JP5691530B2 - ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユニットおよび画像形成装置に関し、さらに詳しくはユニットのロック機構に関する。
周知のように、プリンタ、ファクシミリ装置や複写装置あるいはプロッタさらにはこれら機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置の一つに、インク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式によるインクジェット記録装置がある。
この液体吐出記録方式のインクジェット記録装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する)を行ない、その型式として、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本発明における液体吐出記録方式の画像形成装置としては、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体を対象として、インクを着弾させて画像形成を行う装置を意味し、また、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
さらに、本発明の説明に用いるインクとは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、樹脂、薬品、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いられているものが含まれる。
また、本発明で挙げる用紙とは、材質を紙に限定するものではなく、上述したOHPシート、布なども含み、インク滴が付着されるものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含むものの総称として用いる。
この液体吐出記録方式の画像形成装置は、製本や各種印刷物を少量生産する為に使用される設備型のインクジェットプリンターの場合、高速で駆動させる為、サーマル型またピエゾ型のインクジェットヘッドを多数個配置し、紙搬送方向に対し直角方向の駆動(キャリッジ駆動)を持たず、紙搬送のみで画像を形成することができるようになっている。
この種のインクジェット記録装置は、高速かつ低騒音であり、記録媒体の種類に制約が少なく、カラー化も容易であるなどの利点があることから、現在広く普及している。
インクジェット記録装置を含む画像形成装置においては、これに装備されているユニットを着脱可能に設ける場合がある。
このような場合としては、印字モードに応じたユニットを準備する場合がある。
例えば、シートの片面への印字作業のためのユニットを装着していた場合、シートの両面への印字作業が行えるようにシートの印字面を反転させる機構を備えたユニットに交換することがある。
このため、画像形成装置には、ユニットの着脱機構にロック機構を備えた構成が用いられている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、着脱可能なユニットを支持する側に設けられた揺動レバーの一部にユニット側に設けられている位置決めピンが係脱可能な凹状係合部を設け、揺動レバーの揺動に応じて位置決めピンを係脱させる構成が開示されている。
図11は、上記構成における揺動レバーとこれに係脱可能な位置決め部位との関係を説明するための図であり、同図において、揺動可能なレバーで構成されたロックレバーAが着脱可能なユニットU側に設けられているとした場合、揺動レバーの揺動端側に対向して不動部に設けられた位置決めピン、いわゆる、ロックピンBが対向している。
ロックレバーAは、ロックピンBと対向する揺動端が鉤状に形成されており、ユニットが装置内に装着された場合、揺動端の鉤状部をロックピンBに係合させることができる。
ユニットを装置側から離脱させる場合にはロックレバーAを揺動させてロックピンBに対する揺動端の鉤状部が係合状態を解除される。
一方、図12は、ロックレバーAの揺動端に位置する鉤状部とロックピンBとの対向関係を説明するための図であり、同図において、揺動端の鉤状部はその内縁がロックピンBの外周面に対向し、例えば、この状態でロックレバーが移動するのを係止されるようになっている。
特許文献1に開示されているようなロックレバーとこれに係脱可能なロックピントとの組み合わせによるロック機構は、締結によるロックに比べて操作性がよくまた部品の紛失などがないという利点がある。
しかし、ロックレバーの鉤部とロックピンの係合を可能にするために、図12に示すように、両者間の嵌め合い公差を設定する上で僅かながらでも隙間Gが存在する。
このため、隙間内でロックレバーの動きが可能であるため、ユニット装着時、ガタツキが生じることがある。ガタツキは異音の発生原因となることや、取り付け精度の悪化を招く。特に、交差範囲内で部品精度にばらつきが生じていると上述した隙間の大きさもバラツキ、ユニット毎や生産ロット毎で異音やスキューのバラツキ量も変化する。
本発明の目的は、上記従来のユニットにおける問題に鑑み、ガタツキを生じることなく、異音やスキューのバラツキが防止できさらには係合部での係合を確保できる構成を備えたユニットおよび画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)筐体に対して着脱可能に設けられるユニットであって、当該ユニットを前記筐体にロックするロック機構部を備え、前記ロック機構部は、前記筐体に設けられた不動部と、長手方向両端を揺動端とされて、一方の前記揺動端が前記不動部に係合するロックレバーと、を有し、前記ロックレバーは、前記一方の前記揺動端に、前記ロックレバーが前記不動部に係合する向きに揺動すると前記不動部に覆い被さる状態で対向する対向面が設けられ、他方の前記揺動端に、外部からの操作が可能な操作部が設けられ、前記対向面前記一方の前記揺動端が前記不動部に覆い被さる向きに揺動した際に、前記不動部におけるユニット離脱方向と反対側の面に食い込傾斜面を有し、前記ユニットを前記筐体側に向けて引き動かす力を発生させ、前記傾斜面は、前記不動部から外れる向きと反対の方向に揺動するに従い、前記不動部との当接圧力が高くなる傾斜角度を設定され、前記傾斜面には、該傾斜面に連続して形成された凸状部が形成され、前記凸状部に、該傾斜面に連続して形成された、前記不動部と当接する係止面が形成され、前記係止面は、前記傾斜面と異なる角度を有し、前記角度は、前記傾斜面が前記不動部から外れる向きに揺動した際に、前記不動部の面に対して平行となる角度であることを特徴とするユニッ
(2)前記傾斜面は、前記不動部から外れる向きと反対の方向に揺動するに従い、揺動支点との間の対向間隔が小さくなり、揺動完了時には前記不動部側に移行する傾斜角度に設定されていることを特徴とする(1)に記載のユニッ
(3)前記係止の前記角度、前記ユニットが前記筐体から脱落することを防止する角度に設定されていることを特徴とする(1)に記載のユニッ
(4)前記ロックレバーは、長手方向中央部に揺動支点を有し、前記揺動支点は、前記ユニットに設けられた揺動支点支持部の穴に篏合され、前記揺動支点は、上向きの突状部(段落50)を有し、前記突状部の上面が、前記揺動支点支持部の前記穴の上面に点接触される、ことを特徴とする(1)記載のユニッ
(1)乃至(4)のうちの一つに記載のユニットが着脱されることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、ロックレバーの揺動端の一方に位置する対向片に設けられている傾斜面が不動部と係合する向きに揺動した際にユニットの該不動部における離脱方向と反対側に対して食い込み勝手となる関係を持たせてあり、食い込み勝手を得る構成として、不動部から外れる向きと反対の方向、換言すれば係合する向きに揺動するに従い不動部との当接圧力を高める角度あるいは揺動支点との間の対向間隔が小さくなる角度とするだけで、不動部との隙間を無くしてガタツキを防止できる。
しかも、ロックレバーが対向片を不動部から外れる向きに揺動させた際には、傾斜面が不動部との間の間隔を大きくしていくと傾斜面に連続する位置に設けられている係止面が不動部と面接触するので、ユニットの離脱操作が行われないのにロックレバーの係合が解除されてしまった場合にユニットが不用意に脱落するのを阻止することができる。
本発明によるユニット着脱装置を用いる画像形成装置の外観図である。 図1に示した画像形成装置におけるユニット離脱状態を示す外観図である。 本発明によるユニット着脱装置に用いられるロックレバーの構成を説明するための図である。 図3に示したロックレバーの揺動支持構造を説明するための模式図である。 図4に示したロックレバーの作用の一つを説明するための図である。 図3に示したロックレバーに有する対向面および係止面の構成を説明するための図である。 図6に示した構成の作用を説明するための図である。 図1に示した画像形成装置の前方から見た状態を示す外観図である。 図8に示した画像形成装置の印字処理機構を説明するための図である。 図9に示した印字処理機構の平面図である。 従来のロック機構の一例を説明するための図である。 図11に示したロック機構での不具合を説明するための図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態について説明する。
本発明によるユニット着脱装置は、画像形成装置全般に用いることが可能であるが、本実施例では、像形成装置の一つであるインクジェット記録装置を対象としている。
本発明によるユニット着脱装置の詳細を説明する前に、インクジェット記録装置の構成に関して、図8〜10を用いて説明すると次の通りである。
図8は、本発明に係る画像形成装置であるインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
インクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。
さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、インクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
カートリッジ装填部4には、色の異なる液体(インク)、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数の液体カートリッジ10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「液体カートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、液体カートリッジ10を着脱するときに開く前カバー6を開閉可能に設けている。
次に、インクジェット記録装置の機構部について図9および図10を参照して説明する。なお、図9は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図10は同機構部の要部平面説明図である。ここで、装置前方側は、図9では右側、図10では下側に対応する。
キャリッジ33は、図10に示すように、フレーム20を構成する左右のメイン側板21A、21Bに横架した主ガイドロッド31と従ガイドロッド32とにより主走査方向に摺動自在に保持され、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図10において矢印で示す方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
キャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液体吐出ヘッド34が装着されている。
キャリッジ33には、図9,図10に示すように、各液体吐出ヘッド34に各色の液体を供給するための各色の液体タンク35を搭載している。この各色の液体タンク35には、各色の可撓性を有する供給チューブ36を介して、カートリッジ装填部4に装着された各色の液体カートリッジ10から各色の液体が補充供給される。このカートリッジ装填部4には、液体カートリッジ10内の液体を送液するための送液手段である供給ポンプユニットが設けられている。なお、供給チューブ36は、前ステー29上に保持部材37にて途中部分が保持されている。
一方、図9において給紙トレイ2の用紙積載部41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する給紙コロ43と、給紙コロ43に対向し摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44とを備えている。
給紙部から給紙された用紙42を液体吐出ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。
また、搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。
さらに、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してプラテン部となるガイド部材57を配置している。
液体吐出ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
装置本体1の背面部には、図9に示すように、両面ユニット71が設けられている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。
両面ユニット71は、インクジェット記録装置の筐体、つまり、装置本体1に対して着脱可能なユニットに相当しており、装着時でのロック機構に関しては後で詳しく説明する。
さらに、図10に示すように、キャリッジ33の主走査方向一方側の非印字領域には、液体吐出ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、液体吐出ヘッド34の各ノズル341aを一括してキャピングするためのキャップ部材82と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した液体を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出された液体、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナ85で除去された液体、空吐出受け94に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図10に示すように、キャリッジ33の主走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した液体を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には液体吐出ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部のACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42に液滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ部材82で液体吐出ヘッド34の吐出面34aがキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことにより液体乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ部材82で液体吐出ヘッド34の吐出面34aをキャッピングした状態で、図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し、増粘した液体を排出する回復動作を行う。
以上のような構成を備えたインクジェット記録装置において、装置本体1に対して着脱可能なユニットである両面ユニット71は、図1に示すように、装置本体1に装着されている状態と、図2に示すように、装置本体1から離脱する状態とが選択でき、これらの着脱状態は、ユニット71の側面に張り出している操作部100P(図1,2参照)を有したロックレバー100が主要部として用いられるユニットのロック機構部により設定されるようになっている。
ユニットのロック機構部は、装置本体1側を不動部としてこれに対し係脱可能なロックレバー100を主要部として備えている。
ロックレバー100は、図3に示すように、長手方向両端に揺動端を有する揺動可能な部材で構成され、揺動支点として、長さ方向ほぼ中央に設けられているL字状片部100Aに形成された上向き突状部100Bが用いられている。
上向き突状部100Bは、図4に示すように、不動部に設けられている揺動支点支持面1Aに嵌合され、後述するが、操作部100Pとして用いられる揺動端の他方側に配置されているコイルバネなどの弾性体101に付勢により突部を揺動支持面1Aの上面に点接触させてロックレバー100を揺動させることができるようになっている。
ロックレバー100は、上述した揺動支点支持部1Aを基準として、後述する不動部として用いられるロックプレート1Cに対向する対向面100Cが揺動端の一方側に、そして外部からの押圧操作によりロックプレート1Cから上記対向面100Cを離脱させて係合を解除するためのロック解除部としての操作部100Pが揺動端の他方側にそれぞれ設けられている。
ロックレバー100における揺動端の一方に位置する対向面100Cは、不動部に設けられている横向きL字状のロックプレート1Cに対して、その起立片1C1の上方から覆い被さり、起立方向に沿った面に対向できる部分とされている。
対向面100Cは、ロックプレート1Cにおけるユニット離脱方向(図4中、矢印Rで示す方向)と反対側の面に対して食い込み勝手となる傾斜面で構成されている。この食い込み勝手となる動きにより、ロックレバー100は、揺動支点支持面1Aの側面、つまり、矢印Rで示す方向下流側に対応する側面(図4において左側)にL字状折曲片100Aを当接させるように、僅かながらの変位を行うことで、対向面100C側でのロックプレート1Cに対する拘束力を維持することができるようになっている。
上記対向面100Cを構成する傾斜面は、ロックプレート1Cの起立片1C1から外れる向き(図4中、矢印CCWで示す方向)と反対の方向(図4中、CWで示す方向)、換言すれば、起立片1C1に覆い被さる向きに揺動するに従い、不動部であるロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に対する当接圧力が高くなる傾斜角度を設定されている。
つまり、上記矢印CWで示す方向に揺動した際に、上述した揺動支点支持部1C1との間の対向間隔が小さくなり、図4において実線で示すように、揺動完了時にはロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面側に移行して食い込む状態となる傾斜角度を設定されている。
これにより、揺動支点の位置は、対向面100Cがロックプレート1Cの起立片1C1に対してその起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に食い込む状態に移行するのに合わせて装置本体1側に引き動かされることになる。
操作部100Pとして用いられる揺動端の他方側には、操作部100Pを常時ユニット71の外側に突出させる習性を付与するためのコイルバネなどの弾性体101が配置されている。
これにより、揺動端の一方側に位置する対向面100Cは、弾性体101の付勢による揺動習性によって、筐体である装置本体1側に位置するロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面の上方から覆い被さる向きに揺動することができ、この揺動により、起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に食い込み勝手の状態で定置される。
以上のような構成においては、両面ユニット71が装置本体1側に装着されている場合、ロックレバー100が弾性体101の付勢により、図4において実線で示す態位を設定される。つまり、揺動支点として用いられるL字状片部100Aの下向き湾曲面100Bを基準としてロックレバー100が矢印CW方向に揺動する習性を付与される。
これにより、ロックレバー100における揺動端の一方側に位置する対向面100Cは、ロックプレート1Cの起立片1C1上方から覆い被さる状態で起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に食い込み勝手となり、揺動するに従い、揺動支点支持部1Aとの間の間隔が小さくされ、揺動完了時にはその間隔が解消されて起立片1C1におけるユニット離脱方向と反対側の面側に向けて移行することにより、ロックプレート1Cの起立面におけるユニット離脱方向と反対側の面と圧接する。
ロックレバー100の対向面100Cがロックプレート1Cの起立面におけるユニット離脱方向Rと反対側の面と圧接すると、対向面100Cとロックプレート1C側との間に隙間が生じることがなく、しかも、食い込み勝手となる圧接により、ロックレバー100には、図5において矢印Fで示すように、両面ユニット71を装置本体1側に向けて引き動かす力が発生することにより、両面ユニット71にガタツキを生じることがないので、異音の発生やスキューのバラツキを抑えることができる。
特に、ロックレバー100の対向面100Cは、ロックプレート1Cの起立面1C1上方から覆い被さる向きに揺動した際に、揺動完了位置に近づくに従い、起立面1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に圧接する角度を有する傾斜面であるので、揺動過程において必然的に上記ユニット離脱方向Rと反対側の面に圧接できる。これにより、図5において矢印Fで示したように、部品精度に関係なく両面ユニット71を装置本体1側に引き込むことができる。この結果、装置本体1側への両面ユニット71の引き込み量が誤差の影響を受けて十分でない場合に発生しやすい不完全なロック状態をなくすことが可能となる。
一方、ロックプレート1Cの起立片1C1に対して食い込み勝手となる方向に揺動してロックプレート1Cと係合するのとは逆に、ロックプレート1Cの起立片1C1から外れる向きに対向面100Cが揺動した場合には、その傾斜角度によってロックプレート1Cとの間に間隔が生じる。
このような間隔が生じると従来の技術と同様にガタツキなどの原因となる。
そこで、本発明では、図6に示すように、対向面100Cとして用いられる傾斜面に連続して、ロックプレート1Cにおけるユニット離脱方向(図7において矢印Rで示す方向)と反対側の面に対して直角に当接する係止面100C1が設けられている。
係止面100C1は、対向面100Cがロックプレート1Cからはずれる向きに揺動した際に、ロックプレート1Cにおけるユニット離脱方向Rと反対側の面に当接できる角度を設定された凸状部で構成され、図7に示すように、対向面100Cがロックプレート1Cの起立片1C1から外れる向き(矢印CCW)に揺動した際に、ロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に対して直角に(起立片1C1の面に平行して)当接してユニットの脱落を阻止するようになっている。このため、係止面100C1は、ユニットの脱落防止部として機能し、ロックプレート1対向面100Cとの係合が解除された際に容易にユニットが脱落しないようにすることができる。
以上のように、本発明の実施例においては、対向面100Cの傾斜角により、ロックプレート1Cに覆い被さる向きにロックレバー100が揺動した際には、揺動角が大きくなる程、特に、揺動完了時には、対向面100Cがロックプレート1Cにおけるユニット離脱方向と反対側の面に食い込み勝手となることで両者間での間隔をなくし、かつ、揺動支点がユニット側に引き込まれる状態となるので、間隔のバラツキが原因する異音の発生を防止できると共に係合状態を確保することができる。
さらに、対向面100Cがロックプレート1Cにおけるユニット離脱方向Rと反対側の面から外れる向きに揺動した場合には、対向面100Cを構成する傾斜面に連続する係止面100C1がロックプレート1Cの起立片1C1におけるユニット離脱方向Rと反対側の面に対して直角に当接することができることにより、ユニットの不用意な脱落を防止することができる。
これにより、締結などの操作を要しないロック操作を用いる際に、ロック時でのロック状態の確保とは別の不具合である異音の発生の解消、そして、ロック解除時での不用意なユニットの脱落を防止できることで安全なユニットの取り外しが可能となる。
なお、本実施例に挙げたロック機構は、インクジェット記録装置に限らず、例えば、シートの両面への印字を行うプリンタや複写機あるいはファクシミリ装置等の画像形成装置に適用することも可能である。
1 インクジェット記録装置の装置本体
1A 揺動支点支持面
1C ロックプレート
1C1 起立片
71 両面ユニット
100 ロックレバー
100A 揺動支点となるL字状片部
100B 凹状湾曲部
100C 対向面
100C1 係止面
100P 操作部
特開平11−305627号公報

Claims (5)

  1. 筐体に対して着脱可能に設けられるユニットであって、
    当該ユニットを前記筐体にロックするロック機構部を備え、
    前記ロック機構部は、
    前記筐体に設けられた不動部と、
    長手方向両端を揺動端とされて、一方の前記揺動端が前記不動部に係合するロックレバーと、
    を有し、
    前記ロックレバーは、
    前記一方の前記揺動端に、前記ロックレバーが前記不動部に係合する向きに揺動すると前記不動部に覆い被さる状態で対向する対向面が設けられ、他方の前記揺動端に、外部からの操作が可能な操作部が設けられ、
    前記対向面前記一方の前記揺動端が前記不動部に覆い被さる向きに揺動した際に、前記不動部におけるユニット離脱方向と反対側の面に食い込傾斜面を有し、前記ユニットを前記筐体側に向けて引き動かす力を発生させ、
    前記傾斜面は、前記不動部から外れる向きと反対の方向に揺動するに従い、前記不動部との当接圧力が高くなる傾斜角度を設定され、
    前記傾斜面には、該傾斜面に連続して形成された凸状部が形成され、前記凸状部に、該傾斜面に連続して形成された、前記不動部と当接する係止面が形成され、
    前記係止面は、前記傾斜面と異なる角度を有し、前記角度は、前記傾斜面が前記不動部から外れる向きに揺動した際に、前記不動部の面に対して平行となる角度であることを特徴とするユニッ
  2. 前記傾斜面は、前記不動部から外れる向きと反対の方向に揺動するに従い、揺動支点との間の対向間隔が小さくなり、揺動完了時には前記不動部側に移行する傾斜角度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のユニッ
  3. 前記係止面の前記角度、前記ユニットが前記筐体から脱落することを防止する角度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のユニッ
  4. 前記ロックレバーは、長手方向中央部に揺動支点を有し、
    前記揺動支点は、前記ユニットに設けられた揺動支点支持部の穴に篏合され、
    前記揺動支点は、上向きの突状部を有し、
    前記突状部の上面が、前記揺動支点支持部の前記穴の上面に点接触される、ことを特徴とする請求項1記載のユニッ
  5. 請求項1乃至のうちの一つに記載のユニットが着脱されることを特徴とする画像形成装置
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