JP5230480B2 - エンジンの吸気装置及びそれを備えた鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
特許文献2に記載の装置は、吸気管の中間高さ位置に開口部を形成するとともに、この吸気菅に可動管を摺動可能に嵌合させ、この可動管をエンジン回転数に応じて摺動させて吸気管の開口部を開閉させている。
特許文献3に記載の装置は、サージタンク内に複数本の湾曲吸気菅を並設するとともに、これらの湾曲吸気菅に補助ポートをそれぞれ摺動可能に嵌合させ、これらの補助ポートをエンジン回転数に応じて摺動させている。
特許文献4に記載の装置は、サージタンク内に導入されたインテークマニホルドの一端側に、複数個の補助マニホールドを移動可能に連ね、これらの補助マニホールドをエンジン回転数に応じて移動させている。
すなわち、請求項1に記載の発明に係るエンジンの吸気装置は、取り込んだ空気を浄化するフィルタエレメントと、前記フィルタエレメントを通過した清浄空気を貯めるエアクリーナボックスと、前記エアクリーナボックスに連通して前記清浄空気を貯める、車体フレーム内の空間に設けられたフレーム内ボックスと、前記エアクリーナボックス及び前記フレーム内ボックスに一端側が連通し、他端側がエンジンの吸気ポートに連通している吸気管と、前記エアクリーナボックスから直接に前記吸気管へ流れる空気流を制御する第1バルブと、前記エアクリーナボックスから前記フレーム内ボックスを経由して前記吸気管へ流れる空気流を制御する第2バルブと、エンジンの稼動状態に応じて前記第1及び第2バルブを制御する制御部とを備えている。
ここでは、実施例1に係るエンジンの吸気装置を備える鞍乗り型車両として、自動二輪車を例に挙げて説明する。
図1は、実施例1に係る自動二輪車の概略構成を示した側面図である。なお、図1中のPVはメインフレーム周辺を平面視した部分図である。
図1及び図2乃至図4を参照して自動二輪車1に備えられた吸気装置の構成を説明する。図2は吸気装置の要部構成を示す斜視図、図3は図2に示した吸気装置の水平断面図、図4は図2に示した吸気装置の縦断面図である。
図5を参照して吸気装置20の制御系の構成を説明する。図5は、吸気装置20の制御系の構成を示すブロック図である。
上述したように、吸気経路長を一定とした場合、特定のエンジン回転数領域では吸気慣性効果による吸入空気量の増加が得られても、その他のエンジン回転数領域では吸気慣性効果が得られない。その結果、吸気慣性効果の得られないエンジン回転数領域では、エンジン出力が低下する、いわゆる「トルクの谷」が生じる。図6において、P1及びP2領域が「トルクの谷」である。P3領域は、明確な「トルクの谷」ではないが、出力の上昇が鈍っているので、エンジン出力特性としては好ましくない。図6中に、負荷1乃至負荷3の各特性図で示すように、「トルクの谷」が生じるエンジンの回転数領域は、エンジンに作用する負荷によっても変化する。エンジンの負荷は、スロットルバルブの開度で検出することができる。つまり、「トルクの谷」が生じるのを回避するためには、エンジンの回転数とスロットルバルブの開度に応じて、吸気経路長を変えるのが好ましい。
図8を参照して本実施例に係る吸気装置の動作を説明する。
ステップS1:ECU40は、スロットル開度検出センサ41からスロットルバルブの開度を、回転数検出センサ42からエンジン10の回転数をそれぞれ取り込む。
ステップS3:本実施例において、通常制御モードでは、主として一対のフレーム内ボックス24を経由してエンジンに空気流を流すようにしている。メインフレーム4内の空間は比較的に余裕があるので、メインフレーム4内に設けられる一対のフレーム内ボックス24は比較的に自由にその長さや容積を確保することができる。したがって、エンジン出力の低下を招きにくい最適の吸気経路長を比較的に容易に実現することができる。最適の吸気経路長を予め設定しておくことにより、「トルクの谷」が生じる特定回転数領域の発生を極力抑えることができるので、特殊制御モードへ移行する(つまり、吸気経路長を変える)回数を減らすことができ、それだけ吸気装置の制御を容易に行うことができる。なお、通常制御モードにおいて、第1バルブ32を完全に閉状態にするのではなく、第1のバルブ32を少し開いて、エアクリーナボックス23から空気流を吸気管30へ直接に流しても良い。一対のフレーム内ボックス24を単独で使用するか、あるいは、エアクリーナボックス23を併用するかは、最良のエンジン出力特性が得られるように、実験によって予め定められる。
ステップS4:特殊制御モードでは、通常制御モードによるとエンジンの出力低下を招く特定回転数領域において、吸気経路長を変えて出力低下を抑制する。具体的には、ECU40は、メモリ43のバルブ開度設定テーブル43a乃至43dを参照し、現在のスロットル開度とエンジン回転数に応じた、第1バルブ32及び第2バルブ34R、34Lの開度を読み出し、各バルブ32、34R、34Lの開度を調節する。これにより、吸気経路長が実質的に変化し、そのときのエンジンの稼動状態に応じた最適の吸気経路長に設定される結果、エンジン出力の低下を抑制することができる。なお、特殊制御モードにおける一対のフレーム内ボックス24及びエアクリーナボックス23の使用態様も実験的に定められるものである。また、第2バルブ34R、34Lを互いに異なる開度に設定して、フレーム内ボックス24R、24Lに流れる空気量が互いに異なるように設定してもよい。
図9は実施例2に係るエンジンの吸気装置の水平断面図である。図9において、図3に示した符号と同一の符号で示した部分は、実施例1と同様の構成であるのでここでの説明は省略する。
(1)一対のメインフレーム4にそれぞれ3個以上のフレーム内ボックスを設けるようにしてもよい。
20 … 吸気装置
21 … エアファンネル
23 … エアクリーナボックス
24(24R、24L) … フレーム内ボックス
25 … 第1流出口
26(26R、26L) … 第2流出口
27(27R、27L) … 流入口
28(28R、28L) … 第1継管
29(29R、29L) … 流出口
30 … 吸気管
31(31R、31L) … 第2継管
32 … 第1バルブ
33 … 電動モータ
34(34R、34L) … 第2バルブ
35(35R、35L) … 電動モータ
40 … ECU
41 … スロットル開度検出センサ
42 … 回転数検出センサ
43 … メモリ
44(44R、44L) … フレーム内ボックス
Claims (13)
- 取り込んだ空気を浄化するフィルタエレメントと、
前記フィルタエレメントを通過した清浄空気を貯めるエアクリーナボックスと、
前記エアクリーナボックスに連通して前記清浄空気を貯める、車体フレーム内の空間に設けられたフレーム内ボックスと、
前記エアクリーナボックス及び前記フレーム内ボックスに一端側が連通し、他端側がエンジンの吸気ポートに連通している吸気管と、
前記エアクリーナボックスから直接に前記吸気管へ流れる空気流を制御する第1バルブと、
前記エアクリーナボックスから前記フレーム内ボックスを経由して前記吸気管へ流れる空気流を制御する第2バルブと、
エンジンの稼動状態に応じて前記第1及び第2バルブを制御する制御部と
を備えたエンジンの吸気装置。 - 請求項1に記載のエンジンの吸気装置において、
前記フレーム内ボックスは、複数個設けられているエンジンの吸気装置 - 請求項2に記載のエンジンの吸気装置において、
前記車体フレームは、走行方向に延びる一対のメインフレームを備え、
前記エアクリーナボックスは、前記一対のメインフレームの間に配置され、
前記フレーム内ボックスは、前記エアクリーナボックスを挟んで、前記一対のメインフレーム内の空間にそれぞれ配置されているエンジンの吸気装置。 - 請求項3に記載のエンジンの吸気装置において、
前記フレーム内ボックスは、前記一対のメインフレームのそれぞれに複数個設けられているエンジンの吸気装置。 - 請求項3又は4に記載のエンジンの吸気装置において、
前記エアクリーナボックスは、その底部中央部において前記吸気管の一端側が連通しているとともに、その両側部において第1継管を介して前記フレーム内ボックスの走行方向前側にそれぞれ連通し、
前記フレーム内ボックスの走行方向後側は第2継管を介して前記吸気管の一端側にそれぞれ連通しているエンジンの吸気装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のエンジンの吸気装置において、
前記フレーム内ボックスは、ゴム製であるエンジンの吸気装置。 - 請求項1に記載のエンジンの吸気装置において、
前記第1バルブは、前記エアクリーナボックスから直接に前記吸気管へ空気流が流れ出る、前記エアクリーナボックスの第1流出口に配置されており、
前記第2バルブは、前記エアクリーナボックスから前記フレーム内ボックスへ空気流が流れ出る、前記エアクリーナボックスの第2流出口に配置されているエンジンの吸気装置。 - 請求項7に記載のエンジンの吸気装置において、
前記第1及び第2バルブは、電動モータでバルブを開度調整可能に開閉されるエンジンの吸気装置。 - 請求項1に記載のエンジンの吸気装置において、
前記制御部は、前記エンジンの通常稼動状態における通常制御モードと、エンジンの特定回転数領域におけるエンジンの出力低下を抑制するための特殊制御モードとを実行し、前記通常制御モードでは、少なくとも前記フレーム内ボックスに空気を流通させた制御を行うエンジンの吸気装置。 - 請求項1に記載のエンジンの吸気装置において、
前記制御部は、前記エンジンの回転数に応じて前記第1及び第2バルブを制御するエンジンの吸気装置。 - 請求項10に記載のエンジンの吸気装置において、
前記制御部は、さらにスロットル開度に応じて前記第1及び第2バルブを制御するエンジンの吸気装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載のエンジンの吸気装置を備えた鞍乗り型車両。
- 請求項12に記載の鞍乗り型車両において、
前記鞍乗り型車両は、自動二輪車であり、
前記フレーム内ボックスは、ステアリングシャフトが挿通されるヘッドパイプから二股状に分岐した一対のメインフレーム内の空間に配置される鞍乗り型車両。
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