JP5213640B2 - 紙葉類処理装置及び紙葉類処理プログラム - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙葉類処理プログラム Download PDF

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本発明は、紙葉類を識別して設定された搬送先へ搬送する紙葉類処理装置及び紙葉類処理プログラムに関する。
金融機関の窓口には、窓口担当者(金銭出納係)の使用する端末と、紙葉類処理装置が設置されている。紙葉類処理装置は、紙葉類の入金、出金及び整理を行うための装置である。
従来の紙葉類処理装置は、入金口に投入された紙葉類が不明券の場合には、その紙葉類を返却口から返却していた。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−310547号公報
従来の紙葉類処理装置は、入金口に投入された紙葉類が真券であるかどうかを判定し、真券で無い場合には、不明券として返却口に返却していた。そのため、従来の紙葉類処理装置では、不明券の中に偽造券が含まれているのかどうかがわからないという問題があった。
また、偽造券発見時には偽造券取扱い資格者が偽造券を回収するという条令が制定された国もあり、偽造券発見時には偽造券取扱い資格者が対応する必要がある。このとき、発見された偽造券の種類や枚数に応じて公安機関への報告も必要になる。
しかし、従来の紙葉類処理装置では、偽造券のみを取り出すことができないという問題があった。
そこで、本発明は、偽造券のみを分離することができる紙葉類処理装置及び紙葉類処理プログラムを提供することを目的とする。
この発明では、第1カテゴリに属する真券の紙葉類について、その種類毎に特徴量を記憶する第1データベース、及び第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類について、その種類毎に特徴量を記憶する第2データベースが記憶する。識別部が、特徴抽出部が抽出した処理対象の紙葉類の特徴量を、第1データベース及び第2データベースが記憶する紙葉類の特徴量と照合し、その紙葉類が第1カテゴリに属する真券の紙葉類、第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類、またはそれ以外の紙葉類のいずれであるかを識別する。さらに、識別部が識別した第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類を入金口、返却口、または出金口のいずれかである特定収納口に搬送し、その他の紙葉類を特定収納口以外に搬送する。これにより、紙葉類を3種類に分類できるので、例えば、入金口から入金される紙葉類が真券・偽造券・不明券の3つのカテゴリの券種から成る場合には、偽造券のみを分離することが可能となる。
また、第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類が特定収納口に収納されているときには、ロック部が特定収納口に設けられたシャッタの開放を制限するので、検出された偽造券が特定収納口から不正に取り出されるのを防止できる。
た、特定収納口を返却口または出金口にすることによって、偽造券を装置本体前面に設けられた特定収納口から取り出すことができる。
また、入金処理時には、通常、入金口から紙葉類が挿入され、返却口から不明券が返却されるが、特定収納口を出金口とすることで、入金処理時には使用しない出金口に第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類が搬送される。そのため、入金処理に支障を来たすことがなく、入金・返却・収納の各処理を行うことができる。また、従来の紙葉類処理装置は、通常、入金口、返却口、及び出金口を装置本体前面に備えているので、紙葉類処理装置を改造したり新たに作成したりすることなく、搬送処理を変更するだけで、第2カテゴリに属する紙葉類のみを取り出すことができる。
また、ロック部は、前記認証部が認証情報を適正と判定すると、前記シャッタの開放制限を解除するように構成することで、特定の人のみが第2カテゴリに属する紙葉類を取り出すことができる。
本発明によれば、紙葉類を3種類に分類できるので、紙葉類の券種が3種類の場合には、どの券種も確実に分離ことができる。また、第2のカテゴリに属する紙葉類のみを分離して、装置本体前面に設けられた特定収納口に搬送するので、第2カテゴリに属する紙葉類のみを特定収納口から容易に取り出すことができる。また、入金口、返却口、及び出金口を装置本体前面に備えた従来の紙葉類処理装置を、改造したり新たに作成したりすることなく、搬送処理を変更するだけで、紙葉類を3種類に分類できる。
まず、紙葉類処理システムの構成の概略を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る紙葉類処理装置の外観を示す紙葉類処理システムの概略構成図である。以下の説明では、紙葉類として紙幣を処理する紙葉類処理装置について説明する。
紙葉類処理システム1は、窓口端末装置2と、紙葉類処理装置3と、偽造券取扱い資格者が使用する資格者端末装置4が、通信ネットワーク5を介して接続されている。
窓口端末装置2は、銀行の窓口担当者が使用する端末であり、指紋センサ7及びカードリーダ8が接続されている。指紋センサ7は、生体認証を行うためのセンサであり、資格者の認証を行う際に指紋を読み取らせるためのものである。カードリーダ8は、資格者が認証時に指紋センサ7に指紋を読み取らせる際に、照合用の認証情報が記録されたカードを読み取る。
紙葉類処理装置3は、窓口担当者が紙葉類の入金、出金及び整理を行うために使用するための装置である。
資格者端末装置4は、偽造券取扱い資格者が使用する端末である。なお、偽造券取扱い資格者(以下、単に資格者と称する。)は、偽造券発見時に偽造券を回収することができる特定の資格を持つ者である。
なお、図1には、1台の紙葉類処理装置3に対して1台の窓口端末装置2を設けた構成を示しているが、1台の紙葉類処理装置3に対して複数台の窓口端末装置2を設けるようにしても良い。また、このように構成したときには、いずれかの窓口端末装置2の操作により紙葉類処理装置3が動作している最中は他の窓口端末装置からの操作を受け付けないように構成すると良い。
紙葉類処理装置3は、その装置本体前面に、スタートボタン14、入金口15、出金口16、及び返却口17が設けられている。また、出金口16は、シャッタと、シャッタを開閉する開閉部を備えている。
スタートボタン14は、紙幣の預け入れや整理を開始する際に窓口対応者が押下するためのものである。
入金口15は、窓口対応者が紙幣の受け入れや整理をする際に紙葉類処理装置3内に紙幣を投入する口である。
出金口16は、出金紙幣を放出するための口である。出金口16は、シャッタ16A(不図示)と、シャッタを開閉する開閉部16B(不図示)を備えている。
返却口17は、リジェクト券を放出するための口である。
次に、紙幣を搬送する搬送路と搬送先(搬送系統)について説明する。図2は、紙葉類処理装置の搬送系統を示す構成図である。紙葉類処理装置3は、紙幣を入出金したり収納したりするために、入金口15、出金口16、返却口17、一時保留部21、収納部23a〜23d、及び回収部24を備えている。また、これら各部は搬送路25により接続されている。また、搬送路25の途中には、識別部22が設けられている。また、搬送路には、紙幣の通過を検知する通過センサ、紙幣の搬送方向を切り替えるゲート、紙幣を搬送する搬送ローラ、及び搬送ローラを駆動するモータがそれぞれ複数個設けられている。また、入金口15、出金口16、及び返却口17には、紙幣が搬送されたことを検出するための紙幣検出センサが設けられている。なお、紙葉類処理装置3において、上記の搬送路、搬送ローラ、及びモータを含む構成を搬送部112と称する。
一時保留部21は、計数した紙幣を一時的に集積する。
識別部22は、特徴抽出部に相当し、処理対象の紙葉類毎(紙幣毎)にその特徴量を抽出して、紙幣の金種、真偽、向き、損傷の程度を判別する。
収納部23a〜23dは紙幣を種類別に集積する。
回収部24は、出金処理時に、識別部22によってリジェクトされた紙幣を収納する。
次に、紙葉類処理システム1を制御するための構成(制御系統)について説明する。図3は、紙葉類処理システムの各装置の制御ブロック図である。
窓口端末装置2は、操作部103、表示部104、記憶部106、通信部107、及びインタフェース108が、それぞれ制御部101に接続されており、制御部101が各部を制御する。また、窓口端末装置2には、インタフェース108を介して指紋センサ7とカードリーダ8が接続されている。
紙葉類処理装置3は、通信部111、搬送部112、記憶部113、識別部22、及び出金口16に設けられたシャッタ16Aを開閉するための開閉部16Bを備えている。制御部110は、これら各部を制御する。
通信部111は、窓口端末装置2の通信部107と通信ネットワークを介して通信する。
記憶部113は、紙葉類処理装置3の設定情報や識別した紙幣の識別結果を記憶する。また、記憶部113は、真券(第1カテゴリに属する種類)の紙幣(紙葉類)毎に、その特徴量を記憶する第1データベース113Aと、偽造券(第2カテゴリに属する種類)の紙幣(紙葉類)毎に、その特徴量を記憶する第2データベース113Bと、を格納している。すなわち、紙葉類処理装置3を日本で使用する場合、第1データベース113Aは、1万円札・5千円札・2千円札・1千円札の各真券のデータ(特徴量)を記憶している。また、第2データベース113Bは、これまで発見されている偽造券のデータ(特徴量)を記憶している。また、記憶部113は、制御部110が実行する制御プログラムを記憶している。
制御部110は、ロック部に相当し、出金口16に設けられたシャッタ16Aの開閉機構16Bを制御する。また、制御部110は、認証部に相当し、偽造券が収納された出金口16の開放制限を行う。また、制御部110は、偽造券を検出した場合には、窓口担当者(テラー)が使用する窓口端末装置2及び資格者が使用する資格者端末装置4に通知し、偽造券の処置を促す機能を有する。このような機能を備えることで、窓口担当者(テラー)や資格者は、偽造券が出金口へ搬出されたことをすぐに知ることができる。
次に、紙葉類処理装置3の動作を説明する。図4は、入金開始から偽造券検出を経て取引終了までの紙葉類処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。紙葉類処理装置3では、制御部(コンピュータに相当)110は、記憶部113から読み出した紙葉類処理プログラムに基づいて、以下の処理を実行する。
[識別手順]
入金処理時には、紙葉類処理装置3の制御部110は、入金口15に挿入された紙幣を、搬送路25を介して識別部22まで搬送させる。そして、制御部110は、識別部22において入金紙幣を識別する。制御部110は、記憶部113に格納されている第1データベース113A及び第2データベース113Bを読み出し、このデータベースに基づいて入金紙幣を真券とそれ以外に識別する。また、制御部110は、記憶部113に格納されている第2データベース113Bを読み出し、このデータベースに基づいて偽造券とそれ以外(つまり不明券)に識別する。これにより、入金紙幣を真券・偽造券・不明券の3種類に識別する。
[搬送手順]
続いて、制御部110は、この識別結果に応じて入金紙幣の搬送先を切り替える。すなわち、制御部110は、識別の結果、紙幣が真券である場合(S100:Y)、その紙幣(真券)を識別部22から搬送路25を経由して一時保留部21に搬送させる(S102)。一時保留部21に搬送された紙幣は、窓口端末装置2による操作に応じて収納または返却される。すなわち、そのまま入金処理を続ける指示があった場合には(S103:Y)、制御部110は、紙幣を一時保留部21から搬送路25を介して収納部33へ搬送させる(S104)。
一方、制御部110は、入金処理を中止する指示を受け付けた場合(S103:N)、紙幣を、一時保留部21から搬送路25を介して返却口17に搬送させる(S105)。窓口対応者は、返却口17に搬送された紙幣を取り出して顧客に返却する。
また、制御部110は、識別の結果、紙幣が偽造券である場合(S100:N、S101:Y)、偽造券を識別部22から搬送路25を通ってシャッタ16Aを備えた出金口16へ搬送させる(S106)。このとき、制御部110は、開閉機構16Bを制御してシャッタ16Aの開放を制限してシャッタを閉の状態にして、窓口担当者が出金口16から偽造券を取り出せないようにする。
また、制御部110は、通信部111を介して窓口端末装置2及び資格者端末装置4に、偽造券を検出した旨の信号を送信する(S107)。
その後、窓口端末装置2の制御部110は、偽造券を取り出しに来た資格者の認証を行い(S108)、認証結果が適正であればシャッタ付きの出金口16のシャッタ16Aを開放する(S109)。これにより、資格者は、出金口16から偽造券を取り出す。
また、制御部110は、識別の結果、紙幣が不明券である場合(S100:N、S101:N)、その不明券を識別部22から搬送路25を通って返却口17に搬送させる(S110)。窓口対応者は、返却口17に搬送された不明券を取り出して、顧客に返却する。
このように、紙葉類処理装置3は、偽造券を出金口16に搬送させる。また、第2カテゴリ以外に属する紙葉類である真券及び不明券は、特定収納口以外の搬送先である一時保留部21、収納部23a〜23d、または返却口17に搬送させる。
次に、入金時に偽造券を検出した時の通知方法を説明する。図5は、入金の偽造券検出時の通知方法を示す概念図である。紙葉類処理装置3において入金の偽造券が検出された際(S201)、紙葉類処理装置3から通信ネットワーク5を介して偽造券検出通知が、偽造券を検出した取引を行っている窓口担当者用の窓口端末装置2及び資格者用の資格者端末装置4に送られる(S202及びS203)。偽造券検出通知が送られた窓口端末装置2及び資格者端末装置4は、表示部104及び139に偽造券検出情報を表示する(S204及びS205)。
図6は、窓口担当者用の端末装置及び資格者用の専用端末装置の表示部へ表示する偽造券検出情報の表示例である。
偽造券検出情報201及び209として、検出した偽造券の種類と枚数の情報211及び219を付け加えることによって、検出された偽造券に対する処置の支援を行うことができる。また、窓口端末装置2の表示部104に表示する偽造券検出情報201には、資格者の認証が行えるよう、偽造券取扱い資格者認証開始ボタン221を表示する。また、資格者端末装置4の表示部139に表示する偽造券検出情報209には、どの紙葉類搬送装置が偽造券を検出したか特定できるように、偽造券を検出した取引を行っている窓口端末装置2及び紙葉類処理装置3の情報も通知すると良い。
次に、ステップS108の処理である資格者の認証処理について詳細を説明する。図7は、資格者の認証処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
紙葉類処理装置3は、入金の偽造券を検出すると(S231)、窓口端末装置2及び資格者端末装置4に、偽造券を検出したことを通知する(S232)。
窓口端末装置2及び資格者端末装置4は、表示部104及び139に偽造券検出情報201及び209を表示する(S251)。資格者は、この偽造券検出情報より偽造券を検出した取引を行っている窓口端末装置2を確認する操作を行う(S252)。窓口端末装置2または資格者端末装置4は、偽造券を検出した紙葉類処理装置3の確認操作を受け付けると(S253)、偽造券を検出した紙葉類処理装置3の端末番号や設置場所など紙葉類処理装置3を特定できる情報を表示する(S254)。
窓口担当者は、この情報を確認すると、資格者にこの情報を連絡する。
資格者は、窓口担当者から偽造券検出の連絡を受けるか、または資格者端末装置4で偽造券の検出情報を取得すると、偽造券を検出した取引を行っている紙葉類処理装置3の設置場所へ移動する。そして、資格者は、窓口端末装置2の表示部104に表示された偽造券取扱い資格者認証開始ボタン221を操作して、偽造券取扱い資格者認証処理を開始する。
窓口端末装置2の制御部101は、資格者認証開始ボタン221の操作を検出すると(S233)、認証用のカードの挿入を促す表示を行う(S234)。資格者は、この表示にしたがって資格者専用の認証用のカードをカードリーダ8に挿入する。制御部101は、認証用のカードが挿入されたことを検出すると(S235)、カードから認証用の指紋の情報を読み出す。
続いて、制御部101は、指紋センサ7で資格者の指紋を読み取る旨の表示を行う(S236)。制御部101は、資格者が指紋センサ7に指を接触されたことを検出すると(S237)、指紋センサ7に人差し指の指紋を読み取らせて、カードから読み出した認証用の指紋情報と、指紋センサで読み取った指紋情報を照合し、適否を判定する(認証処理を行う)。また、制御部101は、カードリーダに挿入されたカードの番号を、記憶部106が記憶する資格者のカード番号リストと照合する(S238)。
制御部101は、照合の結果、認証情報及びカード番号が共に適正と判定すると(S239)、表示部13に、認証情報が適正である旨の表示を行うとともに、開放制限を解除する。すなわち、制御部101は、通信部107・110を介して、紙葉類処理装置3の制御部110に認証情報を適正と判定したことを送信する。制御部110は、これを受信すると、開閉機構16Bを動作させて、出金口16のシャッタ16Aを開放する(S240)。
また、制御部101は、照合の結果、認証情報またはカード番号の少なくとも一方が不適と判定すると、表示部13に認証情報が不適である旨の表示をさせて、処理を終了する(S241)。
これにより、資格者は、偽造券を検出した紙葉類処理装置3の出金口16から偽造券を取り出して、偽造券に対して必要な処置を行うことができる。また、窓口担当者は資格者が偽造券を検出した紙葉類処理装置3から偽造券を取り出した後に取引を続行することができる。また、認証が不適な場合には、シャッタ16Aを開放しないので、資格者以外が偽造券を取り出すのを防止できる。
また、本願発明では、紙幣を真券・偽造券・不明券の3種類に分類できるので、誤って偽造券を他の券と混ぜて窓口に来た顧客に返却したり、手元現金としたりすることを防止できる。
また、窓口対応者及び資格者に偽造券検出を通知した上で、偽造券取扱い資格者以外には偽造券を取り出すことができないので、偽造券の取り扱いミスや、偽造券を不正に取り扱うことがなくなる。
以上の説明では、紙葉類として紙幣を処理する紙葉類処理装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明において、紙葉類とは、紙幣、小切手、有価証券を含み、紙葉類処理装置とは、紙幣、小切手、有価証券等の紙葉類の取り扱いや管理を行う装置であれば良い。
また、上記の説明では、入金時の処理について説明したが、これに限るものではない。例えば、出金処理時には、紙幣は出金口16に搬送されるので、入金口15及び返却口17はこの処理時には使用しない。そのため、出金処理時には、入金口15または返却口17に偽造券を搬送し、資格者のみが取り出せるように構成すると良い。すなわち、入金口15または返却口17にシャッタを備えていない場合には、シャッタを設けておく。また、入金口15に紙幣を搬送する機構が無い場合には、入金口15に紙幣を搬送できるように、搬送機構を設けておく。そして、出金処理時に偽造券を検出した場合には、特定収納口であるシャッタ付の入金口15またはシャッタ付の返却口17に偽造券を搬送して、資格者による認証処理が行われるまではシャッタの開放を制限するように構成すると良い。
このように構成することで、入金口、返却口、及び出金口を備えた従来の紙葉類処理装置の処理プログラムを変更したり、一部の構成を追加・変更するだけで、紙葉類処理装置を大幅に改造したり新たに作成したりすることなく、紙葉類を3種類に分類できる。
また、上記の説明では、紙葉類処理装置3が偽造券を検出した際には、紙葉類処理装置3を操作して認証処理を行うものとしたが、これに限らず、偽造券を検出した際に、偽造券を検出した紙葉類処理装置3から認証処理を行うように構成しても良い。この際には、紙葉類処理装置3に認証用のカードリーダ(カード読取り装置)8や指紋センサ7を設けておく必要がある。
また、上記の説明では資格者の指紋を用いて認証処理を行う例を記載したが、これに限らず、資格者のみが偽造券を取り出すことができるように、資格者を確実に特定できる方法であれば他の方法で認証を行っても良い。例えば、網膜や虹彩や静脈パターンなどを用いた生体認証を行う構成にすると良い。
本発明の実施形態に係る紙葉類処理装置の外観を示す紙葉類処理システムの概略構成図である。 紙葉類処理装置の搬送系統を示す構成図である。 紙葉類処理装置3の制御ブロック図である。 入金開始から偽造券検出を経て取引終了までの紙葉類処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 入金の偽造券検出時の通知方法を示す概念図である。 窓口担当者用の端末装置及び資格者用の専用端末装置の表示部へ表示する偽造券検出情報の表示例である。 偽造券取扱い資格者の認証から偽造券処置までの詳細のフローチャートである。
符号の説明
1‥紙葉類処理システム 2‥窓口端末装置 3‥紙葉類搬送装置 4‥資格者端末装置 5‥通信ネットワーク 15‥入金口16‥出金口 17‥返却口

Claims (4)

  1. 入金口、返却口、及び出金口を装置本体前面に設けた紙葉類処理装置において、
    処理対象の紙葉類毎に、その特徴量を抽出する特徴抽出部と、
    第1カテゴリに属する真券の紙葉類について、その種類毎に特徴量を記憶する第1データベースと、
    第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類について、その種類毎に特徴量を記憶する第2データベースと、
    前記特徴抽出部が抽出した特徴量を、前記第1データベース及び前記第2データベースが記憶する紙葉類の特徴量と照合し、第1カテゴリに属する真券の紙葉類、第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類、またはそれ以外の紙葉類のいずれであるかを識別する識別部と、
    前記識別部が識別した前記第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類を前記入金口、前記返却口、または前記出金口のいずれかである特定収納口に搬送し、その他の紙葉類を前記特定収納口以外に搬送する搬送部と、
    前記第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類が前記特定収納口に収納されているときには、この特定収納口に設けられたシャッタの開放を制限するロック部と、
    を備えた紙葉類処理装置。
  2. 前記特定収納口は、前記出金口である請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 証情報を受け付けると、その適否を判定する認証部を備え、
    前記ロック部は、前記認証部が認証情報を適正と判定すると、前記特定収納口に設けられたシャッタの開放制限を解除する請求項1、または2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 装置本体前面に設けられた入金口、返却口、及び出金口と、
    処理対象の紙葉類毎にその紙葉類の特徴量を抽出する特徴抽出部と、
    第1カテゴリに属する真券の紙葉類について、その種類毎に特徴量を記憶する第1データベースと、
    第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類について、その種類毎に特徴量を記憶する第2データベースと、
    紙葉類を搬送する搬送部と、
    を備えた紙葉類処理装置を制御するコンピュータに、
    前記特徴抽出部が抽出した特徴量を、前記第1データベース及び前記第2データベースが記憶する紙葉類の特徴量と照合し、第1カテゴリに属する真券の紙葉類、第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類、またはそれ以外の紙葉類のいずれであるかを識別する識別手順、
    前記識別手順で識別した前記第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類を前記入金口、前記返却口、または前記出金口のいずれかである特定収納口に搬送し、その他の紙葉類を前記特定収納口以外に、それぞれ前記搬送部により搬送させる搬送手順、および、
    前記第2カテゴリに属する偽造券の紙葉類が前記特定収納口に収納されているときには、この特定収納口に設けられたシャッタの開放を制限するロック手順、
    を実行させるための紙葉類処理プログラム。
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