JP5239133B2 - シールドフラットケーブル及びその製造方法 - Google Patents

シールドフラットケーブル及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5239133B2
JP5239133B2 JP2006214768A JP2006214768A JP5239133B2 JP 5239133 B2 JP5239133 B2 JP 5239133B2 JP 2006214768 A JP2006214768 A JP 2006214768A JP 2006214768 A JP2006214768 A JP 2006214768A JP 5239133 B2 JP5239133 B2 JP 5239133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
conductor
flat
shield
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006214768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008041451A5 (ja
JP2008041451A (ja
Inventor
幸哉 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2006214768A priority Critical patent/JP5239133B2/ja
Publication of JP2008041451A publication Critical patent/JP2008041451A/ja
Publication of JP2008041451A5 publication Critical patent/JP2008041451A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5239133B2 publication Critical patent/JP5239133B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Description

本発明は、電子機器などに用いられるシールドフラットケーブル及びその製造方法に関する。
電子機器の小形化、軽量化に伴い、これらに搭載される電子部品、配線用部品等の小形化が進んでいる。特に、電気配線のための配線部材は、限られたスペースで高密度の配線が可能なものが要望されている。このような配線部材としては、可撓性の回路基板や平角導体を用いたフラットケーブル、また、これらの接続に用いられる電気コネクタ等がある。オーディオ,ビデオ等の民生機器、プリンター,スキャナ,複写機等のOA機器、DVD,CD‐ROM,MO,PC、その他の電子機器用配線等、ノイズ対策を必要とする製品の機内配線には、シールド機能を備えたシールドフラットケーブルが使用されている。
フラットケーブルは、複数本の平角導体を一平面上に配列し、その配列面の両側からそれぞれ絶縁フィルムをラミネートしたものである。シールドフラットケーブルの場合、ラミネートした絶縁フィルムの外側に金属箔等のシールド層が設けられる。複数本の平角導体のうち一部はグランド線であり、グランド線とシールド層が電気的に接続された構造を有している。
例えば、特許文献1に記載のシールドフラットケーブルは、図11に示すように、複数本の平角導体112が横一列に、互いに平行に、等ピッチで配置され、それらの上下両側が絶縁性接着層116と絶縁層114を有するプラスチックフィルム(絶縁フィルム)で被覆されてフラットケーブル110とされ、該フラットケーブル110に、最外層をPETなどの絶縁層122、中層をCuやAlなどの金属層(シールド層)124、最内層を絶縁性接着層126としたシールド被覆テープ120が被覆されて構成されている。平角導体112のうち、左右両端のものが、接地導体(グランド線)112aとされている。このシールドフラットケーブルは、図12に示すように、接地導体112aの上部位置の場所に長手方向で複数箇所、接合部121が設けられている。この接合部121では、シールド被覆テープ120の金属層124が絶縁性接着層126を介さずに直接接地導体112aと接続されている。
このシールドフラットケーブルを製造する際には、プラスチックフィルムのラミネート前に、予め接地導体112aの直上にあたる部分の絶縁性接着層116及び絶縁層114を予め金型などで穴を開けておくか、または、プラスチックフィルムのラミネート後であってシールド被覆テープ120のラミネート前に、接地導体112aの直上にあたる絶縁性接着層116及び絶縁層114の部分にレーザ等で予め穴を開けておく。そして、その穴の部分でシールド被覆テープ120の金属層124と接地導体112aとを電気的に接続させる。
特開2005−93178号公報
平角導体に絶縁フィルムをラミネートする際には、長尺の複数本の平角導体を平面上に整列させた状態で走行させ、それに合わせて長尺の絶縁フィルムを走行させつつ平角導体を挟むようにして配列面の両側から貼り合わせる。そのため、上記のようにラミネート前に絶縁フィルムに穴を開けた場合、走行する平角導体の位置ずれ、走行する絶縁フィルムの位置ずれ、絶縁フィルム内の穴の位置ずれ、などの要因により、ラミネータ(貼り合わせ部)の箇所で穴の位置をグランド線上に正確に位置合わせすることが難しく、幅方向にずれてしまうことがある。例えば、平角導体の並列ピッチが0.5mmである場合に、幅方向の位置ずれ量が0.2mm以上となると、グランド線以外の平角導体(信号線や給電線)がシールド層に接続され接地されてしまう。
また、絶縁フィルムのラミネート後にレーザで穴を開けても、その穴の内側で樹脂の滓が出て、完全に穴が開かないことがある。特に、絶縁フィルムの接着層がポリエステル系である場合にこの問題が顕著となる。穴の形成が不完全であると、グランド線とシールド層との接触不良が生じてシールド層の接地が不十分になる。シールド層の接地が不十分であると、ノイズが乗り易いなど、十分なシールド特性が得られなくなる。特に、平角導体の並列ピッチが狭ピッチ(0.5mm以下)であると穴の開口部が狭く、滓が邪魔となって接触不良となるおそれが大きい。
そこで、本発明の目的は、グランド線とシールド層との接触が良好でシールド層の接地が確実なシールドフラットケーブル及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係るシールドフラットケーブルは、グランド線である導体を含む複数本の平角導体が所定の並列ピッチで平面上に配列され、前記平角導体の配列面の両面から前記平角導体に第1絶縁体を含む絶縁フィルムが貼着され、前記絶縁フィルムの外側にシールド層が貼着されたシールドフラットケーブルであって、当該シールドフラットケーブルの長手方向端部以外の一部に、少なくとも前記グランド線に前記絶縁フィルムが貼着されていない前記並列ピッチ以上の幅の窓部を有し、前記窓部では、前記グランド線以外の平角導体が第2絶縁体に覆われ、前記グランド線が前記シールド層と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明のシールドフラットケーブルにおいて、前記窓部は、前記絶縁フィルムの全幅に亘って形成されていることが好ましい。
上記課題を解決することのできる本発明に係るシールドフラットケーブルの製造方法は、グランド線である導体を含む複数本の平角導体を所定の並列ピッチで平面上に配列する配列工程と、前記平角導体の配列面の両面から前記平角導体に第1絶縁体を含む絶縁フィルムを貼着して長尺フラットケーブルを形成する第1絶縁体貼着工程と、前記長尺フラットケーブルを切断して所定の長さのフラットケーブルとする切断工程と、前記切断工程後に前記フラットケーブルの外側にシールド層を貼着するシールド層貼着工程と、前記グランド線と前記シールド層を電気的に接続する接続工程と、を有するシールドフラットケーブルの製造方法であって、前記第1絶縁体貼着工程において、前記切断工程で切断して前記フラットケーブルの長手方向端部となる箇所に全ての前記平角導体を露出させた導体露出部を設けるとともに、前記導体露出部以外の長手方向の一部に、少なくとも前記グランド線に前記絶縁フィルムを貼着しない前記並列ピッチ以上の幅の窓部を形成し、前記シールド層貼着工程前に、前記窓部における前記グランド線以外の平角導体を第2絶縁体で覆う第2絶縁体被覆工程を行うことを特徴とする。
本発明のシールドフラットケーブルの製造方法において、前記窓部は、予め開口した窓部を有する前記絶縁フィルムを前記平角導体の長手方向に沿って連続的に貼着して形成することが好ましい。
または、前記窓部は、複数の前記絶縁フィルムを前記平角導体の長手方向に沿って間欠的に貼着して形成することが好ましい。
本発明のシールドフラットケーブルの製造方法において、前記第1絶縁体貼着工程と前記切断工程との間に、複数本の前記平角導体を導電部材で接続一体化して電気的に接続し、前記導体露出部をメッキ液に浸すことにより前記導体露出部の平角導体に電気メッキを施すメッキ工程を行うことが好ましい。
本発明によれば、グランド線とシールド層を電気的に接続する箇所には、グランド線に対して第1絶縁体を含む絶縁フィルムを貼着しないように、平角導体の並列ピッチ以上の幅の窓部を形成して平角導体の配列面の両面に絶縁フィルムを貼着させている。窓部が並列ピッチ以上の幅を有しているため、走行している平角導体の配列面に第1絶縁体を貼着するときに多少の幅方向の位置ずれがあったとしても、グランド線上に窓部を確実に配置することができ、シールド層を貼着した後のグランド線に対するシールド層の接続を妨げず、確実にシールド層を接地することができる。
また、窓部におけるグランド線以外の平角導体は、第2絶縁体により覆われ、シールド層とグランド線以外の平角導体との接触を防止している。平角導体に絶縁フィルムを貼着した長尺フラットケーブルを所定の長さに切断した後に、個々のフラットケーブルについて確実に位置決めしてから第2絶縁体で覆うため、第2絶縁体の被覆をする時の位置精度は絶縁フィルムの貼着時の位置精度よりもはるかに高い。そのため、グランド線への第2絶縁体の被覆を防ぐ一方、グランド線以外の平角導体は確実に第2絶縁体で覆うことができる。
以下、本発明に係るシールドフラットケーブル及びその製造方法の実施形態の例について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るシールドフラットケーブルを示す平面図であり、図2は図1の矢視A−A断面図であり、図3は図1の矢視B−B断面図である。
図1から図3に示すように、シールドフラットケーブル1は、複数本(本実施形態では10本)の平角導体2を備え、これら平角導体2が所定の並列ピッチで平面上に配列され、平角導体2の配列面の両面にそれぞれ第1絶縁体を含む第1絶縁フィルム3が貼着(ラミネート)されている。第1絶縁フィルム3の外側には、シールド層9を有するシールドフィルム7が貼着されている。シールドフラットケーブル1の長手方向の両端部は、一方の面にのみ第1絶縁フィルム3が貼着され、他方の面で複数本の全ての平角導体2が露出した導体露出部15とされており、電気コネクタの弾性コンタクト片等に接続可能な接続端末として機能する。また、導体露出部15の平角導体2が露出していない側の面には、ポリエステル等の絶縁樹脂からなる端末補強テープ14が貼着されており、露出した平角導体2を支持して変形を防止している。
また、導体露出部15を除くシールドフラットケーブル1の長手方向の一部で、第1絶縁フィルム3に窓部6が設けられている。導体露出部15と窓部6を除く部分では、平角導体2の両面に第1絶縁フィルム3が貼着されているが、窓部6では平角導体2の一方の面に第1絶縁フィルム3が貼着されていない。10本の平角導体2のうち、並列幅方向の両端部にグランド線2aが配置されている。グランド線2a以外の平角導体2は信号線または給電線であり、窓部6において、グランド線2a以外の平角導体2には第2絶縁体を含む第2絶縁フィルム11が貼着されている。
平角導体2は、断面長方形に形成された銅基材上に錫メッキ層が積層された構造とされている。本実施形態では、銅基材の外周全域に錫メッキ層が形成されている。銅基材としては、銅または銅合金が用いられる。また、接続端末となる導体露出部15では、電気接触のための圧縮応力を受けることに起因して平角導体2の表面に針状結晶体(ウィスカ)が発生することがあるため、ウィスカの発生を抑制するために平角導体2に金メッキが施されている。金メッキを施すことにより、ウィスカが発生せず、狭いピッチで並べられた各平角導体2が短絡することなく、平角導体2と電気コネクタとの電気接続の信頼性が向上する。
本実施形態において、平角導体2の厚さは0.035mmであり、平角導体2の幅W3は0.3mmであり、10本の平角導体2の並列ピッチPは0.5mmである。
第1絶縁フィルム3は、第1絶縁体である絶縁樹脂層5と絶縁性接着層4からなり、例えば、絶縁樹脂層5はポリエステルまたはポリイミドあるいはPPS等の樹脂であり、絶縁性接着層4はポリエステル系接着剤もしくは難燃PVCである。平角導体2に対して、絶縁性接着層4の面を対向させて2枚の第1絶縁フィルム3が貼り合わされている。これにより、平角導体2同士の電気的絶縁を図っている。
シールドフィルム7は、導電性接着層8とシールド層9と樹脂層10からなり、例えば、導電性接着層8は導電フィラー含有接着剤であり、シールド層9はアルミまたは銅であり、樹脂層10はPET等のポリエステルである。導電性接着層8はシールド層9とグランド線2aの良好な導電性接続を図り、シールド層9によりシールドフラットケーブル1のシールド効果を発生させている。樹脂層10はシールド層9の剥離や腐食を防止して、シールドフラットケーブル1の信頼性維持を図っている。
シールドフィルム7は、図2及び図3に示すようにシールドフラットケーブル1の全周を覆うように1枚を巻きつけて貼着する他、第1絶縁フィルム3と同様に2枚を対向させて貼り合わせても良い。
図2に示すように、シールドフラットケーブル1の長手方向の大部分では全ての平角導体2に対して第1絶縁フィルム3が貼着されているが、図1及び図3に示すようにシールドフラットケーブル1の長手方向の一部では、一方の面に第1絶縁フィルム3が貼着されていない窓部6が設けられている。窓部6は、その幅方向の長さが、少なくとも平角導体2の並列ピッチP以上とされており、本実施形態では並列した平角導体2に対して第1絶縁フィルム3が貼着された全幅にわたっている。この窓部6において、グランド線2aはシールドフィルム7の導電性接着層8が接着されてシールド層9と電気的に接続され、グランド線2a以外の平角導体2にはマスキングフィルムとして第2絶縁フィルム11が貼着されている。
第2絶縁フィルム11は、第1絶縁フィルム3と同様のものを使用できる。例えば、第2絶縁フィルム11は第2絶縁体である絶縁樹脂層13と絶縁性接着層12からなり、絶縁樹脂層13はポリエステルまたはポリイミドあるいはPPS等の樹脂であり、絶縁性接着層12はポリエステル系接着剤もしくは難燃PVCである。窓部6に位置するグランド線2a以外の平角導体2に対して、絶縁性接着層12の面を対向させて2枚の第2絶縁フィルム11が貼り合わされている。これにより、グランド線2a以外の平角導体2同士が電気的に絶縁され、平角導体2とシールド層9とが電気的に絶縁される。
第2絶縁体は、窓部6で露出した信号線や給電線の平角導体2を絶縁できるものであればよく、フィルムの形態に限られない。例えば、第2絶縁体としてインクや塗工材等の絶縁材料を使用することもできる。
なお、第1絶縁フィルム3及び第2絶縁フィルム11の絶縁樹脂層5,13がポリイミドであると、フィルムの形状精度が良好であり、窓部6等を精度良く形成できる。
図1から図3に示したシールドフラットケーブル1の具体的な構成例を挙げると、窓部6の長さL1=6mm、第2絶縁フィルム11の長さL2=10mm、窓部6の幅W1=(導体数N−3)×並列ピッチP±0.05mm、第2絶縁フィルム11の幅W2=(導体数N+1)×並列ピッチP±0.05mmである。なお、前記Nは、グランド線2aを含む平角導体2の総数である。
また、第2絶縁フィルム11の材質及び厚さの例としては、0.035mm厚のポリイミドテープ、0.022mm厚のポリエステルテープ、0.020mm厚のPPSテープ、0.025mm厚のポリイミドテープ、等を例示できる。第2絶縁フィルム11の絶縁性接着層12には、アクリル系樹脂も使用できる。
次に、上記構造のシールドフラットケーブル1を製造する製造方法について、その手順に沿って説明する。
まず、銅基材の表面に錫メッキ層が形成された断面長方形の平角導体2(グランド線2aを含む)を複数本(本実施形態では10本)用意する。
次いで、図4に示すように、それぞれ長尺の平角導体2が巻き取られている複数のリール30から平角導体2を送り出して所定の並列ピッチPで同一平面上に配列する(配列工程)。そして、これら平角導体2の上下に、リール31から長尺の第1絶縁フィルム3を送り出してヒータローラ32間に通し、巻き取りローラ33に巻き取る(第1絶縁体貼着工程)。
第1絶縁体貼着工程の際、第1絶縁フィルム3の互いの対向面は絶縁性接着層4側とする。つまり、ヒータローラ32の間を通過することにより、第1絶縁フィルム3の絶縁性接着層4が溶融し、平面上に配列された複数本の平角導体2には、表裏から第1絶縁フィルム3が絶縁性接着層4によって貼り合わされ、これら平角導体2が平面上に配列されて絶縁樹脂(絶縁樹脂層5と絶縁性接着層4)で被覆された一連長の長尺フラットケーブルが形成される。
ここで、長尺フラットケーブル1Aの一部を図5に示す。長尺フラットケーブル1Aは、図1に示した導体露出部15と窓部6とを設けるために、一方の第1絶縁フィルム3の長手方向の一部に開口した導体露出窓部15aと窓部6が形成されている。導体露出窓部15aはシールドフラットケーブル1の長手方向の端部となる箇所に設けられ、窓部6は導体露出窓部15a以外の箇所、例えばシールドフラットケーブル1の長手方向の略中央部となる箇所に設けられている。導体露出窓部15aの幅W4は、全ての平角導体2が露出するように平角導体2の並列幅より大きくされており、窓部6の幅W1は、少なくともグランド線2aに第1絶縁フィルム3を貼着しないよう、グランド線2a上の位置で並列ピッチP以上の幅を有するように設定される。本実施形態では、W1とW4を同等の幅に設定している。すなわち、本実施形態では窓部6においても全ての平角導体2に第1絶縁フィルム3を貼着しない形状に開口されている。
平角導体2に第1絶縁フィルム3を貼着する際には、第1絶縁フィルム3と平角導体2の位置が幅方向にずれることがある。そのずれ量より窓部6の幅W1が小さいと、グランド線2aが第1絶縁フィルム3により覆われて露出しなくなってしまうため、窓部6の幅W1をそのずれ量より大きくなるように設定する。図4に示したようなラミネータは、通常、第1絶縁フィルム3が貼着される間の位置ずれを最大でも平角導体2の並列ピッチP未満にするように精度設計されている。そのため、本実施形態では窓部6の幅W1を少なくとも並列ピッチP以上の幅としており、第1絶縁フィルム3を貼着する際に第1絶縁フィルム3と平角導体2の位置が幅方向に多少ずれたとしても、長手方向における窓部6の位置でグランド線2aに第1絶縁フィルム3が貼着されることは防がれる。したがって、後の工程でグランド線2aとシールド層9との電気的接続を確実に行うことができる。
また、窓部6の長さL1は、第1絶縁フィルム3による絶縁効果を十分に得るためにシールドフラットケーブル1の長さの半分以下とするのが良い。また、窓部6はシールドフラットケーブル1の長手方向に複数設けられていても良い。
このように、上記第1絶縁体貼着工程では、予め開口した窓部6及び導体露出窓部15aを有する第1絶縁フィルム3を平角導体2の長手方向に沿って連続的に貼着することで、導体露出窓部15a及び窓部6を形成しているが、図6に示すように、短尺の第1絶縁フィルム3を平角導体2の長手方向に沿って間欠的に貼着することで、導体露出窓部15a及び窓部6を形成しても良い。
第1絶縁体貼着工程の後、第1絶縁フィルム3の幅方向の余剰部分(耳と呼ばれる部分)を除去するために、図5及び図6に示した破線C1で示す位置で切断される。これにより、窓部6及び導体露出窓部15aの幅方向両端部で第1絶縁フィルム3が長手方向に繋がった箇所が除去される。
導体露出部15の平角導体2に金メッキ等のメッキを行う場合、長尺フラットケーブルのままでメッキ工程を行う。
このメッキ工程では、図7に示すように、メッキ液槽20に、長尺フラットケーブル1Aを間欠的に送り込んで浸漬させ、長尺フラットケーブル1Aの導体露出部15の部分に露出する平角導体2に電気メッキを施している。露出する平角導体2にメッキ金属を付着させるために、少なくとも1箇所の導体露出部15で、露出する全ての平角導体2と交差する導電部材23で接続一体化して電気的に接続する。長尺フラットケーブル1Aをメッキ液に漬けたときに導電部材23をメッキ液の外で電気クリップ等でメッキ電源21の負電位側に接続し、メッキ液に浸したメッキ金属材22をメッキ電源21の正電位側に接続する。
長尺フラットケーブル1Aは、メッキ液槽20内に連続的に送り込んで浸漬させる(連続メッキ)他に、メッキ液槽20に収まる程度の長さに分断して浸漬させるようにしても良い。
導体露出部15に施すメッキは、この端末部分でのウィスカの発生を抑制することと、あるいは端末部分と電気コネクタとの電気接続の信頼性を高めるためのもので、好ましくは金メッキが施される。但し、錫メッキ上に直接金メッキを施すと、異種金属接触による電食が生じ、長期の使用に耐えられないおそれがある。このため、下地金属としてニッケルメッキを施してから金メッキを施すようにするのが良い。
また、メッキ工程において、導体露出部15だけでなく窓部6にもメッキを施してもよい。その場合、長尺フラットケーブル1Aをメッキ液槽20内に連続的に送り込んで浸漬させることができ、効率的である。もしくは、窓部6をテープ等で一時的にマスキングした状態で連続的にメッキを施しても良い。
このように形成された長尺フラットケーブル1Aは、図5及び図6に示した導体露出部15の破線C2で示す位置で切断され、図8に示すように所定の長さのフラットケーブル1Bとされる(切断工程)。
長尺フラットケーブル1Aを切断した図8のフラットケーブル1Bには、図8及び図9に示すように導体露出部15の一方の面に平角導体2を支持するように端末補強テープ14を貼着する。
次いで、図10に示すように、窓部6におけるグランド線2a以外の平角導体2を覆うように、窓部6のグランド線2a以外の部分に第2絶縁フィルム11を貼着する(第2絶縁体被覆工程)。第2絶縁フィルム11の貼着は、熱貼着により行う。第2絶縁フィルム11を貼着する作業は、第1絶縁体貼着工程とは異なり、短尺のフラットケーブル1Bに対して個々に行うものであるため、例えばフラットケーブル1Bをおいた状態で第2絶縁フィルム11を貼着することができる。そのため、貼着する時にフラットケーブル1Bや第2絶縁フィルム11が位置ずれすることなく、正確な位置に第2絶縁フィルム11を貼着することができる。
また、フラットケーブル1Bを固定して、グランド線2aの位置を確認しながら、グランド線2aにかからないように第2絶縁フィルム11を貼着することも可能である。この場合、さらに位置精度良く第2絶縁フィルム11を貼着することができる。
また、本実施形態では10本の平角導体2のうち、並列幅方向の両端部に配置されたものがグランド線2aとされているが、この場合、図10に示したようにグランド線2a以外の平角導体2を覆うために、1箇所の窓部6につき1枚の第2絶縁フィルム11を貼着すれば良い。一方、幅方向両端以外の平角導体2をグランド線2aとする場合には、グランド線2aの部分を空けるように、1箇所の窓部6につき複数枚の第2絶縁フィルム11を貼着するか、もしくはグランド線2aの部分に窓の開けた1枚の第2絶縁フィルム11を貼着する。
第2絶縁体被覆工程の後、図1から図3に示したように、導体露出部15及びその近傍を除く部分にシールドフィルム7を貼着する(シールド層貼着工程)。シールドフィルム7の貼着は、1枚を巻きつけても良いし、2枚を貼り合わせても良い。シールドフィルム7を貼着すると、窓部6において第2絶縁フィルム11が貼着されていない箇所でシールドフィルム7のシールド層9がグランド線2aと電気的に接続する(接続工程)。
本実施形態ではシールドフィルム7に導電性接着層8が設けられているため、シールド層貼着工程の際に導電性接着層8が窓部6内に入り込んでグランド線2aに接触し、シールド層貼着工程と同時に接続工程が行われる。導電性接着層8がない場合には、シールド層貼着工程の後に、溶接等によりシールド層9をグランド線2aに接続することが必要となる。シールドフィルム7が導電性接着層8を有する場合には、シールド層9とグランド線2aとの隙間が導電性接着層8によって埋められるため、良好な接続状態が得られやすい。
なお、上記実施形態では、窓部6をシールドフラットケーブル1の片面に設けたが、両面でも良い。また、一方の面に複数の窓部6を設けても良い。また、シールド層をシールドフラットケーブル1の一方の側のみに設けても良い。
このように、上記実施形態のシールドフラットケーブル1及びその製造方法は、並列した平角導体2に対して幅方向に第1絶縁フィルム3の貼着位置がずれても、第1絶縁フィルム3に形成した窓部6の幅W1を、そのずれ量より大きくなるよう並列ピッチP以上としている。そのため、窓部6をグランド線2a上に確実に配置することができ、グランド線に対してシールド層を接続する箇所を塞ぐことがない。また、第2絶縁フィルム11は高精度に位置決めして貼着することができるため、グランド線2aへの第2絶縁フィルム11の貼着を防ぐ一方、グランド線2a以外の平角導体2には確実に第2絶縁フィルム11を貼着させることができる。したがって、確実にシールド層9を接地できるシールドフラットケーブル1を得ることができる。
なお、グランド線を積層させて配置し、導体露出部で外側のグランド線を折り返してシールド層に接続するシールドフラットケーブルもあるが、その場合は上記実施形態のように連続メッキを施しても積層させた内側のグランド線部分にメッキを施すことができないため、短尺に切断してグランド線を折り返した後にメッキを行う必要がある。それに対して、上記実施形態のシールドフラットケーブル1は、連続メッキによって効率的にメッキを施すことができる。
本実施形態のシールドフラットケーブルの平面図である。 図1の矢視A−A断面図である。 図1の矢視B−B断面図である。 本実施形態の製造方法において第1絶縁体貼着工程を示す模式的な斜視図である。 本実施形態の製造方法における第1絶縁体貼着工程後の長尺フラットケーブルを示す平面図である。 本実施形態の製造方法における第1絶縁体貼着工程後の長尺フラットケーブルの他の例を示す平面図である。 本実施形態の製造方法におけるメッキ工程を示す模式図である。 本実施形態の製造方法における切断工程後のフラットケーブルを示す平面図である。 図8の部分側面図である。 本実施形態の製造方法における第2絶縁体被覆工程後のフラットケーブルを示す平面図である。 従来のシールドフラットケーブルの一例を示す断面図である。 図11に示したシールドフラットケーブルの他の部分の断面図である。
符号の説明
1 シールドフラットケーブル
1A 長尺フラットケーブル
1B フラットケーブル
2 平角導体
2a グランド線
3 第1絶縁フィルム
6 窓部
7 シールドフィルム
9 シールド層
11 第2絶縁フィルム
15 導体露出部

Claims (6)

  1. グランド線である導体を含む複数本の平角導体を所定の並列ピッチで平面上に配列する配列工程と、前記平角導体の配列面の両面から前記平角導体に第1絶縁体を含む絶縁フィルムを貼着して長尺フラットケーブルを形成する第1絶縁体貼着工程と、前記長尺フラットケーブルを切断して所定の長さのフラットケーブルとする切断工程と、前記切断工程後に前記フラットケーブルの外側にシールド層を貼着するシールド層貼着工程と、前記グランド線と前記シールド層を電気的に接続する接続工程と、を有するシールドフラットケーブルの製造方法であって、
    前記第1絶縁体貼着工程において、前記切断工程で切断して前記フラットケーブルの長手方向端部となる箇所に全ての前記平角導体を露出させた導体露出部を設けるとともに、前記導体露出部以外の長手方向の一部に、少なくとも前記グランド線に前記絶縁フィルムを貼着しない前記並列ピッチ以上の幅の窓部を形成し、
    前記シールド層貼着工程前に、前記窓部における前記グランド線以外の平角導体を第2絶縁体で覆う第2絶縁体被覆工程を行うことを特徴とするシールドフラットケーブルの製造方法。
  2. グランド線である導体を含む複数本の平角導体を所定の並列ピッチで平面上に配列する配列工程と、前記平角導体の配列面の両面から前記平角導体に第1絶縁体を含む絶縁フィルムを貼着して長尺フラットケーブルを形成する第1絶縁体貼着工程と、前記長尺フラットケーブルを切断して所定の長さのフラットケーブルとする切断工程と、前記切断工程後に前記フラットケーブルの外側に導電性接着層とシールド層と樹脂層とからなるシールドフィルムを貼着するシールド層貼着工程と、前記グランド線と前記シールド層を電気的に接続する接続工程と、を有するシールドフラットケーブルの製造方法であって、
    前記第1絶縁体貼着工程において、前記切断工程で切断して前記フラットケーブルの長手方向端部となる箇所に全ての前記平角導体を露出させた導体露出部を設けるとともに、前記導体露出部以外の長手方向の一部に、少なくとも前記グランド線に前記絶縁フィルムを貼着しない前記並列ピッチ以上の幅の窓部を形成し、
    前記シールド層貼着工程前に、前記窓部における前記グランド線以外の平角導体を第2絶縁体で覆う第2絶縁体被覆工程を行い、
    前記シールド層貼着工程において、前記グランド線に前記導電性接着層を接着させることを特徴とするシールドフラットケーブルの製造方法。
  3. 請求項またはに記載のシールドフラットケーブルの製造方法であって、
    前記窓部は、予め開口した窓部を有する前記絶縁フィルムを前記平角導体の長手方向に沿って連続的に貼着して形成することを特徴とするシールドフラットケーブルの製造方法。
  4. 請求項またはに記載のシールドフラットケーブルの製造方法であって、
    前記窓部は、複数の前記絶縁フィルムを前記平角導体の長手方向に沿って間欠的に貼着して形成することを特徴とするシールドフラットケーブルの製造方法。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のシールドフラットケーブルの製造方法であって、
    前記第1絶縁体貼着工程と前記切断工程との間に、複数本の前記平角導体を導電部材で接続一体化して電気的に接続し、前記導体露出部をメッキ液に浸すことにより前記導体露出部の平角導体に電気メッキを施すメッキ工程を行うことを特徴とするシールドフラットケーブルの製造方法。
  6. グランド線である導体を含む複数本の平角導体が所定の並列ピッチで平面上に配列され、前記平角導体の配列面の両面から前記平角導体に第1絶縁体を含む絶縁フィルムが貼着され、前記絶縁フィルムの外側にシールドフィルムが貼着されたシールドフラットケーブルであって、
    前記シールドフィルムは、導電性接着層とシールド層と樹脂層からなり、
    当該シールドフラットケーブルの長手方向端部以外の一部に、少なくとも前記グランド線に前記絶縁フィルムが貼着されていない前記並列ピッチ以上の幅の窓部を有し、
    前記窓部では、前記グランド線以外の平角導体が第2絶縁体に覆われ、
    前記窓部において前記第2絶縁体で覆われていない前記グランド線に前記導電性接着層が接着されて前記グランド線が前記シールド層と電気的に接続され、
    前記窓部は、前記絶縁フィルムの全幅に亘って形成されていることを特徴とするシールドフラットケーブル。
JP2006214768A 2006-08-07 2006-08-07 シールドフラットケーブル及びその製造方法 Active JP5239133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006214768A JP5239133B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 シールドフラットケーブル及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006214768A JP5239133B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 シールドフラットケーブル及びその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008041451A JP2008041451A (ja) 2008-02-21
JP2008041451A5 JP2008041451A5 (ja) 2009-10-08
JP5239133B2 true JP5239133B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=39176232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006214768A Active JP5239133B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 シールドフラットケーブル及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5239133B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5162220B2 (ja) * 2007-11-30 2013-03-13 株式会社フジクラ シールド付きフラットケーブル及びその製造方法
JP5245580B2 (ja) * 2008-06-30 2013-07-24 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル及びその製造方法
KR20210012364A (ko) 2019-07-25 2021-02-03 삼성전자주식회사 플렉서블 평판 케이블 및 그 제조 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63141210A (ja) * 1986-07-25 1988-06-13 住友電気工業株式会社 シ−ルドフラツトケ−ブル
JP2594734Y2 (ja) * 1992-10-19 1999-05-10 住友電装株式会社 シールド付きフラットケーブル
JPH0677117U (ja) * 1993-04-05 1994-10-28 古河電気工業株式会社 遮蔽層付フレキシブルフラットケーブル
JPH08329739A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Furukawa Electric Co Ltd:The シールド付きフラットケーブル
JP2002118339A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Sony Chem Corp 配線基板及び配線基板製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008041451A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4506818B2 (ja) シールドフラットケーブルの製造方法
JP5245580B2 (ja) シールドフラットケーブル及びその製造方法
JP4816724B2 (ja) シールドフラットケーブル
TWI497534B (zh) Flat cable and manufacturing method thereof
US20210166836A1 (en) Shielded flat cable
JP2009181792A (ja) シールド付きフラットケーブル及びその製造方法
JP5239133B2 (ja) シールドフラットケーブル及びその製造方法
JP4517612B2 (ja) 耐屈曲性シールド被覆フレキシブルフラットケーブル及びその製造方法
JP2009037959A (ja) シールドフラットケーブル
JP2017139180A (ja) フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法
JP7298612B2 (ja) フラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法
JP2008098026A (ja) 導電接続部材、および導電接続部材の製造方法
JP5482734B2 (ja) フラットケーブル
JP5114152B2 (ja) フレキシブルフラットケーブル及びその製造方法
JP4207862B2 (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP2015002033A (ja) フラットケーブルおよびその製造方法
JP5446742B2 (ja) シールドフラットケーブルの製造方法
JP2013020950A (ja) フラットケーブル
JP2017068984A (ja) 接続部材付きフラットケーブルおよびその製造方法
JP5678940B2 (ja) フラットケーブル及びその製造方法
WO2012173179A1 (ja) フラットケーブルおよびその製造方法
JP2007179759A (ja) 端子部材および該端子部材の製造方法
JPH06243730A (ja) シールド付フラットケーブル
JP2007335176A (ja) フラットケーブルの電気メッキ方法及びフラットケーブルの製造方法
JP2013020949A (ja) フラットケーブル及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120525

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5239133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250