JP5214810B2 - 位置情報分析装置および位置情報分析方法 - Google Patents

位置情報分析装置および位置情報分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5214810B2
JP5214810B2 JP2011536152A JP2011536152A JP5214810B2 JP 5214810 B2 JP5214810 B2 JP 5214810B2 JP 2011536152 A JP2011536152 A JP 2011536152A JP 2011536152 A JP2011536152 A JP 2011536152A JP 5214810 B2 JP5214810 B2 JP 5214810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
users
point
area
point data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011536152A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011046138A1 (ja
Inventor
智大 永田
一郎 岡島
基成 小林
勇輝 大薮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2011536152A priority Critical patent/JP5214810B2/ja
Publication of JPWO2011046138A1 publication Critical patent/JPWO2011046138A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5214810B2 publication Critical patent/JP5214810B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/04Forecasting or optimisation specially adapted for administrative or management purposes, e.g. linear programming or "cutting stock problem"
    • G06Q10/047Optimisation of routes or paths, e.g. travelling salesman problem
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/0104Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions
    • G08G1/0108Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data
    • G08G1/012Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data from other sources than vehicle or roadside beacons, e.g. mobile networks

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、パーソントリップ情報(例えば、始点区画から終点区画への移動人数情報や、移動モード別の移動人数情報)を分析する位置情報分析装置および位置情報分析方法に関する。
従来より、個々のユーザの位置情報に応じて、さまざまなサービス(情報提供など)を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、サーバ装置が、ユーザの現在位置に対応する移動先リスト(過去に当該位置にいた多くのユーザが移動先として選択した移動場所のリスト)を生成し、ユーザに提供する、といった技術が提案されている。
特開2007−110341号公報
しかし従来は、ユーザの位置情報に応じて個々のユーザにサービス提供する技術は多く提案されているものの、多数のユーザの位置情報を巨視的に分析する技術については、あまり提案されていなかった。
一方、消費者動向等の分析のため、多数のユーザを対象とするパーソントリップ情報へのニーズは非常に高まっている。
本発明は、上記課題に鑑み、簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、有用なパーソントリップ情報を速やかに提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る位置情報分析装置は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、始点区画から終点区画への移動人数情報を分析する位置情報分析装置であって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる前記ポイントデータを入力するポイントデータ入力部と、入力された前記ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザの出没エリアとして抽出する出没エリア抽出部と、ユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合し、当該結合後のデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の軌跡をユーザ毎に求め、当該ユーザ毎の出没エリア間の軌跡のうち、前記選択された始点区画から前記選択された終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出するユーザ軌跡抽出部と、抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数を算出するユーザ数算出部と、を備えることを特徴とする。また、位置情報分析装置は、ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を、前記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する総移動人数算出部をさらに備えてもよい。
なお、上記の「総移動人数に対する移動ユーザ数の比率」とは、(総移動人数:移動ユーザ数)の比の値、即ち、総移動人数を移動ユーザ数で除した値を意味する。以下同様に、本明細書において「Aに対するBの比率」とは、(A:B)の比の値、即ち、AをBで除した値を意味する。
ここでの「ポイントデータ」としては、GPS測位システムやPRACH PDによる位置情報取得システムで得られた位置測位データ、又は、OPSデータを採用することができる。但し、OPSデータには、厳密な位置情報(緯度・経度情報)が含まれていないので、例えば、あるユーザが在圏するエリア情報を、当該ユーザが当該エリアの重心位置に位置するものと推定し、エリア情報を当該エリアの重心位置の位置情報(緯度・経度情報)に変換することで、OPSデータからポイントデータを得ることができる。
上記の位置情報分析装置では、選択部を介して始点区画および終点区画が選択されるとともに、ポイントデータ入力部が複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを入力する。次に、出没エリア抽出部が、入力されたポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを、複数のユーザの出没エリアとして抽出する。そして、ユーザ軌跡抽出部が、ユーザ毎のポイントデータと上記抽出された出没エリアとを結合し、当該結合後のデータにて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の軌跡をユーザ毎に求め、当該ユーザ毎の出没エリア間の軌跡のうち、上記選択された始点区画から上記選択された終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出する。さらに、ユーザ数算出部は、抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、始点区画から終点区画への移動ユーザ数を算出する。ここで、始点区画から終点区画への移動ユーザ数を得ることができる。さらに、総移動人数算出部が、上記ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、始点区画から終点区画への総移動人数を、上記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する。ここで、始点区画から終点区画への総移動人数を得ることができる。このようにして、比較的簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、有用なパーソントリップ情報を速やかに提供することができる。
上記の位置情報分析装置は、抽出された始点−終点間軌跡上の複数のポイントデータ、および、予め記憶された公共交通機関の路線地図データに基づいて、当該始点−終点間軌跡における移動モードを判定する移動モード判定部と、抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、移動モード別の始点区画から終点区画への移動ユーザ数を算出する移動モード別ユーザ数算出部と、をさらに備えてもよい。また、位置情報分析装置は、上記ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を、上記算出された移動モード別の移動ユーザ数と、移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する移動モード別移動人数算出部、をさらに備えてもよい。この場合、始点区画から終点区画への総移動人数に加え、移動モード別の移動人数を含む、より有用なパーソントリップ情報を提供することができる。
なお、ユーザ軌跡抽出部は、前記入力されたポイントデータをユーザ毎に分類し、ユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合部と、前記結合で得られた、前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、ユーザ毎の出没エリア間の軌跡を求める軌跡導出部と、前記選択された始点区画および終点区画の中に位置する出没エリアを、対象出没エリアとして抽出する対象出没エリア抽出部と、抽出された対象出没エリア内のユーザを抽出するユーザ抽出部と、前記抽出されたユーザの出没エリア間の軌跡を、前記ユーザ毎の出没エリア間の軌跡から抽出する軌跡抽出部と、抽出された軌跡のうち前記始点区画から前記終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出する始点−終点間軌跡抽出部と、を含んだ構成としてもよい。
また、移動モード判定部は、前記複数の時刻にわたる前記ユーザ毎のポイントデータにおける、時系列上で隣接するポイントデータ間の距離および時間差を求め、当該ポイントデータ間の距離および時間差に基づいて各ポイントデータ間の移動速度を算出する移動速度算出部と、算出された各ポイントデータ間の移動速度、前記ポイントデータに含まれる位置情報、および、予め記憶された前記公共交通機関の路線地図データに基づいて、各ポイントデータ間における移動モードを判定する判定部と、を含んだ構成としてもよい。
ところで、出没エリアの抽出手法については、ポイントデータをユーザ毎に分類するか否かに応じて、および、ポイントデータの密度に基づく抽出を行うかポイントデータのグループ化に基づく抽出を行うかに応じて、計4通りの態様が挙げられる。そのため、出没エリア抽出部の構成態様として、以下4通りの態様が挙げられる。
即ち、出没エリア抽出部は、予め複数に区域分けされた各区域における、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度を算出する全ユーザ密度算出部と、算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上である隣接した複数の区域から成るエリアを、前記出没エリアとして抽出する第1の抽出部と、を含む構成としてもよい。
また、出没エリア抽出部は、前記入力された全ユーザのポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化するグループ化部と、グループ化された複数のポイントデータを包含するエリアを、前記出没エリアとして抽出する第2の抽出部と、を含む構成としてもよい。
また、出没エリア抽出部は、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、分類されたユーザ毎のポイントデータについて、予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出するユーザ毎密度算出部と、算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求める合算部と、求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上である隣接した複数の区域から成るエリアを、前記出没エリアとして抽出する第3の抽出部と、を含む構成としてもよい。
また、出没エリア抽出部は、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、分類されたユーザ毎のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化するユーザ毎グループ化部と、ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを包含するエリアを、全ユーザについて重ね合わせる重ね合わせ部と、前記重ね合わせにより得られたエリアを、前記出没エリアとして抽出する第4の抽出部と、を含む構成としてもよい。
ところで、ユーザ数算出部は、前記同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡において一軌跡を残して他の軌跡を削除し、前記抽出された始点−終点間軌跡において、残った軌跡の数をもって、前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数としてもよい。同様に、移動モード別ユーザ数算出部は、前記同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡において一軌跡を残して他の軌跡を削除し、前記抽出された始点−終点間軌跡において、残った移動モード別の軌跡の数をもって、前記移動モード別の前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数としてもよい。
また、総移動人数算出部は、所定の出没エリア、始点区画および終点区画のうち何れかに関する、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値(全ポイントデータに含まれるユニークユーザ数(即ち、同一人物に関するポイントデータの重複を省いて得られたユーザ数))の比率を、前記総移動人数に対する移動ユーザ数の比率として算出し、算出された比率と前記移動ユーザ数とを乗算することで、前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を算出してもよい。
同様に、移動モード別移動人数算出部は、所定の出没エリア、始点区画および終点区画のうち何れかに関する、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を、前記移動人数に対する移動ユーザ数の比率として算出し、算出された比率と前記移動モード別の移動ユーザ数とを乗算することで、前記移動モード別の前記始点区画から前記終点区画への移動人数を算出してもよい。
ところで、位置情報分析装置に係る発明は、位置情報分析方法に係る発明として捉えることができ、以下のように記述することができる。位置情報分析方法に係る発明も、同様の作用・効果を奏する。
本発明の一側面に係る位置情報分析方法は、位置情報分析装置により実行され、始点区画から終点区画への移動人数情報を分析するための位置情報分析方法であって、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータであって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる当該ポイントデータを入力するポイントデータ入力ステップと、入力された前記ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザの出没エリアとして抽出する出没エリア抽出ステップと、ユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合し、当該結合後のデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の軌跡をユーザ毎に求め、当該ユーザ毎の出没エリア間の軌跡のうち、前記選択された始点区画から前記選択された終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出するユーザ軌跡抽出ステップと、抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数を算出するユーザ数算出ステップと、を備えることを特徴とする。また、位置情報分析方法は、前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を、前記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する総移動人数算出ステップをさらに備えてもよい。さらに、位置情報分析方法は、算出された前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を出力する出力ステップをさらに備えてもよい。
本発明によれば、簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、有用なパーソントリップ情報を速やかに提供することができる。
第1、第2実施形態の通信システムのシステム構成図である。 第1実施形態の位置情報分析装置の機能ブロック構成図である。 出没エリア抽出部のさまざまな構成例を示す図である。 ユーザ軌跡抽出部の構成例を示す図である。 第1実施形態の位置情報分析処理に関するフローチャートである。 出没エリアの抽出処理のさまざまな態様を示すフローチャートである。 図5の処理を説明するための図である。 位置情報DBから得られるポイントデータを示す図である。 処理過程におけるポイントデータを示す図である。 総移動人数の表示出力例を示す図である。 第2実施形態の位置情報分析装置の機能ブロック構成図である。 第2実施形態の位置情報分析処理に関するフローチャートである。 移動モードの判定処理に関するフローチャートである。 総移動人数および移動モード別の移動人数の表示出力例を示す図である。 処理過程におけるラインデータを示す図である。 出没エリア抽出部の別の構成例を示す図である。 出没エリアの抽出処理の別の態様を示すフローチャートである。
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の通信システム10のシステム構成図である。図1に示すように、この通信システム10は、移動機100、BTS(基地局)200、RNC(無線制御装置)300、交換機400、各種処理ノード700、および管理センタ500を含んで構成されている。また、この管理センタ500は、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503、および可視化ソリューションユニット504から構成されている。
交換機400は、BTS200、RNC300を介して、移動機100の位置情報を収集する。RNC300は、移動機100との間で通信接続が行われる際に、RRCコネクション要求信号における遅延値を用いて移動機100の位置を測定することができる。交換機400は、このように測定された移動機100の位置情報を、移動機100が通信接続を実行する際に受け取ることができる。交換機400は受け取った位置情報を記憶しておき、所定のタイミング、または管理センタ500からの要求に応じて収集した位置情報を管理センタ500に出力する。ここで、一般的に、RNC300は、約千個からなるものであり、日本全国に配置されている。一方で、交換機400は、300個程度日本国内に配置されている。
各種処理ノード700は、RNC300および交換機400を通じて移動機100の位置情報を取得し、場合によっては位置の再計算などを行い、所定のタイミングで、または、管理センタ500からの要求に応じて、収集された位置情報を管理センタ500に出力する。
管理センタ500は、上述したとおり、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503、および可視化ソリューションユニット504を含んで構成されており、各ユニットでは、移動機100の位置情報に用いた統計処理を行う。
社会センサユニット501は、各交換機400および各種処理ノード700から、又は、オフラインで、移動機100の位置情報等を含んだデータを収集するサーバ装置である。この社会センサユニット501は、交換機400および各種処理ノード700から定期的に出力されたデータを受信したり、または社会センサユニット501において予め定められたタイミングに従って交換機400および各種処理ノード700からデータを取得したりできるように構成されている。
ペタマイニングユニット502は、社会センサユニット501から受信したデータを所定のデータ形式に変換するサーバ装置である。例えば、ペタマイニングユニット502は、ユーザIDをキーにソーティング処理を行ったり、エリアごとにソーティング処理を行ったりする。
モバイルデモグラフィユニット503は、ペタマイニングユニット502において処理されたデータに対する集計処理、すなわち各項目のカウンティング処理を行うサーバ装置である。例えば、モバイルデモグラフィユニット503は、あるエリアに在圏するユーザ数をカウントしたり、また在圏分布を集計したりすることができる。
可視化ソリューションユニット504は、モバイルデモグラフィユニット503において集計処理されたデータを可視可能に処理するサーバ装置である。例えば、可視化ソリューションユニット504は、集計されたデータを地図上にマッピング処理することができる。この可視化ソリューションユニット504にて処理されたデータは、企業、官公庁または個人等に提供され、店舗開発、道路交通調査、災害対策、環境対策などに利用される。なお、このように統計処理された情報は、当然にプライバシーを侵害しないように個人等は特定されないように加工されている。
なお、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504はいずれも、前述したようにサーバ装置により構成され、図示は省略するが、通常の情報処理装置の基本構成(即ち、CPU、RAM、ROM、キーボードやマウス等の入力デバイス、外部との通信を行う通信デバイス、情報を記憶する記憶デバイス、および、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイス)を備えることは言うまでもない。
[位置情報分析装置の構成]
次に、本実施形態に係る位置情報分析装置について説明する。図2には位置情報分析装置600の機能ブロック構成を示す。この図2に示すように、位置情報分析装置600は、選択部601、ポイントデータ入力部602、出没エリア抽出部603、ユーザ軌跡抽出部604、ユーザ数算出部605、総移動人数算出部606、および出力部607を備えている。各部の機能は後述する。
本実施形態における位置情報は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータの形式で処理される。多数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータは、位置情報データベース620に保存されている。ここでの「ポイントデータ」としては、GPS測位システムやPRACH PDによる位置情報取得システムで得られた位置測位データ、又は、OPSデータを採用することができる。但し、OPSデータには、厳密な位置情報(緯度・経度情報)が含まれていないので、例えば、あるユーザが在圏するエリア情報を、当該ユーザが当該エリアの重心位置に位置するものと推定し、エリア情報を当該エリアの重心位置の位置情報(緯度・経度情報)に変換することで、OPSデータからポイントデータを得ることができる。
図2の論理的な構成と図1のシステム構成との対応について概説する。ここでは、一例として、位置情報分析装置600が、図1のペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504に相当し、位置情報データベース620が、図1のペタマイニングユニット502に相当する。
以下、図2の位置情報分析装置600の各部の機能を説明する。選択部601は、位置情報分析装置600の操作員が始点区画および終点区画を選択するための構成である。ポイントデータ入力部602は、複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを位置情報データベース620から読み出して位置情報分析装置600に入力する。
出没エリア抽出部603は、入力されたポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合の当該ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを、出没エリアとして抽出する。ここでの「出没エリア」とは、特定の個人でなく多数のユーザが頻繁に訪れて滞在する傾向が認められるエリアを意味する。出没エリア抽出部603による出没エリアの抽出処理はさまざまな態様を採用することができ、各態様に応じて図3(a)〜(d)に示すさまざまな機能ブロック構成を採用することができる。本実施形態では、ポイントデータをユーザ毎に分類するか否かに応じて、および、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行うかポイントデータのグループ化に基づく抽出を行うかに応じて、計4通りの機能ブロック構成(図3(a)〜(d))を以下説明する。
出没エリア抽出部603は、図3(a)に示すように、2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における全ユーザのポイントデータの密度を算出する全ユーザ密度算出部603Aと、算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する第1の抽出部603Bと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う態様に相当する。
また、出没エリア抽出部603は、図3(b)に示すように、全ユーザのポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化するグループ化部603Cと、グループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを出没エリアとして抽出する第2の抽出部603Dと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う態様に相当する。
また、出没エリア抽出部603は、図3(c)に示すように、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部603Eと、分類されたユーザ毎のポイントデータについて、2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出するユーザ毎密度算出部603Fと、算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求める合算部603Gと、求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する第3の抽出部603Hと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う態様に相当する。
また、出没エリア抽出部603は、図3(d)に示すように、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部603Iと、分類されたユーザ毎のポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化するユーザ毎グループ化部603Jと、ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを、全ユーザについて2次元地図データ上で重ね合わせる重ね合わせ部603Kと、重ね合わせにより得られたエリアを出没エリアとして抽出する第4の抽出部603Lと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う態様に相当する。
上記4通りの態様のうち、ユーザ毎に分類したポイントデータからポイントデータの密度算出を行う図3(c)の態様や、ユーザ毎に分類したポイントデータに対しグループ化を行う図3(d)の態様では、密度算出処理やグループ化処理を分散して実行することで、処理負荷の分散を図ることができる。即ち、多数の対象ユーザを複数に分割し、分割した個々の対象ユーザ群ごとに、そのポイントデータに対し密度算出処理やグループ化処理を実行すればよい。
さて、図2に戻って、ユーザ軌跡抽出部604は、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと上記抽出された出没エリアとを結合し、当該結合後のデータにて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の軌跡をユーザ毎に求め、当該ユーザ毎の出没エリア間の軌跡のうち、始点区画から終点区画へ移動する軌跡を始点−終点間軌跡として抽出する。
このユーザ軌跡抽出部604は、より具体的には、図4のように構成することができる。即ち、図4に示すようにユーザ軌跡抽出部604は、入力されたポイントデータをユーザ毎に分類し2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと上記抽出された出没エリアとを結合する結合部604Aと、結合で得られたデータ(2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータ)にて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいてユーザ毎の出没エリア間の軌跡を求める軌跡導出部604Bと、始点区画および終点区画の中に位置する出没エリアを対象出没エリアとして抽出する対象出没エリア抽出部604Cと、抽出された対象出没エリア内のユーザを抽出するユーザ抽出部604Dと、抽出されたユーザの出没エリア間の軌跡を、上記ユーザ毎の出没エリア間の軌跡から抽出する軌跡抽出部604Eと、抽出された軌跡のうち始点区画から終点区画へ移動する軌跡を始点−終点間軌跡として抽出する始点−終点間軌跡抽出部604Fと、を含んだ構成とされている。
次に、図2のユーザ数算出部605は、ユーザ軌跡抽出部604により抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、始点区画から終点区画への移動ユーザ数を算出する。総移動人数算出部606は、上記ユーザ以外の一般人(ポイントデータに関係しない人)と上記ユーザとを含めた、始点区画から終点区画への総移動人数を、上記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とを乗算することで算出し、出力部607は、総移動人数算出部606により算出された始点区画から終点区画への総移動人数を出力する。なお、ここでの「総移動人数に対する移動ユーザ数の比率」としては、「所定範囲の地域における人口」に占める「位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数」の割合である端末契約率を用いてもよい。端末契約率を用いた例や端末契約率の求め方等については、後述する。また、上記の比率(端末契約率も含む)については、地域ごとの比率、性別ごとの比率、年代ごとの比率などを求めて利用してもよい。
[位置情報分析装置における各種の処理]
次に、位置情報分析装置600において実行される図5の位置情報分析処理を説明する。
位置情報分析装置600の操作員が選択部601によって始点区画および終点区画を選択し(図5のステップS1)、ポイントデータ入力部602が、複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを位置情報データベース620から読み出して位置情報分析装置600に入力する(ステップS2)。ポイントデータは、図8に示すようにユーザの位置を示す位置情報(緯度情報と経度情報)、当該位置情報が得られた時刻情報(タイムスタンプ)、および当該ユーザのユーザ識別子を含んでいる。ポイントデータ入力部602は、上記ステップS2におけるポイントデータの入力時に、各ポイントデータにユニークな識別子(ポイント識別子)を付加し、図9(a)に示す付加後のポイントデータを出没エリア抽出部603へ渡す。
次に、出没エリア抽出部603は、入力されたポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS3)。ステップS3の抽出処理には、前述したように計4通りの態様がある。以下、各態様について説明する。
ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う第1の態様では、出没エリア抽出部603は、前述した図3(a)の構成を備え、図6(a)に示すように全ユーザ密度算出部603Aが2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における全ユーザのポイントデータの密度を算出し(ステップS301)、第1の抽出部603Bが、上記算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS302)。なお、上記の区域分けとしては、メッシュ状に多数の正方形に区域分けしてもよいし、多数のポリゴン(多角形)状に区域分けしてもよい(以下に出てくる区域分けについても同様である)。また、ポイントデータの密度としては、算出結果の安定性の点からみて、ポイントデータのカーネル密度を算出することが望ましい(以下に出てくるポイントデータの密度算出処理についても同様である)。
また、ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う第2の態様では、出没エリア抽出部603は、前述した図3(b)の構成を備え、図6(b)に示すようにグループ化部603Cが全ユーザのポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化し(ステップS303)、第2の抽出部603Dが、グループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS304)。
また、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う第3の態様では、出没エリア抽出部603は、前述した図3(c)の構成を備え、図6(c)に示すように分類部603Eが全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し(ステップS305)、ユーザ毎密度算出部603Fが、分類されたユーザ毎のポイントデータについて、2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出する(ステップS306)。そして、合算部603Gが、算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求め(ステップS307)、第3の抽出部603Hが、求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS308)。
また、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う第4の態様では、出没エリア抽出部603は、前述した図3(d)の構成を備え、図6(d)に示すように分類部603Iが全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し(ステップS309)、ユーザ毎グループ化部603Jが、分類されたユーザ毎のポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化する(ステップS310)。そして、重ね合わせ部603Kが、ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを、全ユーザについて2次元地図データ上で重ね合わせ(ステップS311)、第4の抽出部603Lが、重ね合わせにより得られたエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS312)。なお、ステップS311の重ね合わせで複数ユーザについてエリアが重なった部分と、重ならなかった部分(1つのユーザのみのエリア)とが出てくるが、その場合、例えば、重ならなかった部分における半分の領域(隣接する重なった部分との境界に近い方の半分の領域)と、重なった部分とを包含するエリアを出没エリアとして抽出する、といった抽出手法を採ることが望ましい。
なお、図8に示す位置情報には、PRACH−PD処理で付与されるSAI(Subscriber Area ID)情報を含んでもよい。この場合、出没エリアの抽出処理は、例えば図17に示す処理となり、これを実現するための出没エリア抽出部603は、例えば図16に示すように、分類部603P、滞在時間導出部603Q、ユーザ数導出部603R、および第5の抽出部603Sを備えた構成を採用することができる。即ち、図16の分類部603Pが、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し(図17のステップS321)、次に、滞在時間導出部603Qが、各ユーザについて、あるエリアに在圏していることを示すSAI情報を含んだ時間的に連続する位置情報群ごとにタイムスタンプの最小値および最大値を求め、求めた最大値と最小値の差を当該あるエリアに滞在していた時間(以下「エリア内滞在時間」という)として求める(ステップS322)。これにより、各ユーザについて1つ又は複数のエリアに関するエリア内滞在時間が求められる。このとき、エリアごとに捉えた場合、各エリアについて1人又は複数のユーザに関するエリア内滞在時間が求められたこととなる。次に、ユーザ数導出部603Rが、各エリアについて、エリア内滞在時間が所定の閾値以上のユーザの数を求め(ステップS323)、第5の抽出部603Sが、ステップS323で求められたユーザ数が出没エリア判定のための基準値以上のエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS324)。このようにして、位置情報がPRACH−PD処理で付与されるSAI情報を含む場合でも、出没エリアを適正に抽出することができる。
以上のような図5のステップS3の抽出処理で得られた出没エリア情報(出没エリアID)、および図9(a)のポイントデータは、ユーザ軌跡抽出部604へ渡される。
図5において次のステップS4では、ユーザ軌跡抽出部604の結合部604Aは、入力された図9(a)のポイントデータをユーザ毎に分類し、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと上記抽出された出没エリア情報(出没エリアID)とを結合する。これにより、図9(b)に示す結合後のポイントデータが得られる。次に、軌跡導出部604Bは、ステップS4の結合で得られた図9(b)のポイントデータ(2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータ)にて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、ユーザ毎の出没エリア間の軌跡を導出する(ステップS5)。例えば、あるユーザについての出没エリアが、10時10分に「エリアA」、10時20分と10時30分と10時40分に「エリアB」、10時50分に「エリアC」である場合、出没エリアとして「エリアB」を想定したとき、エリアBには「エリアAから来た」点、およびエリアBから「エリアCへ行った」点が求められる。即ち、出没エリア間の軌跡として出没エリアの「エリアB」については、エリアAから来たので、Fromエリアとして「エリアA」が求められ、エリアCへ行ったので、Toエリアとして「エリアC」が求められる。ここで、軌跡導出部604Bは、図9(b)のポイントデータに対し、上記求められたFromエリアIDとToエリアIDとを付加し、図9(c)のポイントデータを生成する。なお、ポイントデータへの上記のFromエリアIDおよびToエリアIDの設定は必須ではない。
次に、対象出没エリア抽出部604Cは、始点区画および終点区画の中に位置する出没エリアを対象出没エリアとして抽出する(ステップS6)。ここで、対象出没エリア抽出部604Cは、図9(c)のポイントデータのうち、対象出没エリアに関するポイントデータのみに対し、対象出没エリアフラグを「1」にセットする。なお、対象出没エリアフラグはデフォルト値を「0」とする。そのため、対象出没エリアに関するポイントデータのみ、その対象出没エリアフラグが「1」にセットされる。例えば、図7(b)に示すように始点区画Xおよび終点区画Yの中に位置する対象出没エリアA1、A2、B1、B2が抽出され、図7(a)のように2次元地図データ上で分布したポイントデータのうち、対象出没エリアA1、A2、B1、B2に関するポイントデータのみ、その対象出没エリアフラグが「1」にセットされる。
次に、ユーザ抽出部604Dは、抽出された対象出没エリア内のユーザを抽出する(ステップS7)。例えば、対象出没エリアフラグが「1」にセットされたポイントデータのみを抽出し、該抽出したポイントデータより、対象出没エリア内のユーザを抽出することができる。
そして、軌跡抽出部604Eは、上記ユーザ毎の出没エリア間の軌跡から、ステップS7で抽出された対象出没エリア内のユーザに関する出没エリア間の軌跡を抽出する(ステップS8)。例えば、図7(c)に示すように、対象出没エリアA1、A2、B1、B2内のユーザに関するポイントデータを結ぶ軌跡が抽出される。図7(c)の例では、対象出没エリアA1−B1間の軌跡が1つ、対象出没エリアA1−B2間の軌跡が1つ、対象出没エリアA2−B1間の軌跡が1つ、対象出没エリアA2−B2間の軌跡が2つ抽出され、さらに、対象出没エリアA1と図示しない出没エリア間の軌跡L1、および対象出没エリアB2と図示しない出没エリア間の軌跡L2が抽出される。
さらに、始点−終点間軌跡抽出部604Fは、抽出された軌跡のうち、始点区画から終点区画へ移動する軌跡を始点−終点間軌跡として抽出する(ステップS9)。図7(c)の例では、始点区画Xから終点区画Yへ移動する軌跡ではない軌跡L1、L2が除外され、図7(d)に示す対象出没エリアA1−B1間の軌跡1つ、対象出没エリアA1−B2間の軌跡1つ、対象出没エリアA2−B1間の軌跡1つ、対象出没エリアA2−B2間の軌跡2つが、始点−終点間軌跡として抽出される。
次に、ユーザ数算出部605は、抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、始点区画から終点区画への移動ユーザ数を算出する(ステップS10)。このとき、ユーザ数算出部605は、例えば、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡において一軌跡を残して他の軌跡を削除し、上記抽出された始点−終点間軌跡において、残った軌跡の数をもって、始点区画から終点区画への移動ユーザ数とすることができる。
次に、総移動人数算出部606は、上記ユーザ以外の一般人(ポイントデータに関係しない人)と上記ユーザとを含めた、始点区画から終点区画への総移動人数を、上記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とを乗算することで算出する(ステップS11)。このとき、総移動人数算出部606は、例えば、所定の出没エリア、始点区画および終点区画のうち何れかに関する、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率として算出し、算出された比率と移動ユーザ数とを乗算することで、始点区画から終点区画への総移動人数を算出することができる。例えば、始点区画と終点区画それぞれについて、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を求め、それらの加算平均値を上記比率として使用し、当該比率と移動ユーザ数とを乗算することで、始点区画から終点区画への総移動人数を算出してもよい。また、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率は、予め定められ記憶された値(例えば20倍、30倍など)を用いてもよく、総移動人数算出部606は、予め定められた比率と移動ユーザ数とを乗算することで、始点区画から終点区画への総移動人数を算出してもよい。
また、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率としては、「所定範囲の地域における人口」に占める「位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数」の割合である端末契約率を用いてもよい。即ち、総移動人数算出部606は、端末契約率を用いて移動ユーザ数を補正することにより、始点区画から終点区画への総移動人数を求めてもよい。例えば、移動ユーザ数を端末契約率で除する(割り算する)ことで、始点区画から終点区画への総移動人数を算出してもよい。なお、端末契約率は、位置情報分析装置1において予め記憶されていることとしてもよいし、処理が実施される度に入力されることとしてもよい。また、総移動人数算出部606は、外部から位置情報分析装置1に入力された又は位置情報分析装置1に予め記憶された所定範囲の地域における人口に関する情報と、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数とに基づいて、端末契約率を算出してもよい。例えば、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数を所定範囲の地域における人口の値で除することにより端末契約率を算出してもよい。もちろん、端末契約率を都度算出することは必須ではない。このように、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数を用いて端末契約率を算出することにより、位置情報が得られない移動端末(例えば、電源オフ状態の移動端末や圏外に位置する移動端末等)の数を考慮した上で、総移動人数を算出することが可能となる。
さらに、出力部607は、総移動人数算出部606により算出された始点区画から終点区画への総移動人数を、例えば図10のように出力する(ステップS12)。この図10には、始点区画Aから終点区画Bへ向けての矢印、始点区画A、および終点区画Bを表した図にて、上記矢印内に総移動人数(例えば32000人)を記載する例を示している。
以上説明した第1実施形態によれば、比較的簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、有用なパーソントリップ情報を速やかに提供することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の通信システムのシステム構成は、図1の第1実施形態におけるシステム構成と同様であるため、同システム構成の説明を省略する。
[位置情報分析装置の構成]
次に、第2実施形態に係る位置情報分析装置について説明する。図11には第2実施形態に係る位置情報分析装置600の機能ブロック構成を示す。この図11に示すように、第2実施形態に係る位置情報分析装置600は、図2の第1実施形態の位置情報分析装置に対し、移動モード判定部608、移動モード別ユーザ数算出部609、および移動モード別移動人数算出部610が追加された構成とされている。以下、これら追加された構成について説明する。
移動モード判定部608は、ユーザ軌跡抽出部604により抽出された始点−終点間軌跡上の複数のポイントデータ、および、予め記憶された公共交通機関の路線地図データに基づいて、当該始点−終点間軌跡における移動モードを判定する。このような移動モード判定部608は、ユーザ軌跡抽出部604により抽出された始点−終点間軌跡上の複数のポイントデータにおける、時系列上で隣接するポイントデータ間の距離および時間差を求め、当該ポイントデータ間の距離および時間差に基づいて各ポイントデータ間の移動速度を算出する移動速度算出部608Aと、算出された各ポイントデータ間の移動速度、ポイントデータに含まれる位置情報、および予め記憶された公共交通機関の路線地図データに基づいて、各ポイントデータ間における移動モードを判定する判定部608Bと、を含んだ構成とすることができる。
移動モード別ユーザ数算出部609は、上記始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、移動モード別の始点区画から終点区画への移動ユーザ数を算出する。
移動モード別移動人数算出部610は、上記ユーザ以外の一般人(ポイントデータに関係しない人)と上記ユーザとを含めた、移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を、上記算出された移動モード別の移動ユーザ数と、移動人数に対する移動ユーザ数の比率とを乗算することで算出する。算出された移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数は、全移動モードに関する始点区画から終点区画への総移動人数とともに、出力部607によって出力される。
[位置情報分析装置における各種の処理]
次に、第2実施形態に係る位置情報分析装置600において実行される図12の位置情報分析処理を説明する。この図12の位置情報分析処理において、ステップS1〜S11の処理は、前述した第1実施形態の位置情報分析処理と同様であるため、説明を省略し、図12のステップS13以降の処理について説明する。
図12のステップS13では、移動モード判定部608が、ユーザ軌跡抽出部604により抽出された始点−終点間軌跡上の複数のポイントデータ、および、予め記憶された公共交通機関の路線地図データに基づいて、以下のようにして当該始点−終点間軌跡における移動モードを判定する。
即ち、移動モード判定部608は、図13に示すように、まず、地図データベース630から地図データを読み込む(ステップS1301)。またこのとき、移動モード判定部608は、ポイントデータ入力部602から、ポイント識別子が付与されたポイントデータ(図9(a))を受け取り、該ポイントデータをユーザ毎に分類し時系列に沿って並べ、並べた後のポイントデータにおいて、あるユーザの一連の移動履歴に対応する複数のポイントデータを1つのラインとして捉え、各ラインに対しユニークな識別子(ライン識別子)を割り当て、図15(a)に示すようなラインデータを生成する。ラインデータは、1つのラインにおける時系列上で隣接するポイントデータ間(1つの区間)を一単位として生成され、図15(a)のようにラインデータは、ライン識別子、該当区間の移動モード、該当区間の上流点のポイント識別子および該当区間の下流点のポイント識別子を含んで構成される。
次に、移動モード判定部608は、対象ユーザの時系列に並べたポイントデータにおいて隣接する2つのポイントデータを対象として定め、当該2つの対象ポイントデータの位置情報より対象ポイントデータ間の距離を求めるとともに、対象ポイントデータのタイムスタンプより時間差を求め、得られた対象ポイントデータ間の距離を時間差で割り算することで、対象ポイントデータ間の移動速度を算出する(ステップS1302)。なお、対象として定めた上記隣接する2つのポイントデータ間を1つの「区間」として想定し、当該2つのポイントデータのうち古い方(時系列上で上流側)のポイントデータを「上流点」と称し、新しい方(時系列上で下流側)のポイントデータを「下流点」と称する。
そして、移動モード判定部608は、上記算出された移動速度Vが、予め定められた徒歩判定のための基準速度V1未満か否かを判定し(ステップS1303)、移動速度Vが基準速度V1未満ならば、対象ポイントデータ間の移動モードを「徒歩」と判定する(ステップS1304)。
移動速度Vが基準速度V1未満でない場合、移動モード判定部608は、移動速度Vが基準速度V1以上且つ予め定められた自転車判定のための基準速度V2未満か否かを判定し(ステップS1305)、移動速度Vが基準速度V1以上且つ基準速度V2未満ならば、対象ポイントデータ間の移動モードを「自転車」と判定する(ステップS1306)。
移動速度Vが基準速度V2以上の場合、移動モード判定部608は、予め記憶された電車路線地図データに照らし、上流点と下流点の少なくとも1つ以上が電車路線上に位置するか否かを判定し(ステップS1307)、上流点と下流点の少なくとも1つ以上が電車路線上に位置するならば、対象ポイントデータ間の移動モードを「電車」と判定する(ステップS1308)。
ステップS1308で否定判定された場合、移動モード判定部608は、予め記憶されたバス路線地図データに照らし、上流点と下流点の少なくとも1つ以上がバス路線上に位置するか否かを判定し(ステップS1309)、上流点と下流点の少なくとも1つ以上がバス路線上に位置するならば、対象ポイントデータ間の移動モードを「バス」と判定する(ステップS1310)。一方、ステップS1309で否定判定された場合は、対象ポイントデータ間の移動モードを「自動車」と判定する(ステップS1311)。
そして、移動モード判定部608は、図15(a)のラインデータに対し、以上のような判定で得られた移動モード情報を付加することで図15(b)のラインデータを生成し、生成された図15(b)のラインデータ(移動モード情報が付加されたラインデータ)を保存する。
以上のようなステップS1302〜S1311の処理は、次に、1つの軌跡における次の隣接ポイントデータを対象として実行される。そして、ステップS1302〜S1311の処理が1つの軌跡について終了すると、ステップS1313へ進み、当該1つの軌跡全体の移動モードを以下のようにして決定する。即ち、1つの軌跡全体で単一の移動モードとなった場合は、当該移動モードを当該軌跡全体の移動モードとして決定する。一方、1つの軌跡全体で、複数の移動モードを含む場合は、所定の優先順位(例えば、電車>自動車>バス>自転車>徒歩という高低関係を持つ優先順位)にしたがって、以下のように軌跡全体の移動モードを決定する。複数の移動モードのうち「電車」が含まれる場合は、「電車」を軌跡全体の移動モードとして決定する。「電車」が含まれず「自動車」が含まれる場合は、「自動車」を軌跡全体の移動モードとして決定する。「電車」も「自動車」も含まれず「バス」が含まれる場合は、「バス」を軌跡全体の移動モードとして決定する。「電車」も「自動車」も「バス」も含まれず「自転車」と「徒歩」が含まれる場合は、「自転車」を軌跡全体の移動モードとして決定する。また、別の方法として、各移動モードに要した時間を比較し、最も長い時間を要したものを移動モードとして決定してもよい。また別の方法として、1つの軌跡全体で、複数の移動モードを含む場合は、求められた移動モードの時系列的な並びを移動モードパターンとして決定し、管理してもよい。例えば、「徒歩」「電車」「バス」「徒歩」となった場合、「徒歩−電車−バス−徒歩」パターンとして決定する。この方法において、複数の移動モードから構成されるパターンが複雑になる場合、特定の移動モードはパターンから除外することも考えられる。例えば、複数の移動モードから構成される場合、「徒歩」を除外するといったことが考えられ、この場合、移動モードが「徒歩」「電車」「バス」となった場合、「電車−バス」という移動パターンとして決定する。
以後、ステップS1302〜S1313の処理は、全ての軌跡について実行完了するまで繰り返される。そして、全ての軌跡について実行完了すると、図13の処理を終了して図12へ戻り、次のステップS14へ進む。
次に、移動モード別ユーザ数算出部609は、上記始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、移動モード別の始点区画から終点区画への移動ユーザ数を算出する(ステップS14)。このとき、移動モード別ユーザ数算出部609は、例えば、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡において一軌跡を残して他の軌跡を削除し、上記抽出された始点−終点間軌跡において、残った移動モード別の軌跡の数をもって、移動モード別の始点区画から終点区画への移動ユーザ数とすることができる。
次に、移動モード別移動人数算出部610は、上記ユーザ以外の一般人(ポイントデータに関係しない人)と上記ユーザとを含めた、移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を、上記算出された移動モード別の移動ユーザ数と、移動人数に対する移動ユーザ数の比率とを乗算することで算出する(ステップS15)。このとき、移動モード別移動人数算出部610は、例えば、所定の出没エリア、始点区画および終点区画のうち何れかに関する、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を、移動人数に対する移動ユーザ数の比率として算出し、算出された比率と移動モード別の移動ユーザ数とを乗算することで、移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を算出することができる。例えば、始点区画と終点区画それぞれについて、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を求め、それらの加算平均値を上記比率として使用し、当該比率と移動モード別の移動ユーザ数とを乗算することで、移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を算出してもよい。また、移動人数に対する移動ユーザ数の比率は、予め定められ記憶された値(例えば20倍、30倍など)を用いてもよく、移動モード別移動人数算出部610は、予め定められた比率と移動モード別の移動ユーザ数とを乗算することで、移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を算出してもよい。なお、第1実施形態で述べたように、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率として、「所定範囲の地域における人口」に占める「位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数」の割合である端末契約率を用いてもよい。また、上記の比率(端末契約率も含む)については、地域ごとの比率、性別ごとの比率、年代ごとの比率などを求めて利用してもよい。
さらに、出力部607は、ステップS15で算出された移動モード別の始点区画から終点区画への移動人数を、ステップS11で算出された始点区画から終点区画への総移動人数とともに出力する(ステップS16)。例えば、出力部607は、自転者の移動人数と徒歩の移動人数とを統合して、移動モード別の移動人数に関する人数比率を算出し、電車50%、自動車25%、バス12.5%、自転車および徒歩12.5%といった人数比率を得て、図14のように、総移動人数(例えば32000人)を表す図の下に、総移動人数の内訳(移動モード別の移動人数に関する人数比率)を表した円グラフを配置することができる。また、上記以外に、出力部607は、総移動人数(例えば32000人)を表す図の下に、移動モード別の移動人数(例えば、電車16000人、自動車8000人、バス4000人、自転車および徒歩4000人)を表示してもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、始点区画から終点区画への総移動人数に加え、移動モード別の移動人数を出力することができ、より有用なパーソントリップ情報を提供することができる。
10…通信システム、100…移動機、200…BTS、300…RNC、400…交換機、500…管理センタ、501…社会センサユニット、502…ペタマイニングユニット、503…モバイルデモグラフィユニット、504…可視化ソリューションユニット、600…情報分析装置、601…選択部、602…ポイントデータ入力部、603…出没エリア抽出部、603A…全ユーザ密度算出部、603B…第1の抽出部、603C…グループ化部、603D…第2の抽出部、603E…分類部、603F…ユーザ毎密度算出部、603G…合算部、603H…第3の抽出部、603I…分類部、603J…ユーザ毎グループ化部、603K…重ね合わせ部、603L…第4の抽出部、604…ユーザ軌跡抽出部、604A…結合部、604B…軌跡導出部、604C…対象出没エリア抽出部、604D…ユーザ抽出部、604E…軌跡抽出部、604F…始点−終点間軌跡抽出部、605…ユーザ数算出部、606…総移動人数算出部、607…出力部、608…移動モード判定部、609…移動モード別ユーザ数算出部、610…移動モード別移動人数算出部、620…位置情報データベース、630…地図データベース、700…各種処理ノード。

Claims (16)

  1. ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、始点区画から終点区画への移動人数情報を分析する位置情報分析装置であって、
    複数のユーザについての複数の時刻にわたる前記ポイントデータを入力するポイントデータ入力部と、
    入力された前記ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザの出没エリアとして抽出する出没エリア抽出部と、
    ーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合し、当該結合後のデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の軌跡をユーザ毎に求め、当該ユーザ毎の出没エリア間の軌跡のうち、前記選択された始点区画から前記選択された終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出するユーザ軌跡抽出部と、
    抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数を算出するユーザ数算出部と、
    を備える位置情報分析装置。
  2. 前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を、前記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する総移動人数算出部、
    をさらに備える請求項1に記載の位置情報分析装置。
  3. 前記位置情報分析装置は、
    前記抽出された始点−終点間軌跡上の複数のポイントデータ、および、予め記憶された公共交通機関の路線地図データに基づいて、当該始点−終点間軌跡における移動モードを判定する移動モード判定部と、
    前記抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、移動モード別の前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数を算出する移動モード別ユーザ数算出部と、
    をさらに備える請求項1又は2に記載の位置情報分析装置。
  4. 前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、移動モード別の前記始点区画から前記終点区画への移動人数を、前記算出された移動モード別の移動ユーザ数と、移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する移動モード別移動人数算出部、
    をさらに備える請求項3に記載の位置情報分析装置。
  5. 前記ユーザ軌跡抽出部は、
    前記入力されたポイントデータをユーザ毎に分類し、ユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合部と、
    前記結合で得られた、前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、ユーザ毎の出没エリア間の軌跡を求める軌跡導出部と、
    前記選択された始点区画および終点区画の中に位置する出没エリアを、対象出没エリアとして抽出する対象出没エリア抽出部と、
    抽出された対象出没エリア内のユーザを抽出するユーザ抽出部と、
    前記抽出されたユーザの出没エリア間の軌跡を、前記ユーザ毎の出没エリア間の軌跡から抽出する軌跡抽出部と、
    抽出された軌跡のうち前記始点区画から前記終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出する始点−終点間軌跡抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置情報分析装置。
  6. 前記移動モード判定部は、
    前記複数の時刻にわたる前記ユーザ毎のポイントデータにおける、時系列上で隣接するポイントデータ間の距離および時間差を求め、当該ポイントデータ間の距離および時間差に基づいて各ポイントデータ間の移動速度を算出する移動速度算出部と、
    算出された各ポイントデータ間の移動速度、前記ポイントデータに含まれる位置情報、および、予め記憶された前記公共交通機関の路線地図データに基づいて、各ポイントデータ間における移動モードを判定する判定部と、
    を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の位置情報分析装置。
  7. 前記出没エリア抽出部は、
    め複数に区域分けされた各区域における、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度を算出する全ユーザ密度算出部と、
    算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上である隣接した複数の区域から成るエリアを、前記出没エリアとして抽出する第1の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置情報分析装置。
  8. 前記出没エリア抽出部は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化するグループ化部と、
    グループ化された複数のポイントデータを包含するエリアを、前記出没エリアとして抽出する第2の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置情報分析装置。
  9. 前記出没エリア抽出部は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、
    分類されたユーザ毎のポイントデータについて、予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出するユーザ毎密度算出部と、
    算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求める合算部と、
    求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上である隣接した複数の区域から成るエリアを、前記出没エリアとして抽出する第3の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置情報分析装置。
  10. 前記出没エリア抽出部は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、
    分類されたユーザ毎のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化するユーザ毎グループ化部と、
    ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを包含するエリアを、全ユーザについて重ね合わせる重ね合わせ部と、
    前記重ね合わせにより得られたエリアを、前記出没エリアとして抽出する第4の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置情報分析装置。
  11. 前記ユーザ数算出部は、
    前記同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡において一軌跡を残して他の軌跡を削除し、
    前記抽出された始点−終点間軌跡において、残った軌跡の数をもって、前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数とする、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置情報分析装置。
  12. 前記移動モード別ユーザ数算出部は、
    前記同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡において一軌跡を残して他の軌跡を削除し、
    前記抽出された始点−終点間軌跡において、残った移動モード別の軌跡の数をもって、前記移動モード別の前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数とする、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の位置情報分析装置。
  13. 前記総移動人数算出部は、
    所定の出没エリア、始点区画および終点区画のうち何れかに関する、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を、前記総移動人数に対する移動ユーザ数の比率として算出し、算出された比率と前記移動ユーザ数とを乗算することで、前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を算出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の位置情報分析装置。
  14. 前記移動モード別移動人数算出部は、
    所定の出没エリア、始点区画および終点区画のうち何れかに関する、昼間人口統計値に対する移動ユーザ数実測値の比率を、前記移動人数に対する移動ユーザ数の比率として算出し、算出された比率と前記移動モード別の移動ユーザ数とを乗算することで、前記移動モード別の前記始点区画から前記終点区画への移動人数を算出する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の位置情報分析装置。
  15. 位置情報分析装置により実行され、始点区画から終点区画への移動人数情報を分析するための位置情報分析方法であって、
    ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータであって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる当該ポイントデータを入力するポイントデータ入力ステップと、
    入力された前記ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザの出没エリアとして抽出する出没エリア抽出ステップと、
    ーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合し、当該結合後のデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の軌跡をユーザ毎に求め、当該ユーザ毎の出没エリア間の軌跡のうち、前記選択された始点区画から前記選択された終点区画へ移動する軌跡を、始点−終点間軌跡として抽出するユーザ軌跡抽出ステップと、
    抽出された始点−終点間軌跡にて、同一ユーザについての複数の始点−終点間軌跡を一軌跡とカウントすることで、前記始点区画から前記終点区画への移動ユーザ数を算出するユーザ数算出ステップと、
    を備える位置情報分析方法。
  16. 前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、前記始点区画から前記終点区画への総移動人数を、前記算出された移動ユーザ数と、総移動人数に対する移動ユーザ数の比率とに基づいて算出する総移動人数算出ステップ、
    をさらに備える請求項15に記載の位置情報分析方法。
JP2011536152A 2009-10-14 2010-10-13 位置情報分析装置および位置情報分析方法 Active JP5214810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011536152A JP5214810B2 (ja) 2009-10-14 2010-10-13 位置情報分析装置および位置情報分析方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009237357 2009-10-14
JP2009237357 2009-10-14
PCT/JP2010/067943 WO2011046138A1 (ja) 2009-10-14 2010-10-13 位置情報分析装置および位置情報分析方法
JP2011536152A JP5214810B2 (ja) 2009-10-14 2010-10-13 位置情報分析装置および位置情報分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011046138A1 JPWO2011046138A1 (ja) 2013-03-07
JP5214810B2 true JP5214810B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=43876187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011536152A Active JP5214810B2 (ja) 2009-10-14 2010-10-13 位置情報分析装置および位置情報分析方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120221231A1 (ja)
EP (1) EP2490170A1 (ja)
JP (1) JP5214810B2 (ja)
WO (1) WO2011046138A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180008698A (ko) * 2016-01-18 2018-01-24 주식회사 히타치 정보통신 엔지니어링 이동체 계측 시스템, 및 계측 대상의 영역에 있어서의 인물의 수를 특정하는 방법

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5917173B2 (ja) * 2012-01-31 2016-05-11 株式会社ゼンリンデータコム 情報処理システム、及び情報処理方法
JP5901392B2 (ja) * 2012-03-30 2016-04-06 株式会社ゼンリンデータコム 情報処理システム、及び情報処理方法
CN106408252B (zh) 2012-06-22 2019-11-29 谷歌有限责任公司 呈现针对当前位置或时间的信息
WO2013192533A2 (en) 2012-06-22 2013-12-27 Google, Inc. Contextual traffic or transit alerts
US10331631B2 (en) 2013-03-15 2019-06-25 Factual Inc. Apparatus, systems, and methods for analyzing characteristics of entities of interest
JP6232913B2 (ja) * 2013-10-11 2017-11-22 富士通株式会社 平面グラフ生成装置、プログラム、及び方法
WO2015162458A1 (en) 2014-04-24 2015-10-29 Singapore Telecommunications Limited Knowledge model for personalization and location services
US9503516B2 (en) 2014-08-06 2016-11-22 Google Technology Holdings LLC Context-based contact notification
WO2016067369A1 (ja) * 2014-10-28 2016-05-06 株式会社日立製作所 人流分析システムおよび人流分析方法
US10200808B2 (en) * 2015-04-14 2019-02-05 At&T Mobility Ii Llc Anonymization of location datasets for travel studies
US9754485B2 (en) * 2015-06-16 2017-09-05 DataSpark, PTE. LTD. Traffic prediction and real time analysis system
US10841852B2 (en) 2015-12-09 2020-11-17 DataSpark, PTE. LTD. Transportation network monitoring using cellular radio metadata
US10176340B2 (en) 2016-03-13 2019-01-08 DataSpark, PTE. LTD. Abstracted graphs from social relationship graph
US11157520B2 (en) 2016-03-28 2021-10-26 DataSpark, Pte Ltd. Uniqueness level for anonymized datasets
US20190122228A1 (en) * 2016-04-19 2019-04-25 Nec Corporation Examination device
CN108287354B (zh) * 2017-01-09 2020-09-08 北京四维图新科技股份有限公司 一种数据自动纠错方法和装置及导航设备
AU2017399008A1 (en) 2017-02-17 2019-09-05 Dataspark Pte, Ltd Mobility gene for visit data
US20210172759A1 (en) 2017-02-17 2021-06-10 Dataspark Pte Ltd Map Matching and Trajectory Analysis
WO2018150227A1 (en) 2017-02-17 2018-08-23 Dataspark Pte, Ltd Mobility gene for trajectory data
KR102079935B1 (ko) * 2017-03-13 2020-02-21 한국전자통신연구원 측위 인프라 db 갱신을 위한 사용자 참여형 데이터 선별 장치 및 그 방법
WO2018167939A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 本田技研工業株式会社 待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援方法、およびプログラム
CN107241512B (zh) * 2017-06-30 2019-10-18 清华大学 基于手机数据的城际交通出行方式判断方法和设备
JP6898165B2 (ja) * 2017-07-18 2021-07-07 パナソニック株式会社 人流分析方法、人流分析装置及び人流分析システム
CN109001779A (zh) * 2018-06-15 2018-12-14 佛山市竣智文化传播股份有限公司 一种设定过滤区间的轨迹数据过滤方法及其装置
CN110717926B (zh) * 2018-07-13 2022-05-17 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种获取行人流量信息的方法及装置
CN111325056B (zh) * 2018-12-14 2023-06-09 成都云天励飞技术有限公司 流动人口分析方法及分析装置
CN109614948B (zh) * 2018-12-19 2020-11-03 北京锐安科技有限公司 异常行为的检测方法、装置、设备和存储介质
WO2020240670A1 (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 日本電信電話株式会社 移動人数推定装置、移動人数推定方法、及び移動人数推定プログラム
CN110909765B (zh) * 2019-10-24 2023-06-20 中电海康集团有限公司 一种面向轨迹大数据的行人行为模式分类方法
CN111310070B (zh) * 2019-12-20 2024-03-08 东软集团股份有限公司 确定频繁行程的方法、装置、存储介质和电子设备
CN113556698A (zh) * 2021-07-21 2021-10-26 智慧足迹数据科技有限公司 基于手机信令的信息聚类方法、装置、设备及介质
CN114202922A (zh) * 2021-12-09 2022-03-18 贵阳移动金融发展有限公司 一种公共交通出行服务大数据采集分析平台
CN114547228B (zh) * 2022-04-22 2022-07-19 阿里云计算有限公司 轨迹生成方法、装置、设备及存储介质
CN116030629B (zh) * 2023-01-09 2023-09-19 云艾网人工智能科技(江苏)有限公司 基于轨迹大数据的交通拥堵溯源方法、存储介质及服务器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001101563A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Toshi Kotsu Keikaku Kenkyusho:Kk データ処理装置およびデータ処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002251387A (ja) * 2000-11-02 2002-09-06 Saburo Saito 回遊行動調査方法及び装置並びにナビゲーションシステム
JP2004214737A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Toshiba Corp 動線表示システム、動線表示方法及び動線表示プログラム
JP2004252772A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 旅行者の旅行経路を判別するシステム及び方法
JP2005115557A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 移動手段判別装置および方法、ならびにod交通量算出装置および方法
JP2006216010A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Jung-Che Chang ユニバーサル・シリアル・バス標準電子装置用データ記憶カード
JP2008146248A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Nippon Telegraph & Telephone West Corp プローブデータ解析システム
JP2008299371A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Mitsubishi Research Institute Inc 移動履歴調査システム、サーバ及びそのプログラム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2A (en) * 1826-12-15 1836-07-29 mode of manufacturing wool or other fibrous materials
US20050192727A1 (en) * 1994-05-09 2005-09-01 Automotive Technologies International Inc. Sensor Assemblies
US7421321B2 (en) * 1995-06-07 2008-09-02 Automotive Technologies International, Inc. System for obtaining vehicular information
US7103460B1 (en) * 1994-05-09 2006-09-05 Automotive Technologies International, Inc. System and method for vehicle diagnostics
EP1500907B1 (en) * 2003-07-21 2014-11-12 LG Electronics, Inc. Apparatus and method for detecting vehicle location in navigation system
KR100547659B1 (ko) * 2003-11-20 2006-01-31 손실규 디젤 커먼레일식 자동차의 연료사용량 산출방법
JP2005201610A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Babcock Hitachi Kk 過熱低減器
WO2005071634A2 (en) * 2004-01-27 2005-08-04 Richard Turner Method and apparatus for detection and tracking of objects within a defined area
JP4407295B2 (ja) * 2004-01-29 2010-02-03 日本電気株式会社 客動線調査システム、客動線調査方法および客動線調査プログラム
US7899617B2 (en) * 2005-02-17 2011-03-01 Denso Corporation Navigation system providing route guidance in multi-lane road according to vehicle lane position
JP4731272B2 (ja) 2005-10-12 2011-07-20 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末装置、移動先情報提供サーバ装置、移動先情報表示プログラム、移動先情報提供プログラム及び移動先情報提供システム
WO2008134595A1 (en) * 2007-04-27 2008-11-06 Pelago, Inc. Determining locations of interest based on user visits
US9152851B2 (en) * 2008-01-23 2015-10-06 The Regents Of The University Of California Systems and methods for behavioral monitoring and calibration
WO2009154484A2 (en) * 2008-06-20 2009-12-23 Business Intelligence Solutions Safe B.V. Methods, apparatus and systems for data visualization and related applications
US8433341B2 (en) * 2009-02-05 2013-04-30 Universal Metaphor, Llc System and methods for distributed tracking of public transit vehicles

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001101563A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Toshi Kotsu Keikaku Kenkyusho:Kk データ処理装置およびデータ処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002251387A (ja) * 2000-11-02 2002-09-06 Saburo Saito 回遊行動調査方法及び装置並びにナビゲーションシステム
JP2004214737A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Toshiba Corp 動線表示システム、動線表示方法及び動線表示プログラム
JP2004252772A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 旅行者の旅行経路を判別するシステム及び方法
JP2005115557A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 移動手段判別装置および方法、ならびにod交通量算出装置および方法
JP2006216010A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Jung-Che Chang ユニバーサル・シリアル・バス標準電子装置用データ記憶カード
JP2008146248A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Nippon Telegraph & Telephone West Corp プローブデータ解析システム
JP2008299371A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Mitsubishi Research Institute Inc 移動履歴調査システム、サーバ及びそのプログラム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNG200801157002; 佛圓俊一郎,他: 'P型フーリエ記述子を用いた動線マップ作成手法について' 電子情報通信学会技術研究報告 第108巻,第397号, 20090115, pp.7-12, 社団法人電子情報通信学会 *
JPN6013006784; 佛圓俊一郎,他: 'P型フーリエ記述子を用いた動線マップ作成手法について' 電子情報通信学会技術研究報告 第108巻,第397号, 20090115, pp.7-12, 社団法人電子情報通信学会 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180008698A (ko) * 2016-01-18 2018-01-24 주식회사 히타치 정보통신 엔지니어링 이동체 계측 시스템, 및 계측 대상의 영역에 있어서의 인물의 수를 특정하는 방법
KR102069963B1 (ko) * 2016-01-18 2020-01-23 주식회사 히타치 정보통신 엔지니어링 이동체 계측 시스템, 및 계측 대상의 영역에 있어서의 인물의 수를 특정하는 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20120221231A1 (en) 2012-08-30
WO2011046138A1 (ja) 2011-04-21
JPWO2011046138A1 (ja) 2013-03-07
EP2490170A1 (en) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5214810B2 (ja) 位置情報分析装置および位置情報分析方法
Bachir et al. Inferring dynamic origin-destination flows by transport mode using mobile phone data
JP5442751B2 (ja) 位置情報分析装置及び位置情報分析方法
Biagioni et al. Easytracker: automatic transit tracking, mapping, and arrival time prediction using smartphones
CN108053240B (zh) 生成车载广告投放公交线路方案的方法及装置
Huang et al. Axis of travel: Modeling non-work destination choice with GPS data
JP5155233B2 (ja) 位置情報分析装置および位置情報分析方法
Holleczek et al. Detecting weak public transport connections from cellphone and public transport data
EP3014491B1 (en) Displaying demographic data
JP5388243B2 (ja) 管理サーバ、人口情報算出管理サーバ、不在エリア管理方法および人口情報算出方法
US20150006255A1 (en) Determining demographic data
CN108235253A (zh) 用户运动剖析
JP7172157B2 (ja) 情報処理方法および情報処理装置
JP2011086069A (ja) 交通量取得装置および交通量取得方法
JP5225461B2 (ja) 位置情報分析装置および位置情報分析方法
JP2012226390A (ja) 評価予測システムおよび評価予測方法
JP2012054921A (ja) 移動機分布算出システム及び移動機分布算出方法
EP3425606B1 (en) Traffic situation estimation system and traffic situation estimation method
TWI490453B (zh) Method and system of traffic information estimation using action user signaling
CN101620783A (zh) 交通信息***及交通信息处理方法
WO2010116827A1 (ja) 大量データ可視化システム及び大量データ可視化方法
CN106157601A (zh) 一种基于移动通信数据的公交客流需求的调查方法
JP2016207160A (ja) バリア情報生成システムとそのバリア情報生成装置、バリア情報生成方法およびプログラム
JP5470016B2 (ja) 集客地分析装置及び集客地分析方法
CN108701141A (zh) 确定语义行进模式

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5214810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250