JP5223750B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを有するインクジェット方式の画像形成装置に関する。
従来から、主走査方向に設けられた主ガイドロッドと、主ガイドロッドに対して一端側が摺動可能に装着されるキャリッジと、該キャリッジに搭載され記録紙にインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、一端をキャリッジ外部のインクタンクに装着し他端をキャリッジ内部の液体タンクに装着することでインクタンクのインクを液体タンクへ供給する供給チューブを備え、キャリッジ筐体に供給チューブのガイド部を備えた画像形成装置が知られている。
特許文献1は、このようなキャリッジ、記録ヘッド及び供給チューブを備えた画像形成装置を開示している。キャリッジ外部にあるインクタンクのインクをキャリッジ内部の液体タンクへ供給するための供給チューブは、キャリッジ外部のインクタンクから延び、キャリッジ内において主走査方向からこれに垂直な副走査方向に這いまわされてキャリッジ内部の液体タンクに接続している。
しかし、特許文献1の図2に示されるように、キャリッジ筐体上の供給チューブ36は、主ガイドロッド31に沿う主走査方向に延び、その後該主ガイドロッド31から離れる副走査方向へ方向転換して這いまわされており、供給チューブ36の有する弾性力によって、主走査方向から副走査方向への供給チューブの方向転換部分において、副走査方向に延びた供給チューブ36が主走査方向に戻ろうとする弾性力による負荷がキャリッジ筐体にかかる。
一方、主ガイドロッド31とキャリッジ33の軸受けとの間には、摺動可能な程度に隙間が設けられていることから、供給チューブ36の弾性力により主ガイドロッド31に対してキャリッジ33の先端部分が図中左上方向へ微動する恐れがある。この微動が生じると、記録シートへのインク着弾ずれが生じ、画質に影響を及ぼしてしまう。
以上から、本発明は、主走査方向に延び、これから離れる副走査方向に方向転換して這いまわされてキャリッジ筐体上に案内される供給チューブの弾性変形によるキャリッジへの負荷を軽減することを目的とする。
この課題は、本発明により画像形成装置が、主走査方向に延在するガイド軸と、ガイド軸に対して一端側が摺動可能に装着され、記録紙にインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを備えたキャリッジと、一端をキャリッジ外部のインクタンクに装着し他端をキャリッジ内部の液体タンクに装着することでインクタンクのインクを液体タンクへ供給する供給チューブと、を有し、キャリッジは、記録ヘッド及び液体タンクを収容する第1の筐体と、該第1の筐体とは別体で構成された、供給チューブを案内するための第2の筐体とで構成され、弾性部材が第1の筐体に装着され、第2の筐体は、第1の筐体と接触しないように弾性部材に装着されることで解決される。
また、第1の筐体は、インクタンクから延びる供給チューブを液体タンクへ案内するためのガイド部を有し、第2の筐体は、ガイド軸に沿って形成される第1のガイド部と、ガイド軸から離間する方向に形成される第2のガイド部とを有し、インクタンクから延びる供給チューブは、第2の筐体の第1のガイド部及び第2のガイド部に沿って案内されて、第1の筐体のガイド部を経由して液体タンクへ案内され、第2の筐体の第2のガイド部の先端と、第1の筐体のガイド部の端部との間に、隙間が形成され、第2の筐体の第2のガイド部は、ガイド軸方向に弾性変形可能であると好ましい。
また、弾性部材は、第1の筐体の両外面と対向して係合する係合部を有する第1の係合面と、第1の係合面から突出して設けられ第2の筐体の両内面と対向して係合する係合部を有する第2の係合面とを備えると好ましい。
また、弾性部材の第2の係合面は、ガイド軸方向に弾性変形可能であると好ましい。
本発明に従う画像形成装置では、供給チューブを案内するためのキャリッジの第2の筐体が、キャリッジの第1の筐体とは別体で構成されており、第2の筐体は、第1の筐体に装着された弾性部材にのみ取り付けられており、第1の筐体と接触しないため、這いまわされた供給チューブの弾性変形による負荷が第2の筐体と弾性部材との弾性変形によって吸収・緩衝され、第1の筐体に直接伝わらない。従って、供給チューブの弾性変形によるキャリッジへの負荷が軽減され、キャリッジがガイド軸方向に滑らかに摺動することができると共に、キャリッジの先端部分の微動及びこれによる記録シートへのインク着弾ずれが回避される。
また、第2の筐体の第2のガイド部の先端と、第1の筐体のガイド部の端部との間に、隙間が形成され、これらが連結していないことで、供給チューブの弾性変形によるガイド軸方向の負荷を受ける第2の筐体の第2のガイド部はガイド軸方向に弾性変形するため、負荷を逃がし、負荷が直接キャリッジの第1の筐体に伝わらない。
また、弾性部材は、第1の筐体の両外面と対向して係合する係合部を有する第1の係合面を有するため、第1の筐体に簡単に嵌合し、また、第2の筐体の両内面と対向して係合する係合部を有する第2の係合面を備えるため、第2の係合面に第2の筐体を外側から簡単にスナップフィットさせることができる。
また、弾性部材の第2の係合面は、ガイド軸方向に弾性変形可能であるため、第2の筐体を介して伝わる、供給チューブの弾性変形によるガイド軸方向への負荷をさらに吸収することができる。
本発明に係る画像形成装置本体を前方側から見た斜視説明図である。 本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の機構部の要部平面説明図である。 本発明の特徴部であるガイド部材の斜視図である。 本発明の特徴部であるガイド部材の平面図である。 本発明の特徴部である弾性部材の平面図(図6(b))と、側面図(図6(a),(c))である。 本発明のガイド部材及び弾性部材が装着されるキャリッジの概略構成図である。 液体吐出ヘッド、液体タンク及び供給チューブが装着されたキャリッジの概略右側面図である。 弾性部材が装着されたキャリッジの概略右側面図である。 ガイド部材及び弾性部材が装着されたキャリッジの概略右側面図である。 図10に示されるキャリッジの概略平面図である。 供給チューブがガイド部材及びキャリッジに這いまわされた状態の斜視図である。
先ず、本発明に係る画像形成装置本体を説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、インクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4が備えられ、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作・表示部5が設けられている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる液体(インク)、例えばブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数の液体カートリッジ10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「液体カートリッジ10」という)が、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とされ、このカートリッジ装填部4の前面側には、液体カートリッジ10を着脱するときに開く前カバー6が開閉可能に設けられている。
次に、この画像形成装置の機構部について図2及び図3を参照して説明する。ここで、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図である。ここで、装置前方側は、図2では右側に、図3では下側に対応する。
キャリッジ33は、フレーム20を構成する左右のメイン側板21A,21Bに横架した主ガイドロッド31と従ガイドロッド32とにより主走査方向に摺動自在に保持され、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図3で矢印方向(主走査方向)に移動走査することができる。
このキャリッジ33には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液体吐出ヘッド34が装着されている。液体吐出ヘッド34は、圧電素子などの圧電アクチュエータを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものとして使用できる。
また、キャリッジ33には、各液体吐出ヘッド34に各色の液体を供給するための各色の液体タンク35を搭載している。この各色の液体タンク35には、各色の可撓性(例えばポリエチレン)を有する供給チューブ36を介して、カートリッジ装填部4に装着された各色の液体カートリッジ10から各色の液体が補充供給される。このカートリッジ装填部4には、液体カートリッジ10内の液体を送液するための送液手段である供給ポンプユニット24が設けられている。なお、供給チューブ36は、前ステー29上に保持部材37にて途中部分が保持されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する給紙コロ43と、給紙コロ43に対向し摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44とを備えている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を液体吐出ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成されている。
また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。さらに、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してプラテン部となるガイド部材57を配置している。
さらに、液体吐出ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が設けられている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の主走査方向一方側の非印字領域には、液体吐出ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、液体吐出ヘッド34の各ノズルを一括してキャピングするためのキャップ部材82と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した液体を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出された液体、ワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去された液体又は空吐出受け84に空吐出されたインクは、図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図3に示すように、キャリッジ33の主走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した液体を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には液体吐出ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成した液体吐出ヘッド記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部のACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42に液滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ部材82で液体吐出ヘッド34の吐出面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことにより液体乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ部材82で液体吐出ヘッド34の吐出面をキャッピングした状態で、図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し、増粘した液体を排出する回復動作を行う。
次に、本発明の特徴部であるガイド部材の形状について、斜視図である図4と平面図である図5を用いて説明する。
ガイド部材400は、キャリッジ33の下部筐体の上部に取り付けられる上部筐体としての役割を有し、キャリッジ外部の液体カートリッジ10からキャリッジに向かって主走査方向に延びる供給チューブ36をガイドし、さらに供給チューブ36を主走査方向から副走査方向に這いまわして方向転換し、キャリッジ33内部に保持された液体インク35にガイドするための部材である。ガイド部材400は、延在片部412、底面410及び底面411により囲まれる開放部を前面として図10に見られるようにキャリッジ33に取り付けられ、キャリッジ33と共にx方向に移動する。後述するように、キャリッジ33の下部筐体とガイド部材400の間には、本発明の特徴部である弾性部材600が中間部材として取り付けられる。
ガイド部材400は、弾性係数が比較的高く撓み易い樹脂(例えばABS樹脂など)で形成されており、図4及び図5に示すように主走査方向(矢印x)に沿って設けられた底面410と、底面410から連続して副走査方向(矢印y)に沿って延在する底面411とを有し、底面410と底面411により略L字形状の供給チューブガイド底面を構成している。
底面410には、x方向に沿って形成されるガイド部401と、x方向からy方向に沿って形成されたガイド部402と、y方向に沿って形成されたガイド部403とが設けられている。図5に見られるように、ガイド部402の湾曲部分の側面部405は、ガイド部401の側面404と一部がオーバーラップするようにして設けられている。よって、供給チューブ36は、ガイド部401の側面部404とガイド部402の側面部405とで挟まれるようにしてx方向に案内される。また、ガイド部402の側面部405の上端には、側面部404に向かって延在する上ガイド部407が設けられており、供給チューブ36上方向への脱落を防止しているが、供給チューブ36が側面部404と側面部405とで強固に挟まれていれば、上ガイド部407を設けなくてもよい。
一方、底面411には、y方向へ沿って形成された、側面部406を有するガイド部402とガイド部403とが設けられている。よって、x方向に案内された供給チューブ36は、その後ガイド部402の湾曲部である側面部405に沿って案内され、次いで、ガイド部402の側面部406とガイド部403の側面部で挟持されてy方向へ這いまわされる。
ここで、x方向からy方向に方向転換する、側面部405の対向部分と側面部406の一部の対向部分には、供給チューブ36のためのガイド部は形成されておらず、ガイド部材400の取り付け性を向上させている。
そして、図4に見られるように、ガイド部材400におけるx方向両端には鉛直下方に延在する延在片部412と413が形成されており、延在片部412と413には、それぞれ後述する弾性部材600と係合する係合孔414,415が形成されている。係合孔415は、係合孔414のように全体が開口しておらず、延在片部412の面から突出した静電気防止のための矩形状の凸部の下側に形成されている。
次に、本発明の特徴部である弾性部材について図6を用いて説明する。ここで、図6(b)は弾性部材の平面図であり、図6(a),(c)はその側面図である。
弾性部材600は、弾性変形可能な材質(例えばステンレス)の平板状部材からなり、その両端にy方向及び鉛直下方へ延在する取り付け部610及び620と、取り付け部610及び620を接続するためにx方向へ延在する接続部630とを有する。弾性部材600は、中央の接続部630の両端から取り付け部610及び620が鉛直下方に突出することで略コ字形状を有している。図中左側が前面に対応し、図中右側が後面に対応するため、図9に見られるように図中左側を前面としてキャリッジ33に取り付けられ、キャリッジ33と共にx方向に移動する。
取り付け部610及び620は、それぞれ平板状の上片部617及び627と、該上片部617及び627からそれぞれ鉛直下方に延在する平板状の下片部613及び623とを有している。上片部617及び627は、切り欠き615及び625により、その上部がy方向に対して、前上片部616及び626と、後上片部618及び628とにそれぞれ分割されている。
後上片部618及び628の上端には、x方向及びy方向へ延びる、上述したガイド部材400の下面の図示しない凸部を受けてガイド部材400と弾性部材600とのガタを防止する受け部611及び621が設けられている。そして、後上片部618及び628の側面には、ガイド部材400の係合孔414及び415とスナップフィットする係合突起612及び622が設けられている。係合突起612及び622は、それぞれ外側に突出して内側に戻る爪部分であり、略ク字形状に形成されている。
一方、前上片部616及び626は、その上端にx方向に延在する接続部630が設けられている。また、下片部613及び623には、それぞれ後述するキャリッジ33の筐体と係合する係合孔614及び624がy方向に2か所ずつ形成されている。係合孔614及び624を2か所ずつ形成することで、弾性部材600とキャリッジ33がより強固に固定されるため、弾性部材600のキャリッジ33に対するガタを防止でき、さらに、液体タンク35の上面と当接する位置決め片631を介する液体タンク35への、キャリッジ33のx方向の移動に伴う余分な負荷を防止している。
接続部630には位置決め片631が設けられており、位置決め片631は、x方向及びy方向に延在し、その先端は略U字状に形成され、その湾曲面が液体タンク35の上面と当接して、液体タンク35の上面を弾性的に押圧して位置決めする。
次いで、本発明のキャリッジ33の構成について図7を用いて説明する。後述するように、キャリッジ33には、先ず弾性部材600が装着され、次いでガイド部材400が装着される。
図7は、キャリッジ33を装置正面右側から見たときの斜視図であり、説明の都合上、液体吐出ヘッド34、液体タンク35及び供給チューブ36を除いている。ここでは、液体タンク35が2つのものを例として説明するが、2つより多いものでも同様に適用できる。
キャリッジ33は、y方向後方側に主ガイドロッド31を貫通保持する軸受701と、y方向前方側に従ガイドロッド32と係合する受部705とを備えている。ここで、軸受701は、キャリッジが滑らかに摺動できるように主ガイドロッド31の径よりも若干大きめの径を有している。また、ガイド部材400から案内された各色の供給チューブ36を液体タンク35へ案内するガイド部710が複数形成されている。
鉛直上下方向に重なった1まとめの供給チューブは、ガイド部711と712との間を案内され、その後複数のガイド部710により各色の供給チューブは各液体タンク35に向けてそれぞれ分岐して這いまわされる。なお、ガイド部710が設けられている上面板702とキャリッジ33の下部筐体とは一体形成されている。
また、図7及び図8に示すように、キャリッジ33の下部筐体におけるy方向後方側には、液体吐出ヘッド34、液体タンク35、ガイド部材400及び弾性部材600を装着するための凹部706が形成されている。なお、凹部706は図7のx方向左側にも同様に形成されている。そして、凹部706に対応する下部筐体側面には、弾性部材600の下片部613及び623の側端を案内するガイド部704と、弾性部材600の係合孔614及び624と係合する係合突起703とが形成されている。
最後に、キャリッジ33への弾性部材600及びガイド部材400の取り付け手順と、これらの部材に作用する力について図8〜12を用いて説明する。
先ず、弾性部材600を、液体吐出ヘッド34、液体タンク35及び供給チューブ36が装着されたキャリッジ33(図8)に上方から装着する。このとき、弾性部材600の前面(図6の左側)を手前側とし、キャリッジ33の前面(図8の左側)を手前側に合わせる。そして、弾性部材600の下片部613及び623をキャリッジ33ガイド部704の間にガイドしながら下げ、係合孔614及び624を係合突起703に係合させる(図9)。このようにしてキャリッジ33に装着された弾性部材600は、凹部706の上面から上片部617及び627が突出した状態となるため、この状態において弾性部材600の上片部617及び627はx方向に弾性変形可能であり、板ばねとして作用して供給チューブ36の弾性変形によるx方向への負荷を吸収する。
次に、ガイド部材400を、延在片部412、底面410及び底面411により囲まれる開放部を前面としてキャリッジの前面に合わせ、先に装着した弾性部材600の上片部617及び627の外側かつ上方から下げ、係合突起612及び622を係合孔414及び415に係合させて装着する(図10)。このとき、延在片部412及び413は、後上片部618及び628とのみオーバーラップしており、キャリッジ33の筐体と接触しない。さらに、ガイド部材400の底面411のy方向先端とキャリッジ300の上面板702のy方向後端との間には、隙間800が形成されており、やはりガイド部材400はキャリッジ33の筐体と接触しない。
そして、ガイド部材400を弾性部材600に装着した後、供給チューブ36をガイド部材400のガイド部401,402及び403に沿って這いまわす。
以上のように、弾性部材600は、キャリッジ33に対して両下端部である下片部613及び623でのみ保持され、ガイド部材400は、その両下端部である延在片部412及び413が弾性部材の後上片部618及び628とでのみ保持されている。よって、ガイド部材400はキャリッジ33と接触せず、それらの中間部材としての弾性部材600とのみ接触する。
以上の構成によって、ガイド部材400と弾性部材600は、供給チューブ36の弾性変形に対して次のように作用する。
先ず、ガイド部材400の底面411上の供給チューブ36がy方向からx方向へ戻ろうとする弾性変形により、ガイド部材400の底面411は全体的に、図11に示す矢印810の方向に負荷を受ける。なお、供給チューブ36はガイド部712などに沿って案内されるが、ここでは省略している。ここで、ガイド部材400が平面図で見て正方形などのプレートでできていれば弾性変形しないが、本発明の供給チューブガイド底面が略L字形状に形成されていること、及び底面411のy方向先端と上面板702のy方向後端とが連結しておらず、隙間800が形成されていることにより、底面411の先端及び底面411全体が矢印810方向へ弾性変形することができ、これにより負荷が吸収されることになる。この際、延在片部412及び413も矢印810方向へ負荷を受けるが、延在片部412及び413と連結した弾性部材600の後上片部618及び628も前述のようにx方向に弾性変形するためクッションの役割を果たし、負荷を吸収する。さらに、弾性部材600の切り欠き615及び625によって前上片部616及び626と後上片部618及び628とに分割されているため、後上片部618及び628の弾性変形による影響が前上片部616及び626に伝わりにくくなっている。従って、前上片部616及び626に設けられた位置決め片631が液体タンク35の上面に接していても、従来のような大きな負荷がキャリッジ33にかかることを防止できる。
図12は、ガイド部材400及び弾性部材600が装着されたキャリッジ33に、鉛直上下方向に重なった1まとめの供給チューブ36が這いまわされている状態の斜視図である。図示のように、供給チューブ36は、ガイド部材400のガイド部403で案内され、キャリッジ33のガイド部712で案内され、上面板702上に達し、液体タンク35へ這いまわされている。隙間800が形成されているため、ガイド部403はx方向に弾性変形可能である。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、キャリッジ、弾性部材、ガイド部材における凹凸関係は逆にしてもよい。また、液体タンクの数は上記実施例以外の数でも適用できる。
1 装置本体
31 主ガイドロッド(ガイド軸)
32 従ガイドロッド
33 キャリッジ(下部筐体、第1の筐体)
34 液体吐出ヘッド(記録ヘッド)
35 液体タンク
36 供給チューブ
400 ガイド部材
600 弾性部材(第2の筐体)
613,623 下片部(第1の係合面)
617,627 上片部(第2の係合面)
特開2008−296563号明細書

Claims (4)

  1. 主走査方向に延在するガイド軸と、
    前記ガイド軸に対して一端側が摺動可能に装着され、記録紙にインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを備えたキャリッジと、
    一端を前記キャリッジ外部のインクタンクに装着し他端を前記キャリッジ内部の液体タンクに装着することで該インクタンクのインクを該液体タンクへ供給する供給チューブと、を有し、
    前記キャリッジは、記録ヘッド及び液体タンクを収容する第1の筐体と、該第1の筐体とは別体で構成された、前記供給チューブを案内するための第2の筐体とで構成され、
    弾性部材が第1の筐体に装着され、第2の筐体は、第1の筐体と接触しないように該弾性部材に装着されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の筐体は、前記供給チューブを前記液体タンクへ案内するためのガイド部を有し、
    前記第2の筐体は、前記ガイド軸に沿って形成される第1のガイド部と、該ガイド軸から離間する方向に形成される第2のガイド部とを有し、
    インクタンクから延びる供給チューブは、前記第1のガイド部及び前記第2のガイド部に沿って案内されて、前記第1の筐体のガイド部を経由して前記液体タンクへ案内され、
    前記第2のガイド部の先端と、前記第1の筐体のガイド部の端部との間に、隙間が形成され、前記第2のガイド部は、前記ガイド軸方向に弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記弾性部材は、前記第1の筐体の両外面と対向して係合する係合部を有する第1の係合面と、前記第1の係合面から突出して設けられ前記第2の筐体の両内面と対向して係合する係合部を有する第2の係合面とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の係合面は、前記ガイド軸方向に弾性変形可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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