JP5219323B2 - 抗腫瘍性エクチナサイジン誘導体 - Google Patents
抗腫瘍性エクチナサイジン誘導体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5219323B2 JP5219323B2 JP2001575588A JP2001575588A JP5219323B2 JP 5219323 B2 JP5219323 B2 JP 5219323B2 JP 2001575588 A JP2001575588 A JP 2001575588A JP 2001575588 A JP2001575588 A JP 2001575588A JP 5219323 B2 JP5219323 B2 JP 5219323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- sub
- formula
- compound
- alkyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 0 C*C(C)C(OC[C@@](c1c([C@](C2[C@]3N(*)C4)S)c(O)c(C)c5c1OCO5)N2[C@]4(*)Cc1c3c(*)c(*)c(C)c1)=O Chemical compound C*C(C)C(OC[C@@](c1c([C@](C2[C@]3N(*)C4)S)c(O)c(C)c5c1OCO5)N2[C@]4(*)Cc1c3c(*)c(*)c(C)c1)=O 0.000 description 5
- IGJBCCIXNNLFLB-XXAIJGSCSA-N Cc(cc(C(C[C@H]12)N1[C@H]1C([C@@H](c(c(C)c3C)c(C4COC5=O)c6c3OCO6)SC[C@@H]5NC(C(F)(F)F)=O)N4[C@H]2O)c1c1O)c1OC Chemical compound Cc(cc(C(C[C@H]12)N1[C@H]1C([C@@H](c(c(C)c3C)c(C4COC5=O)c6c3OCO6)SC[C@@H]5NC(C(F)(F)F)=O)N4[C@H]2O)c1c1O)c1OC IGJBCCIXNNLFLB-XXAIJGSCSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D515/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen, oxygen, and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
- C07D515/22—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen, oxygen, and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/495—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
- A61K31/4985—Pyrazines or piperazines ortho- or peri-condensed with heterocyclic ring systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
エクチナサイジン583及び597においては、架橋は下式(VI):
更に、エクチナサイジン594及び596においては、架橋は下式(VII):
b Q基は下式(IX)の通りである。
本発明はまた、本発明の化合物に、新たな半合成及び合成経路を提供する。
X2は、OX1またはN(X1)2であり、ここでは各X1がH、C(=O)R’、置換又は無置換のC1−X18アルキル、置換または無置換のC2−C18アルケニル、置換又は無置換のC2−C18アルキニル、置換または無置換のアリールであるか、または2つのX1基が共に窒素原子上に環状置換基を形成してもよく;
X3は、OR1、CN、(=O)、またはHから選択され;
X4は、-HまたはC1−C18アルキルであり;さらに
X5は、H、OH、または-OR1(式中、OR1は上記定義通りである)から選択される]
の新規化合物を提供する。
の化合物を提供する。
R2は、好ましくはHまたはメチル、より好ましくはメチルである。
R5は、-Hまたは-OHであり;
R7が−OCH3、R8が-OHであるか、またはR7及びR8が共に-O-CH2-O-基を形成し;
R14a及びR14bはいずれも-Hであるか、または一方が-Hで他方が-OH、-OCH3、または-OCH2CH3であるか、R14a及びR14bが共にケト基を形成し;R15は、-Hまたは-Oであり;
R21は、-H、-OH、または-CNである]
のもの、及びこれらのアシル誘導体、特にR5がアセチルオキシまたは炭素原子が上限4つである別のアシルオキシ基であるものを含む誘導体、-NCH3-基が12位において-NH-または-NCH2CH3-によって置換された誘導体を含む誘導体、及び式(VIa)の化合物における-NH2-基及び式(VIb)の化合物における-OH基が、任意に誘導化されている誘導体である。
好ましい化合物は、式(XVIIb)のものである。
更に、本発明の好ましい化合物においては、R7及びR8は共に-O-CH2-O-基を形成する。
式(VIa)の群においてアミノ基は誘導化されている;
式(VIb)の群においてヒドロキシ基は誘導化されている;
R5はOR1である;
R7及びR8は共に-O-CH2-O-基を形成する;
R14a及びR14bはいずれも-Hである;
R15はHである;及び/または
R21は-OHまたは-CNである。
R21は、-H、-OH、または-CN、とりわけ-H、または-CNである]
の化合物群、及びこれらのアシル誘導体、とりわけ、5-アセチル誘導体を含む
5-アシル誘導体、及び式(VIa)の構造における-NH2-基及び式(VIb)の構造における-OH基が、任意に誘導化されている誘導体が含まれる。
の反応スキームに従って1,4架橋アミノ基の誘導化を含む方法を提供する。
の反応スキームに従って1,4架橋アミノ基の誘導化を含む方法を提供する。該反応は、置換基-OX1の生成と共に進行し(ここではX1は水素である)、その後X1が別の基である化合物への転化をもたらしうる。
R1は、アミドメチレン基またはアシルオキシメチレン基であり;
R5及びR8は、個別に-H、-OH、または-OCOCH2OHより選択されるか、またはR5及びR8はいずれもケトであり、環Aはp-ベンゾキノン環であり;
R14a及びR14bは、いずれも-Hであるか、または一方が-Hであって他方が-OH、-OCH3、もしくは-OCH2CH3であるか、またはR14a及びR14bが共にケト基を成し;さらに、
R15及びR18は、個別に-Hまたは-OHから選択されるか、またはR5及びR8はいずれもケトであり、環Aはp−ベンゾキノン環である]
の21-シアノ化合物から出発する1つ以上の反応を含む。
方法A、B、C、E、及びMには、酸クロライド、無水物、酸、またはスルホニルクロライドを用いる様々なアシル化方法が含まれ、アミドまたはエステル結合を得る。
方法D及びHには、アルデヒトと1との間の、またはアミンと5との間の還元アルキル化反応が含まれ、2mまたは3oを得る。
方法Fは、BnBr及びCs2CO3を用いる反応によって、化合物1を2nに変換する。
方法Gには、トリメチルクロロシラン(TMSCl)及びナトリウムヨーダイドを使用するメトキシメチル基(MOM)またはMOM/tert-ブチルオキシカルボニル基またはMOM/アリルオキシカルボニル基の脱保護が含まれる。
方法Kは、水性トリフルオロ酢酸を使用するカルバメート結合の加水分解を含む。
方法Lは、酢酸の存在下においてNaCNBH3を用いる還元により、カルボニル基をアルコールに転換する。この反応により、新たな不斉中心が発生する。立体効果及びスペクトルデータに鑑みれば、主要化合物(11)はこの中心がR配置になり、二次生成物(12*)ではS配置になっているようである。これに基づけば、13、15、17、19、21はR配置を有し、14*、18*、及び22*はS配置を有するであろう。これらの指定は、入手可能なスペクトルデータに基づいて成されており、前記指定を確認する特定の研究も行われていないので、それ自体単に仮説であると見なされるべきである。
R5及びR8は、個別に-H、-OH、または-OCOCH2OHより選択されるか、またはR5及びR8はいずれもケトであり、環Aはp-ベンゾキノン環であり;
R14a及びR14bは、いずれも-Hであるか、または一方が-Hであって他方が-OH、-OCH3、もしくは-OCH2CH3であるか、またはR14a及びR14bが共にケト基を成し;
R15及びR18は、個別に-Hまたは-OHから選択されるか、またはR5及びR8はいずれもケトであり、環Aはp-ベンゾキノン環であり;さらに、
R21は、-OHまたは-CNである]
式中、Xは、既述の天然物に含まれる様々なアミドまたはエステル官能であり;
式中、各点線の輪が1つ、2つ、または3つの任意の二重結合を表す]
メルカプト基;
アルキルチオ基(前記アルキル基は1乃至6の炭素原子を有する);
アリールチオ基(前記アリール基は6乃至10の炭素原子を有し、未置換であるかまたは、例えば1乃至6の炭素原子を有するアルキル基、1乃至6の炭素原子を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、メルカプト基、及びニトロ基から選択される1乃至5の置換基によって置換されている);
アミノ基;
モノまたはジアルキルアミノ(該(各)アルキル基は1乃至6の炭素原子を有する);
モノまたはジアリールアミノ基(該(各)アリール基は、アリールチオ基に関する上記の定義通りである);
式-C(Ra)(Rb)-C(=O)Rc[式中、Ra及びRbは、水素原子、1乃至20の炭素原子を有するアルキル基、アリール基(上記アリールチオ基に関して定義される通り)、及びアラルキル基(ここでは1乃至4の炭素原子を有するアルキル基が、上記アリールチオ基に関して定義されるアリール基によって置換されている)から選択され、但しRa及びRbの一方が水素原子であることを前提とする;Rcは、水素原子、1乃至20の炭素原子を有するアルキル基、アリール基(上記アリールチオ基に関して定義される通り)、及びアラルキル基(ここでは1乃至4の炭素原子を有するアルキル基が、上記アリールチオ基に関して定義されるアリール基によって置換されている)、1乃至6の炭素原子を有するアルコキシ基、アミノ基、または上記のモノ-もしくはジ-アルキルアミノ基から選択される]のα-カルボニルアルキル基;
を含むが、これらに限定されるものではない。
の構造を有する。
a)必要であれば、E環についてキノン系をフェノール系に変換する工程;
b)必要であれば、A環についてキノン系をフェノール系に変換する工程;
c)A環について、フェノール系をメチレンジオキシフェノール環に変換する工程;
d)環Bにおいて1位と4位とに渡る、式(IV)、(VI)、または(VII)の架橋スピロ環系を形成する工程;及び
e)アシル化などの好適な誘導化を行う工程;
が含まれる。
のものである。
の部分構造を与えることによって形成される。その後保護基は除去され、適当に変性させて所望の化合物を得ることができる。
・Int-2をtert-ブトキシカルボニル無水物と反応させることによって、式Int-14の保護された化合物を生成させる工程;
・Int-14を、アセトニトリル中においてブロモメチルメチルエーテル及びジイソプロピルエチルアミンと反応させることによって、式Int-15の二保護化合物に変換する工程;
・水酸化ナトリウムのメタノール溶液と反応させることにより、Int-15中のキノン系のメトキシ基を選択的に脱離して式Int-16の化合物を得る工程;
・Int-16を、以下の好ましい一連の操作:
(1)化合物Int-16のキノン基を、水素雰囲気下で10%のPd/Cを用いて還元する;
(2)ヒドロキノン中間体を、水素雰囲気下でブロモクロロメタン及びカゼインカルボネートと反応させることにより式Int-17のメチレンジオキシ化合物に変換する;
(3)Int-17を、遊離のヒドロキシル基をOCH2R基として保護することによって式Int-18の化合物に変換する(この反応は、BrCH2R及びカゼインカルボネートを用いて行われるが、ここではRはアリール、CH=CH2、OR’等であってよい。);
を行うことによって、式Int-18のメチレンジオキシ化合物に変換する工程;
・ジオキサン中HClの溶液と反応させることにより、Int-18のtert-ブトキシカルボニル及びメチルオキシメチル保護基を脱離して、式Int-19の化合物を得る工程(この反応はまた、Int-18をジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸の溶液と混合することによっても達成される。);
・Int-19をフェニルイソチオシアネートと反応させることによって式Int-20のチオウレア化合物を形成する工程;
・式Int-20の化合物を、ジオキサン中の塩化水素の溶液と反応させることにより、式Int-21のアミン化合物に変換する工程;
・式Int-21の化合物を、トリクロロエチルクロロホルメート及びピリジンと反応させることによってN-Troc誘導体Int-22に変換する工程;
・Int-22をブロモメチルメチルエーテル及びジイソプロピルエチルアミンと反応させることによって、式Int-23の保護されたヒドロキシ化合物を形成する工程;
・式Int-23の化合物を、酢酸及び亜鉛と反応させることによって、N-H誘導体Int-24に変換する工程;
・式Int-24の化合物を、酢酸中の窒化ナトリウムと反応させることによって、式Int-25のヒドロキシ化合物に変換する工程(あるいはまた、酢酸とアセトニトリルとの混合物中の四酸化窒素を使用し、次いで水酸化ナトリウムで処理を行うことも可能である。また、無水酢酸−酢酸の混合物中における窒化ナトリウムを使用し、次いで水酸化ナトリウムで処理することも可能である);
が含まれる(スキームV参照のこと)。
・式Int-30の保護された化合物を、トリブチルチンヒドライド及びジクロロパラジウム-ビス(トリフェニルホスフィン)を用いるアリル基の開裂によって、フェノール誘導体Int-31に変換する工程;
・式Int-31のフェノール化合物を、低温においてベンゼンセレニン酸無水物を用いる酸化により、式Int-32の化合物に変換する工程;
・式Int-32のヒドロキシ化合物を、以下の一連の操作:
(1)式Int-32の化合物を、2当量の無水トリフルオロメタンスルホン酸(Triflic anhydride)及び5当量のDMSOと反応させる;
(2)次いで8当量のジイソプロピルエチルアミンと反応させる;
(3)次いで4当量のt-ブチルアルコールと反応させる;
(4)次いで7当量の2-tert-ブチル−1,1,3,3−テトラメチルグアニジンと反応させる;
(5)次いで10当量の無水酢酸と反応させる;
を行うことによってラクトンInt-33に変換する工程:
・ラクトン化合物Int-33を、TMSIを用いるMOM保護基の除去により、ヒドロキシル化合物Int-34に変換する工程;
・Zn/AcOHを用いる反応により、式Int-34の化合物のN-トリクロロエトキシカルボニル基を開裂させて化合物Int-35とする工程;
・アミノ化合物Int-35を、N-メチルピリジニウムカルボキサルデヒドクロライドを用いる反応により、次いでDBUにより、対応するα−ケトラクトン化合物Int-36に変換する工程。]
に示されるように処理操作することができる。
我々は、本発明の化合物が、癌、例えば白血病、肺癌、結腸癌、腎臓癌、及び黒色腫の治療において活性を有することを見出した。
a)抗有糸***作用を有する薬剤、とりわけ細胞骨格成分をターゲットとするもの、微小管調節剤、例えばタキサン薬剤類(例えばタキソール、パクリタキセル、タキソテール、ドキセタキセル)、ポドフィロトキシン類、またはビンカアルカロイド類(ビンクリスチン、ビンブラスチン);
b)代謝拮抗剤、例えば5-フルオロウラシル、シタラビン、ゲムシタビン、プリン類似体、例えばペントスタチン、メトトレキセート);
c)アルキル化剤、例えばナイトロジェンマスタード(例えばシクロホスファミドまたはイホスファミド);
d)DNAをターゲットとする薬剤、例えばアントラサイクリン薬剤アドリアマイシン、ドキソルビシン、ファーモルビシン、またはエピルビシン;
e)トポイソメラーゼをターゲットとする薬剤、例えばエトポシド;
f)ホルモン及びホルモンアゴニストもしくはアンタゴニスト、例えばエストロゲン類、アンチエストロゲン類(タモキシフェン及び関連化合物)及びアンドロゲン類、フルタミド、ロイプロレリン、ゴセレリン、サイプロトロン、またはオクトレオチド;
g)抗体を含む、腫瘍細胞中におけるシグナル伝達をターゲットとする薬剤、例えばハーセプチン;
h)アルキル化剤、例えば白金剤類(cis-プラチン、カーボンプラチン、オキサリプラチン、パラプラチン)、またはニトロソウレア類;
i)腫瘍の転移に作用する可能性のある薬剤、例えばマトリックスメタロプロテアーゼインヒビター類;
j)遺伝子治療及びアンチセンズ剤;
k)抗体療法;
l)海洋由来の別の生物活性化合物、とりわけジデミン(didemnins)類、例えばアプリジン;
m)ステロイド類似体、特にデキサタサゾン;
n)抗炎症剤、特にデキサメタゾン;更に
o)抗嘔吐剤、特にデキサメタゾン
が含まれる。
細胞培養。細胞は、Eagle´s Minimum Essential Medium中において増殖の対数期に維持したが、Earle´s Balanced Salts、2.0mMのL-グルタミン、可欠アミノ酸類を用い、重炭酸ナトリウム(EMEM/neaa)は用いずに、10%の子牛血清(FCS)、10-2M重炭酸ナトリウム、及び0.1g/lのペニシリン-G+ストレプトマイシンスルフェートを補足した。
方法A: アルゴン下にて、CH2Cl2中の無水トルエンと共に共蒸留した(coevaporated)1当量の1(25については23)の溶液(0.08M)に、1.2当量の無水物を加えた。反応をTLCで追跡し、酸又は塩基でクエンチし、CH2Cl2で抽出し、有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物を得る。
方法B: アルゴン下にて、CH2Cl2中の無水トルエンと共に二度共蒸留した、1当量の1(2t及び9については2p、及び13e−fについては11)と1.5当量の酸との溶液(0.05M)に、2当量のDMAP及び2当量のEDC・HClを加えた。反応物を3時間30分間撹絆した。この時間経過後、CH2Cl2で希釈し、塩水で洗い、有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物を得る。
方法C: アルゴン下にて、CH2Cl2中の無水トルエンと共に二度共蒸留した、1当量の1の溶液(0.05M)に、1.05当量の無水フタル酸を加えた。30分後には反応物を0℃に冷却し、2.5当量のEt3N及び1.5当量のClCO2Etを加えた。5分後に反応物を室温に加温し、7時間撹拌した。その後これをCHICl2で希釈し、NaHCO3の飽和溶液で洗い、有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィー(hex/EtOAc、3:2)により、2dを85%収率で得る。
方法D: アルゴン下にて、3:1のCH3CN/CH2Cl2中の1当量の1の溶液(0.025M)に、1当量のホルマリン溶液(37%)及び1当量のNaBH3CNを加えた。該溶液を室温にて30分間撹拌した。その後、2当量の酢酸を加え、橙黄色に変わった前記溶液を1時間30分間撹拌した。この時間経過後、反応混合物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3で中和し、CH2Cl2で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物を得る。
方法E: アルゴン下にて、室温のCH2Cl2中の1当量の1(3q−rについて3p、3uについて3s、3xについて3v、13c、13h、13llについて11、及び26について24)の溶液(0.08M)に、1.1当量のピリジンを加えた。その後反応物を0℃に冷却し、1.1当量の酸塩化物を加えた。5分後に反応物を室温に加温し、45分間撹拌した。その後これをCH2Cl2で希釈し、NaClの飽和溶液で洗い、有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物を得る。
方法F: アルゴン下、室温の、DMF中の1当量の1の溶液(0.03M)に、0・9当量のCs2CO3と0.9当量のBnBrを加えた。2時間30分後に、1μLのAcOHで該反応をクエンチし、Hex/EtOAc(1:3)で希釈し、水で洗い、Hex/EtOAc(1:3)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物2nを得る。
方法G: アルゴン下にて、5:4のCH3CN/CH2Cl2中の1当量の2a−n、2t、2w、2y、11、12*、13a−c、13e−f、13h、13ll、14a*、または7−9の溶液(0.026M)に、6当量のNaIと6当量の新たに蒸留したTMSClを加えた。20分後に該反応をNa2S2O4の飽和溶液でクエンチし、CH2Cl2で希釈し、Na2S2O4で三度洗うか、またはNaClで洗った。水相をCH2Cl2で抽出し、有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物3a−n、3p、3s−t、3v−w、3y−z、15、16*、17a−c、17e−f、17h、17ll、18a*を得る。
方法H: アルゴン下、室温にて、CH3CN中の1当量の5の溶液(0.05M)に、アミン及び3当量のAcOHを加えた。40分後、1.5当量のNaBH3CNを加え、該溶液を40分間撹拌した。この時間経過後、反応混合物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3で中和し、CH2Cl2で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物を得る。
方法I: 3:2のCH3CN/H2O中の、1当量の3b−i、3k−l、3q、3s、3u−v、3x−y、または15の溶液(0.009M)に、30当量のAgNO3を加えた。24時間後、塩水とNaHCO3との飽和溶液の1:1混合物で該反応をクエンチし、10分間撹拌し、希釈してCH2Cl2で抽出した。
有機相をNa2SO4で乾燥させた。クロマトグラフィーにより、純粋化合物4b−i、4k−l、4q、4s、4u−v、4x−y、または19を得る。
方法J: 4:1のTHF/H2O中、1当量の3a、3n−p、3r、3t、17a、17cc、17e−f、17h、17ll、または18a*の溶液(0.03M)に、5当量のCuBrを加えた。24時間後に反応物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3及び塩水の飽和溶液で洗い、有機相をNa2SO4で乾燥させた。クロマトグラフィーにより、純粋化合物4a、4n−p、4r、4t、21a、21c、21e−f、21h、21ll、または22a*を得る。
方法K: 2:1:4のCH2Cl2/H2O/TFA中の7の溶液(0.013M)を、室温にて15分間撹絆した。その後反応物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3及びNa2CO3の飽和溶液で中和し、CH2Cl2で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィー(CH2C12/MeOH)により、純粋2pを得る。
方法L: CH3CN中の10の溶液(0.03M)に、2当量のNaCNBH3と4当量のAcOHとを加えた。4時間後、反応物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3で中和し、CH2Cl2で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィー(Hex/EtOAc(2:1))により、純粋化合物を得る。
方法M: アルゴン下にてCH2Cl2中、13a−bについては11、14*については12*を1当量含む溶液(0.1M)に、30当量のpyr.を加えた。その後反応物を0℃に冷却し、20当量の無水物と5当量のDMAPとを加えた。5分後に該反応物を室温に加温し、24時間撹拌した。この時間経過後、これをNaClでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、有機相をNa2SO4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーにより、純粋化合物を得る。
化合物Int-29
Claims (39)
- 下式:
【化1】
[式中、R1は、HまたはC(=O)R’であり、ここでR’はC1-C12アルキルであり、R2はC1-C12アルキルであり;X2はOX1又はN(X1)2であり、ここで各X1は個別にH、C(=O)R’、無置換のC1-C18アルキル、置換又は無置換のC2-C18アルケニル、置換又は無置換のC2-C18アルキニル、置換又は無置換のアリールであるか、あるいは2つのX1基が共に窒素原子上に環状置換基を形成してもよく、あるいはX2がOX1である場合にはX1がSO2CH3であり;あるいはN(X1)2はNHCOアルキルCOOH、NHビオチン、NH(aa)yにおいてaaが無置換のアミノ酸アシルであってyが1、2、3であるもの、保護NHCOCH(NH2)CH2SHであってNH2及び/またはSHが保護されているもの、CF3で置換されたNHCOアルケニルアリール、又はm-メトキシカルボニルベンゾイルNHであり;ここでN(X1)2はNH2ではなく;
各R’基は個別にH、OH、NO2、NH2、SH、CN、ハロゲン、C(=O)H、C(=O)CH3、CO2H、C1-C18アルキル、C2-C18アルケニル、及びC2-C18アルキニルからなる群より選択され、ここで各アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は独立にハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、ニトロ、アジド、C1-C6アルカノイル、カルボキサミド、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12アルキニル、C1-C12アルコキシ、アリールオキシ、C1-C12アルキルチオ、C1-C12アルキルスルフィニル、C1-C12アルキルスルホニル、6つ以上の炭素環原子を有する炭素環式アリール、及びアラルキルからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換され;あるいは
R’は無置換アリールであり;
X3はOHまたはCNであり;
X4は-H又はC1-C18アルキルであり;
X5はH及びC1-C12アルキルから選択される]
化合物。
- R1はC(=O)R’であり、ここでR’はC1-C12アルキルである、請求項1に記載の化合物。
- R1基がアセチルである、請求項2に記載の化合物。
- R2 がメチルである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の化合物。
- X3がOHである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の化合物。
- X4がHである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の化合物。
- X5がH又はC1-4アルキルである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の化合物。
- X5がHである、請求項7に記載の化合物。
- 一つのX1が水素である、請求項9に記載の化合物。
- N(X1)2が-NHCOアルキルであって任意にハロ置換されたもの;-NHCOアルキルCOOH;保護-NHCOCH(NH2)CH2SHにおいてNH2及び/又はSHが保護されたもの;-NHビオチン、-NHアリール;NH(aa)yにおいてaaが無置換のアミノ酸アシルであってyが1、2、もしくは3であるもの;隣接窒素を有する基である二つのX1から形成されるフタルイミド;-NH無置換アルキル;3-トリフルオロメチルで置換された-NHCOアルケニルアリールである、請求項9に記載の化合物。
- N(X1)2が、NHAc、NHCO(CH2)2COOH、NHCOCH(NHCOOCH2CH=CH2)CH2S-9-フルオレニルメチル、NHCO(CH2)l4CH3、NHCOCF3、NHCO(CH2)2CH3、NHCOCH2CH(CH3)2、NHCO(CH2)6CH3、NHビオチン、NHCOPh、NHCOCH=CHPh、NHCOCH=CH-(p-F3C)Ph、NHVal-NH2、NHVal-Ala-NH2、NHAla-NH2、NHCOCH(NH2)CH2S-9-フルオレニルメチル、フタルイミド、NHCOPh-(m-CO2Me)、またはNMe2である、請求項9に記載の化合物。
- X1がHである、請求項13に記載の化合物。
- OX1が、OH、OAc、OCOCF3、OCOCH2CH2CH3、OCO(CH2)6CH3、OCO(CH2)14CH3、OCOCH=CHPh、又はOSO2CH3である、請求項13に記載の化合物。
- 下式(XVIIb):
【化4】
[式中、
R5は、-OH又はアシルオキシであり;
R7が-OCH3、R8が-OHであるか、又はR7及びR8が共に-O-CH2-O-基を形成し;
R14a及びR14bはいずれも-Hであり;
R15は、-Hであり;
R21は、-OH又は-CNであり;
R1及びR4が共に下式(VIa)又は(VIb):
【化5】
の基を形成し、
式(VIa)の-NH2基及び式(VIb)の-OH基が式-CO-Raのアシル基でアシル化され、ここでRaは、アルキル、アルケニル、アリールアルキル、アリールアルケニル、又は複素環から選択され、それぞれがハロ、シアノ、ニトロ、カルボキシアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、複素環、複素環オキシ、アルキル、又はNH2で任意に置換されているか;又はCORaは無置換アミノ酸であり、または
式(VIa)の-NH2基及び式(VIb)の-OH基が誘導化され、(VIa)の-CHNH2基が-CHNHX1基もしくは-CHN(X1)2基によって置換されるか、又は(VIb)の-CHOH基がCHOX1によって置換され、X1が請求項1乃至15のいずれか一項に定義される通りである誘導体化合物を供する]
の化合物;または
-NCH3基が12位において-NH-または-NCH2CH3-によって置換された誘導体
(N-アセチルエクチナサイジン597を除く)。
- R5が、その炭素原子が上限4つのアシルオキシである、請求項16に記載の化合物。
- R5が、アセチルオキシである、請求項17に記載の化合物。
- R7及びR8が共に-O-CH2-O-基を形成する、請求項16乃至18のいずれか一項に記載の化合物。
- アシル基が、式-CO-Raのものであり、ここでRaが、アルキル、アルケニル、アリールアルキル、アリールアルケニル、又は複素環であり、それぞれがハロ、シアノ、ニトロ、カルボキシアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、複素環、複素環オキシ、アルキル、又はNH2で任意に置換されているか;又はCORaが無置換アミノ酸である、請求項16に記載の化合物。
- Ra基が、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アリールアルケニル、ハロアルキルアリールアルケニル、アリールアルキル、またはアルケニルであるか、又はCORaが無置換アミノ酸である、請求項20に記載の化合物。
- Ra-CO-が、アセチル、トリフルオロアセチル、イソバレリル、トランス-3-(トリフルオロメチル)シンナモイル、ヘプタフルオロブチリル、デカノイル、トランス-シンナモイル、ブチリル、3-クロロプロピオニル、シンナモイル、4-メチルシンナモイル、ヒドロシンナモイル、トランスヘキセノイル、アラニル、アルギニル、アスパルチル、アスパラギル、シスチル、グルタミル、グルタミニル、グリシル、ヒスチジル、ヒドロキシプロリル、イソロイシル、ロイシル、リシル、メチオニル、フェニルアラニル、プロリル、セリル、スレオニル、チロニル、トリプトフィル、チロシル、バリル、又はフタルイミドである、請求項20に記載の化合物。
- -CO-Raが、無置換アミノ酸から誘導化される、請求項20乃至22のいずれか一項に記載の化合物。
- O-アシル誘導体が脂肪族O-アシル誘導体である、請求項16乃至19のいずれか一項に記載の化合物。
- 式(XVIIb):
【化12】
[式中、R1及びR4が共に式(VIa)又は(VIb):
【化13】
の基を形成し、
式(VIa)の-CHNH2基が-CHNHX1基または-CHN(X1)2基によって置換され、式(VIb)の−CHOH基がCHOX1基によって置換され;各X1が個別に無置換のアリールアシルであるか又は置換もしくは無置換の複素環アシルであり;
R5は、-OH又はO-アシルであり、アシル基が式-CO-Raのものであって、ここでRaはアルキルであり;
R7が-OCH3、R8が-OHであるか、又はR7及びR8が共に-O-CH2-O-基を形成し;
R14a及びR14bはいずれも-Hであり;
R15は、-Hであり;
R21は、-OH又は-CNである]
の化合物、または12位の-NCH3-が-NH-又は-NCH2CH3-で置換されている誘導体。
- R7及びR8が共にO-CH2-O-基を形成する、請求項30に記載の化合物。
- 複素環アシルが、芳香族複素環アシルである、請求項30乃至31のいずれか一項に記載の化合物。
- 置換又は無置換の複素環アシルの複素環基が、芳香族複素環基、部分的に飽和した複素環基、又は完全に飽和した複素環基である、請求項30乃至32のいずれか一項に記載の化合物。
- 製薬品として許容される担体又は希釈剤と共に請求項1乃至33のいずれか一項に記載の化合物を含む製薬組成物。
- 腫瘍の治療のための製薬組成物の調製における、請求項1乃至33のいずれか一項に記載の化合物の使用。
- 請求項1乃至33のいずれか一項に記載の化合物の使用であって、前記化合物の有効量のこれを必要とする患者への投与を含む腫瘍の治療のための医薬品の製造における使用。
- 前記治療対象が白血病、肺ガン、大腸癌、又は黒色腫から選択される、請求項35または36に記載の使用。
- 前記腫瘍の治療が、別の薬剤との組み合わせである、請求項35乃至37のいずれか一項に記載の使用。
- 前記別の薬剤が、タキソール、パクリタキセル、タキソテール、ドセタキセル、ビンクリスチン、ビンブラスチン、5-フルオロウラシル、シタラビン、ゲムシタビン、ペントスタチン、メトトレキサート、シクロホスファミド、イホスファミド、アドリアマイシン、ドキソルビシン、ファーモルビシン、エピルビシン、エトポシド、タモキシフェン、フルタミド、ロイプロレリン、ゴセレリン、サイプロトロン、オクトレオチド、ハーセプチン、cis-プラチン、カーボンプラチン、オキサリプラチン、パラプラチン、アプリジン、又はデキサメタゾンからなる群より選択される、請求項38に記載の使用。
Applications Claiming Priority (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB0009043A GB0009043D0 (en) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | New autitumoural derivatives of ET-743 |
GB0009043.1 | 2000-04-12 | ||
GBPCT/GB00/01852 | 2000-05-15 | ||
PCT/GB2000/001852 WO2000069862A2 (en) | 1999-05-14 | 2000-05-15 | Hemisynthetic method and intermediates thereof |
GB00/01852 | 2000-05-15 | ||
GB0022644.9 | 2000-09-14 | ||
GB0022644A GB0022644D0 (en) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | Antitumoral derivatives of ET-743 |
PCT/GB2001/001667 WO2001077115A1 (en) | 2000-04-12 | 2001-04-12 | Antitumoral ecteinascidin derivatives |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003530402A JP2003530402A (ja) | 2003-10-14 |
JP2003530402A5 JP2003530402A5 (ja) | 2008-06-05 |
JP5219323B2 true JP5219323B2 (ja) | 2013-06-26 |
Family
ID=26244092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001575588A Expired - Lifetime JP5219323B2 (ja) | 2000-04-12 | 2001-04-12 | 抗腫瘍性エクチナサイジン誘導体 |
Country Status (27)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7202361B2 (ja) |
EP (1) | EP1280809B1 (ja) |
JP (1) | JP5219323B2 (ja) |
KR (1) | KR100886496B1 (ja) |
CN (1) | CN1436191B (ja) |
AR (1) | AR032879A1 (ja) |
AT (1) | ATE299146T1 (ja) |
AU (1) | AU784249C (ja) |
BG (1) | BG65987B1 (ja) |
BR (1) | BRPI0110024B8 (ja) |
CA (1) | CA2406080C (ja) |
CZ (1) | CZ304749B6 (ja) |
DE (1) | DE60111845T2 (ja) |
DK (1) | DK1280809T3 (ja) |
EA (1) | EA006206B1 (ja) |
ES (1) | ES2244598T3 (ja) |
HK (1) | HK1049005B (ja) |
HU (1) | HU230918B1 (ja) |
IL (1) | IL152094A (ja) |
MX (1) | MXPA02010088A (ja) |
NO (1) | NO329125B1 (ja) |
NZ (1) | NZ521550A (ja) |
PL (1) | PL210703B1 (ja) |
PT (1) | PT1280809E (ja) |
SI (1) | SI1280809T1 (ja) |
SK (1) | SK288017B6 (ja) |
WO (1) | WO2001077115A1 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TR200003470T2 (tr) | 1998-05-11 | 2001-06-21 | Pharama Mar, S.A. | Ecteinascidin 743 Metabolitleri |
MY164077A (en) | 1999-05-13 | 2017-11-30 | Pharma Mar Sa | Compositions and uses of et743 for treating cancer |
MY130271A (en) | 1999-05-14 | 2007-06-29 | Pharma Mar Sa | Hemisynthetic method and new compounds |
US7919493B2 (en) * | 2000-04-12 | 2011-04-05 | Pharma Mar, S.A. | Anititumoral ecteinascidin derivatives |
MXPA02011319A (es) | 2000-05-15 | 2003-06-06 | Pharma Mar Sa | Analogos antitumorales de ecteinascidina 743. |
US7420051B2 (en) | 2000-05-15 | 2008-09-02 | Pharma Mar, S.A. | Synthetic process for the manufacture of an ecteinaschidin compound |
GB0117402D0 (en) | 2001-07-17 | 2001-09-05 | Pharma Mar Sa | New antitumoral derivatives of et-743 |
GB0119243D0 (en) | 2001-08-07 | 2001-10-03 | Pharma Mar Sa | Antitumoral analogs of ET-743 |
PL368458A1 (en) * | 2001-10-19 | 2005-03-21 | Pharmamar S.A. | Improved use of antitumoral compound in cancer therapy |
JP4208469B2 (ja) * | 2002-01-29 | 2009-01-14 | 独立行政法人科学技術振興機構 | エクテナサイジン類の全合成方法、エクテナサイジン類に類縁構造を持つ前記全合成用中間体化合物類、及び該中間体化合物類の合成方法 |
GB0202544D0 (en) * | 2002-02-04 | 2002-03-20 | Pharma Mar Sa | The synthesis of naturally occuring ecteinascidins and related compounds |
PT1689404E (pt) | 2003-11-13 | 2008-12-15 | Pharma Mar Sau | Combinação de et-743 com pró-fármacos de fluorouracil para o tratamento do cancro |
CN101068596A (zh) * | 2004-09-29 | 2007-11-07 | 法马马私人股份有限公司 | 艾可特耐思地作抗炎药 |
WO2006046079A1 (en) | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Pharma Mar S.A., Sociedad Unipersonal | Formulations comprising ecteinascidin and a disaccharide |
WO2006083417A2 (en) * | 2004-12-20 | 2006-08-10 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Processes of making sesquiterpenoid tashironin, its analogs and their uses |
WO2006079112A2 (en) * | 2005-01-18 | 2006-07-27 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Enantioselective synthesis of merrilactone a and its analogs |
GB0522082D0 (en) | 2005-10-31 | 2005-12-07 | Pharma Mar Sa | Formulations |
WO2007087220A2 (en) * | 2006-01-25 | 2007-08-02 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | The total synthesis of ecteinascidin 743 and derivatives thereof |
FR2936951B1 (fr) * | 2008-10-10 | 2010-12-03 | Novexel | Nouvelles combinaisons de composes heterocycliques azotes antibacteriens avec d'autres composes antibacteriens et leur utilisation comme medicaments |
CN103038240A (zh) | 2010-05-25 | 2013-04-10 | 法马马有限公司 | 制备海鞘素化合物的合成方法 |
JP6382516B2 (ja) | 2010-11-12 | 2018-08-29 | ファルマ・マール・ソシエダード・アノニマ | 抗腫瘍アルカロイドを用いる、組み合わせの治療法 |
JOP20190254A1 (ar) | 2017-04-27 | 2019-10-27 | Pharma Mar Sa | مركبات مضادة للأورام |
CN112679513B (zh) * | 2019-10-18 | 2023-08-25 | 南通诺泰生物医药技术有限公司 | 一种制备曲贝替定的关键中间体的方法 |
CN114940682A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-26 | 博瑞制药(苏州)有限公司 | 芦比替定的晶型及其制备方法和用途 |
CN115677728A (zh) * | 2022-11-02 | 2023-02-03 | 成都科岭源医药技术有限公司 | 一种海鞘素类化合物中间体的制备方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59225189A (ja) | 1983-06-03 | 1984-12-18 | Shionogi & Co Ltd | キノナミン誘導体およびその製造法 |
JPS6084288A (ja) | 1983-10-13 | 1985-05-13 | Shionogi & Co Ltd | シアノキノナミンアセテ−ト類およびその製造法 |
US5149804A (en) | 1990-11-30 | 1992-09-22 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Ecteinascidins 736 and 722 |
US5256663A (en) | 1986-06-09 | 1993-10-26 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Compositions comprising ecteinascidins and a method of treating herpes simplex virus infections therewith |
JP2562162B2 (ja) | 1986-06-09 | 1996-12-11 | ユニバーシティ・オブ・イリノイ | エクテインアシジン729、743、745、759a、759bおよび770 |
US5089273A (en) | 1986-06-09 | 1992-02-18 | Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Ecteinascidins 729, 743, 745, 759A, 759B and 770 |
US5721365A (en) * | 1989-09-15 | 1998-02-24 | Us Health | N-substituted piperazine NONOates |
US5478932A (en) | 1993-12-02 | 1995-12-26 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Ecteinascidins |
US5721362A (en) * | 1996-09-18 | 1998-02-24 | President And Fellows Of Harvard College | Process for producing ecteinascidin compounds |
US5985876A (en) * | 1997-04-15 | 1999-11-16 | Univ Illinois | Nucleophile substituted ecteinascidins and N-oxide ecteinascidins |
TR200003470T2 (tr) | 1998-05-11 | 2001-06-21 | Pharama Mar, S.A. | Ecteinascidin 743 Metabolitleri |
US6124292A (en) | 1998-09-30 | 2000-09-26 | President And Fellows Of Harvard College | Synthetic analogs of ecteinascidin-743 |
MY130271A (en) | 1999-05-14 | 2007-06-29 | Pharma Mar Sa | Hemisynthetic method and new compounds |
WO2001053299A1 (en) | 2000-01-19 | 2001-07-26 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Compounds of the saframycin-ecteinascidin series, uses, and synthesis thereof |
MXPA02011319A (es) | 2000-05-15 | 2003-06-06 | Pharma Mar Sa | Analogos antitumorales de ecteinascidina 743. |
-
2001
- 2001-04-12 BR BR0110024-6 patent/BRPI0110024B8/pt not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 KR KR1020027013749A patent/KR100886496B1/ko active IP Right Grant
- 2001-04-12 SK SK1435-2002A patent/SK288017B6/sk not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 CN CN01810939XA patent/CN1436191B/zh not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 DK DK01919669T patent/DK1280809T3/da active
- 2001-04-12 AT AT01919669T patent/ATE299146T1/de active
- 2001-04-12 EP EP01919669A patent/EP1280809B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 HU HU0300534A patent/HU230918B1/hu unknown
- 2001-04-12 PL PL357574A patent/PL210703B1/pl unknown
- 2001-04-12 ES ES01919669T patent/ES2244598T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 CZ CZ2002-3352A patent/CZ304749B6/cs not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 EA EA200201083A patent/EA006206B1/ru not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 SI SI200130394T patent/SI1280809T1/sl unknown
- 2001-04-12 CA CA2406080A patent/CA2406080C/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 MX MXPA02010088A patent/MXPA02010088A/es active IP Right Grant
- 2001-04-12 JP JP2001575588A patent/JP5219323B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 WO PCT/GB2001/001667 patent/WO2001077115A1/en active IP Right Grant
- 2001-04-12 DE DE60111845T patent/DE60111845T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 NZ NZ521550A patent/NZ521550A/en not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 PT PT01919669T patent/PT1280809E/pt unknown
- 2001-04-12 US US10/240,963 patent/US7202361B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 AU AU46729/01A patent/AU784249C/en not_active Expired
- 2001-04-12 IL IL152094A patent/IL152094A/en active IP Right Grant
- 2001-04-16 AR ARP010101773A patent/AR032879A1/es active IP Right Grant
-
2002
- 2002-10-11 NO NO20024906A patent/NO329125B1/no not_active IP Right Cessation
- 2002-10-24 BG BG107220A patent/BG65987B1/bg unknown
-
2003
- 2003-02-20 HK HK03101292.0A patent/HK1049005B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5219323B2 (ja) | 抗腫瘍性エクチナサイジン誘導体 | |
JP4445136B2 (ja) | 半合成法及び新規の化合物 | |
JP5357831B2 (ja) | 自然に生じるエクチナサイジン及び関連化合物の合成 | |
US7919493B2 (en) | Anititumoral ecteinascidin derivatives | |
EP1496060B1 (en) | Antitumoral analogs of ET-743 | |
JP4942900B2 (ja) | エクチナサイジン化合物の製造のための合成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080414 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110726 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20111011 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20111018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121016 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130305 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5219323 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |