JP5216280B2 - フィルタ目詰まり検知機構及びそれを用いた投写型映像表示装置 - Google Patents

フィルタ目詰まり検知機構及びそれを用いた投写型映像表示装置 Download PDF

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Description

本願発明は、フィルタ目詰まり検知機構及びそれを用いた液晶プロジェクタ等の投写型映像表示装置に関するものである。
液晶プロジェクタ等の投写型映像表示装置に限らず、各種の電子機器には、内部の発熱部品を冷却するための冷却ファンが必要である。また、塵や埃の侵入を嫌う機器の冷却空気の吸気口にはフィルタが設けられている。
上記フィルタには塵や埃が徐々に付着して目詰まりを起こすが、このフィルタ目詰まり検知を、圧力損失が大きくなると回転負荷が減少して回転数が高くなるファンの特性を利用して行う場合、フィルタに塵や埃が付着していないクリーンな状態でのファン電圧と回転数の基準特性カーブを作り、使用時に上記基準特性カーブからのズレ量が閾値を超えると、フィルタ目詰まりと判断している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−153121号公報
しかしながら、上記特許文献2のような技術では、高地に設置して動作させた場合、気圧の低下によって上記基準特性カーブが平地動作の場合と変化してしまうため、フィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができないという問題がある。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができるフィルタ目詰まり検知機構及びそれを用いた投写型映像表示装置を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明の請求項1に係るフィルタ目詰まり検知機構は、フィルタを介して外気を吸い込んで発熱部品を冷却する冷却ファンの動作モードを平地モードと高地モードに切り替える切替手段と、この切替手段が平地モードのときは、予め記憶させている、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す平地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う一方、前記切替手段が高地モードのときは、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す高地モード時の基準電圧−回転数特性を取得すると共に、記憶手段に記憶させ、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を、高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき算出すると共に、現状の動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に係るフィルタ目詰まり検知機構は、フィルタを介して外気を吸い込んで発熱部品を冷却する冷却ファンの設置場所の気圧を検出する気圧検出手段と、前記気圧検出手段によって検出される気圧が所定の気圧以上の時は、予め記憶させている、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す平地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う一方、前記気圧検出手段によって検出される気圧が所定の気圧に満たない時は、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す高地モード時の基準電圧−回転数特性を取得すると共に、記憶手段に記憶させ、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を、高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項3に係る投写型映像表示装置は、請求項1または請求項2に記載の目詰まり検知機構を備えてフィルタの目詰まり検知を行うと共に、光源ランプから照射された光を映像信号に基づき変調し、変調された映像光を拡大投写することを特徴とするものである。
本願発明の請求項1記載のフィルタ目詰まり検知機構によれば、冷却ファンの動作モードを平地モードと高地モードに切り替える切替手段と、この切替手段が高地モードのときは、動作中のファン電圧を取得して、高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき前記ファン電圧時の基準回転数を求めると共に動作中のファン回転数を取得して、得られた基準回転数よりもファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う制御手段とを備えたことにより、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができる。
請求項2記載のフィルタ目詰まり検知機構によれば、気圧検出手段と、気圧検出手段によって検出される気圧が所定の気圧に満たない時は、高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき動作中のファン電圧時の基準回転数を求めると共に、得られた基準回転数よりも動作中のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う制御手段を備えたことにより、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができる。
請求項3記載の投写型映像表示装置によれば、上記のようなフィルタ目詰まり検知機構を採用したことにより、当該装置内には、塵埃の侵入を最も嫌うと共に冷却を必要とする光学系を有しているので、特に有効である。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は、本願発明の一実施形態である液晶プロジェクタの全体構成を示す斜視図で、図1は背面側斜め上方から見た外観斜視図、図2は同じくその上ケースや制御基板等を取り外して見た斜視図、図3は同じくその光学系を取り外して見た斜視図である。
図1に示すように、この液晶プロジェクタ1の外郭を成す本体ケース2は、やや横長の箱形形状を成し、上ケース2aの上面中央部には、操作表示部3が設けられている。
また、背面側の左下側には冷却用の吸気口4が形成され、その上方には、映像や音声等の各種入出力ケーブルを接続するための入出力端子群などを露出させたAVパネル5が設けられている。上記吸気口4は、スリット状の多数の通気孔が開閉可能な蓋(開閉部材)6に形成されて成り、この開閉蓋6を開けることにより後述するフィルタが着脱可能になっている。
一方、背面側から見て右側面には、スリット状の多数の通気孔から成る排気口7が上ケース2aから下ケース2bにわたって形成されている。
また、図2に示すように、前面側には投写レンズ8が露出している。本体ケース2(下ケース2b)の内部には、前方から見て左側奥部に光源ランプユニット9が配置されていると共に、この光源ランプユニット9から前記投写レンズ3に至る光学系10が略L字状に配置されている。
上記投写レンズ8の排気口7側には電源ユニット11が配置されている。この電源ユニット11と排気口7間には、排気ファンとして電源周り冷却用の軸流ファン(プロペラファン)12が内蔵されている。また、排気ファンとしては、上記軸流ファン12と並設されると共に光源ランプユニット9に隣接してランプ周り冷却用の軸流ファン(プロペラファン)13が内蔵されている。さらに、光源ランプユニット9は、超高圧水銀ランプ等から成ってかなりの高温になるので、別途ランプ冷却専用の遠心ファン(シロッコファン)14が備えられている。
一方、図3に示すように、吸気口4の内側には、RGB(赤色,緑色,青色)各色毎の液晶パネルと偏光板や偏光ビームスプリッタ等を冷却するための吸気ファンとして2台の遠心ファン(シロッコファン)15,15が内蔵されており、これらの遠心ファン15からの冷却風が吐出側ダクト16を介して吹出口17から液晶パネルと偏光板や偏光ビームスプリッタ等の光学部品に送風されて、これらが冷却されるようになっている。
図4,図5は本実施形態の吸気構造を示す図で、図4(a)は吸気口部分の分解斜視図、図4(b)は開閉蓋とフィルタの関係を裏側から見た斜視図、図5は吸気口部分の要部縦断面図である。
本実施形態においては、前述した遠心ファン15における吸入側ダクト18の吸気口19にフィルタ着脱用の開閉蓋6を有しており、電磁波を遮蔽するシールド部材20をフィルタ21と開閉蓋6の間に挿入すると、フィルタ着脱の際に邪魔になるうえ、吸気口19周りの他のシールド部材と接触を保つことが困難になるため、吸気口19にシールド部材20を装着してからフィルタ21を装着するようになっている。
外壁となる開閉蓋6と内壁となるシールド部材20のそれぞれには、図5に示すように、吸気口19の内側に配置されている遠心ファン15と一直線上に配置されないように、多数の通気孔から成る吸気口4,22がずらして形成されている。具体的には、開閉蓋6の吸気口4とシールド部材20の吸気口22を上下にずらして、シールド部材20の吸気口22が上側で、開閉蓋6の吸気口4が下側に位置するように形成されている。これにより、遠心ファン15から発せられて吸入側ダクト18の吸気口19から漏れ出ようとする駆動音は、破線の矢印で示すように、シールド部材20又は開閉蓋6の吸気口非形成部分で遮断されるので、開閉蓋6の吸気口4から装置外へ駆動音が直接漏れるのを防ぐことができる。
さらに、開閉蓋6とシールド部材20間には、フィルタ濾材23が襞折りされて成るプリーツ型フィルタ21をその折り溝が開閉蓋6の吸気口4とシールド部材20の吸気口22間を繋ぐ方向と平行,すなわち本実施形態では上下方向になるように形成して配置されるようになっている。
なお、本実施形態においては、プリーツ型フィルタ21の折り溝が上下方向を向くようにしたが、開閉蓋6の吸気口4とシールド部材20の吸気口22を左右方向(横方向)にずらして形成する場合は、プリーツ型フィルタ21の折り溝も左右方向を向くようにする必要がある。
また、図4に示すように、フィルタ濾材(図示せず)が襞折りされて成るプリーツ型フィルタ21の枠体24の両端側面には、開閉蓋6方向に向かって延びると共に先端側がやや外側に向けられた弾性片25が形成されている。一方、上記弾性片25に対応した開閉蓋6の内面両側には、弾性片25に向かって突出した状態に形成された押さえ突起26が形成されており、開閉蓋6を閉じたときに押さえ突起26がフィルタ枠体24の弾性片25の内側に係合摺接して、フィルタ21をシールド部材20を介して吸気口19に弾性的に押さえ付けるように構成されている。
なお、本実施形態においては、上述したようにフィルタ21の枠体24側に弾性片25を形成し、開閉蓋6側に押さえ突起26を形成したが、逆にフィルタ21の枠体24側に突起を形成し、開閉蓋6側に弾性部材を形成しても良い。さらには、フィルタ21の枠体24と開閉蓋6のいずれか一方のみに他方に弾性的に当接する弾性部材を設けても良い。要は、フィルタ21と開閉蓋6の少なくとも一方に、開閉蓋6を閉じたときにフィルタ21をシールド部材20を介して吸気口19に弾性的に押さえ付ける弾性係合部材を備えれば良い。
図6(a)は、本実施形態の冷却ファン取付構造の要部を示す斜視図、図6(b)はその要部縦断面図である。
本実施形態においては、上述した吸気口19の内側に配置される冷却ファンとしての遠心ファン15が、本体ケース2の下ケース2bを遠心ファン支持部材27とし、遠心ファン15の吸入口15a側のダクト(吸入側ダクト)18を遠心ファンカバー部材28とした取付部29に取り付けられている。
上記遠心ファン15は、そのケーシング15bの外周面に突設された一対の位置決め固定部15c,15cが、これらに対応して遠心ファン支持部材27から突設された位置決め固定部27c,27cにネジ等により固定されて上記取付部29に位置決め固定されるようになっている。
そして、下方の遠心ファン支持部材27と上方の遠心ファンカバー部材28の双方から遠心ファン15に向けて、その位置決め固定部15cよりも遠心ファン15の羽根側で、遠心ファン15の中心部に対して対称にそれぞれ一対の支持突起27a,28aが突設されている。また、下側と上側の支持突起27a,28aはそれぞれ同軸上に配置されている。本実施形態では、遠心ファン15のケーシング15bのうち大きな強度が得られる外周縁に対応して上記支持突起27a,28aを形成している。
さらに、上記各支持突起27a,28aの先端面には、合成ゴム等から成るリング状の弾性部材30が接着剤等により貼り付けられるようになっている。すなわち、遠心ファン15は、先端面に弾性部材30が貼り付けられた上下の支持突起28a,27aで挟み込まれるようにして弾性的に支持されるように構成されている。
なお、図6では、吸気口19の内側に配置される2台の遠心ファン15,15の一方のみを示したが、他方も同様に構成されている。
図7は、本実施形態のフィルタ目詰まり検知機構を示すブロック図、図8はファン電圧−回転数特性の例をグラフ化して示した図である。
本実施形態においては、前述した遠心ファン(冷却ファン)15の動作モードを平地モードと高地モードに切り替える高地/平地動作切替スイッチ(切替手段)50がユーザメニューにソフトウエアスイッチとして備えれると共に、フィルタ目詰まりをLEDの点滅表示等によって警告表示する警告表示部(報知手段)51が前述した操作表示部3等に備えられている。なお、高地/平地動作切替スイッチ50は操作表示部3等にハードウエアスイッチとして設けても良く、また、警告表示部51の代わり或いは併用してブザーや音声等により警告報知するようにしても良い。
また、液晶プロジェクタ1の全体を制御するマイコン(制御手段)100は、上述した高地/平地動作切替スイッチ50が平地モードのときは、動作中のファン電圧を取得して、予めマイコン100内の不揮発性メモリに記憶されている平地モード時の基準電圧−回転数特性(図8の「基準」を参照)に基づき上記ファン電圧時の基準回転数を求めると共に動作中のファン回転数を取得して、得られた基準回転数よりもファン回転数が所定の閾値(図8の「目詰まり」から「基準」を差し引いた値)を超えて大きい場合には上述した警告表示部51を介して前述したフィルタ21の目詰まり警告表示を行うように制御する。
一方、高地/平地動作切替スイッチ50が高地モードになったとき,すなわち高地に設置されたとき(フィルタ21はクリーンな状態)は、動作中のファン15の電圧−回転数特性を取得してマイコン100内の書き込み可能な不揮発性メモリに記憶すると共に、動作中のファン電圧を取得して、上記で取得して記憶してある高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき上記ファン電圧時の基準回転数を求めると共に動作中のファン回転数を取得して、得られた基準回転数よりもファン回転数が所定の閾値を超えて大きくなった場合には警告表示部51を介してフィルタ21の目詰まり警告報知を行うように制御する。
本実施形態の液晶プロジェクタ1は以上のように構成されて、図2に示した光源ランプユニット9から照射された光を光学系10を介してRGBの3色に分離すると共に、各色毎の液晶パネルで映像信号に基づき変調し、変調された映像光を合成して、投写レンズ8を介してスクリーン上に拡大投写するようになっている。
上記光学系10を構成する各色毎の液晶パネルと偏光板や偏光ビームスプリッタ等の光学部品は、図3に示したように吸気口4の内側に内蔵された2台の遠心ファン15,15からの冷却風が吐出側ダクト16を介して、上記光学部品の下側に形成された吹出口17から吹き付けられて冷却される。
また、光源ランプユニット9は、図2に示したランプ冷却専用の遠心ファン14からの吐出風が吹き付けれて冷却されると共に、温度が上昇したランプ周りの空気が軸流ファン13により吸い込まれて排気口7から装置外に排出されることにより冷却される。
一方、電源ユニット11は、温度が上昇した内部や周囲の空気が軸流ファン12により吸い込まれて排気口7から装置外に排出されると共に、当該軸流ファン12の吸引によって電源ユニット11の内部や外表面に生じる空気流によって冷却される。
図9は、本実施形態のフィルタ目詰まり検知のマイコン100による制御動作の要部を示すフローチャートであり、このフローチャートで示す制御が開始されると、先ず高地/平地動作切替スイッチ50の状態に基づき、動作モードが平地モードか否かをチェックする(ステップ101)。
動作モードが平地モードであれば、動作中の遠心ファン15のファン電圧(PWM制御のデューティー比)V1を取得して(ステップS101のY→ステップS102)、予めマイコン100内の不揮発性メモリに記憶されている平地モード時の基準電圧−回転数特性Qdに基づき上記ファン電圧V1時の基準回転数Rd1を求める(ステップS103)。
次に、動作中の遠心ファン15のファン回転数R1を取得して(ステップS104)、ファン回転数R1が基準回転数Rd1よりも所定の閾値Aを超えて大きい(R1−Rd1>A)か否かをチェックする(ステップS105)。なお、上記所定の閾値Aは、図8に示すようにファン電圧によって異なる値で、これらもマイコン100内の不揮発性メモリに予め記憶されている。
ファン回転数R1が基準回転数Rd1よりも所定の閾値Aを超えて大きくない間は、上記ステップS101に戻って上述した処理を繰り返すが、ファン回転数R1が基準回転数Rd1よりも所定の閾値Aを超えて大きくなると、フィルタ21が目詰まりしていることになるので、警告表示部51を用いてLEDの点滅表示等により目詰まり警告表示を行う(ステップS105のY→ステップS106)。この目詰まり警告表示によってフィルタ21の目詰まりを知った利用者等が開閉蓋6を開けてフィルタ21のメンテナンスを行うことで、フィルタ21の目詰まりが解消される。
一方、フィルタ21がクリーンな状態の液晶プロジェクタ1を高地に設置し、高地/平地動作切替スイッチ50を高地モードに設置して動作させた場合には、ステップS101で、動作モードが平地モードでないと判断して、ステップS107に分岐する。
ステップS107では、設置された高地の高さ(気圧)における遠心ファン15の動作中の電圧−回転数特性Qnを新たに取得して、マイコン100内の書き込み可能な不揮発性メモリに記憶する。
そして、前記と同様に、動作中の遠心ファン15のファン電圧V2を取得して(ステップS108)、上記によってマイコン100内の不揮発性メモリに記憶した高地モード時の基準電圧−回転数特性Qnに基づき上記ファン電圧V2時の基準回転数Rd2を求める(ステップS109)。
次に、動作中の遠心ファン15のファン回転数R2を取得して(ステップS110)、ファン回転数R2が基準回転数Rd2よりも所定の閾値Aを超えて大きい(R2−Rd2>A)か否かをチェックする(ステップS111)。
ファン回転数R2が基準回転数Rd2よりも所定の閾値Aを超えて大きくない間は、上記ステップS108に戻って上述した処理を繰り返すが、ファン回転数R2が基準回転数Rd2よりも所定の閾値Aを超えて大きくなると、フィルタ21が目詰まりしていることになるので、警告表示部51を用いてLEDの点滅表示等により目詰まり警告表示を行う(ステップS111のY→ステップS112)。この目詰まり警告表示によってフィルタ21の目詰まりを知った利用者等が開閉蓋6を開けてフィルタ21のメンテナンスを行うことで、フィルタ21の目詰まりが解消される。
上記高地モード時には、動作モードを変更しない限り,すなわち設置場所が変わらない限り、ステップ113からステップS108に戻って上述した処理が繰り返されるので、ステップS107の「動作中の電圧−回転数特性Qnの取得」が繰り返し行われることはなく、設置場所を変更したときに動作モード変更を行うと、最初のステップS101に戻って最初からの処理が実行される。
以上のように、本実施形態のフィルタ目詰まり検知機構によれば、冷却ファンとしての遠心ファン15の動作モードを平地モードと高地モードに切り替える高地/平地動作切替スイッチ50と、この高地/平地動作切替スイッチ50が高地モードのときは、動作中のファン電圧V2を取得して、高地モード時の基準電圧−回転数特性Qnに基づき前記ファン電圧V2時の基準回転数Rd2を求めると共に動作中のファン回転数R2を取得して、得られた基準回転数Rd2よりもファン回転数R2が所定の閾値Aを超えて大きい場合には警告表示部51を介してフィルタ21の目詰まり警告表示を行うようにしたことにより、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができる。
さらに、平地モード時の基準電圧−回転数特性Qdとして予め記憶されたものを用いる一方、高地モード時の基準電圧−回転数特性Qnとしては高地/平地動作切替スイッチ50が高地モードに切り替えられたときに取得したものを用いることにより、設置した高地の高さ(気圧)に応じた基準電圧−回転数特性Qnに基づきフィルタ目詰まり検知が行われるので、高地でのフィルタ目詰まり検知をより精度良く行うことができる。
また、本実施形態の液晶プロジェクタ1のような投写型映像表示装置に上記のようなフィルタ目詰まり検知機構を採用したことにより、当該装置内には、塵埃の侵入を最も嫌うと共に冷却を必要とする光学系を有しているので、特に有効である。
一方、本実施形態の吸気構造によれば、フィルタ21と開閉蓋6の少なくとも一方に、開閉蓋6を閉じたときにフィルタ21をシールド部材20を介して吸気口19に弾性的に押さえ付ける弾性係合部材を備えたことにより、吸気口19とシールド部材20とフィルタ21を密着させることができるので、吸気口19とフィルタ21の間にシールド部材20を配置してもフィルタ性能を向上することができる。
さらに、上記弾性係合部材を、フィルタ21の枠体24の両端側面に形成された弾性片25と、当該弾性片25に対応した開閉蓋6の内面両側に弾性片25に向かって突出した状態に形成された押さえ突起26とから構成したことにより、比較簡単な構成で安価にフィルタ性能を向上することができる。
また、吸気口4,22をずらして形成した開閉蓋6とシールド部材20間に、プリーツ型フィルタ21をその折り溝が開閉蓋6の吸気口4とシールド部材20の吸気口22間を繋ぐ方向と平行になるように形成して配置したことにより、プリーツ型フィルタ21の折り溝が吸気流路となって別途吸気流路のスペースを確保する必要がないので、吸気口4から遠心ファン15の駆動音が装置外へ直接漏れるのを防ぐことができると共に、フィルタ21の厚み分のスペースだけで済んで、装置が大型化するのを防ぐことができる。
さらに、開閉蓋6の吸気口4とシールド部材20の吸気口22を上下にずらして、シールド部材20の吸気口22が上側で開閉蓋6の吸気口4が下側に位置するように形成したことにより、吸気口4から遠心ファン15の駆動音が僅かに漏れても、漏れた駆動音は下方に向かうので、一般的な床設置形態での利用者への影響が特に少なくなる。
そして、本実施形態の液晶プロジェクタ1のような投写型映像表示装置に上記のような吸気構造を採用したことにより、吸気口4から遠心ファン15の駆動音が漏れるのを抑制することができると共に、フィルタ21の厚み分のスペースで済むので、より静かな環境で映像を鑑賞できると共に、装置が大型化するのを防ぐことができ、また、塵埃の侵入を最も嫌う光学系を有しているので、フィルタ性能を向上することができて、特に有効である。
また、従来よりファン外周を覆うような防振ファンカバーはあるが、このような防振ファンカバーでは外周側に吐出口がない軸流ファンでも特殊な形状の弾性部材が必要でコスト高となる。これに対して、本実施形態の冷却ファン(遠心ファン)取付構造によれば、支持突起27a,28aの先端面に貼り付ける簡単な弾性部材30で済むので、特殊な形状の弾性部材を必要とせずに、遠心ファン15の振動が本体ケース2へ伝播して騒音となるのを抑制する構造を安価に実現できる。さらに、遠心ファン15の固定部15c以外で、固定部15cよりも大きな振動が発生する羽根側を弾性部材30を介して支持することで、固定部15cに弾性部材を備えるよりも大きな制振効果を得ることができる。
また、ファン外周を覆う従来の防振ファンカバーを本実施形態のように外周側に吐出口がある遠心ファン15に適用する場合には、軸流ファンと比べてさらに複雑な形状が必要になるので、より効果的である。
また、各支持突起27a,27a及び28a,28aは遠心ファン15の中心部に対して対称に配置されているので、安定した状態で支持しながら大きな制振効果を得ることができる。
さらに、下側と上側の支持突起27a,28aは同軸上に配置されているので、両面側から安定した状態で支持しながら大きな制振効果を得ることができる。
また、遠心ファンカバー部材28に遠心ファン15の吸入側ダクト18を用いたことにより、吸入側ダクト18を有効利用して安価に実現できる。
さらに、遠心ファン支持部材27に遠心ファン15が収納される本体ケース2の下ケース2bを用いたことにより、本体ケース2の下ケース2bを有効利用して安価に実現できる。
また、本実施形態の液晶プロジェクタ1のような投写型映像表示装置に上記のような冷却ファン(遠心ファン)取付構造を採用したことにより、遠心ファン15の振動が本体ケース2に伝播して騒音が大きくなるのを安価に且つ効果的に防ぐことができるので、より静かな環境で映像を鑑賞できて、特に有効である。
図10は、フィルタ目詰まり検知機構の他の実施形態を示すブロック図である。
本実施形態においては、前記実施形態の高地/平地動作切替スイッチ50に代わって気圧センサ52が備えられている。
また、マイコン(制御手段)100は、動作中のファン電圧を取得して、予めマイコン100内の不揮発性メモリに記憶されている平地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき上記ファン電圧時の基準回転数を求めると共に動作中のファン回転数を取得して、気圧センサ52によって検出される気圧が所定の気圧(平地と高地の境の気圧)以上の時は、得られた基準回転数よりもファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合に警告表示部51を介してフィルタ21の目詰まり警告表示を行うように制御する。
一方、気圧センサ52によって検出される気圧が所定の気圧に満たない時は、予めマイコン100内の不揮発性メモリに記憶されている高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき上記ファン電圧時の基準回転数を求めると共に、得られた基準回転数よりもファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には警告表示部51を介してフィルタ21の目詰まり警告表示を行うように制御する。
図11は、本実施形態のフィルタ目詰まり検知のマイコン100による制御動作の要部を示すフローチャートであり、このフローチャートで示す制御が開始されると、先ず動作中の遠心ファン15のファン電圧(PWM制御のデューティー比)V1を取得する(ステップS201)
次に、予めマイコン100内の不揮発性メモリに記憶されている平地モード時の基準電圧−回転数特性Qdに基づき上記ファン電圧V1時の基準回転数Rd1を求めると共に、動作中の遠心ファン15のファン回転数R1を取得する(ステップS202→ステップS203)。
そして、気圧センサ52の出力気圧T1を取得し、得られた気圧T1が平地と高地の境の気圧Taより小さいか否かをチェックする(ステップS204→ステップS205)。
気圧T1が平地と高地の境の気圧Taより小さくない場合は、上記ファン回転数R1が基準回転数Rd1よりも所定の閾値Aを超えて大きい(R1−Rd1>A)か否かをチェックする(ステップS205のN→ステップS206)。
ファン回転数R1が基準回転数Rd1よりも所定の閾値Aを超えて大きくない間は、上記ステップS201に戻って上述した処理を繰り返すが、ファン回転数R1が基準回転数Rd1よりも所定の閾値Aを超えて大きくなると、フィルタ21が目詰まりしていることになるので、警告表示部51を用いてLEDの点滅表示等により目詰まり警告表示を行う(ステップS206のY→ステップS207)。この目詰まり警告表示によってフィルタ21の目詰まりを知った利用者等が開閉蓋6を開けてフィルタ21のメンテナンスを行うことで、フィルタ21の目詰まりが解消される。
一方、フィルタ21がクリーンな状態の液晶プロジェクタ1を高地に設置すると、上記気圧センサ52によって検出される気圧T1が平地と高地の境の気圧Taより小さくなるので、ステップS205からステップS208に分岐する。
ステップS208では、予めマイコン100内の不揮発性メモリに記憶されている高地モード時の基準電圧−回転数特性Qaに基づき上記ファン電圧V1時の基準回転数Ra1を求める。
そして、上記ファン回転数R1が基準回転数Ra1よりも所定の閾値Aを超えて大きい(R1−Ra1>A)か否かをチェックする(ステップS209)。
ファン回転数R1が基準回転数Ra1よりも所定の閾値Aを超えて大きくない間は、上記ステップS201に戻って上述した処理を繰り返すが、ファン回転数R1が基準回転数Ra1よりも所定の閾値Aを超えて大きくなると、フィルタ21が目詰まりしていることになるので、警告表示部51を用いてLEDの点滅表示等により目詰まり警告表示を行う(ステップS209のY→ステップS207)。この目詰まり警告表示によってフィルタ21の目詰まりを知った利用者等が開閉蓋6を開けてフィルタ21のメンテナンスを行うことで、フィルタ21の目詰まりが解消される。
なお、上記では、高地モード時の基準電圧−回転数特性Qaを一種類しか予め記憶していないが、例えば1000m〜2000mの特性、2000m〜3000mの特性というように、所定の気圧範囲毎に高地モード時の基準電圧−回転数特性を複数種用意して予め記憶しておき、気圧センサ52によって検出される気圧に応じて、予め記憶された複数の基準電圧−回転数特性の中から選択して用いるようにしても良い。
以上のように、本実施形態のフィルタ目詰まり検知機構によれば、気圧センサ52によって検出される気圧T1が所定の気圧Taに満たない時は、高地モード時の基準電圧−回転数特性Qaに基づき動作中のファン電圧V1時の基準回転数Ra1を求めると共に、得られた基準回転数Ra1よりも動作中のファン回転数R1が所定の閾値Aを超えて大きい場合には警告表示部51を介してフィルタの目詰まり警告表示を行うようにしたことにより、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができる。
また、平地モード時の基準電圧−回転数特性Qd及び高地モード時の基準電圧−回転数特性Qaとして、それぞれ予め記憶されたものを用いることにより、制御が余り複雑になることなく、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができる。
さらに、高地モード時の基準電圧−回転数特性Qaとして、所定の気圧範囲毎に予め記憶された複数の基準電圧−回転数特性の中から気圧センサ52によって検出される気圧に応じて選択して用いるようにすれば、高地でのフィルタ目詰まり検知をより精度良く行うことができる。
なお、上記各実施形態のフィルタ目詰まり検知においては、ファン電圧を基準とした基準電圧−回転数特性に基づく制御例について示したが、逆に、ファン回転数を基準とした基準回転数−電圧特性に基づき制御することも可能である。この場合には、上述してきた実施形態の「電圧」と「回転数」が逆になると共に、気圧の低下や目詰まりによって、同じファン電圧に対してファン回転数は大きくなるが、同じファン回転数に対してはファン電圧は小さくなるので、ファン電圧が所定の閾値を超えて小さい場合にフィルタの目詰まり警告報知を行うようにすれば良い。
また、上記実施形態では、投写型映像表示装置として光変調素子に液晶パネルを用いた液晶プロジェクタを示したが、他の映像光生成系を備える投写型映像表示装置においても本願発明を適用することができる。すなわち、DLP(Digital Light Processing;テキサス・インスツルメンツ(TI)社の登録商標)方式等のプロジェクタにおいても本願発明を適用することができる。また、前面投写型の他、背面投写型映像表示装置においても本願発明を適用することができる。
また、投写型映像表示装置に限らず、一般的な電子機器においても、上記のようなフィルタ目詰まり検知機構や吸気構造や冷却ファン取付構造を採用することにより、高地でもフィルタ目詰まり検知を精度良く行うことができ、また、吸気口から冷却ファンの駆動音が漏れるのを抑制することができると共に、フィルタの厚み分のスペースで済むので機器の大型化を防ぐことができ、また、フィルタ性能を向上することができ、さらには冷却ファンの振動が機器本体に伝播して騒音が大きくなるのを安価に且つ効果的に防ぐことができる。
本願発明の一実施形態としての液晶プロジェクタの全体構成を示す斜視図で、背面側斜め上方から見た外観斜視図。 同じくその上ケースや制御基板等を取り外して見た斜視図。 同じくその光学系を取り外して見た斜視図。 本実施形態の吸気構造を示す図で、(a)は吸気口部分の分解斜視図、(b)は開閉蓋とフィルタの関係を裏側から見た斜視図。 同じく吸気口部分の要部縦断面図。 本実施形態の冷却ファン取付構造を示す図で、(a)はその要部を示す斜視図、(b)はその要部縦断面図。 本実施形態のフィルタ目詰まり検知機構を示すブロック図。 ファン電圧−回転数特性の例をグラフ化して示した図。 本実施形態のフィルタ目詰まり検知のマイコンによる制御動作の要部を示すフローチャート。 他の実施形態のフィルタ目詰まり検知機構を示すブロック図。 他の実施形態のフィルタ目詰まり検知のマイコンによる制御動作の要部を示すフローチャート。
符号の説明
1 液晶プロジェクタ
2 本体ケース
2a 上ケース
2b 下ケース
4 吸気口
6 開閉蓋
7 排気口
8 投写レンズ
9 光源ランプユニット
10 光学系
11 電源ユニット
12,13 軸流ファン
14,15 遠心ファン
15a 吸入口
15b ケーシング
15c 位置決め固定部
16 吐出側ダクト
17 吹出口
18 吸入側ダクト
19 吸気口
20 シールド部材
21 フィルタ
22 吸気口
23 フィルタ濾材
24 フィルタ枠体
25 弾性片
26 押さえ突起
27 遠心ファン支持部材
27a 支持突起
27c 位置決め固定部
28 遠心ファンカバー部材
28a 支持突起
29 取付部
30 弾性部材
50 高地/平地動作切替スイッチ
51 警告表示部
52 気圧センサ
100 マイコン

Claims (3)

  1. フィルタを介して外気を吸い込んで発熱部品を冷却する冷却ファンの動作モードを平地モードと高地モードに切り替える切替手段と、この切替手段が平地モードのときは、予め記憶させている、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す平地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う一方、前記切替手段が高地モードのときは、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す高地モード時の基準電圧−回転数特性を取得すると共に、記憶手段に記憶させ、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を、高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う制御手段とを備えたことを特徴とするフィルタ目詰まり検知機構。
  2. フィルタを介して外気を吸い込んで発熱部品を冷却する冷却ファンの設置場所の気圧を検出する気圧検出手段と、前記気圧検出手段によって検出される気圧が所定の気圧以上の時は、予め記憶させている、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す平地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う一方、前記気圧検出手段によって検出される気圧が所定の気圧に満たない時は、冷却ファンを動作させる電圧に対する回転数との関係を示す高地モード時の基準電圧−回転数特性を取得すると共に、記憶手段に記憶させ、現在冷却ファンを動作させている電圧に対する基準回転数を、高地モード時の基準電圧−回転数特性に基づき算出すると共に、現在動作中のファン回転数を取得し、得られた基準回転数よりも現在のファン回転数が所定の閾値を超えて大きい場合には報知手段を介してフィルタの目詰まり警告報知を行う制御手段とを備えたことを特徴とするフィルタ目詰まり検知機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載の目詰まり検知機構を備えてフィルタの目詰まり検知を行うと共に、光源ランプから照射された光を映像信号に基づき変調し、変調された映像光を拡大投写することを特徴とする投写型映像表示装置。
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