JP5217527B2 - 電子デバイス - Google Patents

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Description

本件は、電子デバイス及びその製造方法に関し、特に電子デバイスの構成部材を露光形成する際に用いるアライメントマークに適用して好適である。
電子デバイス、例えば半導体装置の製造プロセス等に用いられる露光装置におけるアライメントマークの検出方法としては、画像処理方式よる検出方法が主流となっている。画像処理方式による場合、半導体基板上の各層に形成されたアライメントマークに対して広帯域波長の照明光を垂直に照射する。次いで、そのアライメントマークからの反射光及び回折光を結像光学系を介して集光する。集光した反射光及び回折光をCCD等の撮像素子の撮像面に結像することによりアライメントマークの画像を形成する。このようにして得られた撮像信号に対して信号処理を施すことにより、半導体基板上のアライメントマークの位置を検出する。
上述のようにして検出されるアライメントマークは、例えば、半導体基板上の導電膜や酸化膜等の構造体に形成された溝等の段差部の配列からなるものである。露光工程では、段差部からなるアライメントマークを検出することにより、レジスト膜をパターニングするためのレチクル(フォトマスク)の位置合わせが行われる。次いで、レチクルを介して露光装置により照明光がレジスト膜に照射され、レチクルのパターンがレジスト膜に露光転写される。
特開2003−282392号公報
アライメントマークは、その溝幅や形状の最適化等により、アライメントマーク画像のコントラストが高くなるように、或いは、信号波形に歪が生じ難いように改良されてきた。
しかしながら、画像処理方式によりアライメントを行う際には、アライメントマーク画像のコントラストが高くなるように、或いは、信号波形に歪が生じ難いようにアライメントマークを構成するだけでは、アライメントを安定して精度良く行うことができないことが判った。
アライメント画像を波形処理する場合には、以下のように、アライメントマークの周縁部分をアライメントマークの主要構成の一部として誤検出することがある。
通常、アライメントマークは、素子領域に形成されるゲート電極や層間絶縁膜等の素子材料と共にスクライブライン上に形成する。スクライブラインは、半導体素子の形成後に、半導体基板から各半導体チップを切り出す際のダイシングラインとなる。このため、ダイシング時の削り屑に素子材料、特に金属材料が含まれ難いように、スクライブライン上の素子材料は最小限となるように考慮される。このような理由から、スクライブライン上にアライメントマークを形成する際には、スクライブライン上の領域全体を広い抜き状態とし、当該領域内に残しパターンとして素子材料の構造体を島状に形成する必要がある。この場合、アライメントマークでは、素子材料の構造体に複数の溝を抜きパターンを形成することになる。
アライメントマークとなる島状の構造体は、その占有面積を可及的に小さく抑えることを要する。しかしながら、当該占有面積を余り小さくすると、アライメント画像を波形処理時に、構造体の周縁部分(外周のエッジ部分)とこれに最も近いアライメントマークの溝とが近接し過ぎるため、両者の画像の信号波形に干渉が生じてしまう。このようにして、画像の信号波形ではアライメントマークにおいてその周縁部分と溝とが区別できず、誤検出が発生する。
具体的に、図15に島状の構造体からなるアライメントマーク画像の写真を、図16に図15のアライメントマーク画像の信号波形をそれぞれ示す。
図15において、101がスクライブライン、102がアライメントマークの周縁部分、103がX座標検出用のアライメントマークの溝、104がY座標検出用のアライメントマークの溝、105がスクライブライン101の周縁部分をそれぞれ示す。
図16において、201がアライメントマークのX座標検出用の信号波形、202がアライメントマークのY座標検出用の信号波形であり、211が周縁部分102の縦辺の信号波形、212が溝103の信号波形、221が周縁部分102の横辺の信号波形、222が溝104の信号波形、223が周縁部分105の信号波形をそれぞれ示す。
図15に示すように、スクライブライン101上に、アライメントマークの周縁部分102,105及び溝103,104に相当する黒線が見える。これらの黒線は、半導体基板上における各材料間の反射率の違い及び各構造物における照明光の回折現象により発生した線である。
正確なアライメントを行うためには、アライメントマークの溝103,103に対応して形成される信号波形212,222のみを大きなコントラストで歪み無く検出する必要がある。図16に示すように、信号波形211は信号波形212と、信号波形221は信号波形222と類似しており、誤検出が発生する可能性は高い。
この問題に対処すべく、例えばアライメントマークの溝の配置周期を周縁部分からずらすように調整して配置することで誤検出を防止する方策が考えられる。しかしながらこの場合、誤検出信号の基板間におけるバラツキが大きく、誤検出を完全に防止することはできない。また、アライメントマーク画像の信号処理のアルゴリズムを最適化することで誤検出を防止することも考えられるが、同様に誤検出信号の基板間におけるバラツキが大きく、完全に誤検出を防止することは困難である。
上記の誤検出を完全に防止するには、アライメントマークの周縁部分の画像が形成されないように、スクライブラインに素子材料を広い範囲で残す、即ち島状の構造体を大きく形成すること、或いは、アライメントマークの溝に相当する部分を残しパターンで形成することが考えられる。しかしながら、上記したようにスクライブライン上の素子材料は最小限となるように考慮する必要があることから、更にはアライメントマークの溝部分は、CMPのディッシングやエロージョンの影響を受け難いように考慮する必要があることから、幅狭の抜きパターンで形成することを要する。
また、特許文献1には、アライメントマークの位置の誤検出を回避する手法が開示されている。しかしながらこの場合、アライメントマークの段差部に形成された金属膜による、当該段差部のエッジが非対称となることに起因する、アライメントマークの誤検出の防止を対象としており、上記した問題を解決する方策とはならない。
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、アライメントマークとなる島状の構造体の占有面積を可及的に小さく抑えるも、アライメントマークの誤検出を容易且つ確実に防止し、アライメントを安定して高精度に行うことを可能とする電子デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電子デバイスは、基板と、前記基板の上方に形成された構造体とを含み、前記構造体は、第1の間隔で設けられた複数の第1の溝と、当該構造体の周縁部分に形成され、前記第1の溝よりも幅狭でかつ前記第1の間隔よりも小さい第2の間隔で形成されてなる複数の第2の溝とを有し、前記複数の第2の溝は、前記構造体の外周辺に沿った形状に形成されている
本件によれば、アライメントマークとなる島状の構造体の占有面積を可及的に小さく抑えるも、アライメントマークの誤検出を容易且つ確実に防止し、安定した高精度のアライメントが実現する。
―本件の基本骨子―
上記したように、アライメントマークは、島状の構造体として可及的に小さく形成することを要し、そのためにアライメントマークの周縁部分と溝とが極めて近接することは避けられない。
本件の発明者は、周縁部分の画像の信号波形を溝の信号波形と明確に異なるようにすべく、アライメントマークに工夫を施すことを鋭意検討し、本件の基本骨子に想到した。
本件では、アライメントマーク画像において周縁部分が形成されないようにする。即ち、アライメントマークとして物理的に形成された周縁部分は周縁部分として残るが、画像を認識する撮像機構において、アライメントマークの周縁部分を周縁部分であると敢えて認識できないように構成すれば良い。
一般的に、以下の(1)式に示すようないわゆるレイリーの解像限界が知られている。
ε=0.61λ/NA(λ:波長, NA:開口数)・・・(1)
解像限界εは、照明光の波長とレンズの開口数により決まる。通常の撮像機構の照明光は、ハロゲンランプのためブロードバンド光であるが、重心波長は例えば600nmとなる。また、撮像機構の光学系のレンズの開口数を通常の値である例えば0.3とすると、当該撮像装置では解像限界εは1.22μmとなる。従ってこの場合、1.22μm以下の周期パターンについては分離解像できないことが判る。
一方、アライメントマークの溝幅は、例えば2μm以上であり、その配置周期は6μm又は12μmとなっている。これにより、アライメントマークは当該撮像機構により分離解像できることが判る。一般的に、分離解像が可能な比較的大きなパターンは、鮮鋭度が高く大きなコントラストが得られるが、分離解像ができない微細なパターンのコントラストは小さい。これにより、両者の信号波形には大きな差が表れる。
以上を踏まえ、本件では、アライメントマークの複数の溝(第1の溝)よりも幅狭で稠密に形成されてなる複数の第2の溝を、島状の構造体の周縁部分を分割するように形成する。このとき、上記の例では、配置周期が1.22μm以下となるように複数の第2の溝をアライメントマークの周縁部分に形成する。このようにアライメントマークを構成することにより、撮像機構はアライメントマーク画像の周縁部分を正確に認識できず、その信号波形は第1の溝の信号波形とは明確に異なるものとして表される。
ここで、第2の溝の数を所期に設定することにより、周縁部分の信号波形の状態(信号波形の幅)を変えることができる。
―本件を適用した具体的な実施形態―
以下、本件を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、電子デバイスとして半導体装置、ここではMOSトランジスタを例示し、その構成について製造方法と共に説明する。半導体装置としては、MOSトランジスタ以外でも、各種のトランジスタや半導体メモリ等、本件はあらゆる半導体装置に適用可能である。また本件は、半導体装置以外の電子デバイス、例えばプリント基板等にも適用可能である。
図1〜図4は、本実施形態によるMOSトランジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図であり、図5及び図6は、図2及び図3に対応しており、スクライブライン上のみを示す概略平面図である。また、図7及び図8は、図2及び図3に対応した本実施形態の比較例を示す概略断面図である。図1〜図4は、図7及び図8に付した破線I−Iに沿った断面に対応している。
先ず、図1に示すように、熱酸化法又はCVD法等により、シリコンウェーハ等の半導体基板1上にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等のゲート絶縁膜2を、例えば膜厚2nm程度に形成する。ゲート絶縁膜2は、素子形成領域11上のみならず、スクライブライン12上にも堆積される。
次に、CVD法等により、ゲート絶縁膜2に多結晶シリコン膜3を例えば膜厚500nm程度に形成する。多結晶シリコン膜3は、素子形成領域11上のみならず、スクライブライン12上にも堆積される。
続いて、図2及び図5に示すように、多結晶シリコン膜3上の全面にレジスト(不図示)を塗布する。このレジストをリソグラフィーにより加工し、素子形成領域11の多結晶シリコン膜3上には電極形状のレジストマスク13を、スクライブライン12の多結晶シリコン膜3上にはアライメントマーク形状のレジストマスク14をそれぞれ形成する。
レジストマスク14には、アライメントマークの第1の溝を形成するための複数の第1の溝パターン21と、アライメントマークの周縁部分に第2の溝を形成するための複数の第2の溝パターン22とが形成されている。
第1の溝パターン21は、Y方向(図5中で縦方向)に延在する溝パターン21aと、X方向(図5中で横方向)に延在する溝パターン21bとが、それぞれライン&スペース状に並列して複数形成されてなる。
第2の溝パターン22は、レジストマスク14の周縁部分(外周エッジ部分)の縦辺(Y方向)に沿って延在する溝パターン22aと、周縁部分の横辺(X方向)に沿って延在する溝パターン22bとが、それぞれライン&スペース状に周縁部分に並列して複数形成されてなる。
一方、比較例として、従来のアライメントマークを備えたMOSトランジスタを形成する場合には、図7に示すように、図1の状態から、多結晶シリコン膜3上の全面にレジスト(不図示)を塗布する。このレジストをリソグラフィーにより加工し、素子形成領域11の多結晶シリコン膜3上には電極形状のレジストマスク13を、スクライブライン12の多結晶シリコン膜3上にはアライメントマーク形状のレジストマスク30をそれぞれ形成する。レジストマスク30には、溝パターン21a,21bと同様の複数の溝パターン31のみが形成されている。
続いて、レジストマスク13,14を用いて、ドライエッチングにより多結晶シリコン膜3を加工する。レジストマスク13,14はドライエッチング工程の後、例えば灰化処理により除去される。
上記のドライエッチングにより、図3及び図6に示すように、素子形成領域11上にはレジストマスク13に倣ったゲート電極4が、スクライブライン12上にはレジストマスク14に倣った島状の構造体であるアライメントマーク5がそれぞれ形成される。
アライメントマーク5は、アライメント時の画像解析対象となる複数の第1の溝15と、当該アライメントマーク5の周縁部分を分割するように第1の溝15よりも幅狭で稠密に形成されてなる複数の第2の溝16とが形成されてなる。
第1の溝15は、Y方向(図6中で縦方向)に延在しており、X座標検出用の溝15aと、X方向(図6中で横方向)に延在しており、Y座標検出用の溝15bとが、それぞれライン&スペース状に並列して複数形成されてなる。ここで、溝15a,15bは、幅が例えば2μm以上であり、その配置周期が6μm又は12μmに形成される。
第2の溝16は、レジストマスク14の周縁部分の縦辺(Y方向)に沿って延在する溝16aと、周縁部分の横辺(X方向)に沿って延在する溝16bとが、それぞれライン&スペース状に周縁部分に並列して複数形成されてなる。ここで、アライメント時に用いる撮像機構において、その照明光の重心波長が600nm、光学系のレンズの開口数が0.3である場合、溝16a,16bは、その配置周期が1.22μm以下、例えば1.0μm程度に形成される。この場合、溝16a,16bの幅は例えば0.5μm程度となる。
一方、比較例として、従来のアライメントマークを備えたMOSトランジスタを形成する場合には、レジストマスク30を用いた多結晶シリコン膜3のドライエッチングにより、図8に示すように、素子形成領域11上にはレジストマスク13に倣ったゲート電極4が、スクライブライン12上にはレジストマスク30に倣った島状の構造体であるアライメントマーク32がそれぞれ形成される。アライメントマーク30には、溝15a,15bと同様のアライメント時の画像解析対象となる複数の溝33が形成されている。
撮像機構を用いてアライメントを行う場合、比較例の場合では、アライメントマーク画像は図9のようになる。ここでは、アライメントマーク30の周縁部分の画像は溝33の画像と同様に鮮明でシャープなものとなる。そのため、図11の下部に示す信号波形のように、アライメントマーク30の溝33に対応する信号波形30aと、アライメントマーク30の周縁部分に対応する信号波形30bとは類似しており、誤検出が発生する可能性は高い。
これに対して本実施形態の場合では、アライメントマーク画像は図10のようになる。ここでは、アライメントマーク5の周縁部分の第1の溝16の画像は、第1の溝15の画像に比べてコントラストが低く、ぼやけたブロードなものとなる。そのため、図12の下部に示す信号波形のように、アライメントマーク5の周縁部分の第2の溝16(溝16a,16b)に対応する信号波形5bは、アライメントマーク5の第1の溝15(溝15a,15b)に対応する信号波形5aとは相違した形状(波形の幅及び振幅等)とされている。即ちこの場合、アライメントマーク5を構成することにより、撮像機構はアライメントマーク画像の周縁部分を正確に認識できず、その信号波形5bは第1の溝15の信号波形5aとは明確に異なるものとして表される。これにより、撮像機構において、アライメントマークの周縁部分の信号波形をライメントマークの溝の信号波形であると判断してしまう誤検出の発生が容易且つ確実に防止される。
なお、アライメントマーク5の周縁部分における第2の溝16の数を適宜変えることにより、アライメントマーク画像における周縁部分のコントラスト及び信号波形5bの幅を制御することができる。例えば第2の溝16の数を多くする程、周縁部分のコントラストが低くなり、信号波形5bの幅が広くなる。
続いて、図4に示すように、素子形成領域11における不純物のイオン注入によるソース/ドレイン領域6の形成、層間絶縁膜7の形成、層間絶縁膜7へのコンタクト孔8の形成、コンタクト孔8を導電材料で埋め込む導電プラグ9の形成、導電プラグ9と接続されて層間絶縁膜7上で延在する配線10の形成等を経て、MOSトランジスタを完成させる。
ここで、例えば導電プラグ9や配線10の形成時等において、上記と同様にスクライブライン12上に導電プラグ9や配線10に対応した本実施形態のアライメントマークが形成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、アライメントマーク5となる島状の構造体の占有面積を可及的に小さく抑えるも、アライメントマーク5の誤検出を容易且つ確実に防止し、安定した高精度のアライメントが実現する。
(変形例)
ここで、本実施形態の変形例について説明する。この変形例では、本実施形態と同様にMOSトランジスタを製造するが、アライメントマークの周縁部分の溝形状が異なる点で相違する。
図13及び図14は、本実施形態の変形例における主要工程を示す概略平面図である。ここで、本実施形態と同様の構成部材等については同符号を付す。
本例では、先ず、本実施形態と同様に、図1の工程を経た後、素子形成領域11には図9に示すようにレジストマスク13を、スクライブライン12には図13に示すようにレジストマスク41を形成する。
レジストマスク41には、アライメントマークの第1の溝を形成するための複数の第1の溝パターン21と、アライメントマークの周縁部分に第2の溝を形成するための複数の第2の溝パターン42とが形成されている。
第1の溝パターン21は、Y方向(図11中で縦方向)に延在する溝パターン21aと、X方向(図11中で横方向)に延在する溝パターン21bとが、それぞれライン&スペース状に並列して複数形成されてなる。
第2の溝パターン42は、レジストマスク41の周縁部分(外周エッジ部分)の縦辺(Y方向)に沿って延在する溝パターン42aと、周縁部分の横辺(X方向)に沿って延在する溝パターン42bとが、それぞれライン&スペース状に周縁部分に並列して複数形成されてなる。溝パターン42a,42bはそれぞれ、レジストマスク41の外周辺に沿って所定間隔をもって並ぶ複数の短溝パターン43から構成されている。
続いて、レジストマスク13,41を用いて、ドライエッチングにより多結晶シリコン膜3を加工する。レジストマスク13,41はドライエッチング工程の後、例えば灰化処理により除去される。
上記のドライエッチングにより、素子形成領域11上には図10に示すように、レジストマスク13に倣ったゲート電極4が、スクライブライン12上には図14に示すように、レジストマスク41に倣った島状の構造体であるアライメントマーク40がそれぞれ形成される。
アライメントマーク40は、アライメント時の画像解析対象となる複数の第1の溝15と、当該アライメントマーク40の周縁部分を分割するように第1の溝15よりも幅狭で稠密に形成されてなる複数の第2の溝44とが形成されてなる。
第1の溝15は、Y方向(図12中で縦方向)に延在しており、X座標検出用の溝15aと、X方向(図12中で横方向)に延在しており、Y座標検出用の溝15bとが、それぞれライン&スペース状に並列して複数形成されてなる。ここで、溝15a,15bは、幅が例えば2μm以上であり、その配置周期が6μm又は12μmに形成される。
第2の溝44は、レジストマスク41の周縁部分の縦辺(Y方向)に沿って延在する溝44aと、周縁部分の横辺(X方向)に沿って延在する溝44bとが、それぞれライン&スペース状に周縁部分に並列して複数形成されてなる。溝44a,44bはそれぞれ、アライメントマーク40の外周辺に沿って所定間隔をもって並ぶ複数の短溝45から構成されている。短溝45の長さや数は、適宜調節することができる。このように溝44a,44bを、長手方向に所定ピッチで短く分割形成された短溝45から構成することにより、パターン(隣接する溝44a間及び隣接する溝44b間の構成物)の倒れや剥離に対する耐性が強化される。
ここで、アライメント時に用いる撮像機構において、その照明光の重心波長が600nm、光学系のレンズの開口数が0.3である場合、溝44a,44bは、その配置周期が1.22μm以下、例えば1.0μm程度に形成される。この場合、溝44a,44bの幅は例えば0.5μm程度となる。
続いて、図4の工程を経て、MOSトランジスタを完成させる。
以上説明したように、本例によれば、アライメントマーク41となる島状の構造体の占有面積を可及的に小さく抑えるも、アライメントマーク41の誤検出を容易且つ確実に防止し、安定した高精度のアライメントが実現する。
本実施形態によるMOSトランジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図1に引き続き、本実施形態によるMOSトランジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図2に引き続き、本実施形態によるMOSトランジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図3に引き続き、本実施形態によるMOSトランジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図2に対応し、スクライブライン上のみを示す概略平面図である。 図3に対応し、スクライブライン上のみを示す概略平面図である。 図2に対応した比較例であり、スクライブライン上のみを示す概略断面図である。 図3に対応した比較例であり、スクライブライン上のみを示す概略断面図である。 比較例によるアライメントマーク画像を示す概略平面図である。 本実施形態によるアライメントマーク画像を示す概略平面図である。 本実施形態の比較例におけるアライメントマーク画像の信号波形を、図8の図8に対応したアライメントマークと共に示す図である。 本実施形態におけるアライメントマーク画像の信号波形を、図8の図3に対応したアライメントマークと共に示す図である。 本実施形態の変形例における図2に対応した主要工程を示す概略平面図である。 本実施形態の変形例における図3に対応した主要工程を示す概略平面図である。 従来のアライメントマーク画像の写真を示す図である。 従来のアライメントマーク画像の信号波形を示す特性図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 ゲート絶縁膜
3 多結晶シリコン膜
4 ゲート電極
5,32,40 アライメントマーク
5a,5b,30a,30b 信号波形
6 ソース/ドレイン領域
7 層間絶縁膜
8 コンタクト孔
9 導電プラグ
10 配線
11 素子形成領域
12 スクライブライン
13,14,30 レジストマスク
15,33 第1の溝
15a,15b,16a,16b,33a,33b,44a,44b,45a,45b 溝
16,44 第2の溝
21,31 第1の溝パターン
21a,21b,22a,22b,31a,31b,42a,42b 溝パターン
22,42 第2の溝パターン
43 短溝パターン
45 短溝

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成された構造体と
    を含み、
    前記構造体は、第1の間隔で設けられた複数の第1の溝と、当該構造体の周縁部分に形成され、前記第1の溝よりも幅狭でかつ前記第1の間隔よりも小さい第2の間隔で形成されてなる複数の第2の溝とを有し、
    前記複数の第2の溝は、前記構造体の外周辺に沿った形状に形成されていることを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記構造体はアライメントマークであり、
    前記第2の間隔が、前記構造体の検出装置における分離解像限界値よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記複数の第2の溝は、前記構造体の外周辺に沿った複数の短溝からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子デバイス。
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