JP5241598B2 - 心理状態評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、心理状態を評価する心理状態評価装置に関する。
従来、この種の技術として、例えば、特許文献1および特許文献2に開示の技術がある。この特許文献1に開示の技術では、被施療者の自律神経系の生体情報が生体情報センサによって検出され、この検出された自律神経系の生体情報に基づいて被施療者の心理状態が心理状態判断手段によって判断される。特許文献1には、生体情報として、GSR、皮膚温および脈拍数が挙げられており、これらGSR、皮膚温および脈拍数に応じて自律神経系の活性度合いが判断され、その自律神経系の活性度合いに応じて心理状態が判断されている。また、特許文献2に開示の技術では、クラクション、車両割込みおよび渋滞等の環境要因が環境要因判定手段によって検出され、心拍、血圧、皮膚表面温度、皮膚電気抵抗および脳波等の生体情報が生体情報取得手段によって取得され、前記検出された環境要因に応じた心理変化データと前記取得された生体情報との相関関係の関係式が相関関係導出手段によって導出され、前記導出された相関関係の関係式と、前記取得された生体情報に基づいてイライラのレベルが推定される。
特開2002−253536号公報 特開2008−301957号公報
ところで、前記特許文献1では、被施療者の心理状態が被施療者の自律神経系の生体情報のみに基づいて判定されており、自律神経系の生体情報のみで適切に心理状態を判定することができない場合があり、より適切に心理状態を判定すべく改善の余地がある。
また、前記特許文献2では、生体情報として、皮膚電気抵抗、皮膚表面温度および心拍だけでなく、血圧や脳波も生体情報として考慮されているが、心理状態として或る特定の一つの心理状態、前記特許文献2ではイライラ状態が予め既定されており、そのイライラ状態におけるレベルが判定されており、心理状態そのものが推定されていない。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、より精度よく心理状態を評価することができる心理状態評価装置を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる心理状態評価装置は、ユーザの自律神経系の第1生体情報、前記ユーザの中枢神経系の第2生体情報および前記ユーザの内分泌免疫系の第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報を測定する測定部と、生体情報と心理状態との関係を表す心理モデルを複数記憶するモデル記憶部と前記ユーザの属性情報を受け付ける属性設定部と前記属性設定部で受け付けた前記属性情報に応じて前記複数の心理モデルのうちから1つのモデルを選択し、この選択された心理モデルに用いられる生体情報を測定するように前記測定部を制御する制御部と、前記測定部によって測定された前記2つ以上の生体情報に基づいて前記ユーザの心理状態を評価する心理状態評価部とを備えることを特徴とする。
このような構成の心理状態評価装置および心理状態評価方法では、測定部によって2つ以上の生体情報が測定され、これら測定された2つ以上の生体情報に基づいてユーザの心理状態が評価される。このため、前記構成の心理状態評価装置および心理状態評価方法は、より精度よくユーザの心理状態を評価することが可能となる。そして、この構成によれば、複数の心理モデルが予め用意され、ユーザの属性情報に応じてこれら複数の心理モデルのうちから1つのモデルが選択され、この選択された心理モデルに応じて、この選択された心理モデルに用いられている生体情報を測定するように、測定部が制御される。このため、このような構成の心理状態評価装置では、ユーザの属性に合わせて必要な生体情報を測定することが可能となり、不必要な生体情報が測定されず、無駄を無くすことが可能となる
また、他の一態様では、上述の心理状態評価装置において、前記測定部は、前記2つ以上の生体情報として前記第1および第2生体情報を測定することを特徴とする。
この構成によれば、第1および第2生体情報、すなわち、自律神経系および中枢神経系の各生体情報に基づいてユーザの心理状態をより精度よく評価することができる心理状態評価装置が提供される。特に、自律神経系の第1生体情報および中枢神経系の第2生体情報は、比較的短時間で測定することができるので、ユーザの心理状態を比較的短時間で評価することが可能となる。
また、他の一態様では、上述の心理状態評価装置において、前記測定部は、前記2つ以上の生体情報のうちの1つとして前記第3生体情報を測定することを特徴とする。
この構成によれば、第3生体情報、すなわち、内分泌免疫系の生体情報を考慮してユーザの心理状態をより精度よく評価することができる心理状態評価装置が提供される。特に、ユーザの心理状態を、第1および第2生体情報だけでなく第3生体情報も加味して評価することによって、すなわち、第1ないし第3生体情報に基づいて評価することによって、さらにより精度よく前記ユーザの心理状態を評価することが可能となる。
また、他の一態様では、上述の心理状態評価装置において、前記心理モデルは、五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を与える場合における生体情報と心理状態との関係を表すモデルであることを特徴とする。
この構成によれば、前記心理モデルが、五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を与える場合という一定条件下におけるモデルであるので、この一定条件下でのユーザの心理状態をより精度よく評価することが可能となる。
また、他の一態様では、上述の心理状態評価装置において、前記心理モデルは、所定のタイミングで五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を与える場合における生体情報と心理状態との関係であって前記所定のタイミングからの時系列的な関係を表すモデルであることを特徴とする。
この構成によれば、前記心理モデルが時系列な関係も表すので、ユーザの心理状態を所定のタイミングからの経時変化で評価することが可能となる。
また、他の一態様では、これら上述の心理状態評価装置において、前記制御部は、前記心理モデルを再選択することを特徴とする。
この構成によれば、制御部が心理モデルを再選択するので、種々の心理モデルによってユーザの心理状態を評価することができ、ユーザ個人に合ったより適切な心理状態を評価した評価結果を得ることが可能となる。
また、他の一態様では、これら上述の心理状態評価装置において、前記ユーザの属性情報は、性別、年齢およびパーソナリティ特性を含むことを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの個性を性別、年齢およびパーソナリティ特性によって指定でき、ユーザ個人により適切に適合した心理モデルが選択され、ユーザ個人に合ったより適切な心理状態を評価することが可能となる。
また、他の一態様では、これら上述の心理状態評価装置において、前記心理状態は、快適感および覚醒感を指標とした2次元心理モデルによって評価されることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの心理状態を快適感および覚醒感を指標とした2次元心理モデルによって評価する心理状態評価装置が提供され、ユーザの心理状態を各象限に対応する4つの心理状態、例えばリフレッシュ状態(X軸を快適感としY軸を覚醒感とした場合の第1象限)、イライラ状態(前記場合の第2象限)、退屈状態(前記場合の第3象限)およびリラックス状態(前記場合の第4象限)に分類することができる。
また、他の一態様では、これら上述の心理状態評価装置において、前記心理状態評価部によって評価された前記ユーザの心理状態を出力する評価出力部をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、評価出力部がユーザの心理状態を出力するので、評価結果を略リアルタイムで認識することが可能となる。また、例えば、心理状態を2次元心理モデルによって評価する場合であってXYプロッタで心理状態を表示する場合では、ユーザの心理状態をXYプロット上で視覚的に容易に認識することができる。
本発明にかかる心理状態評価装置は、より精度よくユーザの心理状態を評価することができる。
実施形態における心理状態評価装置の構成を示すブロック図である。 心理状態を2次元心理モデルを表した図である。 実施形態における心理状態評価装置の動作を示すフローチャートである。 第1心理モデルの場合における覚醒感における予測値と観測値との相関関係を示す図である。 第2心理モデルの場合における覚醒感における予測値と観測値との相関関係を示す図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。
図1は、実施形態における心理状態評価装置の構成を示すブロック図である。図2は、心理状態を2次元心理モデルを表した図である。
実施形態の心理状態評価装置Sは、ユーザ(被験者)LVの自律神経系の第1生体情報、ユーザLVの中枢神経系の第2生体情報およびユーザLVの内分泌免疫系の第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報を測定する測定部と、この測定部によって測定された前記2つ以上の生体情報に基づいてユーザLVの心理状態を評価する心理状態評価部とを備え、ユーザLVの心理状態を評価する装置である。心理状態には、例えば、リフレッシュ状態、イライラ状態、退屈状態およびリラックス状態等の心理状態の種類が含まれるともに、それらのうちの或る種類の心理状態におけるレベルが含まれる。このような心理状態評価装置Sは、例えば、図1に示すように、生理反応測定部1と、生理反応データ処理部2と、心理状態評価部3と、出力部4と、制御部5と、入力部6と、モデル記憶部7とを備えて構成される。
生理反応測定部1は、ユーザLVの生理反応を測定する装置であり、例えば、本実施形態では、ユーザLVの自律神経系の第1生理反応を測定する第1生理反応測定部11と、ユーザLVの中枢神経系の第2生理反応を測定する第2生理反応測定部12と、ユーザLVの内分泌免疫系の第3生理反応を測定する第3生理反応測定部13とを備えて構成される。
第1生理反応は、例えば、心拍、血圧、呼吸数、皮膚温および皮膚電気活動等の自律神経系による生理反応である。第1生理反応測定部11は、測定すべき第1生理反応の種類に応じたセンサであり、例えば、心拍を測定する心拍センサ、血圧を測定する血圧センサ、呼吸数を測定する呼吸センサ、皮膚温を測定する皮膚温センサ、および、皮膚電気活動(発汗による電気伝導度の変化)を測定する皮膚電気活動センサ等であり、公知のセンサが用いられる。なお、心拍および血圧は、いわゆる脈波を検出することによって測定することができ、1つのセンサ(装置)で測定可能である。第1生理反応測定部11は、これら各種のセンサを全て備えて構成されてもよいが、これら各種のセンサのうちの1または複数を例えば仕様等に応じて備えて構成されてよい。
第2生理反応は、例えば、脳血流および脳波等の中枢神経系による生理反応である。第2生理反応測定部12は、測定すべき第2生理反応の種類に応じたセンサであり、例えば、近赤外分光法(NIRS)によって表面脳血流を測定する脳血流測定装置、表面脳血流だけでなく脳の比較的深部(中心部)の脳血流も測定することができるfMRI装置、および、脳波を測定する脳波計等であり、公知の装置が用いられる。第2生理反応測定部12は、これら各種の測定装置を全て備えて構成されてもよいが、これら各種の測定装置のうちの1または複数を例えば仕様等に応じて備えて構成されてよい。
第3生理反応は、例えば、アミラーゼ濃度および免疫グロブリンA濃度等の内分泌免疫系の生理反応である。第3生理反応測定部13は、測定すべき第3生理反応の種類に応じたセンサであり、例えば、アミラーゼ濃度を測定するアミラーゼ濃度測定装置、および、免疫グロブリンA濃度を測定する免疫グロブリンA濃度測定装置等であり、公知の装置が用いられる。より具体的には、アミラーゼ濃度および免疫グロブリンA濃度は、例えば、唾液を採取し、この採取した唾液からそれぞれ測定することができる。第3生理反応測定部13は、これら各種の測定装置を全て備えて構成されてもよいが、これら各種の測定装置のうちの1または複数を例えば仕様等に応じて備えて構成されてよい。
生理反応データ処理部2は、生理反応測定部1に接続され、生理反応測定部1の出力を心理状態評価部3で処理可能なデータに信号処理し、生体情報として心理状態評価部3へ出力する回路であり、例えば、本実施形態では、生理反応測定部1が第1ないし第3生理反応測定部11〜13を備えて構成されていることから、これらに対応して第1ないし第3生理反応データ処理部21〜23を備えて構成される。すなわち、第1生理反応データ処理部21は、第1生理反応測定部11に対応して設けられ、第1生理反応測定部11の出力を心理状態評価部3で処理可能なデータに信号処理し、第1生体情報として心理状態評価部3へ出力する回路である。第2生理反応データ処理部22は、第2生理反応測定部12に対応して設けられ、第2生理反応測定部12の出力を心理状態評価部3で処理可能なデータに信号処理し、第2生体情報として心理状態評価部3へ出力する回路である。第3生理反応データ処理部23は、第3生理反応測定部13に対応して設けられ、第1生理反応測定部13の出力を心理状態評価部3で処理可能なデータに信号処理し、第3生体情報として心理状態評価部3へ出力する回路である。
例えば、心理状態評価部3が第1生体情報として1分間当たりの心拍数を用いる場合には、第1生理反応データ処理部21は、第1生理反応測定部11の出力に基づいて心拍を1分間計数し、その値を心理状態評価部3へ出力する。また例えば、心理状態評価部3が第1生体情報として最高血圧および最低血圧を用いる場合には、第1生理反応データ処理部21は、第1生理反応測定部11の出力に基づいて血圧の最大値と最小値を検出し、それら各値を心理状態評価部3へ出力する。
また例えば、心理状態評価部3が第2生体情報として脳波の周波数スペクトルを用いる場合には、第2生理反応データ処理部22は、例えば高速フーリエ変換(FFT)等によって第2生理反応測定部12の出力に基づいて脳波の周波数スペクトルを検出し、その値を心理状態評価部3へ出力する。
また例えば、心理状態評価部3が第3生体情報として1cc当たりの免疫グロブリンAの個数を用いる場合には、第3生理反応データ処理部23は、例えば所定の容量の免疫グロブリンAの個数を1cc当たりに換算する等によって第3生理反応測定部13の出力に基づいて1cc当たりの免疫グロブリンAの個数を検出し、その値を心理状態評価部3へ出力する。
これら生理反応測定部1および生理反応データ処理部2は、ユーザの第1ないし第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報を測定する測定部の一例である。図1に示す例では、生理反応測定部1は、第1ないし第3生理反応測定部11〜13を備えて構成されたが、例えば仕様等に応じて、第1ないし第3生理反応測定部11〜13のうちの2つを備えて構成されてよい。例えば、生理反応測定部1は、第1および第2生理反応測定部11、12を備えて構成されてよい。このような構成では、第1および第2生体情報、すなわち、自律神経系および中枢神経系の各生体情報に基づいてユーザLVの心理状態をより精度よく評価することができる心理状態評価装置Sが提供される。特に、自律神経系の第1生体情報および中枢神経系の第2生体情報は、比較的短時間で測定することができるので、このような構成の心理状態評価装置Sは、ユーザLVの心理状態を比較的短時間で、例えば略リアルタイムで評価することが可能となる。また例えば、生理反応測定部1は、第1および第3生理反応測定部11、13を備えて構成されてよい。また例えば、生理反応測定部1は、第2および第3生理反応測定部12、13を備えて構成されてよい。このような構成では、第3生体情報、すなわち、内分泌免疫系の生体情報を考慮してユーザLVの心理状態をより精度よく評価することができる心理状態評価装置Sが提供される。
そして、これに応じて生理反応データ処理部2は、第1ないし第3生理反応データ処理部21〜23のうちのいずれか2つを備えて構成される。
心理状態評価部3は、生理反応データ処理部2に接続され、生理反応データ処理部2を介して入力される、生理反応測定部1によって測定された第1ないし第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報に基づいてユーザLVの心理状態(種類およびレベルを含む)を評価する回路である。心理状態評価部3は、例えば、本実施形態では、第1ないし第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報と心理状態との関係を表す心理モデルを用いて、生理反応測定部1によって測定された第1ないし第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報に対応する心理状態をユーザLVの心理状態として求める。
心理状態は、例えば、図2に示すように、快適感および覚醒感を指標とした2次元心理モデルによって評価される。より具体的には、この2次元心理モデルでは、X軸が快適感とされ、Y軸が覚醒感とされる。X軸(快適感)の正領域は、「快」であり、その値(レベル)が大きくなるほど快適度が増加し、その負領域は、「不快」であり、その値(レベル)が大きくなるほど不快度が増加する。また、Y軸(覚醒感)の正領域は、「覚醒」であり、その値(レベル)が大きくなるほど覚醒度が増加し、その負領域は、「鎮静」であり、その値(レベル)が大きくなるほど鎮静度が増加する。そして、各象限によって心理状態の種類が区分けされ、第1象限がリフレッシュ状態であり、第2象限がイライラ状態であり、第3象限が退屈状態であり、そして、第4象限がリラックス状態である。この2次元心理モデルでは、心理状態は、これら4種類に大別され、快適感の度合い(快適感の値)および覚醒感の度合い(覚醒感の値)によって、各分類(種類)におけるレベルが表される。このような構成では、ユーザLVの心理状態を快適感および覚醒感を指標とした2次元心理モデルによって評価する心理状態評価装置Sが提供され、このような構成の心理状態評価装置Sは、ユーザLVの心理状態を各象限に対応する4つの心理状態に分類することができる。
入力部6は、制御部5に接続され、制御部5に与える各種コマンドやデータ等を入力するための装置であり、例えば、キーボードやマウス等の入力機器である。出力部4は、心理状態評価部3や制御部5に接続され、それら入力された各種コマンドやデータ等を出力するための装置であり、例えば、CRT、LCDおよび有機EL等の表示機器や印刷するプリンタ等である。そして、入力部6には、ユーザLVの属性情報を受け付ける属性設定部61が設けられる。このユーザLVの属性情報には、性別(男女別)、年齢およびパーソナリティ特性等が含まれる。このようにユーザの個性が本実施形態では性別、年齢およびパーソナリティ特性によって指定される。パーソナリティ特性は、例えば、公知の性格診断法によって判定される性格であり、例えば、出力部4にアンケートの設問を出力し、その回答をユーザLVに入力部6から入力させ、その回答を分析することによって、ユーザLVの性格が判定(診断)される。なお、アンケート用紙がユーザLVに配布され、その回答が分析されて予めユーザLVの性格が判定され、その性格自体がパーソナリティ特性として属性設定部61に入力されてもよい。また、出力部4には、心理状態評価部3によって評価されたユーザLVの心理状態を出力する評価出力部41が設けられる。このようにユーザLVの心理状態を出力する評価出力部41を備えることによって、評価結果を略リアルタイムで認識することが可能となる。そして、評価出力部41は、ユーザLVの心理状態を例えば図2に示す2次元心理モデルによって表示してよく、さらに、評価出力部41は、XYプロッタを備えて構成されてよい。このようにユーザLVの心理状態が2次元心理モデルでXYプロット上に表示されることによって、ユーザLVの心理状態を視覚的に容易に認識することが可能となる。
モデル記憶部7は、制御部5に接続され、第1ないし第3生体情報のうちの2以上の生体情報と心理状態との関係を表す心理モデルを複数記憶する回路である。心理モデルは、テーブル形式(表形式)で表され、テーブル形式でモデル記憶部7に記憶されてもよいが、本実施形態では、心理モデルは、関数式(心理モデル式)で表され、関数式でモデル記憶部7に記憶される。
心理モデル式は、生体情報が独立変数αとされ、心理状態、例えば2次元心理モデルの快適感β1あるいは覚醒感β2が従属変数とされ、線形または非線形とされる。独立変数αは、第1ないし第3生体情報のうちの2以上の生体情報を含む。例えば、心理モデル式A12では、第1および第2生体情報が独立変数α1、α2とされ、また例えば、心理モデル式A23では、第2および第3生体情報が独立変数α2、α3とされ、また例えば、心理モデル式A31では、第3および第1生体情報が独立変数α3、α1とされ、また例えば、心理モデル式A123では、第1ないし第3生体情報が独立変数α1、α2、α3とされる。さらに、第1生体情報が例えば、心拍数、最高血圧、最低血圧、呼吸数、皮膚温および皮膚電気活動等の複数の種類を含むように、或る1つの種類の生体情報が複数の種類を含むことから、独立変数αは、或る1つの種類の生体情報について複数の種類の生体情報(生体情報要素)から構成されてもよい。例えば、第1生体情報の独立変数αは、心拍数α11、最高血圧α12および皮膚電気活動α13から構成されてもよい。
例えば、心理モデル式A12は、「心理モデル式A12=a11×第1生体情報α11+b11×第2生体情報α21+b12×第2生体情報α22+b13×第2生体情報α23+d11」である。また例えば、心理モデル式A23は、「心理モデル式A23=b21×第2生体情報α21+b22×第2生体情報α22+c21×第3生体情報α31+d21」である。また例えば、心理モデル式A31は、「心理モデル式A31=c31×第3生体情報α31+c32×第3生体情報α32+a31×第1生体情報α11+a32×第1生体情報α12+d31」である。また例えば、心理モデル式A123は、「心理モデル式A123=a41×第1生体情報α11+a42×第1生体情報α12+b41×第2生体情報α21+b42×第2生体情報α22+c41×第3生体情報α31+c42×第3生体情報α32+d41」である。これらa11、b11、b12、b13、b21、b22、c21、c31、c32、a31、a32、a41、a42、b41、b42、c41およびc42は、所定の係数(重み)であり、d11、d21、d31、d41は、各心理モデル式における定数項である。
このような心理モデル式は、例えば、複数の被験者に対し、所定の心理状態を惹起する標準的な所定の刺激を与え、その際の生体情報を測定することによって、統計的に決定される。前記標準的な所定の刺激は、例えば、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激であることが好ましい。より具体的には、前記標準的な所定の刺激は、例えば、リラックスさせる静止画やイライラさせる動画等であり、またこれにリラックスさせる音楽やイライラさせる音楽等を合わせてもよい。あるいは、リラックスさせるアロマオイルをさらに合わせてもよい。このように心理モデル式が五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を被験者に与えた場合という一定条件下におけるモデルであるので、この一定条件下でのユーザLVの心理状態をより精度よく評価することが可能となる。
また例えば、このような心理モデル式は、複数の被験者に対し、所定のタイミングで五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を与えた場合における生体情報と心理状態との関係であって前記所定のタイミングからの時系列的な関係を表すモデルであってもよい。このような構成では、前記心理モデルが時系列な関係も表すので、ユーザLVの心理状態を所定のタイミングからの経時変化で評価することが可能となる。
このような複数の心理モデルは、属性情報別に予め作成され、属性情報別に対応付けられてモデル記憶部7に記憶される。例えば、心理モデルは、男性用の心理モデルBや女性用の心理モデルC等であり、また例えば、男性用の心理モデルBがさらに年代別に用意され、また例えば、男性用の心理モデルBがあるいは年代別の男性用の心理モデルBがパーソナリティ特性別に用意され、また例えば、女性用の心理モデルCがさらに年代別に用意され、また例えば、女性用の心理モデルCがあるいは年代別の女性用の心理モデルCがパーソナリティ特性別に用意される。また例えば、心理モデルは、複数の属性情報のうちの所定の1つの属性によって大別され、残余の属性によってその独立変数の係数が変更されるものであってもよい。より具体的には、例えば、心理モデルは、男性用の心理モデルBや女性用の心理モデルC等であり、男性用の心理モデルBは、その独立変数の係数が年齢やパーソナリティ特性に応じて変更され、女性用の心理モデルCは、その独立変数の係数が年齢やパーソナリティ特性に応じて変更されてもよい。
制御部5は、生理反応測定部1、生理反応データ処理部2、心理状態評価部3、出力部4、入力部6およびモデル記憶部7の各部を当該機能に応じてそれぞれ制御し、心理状態評価装置Sの全体制御を司る回路である。本実施形態では、制御部5には、属性設定部61で受け付けたユーザLVの属性情報に応じて、モデル記憶部7に格納されている複数の心理モデルのうちから1つのモデルを選択するモデル選択部51、および、この選択された心理モデルに用いられる生体情報を測定するように生理反応測定部1および生理反応データ処理部2を制御する条件設定部52が設けられる。心理状態評価部3では、このモデル選択部51によって選択された心理モデルが用いられる。このようにユーザLVの個性がユーザLVの属性(本実施形態では、性別、年齢およびパーソナリティ特性)によって指定でき、ユーザ個人により適切に適合した心理モデルが選択され、ユーザ個人に合ったより適切な心理状態を評価することが可能となる。
例えば、属性設定部61から「男性、30代、真面目な性格」が入力されると、真面目な性格の30代の男性用の心理モデル式B1が選択され、この心理モデル式B1がモデル選択部51から心理状態評価部3へ出力され、心理状態評価部3に設定される。そして、この心理モデル式B1の独立変数αとして、心拍数、最高血圧、皮膚電気活動および脳波が用いられている場合には、これらの生体情報を測定するように、条件設定部52は、生理反応測定部1における心拍計、血圧計、皮膚電気活動センサおよび脳波計を稼動させ、これで得られた各データを生理反応データ処理部2に心拍数、最高血圧、皮膚電気活動および脳波の各生体情報を生成するようにデータ処理させる。あるいは、前記生体情報を測定するように、条件設定部52は、生理反応測定部1における心拍計、血圧計、皮膚電気活動センサおよび脳波計でユーザの生体情報を測定する旨のメッセージを出力部4に表示させ、これで得られた各データを生理反応データ処理部2に心拍数、最高血圧、皮膚電気活動および脳波の各生体情報を生成するようにデータ処理させる。
このような構成では、複数の心理モデル式が予め用意され、ユーザLVの属性情報に応じてこれら複数の心理モデル式のうちから1つのモデルが選択され、この選択された心理モデル式に応じて、この選択された心理モデル式に用いられている生体情報を測定するように、生理反応測定部1および生理反応データ処理部2が制御される。このため、このような構成の心理状態評価装置Sでは、ユーザLVの属性に合わせて必要な生体情報を測定することが可能となり、不必要な生体情報が測定されず、無駄を無くすことが可能となる。
これら心理状態評価部3、制御部5およびモデル記憶部7は、例えば、マイクロプロセッサ、メモリおよびその周辺回路を備えて構成される。そして、前記メモリは、揮発性のメモリ素子であるRAM(Random Access memory)や、書き換え可能な不揮発性のメモリ素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)や、不揮発性のメモリ素子であるROM(Read Only Memory)等を備えて構成される。前記メモリには、機能的にモデル記憶部7が構成され、前記RAMは、前記マイクロプロセッサのいわゆるワーキングメモリとして機能し、また、前記ROMには、心理状態を評価する心理状態評価プログラムや、心理モデル等を設定するモデル設定プログラムや、各部を制御するための制御プログラム等の各種のプログラム等が格納される。前記マイクロプロセッサには、前記心理状態評価プログラムが実行されることによって、機能的に心理状態評価部3が構成され、また、前記モデル設定プログラムが実行されることによって、機能的にモデル選択部51および条件設定部52が構成される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図3は、実施形態における心理状態評価装置の動作を示すフローチャートである。図3において、このような構成の心理状態評価装置Sにおいて、ステップS11では、ユーザLVまたはオペレータ等によって入力部6の属性設定部61からユーザLVの属性情報が入力される。次に、ステップS12では、属性設定部61からユーザLVの属性情報が入力されると、制御部5のモデル選択部51によって、モデル記憶部7に格納されている複数の心理モデル式の中から、属性設定部61から入力されたユーザLVの属性情報に応じた心理モデル式が選択され、この選択された心理モデル式が心理状態評価部3に出力され、設定される。そして、ステップS13では、制御部5の条件設定部52によって、モデル選択部51で選択された心理モデル式の独立変数αに対応する生体情報を測定するように、生理反応測定部1および生理反応データ処理部2が設定される。
次に、ステップS14では、生理反応測定部1によってユーザLVの所定の生理反応が測定され、ステップS15では、生理反応データ処理部2によって生理反応測定部で測定された生理反応が所定の生体情報となるようにデータ処理される。
次に、ステップS16では、心理状態評価部3によって、生理反応データ処理部2を介して入力される、生理反応測定部1によって測定された所定の生体情報に基づいて、ステップS12で設定された心理モデル式を用いて、ユーザLVの心理状態(種類およびレベルを含む)が演算され、評価される。本実施形態では、心理状態が2次元心理モデルによって表示されるため、快適感用の心理モデル式を用いることによって快適感のレベルが求められ、覚醒感用の心理モデル式を用いることによって覚醒感のレベルが求められる。このように心理状態の各指標が演算される。
そして、ステップS17では、出力部4の評価出力部41によって、心理状態評価部3によって求められた心理状態、本実施形態では、快適感のレベルと覚醒感のレベルとが例えば図2に示すように2次元心理モデル上に表示される。このように心理状態の各指標が出力される。
このように評価出力部41に表示されるユーザLVの心理状態は、測定終了時の最終結果が表示されてもよく、また、測定開始から所定の時間間隔で心理状態が評価され、時系列で表示されてもよい。時系列表示することによって、ユーザLVの心理状態が軌跡で表示され、ユーザLVの心理状態の時間変化が認識可能となる。
このように動作するので、本実施形態にかかる心理状態評価装置Sおよび心理状態評価方法では、生理反応測定部1および生理反応データ処理部2によって所定の2つ以上の生体情報が測定され、これら測定された所定の2つ以上の生体情報に基づいてユーザLVの心理状態が評価される。このため、このような心理状態評価装置Sおよび心理状態評価方法は、より精度よくユーザの心理状態(種類およびそのレベルを含む)を評価することが可能となる。
そして、本実施形態では、生理反応測定部1および生理反応データ処理部2は、第1および第2生体情報だけでなく、第3生体情報を測定可能であり、第3生体情報、すなわち、内分泌免疫系の生体情報を考慮してユーザLVの心理状態をより精度よく評価することができる。特に、ユーザLVの心理状態を、第1および第2生体情報だけでなく第3生体情報も加味して評価することによって、すなわち、第1ないし第3生体情報に基づいて評価することによって、さらにより精度よくユーザLVの心理状態を評価することが可能となる。
なお、上述の実施形態において、制御部5のモデル選択部51は、心理モデル式を再選択するように構成されてもよい。例えば、入力部6にモデル選択部51に心理モデル式の再選択をさせる再選択指示受付部(不図示)が設けられ、例えば心理状態の評価結果に違和感を感じたユーザLVまたはオペレータ等から再選択指示を受け付けると、モデル選択部51が心理モデル式を再選択する。心理モデル式の再選択は、例えば、ユーザLVの属性情報に応じて選択されている心理モデル式に代えこのユーザLVの属性情報に近い他の心理モデル式を選択したり、ユーザLVの属性情報に応じて選択されている心理モデル式の係数を予め設定されている所定のステップ(刻み幅)で変更したりすること等によって実行される。モデル選択部51の再選択によって条件設定部52も必要に応じて生理反応測定部1および生理反応データ処理部2も再設定される。このように構成されることによって、制御部5が心理モデルを再選択するので、種々の心理モデルによってユーザLVの心理状態を評価することができ、ユーザ個人に合ったより適切な心理状態を評価した評価結果を得ることが可能となる。
次に、一実施例および比較例について説明する。
図4は、第1心理モデルの場合における覚醒感における予測値と観測値との相関関係を示す図である。図5は、第2心理モデルの場合における覚醒感における予測値と観測値との相関関係を示す図である。図4および図5の横軸は、観測値であり、その縦軸は、予測値である。
第1心理モデルEは、回帰分析によって作成された一実施例の心理モデルであり、「第1心理モデルE=a51×第1生体情報α11+b51×第2生体情報α21+b52×第2生体情報α22+b53×第2生体情報α23+d51」である。
この一実施例では、複数の被験者(ユーザLV)に所定の視聴覚刺激が与えられ、その際における生体情報が生理反応測定部1および生理反応データ処理部2によって測定され、前記第1心理モデルEによって各被験者の心理状態がそれぞれ評価された。その結果が図4に示されている。図4から分かるように、この第1心理モデルEでは、相関係数Rが0.891であり、決定係数Rが0.793であり、自由度調整済みRが0.752であり、そして、モデルの有意確率が1%以内で有意である。
一方、第2心理モデルFは、回帰分析によって作成された比較例の心理モデルであり、「第2心理モデルF=a61×第1生体情報α11+d61」である。
この比較例では、複数の被験者(ユーザLV)に第1心理モデルEの場合と同様の所定の視聴覚刺激が与えられ、その際における生体情報が生理反応測定部1および生理反応データ処理部2によって測定され、前記第2心理モデルFによって各被験者の心理状態がそれぞれ評価された。その結果が図5に示されている。図5から分かるように、この第2心理モデルFでは、相関係数Rが0.446であり、決定係数Rが0.199であり、自由度調整済みRが0.164であり、そして、モデルの有意確率が5%以内で有意である。
第1心理モデルEと第2心理モデルFとを自由度調整済みRで比較すると、図4に示す第1および第2生体情報を用いた第1心理モデルEでは自由度調整済みRが0.725である一方、図5に示す第1生体情報のみを用いた第2心理モデルFでは自由度調整済みRが0.164であることから、第1生体情報のみを用いた第2心理モデルFよりも第1および第2生体情報を用いた第1心理モデルEの方が、被験者の心理状態をより精度よく説明できている。
なお、図4および図5は、覚醒感の比較結果であるが、快適感も同様の結果が得られており、また、他の生体情報の組合せの場合も同様の結果が得られている。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
LV ユーザ(被験者)
S 心理状態評価装置
1 生理反応測定部
2 生理反応データ処理部
3 心理状態評価部
4 出力部
5 制御部
6 入力部
7 モデル記憶部
11 第1生理反応測定部
12 第2生理反応測定部
13 第3生理反応測定部
41 評価出力部
51 モデル選択部
52 条件設定部
61 属性設定部

Claims (9)

  1. ユーザの自律神経系の第1生体情報、前記ユーザの中枢神経系の第2生体情報および前記ユーザの内分泌免疫系の第3生体情報のうちの2つ以上の生体情報を測定する測定部と、
    生体情報と心理状態との関係を表す心理モデルを複数記憶するモデル記憶部と
    前記ユーザの属性情報を受け付ける属性設定部と
    前記属性設定部で受け付けた前記属性情報に応じて前記複数の心理モデルのうちから1つのモデルを選択し、この選択された心理モデルに用いられる生体情報を測定するように前記測定部を制御する制御部と
    前記測定部によって測定された前記2つ以上の生体情報に基づいて前記ユーザの心理状態を評価する心理状態評価部とを備えること
    を特徴とする心理状態評価装置。
  2. 前記測定部は、前記2つ以上の生体情報として前記第1および第2生体情報を測定すること
    を特徴とする請求項1に記載の心理状態評価装置。
  3. 前記測定部は、前記2つ以上の生体情報のうちの1つとして前記第3生体情報を測定すること
    を特徴とする請求項1に記載の心理状態評価装置。
  4. 前記心理モデルは、五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を与える場合における生体情報と心理状態との関係を表すモデルであること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の心理状態評価装置。
  5. 前記心理モデルは、所定のタイミングで五感のうちの1または複数によって感知可能な1または複数の刺激を与える場合における生体情報と心理状態との関係であって前記所定のタイミングからの時系列的な関係を表すモデルであること
    を特徴とする請求項に記載の心理状態評価装置。
  6. 前記制御部は、前記心理モデルを再選択すること
    を特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載の心理状態評価装置。
  7. 前記ユーザの属性情報は、性別、年齢およびパーソナリティ特性を含むこと
    を特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載の心理状態評価装置。
  8. 前記心理状態は、快適感および覚醒感を指標とした2次元心理モデルによって評価されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の心理状態評価装置。
  9. 前記心理状態評価部によって評価された前記ユーザの心理状態を出力する評価出力部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の心理状態評価装置。
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