JP5236330B2 - 貫通孔の検査方法および貫通孔の検査装置 - Google Patents

貫通孔の検査方法および貫通孔の検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、回路基板等のワークに設けられた貫通孔の開口の形状を検査する貫通孔の検査方法およびその検査装置に関する。
回路基板等に設けられた貫通孔の一般的用途として、回路基板に搭載する電子部品の端子を前記貫通孔に挿入してハンダで回路基板の配線と電気的に導通を確保するとともに固定するためのものや、回路基板の表面に形成された配線パターンと裏面の配線パターンとを電気的に導通させるためのものがある。前者は端子を挿入するために比較的開口径が大きな貫通孔が設けられ、後者は電気抵抗値が極端に大きくならない程度に開口径が小さな貫通孔が設けられる。
いずれの貫通孔においても、開口の面積(形状)が適正でない場合には、例えば端子挿入孔では、開口面積が小さ過ぎると端子が挿入できない問題や、反対に開口面積が大き過ぎて挿入された端子のガタが大き過ぎると端子の固定が不十分となる問題が発生する虞がある。また、回路基板の表裏面の配線パターンの導通孔では、貫通孔内のバリ等により貫通孔内の導体印刷が正常に形成されず導通不良等の問題が発生する虞がある。
また、通常、回路基板には非常に多数の貫通孔が形成されているため、貫通孔の開口の形状の検査は目視では難しく、カメラなどで撮像した画像データに画像処理を施すことにより開口形状の良否を判断している。
貫通孔を検査するには、回路基板の裏面から照明を当て、貫通孔の透過光をカメラで撮像し、その画像を2値化処理して開口の面積を算出することにより、所望の貫通孔の開口面積と比較して良否を判定している。このとき、ある程度のばらつきは許容する必要があるため、例えば、小さなバリが貫通孔の中に発生していた場合には、面積判定ではばらつきの範囲内であるとして良品と判定される場合があり、良品と判定されたものの中には、実際に使用する上では端子が挿入できない、または、貫通孔内の導体印刷が剥がれるなどの問題が発生するものが混在することがある。
このような問題を解決するために、特許文献1記載の検査装置は、配線パターンが形成されたプリント基板の表裏から照明を当て、パターン画像を反射画像で捉えてパターン画像信号とし、これと同時に、スルーホール(貫通孔)の透過画像を捉えてホール画像信号とし、この二つの画像信号を重ね合わせることによりスルーホールの孔詰まりを検出している。
また、孔の透過画像のアルゴリズム方式のひとつとして、特許文献2記載の検査装置は、スルーホールを透過した光を、拡散板を介して撮像し、撮像した透過画像を2値化処理データに置き換え、スルーホール毎に画素単位でラベリングする。ラベリングされた画素数を積算し、スルーホール画像の面積と座標とを算出する。
また、スルーホールではないが、配線パターンの欠陥を検査する検査装置が特許文献3,4に開示されている。これらの検査装置では、オブジェクトパターンの反射画像とマスターパターン画像とを撮像し、マスターパターン画像に対し、オブジェクトパターン画像を所定範囲で揺すらせて比較することにより、パターンの欠陥を判定している。
さらに、特許文献5記載の穴検査装置は、貫通孔の透過画像を捉えた撮像データのオブジェクトパターン区分領域と、これに位置的に対応するマスターパターン領域との間に所定の許容差を超える相違部分が無いかを判定する。孔形状としては円形を対象とするもので、マスターパターンの貫通孔の径の許容範囲に対してオブジェクトパターンの貫通孔が許容範囲内かどうか判別する。
「カス詰まり欠陥」および「孔変形欠陥」については、個別の手法を用いることが好ましく、孔の重心位置からCCDラインセンサーの方向に向かう腕の長さを求め、それらの腕の長さが互いに等しいか否かによって判定している。
特開平5−322523号公報 特開平5−60537号公報 特開平8−193818号公報 特開平8−152413号公報 特開2002−358509号公報
プリント基板への配線パターンの形成は、まずセラミックス等でプリント基板を作製し、次に金型やレーザー加工でスルーホールを形成し、その後に配線パターンを形成するが、特許文献1に記載された検査装置によれば、プリント基板に配線パターンを形成した後でしか検査ができないという問題がある。
また、特許文献2記載の検査装置のように、スルーホール画像の面積と座標位置とを算出する方法では、貫通孔の開口への孔詰まりや孔形状の異常を検出することは困難である。
また、特許文献3,4記載の検査装置は、配線パターンの欠陥を検査する検査装置であり、いずれもマスターパターンとオブジェクトパターンとの画像を比較するもので、常に比較対象となるマスターパターンのデータを入力する必要があるという問題がある。さらに、検査領域の全てを対象にして揺すらせて比較するために、演算量が膨大で処理に長時間を要するという問題がある。
特許文献5記載の穴検査装置は、マスターパターンの孔形状が円形を基本とし、オブジェクトパターンの座標位置がマスターパターンの許容値範囲内か否かを判定するものであって、孔詰まりや孔形状の異常は検出できないといった問題がある。
さらに、孔の重心位置と孔の外周との距離を複数求めて、その差が許容範囲であるか否かで、孔詰まりや孔形状の異常を検出する方法は、所望の孔形状が真円であることを前提とするものに限られる。
このように、特許文献5記載の穴検査装置は、孔形状が円、特に真円であるものに限られ、楕円や方形、あるいはL字孔等の円形以外の形状を有する貫通孔の検査には適用できない。
本発明は、上記課題を解決すべく案出されたものであり、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査するための貫通孔の検査方法およびその検査装置を提供することを目的とする。
また本発明は、被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査方法であって、
貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力し、
前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうことを特徴とする貫通孔の検査方法である。
また本発明は、被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査方法であって、
貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力し、
第1の判定として、
前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうとともに、
第2の判定として、
前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうことを特徴とする貫通孔の検査方法である。
また本発明は、上記検査方法において、前記貫通孔の開口形状が、90度回転させたときに対称な形状であり、前記第1の判定における前記開口の前記2つの対称軸の内の一方の前記対称軸を挟んで隣接する前記半領域の内の一方を、前記2つの対称軸の他方の対称軸で区切られた半領域とすることを特徴とする。
また本発明は、被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査方法であって、
貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力し、
第1の判定として、
前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
第2の判定として、
前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
第3の判定として、
前記開口形状の外周線を検出し、
検出した外周線を複数の区間に分けて、前記開口内の任意の始点から前記区間のそれぞれの外周線までの線分長さを算出し、
互いに隣接する前記区間の線分長さを比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうことを特徴とする貫通孔の検査方法である。
また本発明は、上記検査方法において、前記第1の判定における前記開口の前記2つの対称軸の内の一方の前記対称軸を挟んで隣接する前記半領域の内の一方を、前記2つの対称軸の他方の対称軸で区切られた半領域とすることを特徴とする。
また本発明は、被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査装置であって、
貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力する撮像手段と、
前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう画像処理手段とを備えることを特徴とする貫通孔の検査装置である。
また本発明は、被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査装置であって、
貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力する撮像手段と、
第1の判定として、
前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうとともに、
第2の判定として、
前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう画像処理手段とを備えることを特徴とする貫通孔の検査装置である。
また本発明は、被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査装置であって、
貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力する撮像手段と、
第1の判定として、
前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
第2の判定として、
前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
第3の判定として、
前記開口形状の外周線を検出し、
検出した外周線を複数の区間に分けて、前記開口内の任意の始点から前記区間のそれぞれの外周線までの線分長さを算出し、
互いに隣接する前記区間の線分長さを比較し、
その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう画像処理手段とを備えることを特徴とする貫通孔の検査装置である。
また、本発明の貫通孔の検査方法によれば、貫通孔の開口の2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
2つの対称軸の交点を挟んで対向する2つの四半領域における2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定を行なうので、貫通孔の開口の左右対称な孔詰まりであっても検知することができる。
これにより、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査することができる。
また、本発明の貫通孔の検査方法によれば、第1の判定として、貫通孔の開口の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第2の判定として、貫通孔の開口の2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第1の判定では、前記対称軸を挟む半領域の一方に孔詰まりや孔形状の異常があれば、2つの区分領域が非対称の形状となるので、2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定が可能となる。
第2の判定では、2つの対称軸の交点を挟んで対向する2つの四半領域における2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定を行なうので、第1の判定では判定できない貫通孔の開口の左右対称な孔詰まりであっても検知することができる。
これにより、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査することができる。
さらにまた、本発明の検査方法は、前記貫通孔の開口形状が、90度回転させたときに対称な形状であり、前記第1の判定における前記開口の前記2つの対称軸の内の一方の前記対称軸を挟んで隣接する前記半領域の内の一方を、前記2つの対称軸の他方の対称軸で区切られた半領域とする。
これにより、前記第2の判定と組み合わせると孔詰まりや孔形状の異常の検出精度は大きく向上できる。
また、本発明の貫通孔の検査方法によれば、第1の判定として、貫通孔の開口の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第2の判定として、貫通孔の開口の2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第3の判定として、貫通孔の開口形状の外周線を検出し、検出した外周線を複数の区間に分けて、前記開口内の任意の始点から前記区間のそれぞれの外周線までの線分長さを算出し、互いに隣接する前記区間の線分長さを比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第1の判定では、前記対称軸を挟む半領域の一方に孔詰まりや孔形状の異常があれば、2つの区分領域が非対称の形状となるので、2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定が可能となる。
第2の判定では、2つの対称軸の交点を挟んで対向する2つの四半領域における2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定を行なうので、第1の判定では判定できない貫通孔の開口の左右対称な孔詰まりであっても検知することができる。
第3の判定では、真円や楕円もしくは方形など開口に対称軸を設定できるもののみならず、対称軸を設定できない開口も含めて、良否判定を行なうことができる。
第1、第2、第3の判定の組み合わせによって、開口の孔詰まりや孔形状の異常をより精緻に判断できる。
これにより、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査することができる。
さらにまた、本発明の貫通孔の検査方法によれば、前記第1の判定における前記開口の前記2つの対称軸の内の一方の前記対称軸を挟んで隣接する前記半領域の内の一方を、前記2つの対称軸の他方の対称軸で区切られた半領域とする。
これにより、前記第2、第3の判定と組み合わせると孔詰まりや孔形状の異常の検出精度を大きく向上できる。
また、本発明の貫通孔の検査装置によれば、画像処理手段において、貫通孔の開口の2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
2つの対称軸の交点を挟んで対向する2つの四半領域における2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定を行なうので、貫通孔の開口の左右対称な孔詰まりであっても検知することができる。
これにより、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査することができる。
また、本発明の貫通孔の検査装置によれば、画像処理手段において、第1の判定として、貫通孔の開口の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第2の判定として、貫通孔の開口の2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第1の判定では、前記対称軸を挟む半領域の一方に孔詰まりや孔形状の異常があれば、2つの区分領域が非対称の形状となるので、2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定が可能となる。
第2の判定では、2つの対称軸の交点を挟んで対向する2つの四半領域における2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定を行なうので、第1の判定では判定できない貫通孔の開口の左右対称な孔詰まりであっても検知することができる。
これにより、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査することができる。
また、本発明の貫通孔の検査装置によれば、画像処理手段において、第1の判定として、貫通孔の開口の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第2の判定として、貫通孔の開口の2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第3の判定として、貫通孔の開口形状の外周線を検出し、検出した外周線を複数の区間に分けて、前記開口内の任意の始点から前記区間のそれぞれの外周線までの線分長さを算出し、互いに隣接する前記区間の線分長さを比較し、その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう。
第1の判定では、前記対称軸を挟む半領域の一方に孔詰まりや孔形状の異常があれば、2つの区分領域が非対称の形状となるので、2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定が可能となる。
第2の判定では、2つの対称軸の交点を挟んで対向する2つの四半領域における2つの区分領域の画素数の差に基づいて良否判定を行なうので、第1の判定では判定できない貫通孔の開口の左右対称な孔詰まりであっても検知することができる。
第3の判定では、真円や楕円もしくは方形など開口に対称軸を設定できるもののみならず、対称軸を設定できない開口も含めて、良否判定を行なうことができる。
第1、第2、第3の判定の組み合わせによって、開口の孔詰まりや孔形状の異常をより精緻に判断できる。
これにより、回路基板の配線パターン形成の有無にかかわらず、貫通孔の孔詰まりを含む形状不良を検査することができる。
以下、本発明の貫通孔の検査方法および検査装置について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態である検査装置100の構成を示す概略図である。図2〜5は、貫通孔形状の検査アルゴリズムを説明するための図である。
検査装置100は、貫通孔2が設けられた回路基板1を被検査物とし、貫通孔2の形状を検査して所望の形状の貫通孔2が設けられているかどうかを判断する。
検査装置100は、被検査物である回路基板1を載置し、載置領域の少なくとも一部が厚み方向に光を透過させるステージ10と、回路基板1が載置されたステージ10に対して、回路基板1の載置面とは反対側の裏面から光を照射する照明11と、ステージ10を厚み方向に透過し、回路基板1の貫通孔を通過した照射光を受光して画像データを作成する撮像装置12と、撮像装置12から出力される画像データに対して2値化処理や貫通孔2の良否を判定する判定処理を行なう画像処理装置13とを備える。
ステージ10は、被検査物である回路基板1を載置した状態で、x、y、zの3軸方向に移動可能であり、照明11からの照射光が透過する透過孔もしくは透光部が設けられる。照明11は、ステージ10の透過孔もしくは透光部を通って回路基板1を裏面から照らし、回路基板1の貫通孔2を透過した透過光が撮像装置12に到達する光量があればよいが、画像処理を行なうにあたり貫通孔2の輪郭などを明確に撮像するためには、より高照度のランプを用いることが好ましい。撮像装置12は、後述の検査アルゴリズムを考慮すると、高解像度であることが好ましいが、解像度が高すぎると処理すべきデータ量が多くなったり、撮像可能範囲が狭くなったりするので、所定の解像度のカメラを複数用いて、撮像可能範囲を広くし、処理時間を短縮させることが好ましい。画像処理装置13は、撮像装置12で撮像された画像データに対して2値化処理、輪郭抽出処理、中心・重心検出処理などの画像処理を施すとともに、孔形状の良否を判断するための画素数カウント、閾値処理などを行なう。
以下では、本発明の検査方法に用いる検査アルゴリズムについて説明する。
貫通孔2の形状に対して良否の判定を行なうためには、まず貫通孔2を撮像した画像データから、貫通孔2の輪郭を抽出する必要がある。輪郭抽出処理は、公知の画像処理によって可能であり、例えば、以下のように抽出する。
貫通孔2が撮像されている画像データに対して貫通孔2のエッジの検出を行ない、エッジ画素を抽出する。このエッジ画素は、所定のオペレータ(演算子)を用いて、閾値処理により検出できる。さらに、2値化処理、孤立点の除去などを行なった後、エッジ画素を連結して輪郭線を抽出する。また、必要に応じて細線化処理を施してもよい。
貫通孔2の輪郭線が抽出されると、輪郭線の中心の検出または重心の検出を行なう。中心の検出処理または重心の検出は、公知の画像処理によって可能である。
中心または重心が検出されると、検出された中心または重心を通る対称軸3を設定する。
参考形態では、1つの対称軸を設定して良否判定を行なう。1つの対称軸設定により判定可能な貫通孔2の形状は、線対称の形状であればよく、円、楕円、正方形、長方形、三角形、六角形など様々な形状に適用可能である。
以下の参考形態では、貫通孔2の開口形状を円として説明する。輪郭円の中心を通るように対称軸3を設定し、このとき対称軸3を挟む両側にそれぞれ円を2つの領域に分割した半分領域2a,2bが形成される。開口形状が円であるので、ここでは、半分領域2a,2bをそれぞれ半円領域2a,2bと呼ぶ。
図2は、良品の貫通孔2の例を示す図である。図2に示すように、バリ、欠け、変形などがない良品であれば、半円領域2a,2bは、同じ形状となる。
対称軸3を挟む両側の半円領域2a,2bの形状が互いに同じ形状であるかどうかは、それぞれの領域を複数の区分領域5に分割し、区分領域5に含まれる画素数を比較することで判定することができる。
区分領域5とは、対称軸3に直交するラインであって半円領域に含まれる1ライン分の領域である。そして、画素数を比較する2つの区分領域5は、それぞれの半円領域2a,2bに含まれる区分領域であって、同じラインに含まれる2つの区分領域5a,5bである。
2つの区分領域5a,5bを比較し、具体的には、2つの区分領域5a,5bにそれぞれ含まれる画素数の差分値を算出する。区分領域に含まれる画素数のカウントは、対称軸3から輪郭までの1ライン中の画素数をカウントすればよい。
図2に示すような良品の貫通孔2であれば、2つの半円領域2a,2bは線対称であるから、貫通孔2に含まれる全てのラインにおいて、2つの区分領域5a,5bにそれぞれ含まれる画素数の差分値は0(零)となる。
したがって、対称軸3に直交するラインのうち最端に位置する第1ラインL1の2つの区分領域5a,5bに対して、それぞれ含まれる画素数の差分値を算出し、続いて第1ラインL1に隣接する第2ラインL2を対象に区分領域5a,5bの画素数の差分値を算出する。これを対称軸3に沿ってラインを移動しながら順次各ラインの差分値を算出する。
良品の貫通孔2であれば、開口の輪郭は真円に近いので、理想的には全てのラインにおける差分値が0となる。しかしながら、輪郭抽出処理などの画像処理によって、貫通孔2の開口形状が真円ではないなどの理由により、全ラインの差分値は0とはならない。したがって、良品であるか不良品であるかの判断は、差分値が所定の閾値以下であるかどうかによることになる。
図3は、不良品の貫通孔2の例を示す図である。図3に示す例では、貫通孔2の内周面に突起物が付着したことによる不良であり、輪郭としては突起物の付着部分が凹状に窪んだ形状となっている。
このとき、第1ラインL1における区分領域5a,5bの画素数をそれぞれP1a,P1bとし、第2ラインL2における区分領域5a,5bの画素数をそれぞれP2a,P2bとし、…、第nラインLnにおける区分領域5a,5bの画素数をそれぞれPna,Pnbとする。
第1ラインL1における差分値ΔL1=|P1a−P1b|=0である。なお差分値は、画素数の差の絶対値である。
第2ラインL2における差分値ΔL2=|P2a−P2b|=0であり、第3ラインL3における差分値ΔL3=|P3a−P3b|=2であり、第4ラインL4における差分値ΔL4=|P4a−P4b|=3であり、第5ラインL5における差分値ΔL5=|P5a−P5b|=3である。
このようにして、順次ライン毎に区分領域の画素数の差分値を算出する。算出された差分値に対する閾値処理については、2種類の処理が可能である。
図4は、閾値処理を説明するための図である。図4(a)は、ライン毎に判断する場合の閾値処理を示し、図4(b)は、全ラインを総合して判断する場合の閾値処理を示す。
1つ目の閾値処理は、算出されたライン毎の差分値を、それぞれ閾値と比較し、差分値が閾値を超えていれば不良と判断する。差分値が大きいということは、対称性が崩れていることを意味し、対称性の崩れは、突起物付着などの不良が発生していることを示している。図4(a)に示した例では、ライン毎の閾値として2が設定されており、差分値が2以下であれば良品と判断し、差分値が2を超えると不良と判断する。
ラインL4、ラインL5が閾値を超えているので、図3に示した貫通孔は、不良であると判断する。
2つ目の閾値処理は、算出されたライン毎の差分値の総和を算出し、差分値の総和が閾値を超えていれば不良と判断する。差分値の総和が大きい場合も、ライン毎と同じく対称性が崩れていることを意味し、対称性の崩れは、突起物付着などの不良が発生していることを示している。図4(b)に示した例では、差分値の総和の閾値として7が設定されており、差分値の総和が7以下であれば良品と判断し、差分値の総和が7を超えると不良と判断される。
ラインL1の差分値が0であり、ラインL2の差分値が0であり、ラインL3の差分値が2であり、ラインL4の差分値が3、ラインL5の差分値が3であるので、ラインL5の差分値を加えた時点で閾値を超えているので、図3に示した貫通孔は、不良であると判断される。
本発明の第実施形態では、2つの対称軸を設定して良否判定を行なう。2つの対称軸設定により判定可能な貫通孔2の形状は、180度回転させたときに対称な形状であればよく、円、正方形、長方形、六角形など様々な形状に適用可能である。
参考形態のように1つの対称軸を設定して良否判定を行なう場合、対称軸3を挟む両側の半円領域2a,2bの対称位置に突起物の付着などが発生した場合には、不良であるにもかかわらず区分領域5a,5bの画素数の差分値は0となり、不良と判定されない可能性がある。
半円領域2a,2bの対称位置に突起物の付着などが発生した場合とは、例えば、図5に示すように、対称軸3a上に突起物があり、その形状が対称軸3に対して線対称であるような場合である。
図6は、第実施形態の検査アルゴリズムを説明するための図である。
参考形態では判定できないような場合でも、不良と判定されるようにするには、中心または重心を通り、互いに直交する対称軸3a,3bを設定する。2本の対称軸により、貫通孔2の輪郭は4つの領域に分割される。これら4つの領域を紙面右上から時計回りにそれぞれ四分領域6a,6b,6c,6dと呼ぶ。
本実施形態における区分領域5は、一方の対称軸3aに直交するラインであって四分領域に含まれる1ライン分の領域である。そして、画素数を比較する2つの区分領域5は、2本の対称軸3a,3bの交点4を挟んで対向する2つの四分領域6b,6dに含まれる区分領域であって、交点4を挟んで対称となるラインに含まれる2つの区分領域5a,5bである。
これらの2つの区分領域5a,5bにそれぞれ含まれる画素数の差分値を算出する。算出された差分値に対する閾値処理については、参考形態と同様に、差分値毎に閾値処理を行なう場合と、差分値の総和に閾値処理を行なう場合との2種類の処理が可能である。
本発明の第実施形態は、参考形態と第実施形態とを組み合わせたものである。まず第1の判定として参考形態を用いて良否判定を行ない、ここで判定結果が不良であれば第2の判定を行なうことなく、不良であると最終判断する。また、第1の判定では、良品と判定された場合は、第2の判定として第実施形態を用いて良否判定を行なう。第2の判定結果が不良であれば、不良であると最終判断し、判定結果が良品であれば、良品であると最終判断する。
本発明の第実施形態では、第実施形態と同じく2つの対称軸を設定して良否判定を行なうが、貫通孔2の開口形状が90度回転させたときに対称な形状のものを対象とする。90度回転させたときの対称な形状としては、例えば、円、正方形、正八角形など様々な形状に適用可能である。
図7(a),(b)は、第実施形態の検査アルゴリズムを説明するための図である。
対称軸は、第実施形態と同じく2本設定するが、比較する区分領域は、一方の対称軸3aで分割される一方の半円領域2bに含まれる区分領域5aと、他方の対称軸3bで分割される2つの半円領域2c,2dのうち、一方の対称軸3aで分割される一方の半円領域2bを、対称軸3a,3bの交点4を中心に90度回転させた半円領域2dに含まれる区分領域5bである。
これらの2つの区分領域5a,5bにそれぞれ含まれる画素数の差分値を算出する。算出された差分値に対する閾値処理については、参考形態と同様に、差分値毎に閾値処理を行なう場合と、差分値の総和に閾値処理を行なう場合との2種類の処理が可能である。
次に他の参考形態について説明する。他の参考形態は、上記の実施形態および参考形態とは異なり、貫通孔2の開口輪郭内の所定の1点を始点とし、新たに検出した外周線上の点を終点とする線分を、外周線を複数の区間に分割した各区間毎に設定する。各区間毎の線分の長さを算出し、互いに隣接する区間の線分の差分値を算出する。
外周線は、輪郭線とは異なり、突起物の付着などがあった場合には、実際の突起物よりも窪みが大きく検出される。
図8A、図8Bは、外周線の検出手順を示す図である。
異物7が付着していた貫通孔2を撮像した場合には、図8A(a)のような画像データが取得される。これを単純に輪郭線抽出すると、図8A(b)のような輪郭が抽出される。輪郭内で所定の始点Sを設定し、この始点Sを通る直線8からx方向に輪郭を探索する。輪郭が検出された場合は、その位置をx方向の仮の外周線とし、その先は探索しない(図8A(c))。このような探索を、始点Sを通り、直線8に直交する直線9からy方向に輪郭を探索する。輪郭が検出された場合は、その位置をy方向の仮の外周線とし、その先は探索しない(図8B(d))。
これら2つの仮の外周線において、いずれにも外周線として検出されている部分においてのみ、外周線として検出する。一方にしか検出されなかった部分は、外周線としては検出されない。
また、始点Sを中心としてx方向とy方向に同時に輪郭の探索を行ない、輪郭が検出された場合は、その位置を外周線とし、その先は探索しない(図8B(e))。
このようにして外周線を検出した後、始点Sから検出した外周線上の点を終点とする線分を各区間毎に設定する(図8B(f))。各区間毎の線分の長さを算出し、互いに隣接する区間の線分の長さの差分値を算出する。
図9は、良品の貫通孔2の例を示す図である。図9に示すように、バリ、欠け、変形などがない良品であれば、外周線20は、貫通孔2の開口形状と同じになる。貫通孔2の開口形状が例えば楕円であるとすると、互いに隣接する区間の線分21の長さの差分値は0とはならないが、ほぼ同じ差分値が一定して得られる。
図10は、不良品の貫通孔2の例を示す図である。図10(a)は、楕円貫通孔2の内周面に異物7が付着したことによる不良の例であり、外周線としては異物7の付着部分が凹状に窪んだ形状となっている。図10(b)は、正方形貫通孔2の内周面に異物7が付着したことによる不良の例であり、外周線としては異物7の付着部分が凹状に窪んだ形状となっている。
異物7の付着部分の外周線は、窪んだ形状となっているので、始点Sから異物付着部分の外周線までの線分21aの長さは局所的に短くなる。したがって、互いに隣接する区間の線分21の長さの差分値は、異物付着部分の線分21aと隣接する線分21との差分値が大きくなる。
したがって、差分値に対する閾値を予め設定しておき、互いに隣接する区間の線分21の長さの差分値がこの閾値を超えると、線分長さが局所的に短い部分があったことになるので、異物の付着、すなわち不良であると判断できる。
図10(b)に示すような、角を有する矩形の開口形状の場合には、始点Sから隅までの線分長さとそれ以外の線分長さとを単に比較した場合は差分値が大きいが、互いに隣接する区間の線分長さの差分値であれば所定の範囲に収まることになる。
以上より、輪郭内の所定の始点Sと外周線との線分長さを算出し、互いに隣接する区間の線分長さの差分値を閾値処理することで、良否判断を行なうことができる。他の参考形態は、特に付着した異物が細長い繊維状、糸状の場合に、高精度に良否判定を行なうことができる。
本発明の第実施形態は、参考形態と第実施形態と他の参考形態とを組み合わせたものである。まず第1の判定として参考形態を用いて良否判定を行ない、ここで判定結果が不良であれば、第2の判定を行なうことなく、不良であると最終判断する。また、第1の判定で良品と判定された場合は、第2の判定として第実施形態を用いて良否判定を行なう。第2の判定結果が不良であれば、不良であると最終判断し、判定結果が良品であれば、第3の判定として他の参考形態を用いて良否判定を行なう。第3の判定結果が不良であれば、不良であると最終判断し、判定結果が良品であれば、良品であると最終判断する。
本発明の第実施形態は、参考形態と第実施形態と第実施形態と他の参考形態とを組み合わせたものである。まず第1の判定として参考形態を用いて良否判定を行ない、ここで判定結果が不良であれば、第2の判定を行なうことなく、不良であると最終判断する。また、第1の判定で良品と判定された場合は、第2の判定として第実施形態を用いて良否判定を行なう。第2の判定結果が不良であれば、不良であると最終判断し、判定結果が良品であれば、第3の判定として第実施形態を用いて良否判定を行なう。第3の判定結果が不良であれば、不良であると最終判断し、判定結果が良品であれば、第4の判定として他の参考形態を用いて良否判定を行なう。第4の判定結果が不良であれば、不良であると最終判断し、判定結果が良品であれば、良品であると最終判断する。なお、以上は貫通孔の開口に異物が付着し外周線が凹状に窪んだ形状で説明したが、開口にカケ等があり外周線が凸状を呈するものであっても、本発明の検査方法を適用できる。
以下、本発明の貫通孔の検査方法の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1では、開口形状が円形の貫通孔を検査対象とし、実施例2では、開口形状が長方形の貫通孔を検査対象とした。
実施例1,2とも共通の検査装置100を用いた。検査装置100の主な構成について以下に示す。
照明11…特に限定されるものではないが、CCDカメラの受光感度が高い波長域であって、かつ、照度の高い照明を用いるのが好ましい。本実施例では、外周電極ランプを使用した。
撮像装置12…撮像装置としては、一般的に用いられるCCDカメラを用い、用途に合わせ、分解能を選択する。本実施例では、ライン型CCDカメラ7360bit、40MHz仕様を用いた。また、本実施例では、視野幅を80mmに設定した。
したがって、80mm幅を7360画素に細分化するので、1画素当たりのサイズは10.9μmとなる。分解能は、CCDカメラのbit数と視野幅の設定で決定され、必ずしも分解能が高ければ良いというものではなく、検査物と目的によって、適宜選択することが好ましい。
画像処理装置13…本発明の第1〜第5実施形態、参考形態および他の参考形態の検査アルゴリズムに基づいてプログラムを設計し、上記のライン型CCDカメラから画像ボード(VIP−2002−PCI)を介して市販のパーソナルコンピュータ(PCAT互換機)に撮影画像を取り込み、各画像処理および良否判定を行なった。
被検査物は、76mm角のセラミック基板で、実施例1では直径が0.2mmの円形の貫通孔を、実施例2では0.3mm×0.2mmの長方形の貫通孔を、それぞれ732穴設けた。
比較例としては、検査装置100の構成は、検査アルゴリズムを除いて同じものを使用した。比較例における検査アルゴリズムは、貫通孔の開口に含まれる総画素数で判定する面積判定を用いた。
従来の面積判定による良否判定と、本発明の第1〜第5実施形態(表中、実1〜5)、参考形態(表中、参)、他の参考形態(表中、他参)による良否判定を行なった。実施例1の結果を表1および表2に示し、実施例2の結果を表3および表4に示す。
なお、実施例1、実施例2において、異物の付着した貫通孔の開口形状の模式図を図11、図12にそれぞれ示す。表1〜4の形状の欄には、それぞれ対応する開口の形状を示す図の番号を記載している。
Figure 0005236330
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Figure 0005236330
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従来の面積判定においては、直径が0.2mmの場合には、良品の開口面積は0.0314mmで、10.9μm角の画素が約264個入ることから、画素数としては260画素とした。
従来の面積判定では、開口面積の90%以下が不良判定の閾値であり、画素数としては234を閾値とした。したがって、面積判定では、画素数234以下は不良(NG)とした。
実施例においては、他の参考形態の線分長さの差分値による判定での閾値を3とし、これ以外は、全て閾値を10とした。したがって、他の参考形態については、差分値が3以上であれば不良(NG)とし、参考形態および第1〜第5実施形態では、差分値が10以上であれば不良(NG)とした。
試料No.1〜5は、不良モードまたは付着物の付着位置が異なっている。
参考形態を用いた場合には、対称軸をY軸とし、左右の各区分領域の画素数の比較をした。ここでは、差分値の総和を用いて判定した、差分値の総和が10以上であれば不良(NG)と判断される。総和が10より小さければ良品(OK)と判断される。参考形態を用いた場合には、左右対称となるような孔詰まりがあれば、本来不良となるはずが差分値は小さくなるので良品と判断される可能性がある。したがって、対称軸をX軸とした場合の判定も行ない、少なくともいずれかの判定結果が不良であれば、総合判定は不良とし、どちらの判定結果も良品であれば、総合判定は良品とした。
実施形態については、基本的に参考形態と同様で、比較する区分領域が異なる。第実施形態は、参考形態と第実施形態とを組み合わせて判定した。
実施形態では、比較する区分領域が、90度回転の前後に含まれるそれぞれの領域に存在するので、Y軸の左半分とX軸の下半分との比較、Y軸の左半分とX軸の上半分との比較、Y軸の右半分とX軸の下半分との比較、Y軸の右半分とX軸の上半分との比較の計4種類の比較を行なった。
少なくともいずれかの判定結果が不良であれば、総合判定は不良とし、全ての判定結果も良品であれば、総合判定は良品とした。
他の参考形態については、開口形状の輪郭内の任意の始点からの外周線までの線分長さについて、隣接する区間の画素数の差を算出した。本実施例において区間は1画素分とした。
実施形態は、参考形態と第1実施形態と他の参考形態とを組み合わせて判定した。第実施形態は、参考形態と第実施形態と第実施形態と他の参考形態とを組み合わせて判定した。
実施例1のNo.3,4については、従来の面積判定方式では、良品と判定され、顕微鏡目視判定により不良と判定されるようなサンプルであるが、本発明のアルゴリズムを適用することにより、画像処理による判定でも不良と判定することが可能であった。また、サンプルNo.5については、従来の面積判定方式では、良品と判定され、顕微鏡目視判定により不良と判定されるようなサンプルであるが、他の参考形態を適用した場合に不良と判定することが可能であった。
実施例2については、開口面積が実施例1に比べて広いために、従来の面積判定方式では、No.1〜3すべてが良品と判定され、顕微鏡目視判定により不良と判定されるようなサンプルであった。これに対して、本発明のアルゴリズムを適用することにより、画像処理による判定でも不良と判定することが可能であった。
本発明の実施の一形態である検査装置100の構成を示す概略図である。 良品の貫通孔2の例を示す図である。 不良品の貫通孔2の例を示す図である。 閾値処理を説明するための図である。 半円領域2a,2bの対称位置に突起物の付着が発生した例を示す図である。 実施形態の検査アルゴリズムを説明するための図である。 実施形態の検査アルゴリズムを説明するための図である。 外周線の検出手順を示す図である。 外周線の検出手順を示す図である。 良品の貫通孔2の例を示す図である。 不良品の貫通孔2の例を示す図である。 実施例1の異物の付着した貫通孔の開口形状の模式図を示す。 実施例2の異物の付着した貫通孔の開口形状の模式図を示す。
符号の説明
1 回路基板
2 貫通孔
3 対称軸
4 交点
5 区分領域
10 ステージ
11 照明
12 撮像装置
13 画像処理装置
100 検査装置

Claims (8)

  1. 被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査方法であって、
    貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力し、
    前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうことを特徴とする貫通孔の検査方法。
  2. 被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査方法であって、
    貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力し、
    第1の判定として、
    前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうとともに、
    第2の判定として、
    前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうことを特徴とする貫通孔の検査方法。
  3. 前記貫通孔の開口形状が、90度回転させたときに対称な形状であり、
    前記第1の判定における前記開口の前記2つの対称軸の内の一方の前記対称軸を挟んで隣接する前記半領域の内の一方を、前記2つの対称軸の他方の対称軸で区切られた半領域とすることを特徴とする請求項記載の貫通孔の検査方法。
  4. 被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査方法であって、
    貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力し、
    第1の判定として、
    前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
    第2の判定として、
    前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
    第3の判定として、
    前記開口形状の外周線を検出し、
    検出した外周線を複数の区間に分けて、前記開口内の任意の始点から前記区間のそれぞれの外周線までの線分長さを算出し、
    互いに隣接する前記区間の線分長さを比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうことを特徴とする貫通孔の検査方法。
  5. 前記第1の判定における前記開口の前記2つの対称軸の内の一方の前記対称軸を挟んで隣接する前記半領域の内の一方を、前記2つの対称軸の他方の対称軸で区切られた半領域とすることを特徴とする請求項記載の貫通孔の検査方法。
  6. 被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査装置であって、
    貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力する撮像手段と、
    前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう画像処理手段とを備えることを特徴とする貫通孔の検査装置。
  7. 被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査装置であって、
    貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力する撮像手段と、
    第1の判定として、
    前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なうとともに、
    第2の判定として、
    前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう画像処理手段とを備えることを特徴とする貫通孔の検査装置。
  8. 被検査物に形成された、互いに直交する2つの対称軸に対して対称な貫通孔の開口形状を検査する検査装置であって、
    貫通孔の透過光を撮像して画像データを入力する撮像手段と、
    第1の判定として、
    前記開口の一方の対称軸を挟んで隣接する2つの半領域を、それぞれ前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
    第2の判定として、
    前記開口の前記2つの対称軸で区切られ、前記2つの対称軸の交点を挟んで対向する四半領域を、それぞれ一方の前記対称軸に直交する方向に、前記対称軸から開口の輪郭まで延びる複数の区分領域に区分し、
    2つの四半領域にそれぞれ含まれ、対応する2つの区分領域の画素数を比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行ない、
    第3の判定として、
    前記開口形状の外周線を検出し、
    検出した外周線を複数の区間に分けて、前記開口内の任意の始点から前記区間のそれぞれの外周線までの線分長さを算出し、
    互いに隣接する前記区間の線分長さを比較し、
    その比較結果に応じて開口形状の良否判定を行なう画像処理手段とを備えることを特徴とする貫通孔の検査装置。
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