JP5213376B2 - 弾性クローラおよび弾性クローラの製造方法 - Google Patents

弾性クローラおよび弾性クローラの製造方法 Download PDF

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本発明は、土木用作業機、建設用作業機および農業用作業機等に使用されるクローラ式走行装置における弾性クローラに関する。
弾性クローラは、無端帯状に形成され、土木用作業機等のクローラ式走行装置において、進行方向前後のいずれか一方に設けられた駆動スプロケット(駆動輪)、他方の側に設けられた1つまたは複数のアイドラ(転動輪)、および複数個設けられた転輪に巻き掛けられて、周方向に循環されることによりクローラ式走行装置を走行させる。
この弾性クローラは、その周方向に大きな張力が作用するので、弾性クローラの強度を高める目的で、例えばスチールコード等の抗張力コードがクローラの幅方向に複数並べられて形成された抗張体が、クローラ周方向に1周巻回された状態で埋設されている。
しかし、各抗張力コードは、環状とするために両端部が重ね合わされて弾性クローラに埋設されるのが通常であり、抗張体における抗張力コードが重ね合わされた部分では剛性が高くなる。そのため、この抗張力コードが重ね合わされて剛性が高くなった部分は、駆動輪および転動輪を通過するときに繰り返し受ける曲げモーメントによって疲労が生じて破断し易いという問題がある。
この問題に対し、抗張力コード列を複数の列に分け、各抗張力コード列の量端部が重なり合う部分を、周方向においてジグザグに配置されるようにし、さらにこの重なり合う部分に抗張力コードに対して45度以上の傾斜角を有する第2のスチールコード等の列を配置した弾性クローラが提案れている(特許文献1)。また、抗張力コード列の外周側の先端の並びが、クローラ幅方向に対して斜め方向になるように配されて、抗張力コードが重なり合う部分を広範囲に分散させて剛性の増加を緩和し、かつ抗張力コード列の外周側の先端をクローラ外周側から覆うプロテクタが埋設された弾性クローラも提案されている(特許文献2)。
特開平3−295776号公報 特開2001−55182号公報
特許文献1および特許文献2におて提案された弾性クローラは、抗張体が重なり合う部分がそれ以外の部分と比較して剛性が高くなり、駆動輪等を循環するとき、および凹凸面等に乗り上げて外力を受けた際等に外傷を受けやすい。
また、帯状の弾性クローラを無端帯状とする処理、つまり、抗張体の端部を重ね合わせ、ゴム材料を加硫成形する処理では、抗張体の重ね合わせ部分がそれ以外の部分と比較して外周側、内周側のゴムボリュームが異なるため、処理中に抗張体の偏りや流れなどが発生しやすくなり、十分な耐久性が得られないおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、走行時における抗張体の重なり合う部分の動きを抑制し、耐久性に優れた弾性クローラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明に係る弾性クローラは、弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、複数の抗張力コードにより帯状に形成され長手方向の両端近傍が重ね合わされて前記クローラ本体内に埋設された抗張体と、いずれもコードが網状に編まれた織りコードおよび第2の織りコードと、を有し、前記織りコードが、前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の接地面側に位置して前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の全部または幅方向の外縁を含む一部を覆い、かつ前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出して前記クローラ本体内に埋設されており、前記第2の織りコードが、前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の間に挟まれて前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部に重なり、かつ前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出して前記クローラ本体内に埋設されている。
性クローラを、コードが網状に編まれた第3の織りコードが、前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の接地面側とは逆側に位置して前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部を覆い、かつ前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出して前記クローラ本体内に埋設されているように構成することができる。
本発明に係る弾性クローラの製造方法は、接地面側に複数のラグが長手方向に所定の規則性を有する間隔で突出し複数の抗張力コードにより帯状に形成された抗張体がその両端を外方に突出させた状態で埋め込まれたゴムからなる帯状のクローラを作成し、前記抗張体の外方に突出する両端近傍を接合用の金型内で重ね合わせ、コードが網状に編まれた織りコードにより、前記抗張体の重ね合わせ部分の接地面側における前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の全部または幅方向の外縁を含む一部を覆い、かつ前記織りコードを前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出るように配置し、コードが網状に編まれた第2の織りコードを、前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の間に前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部に重なるように挟み、かつ前記第2の織りコードを前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出るように配置し、前記接合用の金型内の空間部分に未加硫のゴムを充填して加硫処理を行う。
また、コードが網状に編まれた第3の織りコードを、前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の接地面側とは逆側に位置させて前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部を覆い、かつ前記第3の織りコードを前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出るように配置し、前記接合用の金型内の空間部分に未加硫のゴムを充填して加硫処理を行うようにしてもよい。
なお、上記において「コードが網状に編まれた織りコード」とは、金属コード、有機繊維コードまたは無機繊維コード等が網状に編まれた織りコードをいうものである。
本発明によると、走行時における抗張体の重なり合う部分の動きを抑制し、耐久性に優れた弾性クローラを提供することができる。
初めに、弾性クローラ1が装着されたクローラ式走行装置2について説明する。
図1はクローラ式走行装置2の正面図である。
図1において、クローラ式走行装置2は、進行方向の前後のいずれか一方における両側方にそれぞれ設けられた駆動スプロケット(駆動輪)3、前後のいずれか他方における両側方にそれぞれ設けられたアイドラ(転動輪)4、両側方に設けられた複数個の転輪5,5,5,5、および両側方においてこれら駆動スプロケット3等に巻回された弾性クローラ1からなる。
駆動スプロケット3は、外周に複数の歯6,…,6を有し、クローラ式走行装置2内の動力装置により回転運動する。駆動スプロケット3は、歯6,…,6を、後に説明する弾性クローラ1の係合孔7,…,7に係合させ、弾性クローラ1を周方向に循環移動させることにより、クローラ式走行装置2を走行させるためのものである。
アイドラ4は、動力装置等に連結されずに自由回転し、巻き掛けられた弾性クローラ1を折り返させてその周方向における循環移動を可能としている。
転輪5は、クローラ式走行装置2の下方に前後方向に複数並べて設けられている。転輪5,5,5,5は、いずれも自由回転し、弾性クローラ1を地面に接地させてクローラ式走行装置2を走行させる。
図2は弾性クローラ1の幅方向断面図、図3は図2のA−A矢視における弾性クローラ1の構造の概要図である。なお、図2は図3におけるB−B矢視における断面図である。また、図2、図3において、クローラ本体8の断面のハッチングは省略されている。
以下の説明において、駆動スプロケット3およびアイドラ4等に巻回されたときにおける弾性クローラ1の内側を「内周側」といい、接地面側となる外側を「外周側」という。また、クローラ式走行装置2が走行するときに弾性クローラ1が循環する方向を「周方向」、このときの周方向に直交しかつ水平な方向を「幅方向」というものとする。
図2および図3を参照して、弾性クローラ1は、クローラ本体8、芯金9,…,9、ラグ10,…,10、抗張体11,11および厚織りコード12,12等からなる。
クローラ本体8は、無端帯状に形成された弾性クローラ1の基部をなすものである。クローラ本体8は、幅方向の中央にクローラ本体8の内面13と外面(接地側の面)14とを貫通する係合孔7が、全周に渡って等間隔に複数設けられている。
芯金9は、金属等の硬質材料によって形成される。芯金9は、隣り合う係合孔7,7の間に長手方向をクローラ本体8の周方向に直交させて、その一部がクローラ本体8に埋め込まれている。芯金9は、クローラ本体8の幅方向(以下「幅方向」と略すことがある)における中央を占める中央部15、中央部15における幅方向両側からそれぞれクローラ本体8の側方端に向けて延びた翼部16,16、および中央部15における翼部16,16との境界近傍からクローラ本体8の内面12側外方に突出する、幅方向に並んだ1対の芯金突起17,17からなる。
芯金突起17,17は、駆動スプロケット3、アイドラ4および転輪5,5,5,5と係合することにより、走行時に弾性クローラ1がこれらから脱落するのを防止する。
クローラ本体8の外面14には、芯金9に重なる位置において外方に突出するラグ10が全周に渡って等間隔に複数設けられている。ラグ10は、一方の幅方向端縁を起点にして幅方向の他方の側の端縁に至る前まで、周方向に直交して延びている。ラグ10,…,10は、起点となる幅方向端縁が交互に変更されて周方向に並べられている。
抗張体11は、複数のスチールコード等の抗張力コード18,…,18によって構成される。抗張体11は、抗張力コード18,…,18が幅方向に1列に並べられて形成されている。抗張体11は、係合孔7,…,7とクローラ本体8の幅方向の両端とのそれぞれの間に各1つずつが設けられている。それぞれの抗張体11,11は、幅方向の内方側における端縁が各芯金突起17,17の幅方向における略中央の外周側に位置するように、幅方向の外方側における端縁が翼部16,16の幅方向の外方端よりも若干内側になるようにして、芯金9,…,9の翼部16,16の外周側を巻回され、両先端19,19,19,19の近傍の一定長さLが重ね合わされて、クローラ本体8内に埋め込まれている(
図3)。
厚織りコード12は、スチールコード、ナイロンコード、テトロンコード、アラミド繊維コード、ガラス繊維コード等のコードが網状に編まれたものである。なお、名称「厚織りコード」における「厚織り」は、厚織りコード12が一定以上の厚みを必要とすることを意味するものではない。
厚織りコード12は、帯状に裁断され、長手方向を周方向にして、抗張体11の重ね合わせ部分の外周側に配されている。そして、厚織りコード12は、幅方向において抗張体11の幅の略3分の1に重なるようにし、かつ抗張体11から幅方向外方に所定の幅Dがはみ出すようにして、クローラ本体8に埋設される。厚織りコード12が抗張体11からはみ出す幅Dは、後に説明するように10mm以上とするのが好ましい。
厚織りコード12は、それぞれの抗張体11,11に対して設けられている。厚織りコード12は、周方向において抗張体11の両端19,19近傍の重ね合わせ長さよりも長く、重ね合わせ部分の両端19,19におけるはみ出し長さSは略等しい。周方向における厚織りコード12のはみ出し長さSは、幅方向外方のはみ出し幅Dと等しいかまたはそれ以上とするのが好ましい。
次に、弾性クローラ1の製造方法について説明する。
図4は無端帯状に形成される前の帯状の弾性クローラ1Tを示す概要図、図5および図6は帯状の弾性クローラ1Tの接合過程を示す図である。
帯状の弾性クローラ1Tは、クローラ本体8の両端に抗張体11,11を突出させて形成される。帯状の弾性クローラ1Tの製造は、公知の方法、例えば特開2001−114144号公報、特開2004−345287号公報および特開2001−47436号公報等に記載された方法により行われる。
図5を参照して、帯状の弾性クローラ1Tは、接合用の金型20を用いてその両端が接合される。接合用の金型20は、内周側金型21および外周側金型22からなっており、これらを突き合わせたとき、弾性クローラ1Tの外形と同一の空間が形成される。内周側金型21は、長手方向(図6における左右方向)に所定の間隔で設けられた複数の凹部23,…,23を有し、凹部23のそれぞれには、芯金突起17を奥にして芯金9が嵌め込まれる。また、内周側金型21には、隣り合う凹部23,23の間に、弾性クローラ1の接合部分における係合孔7,…,7を形成するための凸部24,…,24が設けられている。外周側金型22には、ラグ10を形成するための複数の凹部25,…,25が、長手方向に等間隔に設けられている。
帯状の弾性クローラ1Tは、それぞれの端が抗張体11,11を中にして、内周側金型21の長手方向における各端部に配される。このとき、帯状の弾性クローラ1Tの各端から突出する抗張体11,11は、一定の長さLが重ね合わされる(図6(a))。
続いて、帯状の厚織りコード12,12が、抗張体11,11の重なり合った部分に抗張体11,11の幅の略3分の1重ねられ、抗張体11,11の幅方向外縁から外方に所定の幅Dがはみ出るようにして、抗張体11,11の上に配される(図6(b))。
内周側金型21および外周側金型22は、芯金9,…,9、抗張体11,11および厚織りコード12,12を配した後の空間部分に加硫前のゴムRが充填されて突き合わされ、接合用の金型20内が加熱および加圧されて帯状の弾性クローラ1Tの両端が接合される。
性クローラ1の製造方法では、加硫成形子時に帯状の厚織りコード12,12が抗張体11,11の重ね合わせ部分を覆い、抗張体11,11の偏りおよび流れを効果的に抑制することができる。また、このようにして製造された弾性クローラ1は、厚織りコード12,12が補強体の役割を果たすことから、外傷を受けた際の傷の進入を防止し、抗張体11,11への傷の到達を遅らせることができ、耐久性に優れる。
図7は他の弾性クローラ1Bの幅方向断面図である。
弾性クローラ1Bは、クローラ本体8、芯金9,…,9、ラグ10,10、抗張体11,11,および厚織りコード12Ba,12Ba,12Bb,12Bb等からなる。弾性クローラ1Bにおけるクローラ本体8、芯金9,…,9、ラグ10,10および抗張体1
1,11の構成は、弾性クローラ1におけるものと同一であり、図7において弾性クローラ1における符号と同一の符号を付し、その説明を省略する。
厚織りコード12Ba,…,12Bbにおいても、その材質は弾性クローラ1における厚織りコード12と同じである。厚織りコード12Ba,…,12Bbは、抗張体11,11の端部が重ね合わされる部分に設けられる。厚織りコード12Ba,12Baはそれぞれの抗張体11,11の内周側に抗張体と芯金9,…,9とに挟まれるように配され、厚織りコード12Bb,12Bbはそれぞれの抗張体11,11の外周側に配される。
内周側の厚織りコード12Baは、幅方向において抗張体11の幅略2分の1に重なるように、かつ抗張体11から幅方向外方に所定の幅Dがはみ出してクローラ本体8に埋設されている。外周側の厚織りコード12Bbは、幅方向において重ね合わされた抗張体11の外周側全てを覆い、さらに抗張体11から幅方向外方に所定の幅Dがはみ出してクローラ本体8に埋設されている。
厚織りコード12Ba,12Bbは、弾性クローラ1における厚織りコード12と同様に、周方向において抗張体11の重ね合わせ長さよりも長く、重ね合わせ部分の両端における周方向のはみ出し長さは略等しい。また、周方向における厚織りコード12Ba,12Bbのはみ出し長さは、幅方向外方のはみ出し幅Dと等しいかまたはそれ以上とするのが好ましい。厚織りコード12Ba,12Bbは、幅方向両側の抗張体11,11に対して設けられている。
弾性クローラ1Bの製造方法は、厚織りコード12Ba,…,12Bbの配され方を除き、弾性クローラ1の製造方法と同じである。弾性クローラ1Bにおいては、内周側金型21の凹部に嵌め込まれた芯金9,…,9の上に、抗張体11から幅方向外方へのはみ出し程度が幅Dとなるように管理されて厚織りコード12Ba,12Baが配され、その上に抗張体11,11が重ね合わされる。そして、重ね合わされた抗張体11,11の上に、抗張体11,11から幅方向外方へのはみ出し幅が幅Dとなるように管理されて厚織りコード12Bb,12Bbが配される。空間部分には加硫前のゴムRが充填され、内周側金型21と外周側金型22とが組み合わされて、加硫成形による接合が行われる。
図8は芯金を有しない弾性クローラ1Cの幅方向断面図である。
弾性クローラ1Cは、クローラ本体8C、ラグ10Ca,10Cb、抗張体11Cおよび厚織りコード12Ca,12Ca,12Cb等からなる。
クローラ本体8Cは、無端帯状に形成されており、幅方向の中央近傍の内面13Cから内方に突出する1対の駆動突起26C,26Cを有する。駆動突起26C,26Cは周方向全体に渡り等間隔に設けられている。駆動突起26C,26Cは、その周方向の側面が、クローラ式走行装置2における駆動輪の外周近傍に設けられた水平方向に延びるピン等に当接することにより、弾性クローラ1Cを循環させる。また、駆動突起26C,26Cは、クローラ式走行装置2の駆動輪、アイドラ4および転輪5,5,5,5に巻き掛けられた弾性クローラ1Cが、走行時にこれらから脱落するのを防止する機能も有する。
クローラ本体8Cの外面14Cには、外方に突出し幅方向に長く延びたラグ10Caとこれよりも短いラグ10Cbとが、全周に渡り交互にかつ等間隔に設けられている。ラグ10Caは、クローラ本体8Cの幅方向における一方の端から他方の端まで延び、ラグ10Cbは、ラグ10Caの略半分の長さを有して幅方向における中央の部分に設けられている。
抗張体11Cは、複数の抗張力コード18,…,18が幅方向に1列に並べられて帯状に形成されたものである。抗張体11Cは、短いラグ10Cbの幅方向長さよりもやや小さな幅を有する1枚ものが、両端が重ね合わされ、クローラ本体8C内に埋め込まれている。なお、図8は、抗張体11Cが重ね合わされた部分における断面図である。
厚織りコード12Ca,12Ca,12Cbは、弾性クローラ1における厚織りコード12と同じ材料で形成される。厚織りコード12Ca,12Ca,12Cbは、抗張体11Cの端部が重ね合わされる部分に設けられる。厚織りコード12Ca,12Caは抗張体11Cの内周側に配され、厚織りコード12Cbは抗張体11Cの外周側に配される。
内周側の厚織りコード12Caは、幅方向において抗張体11Cの外縁から内方に向け
て駆動突起26Cの付け根に至るまで重なるように、かつ抗張体11Cから幅方向外方に所定の幅Dがはみ出してクローラ本体8Cに埋設されている。外周側の厚織りコード12Cbは、幅方向において重ね合わされた抗張体11Cの全てを覆い、さらに幅方向の両側において抗張体11Cから外方に所定の幅Dはみ出してクローラ本体8Cに埋設されている。
厚織りコード12Ca,12Ca,12Cbは、周方向において抗張体11Cの重ね合わせ長さよりも長く、重ね合わせ部分の周方向両端におけるはみ出し長さは略等しい。また、周方向における厚織りコード12Ca,12Ca,12Cbのはみ出し長さは、幅方向外方のはみ出し幅Dと等しいかまたはそれ以上とするのが好ましい。
弾性クローラ1Cの製造方法は、芯金を有さず内周側金型に芯金を嵌め込む凹部が設けられていない接合用金型を使用すること、および厚織りコード12Ca,12Ca,12Cbの配され方を除き、弾性クローラ1,1Bの製造方法と同じである。弾性クローラ1Cにおいても、抗張体11Cから幅方向外方へのはみ出し程度が幅Dとなるように管理されて厚織りコード12Caが配され、その上に抗張体11Cが重ね合わされる。そして、重ね合わされた抗張体11Cの上に、抗張体11Cから幅方向外方へのはみ出し程度が幅Dとなるように管理されて厚織りコード12Cbが配される。空間部分には加硫前のゴムRが充填され、内周側金型と外周側金型とが組み合わされて、加硫成形による接合が行われる。
Figure 0005213376
表1は、図2に示される弾性クローラ1、図7に示される弾性クローラ1B、および図8に示される弾性クローラ1Cにおいて、厚織りコード12,12Ba,12Bb,12Ca,12Cbが抗張体11,11,11Cから外方にはみ出す幅Dとゴムの剥離の程度との関係を調べたものである。ここで「ゴムの剥離」とは、厚織りコード12,12Ba,12Bb,12Ca,12Cbからのゴムの剥離をいう。
表1において、「構造−I」とは弾性クローラ1をいうものであり、「構造−II」とは
弾性クローラ1Bをいうものであり、「構造−III」とは弾性クローラ1Cをいうものであ
る。
表1の試験は、いずれも幅300mmの弾性クローラ1,1B,1Cと幅300mmの厚織りコードを有しない芯金つき弾性クローラおよび芯金なし弾性クローラとを、実際にクローラ式走行装置2に装着し走行させて行った結果である。
表1の「剥離の評価」は、厚織りコードを有しない芯金つき弾性クローラおよび芯金なし弾性クローラにおける抗張体の接合部分に外観上の異常が認められたそれぞれの走行時間を、「構造−I」、「構造−II」における基準時間および「構造−III」における基準時間とし、表1における厚織りコード12,12Ba,12Bb,12Ca,12Cbを有する弾性クローラ1,1B,1Cのそれぞれが装着されたクローラ式走行装置2を対応する基準時間走行させたのちに、各弾性クローラ1,1B,1Cを解体して抗張体11,11,11Cの重ね合わせ部分におけるゴムの剥離の程度を目視で判定したものである。
表1から、厚織りコード12,12Ba,12Bb,12Ca,12Cbが抗張体11,11,11Cから外方にはみ出す幅Dは、いずれの弾性クローラ1,1B,1Cにおいても10mm以上の場合、厚織りコード12,12Ba,12Bb,12Ca,12Cbからのゴムの剥離を減少させる効果があることがわかる。
また、表1の評価における基準時間は、厚織りコードを有しない弾性クローラにおいて外観上の異常が認められた時間であるので、厚織りコード12,12Ba,12Bb,12Ca,12Cbが設けられた弾性クローラ1,1B,1Cはいずれも厚織りコードを有しない弾性クローラに比べて外観上の異常が生じ難いということができる。
図9および図10は他の芯金を有する弾性クローラ1D〜1H,1Jの幅方向断面図である。
図9および図10に示される各弾性クローラ1D〜1Jにおけるクローラ本体8、芯金9,…,9、ラグ10,10および抗張体11,11の構成は、弾性クローラ1におけるクローラ本体8、芯金9,…,9、ラグ10,…,10および抗張体11,11の構成と同一であり、下記説明および図9において弾性クローラ1におけるこれらと同一の符号を付すものとする。
図9(a)に示される弾性クローラ1Dは、図7に示される弾性クローラ1Bにおける、芯金9,…,9と各抗張体11の重ね合わせ部分とのそれぞれの間の厚織りコード12Ba,12Baを有さず、抗張体11,11の外周側にのみ厚織りコード12Bb,12Bbが設けられている。
図9(b)に示される弾性クローラ1Eは、図2に示される弾性クローラ1における、抗張体11,11の外周側に設けられた厚織りコード12,12の他に、芯金9と抗張体11との間にも厚織りコード12E,12Eが設けられている。厚織りコード12Eは、抗張体11を対称面として厚織りコード12と面対称になるように配置される。図9(b)においては、弾性クローラ1における厚織りコード12の2倍の幅を有する厚織りコードが2つ折りされて、抗張体11の外方端縁を挟むようにして接合用の金型に収容され、クローラ本体8内に埋設される。
図9(c)に示される弾性クローラ1Fは、図2に示される弾性クローラ1における、抗張体11,11の外周側に設けられた厚織りコード12,12の他に、抗張体11,11のそれぞれの先端の近傍における重ね合わせ部分の間にも厚織りコード12F,12Fが設けられている。厚織りコード12Fは、幅方向内方における端縁が厚織りコード12の内方側の端縁と図9(c)における上下に重なるようにクローラ本体8内に埋設される。
図10(d)に示される弾性クローラ1Gは、図2に示される弾性クローラ1における、抗張体11,11の外周側に設けられた厚織りコード12,12の他に、芯金9および抗張体11の間に厚織りコード12E,12Eと、抗張体11,11のそれぞれの先端の近傍における重ね合わせ部分の間に厚織りコード12F,12Fとが設けられている。
厚織りコード12E,12Eおよび厚織りコード12F,12Fのクローラ本体内にお
けるそれぞれの配置は、図9(b)および図9(c)において説明した弾性クローラ1Eにおける厚織りコード12E,12Eおよび厚織りコード12F,12Fと同一である。
図10(e)に示される弾性クローラ1Hは、図7に示される弾性クローラ1Bにおける厚織りコード12Bb,12Bbの他に、芯金9と抗張体11,11との間に厚織りコード12H,12Hが設けられている。厚織りコード12Hは、幅方向内方における端縁が抗張体11,11の幅中央よりも若干内方側に位置するように配置される。
図10(f)に示される弾性クローラ1Jは、図7に示される弾性クローラ1Bにおける厚織りコード12Bb,12Bbの他に、抗張体11,11のそれぞれの先端の近傍における重ね合わせ部分の間にも厚織りコード12J,12Jが設けられている。厚織りコード12Jは、幅方向内方における端縁が抗張体11,11の幅中央よりも若干内方側に位置するように配置される。
弾性クローラ1D〜1H,1Jは、何れもクローラ本体8内における厚織りコードの配置が弾性クローラ1,1Bと異なるが、弾性クローラ1,1Bと同様に、帯状の弾性クローラ1Tを製作した後に、接合用の金型20によってその両端から突出する抗張体11,11を接合することにより製作される。
弾性クローラ1D〜1H,1Jのそれぞれにおける厚織りコードは、いずれも、その幅方向外方における端縁の、抗張体11の重ね合わせ部分における外方の端縁からのはみ出し長さDが10mm以上になるようにしてクローラ本体8に埋設される。また、弾性クローラ1D〜1H,1Jのそれぞれにおける厚織りコードは、いずれも、抗張体11重ね合わせ部分の両端19,19におけるはみ出し長さが略等しく、そのはみ出し長さは、幅方向外方のはみ出し幅Dと等しいかまたはそれ以上にされる。
図11および図12は他の芯金を有しない弾性クローラ1K〜1N,1Pの幅方向断面図である。
図11および図12に示される各弾性クローラ1K〜1N,1Pにおけるクローラ本体8C、ラグ10Ca,10Cbおよび抗張体11,11の構成は、弾性クローラ1Cにおけるクローラ本体8C、ラグ10Ca,10Cbおよび抗張体11,11の構成と同一であり、下記説明および図10において弾性クローラ1Cにおけるこれらと同一の符号を付すものとする。
図11(a)に示される弾性クローラ1Kは、厚織りコード12K,12Kが、抗張体11Cの幅方向のそれぞれの両端縁近辺であって抗張体11Cの外周側に埋設されている。厚織りコード12K,12Kはいずれも、抗張体11Cの幅方向端縁から外方へのはみ出し長さDが10mm以上であり、かつこのはみ出し長さDと同等又は若干小さな幅で、抗張体11Cの端縁から内方において抗張体11Cと重なる部分を有する。
図11(b)に示される弾性クローラ1Lは、図8に示される弾性クローラ1Cにおける内周側に配された厚織りコード12Ca,12Caを有さず、抗張体11Cの外周側において抗張体11Cの幅方向全てを覆う厚織りコード12Cbを有するものである。
図11(c)に示される弾性クローラ1Mは、図11(a)に示される弾性クローラ1Kにおける抗張体11Cの外周側に埋設された厚織りコード12K,12Kと同一の構成の厚織りコード12K,12Kを有する。また、弾性クローラ1Mは、抗張体11Cの内周側に、抗張体11Cから外方へのはみ出し長さDおよび抗張体11Cとの重なり程度が厚織りコード12K,12Kと等しい厚織りコード12M,12Mを幅方向両側に有する。
図12(d)に示される弾性クローラ1Nは、図11(a)に示される弾性クローラ1Kにおける抗張体11Cの外周側に埋設された厚織りコード12K,12Kと同一の構成の厚織りコード12K,12Kを有する。さらに、弾性クローラ1Nは、抗張体11Cの先端の近傍における重ね合わせ部分の間にも厚織りコード12N,12Nが設けられている。厚織りコード12N,12Nは、いずれも幅方向内方における端縁が厚織りコード12K,12Kのそれぞれの内方側の端縁と図12(d)における上下に重なるようにクローラ本体8C内に埋設されている。
図12(e)に示される弾性クローラ1Pは、抗張体11Cの外周側に埋設された厚織
りコード12K,12K、抗張体11Cの先端の近傍における重ね合わせ部分の間に埋設された厚織りコード12N,12N、および抗張体11Cの内周側に埋設された厚織りコード12M,12Mを幅方向両側に有する。厚織りコード12K,12Kは、図11(a)に示される弾性クローラ1Kにおける厚織りコード12K,12Kと同一の構成を有し、厚織りコード12N,12Nは、図12(d)に示される弾性クローラ1Nにおける厚織りコード12N,12Nと同一の構成を有し、厚織りコード12M,12Mは、図11(c)に示される弾性クローラ1Mにおける厚織りコード12M,12Mと同一の構成を有する。幅方向両側におけるそれぞれの厚織りコード12K,12N,12Mは、いずれも抗張体11Cの幅方向端縁からのはみ出し長さDが10mm以上であり、抗張体11Cの幅方向端縁から内方にはみ出し長さDと同じかまたはそれよりも若干狭い幅で抗張体11Cの端縁近傍と重なり合うように埋設されている。
弾性クローラ1K〜1N,1Pは、何れも芯金を有さず、またクローラ本体8C内における厚織りコードの配置が弾性クローラ1,1B,1Cと異なるものもあるが、弾性クローラ1,1B,1Cと同様に、帯状の弾性クローラを製作した後に、接合用の金型20によってその両端から突出する抗張体11,11を接合することにより製作される。
弾性クローラ1K〜1N,1Pのそれぞれにおける厚織りコードは、いずれも、その幅方向外方における端縁の、抗張体11Cの接合のための重ね合わせ部分における外方の端縁からのはみ出し長さDが10mm以上になるようにしてクローラ本体8Cに埋設される。また、弾性クローラ1K〜1N,1Pのそれぞれにおける厚織りコードは、いずれも、抗張体11Cの重ね合わせ部分の両端におけるはみ出し長さが略等しく、そのはみ出し長さは、幅方向外方のはみ出し幅Dと等しいかまたはそれ以上にされる。
上述の形態において、本発明を芯金9、ラグ10,10Ca,10Cb、抗張体11,11Cおよび係合孔7等の形状および配置等が異なる弾性クローラに適用することができる。
その他、弾性クローラ1,1B〜1H,1J〜1N,1P、および弾性クローラ1,1B〜1H,1J〜1N,1Pの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、土木用作業機、建設用作業機および農業用作業機等に使用されるクローラ式走行装置における弾性クローラに利用することができる。
図1はクローラ式走行装置の正面図である。 図2は弾性クローラの幅方向断面図である。 図3は図2のA−A矢視における弾性クローラの構造の概要図である。 図4は無端帯状に形成される前の帯状の弾性クローラを示す概要図である。 図5は帯状の弾性クローラの接合過程を示す図である。 図6は帯状の弾性クローラの接合過程を示す図である。 図7は他の弾性クローラの幅方向断面図である。 図8は芯金を有しない弾性クローラの幅方向断面図である。 図9他の芯金を有する弾性クローラの幅方向断面図である。 図10は他の芯金を有する弾性クローラの幅方向断面図である。 図11は他の芯金を有しない弾性クローラの幅方向断面図である。 図12は他の芯金を有しない弾性クローラの幅方向断面図である。
1,1,1B〜1H,1J〜1N,1P 弾性クローラ
1T 帯状のクローラ(帯状の弾性クローラ)
8,8C クローラ本体
10,10Ca,10Cb ラグ
11,11C 抗張体
12,12Bb,12Cb,12K 織りコード(厚織りコード)
12F,12J,12N 第2の織りコード(厚織りコード)
12Ba,12Ca,12E,12H,12M 第3の織りコード(厚織りコード)
18 抗張力コード
20 接合用の金型
R 未加硫のゴム(加硫前のゴム)

Claims (4)

  1. 弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、
    複数の抗張力コードにより帯状に形成され長手方向の両端近傍が重ね合わされて前記クローラ本体内に埋設された抗張体と、
    いずれもコードが網状に編まれた織りコードおよび第2の織りコードと、を有し、
    前記織りコードが、
    前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の接地面側に位置して前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の全部または幅方向の外縁を含む一部を覆い、
    かつ前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出して前記クローラ本体内に埋設されており、
    前記第2の織りコードが、
    前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の間に挟まれて前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部に重なり、
    かつ前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出して前記クローラ本体内に埋設されている
    ことを特徴とする弾性クローラ。
  2. コードが網状に編まれた第の織りコードが、
    前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の接地面側とは逆側に位置して前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部を覆い、
    かつ前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出して前記クローラ本体内に埋設されている
    請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 接地面側に複数のラグが長手方向に所定の規則性を有する間隔で突出し複数の抗張力コードにより帯状に形成された抗張体がその両端を外方に突出させた状態で埋め込まれたゴムからなる帯状のクローラを作成し、
    前記抗張体の外方に突出する両端近傍を接合用の金型内で重ね合わせ、
    コードが網状に編まれた織りコードにより、前記抗張体の重ね合わせ部分の接地面側における前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の全部または幅方向の外縁を含む
    一部を覆い、かつ前記織りコードを前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出るように配置し、
    コードが網状に編まれた第2の織りコードを、
    前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の間に前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部に重なるように挟み、かつ前記第2の織りコードを前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出るように配置し、
    前記接合用の金型内の空間部分に未加硫のゴムを充填して加硫処理を行う
    ことを特徴とする弾性クローラの製造方法
  4. コードが網状に編まれた第3の織りコードを、
    前記抗張体の両端近傍の重ね合わせ部分の接地面側とは逆側に位置させて前記重ね合わせ部分の長手方向全部および幅方向の外縁を含む一部を覆い、
    かつ前記第3の織りコードを前記重ね合わせ部分の幅方向の外縁よりも幅方向外方に10mm以上はみ出るように配置し、
    前記接合用の金型内の空間部分に未加硫のゴムを充填して加硫処理を行う
    請求項3に記載の弾性クローラの製造方法。
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