JP5218330B2 - 衝撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ファスナーを打ち込むノーズ部の打ち込み先側に、ファスナーの打ち込みを案内するとともに安全装置を構成するコンタクトノーズを打ち込み方向に摺動自在に設けた衝撃工具に関する。
一般に、釘打機やネジ打ち機などのように、圧縮空気や燃焼ガスの圧力などを利用して釘、打ち込みネジ、ステープル等のファスナーを打ち込む衝撃工具には、複数のファスナーが装填されたマガジンからファスナー供給通路を経て打ち込み用ノーズ部に供給されたファスナーを、打撃機構によって駆動されたドライバによって下方に打ち出すノーズ部の打ち込み先側にコンタクトノーズを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このコンタクトノーズは、打ち出されたファスナーを案内する射出口を有するとともに、打ち込み方向に沿って摺動可能に設けられ、通常は打ち込み先側に突出するようにバネ付勢されている。ファスナーの打ち込みにあたり、コンタクトノーズの先端を被打ち込み材に押し付け、コンタクトノーズをバネ付勢に抗して打ち込み方向と逆に押し込まれるように摺動させることにより初めて安全装置が解除され、衝撃工具のトリガレバーの操作が有効になり、衝撃工具が起動するように構成されている。
ノーズ部の後方にはマガジンが設けられ、マガジン内に装填されたファスナーはファスナー供給通路を通ってノーズ部の射出口内に供給されるようになっている。ファスナー供給通路の射出口側には、射出口内のファスナーが、足先が後方に傾くように打ち出されたときに、足先を射出口に戻すようにガイドするガイド溝が形成されている。ところが、このガイド溝がノーズ部側に形成されていると、衝撃工具全体の高さが高くなる。このため、特許文献1に示されるように、ガイド溝をコンタクトノーズに形成したものが知られている。
特開2004−330372号公報
しかしながら、コンタクトノーズにガイド溝を形成する構成では、ガイド溝の溝幅はある程度広くしなければならないが、広くすると、射出口で打ち出されたファスナーが傾いてその頭部がガイド溝内に深く入り込んでしまいやすい。この場合、ファスナーが大きく傾くので、大きく傾いたファスナーを打撃することにより、ファスナーのシャンクが曲がって射出口内に詰まってしまうことがある。ガイド溝をノーズ部に形成すれば、このような問題の発生は小さくなるが、衝撃工具の全高が大きくなってしまう。
また、コンタクトノーズはファスナーの垂直性を出す手段として有効であるが、ファスナーの姿勢を垂直に制御するため、ある程度の長さは必要であるから、全高を低くするにも限度がある。さらに、非使用時の場合のように、コンタクトノーズがノーズ部から離反しているときは、ノーズ部とコンタクトノーズとの間に隙間ができてしまうため、コンタクトノーズの内周面にはなだらかなテーパ面を形成してファスナーを拾いこむ形状が必要となる。しかし、打ち込み時にコンタクトノーズを被打ち込み材に押し付けて強くノーズ部内に嵌合させたとき、ノーズ部がコンタクトノーズのテーパ面に食いついて一体とならないように、クリアランスが必要であり、その分コンタクトノーズが長くなってしまうという問題もある。
本発明は上記問題点を解消し、衝撃工具の全高を低く抑えるとともに、打ち込み時にファスナーが傾き過ぎないように制御して良好確実に打ち込むことができる衝撃工具を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、マガジンからファスナー供給通路を経て供給されたファスナーを打撃機構によって打ち出すノーズ部の打ち込み先側に、打ち出されたファスナーを案内するコンタクトノーズを、打ち込み方向に沿って摺動可能に設けた衝撃工具において、上記コンタクトノーズのマガジン側に面する側壁上部を切り欠いて、ノーズ部から打ち出されたファスナーの脚先をノーズ部の射出口内に拾いこむガイド溝をファスナー供給通路側に向けて形成し、このガイド溝の開口端には、上記ファスナーの頭部に係合して該ファスナーが必要以上に傾かないように保持する突部を射出口側に突出形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記ファスナーの頭部が上記突部に係合したときの角度を、同じ高さ位置で上記ファスナーが上記ガイド溝の反対側の側壁に当ったときの傾き以下にしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、マガジンからファスナー供給通路を経て供給されたファスナーを打撃機構によって打ち出すノーズ部の打ち込み先側に、打ち出されたファスナーを案内するコンタクトノーズを、打ち込み方向に沿って摺動可能に設けた衝撃工具において、上記コンタクトノーズの先端側の内径を上記ノーズ部の内径とほぼ同径に、コンタクトノーズの基部側の内径をノーズ部の外径と同じかそれよりもやや大きく形成し、コンタクトノーズの中間部の内周面とノーズ部の先端側の外周面とを同じ傾斜角のテーパ面として形成し、ファスナーの打ち込みにあたり、上記コンタクトノーズが摺動してノーズ部の内側に嵌り込んだときに、コンタクトノーズの基部の外周面が上記ノーズ部の先端側の内周面に重なるようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3において、上記コンタクトノーズの中間部の内周面とその近傍には、周方向に沿って一定の間隔をおいて上記内周面よりも傾斜角の小さいテーパ面を有する複数の突条を等間隔に形成し、上記ノーズ部の先端側の外周面には、上記コンタクトノーズの突条との干渉を回避する回避部を形成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ガイド溝の開口端には突部が射出口側に突出形成されているので、ファスナーの頭部が突部に係合したとき、ファスナーの軸が必要以上に傾き過ぎないように制御されるので、ドライバの先端はファスナーの軸部に対応する部分を打撃するので、良好確実に打ち込むことができる。
また、コンタクトノーズにガイド溝を形成することにより、衝撃工具の全高を低く抑えることができる。
請求項2に係る発明によれば、上記ファスナーの頭部が上記突部に係合したときの角度を、同じ高さ位置で上記ファスナーが上記ガイド溝の反対側の側壁に当ったときの傾き以下に抑えたので、ガイド溝があるにもかかわらず、むしろガイド溝がなかった場合と同じかそれよりも確実に打撃することができる。
請求項3に係る発明によれば、コンタクトノーズの先端側の内径を上記ノーズ部の内径とほぼ同径に、コンタクトノーズの基部側の内径をノーズ部の外径と同じかそれよりもやや大きく形成し、コンタクトノーズの中間部の内周面とノーズ部の先端側の外周面とを同じ傾斜角のテーパ面として形成し、ファスナーの打ち込みにあたり、上記コンタクトノーズが摺動してノーズ部の内側に嵌り込んだときに、コンタクトノーズの基部の外周面が上記ノーズ部の先端側の内周面に重なるようにしたので、上記内外周面はかじりあうことがなく、ファスナーの打ち込み後は円滑に離反する。また、ノーズ部の先端側にテーパ面がないものに比べて嵌合深さが大きくなり、釘打機の全高を低く抑えることができる。
また、ノーズ部とコンタクトノーズとの間の隙間が小さくなり、コンタクトノーズの内周面の傾斜角も小さくすることができるから、打ち込みにあたってファスナーの傾きが小さく、その頭部がテーパ面に引っかかるという不都合が解消されるので、ファスナーを良好確実に打ち込むことができる。
請求項4に係る発明によれば、ノーズ部からコンタクトノーズが離れている状態でファスナーがコンタクトノーズ内に落ち込んでも、ファスナーの頭部が係合するコンタクトノーズの内周面の突条の傾斜角度は小さいので、ファスナーの傾きも小さくなり、したがって、ファスナーの姿勢が乱れることがない。このため、頭部が内周面に引っかかるという不都合が解消され、ファスナーを良好確実に打ち込むことができる。
また、釘の打ち込みにあたり、コンタクトノーズを被打ち込み材に押し付けることにより、コンタクトノーズがノーズ部側に押し込まれて摺動してコンタクトノーズの基部がノーズ部と嵌合したとき、コンタクトノーズの基部の突条はノーズ部の先端側の回避部内に納まる。したがって、ノーズ部3とコンタクトノーズ12との重合面を大きくし、嵌合深さを深くするため、衝撃工具の全高を低く抑えることができる。
本発明に係る釘打機の断面を、釘供給通路のドアが外れている状態で示した断面図 ノーズ部の周辺部を示す斜視図 (a)(b)は、それぞれ突部の形態を示すコンタクトノーズの横断面図 は上記突部によって釘の傾きが抑えられた状態を示す縦断面図 コンタクトノーズとノーズ部との嵌合状態を示す縦断面図 釘の傾き度合いを示す縦断面図 (a)はコンタクトノーズの別の形態の縦断面図、(b)は(a)のX−X線上の断面図 (a)は上記コンタクトノーズとノーズ部との嵌合状態を示す縦断面図、(b)は(a)のY−Y線上の断面図
以下、本発明の衝撃工具の1つの実施形態を釘打機について図1〜図4を参照して説明する。
図1において符号Aは釘打機を示す。釘打機Aはボディ1の後部にグリップ2を、ボディ1の下部には射出口を有するノーズ部3をそれぞれ一体に設け、ノーズ部3の後部には射出口に釘を供給するマガジン4を連設したもので、ボディ1内には打撃機構が設けられている。すなわち、打撃シリンダ5内に打撃ピストン6が摺動自在に収容されている。打撃ピストン6の下部にはドライバ7が一体に結合固定され、ドライバ7はノーズ部3の射出口内を摺動するように構成されている。
また、ボディ1には図示されないエアコンプレッサ等の圧縮空気供給源(図示せず)から供給された圧縮空気を貯留するエアチャンバ8が形成されている。
さらに、ノーズ部3の打ち込み先側には筒状のコンタクトノーズ12が設けられている。このコンタクトノーズ12は公知の安全装置の一部を構成するもので、ノーズ部3に沿って釘の打ち込み方向に摺動自在に設けられ、常時はノーズ部3の先端よりも下方に突出するようにバネ付勢されている。そして、トリガレバー11と連係し、コンタクトノーズ12がノーズ部3から突出している状態では、トリガレバー11の操作を無効にし、トリガレバー11を操作しても釘打機が起動しないように構成されている。これに対しコンタクトノーズ12を被打ち込み材に押し付けることにより、コンタクトノーズ12がノーズ部3に沿って付勢に抗して押し込まれる方向(釘打ち込み方向と逆の方向)に摺動したときは、トリガレバー11の引き操作が有効となる。コンタクトノーズ12の摺動量が不足したときは安全装置が解除されず、トリガレバー11の操作は有効にならない。
なお、グリップ2の下部にはマガジン4が配置されている。マガジン4には、連結ファスナーの一形態である連結釘(図示せず)が装填され、その先頭釘は釘供給通路13を通って前方のノーズ部3に供給されるように構成されている。
次に、ノーズ部3の側壁の一部は開口し、マガジン4との間に配置された釘供給通路13に開口している。
図2に示されるように、上記コンタクトノーズ12のマガジン4側に面する側壁上部が切り欠かれ、ガイド溝14が形成されている。ガイド溝14は釘供給通路13側に向けて形成され、ノーズ部3から打ち出された釘の脚先をノーズ部3及びコンタクトノーズ12の射出口9内に拾いこむものである。ガイド溝14の上方と射出口9側が開口され、溝底15は斜めに形成され、両側壁16の釘供給路13側はL字形に切り欠かれている。
次に、釘打機を起動させるときは、コンタクトノーズ12を被打ち込み材に押し付けて釘打ち込み方向と反対側に移動させた後にトリガレバー11を引き操作して起動バルブ10aを作動させると、ヘッドバルブ10bが開き作動し、エアチャンバ8内の圧縮空気が打撃シリンダ5内の打撃ピストン6の上面に供給され、これにより打撃ピストン6とドライバ7が下方に駆動されて、マガジン4からノーズ部3に供給された釘(図示せず)が打ち出されるようになっている。
ところで、上述のように、コンタクトノーズ12のガイド溝14の上方と射出口側は釘供給路13側に開口し、溝底15は斜めに形成されている。図3(a)に示されるように、ガイド溝14の溝幅は釘の頭部N1の径よりもやや小さく形成されている。そして、ガイド溝14の開口端の両側に沿って射出口側に突出する突部16が形成されている。同図(b)は突部16の別の実施形態を示す。
上記構成によれば、マガジン4内の釘が釘供給通路13を通ってノーズ部3の射出口9内に供給された後、図4に示されるように、ドライバ7によって打撃されたときに釘の足先が後方に傾くように打ち出されたとき、ガイド溝14によって足先を射出口に戻すようにガイドされる。ところが、ドライバ7により打撃を受けたとき、釘Nの頭部N1が逆に、ガイド溝14の内側に入り込むように傾くことがある。しかし、ガイド溝14の開口部には突部16が形成されているから、釘Nの頭部N1は突部16に係合し、それ以上は傾かないように保持される。
なお、上記突部16は、射出口内でガイド溝14がない状態で釘Nが傾くであろう角度α(例えば10〜15°)以内で傾くように形成されている。つまり、点線で示すように、釘Nの頭部N1が、ガイド溝14がなければあったであろう仮想の内壁面に係合して傾いた状態よりも同じか小さい角度で傾くように形成されている。要するに、釘Nの頭部N1が突部16に係合したときの角度を、同じ高さ位置で上記釘Nが上記ガイド溝14の反対側の側壁に当ったときの傾き以下に抑えるのが好ましい。
上述のように、釘Nがガイド溝14側に傾いたとしても、ドライバ7の先端面が釘Nの頭部N1に当る面積は、ガイド溝14がない場合と同じかそれよりも大きくなるので、釘Nの軸が必要以上に傾くことがない。したがって、図3、図4に示されるように、ドライバ7は釘Nの軸N2に対応する部分を打撃するので、釘Nを良好確実に打ち込むことができる。これに対し、ガイド溝14の開口部には突部16が形成されていない場合は、釘Nが大きく傾くので、ドライバ7の先端面が釘Nの頭部N1に当る面積は非常に小さく、釘の軸N2からはみ出た頭部N1の縁のみを打撃する可能性があるので、縁が曲がって軸N2の側面を叩くおそれがあり、釘Nが途中で曲がって座屈したり、射出口内に詰まったりする不都合が発生する。
また、コンタクトノーズ12にガイド溝14を形成することにより、釘打機の全高を低く抑えることができる。
次に、コンタクトノーズ12の先端の内径は、ノーズ部3の内径とほぼ同径となっているが、コンタクトノーズ12の基部の内径はノーズ部3の外径と同じかそれよりもやや大きくなるように形成されている。そして、コンタクトノーズ12には、図5に示されるように、基部の大径部17と先端の小径部18との間の内周面20はテーパ面として形成されている。これに対応し、ノーズ部3の先端側の外周面21も、上記内周面20と同じ傾斜角を有するテーパ面として形成されている。
上記構成によれば、図6に示されるように、コンタクトノーズ12を被打ち込み材に押し付ける前で、ノーズ部3からコンタクトノーズ12が離れている状態で釘Nがコンタクトノーズ12内に落ち込んでも、コンタクトノーズ12の内周面20の角度は小さいので、釘Nの傾きも小さくなり、したがって、釘Nの姿勢が乱れることがない。そして、釘Nの打ち込みにあたり、コンタクトノーズ12を被打ち込み材に押し付けることにより、図5のようにコンタクトノーズ12がノーズ部3側に押し込まれて摺動してノーズ部3と嵌合する。その際、ノーズ部3の基部の外周面21がコンタクトノーズ12の先端側の内周面20に重なる。
したがって、上記外周面21と内周面20とはかじりあうことがなく、釘打ち込み後は、コンタクトノーズ12はノーズ部3から円滑に離反する。また、ノーズ部3の先端側にテーパ面がないものに比べて、ノーズ部3とコンタクトノーズ12との重合面が大きくなり、嵌合深さが大きくなるため、釘打機の全高を低く抑えることができる。
また、ノーズ部3とコンタクトノーズ12との間の隙間Sが小さくなり、コンタクトノーズ12の内周面20の傾斜角も小さくすることができるから、打ち込みにあたって釘の頭部がテーパ面に引っかかるという不都合が解消され、釘を良好確実に打ち込むことができる。
なお、図7(a)(b)及び図8(a)(b)は他の実施形態を示すもので、上記コンタクトノーズ12の中間部の内周面22とその近傍には、周方向に沿って一定の間隔をおいて傾斜角の小さいテーパ面を有する複数の突条23が形成されている。隣り合う突条23間の間隔は、釘Nの頭部N1の径よりも小さく、しかも頭部N1が突条23に係合したときに内周面から浮いて釘N全体の傾きを小さく抑えることができるように形成されている。
また、図8(a)(b)のように、突条23の内面22aの傾斜角βは図4に示すコンタクトノーズ12の内周面22の傾斜角と略同じであり、突条23間の内周面22の傾斜角はそれよりも大きくなるように設定されている。例えば、内周面22の傾斜角は20〜30°で、突条23の内面22aの傾斜角は10〜15°程度とすればよい。
これに対し、ノーズ部3の先端側の外周面24には、上記コンタクトノーズ12の突条23との干渉を回避する回避部25が形成されている。この回避部25はスリット状又は溝状に形成すればよい。
上記構成によれば、コンタクトノーズ12を被打ち込み材に押し付ける前で、ノーズ部3からコンタクトノーズ12が離れている状態で釘がコンタクトノーズ12内に落ち込んでも、その頭部が係合するコンタクトノーズ12の内周面の突条23の傾斜角度は小さいので、釘の傾きも小さくなり、したがって、釘の姿勢が乱れることがない。頭部が内周面に引っかかるという不都合が解消され、釘を良好確実に打ち込むことができる。
また、釘の打ち込みにあたり、コンタクトノーズ12を被打ち込み材に押し付けることにより、コンタクトノーズ12がノーズ部3側に押し込まれて摺動してコンタクトノーズ12の基部がノーズ部3と嵌合したとき、コンタクトノーズ12の基部の突条23はノーズ部3の先端側の回避部25内に納まる。したがって、ノーズ部3とコンタクトノーズ12との重合部の深さを大きくすることができるため、釘打機の全高を低く抑えることができる。
なお、上記実施形態は釘打機であるが、本発明は釘打機に限定されない。空気圧、ガス圧等を駆動源として釘、打ち込みネジ、ステープル等の釘を衝撃的に駆動する衝撃工具に適用することができる。
N 釘
3 ノーズ部
12 コンタクトノーズ
14 ガイド溝
16 突部
23 突条

Claims (4)

  1. マガジンからファスナー供給通路を経て供給されたファスナーを打撃機構によって打ち出すノーズ部の打ち込み先側に、打ち出されたファスナーを案内するコンタクトノーズを、打ち込み方向に沿って摺動可能に設けた衝撃工具において、上記コンタクトノーズのマガジン側に面する側壁上部を切り欠いて、ノーズ部から打ち出されたファスナーの脚先をノーズ部の射出口内に拾いこむガイド溝をファスナー供給通路側に向けて形成し、このガイド溝の開口端には、上記ファスナーの頭部に係合して該ファスナーが必要以上に傾かないように保持する突部を射出口側に突出形成した
    ことを特徴とする衝撃工具。
  2. 上記ファスナーの頭部が上記突部に係合したときの角度を、同じ高さ位置で上記ファスナーが上記ガイド溝の反対側の側壁に当ったときの傾き以下にしたことを特徴とする、請求項1に記載の衝撃工具。
  3. マガジンからファスナー供給通路を経て供給されたファスナーを打撃機構によって打ち出すノーズ部の打ち込み先側に、打ち出されたファスナーを案内するコンタクトノーズを、打ち込み方向に沿って摺動可能に設けた衝撃工具において、
    上記コンタクトノーズの先端側の内径を上記ノーズ部の内径とほぼ同径に、コンタクトノーズの基部側の内径をノーズ部の外径と同じかそれよりもやや大きく形成し、コンタクトノーズの中間部の内周面とノーズ部の先端側の外周面とを同じ傾斜角のテーパ面として形成し、ファスナーの打ち込みにあたり、上記コンタクトノーズが摺動してノーズ部の内側に嵌り込んだときに、コンタクトノーズの基部の外周面が上記ノーズ部の先端側の内周面に重なるようにした
    ことを特徴とする衝撃工具。
  4. 上記コンタクトノーズの中間部の内周面とその近傍には、周方向に沿って一定の間隔をおいて上記内周面よりも傾斜角の小さいテーパ面を有する複数の突条を等間隔に形成し、上記ノーズ部の先端側の外周面には、上記コンタクトノーズの突条との干渉を回避する回避部を形成したことを特徴とする、請求項3に記載の衝撃工具。
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