル1にプログラム用電圧Vprogを与えた図である。図33に示すメモリセル1は、ReRAM4としてユニポーラ型、バイポーラ型それぞれで使うことができる。
まず、ユニポーラ型のReRAM4を使った場合について説明する。出力電圧VoutをVHとする場合、すなわちReRAM4を低抵抗状態にする場合、VDD−Vprog≧Vrp、またはVDD−Vprog≦−Vrnとする(図35(b))。ここで、Vrp、−Vrnはそれぞれ、図14で説明した正のリセット電圧、負のリセット電圧である。また、出力電圧VoutをVLとする場合、すなわちReRAM4を高抵抗状態にする場合、Vrp>VDD−Vprog>Vspまたは、−Vsn>VDD−Vprog>−Vrnとする(図36(b))。ここで、Vsp、−Vsnはそれぞれ、図14で説明した正のセット電圧、負のセット電圧である。
次に、バイポーラ型のReRAM4を使った場合について述べる。この場合、図35(b)に示すように、出力電圧VoutをVHとする場合、すなわちReRAM4を低抵抗状態にする場合、VDD−Vprog>Vsとする。また、出力電圧VoutをVLとする場合、すなわちReRAM4を高抵抗状態にする場合、VDD−Vprog<−Vrとする。ここで、Vs、Vrはそれぞれ、図15で説明したセット電圧、リセット電圧である。
(第1実施例)
次に、メモリセル1の第1実施例を製造した場合の断面図を図36に示す。この第1実施例のメモリセル1におけるプログラム用トランジスタ50は、P型半導体基板に離間して設けられたN型のソース領域50およびドレイン領域50と、ソース領域50とドレイン領域50との間のチャネルとなる半導体領域50上に形成されたゲート絶縁膜50と、ゲート絶縁膜50上に形成されたゲート電極50と、ゲート電極50の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁50と、を備えている。ゲート電極50はワード線WLに接続され、ソース領域50はプラグ50を介してビット線BLに接続される。ドレイン50はプラグ50を介して出力端子5となる配線5に接続される。配線5の下方に接地電源に接続される配線3が設けられ、この配線3と配線5との間に、P型半導体層6aおよびN型半導体層6bがこの順序で積層されたダイオード6が設けられている。配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。
この第1実施例においては、トランジスタ一個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、この不揮発性メモリを、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いると、FPGAの面積を削減することができる。
(第2実施例)
次に、メモリセル1の第2実施例を製造した場合の断面図を図37に示す。この第2実施例のメモリセル1におけるプログラム用トランジスタ50は、Pウェル領域に離間して設けられたN型のソース領域50およびドレイン領域50と、ソース領域50とドレイン領域50との間のチャネルとなるPウェル領域50上に形成されたゲート絶縁膜50と、ゲート絶縁膜50上に形成されたゲート電極50と、ゲート電極50の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁50と、を備えている。ゲート電極50はワード線WLに接続され、ソース領域50はプラグ50を介してビット線BLに接続される。ドレイン50はプラグ50を介して出力端子5となる配線5に接続される。また、この配線5は、Pウェル領域に形成された素子分離領域51を挟んで、トランジスタ50と反対側のPウェル領域に形成されたN型半導体領域52に接続されている。Pウェル領域とN型半導体領域52とでダイオード6が形成される。また、配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。
この第2実施例においては、トランジスタ二個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、この不揮発性メモリを、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いると、FPGAの面積を削減することができる。
(第3実施例)
次に、メモリセル1の第3実施例を製造した場合の断面図を図38に示す。この第3実施例のメモリセル1におけるプログラム用トランジスタ50は、P型半導体基板に離間して設けられたN型のソース領域50およびドレイン領域50と、ソース領域50とドレイン領域50との間のチャネルとなる半導体領域50上に形成されたゲート絶縁膜50と、ゲート絶縁膜50上に形成されたゲート電極50と、ゲート電極50の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁50と、を備えている。ゲート電極50はワード線WLに接続され、ソース領域50はプラグ50を介してビット線BLに接続される。ドレイン50はプラグ50を介して出力端子5となる配線5に接続される。また、配線5上には、電極4a、抵抗変化層4b、電極4cの積層構造を有するReRAM4が設けられ、このReRAM4上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。そして、更にこの配線5は、上記P型半導体基板に形成された素子分離領域51を挟んで、トランジスタ50と反対側の半導体基板の領域に形成されたダイオード接続されたnMOSFET55のドレイン55に接続されている。このMOSFET55は、P型半導体基板に離間して設けられたN型のソース領域55およびドレイン領域55と、ソース領域55とドレイン領域55との間のチャネルとなる半導体領域55上に形成されたゲート絶縁膜55と、ゲート絶縁膜55上に形成されたゲート電極55と、ゲート電極55の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁55と、を備えている。ゲート電極55はプラグ55を介して、接地電源に接続される配線3に接続される。また、この配線3は、プラグ55を介してソース領域55にも接続される。
この第3実施例においては、トランジスタ二個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、この不揮発性メモリを、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いると、FPGAの面積を削減することができる。
次に、第2実施形態の不揮発性メモリをFPGAの回路情報を記憶するメモリとして用いた場合の構成を図39に示す。プログラム用の回路として、行ドライバ33、行デコーダ32、列ドライバ35、列デコーダ34が設けられる。また、図25に示す、第1実施形態のプログラム用の回路の場合と異なり、電源回路が独立して、メモリセル1に電力を供給している。このように、第2実施形態においては、プログラム用の回路とメモリ回路が独立した構成をとる。そのため、ダイナミックリコンフィギュアブル回路として使うこともできる。
次に、第2実施形態の不揮発性メモリをダイナミックリコンフィギャブル回路として用いる場合の回路構成を図40に示す。図33に示す第2実施形態に係るメモリセル1と同じ2個のメモリセル1a、1bを有し、それぞれの出力がマルチプレクサMPXに入力された構成となっている。マルチプレクサMPXは、一方のメモリセル1の出力を選択して出力端子Yに出力する。
次に、図40に示すダイナミックリコンフィギャブル回路の動作について図41(a)、41(b)、41(c)を参照して説明する。初期状態として、二つのメモリセル1a、1bは同一の値に書き込まれており、上側のメモリセル1aの出力が出力端子Yに出力されているとする(図41(a))。出力端子Yから出力される値を変えたい場合、マルチプレクサMPXから、下側のメモリセル1bの値が出力されるようにして、上側のメモリセル1aの値を書き換える(図41(b))。このようにすることで、上側のメモリセル1aを書き換える際の、メモリセル1bに与える影響を無くすることができる。上側のメモリセル1aの値が書き終わったら、マルチプレクサMPXから上側のメモリセル1aの出力を出力端子Yに出力させ、下側のメモリセル1bを上側のメモリセル1aと同じ値に書き換える(図41(c))。
以上説明したように、本実施形態によれば、面積を可及的に小さくすることが可能な不揮発性メモリを得ることができる。また、本実施形態の不揮発性メモリを、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いれば、FPGAの面積を可及的に小さくすることが可能な再構成可能な論理回路を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による不揮発性メモリを、図42乃至図43(b)を参照して説明する。本実施形態の不揮発性メモリは、少なくとも1個の不揮発性メモリセル1を有し、このメモリセル1は、図33に示す第2実施形態のメモリセルにおいて、ダイオード6の代わりにReRAMを設けた構成となっている(図42)。すなわち、直列接続された2つのReRAM4A、4Bを有し、ReRAM4Aの一端に電源電圧VDDが印加され、他端が出力端子5に接続される。ReRAM4Bの一端は出力端子5に接続され、他端は接地される。トランジスタ50は、一端がビット線BLに接続され、他端がReRAM4とダイオード6との共通接続ノード、すなわち出力端子5に接続され、ゲートがワード線WLに接続される。
図43(a)に示すように、上側のReRAM4Aを低抵抗、下側のReRAM4Bを高抵抗にすることによって、出力端子5からハイレベルの信号VHが出力される。また図43(b)に示すように、上側のReRAM4Aを高抵抗、下側のReRAM4Bを低抵抗にすることによって、出力端子5から低レベルの信号VLが出力される。ただし、VH>VLである。ここで、低抵抗と高抵抗の比が十分大きければ、VH≒VDD、VL≒0Vとすることができる。このため、本実施形態の不揮発性メモリをFPGA用のSRAMとして使うことができる。低抵抗値に対する高抵抗値の比(=高抵抗値/低抵抗値)は大きいほど望ましく、少なくとも1.0×10であることが望ましい。
また、本実施形態に係るメモリセル1を用いた回路要素の第1具体例を図44(a)に示し、第2具体例を図44(b)に示す。図44(a)に示す第1具体例の回路要素は、第2実施形態に係るメモリセル1の出力端子5にゲートが接続されるパストランジスタ12を設けた構成となっている。この具体例の回路要素は、例えば、従来のFPGAにおける回路要素、例えば、パストランジスタのゲートに、回路情報を記憶するSRAMが接続された回路やスリーステートバッファ回路などに置き換えることができる。
また、図44(b)に示す第2具体例の回路要素は、第1具体例の回路要素において、メモリセル1と、パストランジスタ12との間にインバータ10を設けた構成となっている。インバータ10を設けることによって、ReRAM4のプログラム電圧条件によっては、メモリセル1の出力が十分高くない場合においても、パストランジスタ12のゲートに十分高い電圧を供給することができる。
次に、第3実施形態に係るメモリセル1をプログラムする方法について説明する。図45(a)は、図42に示すメモリセル1にプログラム用電圧Vprogを与えた図である。ここで、図42に示すメモリセル1は、バイポーラ型、ユニポーラ型それぞれのReRAMを使うことができる。
まず、ReRAM4A、4Bにユニポーラ型を用いた場合について説明する。この場合は、初期化と書き込みの2ステップ必要である。まず、初期化として、Vprog>max(VDD+Vrn、Vrp) を与え、ReRAM4A、4Bを共に低抵抗状態にする。ここで、max(A、B)は、AとBのうちの大きな方を表す。
次のステップとして、適切な電圧を印加し、片方のReRAM、例えば、ReRAM4Bを高抵抗状態とする。出力電圧VoutをVHにする場合、ReRAM4Aは低抵抗状態に維持したまま、ReRAM4Bは高抵抗状態にする。ReRAM4Bを高抵抗状態にする条件は、Vrp>Vprog>Vspである。またReRAM4Aを低抵抗状態に維持する条件は、Vsp>VDD−Vprog>−Vsnとなる。二つの条件をまとめると、min(Vdd+Vsn、Vrp)>Vprog>max(VDD−Vsp、Vsp)となる(図45(b)参照)。ここで、min(A、B)は、AとBのうちの小さい方を表す。
一方、出力電圧VoutをVLにする場合、ReRAM4Aは高抵抗状態にし、ReRAM4Bは低抵抗状態に維持する。ReRAM4Aを高抵抗状態にする条件は、Vrp> VDD−Vprog>Vspである。また、ReRAM4Bを低抵抗状態に維持するための条件は、Vsp>Vprog>−Vsnである。二つの条件をまとめると、min(VDD−Vsp、Vsp)>Vprog>max(VDD−Vrp、−Vsn)となる(図45(b)参照)。
次に、ReRAM4A、4Bにバイポーラ型を使う場合のプログラム電圧について述べる。この場合は、一段階の電圧印加でプログラムすることができる。出力電圧VoutをVHにする場合、ReRAM4Aは低抵抗状態に、ReRAM4Bは高抵抗状態にする。ReRAM4Aを低抵抗状態にする条件は、VDD−Vprog<−Vrである。また、ReRAM4Bを高抵抗状態にする条件は、Vprog>Vsである。まとめると、Vprog>max(VDD+Vr、Vs)となる(図45(b))。
また、出力電圧VoutをVLにする場合、ReRAM4Aは高抵抗状態に、ReRAM4Bは低抵抗状態にする。ReRAM4Aを高抵抗状態にする条件は、VDD−Vprog>V1である。また、ReRAM4Bを低抵抗状態にする条件は、Vprog<−V2である。まとめると、Vprog<min(VDD−Vs、−Vr)となる(図45(b))。
(実施例)
次に、第3実施形態に係るメモリセル1の一実施例を製造した場合の断面図を図46に示す。この実施例のメモリセル1は、ReRAM4A、4Bを配線層中に形成し、プログラム用のトランジスタ50をシリコン基板上に形成する。プログラム用トランジスタ50は、P型半導体基板に離間して設けられたN型のソース領域50およびドレイン領域50と、ソース領域50とドレイン領域50との間のチャネルとなる半導体領域50上に形成されたゲート絶縁膜50と、ゲート絶縁膜50上に形成されたゲート電極50と、ゲート電極50の側部に形成された絶縁体からなるゲート側壁50と、を備えている。ゲート電極50はワード線WLに接続され、ソース領域50はプラグ50を介してビット線BLに接続される。ドレイン50はプラグ50を介して出力端子5となる配線5に接続される。配線5の下方に接地電源に接続される配線3が設けられ、この配線3と配線5との間に、電極4Ba、抵抗変化層4Bb、電極4Bcがこの順序で積層されたReRAM4Bが設けられている。配線5上には、電極4Aa、抵抗変化層4Ab、電極4Acがこの順序で積層されたReRAM4Aが設けられ、このReRAM4A上に、電源電圧VDDが印加される配線2が設けられる。
この実施例においては、トランジスタ一個分の面積で不揮発性メモリセルを構成することができるので、この不揮発性メモリを、回路情報を記憶するSRAMの代わりに用いると、FPGAの面積を削減することができる。
次に、第3実施形態の不揮発性メモリをFPGAの回路情報を記憶するメモリとして用いた場合の構成を図47に示す。プログラム用の回路として、行ドライバ33、行デコーダ32、列ドライバ35、列デコーダ34が設けられる。また、図25に示す第1実施形態の場合と異なり、電源回路が独立して、メモリセルに電力を供給している。このように、第3実施形態は、プログラム回路とメモリ回路が独立した構成をとる。そのため、ダイナミックリコンフィギュアブル回路として使うことができる。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様の回路構成および制御方法によりダイナミックリコンフィグ動作を実現できる。ダイナミックリコンフィギュアブル回路の回路図を図48に示す。図45に示すと同じ構成の2つのメモリセル1a、1bを有し、それぞれの出力がマルチプレクサMPXに入力された構成になっている。マルチプレクサMPXは、一方のメモリセルの出力を出力端子Yに出力する。
図49(a)、49(b)、49(c)は、ダイナミックリコンフィグ動作をする場合の、制御方法を示す図である。初期状態として、二つのメモリセル1a、1bは同一の値に書き込まれており、上側のメモリセル1aの出力が出力端子Yに出力されているとする(図49(a))。出力端子Yから出力される値を変えたい場合、マルチプレクサMPXから、下側のメモリセル1bの値が出力されるようにして、上側のメモリセル1aの値を書き換える、すなわちプラグラムする(図49(b))。このようにすることで、上側のメモリセル1aを書き換える際の、メモリセル1bに与える影響を無くすることができる。上側のメモリセル1aの値が書き終わったら、マルチプレクサMPXから上側のメモリセル1aの出力を出力端子Yに出力させ、下側のメモリセル1bを上側のメモリセル1aと同じ値に書き換える((図49(c))。
この第3実施形態に類似の構造を持つ技術が特開2004−213860号公報に開示されている。特開2004−213860号公報においては、不揮発性メモリとしてPCM(Phase Change Memory)、MTJ(Magnetic Tunnel Junction)、GMR(Giant Magneto-Resistive Effect)素子を用いており、それらの抵抗比を用いて、パストランジスタのオンオフを切り替える構成をしている。しかし、PCM、MTJ、GMRは一般的に抵抗変化率が1.0×10に満たない小さいものであるため、パストランジスタのオンオフを切り替えることが容易でない。本発明の一実施形態においては、一般的に抵抗変化率が1.0×10以上あることが知られているReRAMを用いるという新規の構成によって、出力電圧を0VとVDDの間でスイングさせることができるという効果を有している。さらに、本発明の一実施形態の不揮発性メモリセルは、トランジスタ一個分の面積内で形成することが可能となり、FPGAの占有面積を小さくすることができるという効果も有している。更に、図48に示す回路構成をとることにより、ダイナミックリコンフィグ動作を実現することができるという効果を奏する。
また、第3実施形態に類似の構造を有する一つの技術が、米国特許公開第2007/0146012号明細書に開示されている。この米国特許公開第2007/0146012号明細書においては、米国特許公開第2007/0146012号の明細書図17に示されるPCMを用いた不揮発メモリセルと、米国特許公開第2007/0146012号の図23に示されるイオン伝導メモリを用いた不揮発メモリセルとが開示されている。前者のPCMを用いたメモリセルは、PCMをプログラム時に電流を制御するために、pMOSFET1706とnMOSFET1708が使われている。このため本発明の一実施形態のメモリセルに比して面積が大きくなる。また、後者のイオン伝導メモリは、一般的にメモリの書き込み電圧が低いことが知られている。そのため、後者のメモリセルでパストランジスタのゲートにゲート電圧を与える場合、パストランジスタの閾値以上の電圧を出力するのが難しいという問題点がある。本発明の一実施形態は、ReRAMを用いることによって、小型で出力電圧を十分大きくできるという効果を奏することができる。
1 不揮発性メモリセル
1a 不揮発性メモリセル
1b 不揮発性メモリセル
2 配線
3 配線
4 ReRAM
4A ReRAM
4B ReRAM
5 出力端子
6 ダイオード

Claims (6)

  1. 駆動電圧が印加される第1の端子に一端が接続され第2の端子に他端が接続される抵抗変化型メモリと、
    前記第2の端子にカソードが接続され、接地電位が印加される第3の端子にアノードが接続されるダイオードと、
    前記第2の端子に入力端子が接続されるインバータと、
    前記インバータの出力を受けるパストランジスタと、
    ソースおよびドレインの一方が前記第2の端子に接続されるプログラム用MOSFETと、
    を備えているメモリセルを少なくとも1個有することを特徴とする不揮発性メモリ。
  2. 前記プログラム用MOSFETのソースおよびドレインの他方が接続される第1の配線と、
    前記プログラム用MOSFETのゲートが接続される第2の配線と、
    前記第1の配線を駆動する第1のドライバと、
    前記第2の配線を駆動する第2のドライバと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ。
  3. 前記ダイオードは、半導体基板上に形成されたP型半導体層と、前記P型半導体層上に形成されたN型半導体層とを有し、
    前記抵抗変化型メモリは、前記N型半導体層上に形成された第1電極と、前記第1電極上に形成された抵抗変化層と、前記抵抗変化層上に形成された第2電極とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の不揮発性メモリ。
  4. 前記ダイオードは、ダイオード接続されたnMOSFETまたはpMOSFETであることを特徴とする請求項1または2記載の不揮発性メモリ。
  5. 請求項記載の不揮発性メモリのメモリセルを少なくとも2個有し、
    前記少なくとも2個の前記メモリセルの出力のうちのいずれかの出力を選択して出力するマルチプレクサを更に備えていることを特徴とする再構成可能な回路。
  6. 回路情報を記憶するメモリを有するFPGAを備え、
    前記FPGAの回路情報を記憶するメモリは、請求項1記載の不揮発性メモリであることを特徴とする再構成可能な回路。
JP2009068124A 2009-03-19 2009-03-19 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路 Active JP5242467B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068124A JP5242467B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路
PCT/JP2010/052635 WO2010106876A1 (ja) 2009-03-19 2010-02-22 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路
US13/213,871 US8531866B2 (en) 2009-03-19 2011-08-19 Nonvolatile memories and reconfigurable circuits

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068124A JP5242467B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010225194A JP2010225194A (ja) 2010-10-07
JP5242467B2 true JP5242467B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42739541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009068124A Active JP5242467B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8531866B2 (ja)
JP (1) JP5242467B2 (ja)
WO (1) WO2010106876A1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8269203B2 (en) 2009-07-02 2012-09-18 Actel Corporation Resistive RAM devices for programmable logic devices
US8462537B2 (en) * 2011-03-21 2013-06-11 Intel Corporation Method and apparatus to reset a phase change memory and switch (PCMS) memory cell
JP5607093B2 (ja) 2012-03-08 2014-10-15 株式会社東芝 ルックアップテーブル回路
JP5639612B2 (ja) 2012-03-27 2014-12-10 株式会社東芝 半導体集積回路
JP6236217B2 (ja) * 2012-05-01 2017-11-22 株式会社半導体エネルギー研究所 ルックアップテーブル、及びルックアップテーブルを備えるプログラマブルロジックデバイス
US9571103B2 (en) * 2012-05-25 2017-02-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Lookup table and programmable logic device including lookup table
JP6377317B2 (ja) * 2012-05-30 2018-08-22 株式会社半導体エネルギー研究所 プログラマブルロジックデバイス
JP6094582B2 (ja) * 2012-06-20 2017-03-15 日本電気株式会社 半導体装置およびプログラミング方法
JP5439567B1 (ja) 2012-10-11 2014-03-12 株式会社東芝 半導体装置
US9230641B2 (en) 2013-03-15 2016-01-05 Rambus Inc. Fast read speed memory device
US11984163B2 (en) 2013-03-15 2024-05-14 Hefei Reliance Memory Limited Processing unit with fast read speed memory device
JP6541360B2 (ja) * 2014-02-07 2019-07-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9312002B2 (en) 2014-04-04 2016-04-12 Sandisk Technologies Inc. Methods for programming ReRAM devices
WO2015161450A1 (zh) * 2014-04-22 2015-10-29 华为技术有限公司 锁存器和d触发器
JP2016063026A (ja) 2014-09-17 2016-04-25 株式会社東芝 再構成可能な回路
US9602107B2 (en) * 2014-12-23 2017-03-21 Texas Instruments Incorporated Reset selection cell to mitigate initialization time
JP2016129081A (ja) 2015-01-09 2016-07-14 株式会社東芝 再構成可能な回路
US10027326B2 (en) 2015-01-21 2018-07-17 Nec Corporation Reconfigurable circuit
WO2016194332A1 (ja) * 2015-05-29 2016-12-08 日本電気株式会社 プログラマブル論理集積回路、設計支援システム及びコンフィグレーション方法
JP2017033616A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社東芝 集積回路
US10270451B2 (en) 2015-12-17 2019-04-23 Microsemi SoC Corporation Low leakage ReRAM FPGA configuration cell
US10748614B2 (en) * 2016-09-13 2020-08-18 Nec Corporation Semiconductor device and programming method therefor
US10147485B2 (en) 2016-09-29 2018-12-04 Microsemi Soc Corp. Circuits and methods for preventing over-programming of ReRAM-based memory cells
DE112017006212T5 (de) 2016-12-09 2019-08-29 Microsemi Soc Corp. Resistive Speicherzelle mit wahlfreiem Zugriff
US10879902B2 (en) 2017-03-17 2020-12-29 Nec Corporation Reconfigurable circuit using nonvolatile resistive switches
DE112018004134T5 (de) 2017-08-11 2020-04-23 Microsemi Soc Corp. Schaltlogik und verfahren zur programmierung von resistiven direktzugriffs-speichervorrichtungen
JP2019040646A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 東芝メモリ株式会社 半導体記憶装置
CN110047867B (zh) * 2018-01-17 2023-02-03 中芯国际集成电路制造(北京)有限公司 存储单元、器件、存储单元阵列及其操作方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003241719A1 (en) * 2002-06-05 2003-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Non-volatile memory circuit, drive method thereof, semiconductor device using the memory circuit
JP3906139B2 (ja) * 2002-10-16 2007-04-18 株式会社東芝 磁気ランダムアクセスメモリ
KR100479810B1 (ko) 2002-12-30 2005-03-31 주식회사 하이닉스반도체 불휘발성 메모리 장치
WO2004114315A1 (ja) * 2003-06-25 2004-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 不揮発性メモリを駆動する方法
JP4356542B2 (ja) 2003-08-27 2009-11-04 日本電気株式会社 半導体装置
WO2005041303A1 (ja) * 2003-10-23 2005-05-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 抵抗変化素子、その製造方法、その素子を含むメモリ、およびそのメモリの駆動方法
WO2005098952A1 (ja) * 2004-04-08 2005-10-20 Renesas Technology Corp. 半導体記憶装置
JP4543880B2 (ja) * 2004-10-27 2010-09-15 ソニー株式会社 メモリー装置
US7505309B2 (en) 2005-04-20 2009-03-17 Micron Technology, Inc. Static RAM memory cell with DNR chalcogenide devices and method of forming
JP2006351779A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Sony Corp メモリセル及び記憶装置
US7511532B2 (en) 2005-11-03 2009-03-31 Cswitch Corp. Reconfigurable logic structures
JP5067650B2 (ja) * 2006-01-06 2012-11-07 日本電気株式会社 半導体記憶装置
KR100881292B1 (ko) * 2007-01-23 2009-02-04 삼성전자주식회사 3차원 적층구조를 가지는 저항성 반도체 메모리 장치 및그의 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
US8531866B2 (en) 2013-09-10
JP2010225194A (ja) 2010-10-07
US20120026779A1 (en) 2012-02-02
WO2010106876A1 (ja) 2010-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5242467B2 (ja) 不揮発性メモリおよび再構成可能な回路
US10971224B2 (en) High voltage switching circuitry for a cross-point array
JP5092001B2 (ja) 半導体集積回路
JP5032611B2 (ja) 半導体集積回路
CN100483542C (zh) 非易失性存储单元及非易失性半导体存储装置
US7825408B2 (en) Semiconductor device
KR101903801B1 (ko) 3차원 메모리 소자 어레이를 제어하기 위한 단일-장치 드라이버 회로
US8144499B2 (en) Variable resistance memory device
US8422270B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
US11651820B2 (en) Fast read speed memory device
US8619457B2 (en) Three-device non-volatile memory cell
JP2004087069A (ja) メモリセル及び記憶装置
WO2010147029A1 (ja) 半導体デバイス
JP2015018590A (ja) 再構成可能な回路およびそのプログラム方法
JP5716372B2 (ja) 不揮発性ラッチ回路および半導体集積回路
EP2887354B1 (en) Nano-electro-mechanical based memory
US11923003B2 (en) Resistive change element arrays
CN102855932A (zh) 可重新配置的逻辑器件
JP5415547B2 (ja) メモリ機能付きパストランジスタ回路およびこのパストランジスタ回路を有するスイッチングボックス回路
US7795910B1 (en) Field-programmable gate array using charge-based nonvolatile memory
JPWO2020158531A1 (ja) 記憶装置およびプログラミング方法
JP5076182B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4792093B2 (ja) スイッチングボックス回路、スイッチングブロック回路、およびfpga回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5242467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3