JP5210128B2 - タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴムストリップを回転する一対のローラにより被成形体に積層して未加硫タイヤを成形するタイヤ製造装置及びタイヤ製造方法に関する。
空気入りタイヤは、一般に、未加硫ゴム等からなる各タイヤ構成部材を被成形体に順次配置して未加硫タイヤを成形し、タイヤ加硫機により加硫成型して製造される。また、このタイヤ製造時には、未加硫のゴムストリップを、積層手段により被成形体に貼り付けて積層することで、トレッドゴム等の所定のタイヤ構成部材を形成することが行われている。
ところで、このようなタイヤ製造装置では、積層手段が有する一対のローラを回転させ、それらの外周部間にゴムストリップを通過させて圧延等しつつ、通過後のゴムストリップを一方のローラにより保持して被成形体に積層するのが一般的である。その際、ローラ間を通過したゴムストリップは、積層用の一方のローラ側に確実に誘導して保持する必要があるが、従来のタイヤ製造装置では、ローラとゴムストリップの密着状態等によっては、ゴムストリップの先端が他方のローラ側に誘導されることがある。その結果、上記した一方のローラによるゴムストリップ先端部の保持が安定して行えず、被成形体へのゴムストリップの配置や積層の精度が低下する恐れがある。
これに対し、従来、一対のローラの外周部形状を、互いに対応する曲率の凹曲面と凸曲面に形成し、ゴムストリップが剥離し易い凹曲面ローラを剥離側に、凸曲面ローラをゴムストリップの粘着側にして、ゴムストリップの先端部を凸曲面ローラに誘導して保持するタイヤ製造装置が知られている。また、互いに径の異なる一対のローラを使用し、ゴムストリップがより剥離し易い小径ローラを剥離側に、大径ローラをゴムストリップの粘着側にして、ゴムストリップを大径ローラにより保持する貼付装置も知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、これら従来の装置では、それぞれ効果はあるものの、ゴム種等の条件によっては、剥離側の各ローラからゴムストリップを強制的に剥離する力が充分に強くならない場合があり、その外周部からゴムストリップの先端部を確実に剥離して粘着側の各ローラに誘導する効果が不足する場合があるため、更なる改善が求められる。これに伴い、ゴムストリップの修正に応じて装置の稼働率が低下し、タイヤ製造の生産性が低くなることも懸念される。
また、従来、各ローラの外周に複数の貫通孔を形成し、一方のローラの貫通孔からエアを吸引してゴムストリップを吸着し、かつ、他方のローラの貫通孔からエアを吹き出してゴムストリップを剥離させ、ゴムストリップの先端部を一方のローラ側に誘導するようにした装置も知られている(特許文献2参照)。
ところが、この従来の装置では、ローラへの貫通孔の形成に加えて、エアの吸引や吹き出し機構を設けてローラへ接続する必要があるため、装置全体が複雑になる、という点で改良が求められている。併せて、吸引側のローラの貫通孔にゴムが詰まり、装置の故障が増加する恐れもあるため、更なる改善が求められている。
特開2006−130757号公報 特開2002−37492号公報
本発明は、このような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、ゴムストリップを一対のローラにより積層して未加硫タイヤを成形する際に、ゴムストリップの先端部を積層用の一方のローラに確実に誘導して保持し、ゴムストリップの配置や積層の精度を向上させることである。
本発明は、ゴムストリップの供給手段と、供給されるゴムストリップを回転する一対のローラ間を通過させて一方のローラにより被成形体に積層する積層手段とを備え、被成形体にゴムストリップを積層して未加硫タイヤを成形するタイヤ製造装置であって、一対のローラをそれぞれ回転させる駆動手段と、ゴムストリップの先端供給時に、前記一方のローラの回転周速度を他方のローラの回転周速度に対して相対的に遅くして、ゴムストリップの先端部を前記一方のローラ側に誘導する速度変更手段と、を備え、速度変更手段は、ゴムストリップの先端部が前記一方のローラ側に誘導されたとき、一対のローラの各回転周速度を同じ速度に変更する手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、ゴムストリップを回転する一対のローラ間を通過させて一方のローラにより被成形体に積層し、未加硫タイヤを成形するタイヤ製造方法であって、前記一方のローラの回転周速度を他方のローラの回転周速度に対して相対的に遅くして一対のローラをそれぞれ回転させる工程と、速度差を有して回転する一対のローラ間にゴムストリップを供給する工程と、供給されるゴムストリップの先端部を一対のローラ間を通過させて前記一方のローラ側に誘導する工程と、ゴムストリップの先端部が前記一方のローラ側に誘導されたとき、一対のローラの各回転周速度を同じ速度に変更する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ゴムストリップを一対のローラにより積層して未加硫タイヤを成形する際に、ゴムストリップの先端部を積層用の一方のローラに確実に誘導して保持でき、ゴムストリップの配置や積層の精度を向上させることができる。
以下、本発明のタイヤ製造装置及び製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤ製造装置は、被成形体にゴムストリップを積層して、トレッドゴムやサイドウォールゴム等、タイヤ各部のゴム部材を形成して未加硫タイヤを成形する装置である。
図1は、このタイヤ製造装置の概略構成図であり、その要部を模式的に側面図やブロック図で示している。
タイヤ製造装置1は、図示のように、支持体2と、ゴムストリップGの供給手段10と、それらの間に配置されたゴムストリップGの積層手段20と、装置全体を制御する制御装置40と、を備えている。
支持体2は、未加硫タイヤの成形時に、被成形体Hを軸線周りに回転可能に支持する支持手段であり、例えば成形する未加硫タイヤの内面形状に応じた外面形状を有する剛体コアや、拡縮可能な円筒状の成形ドラム等からなる。ここでは、支持体2は、軸線周りに回転可能な剛体コアからなり、その外周側にタイヤ構成部材やゴムストリップGが順に配置や積層等されて被成形体Hが形成され、被成形体Hを同芯状に保持する。また、この支持体2は、モータ等の駆動源や、その回転動力の伝達機構等からなる回転駆動装置(図示せず)を有し、これにより回転駆動されて、被成形体Hを軸線周りに所定速度で回転させる。
ここで、被成形体Hは、未加硫タイヤの成形時にゴムストリップGが積層される対象物であり、支持体2上に配置された成形途中段階の未加硫タイヤや仕掛かり品、又は中間成形体等である。或いは、ゴムストリップGを支持体2上へ直接積層するときには、剛体コアや成形ドラムが被成形体Hを構成する。一方、ゴムストリップGは、リボン状や帯状等に形成されて積層される長尺なゴム部材であり、供給手段10から被成形体Hへ向けて供給される。
供給手段10は、未加硫ゴムを加熱混練して押し出す押出機11(図では先端側のみ示す)と、そのゴム押出先端部に連結された押出ヘッド12と、押出ヘッド12のゴム吐出口に取り付けられた口金13とを有する。供給手段10は、押出機11により、未加硫ゴムを、押出ヘッド12を介して口金13の開口部から押し出し、その開口形状に応じた所定の断面形状にゴムストリップGを形成して、積層手段20へ向かって連続して所定速度で供給(矢印K)する。また、供給手段10は、押出機11を積層手段20と共に支持体2の外面に沿って軸線方向等に移動させる移動手段(図示せず)を有する。これにより、押出機11を、ゴムストリップGの供給速度や支持体2への積層位置等に応じて移動させ、積層手段20を介して、回転する被成形体Hの所定位置にゴムストリップGを供給する。
積層手段20は、軸線周りに回転可能に支持された一対のローラ21、22と、ローラ21、22をそれぞれ回転させる駆動手段30とを有し、供給されるゴムストリップGを、回転する一対のローラ21、22間を通過させて、一方のローラ21により被成形体Hに積層する。ここでは、ローラ21、22は、それぞれ所定径に形成された円筒状や円盤状をなし、下方の下ローラ21が支持体2の外面近傍に対向して配置され、その上方に、上ローラ22が、互いの外周部間に所定間隔を開けて対向して配置されている。これらローラ21、22は、それぞれゴムストリップGの積層及び圧延ローラであり、軸線を互いに平行にした状態で支持され、それらの間の一方側(図では右側)のゴム入口側に、口金13から押し出されたゴムストリップGが導かれて連続的に供給される。
駆動手段30は、各ローラ21、22の回転軸(図示せず)に各々取り付けられた下モータ31と上モータ32とを有し、各モータ31、32によりローラ21、22をそれぞれ別個に回転駆動して、各配置位置で所定方向に回転させる。このモータ31、32は、互いに独立して回転速度(単位時間当たりの回転の回数:回転数)が変更可能な回転電動機からなり、各ローラ21、22をそれぞれ所定の回転速度で回転させるとともに、各回転速度を独立して変化させる。これにより、駆動手段30は、ローラ21、22のゴムストリップGと接する外周部における周速度を、各モータ31、32の回転速度及び各ローラ21、22の直径に応じた速度に各々変更する。なお、本発明では、この回転するローラ21、22のゴムストリップGと接する外周部表面における周方向速度を、ローラ21、22の回転周速度と言う。
積層手段20は、この駆動手段30により駆動して、ローラ21、22を互いに逆方向に同期して回転(矢印R1、R2)させ、供給されるゴムストリップGをローラ21、22の外周部間で圧延して、その外周部間隔に応じた厚さの所定の断面形状に形成する。続けて、積層手段20は、ローラ21、22間を通過したゴムストリップGを、積層用の一方のローラ(ここでは、下ローラ21)側に誘導し、回転する下ローラ21により保持して被成形体Hへの所定の貼付位置まで移動させ、連動して回転する被成形体Hの外面に押し付けて圧着する。このようにして、積層手段20は、ゴムストリップGを、被成形体H、例えば支持体2の外面又は下層のゴムストリップGや配置済みのタイヤ構成部材に貼り付け、連続してタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けて積層し、所定形状のトレッド等のゴム部材を形成する。
その際、このタイヤ製造装置1では、ゴムストリップGを連続して積層する間を通して、両ローラ21、22の回転周速度を、被成形体Hの回転速度に応じた速度に設定し、互いに同じ速度に維持してゴムストリップGを通過させる。ただし、供給手段10によるゴムストリップGの供給が開始されて、ゴムストリップGの先端部が通過するときには、いずれか一方又は両方のモータ31、32の回転速度を変更制御して、上ローラ22よりも下ローラ21の回転周速度を遅くする。即ち、下ローラ21の回転周速度を遅くし、又は上ローラ22の回転周速度を速くし、或いは、それらを組み合わせて、一方の下ローラ21の回転周速度を、他方の上ローラ22の回転周速度に対して相対的に遅くする。このようにして、ゴムストリップGの先端供給時(積層動作の開始時)に、ローラ21、22の回転周速度に所定の速度差(速度比)を付与し、その状態でローラ21、22間を通過させて、ゴムストリップG先端部の誘導方向を制御する。
図2は、このローラ21、22間を通過するゴムストリップGを拡大して示す要部側面図であり、各段階のゴムストリップGとローラ21、22を順に模式的に示している。また、図では仮想的に、ゴムストリップGの厚さ方向の中立面CLを挟んで、上側を上ゴムストリップ部GU、下側を下ゴムストリップ部GLとして示している。
本実施形態では、図示のように、各ローラ21、22を、その外周部間を通過するゴムストリップGの供給方向Kに合わせて、互いに逆方向に回転R1、R2させる。また、供給手段10から供給されるゴムストリップGの先端がローラ21、22間に達するまでに(図2A参照)、積層用の下ローラ21の回転周速度V1が上ローラ22の回転周速度V2よりも遅い速度(V1<V2)になるように各速度V1、V2を調整する。
この状態で、ゴムストリップGの先端がローラ21、22間に達すると、上下面に接触する各ローラ21、22によるゴムストリップGの送り量(搬送量)の差により(図2B参照)、ローラ21、22間を通過したゴムストリップGの先端部が下ローラ21側に誘導(矢印T)される。つまり、ゴムストリップGは、より回転周速度V2が速く外周部の移動量も大きい上ローラ22により、接触する上ゴムストリップ部GUの表面が、より多く下流側に送られる。一方、下ゴムストリップ部GLの表面は、より回転周速度V1が遅く外周部の移動量も小さい下ローラ21により、より少なく下流側に送られる。この両送り量の差に伴い、ローラ21、22間を通過したゴムストリップGは、全体として送り量の少ない下ローラ21側に送られて、上ローラ22から離れる方向の力が作用するとともに、下ローラ21の外周部に沿うように変形する。これにより、ゴムストリップGの先端部が、上ローラ22から剥離して下ローラ21側に誘導され、下ローラ21の外周部に保持されて、その回転により被成形体Hへ向けて移動する。
また、ここでは、ゴムストリップGの先端部の誘導方向を上記のように制御して一対のローラ21、22間を通過させ、その先端部が下ローラ21側に誘導されたときに、一対のローラ21、22の各回転周速度V1、V2を同じ速度(V1=V2)に変更する。具体的には、例えば、下ローラ21に保持されたゴムストリップGの先端部をセンサ等により検知し、その先端部の下ローラ21側への誘導を確認したときに、各回転周速度V1、V2を変更する。又は、ゴムストリップGの先端が一対のローラ21、22間を通過したことを、センサやモータ31、32に作用するトルク変化により検知し、この通過した時点から所定時間経過したときに、各回転周速度V1、V2を変更する。或いは、押出機11の作動時間(ゴム押出時間)からゴムストリップGの先端部の誘導を判断し、押出開始から所定時間経過したときに、ゴムストリップGの先端部が誘導されたとして、各回転周速度V1、V2を変更してもよい。これにより、ゴムストリップGの先端部の誘導ミスを防止して、先端部を下ローラ21側へ確実に誘導して保持し、その後、速度を変更して連続した積層動作を実行させる。このように、タイヤ製造装置1は、ゴムストリップGの先端供給時のみ、ローラ21、22の回転周速度V1、V2に所定の速度差を付与し、先端部の通過後は、ローラ21、22を同じ回転周速度V1、V2で回転させる。
次に、このタイヤ製造装置1により、未加硫タイヤを成形してタイヤを製造する手順や動作について説明する。なお、以下の手順等は、制御装置40(図1参照)により制御され、装置各部を予め設定されたタイミングや条件で関連動作させる等、連動して作動させて実行される。
この制御装置40は、例えばマイクロプロセッサ(MPU)41、各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)42、及びMPU41が直接アクセスするデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)43等を備えたコンピュータから構成され、接続手段を介して装置各部が接続されている。これにより、制御装置40は、装置各部と制御信号や各種データを送受信し、タイヤ成形に関する各動作を各々実行させる。また、制御装置40は、各ローラ21、22を回転駆動するモータ31、32にも各々接続され、モータ31、32を制御して回転速度をそれぞれ変更させる。従って、制御装置40は、ローラ21、22の回転周速度を上記のように変更する速度変更手段の一部を構成する。
タイヤ製造装置1は、まず、積層用の一方の下ローラ21の回転周速度V1(図2参照)を、他方の上ローラ22の回転周速度V2に対して相対的に遅くした状態で、一対のローラ21、22をそれぞれ所定速度で回転させる。次に、このように速度差を有して回転する一対のローラ21、22間に、供給手段10からゴムストリップGを供給し、供給されるゴムストリップGの先端部を、一対のローラ21、22間を通過させて、上記のように下ローラ21側に誘導して保持する。続いて、ゴムストリップGの先端部が一対のローラ21、22間を通過して下ローラ21側に誘導されたとき、一対のローラ21、22の各回転周速度V1、V2を同じ速度に変更する。その後、同状態にローラ21、22を維持して、ゴムストリップGを連続して供給し、ゴムストリップGを回転する一対のローラ21、22間を通過させて下ローラ21により保持し、被成形体H(図1参照)に順次積層する。これにより、被成形体H上にトレッド等のゴム部材を形成して所定形状及び構造の未加硫タイヤを成形し、加硫成型して製品タイヤを製造する。
以上のように、本実施形態では、下ローラ21の回転周速度V1を上ローラ22の回転周速度V2に対して相対的に遅くした状態で、回転するローラ21、22間にゴムストリップGを供給して通過させる。その際、ローラ21、22によるゴムストリップGの送り量同士の差に伴う上記した作用により、ゴムストリップGの先端部の誘導方向を正確に制御して、所望の下ローラ21側に確実に誘導することができる。また、ゴムストリップGの先端部を、上ローラ22から強制的に強い力で剥離させて、確実に下ローラ21に誘導して外周部に安定して保持でき、ゴムストリップGを被成形体Hへの積層位置へ正確に移動させて供給することができる。これに伴い、被成形体HへのゴムストリップGの配置や積層の精度を高めることができ、装置の信頼性や稼働率、及びタイヤ製造の生産性を向上させることもできる。
従って、本実施形態によれば、ゴムストリップGを一対のローラ21、22により積層して未加硫タイヤを成形する際に、ゴムストリップGの先端部を積層用の一方の下ローラ21に確実に誘導して保持でき、ゴムストリップGの配置や積層の精度を向上させることができる。また、このタイヤ製造装置1では、ゴムストリップGの先端部の誘導後は、ローラ21、22の各回転周速度を同じ速度に変更するため、ゴムストリップGを下ローラ21により確実に保持しながら、ローラ21、22の速度差により、ゴムストリップGに皺等の変形や蛇行が発生して積層状態の精度が低下するのを防止することもできる。更に、ローラ21、22の回転周速度を変更するだけで、上記した各効果が得られるため、装置が複雑にならずに低コストで実施でき、かつ故障の発生を抑制することもできる。
ここで、駆動手段30は、2つのモータ31、32以外に、例えば1つのモータを、減速機やクラッチ等からなる速度切替機構を介してローラ21、22に各々連結し、これにより、ローラ21、22を回転させつつ、ゴムストリップGの先端部がローラ21、22間を通過する前後の所定のタイミングで、回転周速度を切り替えて変更するようにしてもよい。このように、ローラ21、22を回転させる駆動手段30や速度変更手段は、ローラ21、22を所定速度で回転させて、その速度差等を調整可能な公知の種々の各手段を用いることができる。
なお、本実施形態では、下ローラ21をゴムストリップGの積層用のローラとしたが、ゴムストリップGの積層の仕方等によっては、上ローラ22を積層用のローラとして使用し、上記と同様にして、ゴムストリップGの先端を上ローラ22側に誘導するようにしてもよい。また、ローラ21、22は、同じ直径に、又は異なる直径に形成し、或いは、互いに対応する異なる外周部形状に形成してもよい。
本実施形態のタイヤ製造装置の概略構成図である。 ローラ間を通過するゴムストリップを拡大して示す要部側面図である。
符号の説明
1・・・タイヤ製造装置、2・・・支持体、10・・・供給手段、11・・・押出機、12・・・押出ヘッド、13・・・口金、20・・・積層手段、21・・・下ローラ、22・・・上ローラ、30・・・駆動手段、31・・・下モータ、32・・・上モータ、40・・・制御装置、41・・・MPU、42・・・ROM、43・・・RAM、H・・・被成形体、G・・・ゴムストリップ。

Claims (2)

  1. ゴムストリップの供給手段と、供給されるゴムストリップを回転する一対のローラ間を通過させて一方のローラにより被成形体に積層する積層手段とを備え、被成形体にゴムストリップを積層して未加硫タイヤを成形するタイヤ製造装置であって、
    一対のローラをそれぞれ回転させる駆動手段と、
    ゴムストリップの先端供給時に、前記一方のローラの回転周速度を他方のローラの回転周速度に対して相対的に遅くして、ゴムストリップの先端部を前記一方のローラ側に誘導する速度変更手段と、を備え
    速度変更手段は、ゴムストリップの先端部が前記一方のローラ側に誘導されたとき、一対のローラの各回転周速度を同じ速度に変更する手段を有することを特徴とするタイヤ製造装置。
  2. ゴムストリップを回転する一対のローラ間を通過させて一方のローラにより被成形体に積層し、未加硫タイヤを成形するタイヤ製造方法であって、
    前記一方のローラの回転周速度を他方のローラの回転周速度に対して相対的に遅くして一対のローラをそれぞれ回転させる工程と、
    速度差を有して回転する一対のローラ間にゴムストリップを供給する工程と、
    供給されるゴムストリップの先端部を一対のローラ間を通過させて前記一方のローラ側に誘導する工程と、
    ゴムストリップの先端部が前記一方のローラ側に誘導されたとき、一対のローラの各回転周速度を同じ速度に変更する工程と、
    を有することを特徴とするタイヤ製造方法
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