JP5207099B2 - 転写ユニットおよびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写ユニットおよびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
トナーを用いた画像形成装置では、静電潜像が形成される像保持体としての感光体ドラムが設けられている。そして、感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの表面を所定の電位に帯電する帯電装置、帯電した感光体ドラムに露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置、感光体ドラムの静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置、感光体ドラムとの近接位置である転写位置で感光体ドラムに保持されたトナー像を用紙(記録媒体)に転写する転写ローラが、それぞれ配置されている。
また、用紙の搬送路(用紙搬送路)上には、用紙を一旦停止させて搬送姿勢を矯正するとともに所定のタイミングでこれを転写位置に送り出すレジストローラが設けられている。そして、レジストローラと転写位置との間(転写位置の搬送方向上流側)には、トナー像転写前の用紙の除電を行う例えば布製の除電手段が配置され、さらに転写位置の搬送方向下流側には、トナー像転写後の用紙の除電を行う除電手段が、それぞれ配置されている。
ここで、従来においては、転写前における用紙の除電を行うための除電手段は、用紙搬送路に面するようにして装置本体に直接取り付けられている。
なお、除電手段を記載した文献としては、例えば特開2000−305376号公報、特開2004−325484号公報、特開2004−325485号公報、特開2004−325486号公報などがある。
特開2000−305376号公報 特開2004−325484号公報 特開2004−325485号公報 特開2004−325486号公報
ここで、上述のような従来の技術では、トナー像転写前の用紙の除電手段が装置本体に直接取り付けられているため、取付作業性が悪くなってしまう。特に除電手段が布製のように柔らかな部材の場合には、狭い取付スペースに正規位置に取り付けることが一層困難となるために、取付位置がずれて搬送路を阻害し、いわゆる紙詰まりが発生する恐れがある。
また、このように取付作業性が悪いことから、画像形成装置の使用により除電手段が劣化してもユーザの段階でこれを新品と交換することは困難であり、専門のエンジニアに頼らざるを得ない。
本発明は、除電手段の取付作業性を向上させることのできる技術を提供することを目的とする。
また、本発明は、除電手段の交換を容易に行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の転写ユニットは、像保持体と対向配置され、前記像保持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段が取り付けられるとともに装置本体に対して前記記録媒体の搬送路と交差して当該搬送路から離れる方向に移動させることで取り外され、当該方向と反対方向に移動させることで装着されるベース部材と、導電性を有する布状部材からなり、前記ベース部材における一対のレジストローラに向かって延びた搬送路の先端外面に前記搬送路側を先端とし対向する他端が前記記録媒体から離れるように取り付けられ、前記トナー像が転写される前における前記記録媒体の除電を行う除電手段と、前記除電手段と接触した状態で前記ベース部材に取り付けられ、接地電位とされた金属製の導電プレートとを有し、前記除電手段は前記導電プレートを介して接地電位とされている、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記ベース部材には、前記除電手段が取り付けられる取付凹部が形成され、前記除電手段は前記取付凹部に取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、前記取付凹部の裏側には肉抜き空間が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記除電手段における前記ベース部材の搬送路側取付端から前記搬送路側の箇所には、前記搬送路に向かって延びる切り込みが形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、前記切り込みは前記除電手段の長手方向の全域に亘って形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の画像形成装置は、請求項1〜5の何れか一項に記載の転写ユニットを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、転写ユニットを装置本体から外してベース部材の外面に除電手段を取り付けることができるので、除電手段を装着する際の作業性が良好になる。したがって、除電手段が正規の取付位置からずれてしまって記録媒体の搬送路を阻害し、除電手段にていわゆる紙詰まりが多発するようなこともない。
また、請求項1記載の発明によれば、除電手段は転写ユニットと一体で交換できるので、例えば、劣化等により除電手段を交換する必要性が発生した際、転写手段の劣化で転写手段を交換した際等の理由で転写ユニットを交換した際にも、専門のエンジニアに頼ることなく、ユーザが容易に新品と交換することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、除電手段が搬送路と平行に配置されて当該除電手段の取り付け部位に記録媒体が接触してしまう場合と比較して、記録媒体が除電手段と接触しても搬送路を外れたり搬送が妨げられたりすることがないので、いわゆる紙詰まりの発生を未然に防止することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、レジストローラのニップ部近傍で記録媒体の除電が行われるようになるので、記録媒体の種類や搬送姿勢、あるいは記録媒体の腰の強弱に関係なく、搬送路を搬送される記録媒体に対して確実に除電を行うことが可能になる。また、必要に応じて除電手段を記録媒体に接触させる場合でも、記録媒体の先端を確実に除電手段に接触させることができる。
請求項4記載の発明によれば、除電手段が位置決めされて取り付けられるので、除電手段を正しい位置に確実に取り付けることが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、ベース部材が樹脂製のために成形の過程で収縮したとしても、肉抜き空間のために肉厚が薄くなった取付凹部では変形が緩和されるので、この取付凹部に取り付けられる除電手段の位置精度が高くなる。これにより、除電手段の剥がれや、除電手段の干渉による紙詰まりが防止される。
請求項6記載の発明によれば、記録媒体が除電手段と接触しても、記録媒体は除電手段を捌きながら搬送されるので、除電手段の干渉による紙詰まりが発生することはない。
請求項7記載の発明によれば、記録媒体の先端角部の除電手段に対する引っ掛かりを、記録媒体のサイズに関係なく防止することが可能になる。
請求項8記載の発明によれば、除電手段の取付作業性が良好で、除電手段の交換が容易な画像形成装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1および図2において、画像形成装置12は、シュート52(図3、図7〜図10)を備えた装置本体14と、シュート52に着脱可能に装着される転写ローラユニット(転写ユニット)54とを有している。装置本体14には、一または複数(図1および図2に示す場合では4つ)の給紙カセット16を有している。それぞれの給紙カセット16に収容された用紙(記録媒体)は、ナジャーローラ18によって1枚ずつ取り出され、搬送路20内に送られる。搬送路20には、順にリターダローラ22およびフィードローラ24が設けられており、用紙はこれらのローラ22,24によって捌かれ、搬送路20上を搬送される。
リターダローラ22およびフィードローラ24の用紙搬送方向下流側には、一対のレジストローラ26が設けられており、用紙はレジストローラ26によって一旦停止され、搬送のタイミングや姿勢などが矯正される。
装置本体14内にはプロセスカートリッジ28が配置されており、このプロセスカートリッジ28に、感光体ドラム(像保持体)30、帯電装置32、現像装置34およびクリーニング装置36が収容されて一体化されている。
ここで、帯電装置32によって感光体ドラム30の表面が所定電位に一様に帯電され、帯電された状態で光走査装置38からの光ビームが感光体ドラム30の表面に照射されるとその部分の帯電電位が下がり、潜像(静電潜像)が形成される。そして、この潜像に、現像装置34によってトナーが付着することで感光体ドラム30上にトナー像が形成される。
レジストローラ26の用紙搬送方向下流側には、感光体ドラム30および転写ローラユニット54が配置されている。図示するように、転写ローラユニット54は転写ローラ(転写手段)56を有しており、感光体ドラム30と転写ローラ56とで用紙を挟持しつつ搬送することで、感光体ドラム30上のトナー像を用紙に転写する。
なお、図2に示すように、プロセスカートリッジ28は一体で装置本体14から移動し、図示しない退避位置に至るようになっている。この移動により、感光体ドラム30が転写ローラ56から離間するとともに、画像形成装置12内に、後述する転写ローラユニット54の交換等を行なうための作業スペースSが構成される。
感光体ドラム30および転写ローラユニット54の用紙搬送方向下流側には、定着装置40が配置されている。定着装置40は、たとえば加熱ローラ42と加圧ローラ44とで構成されており、これらのローラ42,44によって用紙を加熱および加圧しつつ搬送することで、用紙上のトナー像を定着させる。
定着装置40の用紙搬送方向下流側には、排出ローラ46が配置されている。そして、定着装置40においてトナー像が定着された用紙は、排出ローラ46によって挟持搬送され、排出口48から排出トレイ50へ排出される。
図3〜図10に詳細に示すように、転写ローラユニット54は、長尺状のベース部材58と、このベース部材58の収容部60に収容されてベース部材58に回転可能に取り付けられた転写ローラ56とを有している。転写ローラ56は、例えば発泡樹脂などによって円筒状に成形されており、収容部60に収容された状態で、一部(感光体ドラム30に面した部分)がベース部材58から露出している。
転写ローラ56の中心には、シャフト62が挿通されており、シャフト62の両側が、転写ローラ56から露出した一端部62Aおよび他端部62Bとなっている。一端部62Aおよび他端部62Bはそれぞれ、ベース部材58に嵌め込まれた軸受け64およびシャフト62をベース部材58から離間する方向に付勢する加圧コイルスプリング(図示せず)を介してベース部材58に回転可能に支持されている。そして、このように加圧コイルスプリングはシャフト62をベース部材58から離間する方向に付勢していることから、装置本体14への装着状態では、当該付勢力により転写ローラ56が感光体ドラム30に押し付けられる。
シャフト62の一端部62Aには、軸受け64の外側にトラッキングロール70が配置され、さらにその外側に駆動ギヤ72が配置されている。
トラッキングロール70はリング状に形成されており、シャフト62と同軸で、かつ径方向にぶれること無く相対回転可能となるように、その内径が決められている。また、トラッキングロール70の外径は、装置本体14への装着状態で、トラッキングロール70の外周面が感光体ドラム30の外周面に接触して、転写ローラ56と感光体ドラム30との距離を一定に維持するように決められている。
駆動ギヤ72は、シャフト62と一体で回転するようになっており、図示しない駆動源からの駆動力を受けて、シャフト62および転写ローラ56を所定の角速度で回転させる。
シャフト62の他端部62Bには、トラッキングロール70のみが配置されている。
図5〜図10に示すように、ベース部材58の転写ローラ56が露出されていない側、すなわち転写ローラ56を挟んで感光体ドラム30の反対側には、位置決め凸部材92が2箇所に設けられている。位置決め凸部材92は、これに対応して形成されたシュート52の位置決め孔94に差し込み可能とされている。
位置決め凸部材92は、図7に示すように、シャフト62の回転軸の長手方向からみて、W1方向に回転する転写ローラ56とW2方向に回転する感光体ドラム30との間のニップ部P1と、シャフト62の回転中心Oとを通る直線の延長線E上に凸状に形成されている。この位置決め凸部材92は、図6に示すように、シャフト62の回転軸の長手方向に幅広(回転軸の長手方向に、転写ローラ56の回転方向から作用される力に抗することの可能な程度に幅広)とされている。これにより、転写ローラ56の回転により作用される回転方向の力に対して強度を高めることができる。また、位置決め凸部材92の先端は長さL2にわたってテーパ状となっており、位置決め孔94への差し込みが容易に行えるよう配慮されている。
シュート52は装置本体14に固定されている。このシュート52には、転写ローラユニット54を収納可能な装着スペース52Sが形成されている。装着スペース52Sの奥側には、位置決め凸部材92に対応する位置に、位置決め凸部材92を差し込み可能な位置決め孔94が形成されている。位置決め孔94の両側には規制部材95が設けられている。規制部材95は、位置決め孔94の上側に2つ、下側に1つ、合計3つ設けられており、位置決め凸部材92を位置決め孔94に差し込み可能で、かつ、位置決め凸部材92の差し込み方向と直交する方向への移動を規制する程度に、位置決め孔94の内側に向かって突出している。
図9に示すように、位置決め凸部材92のシュート52への差し込み方向(以下「X方向」という)の長さL1は、シュート52における転写ローラユニット54の取付側に湾曲形成されたガイド部98の先端部98Aから規制部材95の先端部までの長さHとほぼ同じ長さとされている。
図示するように、ガイド部98の先端部98Aは、シュート52の最も位置決め凸部材92側に位置している。したがって、位置決め凸部材92を位置決め孔94に差し込む際に、転写ローラユニット54の位置決め凸部材92以外の部材がシュート52にぶつかりにくくなるので、位置決め凸部材92を位置決め孔94に差し込みやすくなる。
シュート52には、転写ローラユニット54の両端に設けられたレバー部材74、76に形成された取付ピン88(図6、図9、図10)に嵌り込む切り欠き凹部(図示せず)が設けられている。なお、この詳細については後述する。
さらに、図4〜図10に詳しく示すように、ベース部材58には、転写ローラユニット54が装置本体14へ装着された状態で用紙の除電を行う除電プレート96および除電布(除電手段)97が取り付けられている。
除電プレート96は、ベース部材58の上部外面に取り付けられ、例えばステンレスなど導電性金属からなり用紙搬送幅の全体にわたって設けられた板状体である。除電プレート96の搬送路20側の辺は、用紙搬送方向に沿って延びるフィンが一定の間隔を開けて多数形成された折り曲げ加工が施されている。この除電プレート96には、図示しない高圧電源により転写ローラ56とは逆極性のバイアス電圧が印加されている。そして、前述した要領で転写ローラ56により感光体ドラム30からトナー像が転写された用紙に非接触の状態で放電してこれを除電し、用紙の感光体ドラム30への巻き付きを防止する。
除電布97は、転写ローラ56をはさんで除電プレート96の反対側の外面に取り付けられて用紙搬送幅の全体にわたって設けられており、例えばポリエステル生地に銅線糸を編み込んだ導電性を有する布状部材である。
ここで、ベース部材58は、転写ローラユニット54が装置本体14へ装着された状態で略用紙搬送幅にわたって搬送路20に面した第1の部位58−1、および第1の部位58−1の下端においてこの第1の部位58−1に対して所定の角度をなして形成された第2の部位58−2を有している。図5に示すように、第2の部位58−2の外面には取付凹部58−2aが形成されており、前述した除電布97は、幅方向の一方側がこの取付凹部58−2aに嵌り込み、他方側が取付凹部58−2aから搬送路20側にはみ出した状態で第2の部位58−2に取り付けられている。そして、このように除電布97が取付凹部58−2aにより位置決めされて取り付けられることにより、当該除電布97は正しい位置に確実に取り付けられている。
取付凹部58−2aの裏側には肉抜き空間77が形成されている。これにより、樹脂製のベース部材58が成形の過程で収縮したとしても、肉抜き空間77のために肉厚が薄くなった取付凹部58−2aでは変形が緩和されるので、取付凹部58−2aに取り付けられる除電布97の位置精度が高くなる。これにより、除電手段の剥がれや、除電手段の干渉による紙詰まりが防止される。但し、ベース部材58は樹脂製でなくてもよく、たとえ樹脂製であっても、肉抜き空間77は形成されていなくてもよい。
さて、第1の部位58−1には接地電位となった金属製の導電プレート99が取り付けられている。この導電プレート99は除電布97と接触しており、したがって、この除電布97は導電プレート99を介して接地電位に落とされている。そして、このような除電布97は、感光体ドラム30からのトナー像が転写される前の用紙に接触してこれを除電し、レジストローラ26などにより搬送時に発生した静電気を取り除く。
図7および図8に示すように、除電布97は、転写ローラユニット54が装置本体14へ装着された状態において、搬送路20と交差するように配置されている。除電布97が搬送路20と平行になっていると、用紙が除電布97と接触して搬送路20を外れたり搬送が妨げられたりするおそれがあるが、搬送路20と交差するように配置されていればこのようなおそれがなくなり、いわゆる紙詰まりの発生が未然に防止される。なお、本実施の形態のように、除電布97(除電手段が布状部材)のように搬送路20側が自重で垂れ下がる場合には、その垂れ下がり部分が搬送路20と交差していればよい。
さらに、図7に示すように、除電布97は、転写ローラユニット54が装置本体14へ装着された状態において、除電布97による用紙の除電位置P2が、転写ローラ56によるトナー像の転写位置であるニップ部P1よりも一対のレジストローラ26のニップ部P3に近くなるように配置されている。
このような位置関係にすることにより、レジストローラ26のニップ部P3近傍で用紙の除電が行われるようになることから、用紙の種類や搬送姿勢、あるいは用紙の腰の強弱に関係なく、搬送路20を搬送される用紙に対して確実に除電が行われる。また、用紙の先端を確実に除電布97に接触させることができるので、用紙の除電を安定的に行うことができる。
除電布97におけるベース部材58の搬送路20側取付端から搬送路20側の箇所には、搬送路20に向かって延びる切り込み97aが、除電布97の長手方向の全域にわたって形成されている。このような切り込み97aにより、搬送される用紙が除電布97と接触しても、用紙は除電布97を捌きながら搬送されようになるので、接触除電型の除電布97が用紙に干渉して紙詰まりが発生するようなことがなくなる。また、切り込み97aは除電布97の長手方向の全域に亘っているので、用紙がどのようなサイズであっても、用紙の先端角部の除電布97に対する引っ掛かりが防止される。
なお、本実施の形態での除電手段である除電布97は、接地電位となって用紙と接触して除電する接触除電型であるが、用紙の帯電電位と逆極性のバイアス電圧が印加されて用紙と非接触で放電して除電する非接触除電型であってもよい。また、本発明においては、トナー像転写前の除電手段としては例えば金属製のブラシなど種々の導電性部材を用いることができ、本実施の形態に示すような布製のものに限定されるものではない。
図3〜図6に示すように、ベース部材58の両端には、それぞれレバー部材74、76が装着されている。一端側のレバー部材74は、ベース部材58と嵌り合うとともに駆動ギヤ72の中心軸を覆うホルダ部78を有しており、ベース部材58と嵌り合った状態で、駆動ギヤ72を介して、シャフト62の一端部62A側におけるベース部材58からの抜けを防止しつつ、所定範囲内で移動可能としている。
同様に、他端側のレバー部材76は、ベース部材58と嵌り合うとともにシャフト62の他端部62B近傍を覆うホルダ部80を有しており、ベース部材58と嵌り合った状態で、シャフト62の他端部62B側のベース部材58からの抜けを防止しつつ、所定範囲内で移動可能としている。
このように、レバー部材74、76によってシャフト62の抜けが防止されているので、たとえば転写ローラユニット54の運搬時などであっても、シャフト62、転写ローラ56などが不用意に脱落することはない。
そして、レバー部材74、76がベース部材58に装着されることでベース部材58に対して駆動ギヤ72、トラッキングロール70、シャフト62、転写ローラ56が一体化(ユニット化)され、転写ローラユニット54が構成される。
それぞれのレバー部材74、76は、ホルダ部78、80の上下にそれぞれ形成されたレバー部82、84を有しており、これらレバー部82、84は、装置本体14への装着状態においても上下に位置し、且つ作業スペースS側に位置するようになっている(図2参照)。
上側のレバー部82は、断面略J字状に形成されており、中間部が所定の弾性を発揮する弾性部86となっている。そして、弾性部86が弾性変形することで、レバー部82の先端部82Tがレバー部84側に移動する。下側のレバー部84は、上側のレバー部82の先端部82Tに対して徐々に離間する方向へと延出されており、レバー部82の先端部82Tの近傍とレバー部84とを把持して、レバー部82を撓ませることができる。
レバー部82には、前述の取付ピン88がシャフト62の軸方向に沿って突出形成されており、レバー部82の移動に伴って、レバー部82の弾性部86が撓んでいない状態での位置(嵌り合い位置)と、撓んだ状態での位置(嵌り合い解除位置)との間を移動する。
嵌り合い位置では、取付ピン88はシュート52に形成された切り欠き凹部に嵌り込んでベース部材58が装置本体14の一部を構成するシュート52に装着され、シュート52からの転写ローラユニット54の不用意な離脱が防止される。このとき、取付ピン88は、弾性部86からの弾性力を受けて、切り欠き凹部の一部に圧接している。そして、上側のレバー部82を撓ませて取付ピン88を嵌り合い解除位置へと移動させると、ベース部材58がシュート52から離脱可能になり、転写ローラユニット54をシュート52から取り外すことができる。
このような構成においては、転写ローラユニット54を装置本体14から外した状態で、転写ローラユニット54を構成するベース部材58(本実施の形態では、ベース部材58の第2の部位58−2の外面に形成された取付凹部58−2a)に除電布97が取り付けられる。除電布97を装置本体14に直接取り付ける場合には取付作業性が悪く、特に本実施の形態のように布製のように柔らかな部材の場合には、狭い取付スペースに正規位置に取り付けることは困難である。しかしながら、装置本体14から取り外した転写ローラユニット54のベース部材58の外面に除電布97を取り付けるので、取付作業性が良好になる。よって、除電布97が正規の取付位置からずれてしまって用紙の搬送路20を阻害し、いわゆる紙詰まりが発生するようなこともない。
なお、転写ローラユニット54を装置本体14へ装着する場合には、作業者はレバー部82、84を把持し、上側のレバー部82を撓ませながら、転写ローラユニット54の位置決め凸部材92をそれぞれ対応する位置決め孔94に差し込む。そして、レバー部82、84を離すと、取付ピン88が切り欠き凹部に嵌り込み、転写ローラユニット54の装着スペース52Sへの収納が完了する。このようにして転写ローラユニット54を装置本体14に装着した後、図1に示すように、プロセスカートリッジ28を所定位置に戻すと、感光体ドラム30が転写ローラ56と接触する。
また、使用済みの転写ローラユニット54を装置本体14から取り外す場合には、まず、図2に示すように、プロセスカートリッジ28を図示しない退避位置へと移動させる。これにより、感光体ドラム30が転写ローラ56から離間するとともに、転写ローラユニット54の交換作業のための作業スペースSが装置本体14内に構成される。
次に、作業スペースS側からレバー部82、84を把持して上側のレバー82を撓ませ、取付ピン88を嵌り合い解除位置へと移動させる。この状態で、レバー部82、84を手前側へと引き出せば、転写ローラユニット54が装置本体14のシュート52から取り外される。そして、前述した要領で、新しい転写ローラユニット54を装置本体14へ装着する。
このようにして転写ローラユニット54を交換すれば、除電布97は転写ローラユニット54と一体で交換されるようになるので、劣化等により除電布97を交換する必要性が発生した際にも、専門のエンジニアに頼ることなく、ユーザが容易に新品と交換することが可能になる。
以上の説明においては、本発明をモノクロのレーザプリンタに適用した場合で説明したが、カラープリンタに適用することも可能である。また、以上の説明においては、像保持体として感光体ドラムが適用されているが、感光体ドラム上に形成されたトナー像を一旦ベルト(転写ベルト)に転写した後に転写ローラで記録媒体に転写する画像形成装置においては、像保持体としては転写ベルトが適用される。
本発明の一実施の形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である画像形成装置の概略構成をプロセスカートリッジが退避した状態で示す断面図である。 本発明の一実施の形態である画像形成装置に装着された転写ユニットを装置本体を構成するシュートともに示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットを図4に示す位置から反時計回りに約90°回転して示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットを図4に示す位置から時計回りに約90°回転して示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットをシュートに装着した状態を転写ユニットの周辺構成要素とともにシャフト方向から示す断面図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットをシュートに装着した状態をシャフト方向から示す断面図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットをシュートから取り外した状態をシャフト方向から示す断面図である。 本発明の一実施の形態である転写ユニットをシュートに装着する途中の状態をシャフト方向から示す断面図である。
符号の説明
12 画像形成装置
14 装置本体
20 搬送路
26 レジストローラ
30 感光体ドラム(像保持体)
52 シュート
54 転写ローラユニット(転写ユニット)
56 転写ローラ(転写手段)
58 ベース部材
58−1 第1の部位
58−2 第2の部位
58−2a 取付凹部
77 肉抜き空間
96 除電プレート
97 除電布(除電手段)
97a 切り込み
98 ガイド部
99 導電プレート
P1 ニップ部
P2 除電位置
P3 ニップ部

Claims (6)

  1. 像保持体と対向配置され、前記像保持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段が取り付けられるとともに装置本体に対して前記記録媒体の搬送路と交差して当該搬送路から離れる方向に移動させることで取り外され、当該方向と反対方向に移動させることで装着されるベース部材と、
    導電性を有する布状部材からなり、前記ベース部材における一対のレジストローラに向かって延びた搬送路の先端外面に前記搬送路側を先端とし対向する他端が前記記録媒体から離れるように取り付けられ、前記トナー像が転写される前における前記記録媒体の除電を行う除電手段と、
    前記除電手段と接触した状態で前記ベース部材に取り付けられ、接地電位とされた金属製の導電プレートとを有し、
    前記除電手段は前記導電プレートを介して接地電位とされている、
    ことを特徴とする転写ユニット。
  2. 前記ベース部材には、前記除電手段が取り付けられる取付凹部が形成され、
    前記除電手段は前記取付凹部に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の転写ユニット。
  3. 前記取付凹部の裏側には肉抜き空間が形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の転写ユニット。
  4. 前記除電手段における前記ベース部材の搬送路側取付端から前記搬送路側の箇所には、前記搬送路に向かって延びる切り込みが形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の転写ユニット。
  5. 前記切り込みは前記除電手段の長手方向の全域に亘って形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の転写ユニット。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の転写ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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