JP5236702B2 - 立体画像用メガネ - Google Patents

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Description

本発明は、電池駆動により動作し、TV(Television)やPC(Personal Computer) のディスプレイに表示される右目用画像と左目用画像との切り替え情報を無線通信により受信し、右目用レンズと左目用レンズとの液晶シャッタの開閉を制御することによって、立体画像を見ることのできる立体画像用メガネに関し、特に、低消費電力化や通信時の外来ノイズからの耐性強化の技術に関する。
従来、液晶シャッタレンズを用いる立体画像用メガネにて立体画像を見る場合には、TV(Television)やPC(Personal Computer) のディスプレイでは右目用画像と左目用画像とが順に表示される。そして、右目用画像が表示される間はメガネの右目レンズに設けられた液晶シャッタのみが開く一方、左目用画像が表示される間はメガネの左目レンズに設けられた液晶シャッタのみが開くということを繰り返すことにより、立体画像を見ることができるようになっている。
すなわち、図7に示すように、TVやPC側の無線信号送信機101から図示しないディスプレイの表示更新タイミングと表示画像の右目情報及び左目情報とが送信され、立体画像用メガネ110の無線信号受信部111にてこれらの情報を受信し、液晶シャッタ制御信号タイミング生成部112にて、受信した同期信号を基準として液晶シャッタ114を制御するタイミングを生成する。次いで、液晶シャッタ制御部113にて、受信信号から右目レンズ及び左目レンズの液晶シャッタ114をそれぞれ制御することによって、右目用画像を右目だけで見ることができ、また、左目用画像を左目だけで見ることにより立体画像を見ることができる。
図8(a)〜(d)に示すタイミングチャートで説明すると、図8(a)に示すように、TVやPCディスプレイの表示更新タイミングには同期信号が無線信号として送信される。そして、右目用画像が表示される際には「右シャッタ開」信号が無線信号として送信されると共に、左目画像が表示される際には「左シャッタ開」信号が無線信号として送信される。一方、立体画像用メガネ110側では、図8(b)〜(d)に示すように、上記無線信号を受信後、同期信号を基準として最適なタイミングにおいて、左右それぞれのレンズ制御信号が出力される。具体的には、「右シャッタ開」信号を受信した場合には右目レンズの液晶シャッタ114が開くようにレンズ制御信号が出力される。また、「左シャッタ開」信号を受信した場合には、左目レンズの液晶シャッタ114が開くようにレンズ制御信号が出力される。
このとき、無線信号としては、赤外線信号又は電波信号の利用が考えられる。
上述した従来技術においては、TVやPCディスプレイのフレームが切り替わるタイミングで無線送信する。例えば、フレーム周波数が100Hzであれば10ms毎に送信し、立体画像用メガネ110側はこのタイミングで受信を繰り返すことになる。この結果、フレーム周波数が高くなれば無線信号受信部111の電力消費が大きくなるという傾向がある。また、無線信号送信機101はTVから常時電源で接続されるが、立体画像用メガネ110側は電池で駆動されるので、フレーム周波数が高くなるに伴って利用できる時間が短くなってしまうという問題がある。
そこで、この問題を回避すべく提案されている無線受信装置として、特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1では、上述の課題を解決するために、受信部の電源供給回路をオン・オフ切り替えするスイッチとスイッチ制御手段を備え、例えば前述の10msの中でも無線送信信号の休止期間はスイッチをオフにするようにして電力消費を低減するようにしている。具体的には、送信側から送られてくる無線送信信号の周期を検出し、その周期から無線送信信号の休止期間を算出して、その休止期間にスイッチをオフするようにしている。
一方、立体画像用メガネに関する2つ目の課題として、受信時に外来ノイズによりデータが異常となることによりメガネの液晶シャッタ制御が誤動作して正常に立体画像を見ることができないという問題がある。
この問題を回避すべく提案されている立体画像用メガネ装置として、特許文献2に開示されているものがある。
特許文献2では、上述の課題を解決するために、例えば10msの中でも無線送信信号の休止期間はゲートを閉じて受信しないようにすることによって、ノイズ耐性を向上させている。
特開平8−265863号公報(1996年10月11日公開) 特開平2−92187号公報(1990年3月30日公開)
しかしながら、上記従来の特許文献1に開示された無線受信装置は、毎回の無線送信に対応して受信部の電源をオン・オフするものであり、フレーム周波数が高くなれば消費電流の低減効果が低くなるという問題がある。
また、上記特許文献2に開示された立体画像用メガネ装置についても同様であり、毎回の無線送信に対応して受信ゲートをオン・オフしているので、フレーム周波数が高くなればノイズの影響は高くなるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、フレーム周波数が高くなった場合にでも、消費電流を低減させ、ノイズ耐性を向上し得る立体画像用メガネを提供することにある。
本発明の立体画像用メガネは、上記課題を解決するために、表示装置に表示される右目用画像と左目用画像との切り替え用の同期信号、及び該右目用画像と左目用画像とのいずれの画像であるかを示す液晶シャッタ制御データを受信する無線信号受信部と、受信した上記同期信号を基準として左右のレンズにそれぞれ設けられた液晶シャッタの開閉を制御するタイミングを生成するタイミング生成部と、上記タイミング生成部にて生成されたタイミングに基づいて上記液晶シャッタを開閉させる液晶シャッタ制御部と、上記液晶シャッタを有する液晶シャッタ付き左右レンズとを備えた立体画像用メガネにおいて、受信した上記同期信号の間隔から該同期信号の周期を検出する周期検出部と、検出した同期信号の周期に基づいて、該同期信号と同じ周期の周期信号を繰り返し発生する周期信号発生部と、上記無線信号受信部にて受信した液晶シャッタ制御データを記憶する記憶部と、上記周期信号発生部にて発生された周期信号に同期したタイミングで記憶した液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部とを含む受信停止時制御手段を備えていると共に、上記受信停止時制御手段は、上記周期検出部にて同期信号の周期を検出しかつ上記記憶部に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部での受信を休止させ、周期信号発生部にて発生する周期信号と記憶部にて記憶した液晶シャッタ制御データとに基づいて上記タイミング生成部にて液晶シャッタの開閉を制御するタイミングを生成し、このタイミングに基づいて液晶シャッタ制御部にて上記液晶シャッタを開閉させ、前記受信停止時制御手段は、無線信号受信部での受信を休止させている時間に相当する周期信号数を格納する周期カウンタレジスタと、同期信号の周期の検出を完了した時点から上記周期カウンタレジスタに格納されている周期信号数迄を計数する周期信号カウンタ部と、上記周期信号カウンタ部が周期信号数を計数している間は無線信号受信部での受信を休止させる一方、上記周期信号カウンタ部における周期信号数の計数が完了した時点で無線信号受信部での受信を開始させる周期間欠制御部とを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、受信停止時制御手段は、上記周期検出部にて同期信号の周期を検出しかつ記憶部に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部での受信を休止させ、周期信号発生部にて発生する周期信号と記憶部にて記憶した液晶シャッタ制御データとに基づいてタイミング生成部にて液晶シャッタの開閉を制御するタイミングを生成させ、このタイミングに基づいて液晶シャッタ制御部にて液晶シャッタを開閉させる。
すなわち、本発明では、無線信号受信部での無線信号より受信した同期信号と受信した液晶シャッタ制御データに基づき液晶シャッタを制御するだけではなく、自ら生成する周期信号と記憶した液晶シャッタ制御データとを繰り返し発生することによっても、液晶シャッタを制御できるようになっている。
この結果、周期検出部にて同期信号の周期を検出しかつ記憶部に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部での受信を休止するので、その後の無線信号受信部の無線通信に伴う電力が不要となる。このため、立体画像用メガネの中で最も電流消費の大きい無線信号受信部の電流消費量を下げることができることになる。
また、無線信号受信部での受信の休止後は、外来ノイズの影響を受けることが無くなり、ノイズ耐性への向上にも大きく貢献することになる。
したがって、フレーム周波数が高くなった場合にでも、消費電流を低減させ、ノイズ耐性を向上し得る立体画像用メガネを提供することができる。
また、本発明では、前記受信停止時制御手段は、無線信号受信部での受信を休止させている時間に相当する周期信号数を格納する周期カウンタレジスタと、同期信号の周期の検出を完了した時点から上記周期カウンタレジスタに格納されている周期信号数迄を計数する周期信号カウンタ部と、上記周期信号カウンタ部が周期信号数を計数している間は無線信号受信部での受信を休止させる一方、上記周期信号カウンタ部における周期信号数の計数が完了した時点で無線信号受信部での受信を開始させる周期間欠制御部とを備えている
これにより、周期間欠制御部は、周期信号カウンタ部での受信を休止させている時間に相当する周期信号数のカウント時間管理により、無線信号受信部での受信を休止させたり開始させたりする。
この結果、無線送信信号を間欠的に受信することによって、受信回数を減らすことができる。そして、無線受信休止中は、無線信号受信部の電力消費を削減することができる。
このことは、無線通信を電波方式で行う場合により大きな効果があり、受信しない間は無線信号受信部をスタンバイ状態にすることにより、立体画像用メガネの動作時において最も消費電流の少ない状態にすることができる。したがって、立体画像用メガネの中で最も電流消費の大きい無線信号受信部の電流消費量を格段に下げることができることになる。尚、最新の無線信号受信部には殆ど電流を消費しないモードがあるので、このモードを利用すれば電源をオフにする場合と同等レベルの電流消費量で済むと共に、完全にオフにしないので動作状態への移行時間が短くて済むというメリットがある。これにより、無線信号受信部の電源をオフにする必要は無くなる。
また、消費電流への効果だけではなく、無線信号受信部での受信回数が減ることにより外来ノイズの影響を受ける確率が減り、ノイズ耐性への向上にも大きく貢献することになる。
具体的には、例えばフレーム周波数が100Hzの場合、受信間隔は10msとなるので右目用画像と左目用画像との情報を1回ずつ受信する時間は20msとなり、右目用画像と左目用画像との1回ずつの情報を受けている間に周期検出を行い、左右レンズの液晶シャッタ制御データを記憶する。そして、その後は、無線信号受信を休止して、検出した同期信号の周期と同一の周期を有する周期信号を発生し、記憶した右目用画像と左目用画像との液晶シャッタ制御データの発生を周期信号の発生回数である98回継続したとすると、同様に、無線信号受信部の平均消費電流は(動作時電流×1/50+休止時電流×49/50)となる。
本発明の立体画像用メガネでは、前記受信停止時制御手段の記憶部は、前記無線信号受信部にて受信した液晶シャッタ制御データを複数個記憶することが好ましい。
本発明の立体画像用メガネでは、前記受信停止時制御手段は、発生した周期信号のタイミングに基づいて、記憶した複数個の液晶シャッタ制御データを順次読み出し、かつ該液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部を備えていることが好ましい。
これにより、単純に左右レンズの液晶シャッタの開閉を右→左→右→左と繰り返すだけでなく、例えば、右→全閉→左→全閉→右→全閉→左という動作が可能となる。
本発明の立体画像用メガネでは、前記受信停止時制御手段は、右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である状態が一定時間経過した場合には、立体画像用メガネ駆動用電源を遮断するための信号を発生する液晶シャッタ制御データ監視部を備えていることが好ましい。
これにより、何らかの理由により右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である状態が一定時間経過した場合に、立体画像用メガネ用電源を遮断することができる。
本発明の立体画像用メガネでは、前記受信停止時制御手段は、前記無線信号受信部にて受信する同期信号が所定時間途絶えたときに、前記右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である旨のデータを出力する自走制御タイマー部と、上記所定時間を格納する自走時間レジスタとを備えていることが好ましい。
これにより、自走制御タイマー部のタイマーがタイムアップした場合には、自走制御タイマー部は、右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である旨のデータを出力する。
この結果、無線信号受信部での受信が多少途絶えても立体画像用メガネの動作は継続するが、一定以上途絶える場合には、例えば、立体画像用メガネ用電源を遮断することができる。
尚、このようなケースとして、例えば、間欠制御タイマー部でのタイマーによる時間管理により、無線信号受信部での受信を休止させたり開始させたりしている場合に、TVやPCディスプレイ自体の電源がオフとなり、無線信号受信部での受信を再開始しても、TVやPCディスプレイからの応答がない場合等がある。
本発明の立体画像用メガネでは、同期信号及び液晶シャッタ制御データを受信する無線信号受信部での通信は、赤外線通信又は電波通信によって行われることが好ましい。
これにより、無線通信は、赤外線通信又は電波通信によって行われる。尚、消費電流の大きい電波通信の方が、本発明の効果が大きい。
本発明の立体画像用メガネでは、前記無線信号受信部での通信が電波通信によって行われる場合には、通信可能周波数の範囲で利用周波数が変更可能となっていることが好ましい。
これにより、電波通信においては、通信可能周波数の範囲で利用周波数を変更することができることにより、他の機器で既に使用されている周波数があれば、その周波数を避けて使用することが可能となる。この結果、混信を避けたり、又は干渉を回避したりすることができる。
本発明の立体画像用メガネでは、前記無線信号受信部での通信が電波通信によって行われる場合には、識別子を設定することができるIDレジスタを備え、受信信号に含まれる識別子が上記IDレジスタに設定されている識別子と一致する場合にのみ前記同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっていることが好ましい。
これにより、無線通信可能範囲内において同一周波数かつ同じ機能の他の立体画像用メガネがある場合でも、識別子を互いに異ならせることにより混信を避けることができる。
本発明の立体画像用メガネでは、前記IDレジスタは、ユーザ操作にて書換え可能であることが好ましい。
これにより、ペアリングする立体画像用メガネを変更することができる。
本発明の立体画像用メガネでは、送信時に決定しているチェックデータを格納するチェックデータレジスタを備え、受信後に受信信号の該当する部分と上記チェックデータレジスタに格納されているチェックデータとが一致している場合に、前記同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっていることが好ましい。
これにより、外来ノイズの影響がある場合に、同期信号及び液晶シャッタ制御データの信頼性を評価でき、無効の同期信号及び液晶シャッタ制御データによって、立体画像用メガネが誤動作することを防ぐことができる。
本発明の立体画像用メガネでは、前記無線信号受信部での通信が電波通信によって行われる場合には、受信周波数が周期単位又は複数周期単位で変更可能となっていることが好ましい。
例えば、外来ノイズがあった場合や、他の立体画像用メガネが同じ周波数を使用していることによる干渉があった場合、本発明では、電波通信において、周期単位又は複数周期単位で受信周波数を変更する。
これにより、干渉を受けた同期信号及び液晶シャッタ制御データは利用できないが、次のサイクル又はその次のサイクル等において異なる周波数にて同期信号及び液晶シャッタ制御データを受信することにより、立体画像用メガネの動作を継続することができる。
この結果、多少リアルタイム性は劣化するものの、誤動作に至らず、動作を継続することができる。
例えば、通信可能周波数範囲において5ch利用可能とすれば、1周期目はch1で送受信し、2周期目はch2で送受信し、3周期目はch3で送受信し、4周期目はch4で送受信し、5周期目はch5で送受信し、6周期目は元に戻ってch1で送受信し、以後この順で繰り返すことが考えられる。勿論、送信側と受信側とはchを合わせて動作するようにしておく。
本発明の立体画像用メガネは、以上のように、受信した上記同期信号の間隔から該同期信号の周期を検出する周期検出部と、検出した同期信号の周期に基づいて、該同期信号と同じ周期の周期信号を繰り返し発生する周期信号発生部と、上記無線信号受信部にて受信した液晶シャッタ制御データを記憶する記憶部と、上記周期信号発生部にて発生された周期信号に同期したタイミングで記憶した液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部とを含む受信停止時制御手段を備えていると共に、上記受信停止時制御手段は、上記周期検出部にて同期信号の周期を検出した後は、無線信号受信部での受信を休止させ、周期信号発生部にて発生する周期信号と記憶部にて記憶した液晶シャッタ制御データとに基づいて上記タイミング生成部にて生成した液晶シャッタの開閉を制御するタイミングを生成させ、このタイミングに基づいて液晶シャッタ制御部にて上記液晶シャッタを開閉させ、前記受信停止時制御手段は、無線信号受信部での受信を休止させている時間に相当する周期信号数を格納する周期カウンタレジスタと、同期信号の周期の検出を完了した時点から上記周期カウンタレジスタに格納されている周期信号数迄を計数する周期信号カウンタ部と、上記周期信号カウンタ部が周期信号数を計数している間は無線信号受信部での受信を休止させる一方、上記周期信号カウンタ部における周期信号数の計数が完了した時点で無線信号受信部での受信を開始させる周期間欠制御部とを備えている。
それゆえ、フレーム周波数が高くなった場合にでも、消費電流を低減させ、ノイズ耐性を向上し得る立体画像用メガネを提供するという効果を奏する。
本発明における立体画像用メガネの実施の一形態を示すものであって、立体画像用メガネの構成を示すブロック図である。 (a)〜(i)は、上記立体画像用メガネにおける制御動作を示すタイミングチャートである。 上記立体画像用メガネにおける制御動作を示すフローチャートである。 本発明における立体画像用メガネの、他の実施の一形態を示すものであって、立体画像用メガネの構成を示すブロック図である。 (a)〜(i)は、上記立体画像用メガネにおける制御動作を示すタイミングチャートである。 上記立体画像用メガネにおける制御動作を示すフローチャートである。 従来の立体画像用メガネの構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は、上記立体画像用メガネにおける制御動作を示すタイミングチャートである。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。〔概要〕
本実施の形態の立体画像用メガネは、例えばTV(Television)やPC(Personal Computer) ディスプレイ等の表示装置における無線信号送信機から無線送信信号としてTVやPCディスプレイのフレームが切り替わるタイミングを示す同期信号と共に、TVやPCディスプレイに右目用画像が表示される場合は「右目開く」という制御情報が送られ、また、左目用画像が表示される場合は「左目開く」という制御情報が送られる。そして、立体画像用メガネ3側では、受信したこれらの情報を組み合わせてディスプレイに表示される右目用画像のタイミングと左目用画像のタイミングとに合わせた右目レンズの液晶シャッタ制御信号及び左目レンズの液晶シャッタ制御信号に変換し、各レンズを制御している。結果的に、TVやPCのディスプレイに右目用画像が表示されている間には右目レンズシャッタのみが開き、左目用画像が表示されている間には左目レンズシャッタのみが開くという動作となる。
〔表示装置の構成〕
本実施の形態に係る立体画像用メガネの構成について、図1に基づいて説明する。図1は、立体画像用メガネ3の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、上記立体画像用メガネ3は、例えばTVやPCディスプレイ等の表示装置の画像を立体的に見ることを可能とするものであり、図示しないTVやPCディスプレイでは、右目用画像と左目用画像とを交互に切り替えて表示する。そして、TVやPCディスプレイに設けられた無線信号送信機1は、TVやPCディスプレイの画像が更新される際に、同期信号と、右目又は左目のいずれの画像であるのかを示す液晶シャッタ制御データとを立体画像用メガネ3に送信する。
このとき、無線信号としては、赤外線信号又は電波信号の利用が考えられる。
ここで、無線信号送信機1における同期信号、及び液晶シャッタ制御データの送信に際しては、混信を防止する目的で、無線信号送信機1から同期信号と液晶シャッタ制御データと共に識別子としてのID(Identification)が送信される場合がある。このため、上記TVやPCディスプレイには、無線通信を行う立体画像用メガネ3と同じIDが格納されたIDレジスタ2が設けられている。
また、無線信号送信機1における同期信号、及び液晶シャッタ制御データの送信に際しては、外来ノイズの影響有無を確認するために、予め決められた値で構成されるチェックデータが無線信号送信機1から送信される場合がある。
〔立体画像用メガネの構成〕
一方、立体画像用メガネ3は、図1に示すように、無線信号受信部11と、タイミング生成部としての液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20と、液晶シャッタ制御部21と、左右レンズ22a及び液晶シャッタ22bが備えられた液晶シャッタ付き左右レンズ22とを備えている。
上記無線信号受信部11は、無線信号を受信する部分であり、無線信号送信機1から送られる同期信号、液晶シャッタ制御データ及びIDとチェックデータ等を受信する。
上記IDは、IDレジスタ27に格納されたIDと照合される。すなわち、IDレジスタ27には無線通信を行う無線信号送信機1と同じIDが格納されており、受信信号内のIDと比較され、一致した場合には、自身の立体画像用メガネ3に送られたデータという認識をする。尚、図1には示していないが、立体画像用メガネ3内にはマイコンが搭載されており、IDレジスタ27にはこのマイコンに予め所望のIDデータを入力しておくことにより、このマイコンから自動的にIDデータが格納されるようになっている。
また、チェックデータは、チェックデータレジスタ26に格納されたチェックデータと照合される。すなわち、チェックデータレジスタ26には、無線信号送信機1が同期信号や液晶シャッタ制御データと共に送信する予め決められた値が格納されており、受信信号内のチェックデータ部と比較され、一致した場合には、受信データは信頼性があるという認識を行う。これも図示しないマイコンにて所望のチェックデータが格納されるようになっている。
次に、上記液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20は、後述する周期信号発生部16にて発生された周期信号を基準に、液晶シャッタ付き左右レンズ22における左右レンズ22aの液晶シャッタ22bを制御するタイミングとして最適なタイミングを生成して出力する。
上記液晶シャッタ制御部21は、上記液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20から出力された液晶シャッタ制御タイミングにて、後述する液晶シャッタ制御データ発生部19にて発生された右目又は左目のいずれの画像であるのかを示すデータに基づく左レンズ制御信号及び右レンズ制御信号を生成して、左右レンズ22aのための液晶シャッタ22bに制御信号として出力する。
液晶シャッタ付き左右レンズ22は、入力される制御信号に基づき液晶シャッタ22bを開閉するよう動作する。
ここで、本実施の形態では、立体画像用メガネ3は、さらに、周期検出部15と、周期信号発生部16と、液晶シャッタ制御データ発生部19と、記憶部としての液晶シャッタ制御データ記憶部18とを備えている。これらは、本発明の受信停止時制御手段の一部を構成するものとなっている。
上記周期検出部15は、無線信号受信部11から出力される同期信号を検出し、同期信号間の時間を計測し周期データとする。周期信号発生部16は、周期検出部15の出力である周期データと同一の周期を有する周期信号を発生する。周期信号発生部16からの周期信号の発生は、周期検出部15が同期信号の停止を認識した直後に行われる。
上記液晶シャッタ制御データ発生部19は、周期信号発生部16から出力される周期信号に基づいて動作し、液晶シャッタ制御データ記憶部18から右用データ又は左用データを読み出し、液晶シャッタ制御データとして出力を行う。
また、液晶シャッタ制御データ記憶部18は、無線信号受信部11から出力される液晶シャッタ制御データから、右レンズ用制御信号又は左レンズ用制御信号等の判別を行い、データとしてメモリに格納する。
その他、本実施の形態では、間欠制御タイマー部12、周期間欠動作時間レジスタ13、周期信号時間補正レジスタ17、液晶シャッタ制御データ監視部25、自走時間レジスタ23及び自走制御タイマー部24が設けられている。尚、これらも本発明の受信停止時制御手段の一部を構成するものである。
上記間欠制御タイマー部12は、無線受信を間欠的に動作させる時間を管理するタイマーを有している。周期間欠動作時間レジスタ13は、上記間欠制御タイマー部12のタイマーが計数する時間を格納している。所望の時間データもマイコンにて格納される。周期間欠制御部14は、間欠制御タイマー部12のタイマーが動作中は受信部OFF信号を出力し、タイマーが停止中は受信部ON信号を出力する。
周期信号時間補正レジスタ17は、無線信号送信機1から送られる同期信号と無線信号受信部11にて受信した同期信号間との遅延を補正するものである。遅延量は同一システムで固定のものであり、マイコンにてデータ格納される。補正処理は、周期信号発生部16にて出力される周期信号の位相をずらすことにより行い、周期信号の発生における最初の周期のみ周期信号時間補正レジスタ17に格納されている時間分短くすることによって行うことが可能である。
液晶シャッタ制御データ監視部25は、液晶シャッタ制御データ発生部19から順に出力される右用の液晶シャッタ制御データと左用の液晶シャッタ制御データとが共に液晶シャッタ22bを閉じるデータである状態が一定時間経過すると、立体画像用メガネパワーオフ信号28を出力して全体の電源をオフにする。尚、前述の状態以外は、液晶シャッタ制御データ発生部19の出力をそのまま液晶シャッタ制御部21へ出力する。
自走制御タイマー部24は、無線信号受信部11から出力される同期信号が、自走時間レジスタ23に格納されている時間だけ途絶えたことを検出すると、右用と左用とも液晶シャッタ制御データが液晶シャッタ22bを閉じるデータとする左右閉信号を出力する。〔立体画像用メガネの動作〕
上記構成を備えた立体画像用メガネ3の全体動作を、図2(a)〜(i)に示すタイミングチャートを用いて説明する。
図2(a)に示すように、前記無線信号受信部11は、受信部ON/OFF信号においてONの時間のみ動作し、OFFの時間はスタンバイ状態となることによって消費電流の削減を行っている。尚、無線信号受信部11の受信部ON/OFF信号は、周期間欠制御部14が無線信号受信部11に出力する。したがって、無線信号受信部11が受信を停止している場合において、間欠制御タイマー部12のタイマーが所定の停止時間を計数したときには、間欠制御タイマー部12から周期間欠制御部14に開始命令が出力される。これによって、周期間欠制御部14が受信部ON信号を出力し、無線信号受信部11が受信を再開する。
そして、無線信号受信部11では、図2(b)に示すように、受信部ON信号の間に、少なくとも同期信号と、右目シャッタ開及び左目シャッタ開の液晶シャッタ制御データとを受信する。図2(b)に示すタイムチャートでは、1サイクル目は「右シャッタ開」の液晶シャッタ制御データを受信し、2サイクル目は「左シャッタ開」の液晶シャッタ制御データを受信している。
次に、図2(c)に示すように、無線信号受信部11は、無線信号送信機1から受信した同期信号を周期検出部15に出力する。これにより、周期検出部15は、同期信号間を計測して周期データを生成する。この周期データは周期信号発生部16に入力され、周期信号発生部16は、周期データの周期と同一の周期からなる周期信号を発生する。
一方、図2(f)に示すように、無線信号受信部11の受信動作中には、受信した液晶シャッタ制御データを液晶シャッタ制御データ記憶部18に記憶する。
本実施の形態では、このように、無線信号受信部11が受信中に、同期信号及び液晶シャッタ制御データを取得し、周期検出部15にてその同期信号の周期データを出力すると共に、液晶シャッタ制御データを液晶シャッタ制御データ記憶部18に記憶する。その後、図2(a)に示すように、無線信号送信機1の受信を停止し、周期カウンタレジスタ32にて定める一定時間が経過するまで、図2(d)に示すように、間欠制御タイマー部12のタイマーを動作させ、無線信号受信部11の受信を休止する。
ここで、無線信号受信部11の受信の休止中は、無線信号送信機1から同期信号を受信することができない。しかしながら、本実施の形態では、無線信号受信部11が受信を休止しているときには、同期信号の出力が停止するが、図2(e)に示すように、周期信号発生部16が動作して、周期検出部15から出力される周期データに基づいて、同期信号の周期と同じ周期の周期信号を発生し、液晶シャッタ制御データ発生部19及び液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20に出力する。この結果、液晶シャッタ制御データ発生部19は、図2(g)に示すように、周期信号に同期して液晶シャッタ制御データ記憶部18から液晶シャッタ制御データを読み出し、液晶シャッタ制御データ監視部25へ出力する。液晶シャッタ制御データ監視部25は、左右レンズ22aのいずれもが液晶シャッタ22bを閉じる液晶シャッタ制御データが一定時間継続しない限り、図2(h)(i)に示すように、液晶シャッタ制御部21へそのままデータ出力する。
上述の動作を、図3を用いて説明する。図3は、動作フローを示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、無線信号送信機1からはTVディスプレイ表示を更新するタイミングで該右目用画像と左目用画像とのいずれの画像であるかを示す液晶シャッタ制御データが送信され続ける(S1,S2)。尚、ここでの記載は省略するが、立体画像用メガネ3は、起動時に無線信号受信部11を動作し続け、無線信号送信機1との同期をとる。そして、一度、同期がとれた後は、立体画像用メガネ3は、図3に記載の動作を開始する。
すなわち、一般的に、TVやPCディスプレイに表示される右目用画像と左目用画像との切り替え情報について、その番組中においては、右目用レンズと左目用レンズとの同期信号の周期、及び右目用画像と左目用画像とのいずれの画像であるかを示す液晶シャッタ制御データの順序は一定である。したがって、最初に、同期信号の周期及び液晶シャッタ制御データを求めれば、逐一、無線信号送信機1で受信することなく、求めた同期信号の周期及び液晶シャッタ制御データを用いることによって液晶シャッタ22bの開閉動作が可能である。
まず、間欠制御タイマー部12のタイマーが動作中であるか否かを判断する(S10)。最初は、間欠制御タイマー部12のタイマーが停止しているので(S11)、周期間欠制御部14の出力である受信部ON/OFF信号がONとなり、無線信号受信部11が受信動作を行う(S12)。受信データとして同期信号と例えば右目レンズ制御信号とを受信した後(S13)、周期検出部15が動作して同期信号の同期信号周期を計測し始め、つまり周期検出を開始し(S14)、右目レンズ制御データを液晶シャッタ制御データ記憶部18へ格納する(S15)。次いで、左目レンズ制御信号についても、同様の動作を行う(S16〜S18)。周期データと左目レンズ制御データ及び右目レンズ制御データとが受信された後、間欠制御タイマー部12のタイマーが一定期間の計測が開始され、間欠制御タイマー部12から周期間欠制御部14に受信停止命令を出力し、周期間欠制御部14が無線信号受信部11に受信部OFF信号を出力することにより無線信号受信部11が休止する。つまり、間欠制御が開始される(S19)。
これによって、S10において間欠制御タイマー部12のタイマーが動作中であると判断され、直ちに、周期信号発生部16が動作を開始し、同期信号と同じ周期の受信停止時用同期信号を発生する(S21)。この受信停止時用同期信号に同期して液晶シャッタ制御データ発生部19は液晶シャッタ制御データ記憶部18からデータを読み出して、まず右目レンズ制御データを発生し(S22)、液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20から出力される液晶シャッタ制御タイミングにて液晶シャッタ制御部21から右目レンズ制御信号を出力する(S23)。その後、次の受信停止時用同期信号に同期して(S24)、同様の動作を行い、液晶シャッタ制御部21から左レンズ制御信号を出力する(S25,S26)。これを繰り返し、間欠制御タイマー部12が停止すれば、無線信号受信部11を再び動作させて無線信号送信機1と同期させ、送信される情報を取得するという動作を行う。
このように、本実施の形態の立体画像用メガネ3を用いることにより、無線信号受信を間欠的に行うことができるようになるだけでなく、無線信号受信休止時間をコントロールでき、大幅に電力消費量を削減することができるようになる。この結果、電力消費量の大きい電波式の無線通信の利用ができるようになり、従来の赤外線通信における限られた通信距離と指向性の強さというデメリットから開放され、広範囲で安定した通信による快適な動作環境が得られるようになる。また、無線信号受信休止時間を長くとることによって、外来ノイズ耐性を向上させた立体画像用メガネを提供することができることになる。
以上のように、本実施の形態の立体画像用メガネ3は、TVやPCディスプレイ等の表示装置に表示される右目用画像と左目用画像との切り替え用の同期信号、及び該右目用画像と左目用画像とのいずれの画像であるかを示す液晶シャッタ制御データを受信する無線信号受信部11と、受信した同期信号を基準として左右のレンズにそれぞれ設けられた液晶シャッタ22bの開閉を制御するタイミングを生成する液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20と、液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20にて生成されたタイミングに基づいて液晶シャッタ22bを開閉させる液晶シャッタ制御部21と、液晶シャッタ22bを有する液晶シャッタ付き左右レンズ22とを備えている。また、立体画像用メガネ3は、受信した同期信号の間隔から該同期信号の周期を検出する周期検出部15と、検出した同期信号の周期に基づいて、該同期信号と同じ周期の周期信号を繰り返し発生する周期信号発生部16と、無線信号受信部11にて受信した液晶シャッタ制御データを記憶する液晶シャッタ制御データ記憶部18と、周期信号発生部16にて発生された周期信号に同期したタイミングで記憶した液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部19とを含む受信停止時制御手段を備えている。
上記受信停止時制御手段は、周期検出部15にて同期信号の周期を検出しかつ液晶シャッタ制御データ記憶部18に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部11での受信を休止させ、周期信号発生部16にて発生する周期信号と液晶シャッタ制御データ記憶部18にて記憶した液晶シャッタ制御データとに基づいて液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20にて液晶シャッタ22bの開閉を制御するタイミングを生成し、このタイミングに基づいて液晶シャッタ制御部21にて液晶シャッタ22bを開閉させる。
上記の構成によれば、受信停止時制御手段は、周期検出部15にて同期信号の周期を検出しかつ液晶シャッタ制御データ記憶部18に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部11での受信を休止させ、周期信号発生部16にて発生する周期信号と液晶シャッタ制御データ記憶部18にて記憶した液晶シャッタ制御データとに基づいて液晶シャッタ制御信号タイミング生成部20にて液晶シャッタ22bの開閉を制御するタイミングを生成させ、このタイミングに基づいて液晶シャッタ制御部21にて液晶シャッタ22bを開閉させる。
すなわち、本実施の形態では、無線信号受信部11での無線信号より受信した同期信号と受信した液晶シャッタ制御データに基づき液晶シャッタ22bを制御するだけではなく、自ら生成する周期信号と記憶した液晶シャッタ制御データとを繰り返し発生することによっても、液晶シャッタ22bを制御することができるようになっている。
この結果、周期検出部15にて同期信号の周期を検出しかつ液晶シャッタ制御データ記憶部18に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部11での受信を休止するので、その後の無線信号受信部11の無線通信に伴う電力が不要となる。このため、立体画像用メガネ3の中で最も電流消費の大きい無線信号受信部11の電流消費量を下げることができることになる。
また、無線信号受信部11での受信の休止後は、外来ノイズの影響を受けることが無くなり、ノイズ耐性への向上にも大きく貢献することになる。
したがって、フレーム周波数が高くなった場合にでも、消費電流を低減させ、ノイズ耐性を向上し得る立体画像用メガネ3を提供することができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、受信停止時制御手段は、無線信号受信部11での受信を休止させている時間を格納する周期間欠動作時間レジスタ13と、同期信号の周期の検出を完了した時点から周期間欠動作時間レジスタ13に格納されている時間迄を計数する間欠制御タイマー部12と、間欠制御タイマー部12が時間を計数している間は無線信号受信部11での受信を休止させる一方、間欠制御タイマー部12における時間の計数が完了した時点で無線信号受信部11での受信を開始させる周期間欠制御部14とを備えている。
これにより、周期間欠制御部14は、間欠制御タイマー部12でのタイマーによる時間管理により、無線信号受信部11での受信を休止させたり開始させたりする。この結果、無線送信信号を間欠的に受信することによって、受信回数を減らすことができる。そして、無線受信休止中は、無線信号受信部11の電力消費を削減することができる。
このことは、無線通信を電波方式で行う場合により大きな効果があり、受信しない間は無線信号受信部11をスタンバイ状態にすることにより、立体画像用メガネ3の動作時において最も消費電流の少ない状態にすることができる。したがって、立体画像用メガネ3の中で最も電流消費の大きい無線信号受信部11の電流消費量を格段に下げることができることになる。尚、最新の無線信号受信部11には殆ど電流を消費しないモードがあるので、このモードを利用すれば電源をオフにする場合と同等レベルの電流消費量で済むと共に、完全にオフにしないので動作状態への移行時間が短くて済むというメリットがある。これにより、無線信号受信部11の電源をオフにする必要は無くなる。
また、消費電流への効果だけではなく、無線信号受信部11での受信回数が減ることにより外来ノイズの影響を受ける確率が減り、ノイズ耐性への向上にも大きく貢献することになる。
具体的には、例えばフレーム周波数が100Hzの場合、受信間隔は10msとなるので右目用画像と左目用画像との情報を1回ずつ受信する時間は20msとなり、右目用画像と左目用画像との1回ずつの情報を受けている間に周期検出を行い、左右レンズ22aの液晶シャッタ制御データを記憶する。そして、その後は、無線信号受信を休止して、検出した周期信号を発生し、記憶した右目用画像と左目用画像との液晶シャッタ制御データの発生を980ms間継続したとすると、1秒間の中で無線信号受信部11が動作する時間が20ms、休止する時間が980msとなる。すなわち、無線信号受信部11の平均消費電流は(動作時電流×1/50+休止時電流×49/50)となる。実際には、フレームサイクルである10msの間全て受信動作をしているわけではないので、さらに平均消費電流は下がることになる。
ところで、無線通信処理によりTVやPCディスプレイの表示更新タイミングと立体画像用メガネ3で受信した同期信号との間で時間差が生じ、TVやPCディスプレイに表示される右目用画像及び左目用画像と立体画像用メガネ3の液晶シャッタ22bの開閉タイミングとがずれてしまうという不具合が発生する場合がある。
そこで、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、受信停止時制御手段は、周期信号発生部16にて発生する周期信号のタイミングに対して時間補正をかけるための設定時間を格納する周期信号時間補正レジスタ17を備えている。これにより、設定時間分の周期時間調整を行うことができ、立体画像用メガネ3の内部で発生する周期に補正をかけることができるようになる。したがって、立体画像用メガネ3側で周期信号を発生するときに、1回だけ周期信号時間補正レジスタ17に格納されている時間だけ周期間隔を短くすることによって、同期ずれを解消することができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、受信停止時制御手段の液晶シャッタ制御データ記憶部18は、無線信号受信部11にて受信した液晶シャッタ制御データを複数個記憶する。
さらに、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、受信停止時制御手段は、発生した周期信号のタイミングに基づいて、記憶した複数個の液晶シャッタ制御データを順次読み出し、かつ該液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部19を備えている。これにより、単純に左右レンズの液晶シャッタの開閉を右→左→右→左と繰り返すだけでなく、例えば、右→全閉→左→全閉→右→全閉→左という動作が可能となる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、受信停止時制御手段は、右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である状態が一定時間経過した場合には、立体画像用メガネ駆動用電源を遮断するための信号を発生する液晶シャッタ制御データ監視部25を備えている。これにより、何らかの理由により右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である状態が一定時間経過した場合に、立体画像用メガネ用電源を遮断することができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、受信停止時制御手段は、無線信号受信部11にて受信する同期信号が所定時間途絶えたときに、右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である旨のデータを出力する自走制御タイマー部24と、所定時間を格納する自走時間レジスタ23とを備えている。
これにより、自走制御タイマー部24のタイマーがタイムアップした場合には、自走制御タイマー部24は、右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である旨のデータを出力する。この結果、無線信号受信部11での受信が多少途絶えても立体画像用メガネ3の動作は継続するが、一定以上途絶える場合には、例えば、立体画像用メガネ用電源を遮断することができる。
尚、このようなケースとして、例えば、間欠制御タイマー部12でのタイマーによる時間管理により、無線信号受信部11での受信を休止させたり開始させたりしている場合に、TVやPCディスプレイ自体の電源がオフとなり、無線信号受信部11での受信を再開始しても、TVやPCディスプレイからの応答がない場合等がある。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、同期信号及び液晶シャッタ制御データを受信する無線信号受信部11での通信は、赤外線通信又は電波通信によって行われることが好ましい。これにより、無線通信は、赤外線通信又は電波通信によって行われる。尚、消費電流の大きい電波通信の方が、本実施の形態の効果が大きい。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、無線信号受信部11での通信が電波通信によって行われる場合には、通信可能周波数の範囲で利用周波数が変更可能となっていることが好ましい。
これにより、電波通信においては、通信可能周波数の範囲で利用周波数を変更することができることにより、他の機器で既に使用されている周波数があれば、その周波数を避けて使用することが可能となる。この結果、混信を避けたり、又は干渉を回避したりすることができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、無線信号受信部11での通信が電波通信によって行われる場合には、識別子を設定することができるIDレジスタ27を備え、受信信号に含まれる識別子がIDレジスタ27に設定されている識別子と一致する場合にのみ同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっている。これにより、無線通信可能範囲内において同一周波数かつ同じ機能の他の立体画像用メガネがある場合でも、識別子を互いに異ならせることにより混信を避けることができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、無線信号受信部11での通信が電波通信によって行われる場合には、識別子を設定することができるIDレジスタ27を備え、受信信号に含まれる識別子がIDレジスタ27に設定されている識別子と一致しなくても特定の値の場合には、前記同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっていることが好ましい。これにより、特定の値の場合には、同期信号及び液晶シャッタ制御データの受信を受け付けることにより、無線通信可能範囲内において同一周波数かつ同じ機能の他の立体画像用メガネ3がある場合に、異なる識別子の立体画像用メガネ3においても同時に同じ同期信号及び液晶シャッタ制御データを受信することができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、IDレジスタ27は、ユーザ操作にて書換え可能であることが好ましい。これにより、ペアリングする立体画像用メガネ3を変更することができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、送信時に決定しているチェックデータを格納するチェックデータレジスタ26を備え、受信後に受信信号の該当する部分とチェックデータレジスタ26に格納されているチェックデータとが一致している場合に、同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっていることが好ましい。これにより、外来ノイズの影響がある場合に、同期信号及び液晶シャッタ制御データの信頼性を評価でき、無効の同期信号及び液晶シャッタ制御データによって、立体画像用メガネ3が誤動作することを防ぐことができる。
また、本実施の形態の立体画像用メガネ3では、無線信号受信部11での通信が電波通信によって行われる場合には、受信周波数が周期単位又は複数周期単位で変更可能となっていることが好ましい。例えば、外来ノイズがあった場合や、他の立体画像用メガネ3が同じ周波数を使用していることによる干渉があった場合には、本実施の形態では、電波通信において、周期単位又は複数周期単位で受信周波数を変更する。
これにより、干渉を受けた同期信号及び液晶シャッタ制御データは利用できないが、次のサイクル又はその次のサイクル等において異なる周波数にて同期信号及び液晶シャッタ制御データを受信することにより、立体画像用メガネ3の動作を継続することができる。この結果、多少リアルタイム性は劣化するものの、誤動作に至らず、動作を継続することができる。
例えば、通信可能周波数範囲において5ch利用可能とすれば、1周期目はch1で送受信し、2周期目はch2で送受信し、3周期目はch3で送受信し、4周期目はch4で送受信し、5周期目はch5で送受信し、6周期目は元に戻ってch1で送受信し、以後この順で繰り返すことが考えられる。勿論、送信側と受信側とはchを合わせて動作するようにしておく。
〔実施の形態2〕
本発明に係る他の実施の形態について図4〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1の立体画像用メガネ3では、図1に示すように、無線信号受信部11の間欠制御を間欠制御タイマー部12のタイマーを用いて周期間欠動作時間レジスタ13に設定されている時間で管理していた。
しかし、本発明においては、必ずしもこれに限らず、例えば、別の方法として、本実施の形態のように、周期信号発生部16において発生される周期信号を計数することにより管理する方法もある。
上記方法を採用する本実施の形態に係る立体画像用メガネ4の構成を図4に基づいて説明する。図4は、立体画像用メガネ4の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の立体画像用メガネ4では、前記実施の形態1の立体画像用メガネ3における間欠制御タイマー部12及び周期間欠動作時間レジスタ13に代えて、周期信号カウンタ部31と周期カウンタレジスタ32とが設けられている。尚、周期信号カウンタ部31と周期カウンタレジスタ32は、本発明の受信停止時制御手段の一部を構成する。
上記周期信号カウンタ部31は、周期信号発生部16にて発生した周期信号の個数を計数する。そして、この周期信号カウンタ部31は、前記実施の形態1の間欠制御タイマー部12と同様に、周期信号カウンタ部31における受信停止時用同期信号の個数のカウント停止中は、周期間欠制御部14から受信部ON信号が出力される。一方、周期信号の個数のカウント動作中は受信部OFF信号が出力される。尚、周期信号カウンタ部31は、周期カウンタレジスタ32に予め設定されている回数分だけカウント動作することになる。
上記構成の立体画像用メガネ4における制御動作のタイミングチャートを図5(a)〜(i)に示すと共に、立体画像用メガネ4における制御動作のフローを図6に示す。
尚、図5(a)〜(i)においては、前記実施の形態1の図2(d)では「間欠制御タイマー」において、受信部OFFの場合に「タイマー動作中」となっているのに対して、図5(d)では「周期信号カウンタ」において、受信部OFFの場合に「カウンタ動作中」となっている点のみが異なっている。
また、図6のフローチャートにおいて、前記実施の形態1の図3では「立体画像用メガネ3」となっているのに対して、図6では「立体画像用メガネ4」となっている点のみが異なっている。
よって、図5(a)〜(i)及び図6の説明は、前記実施の形態1の図2(a)〜(i)及び図3の説明と略同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態の立体画像用メガネ4では、受信停止時制御手段は、無線信号受信部11での受信を休止させている時間に相当する周期信号数を格納する周期カウンタレジスタ32と、同期信号の周期の検出を完了した時点から周期カウンタレジスタ32に格納されている周期信号数迄を計数する周期信号カウンタ部31と、周期信号カウンタ部31が周期信号数を計数している間は無線信号受信部11での受信を休止させる一方、周期信号カウンタ部31における周期信号数の計数が完了した時点で無線信号受信部11での受信を開始させる周期間欠制御部14とを備えている。
これにより、周期間欠制御部14は、周期信号カウンタ部31での受信を休止させている時間に相当する周期信号数のカウント時間管理により、無線信号受信部11での受信を休止させたり開始させたりする。
この結果、無線送信信号を間欠的に受信することによって、受信回数を減らすことができる。そして、無線受信休止中は、無線信号受信部11の電力消費を削減することができる。
このことは、無線通信を電波方式で行う場合により大きな効果があり、受信しない間は無線信号受信部11をスタンバイ状態にすることにより、立体画像用メガネ4の動作時において最も消費電流の少ない状態にすることができる。したがって、立体画像用メガネ4の中で最も電流消費の大きい無線信号受信部11の電流消費量を格段に下げることができることになる。尚、最新の無線信号受信部11には殆ど電流を消費しないモードがあるので、このモードを利用すれば電源をオフにする場合と同等レベルの電流消費量で済むと共に、完全にオフにしないので動作状態への移行時間が短くて済むというメリットがある。これにより、無線信号受信部11の電源をオフにする必要は無くなる。
また、消費電流への効果だけではなく、無線信号受信部11での受信回数が減ることにより外来ノイズの影響を受ける確率が減り、ノイズ耐性への向上にも大きく貢献することになる。
具体的には、例えばフレーム周波数が100Hzの場合、受信間隔は10msとなるので右目用画像と左目用画像との情報を1回ずつ受信する時間は20msとなり、右目用画像と左目用画像との1回ずつの情報を受けている間に周期検出を行い、左右レンズの液晶シャッタ制御データを記憶する。そして、その後は、無線信号受信を休止して、検出した同期信号の周期と同一の周期を有する周期信号を発生し、記憶した右目用画像と左目用画像との液晶シャッタ制御データの発生を周期信号の発生回数である98回継続したとすると、無線信号受信部の平均消費電流は(動作時電流×1/50+休止時電流×49/50)となる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えばTV(Television)やPC(Personal Computer) のディスプレイに表示される右目用画像と左目用画像との切り替え情報を無線通信により受信し、右目用レンズと左目用レンズとの液晶シャッタの開閉を制御することによって、立体画像を見ることのできる立体画像用メガネに適用することができる。
1 無線信号送信機
2 IDレジスタ
3 立体画像用メガネ
4 立体画像用メガネ
11 無線信号受信部
12 間欠制御タイマー部
13 周期間欠動作時間レジスタ
14 周期間欠制御部
15 周期検出部
16 周期信号発生部
17 周期信号時間補正レジスタ
18 液晶シャッタ制御データ記憶部(記憶部)
19 液晶シャッタ制御データ発生部
20 液晶シャッタ制御信号タイミング生成部(タイミング生成部)
21 液晶シャッタ制御部
22 液晶シャッタ付き左右レンズ
22a 左右レンズ
22b 液晶シャッタ
23 自走時間レジスタ
24 自走制御タイマー部
25 液晶シャッタ制御データ監視部
26 チェックデータレジスタ
27 IDレジスタ
28 立体画像用メガネパワーオフ信号
31 周期信号カウンタ部
32 周期カウンタレジスタ

Claims (11)

  1. 表示装置に表示される右目用画像と左目用画像との切り替え用の同期信号、及び該右目用画像と左目用画像とのいずれの画像であるかを示す液晶シャッタ制御データを受信する無線信号受信部と、受信した上記同期信号を基準として左右のレンズにそれぞれ設けられた液晶シャッタの開閉を制御するタイミングを生成するタイミング生成部と、上記タイミング生成部にて生成されたタイミングに基づいて上記液晶シャッタを開閉させる液晶シャッタ制御部と、上記液晶シャッタを有する液晶シャッタ付き左右レンズとを備えた立体画像用メガネにおいて、
    受信した上記同期信号の間隔から該同期信号の周期を検出する周期検出部と、検出した同期信号の周期に基づいて、該同期信号と同じ周期の周期信号を繰り返し発生する周期信号発生部と、上記無線信号受信部にて受信した液晶シャッタ制御データを記憶する記憶部と、上記周期信号発生部にて発生された周期信号に同期したタイミングで記憶した液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部とを含む受信停止時制御手段を備えていると共に、
    上記受信停止時制御手段は、上記周期検出部にて同期信号の周期を検出しかつ上記記憶部に液晶シャッタ制御データを記憶した後は、無線信号受信部での受信を休止させ、周期信号発生部にて発生する周期信号と記憶部にて記憶した液晶シャッタ制御データとに基づいて上記タイミング生成部にて液晶シャッタの開閉を制御するタイミングを生成させ、このタイミングに基づいて液晶シャッタ制御部にて上記液晶シャッタを開閉させ
    前記受信停止時制御手段は、
    無線信号受信部での受信を休止させている時間に相当する周期信号数を格納する周期カウンタレジスタと、
    同期信号の周期の検出を完了した時点から上記周期カウンタレジスタに格納されている周期信号数迄を計数する周期信号カウンタ部と、
    上記周期信号カウンタ部が周期信号数を計数している間は無線信号受信部での受信を休止させる一方、上記周期信号カウンタ部における周期信号数の計数が完了した時点で無線信号受信部での受信を開始させる周期間欠制御部とを備えていることを特徴とする立体画像用メガネ。
  2. 前記受信停止時制御手段の記憶部は、
    前記無線信号受信部にて受信した液晶シャッタ制御データを複数個記憶することを特徴とする請求項に記載の立体画像用メガネ。
  3. 前記受信停止時制御手段は、
    発生した周期信号のタイミングに基づいて、記憶した複数個の液晶シャッタ制御データを順次読み出し、かつ該液晶シャッタ制御データを繰り返し発生する液晶シャッタ制御データ発生部を備えていることを特徴とする請求項記載の立体画像用メガネ。
  4. 前記受信停止時制御手段は、
    右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である状態が一定時間経過した場合には、立体画像用メガネ駆動用電源を遮断するための信号を発生する液晶シャッタ制御データ監視部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体画像用メガネ。
  5. 前記受信停止時制御手段は、
    前記無線信号受信部にて受信する同期信号が所定時間途絶えたときに、前記右目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データと左目用画像であることを示す液晶シャッタ制御データとがいずれも閉である旨のデータを出力する自走制御タイマー部と、
    上記所定時間を格納する自走時間レジスタとを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体画像用メガネ。
  6. 同期信号及び液晶シャッタ制御データを受信する無線信号受信部での通信は、赤外線通信又は電波通信によって行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の立体画像用メガネ。
  7. 前記無線信号受信部での通信が電波通信によって行われる場合には、通信可能周波数の範囲で利用周波数が変更可能となっていることを特徴とする請求項記載の立体画像用メガネ。
  8. 前記無線信号受信部での通信が電波通信によって行われる場合には、識別子を設定することができるIDレジスタを備え、
    受信信号に含まれる識別子が上記IDレジスタに設定されている識別子と一致する場合にのみ前記同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっていることを特徴とする請求項6又は7記載の立体画像用メガネ。
  9. 前記IDレジスタは、ユーザ操作にて書換え可能であることを特徴とする請求項記載の立体画像用メガネ。
  10. 送信時に決定しているチェックデータを格納するチェックデータレジスタを備え、
    受信後に受信信号の該当する部分と上記チェックデータレジスタに格納されているチェックデータとが一致している場合に、前記同期信号及び液晶シャッタ制御データを有効とするようになっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の立体画像用メガネ。
  11. 前記無線信号受信部での通信が電波通信によって行われる場合には、受信周波数が周期単位又は複数周期単位で変更可能となっていることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の立体画像用メガネ。
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