JP5223832B2 - 内部構造測定方法及び内部構造測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内部構造測定方法及び内部構造測定装置に関するものである。
Siウエハにおける欠陥や、電子デバイス等の試料の内部における構造を測定する場合においては、TEM(Transmission Electron Microscope)等が用いられる。しかしながら、TEM等を用いて観察を行う場合においては、測定するための試料を破壊する必要がある。
このため、試料を破壊することなく、Siウエハにおける欠陥や、電子デバイス等の内部における構造を測定する方法が求められており、このような内部構造測定方法としては、X線や超音波を用いた顕微鏡が存在している。しかしながら、X線や超音波を用いた顕微鏡における分解能は数百nmであり、Siウエハにおける欠陥はより細かいものが存在しており、電子デバイス等においてもより細かい測定が必要となる場合がある。例えば、超音波を用いた顕微鏡としては、超音波顕微鏡法、超音波力顕微鏡法及び走査型近視野超音波法があるが、試料の内部の奥の欠陥や構造については十分測定を行うことができない。
特許第2730673号公報 特表2009−511876号公報
このため、試料を破壊することなく試料の内部構造を高分解能で測定することができる内部構造測定方法及び内部構造測定装置が望まれている。
本実施の形態の一観点によれば、試料の共振周波数f1を測定する共振周波数測定工程と、前記試料の共振周波数f1により前記試料を振動させ、前記試料に接触させたカンチレバを介し前記試料における表面振動の分布を計測する表面計測工程と、前記試料における表面振動の分布に基づき前記試料のFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出する共振周波数算出工程と、前記共振周波数f1と前記共振周波数f2とを比較する共振周波数比較工程と、を有し、共振周波数比較工程において、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しくない場合には、前記試料の表面振動の分布に基づき前記FEM計算モデルに変更を加えて再度共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする。
また、本実施の形態の他の観点によれば、試料の共振周波数f1を測定する共振周波数測定工程と、前記試料に接触させたカンチレバを介し前記試料の表面状態を計測する第1の表面計測工程と、前記試料の共振周波数f1により前記試料を振動させ、前記試料の表面と一定の距離離した状態で、前記カンチレバを介し前記試料における表面振動の分布を計測する第2の表面計測工程と、前記試料における表面振動の分布に基づき前記試料のFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出する共振周波数算出工程と、前記共振周波数f1と前記共振周波数f2とを比較する共振周波数比較工程と、を有し、共振周波数比較工程において、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しくない場合には、前記試料の表面振動の分布に基づき前記FEM計算モデルに変更を加え再度共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする。
また、本実施の形態の他の観点によれば、試料を前記試料の共振周波数f1により共振させる振動部と、前記試料の表面に接触または前記試料の面より一定距離離れた状態で、前記試料の表面振動の分布を計測するためのカンチレバと、前記試料の表面振動の分布に基づき前記試料におけるFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2及び前記FEM計算モデルにおける表面振動の分布を算出する算出部と、前記試料の共振周波数f1と前記算出部において算出した共振周波数f2とを比較する比較判定部と、を有することを特徴とする。
開示の内部構造測定方法及び内部構造測定装置によれば、試料を破壊することなく試料の内部構造を高分解能で測定することができる。
第1の実施の形態における内部構造測定装置の構成図 第1の実施の形態における内部構造測定装置において測定した表面振動の分布図 第1の実施の形態における内部構造測定方法のフローチャート 第1の実施の形態における内部構造測定方法の説明図(1) 第1の実施の形態における内部構造測定方法の説明図(2) 第2の実施の形態における内部構造測定方法のフローチャート 第2の実施の形態における内部構造測定方法の説明図(1) 第2の実施の形態における内部構造測定方法の説明図(2)
実施するための形態について、以下に説明する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態について説明する。本実施の形態における内部構造測定装置及び内部構造測定方法は、Siウエハにおける欠陥や、電子デバイス等の内部における構造を高い分解能で測定することができるものである。
(内部構造測定装置)
最初に、図1に基づき本実施の形態における内部構造測定装置について説明する。本実施の形態における内部構造測定装置は、内部構造を測定する試料11を設置するための試料設置部12、振動部13、3次元ステージ14、カンチレバ15、レーザ光源16、光検出器17、励振部18を有している。
振動部13は、試料11を振動するためのものであり、後述する高周波信号発生器22より供給される超音波により試料11を振動させるものである。
3次元ステージ14は、試料11を3次元方向に移動させるものである。このため、3次元ステージ14には、試料11をXY軸方向に移動させるためのXY軸駆動回路19及び、Z軸方向に移動させるためのZ軸駆動回路20が接続されている。
カンチレバ15は、試料11の表面状態の計測及び試料11における振動を検出するためのものである。具体的には、走査型プローブ顕微鏡(Scanning Probe Microscope;SPM)等において用いられるカンチレバである。尚、カンチレバ15により、試料11における振動を検出する際には、試料11とカンチレバ15の先端との間における空気を介し、振動を検出する。
レーザ光源16は、カンチレバ15の振動を検出するためのものである。即ち、レーザ光源16からのレーザ光をカンチレバ15の背面(試料11と接触している側と反対側の面)に照射し、照射されたたレーザ光は、カンチレバ15の背面において反射され光検出器17に入射し検出される。振動検出部21では、光検出器17に入射した光に基づき、カンチレバ15における振動の検出がなされる。これによりカンチレバ15を介し試料11の表面状態等を計測することができる。
励振部18は、必要に応じてカンチレバ15を高周波、例えば、100kHzで振動させるためのものである。
また、振動部13と励振部18は、高周波信号発生器22に接続されている。高周波信号発生器22は、任意の高周波信号を発生させることが可能であり、振動部13及び励振部18を独立して各々所望の周波数により振動させることができる。
また、XY軸駆動回路19、Z軸駆動回路20及び高周波信号発生器22は装置制御部23に接続されており、各々の制御がなされる。更に、装置制御部23は振動検出部21とともに処理部24に接続されている。
処理部24は計算部25と比較判定部26とを有している。計算部25では、FEM(Finite Element Method:有限要素法)による計算及び必要に応じてFEM計算モデルを作成する機能を有している。また、比較判定部26では、例えば、計算部25により得られた試料11の共振周波数と、実際に測定された試料11の共振周波数とを比較し、計算部25により得られた試料11の共振周波数が所定の範囲内にあるか否かを判断する機能を有している。尚、比較判定部26では、共振周波数のみにより判断するだけではなく、計算結果と実際の測定結果とを二次元のビットマップに展開し、比較し判断する機能をも有していてもよい。
また、装置制御部23にはハードディスクドライブ等の記録部27が接続されており、測定された情報等を記録することができる。また、処理部24には、モニタ等の表示部28が接続されており、各種情報を表示することが可能である。
本実施の形態における内部構造測定装置では、振動部13により、試料11の共振周波数により振動させる。尚、試料11等を構成する構造物において、「質量」と「剛性」のみで定まる値を固有モードまたは共振モードと呼ぶ。共振モードにおける固有値は、外力における影響を受けない値であり、試料11となる構造物の大きさ、形状及び機械的物性値等に依存するものであり、試料11となる構造物特有の動的特性を表す値である。一般的には、このような共振モードのことを「固有振動数」または「共振周波数」と呼ぶ。本実施の形態では、共振周波数により試料11を振動させるものであるため、試料11内部においても超音波は減衰することがない。従って、内部における欠陥や構造を高い分解能で測定することができる。
図2に、振動部13により試料11を共振周波数により振動させた場合における試料11の表面振動の分布図を示す。試料11は共振周波数により振動しているため、試料11の表面には振幅の小さい領域(MIN)と振幅が大きい領域(MAX)とが形成され、試料11の表面振動の振幅を高い分解能で検出することができる。
(内部構造測定方法)
次に、図3に基づき本実施の形態における内部構造測定方法について説明する。本実施の形態における内部構造測定方法は、試料11の表面にカンチレバ15を接触させて測定する方法であり、表面が比較的平坦な形状の試料11の測定に適した測定方法である。
最初に、ステップ102(S102)において、基準となる基準試料の共振周波数を測定する。具体的には、基準となる基準試料に印加される超音波を低周波から高周波に変化させ、レーザドップラ計測器により、振幅が最大になる周波数を共振周波数とし、共振周波数f0を測定する。尚、基準試料の共振周波数の測定は、図1に示す内部構造測定装置においても行うことが可能である。具体的には、基準試料を試料設置部12に設置し、高周波信号発生部22からの超音波に基づき振動部13を振動させ、これに伴い基準試料を振動させる。この際、装置制御部23において高周波信号発生部22を制御することにより、高周波信号発生部22より発生させる超音波を低周波から高周波へと変化させる。基準試料の表面振動がカンチレバ15に伝達され、基準試料における振幅が最大となる周波数を共振周波数とし、共振周波数f0を得ることができる。また、本実施の形態では、基準試料としては、欠陥等のないシリコン基板等が用いられる。
次に、ステップ104(S104)において、測定試料となる試料11の共振周波数を測定する。具体的には、ステップ102と同様の方法、即ち、レーザドップラ計測器を用いた方法または、図1に示す内部構造測定装置を用いた方法により試料11の共振周波数f1を測定する。尚、試料11は、測定対象となるものであり、例えば、欠陥等が含まれている可能性のあるシリコン基板や、シリコン基板上に成膜等されているものが含まれている場合がある。
次に、ステップ106(S106)において、測定試料である試料11の内部に欠陥等が存在しているか否かが判断される。具体的には、基準試料の共振周波数f0と試料11の共振周波数f1とが略一致している場合には、試料11の内部には欠陥等が存在していないものと判断され、終了する。一方、基準試料の共振周波数f0と試料11の共振周波数f1とが略一致していない場合には、試料11の内部には欠陥等が存在しているものと判断され、試料11の内部構造を測定するためステップ108に移行する。
次に、ステップ108(S108)において、試料11における表面振動の分布図を得る(共振モード測定)。具体的には、共振周波数f1により試料11を振動させ、試料11の表面上において、カンチレバ15を接触させて2次元的に計測することにより、試料11の表面振動の分布図を得る。本実施の形態では、ステップ104において得られた試料11における共振周波数f1である2.43MHzにより、試料11を振動させることにより、図2に示すような試料11の表面振動の分布図を得る。
次に、ステップ110(S110)において、FEM計算モデルを作成する。具体的には、ボイド等の欠陥が含まれている場合には、一般に、基準試料の共振周波数f0と試料11の共振周波数f1とは異なる値となり、また、試料11の表面振動の分布図において、非対称となる領域を有するパターンとなる。このため、処理部24または処理部24内の計算部25において、試料11の共振周波数f1及び試料11の表面振動の分布図に適合するように、ボイド等の欠陥の大きさ及び構造、欠陥濃度を選定しFEM計算モデルを作成する。
次に、ステップ112(S112)において、FEM計算モデルにおける共振周波数を算出する。具体的には、計算部25において、ステップ110において作成したFEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出し、更には、必要に応じてFEM計算モデルの表面振動の分布図を得る。
次に、ステップ114(S114)において、実測値である試料11の共振周波数f1と、ステップ112において算出した計算値である共振周波数f2とを比較する。この場合、実測値と計算値の共振周波数同士のみを比較するだけではなく、ステップ112において表面振動の分布図を算出している場合には、実測した試料11の表面振動の分布図と計算により得た表面振動の分布図とを比較してもよい。
次に、ステップ116(S116)において、ステップ112において算出した計算値である共振周波数f2の値と、実測値である試料11の共振周波数f1の値とが略一致しているか否かを判断する。計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致しているか否かについては、共振周波数f2の値が共振周波数f1を基準として一定の範囲内に含まれているか否かにより判断してもよい。計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致しているものと判断された場合には、ステップ110において作成したFEM計算モデルは、試料11の構造を反映しているものと判断され終了する。また、計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致していないものと判断された場合には、ステップ110に移行する。尚、上述のとおり共振周波数同士のみを比較するだけではなく、ステップ112において表面振動の分布図を算出している場合には、実測した試料11の表面振動の分布図と計算により得た表面振動の分布図とを比較し判断してもよい。
この判断について具体的に説明する。図4(a)は、図4(b)に示すようにシリコン基板等に欠陥が存在していない場合におけるFEMにより得られた表面振動の分布図であり、この場合の共振周波数は、2.42MHzと算出される。一方、図5(a)は、図5(b)に示すようにシリコン基板等にボイド等の欠陥が存在している場合におけるFEMにより得られた表面振動の分布図であり、この場合の共振周波数は、2.43MHzと算出される。試料11における実測値の共振周波数f1の値は2.43MHzであることから、図5に示す場合の共振周波数と一致している。また、図1に示す試料11の表面振動の分布図とFEM計算モデルにより得た表面振動の分布図とを比較すると、図1に示す試料11の表面振動の分布図は、図4(a)に示す表面振動の分布図よりも、図5(a)に示す表面振動の分布図により近いパターンである。従って、図5(a)の表面振動の分布図を得るためのFEM計算モデルは、試料11の内部構造を表しているものと判断される。よって、図5(b)に示すように、試料11であるシリコン基板等の内部には、ボイドが存在しているものと判断される。
尚、ステップ114及びステップ116における計算値と実測値の比較及び判断には、カイ2乗検定を利用してもよい。この場合、ステップ116において、計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致しているか否かではなく、カイ2乗値が極小となるFEM計算モデルが、実際の試料11の内部構造に合致しているものと判断される。
このようにして得られたFEM計算のモデルは、試料11の構造を反映しているものである。従って、FEM計算モデルを用いることにより、試料11の内部深くに欠陥、ボイド、穴等が存在している場合においても、これらの欠陥、ボイド、穴等を高い分解能で測定し検出することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における内部構造測定方法は、試料11の表面に比較的凹凸等が多く形成されている場合に適した測定方法である。図6に基づき本実施の形態における内部構造測定方法について説明する。尚、本実施の形態における内部構造測定方法は、第1の実施の形態における内部構造測定装置を用いて行うものである。
最初に、ステップ202(S202)において、基準となる基準試料の共振周波数を測定する。具体的には、基準となる基準試料に印加される超音波を低周波から高周波に変化させ、レーザドップラ計測器により、振幅が最大になる周波数を共振周波数とし、共振周波数f0を測定する。尚、基準試料の共振周波数の測定は、図1に示す内部構造測定装置においても行うことが可能である。具体的には、基準試料を試料設置部12に設置し、高周波信号発生部22からの超音波に基づき振動部13を振動させ、これに伴い基準試料を振動させる。この際、装置制御部23において高周波信号発生部22を制御することにより、高周波信号発生部22より発生させる超音波を低周波から高周波へと変化させる。基準試料の表面振動がカンチレバ15に伝達され、基準試料における振幅が最大となる周波数を共振周波数とし、共振周波数f0を得ることができる。また、本実施の形態では、基準試料としては、欠陥等のないシリコン基板等が用いられる。
次に、ステップ204(S204)において、測定対象となる試料11の共振周波数を測定する。具体的には、ステップ202と同様の方法、即ち、レーザドップラ計測器を用いた方法または、図1に示す内部構造測定装置を用いた方法により試料11の共振周波数f1を測定する。尚、試料11は、測定対象となるものであり、例えば、欠陥等が含まれている可能性のあるシリコン基板や、シリコン基板上に成膜等されているものが含まれている場合がある。
次に、ステップ206(S206)において、測定試料である試料11の内部に欠陥等が存在しているか否かが判断される。具体的には、基準試料の共振周波数f0と試料11の共振周波数f1とが略一致している場合には、試料11の内部には欠陥等が存在していないものと判断され終了する。一方、基準試料の共振周波数f0と試料11の共振周波数f1とが略一致していない場合には、試料11の内部には欠陥等が存在しているものと判断され、試料11の内部構造を測定するためステップ208に移行する。
次に、ステップ208(S208)において、測定試料である試料11の表面における凹凸形状を測定する。具体的には、図7に示すように、試料11は振動させることなく、カンチレバ15を試料11表面に接触させて2次元的に計測することにより、試料11における2次元の表面形状を得る。得られた情報は記録部27等において記録されている。尚、カンチレバ15は測定精度を高めるために、例えば、励振部18において100kHzで振動させてもよい。
次に、ステップ210(S210)において、試料11における表面振動の分布図を得る(共振モード測定)。具体的には、図8に示すように、共振周波数f1により試料11を振動させ、試料11の表面から一定の距離を離した状態で、試料11の表面をカンチレバ15により2次元的に計測する。これにより、試料11の表面振動の分布図を得ることができる。本実施の形態では、ステップ204において得られた試料11における共振周波数f1で試料11を振動させ、ステップ208において計測された試料11における2次元の表面形状に沿って一定間隔離れた状態でカンチレバ15を2次元的に移動させる。これにより、試料11の表面振動の分布図を得ることができる。具体的には、図8における破線31に沿ってカンチレバ15の先端を移動させることにより、試料11からカンチレバ15までの距離を一定にすることができ、試料11の表面振動をカンチレバ15に均一に伝達することができる。これにより、より正確に試料11における振幅を検出することができる。また、カンチレバ15は測定精度を高めるために、例えば、励振部18において100kHzで振動させてもよい。
次に、ステップ212(S212)において、FEM計算モデルを作成する。具体的には、ボイド等の欠陥が含まれている場合には、一般に、基準試料の共振周波数f0と試料11の共振周波数f1とは異なる値となり、また、試料11の表面振動の分布図において、非対称となる領域を有するパターンとなる。このため、処理部24または処理部24内の計算部25において、試料11の共振周波数f1及び試料11の表面振動の分布図に適合するように、ボイド等の欠陥の大きさ及び構造、欠陥濃度を選定しFEM計算モデルを作成する。
次に、ステップ214(S214)において、FEM計算モデルにおける共振周波数を算出する。具体的には、計算部25において、ステップ212において作成したFEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出し、更には、必要に応じてFEM計算モデルの表面振動の分布図を得る。
次に、ステップ216(S216)において、実測値である試料11の共振周波数f1と、ステップ214において算出した計算値である共振周波数f2とを比較する。この場合、実測値と計算値の共振周波数同士のみを比較するだけではなく、ステップ214において表面振動の分布図を算出している場合には、実測した試料11の表面振動の分布図と計算により得た表面振動の分布図とを比較してもよい。
次に、ステップ218(S218)において、ステップ214において算出した計算値である共振周波数f2の値と、実測値である試料11の共振周波数f1の値とが略一致しているか否かを判断する。計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致しているか否かについては、共振周波数f2の値が共振周波数f1を基準として一定の範囲内に含まれているか否かにより判断してもよい。計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致しているものと判断された場合には、ステップ212において作成したFEM計算モデルは、試料11の構造を反映しているものと判断され終了する。また、計算値である共振周波数f2の値と実測値である共振周波数f1の値とが略一致していないものと判断された場合には、ステップ212に移行する。尚、上述のとおり共振周波数同士のみを比較するだけではなく、ステップ214において表面振動の分布図を算出している場合には、実測した試料11の表面振動の分布図と計算により得た表面振動の分布図とを比較し判断してもよい。
尚、ステップ216及びステップ218における計算値と実測値の比較及び判断には、カイ2乗検定を利用してもよい。この場合、ステップ218において、計算値が所定の範囲内であるか否かではなく、カイ2乗値が極小となるFEM計算モデルが、実際の試料11の内部構造に合致しているものと判断される。
このようにして得られたFEM計算モデルは、試料11の構造を反映しているものであり、試料11の内部深くに欠陥、ボイド、穴等が存在している場合、これらの欠陥、ボイド、穴等を高い分解能で測定し検出することができる。
第1及び第2の実施の形態においては、試料の内部における微小な構造を高分解能で測定することができる。従って、試料を破壊することなく、試料内部に存在するナノ粒子、転位、ボイド等のナノ構造の情報を得ることができる。
特に、第2の実施の形態においては、試料11を超音波で振動させた状態で、カンチレバ15を試料11に接触させることがないため、試料11にダメージを与えることなく、非破壊で試料の内部構造を高分解能で測定することができる。従って、強度の弱い薄膜、有機材料、細胞等における内部構造の測定に適している。
また、第1及び第2の実施の形態は、振動場(音場)を利用した測定方法であることから、電磁場の影響を受けることがない。従って、SPMを利用したSCM(Scanning Capacitance Microscope)、SSRM(Scanning Spread Resistance Microscope)、EFM(Electrostatic Force Microscope)等による電場解析、MFM(Magnetic Force Microscope)等による磁場解析を同時に行うことができる。これにより、複数の測定や解析を短時間に行うことができ、試料の測定や解析を低コストで行うことが可能となる。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
試料の共振周波数f1を測定する共振周波数測定工程と、
前記試料の共振周波数f1により前記試料を振動させ、前記試料に接触させたカンチレバを介し前記試料における表面振動の分布を計測する表面計測工程と、
前記試料における表面振動の分布に基づき前記試料のFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出する共振周波数算出工程と、
前記共振周波数f1と前記共振周波数f2とを比較する共振周波数比較工程と、
を有し、共振周波数比較工程において、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しくない場合には、前記試料の表面振動の分布に基づき前記FEM計算モデルに変更を加えて再度共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする内部構造測定方法。
(付記2)
試料の共振周波数f1を測定する共振周波数測定工程と、
前記試料に接触させたカンチレバを介し前記試料の表面状態を計測する第1の表面計測工程と、
前記試料の共振周波数f1により前記試料を振動させ、前記試料の表面と一定の距離離した状態で、前記カンチレバを介し前記試料における表面振動の分布を計測する第2の表面計測工程と、
前記試料における表面振動の分布に基づき前記試料のFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出する共振周波数算出工程と、
前記共振周波数f1と前記共振周波数f2とを比較する共振周波数比較工程と、
を有し、共振周波数比較工程において、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しくない場合には、前記試料の表面振動の分布に基づき前記FEM計算モデルに変更を加え再度共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする内部構造測定方法。
(付記3)
前記第2の表面計測工程において、前記カンチレバは、前記第1の表面計測工程において計測された前記試料の表面状態の形状に基づいて、一定距離を離した状態で移動させることを特徴とする付記2に記載の内部構造測定方法。
(付記4)
前記第1の表面計測工程において、前記カンチレバは、前記共振周波数f1とは異なる周波数により振動させることを特徴とする付記2または3に記載の内部構造測定方法。
(付記5)
前記第2の表面計測工程において、前記カンチレバは、前記共振周波数f1とは異なる周波数により振動させることを特徴とする付記2から4のいずれかに記載の内部構造測定方法。
(付記6)
前記カンチレバにおける前記試料と前記カンチレバとの接触している側と反対側の面にレーザ光を照射し、前記反対側の面において反射したレーザ光を検出することにより、前記試料の表面振動の分布を計測することを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の内部構造測定方法。
(付記7)
前記共振周波数算出工程において、前記試料のFEM計算モデルを作成する際に、前記FEM計算モデルにボイド、空孔又は転位の欠陥を加えることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の内部構造測定方法。
(付記8)
前記共振周波数測定工程の前に、前記試料とは異なる欠陥の存在しない基準試料の共振周波数f0を測定する基準試料共振周波数測定工程と、
前記基準試料の共振周波数f0と前記試料の共振周波数f1とを比較する初期共振周波数比較工程と、
を有することを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の内部構造測定方法。
(付記9)
前記共振周波数算出工程は、前記FEM計算モデルを前記共振周波数f2により振動させた場合における前記FEM計算モデルの表面振動の分布も得ることができるものであって、
前記共振周波数比較工程において、前記試料の表面振動の分布と、前記FEM計算モデルの表面振動の分布とを比較し、前記試料の表面振動の分布と、前記FEM計算モデルの表面振動の分布とが略等しくない場合には、前記FEM計算モデルに変更を加え再び共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記試料の表面振動の分布と、前記FEM計算モデルの表面振動の分布とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする付記1から8のいずれかに記載の内部構造測定方法。
(付記10)
試料を前記試料の共振周波数f1により共振させる振動部と、
前記試料の表面に接触または前記試料の鏡面より一定距離離れた状態で、前記試料の表面振動の分布を計測するためのカンチレバと、
前記試料の表面振動の分布に基づき前記試料におけるFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2及び前記FEM計算モデルにおける表面振動の分布を算出する算出部と、
前記試料の共振周波数f1と前記算出部において算出した共振周波数f2とを比較する比較判定部と、
を有することを特徴とする内部構造測定装置。
(付記11)
前記カンチレバにおける前記試料と前記カンチレバとの接触している側と反対側の面にレーザ光を照射し、前記反対側の面において反射したレーザ光を検出することにより、前記試料の表面振動の分布を計測することを特徴とする付記10に記載の内部構造測定装置。
11 試料
12 試料設置部
13 振動部
14 3次元ステージ
15 カンチレバ
16 レーザ光源
17 光検出器
18 励振部
19 XY軸駆動回路
20 Z軸駆動回路
21 振動検出部
22 高周波信号発生器
23 装置制御部
24 処理部
25 計算部
26 比較判定部
27 記録部
28 表示部

Claims (6)

  1. 試料の共振周波数f1を測定する共振周波数測定工程と、
    前記試料の共振周波数f1により前記試料を振動させ、前記試料に接触させたカンチレバを介し前記試料における表面振動の分布を計測する表面計測工程と、
    前記試料における表面振動の分布に基づき前記試料のFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出する共振周波数算出工程と、
    前記共振周波数f1と前記共振周波数f2とを比較する共振周波数比較工程と、
    を有し、共振周波数比較工程において、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しくない場合には、前記試料の表面振動の分布に基づき前記FEM計算モデルに変更を加えて再度共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする内部構造測定方法。
  2. 試料の共振周波数f1を測定する共振周波数測定工程と、
    前記試料に接触させたカンチレバを介し前記試料の表面状態を計測する第1の表面計測工程と、
    前記試料の共振周波数f1により前記試料を振動させ、前記試料の表面と一定の距離離した状態で、前記カンチレバを介し前記試料における表面振動の分布を計測する第2の表面計測工程と、
    前記試料における表面振動の分布に基づき前記試料のFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2を算出する共振周波数算出工程と、
    前記共振周波数f1と前記共振周波数f2とを比較する共振周波数比較工程と、
    を有し、共振周波数比較工程において、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しくない場合には、前記試料の表面振動の分布に基づき前記FEM計算モデルに変更を加え再度共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記共振周波数f1の値と前記共振周波数f2の値とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする内部構造測定方法。
  3. 前記カンチレバにおける前記試料と前記カンチレバとの接触している側と反対側の面にレーザ光を照射し、前記反対側の面において反射したレーザ光を検出することにより、前記試料の表面振動の分布を計測することを特徴とする請求項1または2に記載の内部構造測定方法。
  4. 前記共振周波数算出工程は、前記FEM計算モデルを前記共振周波数f2により振動させた場合における前記FEM計算モデルの表面振動の分布も得ることができるものであって、
    前記共振周波数比較工程において、前記試料の表面振動の分布と、前記FEM計算モデルの表面振動の分布とを比較し、前記試料の表面振動の分布と、前記FEM計算モデルの表面振動の分布とが略等しくない場合には、前記FEM計算モデルに変更を加え再び共振周波数算出工程及び共振周波数比較工程を行い、前記試料の表面振動の分布と、前記FEM計算モデルの表面振動の分布とが略等しい場合には、前記FEM計算モデルを前記試料の構造とみなすことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内部構造測定方法。
  5. 試料を前記試料の共振周波数f1により共振させる振動部と、
    前記試料の表面に接触または前記試料の面より一定距離離れた状態で、前記試料の表面振動の分布を計測するためのカンチレバと、
    前記試料の表面振動の分布に基づき前記試料におけるFEM計算モデルを作成し、前記FEM計算モデルにおける共振周波数f2及び前記FEM計算モデルにおける表面振動の分布を算出する算出部と、
    前記試料の共振周波数f1と前記算出部において算出した共振周波数f2とを比較する比較判定部と、
    を有することを特徴とする内部構造測定装置。
  6. 前記カンチレバにおける前記試料と前記カンチレバとの接触している側と反対側の面にレーザ光を照射し、前記反対側の面において反射したレーザ光を検出することにより、前記試料の表面振動の分布を計測することを特徴とする請求項5に記載の内部構造測定装置。
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