JP5201254B2 - 光増幅装置および光受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光増幅装置および光受信装置に関し、特に、波長分割多重技術を用いた光通信システムの光受信装置において用いて好適の技術に関するものである。
図9は一般的な光通信システムの構成例を示す図である。この図9に示す光通信システム100は、光送信装置101,伝送路ファイバ102,光増幅器(光増幅中継器)103および光受信装置104をそなえて構成され、光送信装置101からの光信号が伝送路ファイバ102を伝搬し光増幅器103で増幅されて光受信装置104で受信されるようになっている。
ここで、光送信装置101は互いに異なる波長を有する信号光を送信しうる複数の光送信器101a,光送信器101aからの信号光を合波する光合波器101bおよび光合波器101bからの光を増幅して、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)信号光として伝送路ファイバ102側へ送出しうる光増幅器101cをそなえている。又、光受信装置104は、WDM信号一括増幅型の光増幅器104aおよび光分波器104bをそなえるとともに、光分波器104bで分波された光に対応して、1波長増幅用の光増幅器104c,可変型波長分散補償器104dおよび光受信器104eをそなえている。
また、光増幅器103は、伝送路ファイバ102中を伝送してパワーが小さくなった光信号を光増幅する。この光増幅器103としては、伝送路ファイバ102を伝送するWDM光信号を一括増幅しうるWDM一括増幅型光増幅器を用いることができる。ここで、光増幅器101c,103,104cとして現在最も普及しているものには、光ファイバのコアに添加した希土類元素エルビウムの誘導放出を利用したEDFA(Erbium-doped fiber amplifier)を挙げることができる。
このようなEDFAにおいては、図9に示すように、信号光Sが増幅されると同時に、誘導放出により振幅、位相、偏波などがランダムな自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)Aが発生し、光信号対雑音比の劣化要因となる。又、このように光増幅器101c,103をなすEDFAで発生するASEは、中継段の光増幅器103を通過する毎に累積し、最終的には光信号と共に光受信装置104に入力される。
さらに、1波長当りの伝送速度が40Gbit/sの高速な光伝送システムでは、波長分散に対するトレランスが著しく小さいため、上述のごとき光受信装置104における波長分散補償器104dで高精度な波長分散補償を行なうことが必要となる。波長分散値が可変できる可変型分散補償器104dとしては、VIPA(Virtually imaged phased array)可変分散補償器がある。可変型分散補償器104dの適用は、固定波長分散値を有する分散補償ファイバを適用することに比して、分散補償器メニュー削減が可能となり、また、システム運用中の波長分散値の経時変動に追従設定しながら常に分散量を最適化することが可能となる。
ただし、このような波長分散補償器104dを適用することにより光損失が増大するため、後段にある光受信器104eの入力ダイナミックレンジに対して光パワーが不足する場合も想定される。1波長増幅用の光増幅器104cは、光分波器104bで分波された各波長の光を増幅することで、このような可変型波長分散補償器104dでの光損失を補償し、光受信器104eへの入力光パワー不足を解消させる。
また、1波長あたり40Gbit/sを超えるシステムでは、偏波モード分散(PMD)に起因する波形劣化も顕著となるため、光分波器104bと光受信器104eとの間に更に図示しないPMD補償器を配置する場合もある。このような場合も、PMD補償器による光損失が発生するので、上述の1波長増幅用の各光増幅器104cで光増幅を行ない、PMD補償器による光損失を補償することが必要となる。
なお、上述の波長分散補償器104dやPMD補償器を適用しない場合においても、光受信装置を構成する光素子による光損失を補償するため、光増幅器を適用することが行なわれる。
このような波長多重伝送を適用した光通信システム100においては、光送信装置101から送信されるWDM信号光Sは、中継段での光増幅器103での増幅を経由して、光受信装置104の光受信器104eでチャンネルごとに受信される。このとき、光受信装置104で受信される波長多重信号光のなすチャンネル成分が運用中に変動することが想定される。例えば、図10に示すように、波長多重信号光における40チャンネルを運用中に、光送信装置101における送信側ファイバ断などが発生すると、ある1チャンネルのみがオフとなる。
この場合には、光受信装置104の光増幅器104cが立ち上がった状態、即ちEDFAとして励起されている状態において信号光入力がオフとなると、EDFAをなすEDFでの励起エネルギーが蓄積する。そして、オフとなった信号光入力が再びオンとなった場合には、蓄積した励起エネルギーによって光増幅器104cの出力パワーが急激に増大する光サージが発生する。このような光サージによって、光受信器104eでの受信許容パワーを超える光が入力される場合もある。
そこで、従来技術においては、例えば、光増幅器104cへの入力パワーをモニタして、この入力パワーの値と、信号入力範囲の下限値となる付近に予め設定された閾値と、の大小を比較し、閾値よりも入力パワーの値が小さい場合には、信号入力断と判断して、光増幅器104cの励起をシャットダウンする制御が行なわれるようになっている。
なお、本願発明に関連する技術としては、下記の特許文献1および2に記載されたものがある。
特開2004−112427号公報 特開平7−321416号公報
しかしながら、上述の従来技術での態様による光増幅器104cに対する励起シャットダウンの制御によっては、信号光の入力断を精度高く検出することが困難となる課題がある。
すなわち、光送信装置101および光受信装置104間には、伝送距離の増大に伴って多段の光増幅器103が伝送路ファイバ102に介装されるようになってきている。図10に示すように、光通信システム100として中継段に多段の光増幅器を介装する場合においては、各中継段での信号光Sの増幅のたびに、信号波長帯を網羅する自然放出光(ASE光、図中A参照)のレベルも増大することになる。
このとき、信号光Sの信号送信端、例えば図10に示すように、光送信装置101におけるあるチャンネルの光送信器101aと光合波器101bとの間においてファイバ断が発生した場合においては、光受信装置104をなす光分波器104bに入力される、ファイバ断となったチャンネルに該当する波長の光Wについては、信号光入力Wsはないものの、光増幅器101c,103,104aによる増幅作用によって累積してレベルが増大することとなったASE光Waが無視できないものとなりうる。
すなわち、図11に示すように、上述のごときファイバ断が発生すると(信号OFFの時点参照)、そのチャンネルに該当する波長の光について、光増幅器104cへの入力レベルILをモニタすると、該当波長の信号光が断の状態であるにもかかわらず、中継段で累積したASE光Waのレベルが(シャットダウンのための)閾値Jを超える場合もある。この場合には、信号光とASE光の判別、換言すれば信号光入力/非入力の判別を適正に行なうことができず、光増幅器104cに対する必要なシャットダウン制御を行なうことが困難になり、従って、従来技術で抑圧しようとしている光サージ発生について、抑圧の実効性を低下させることになる。
特に、光受信器104eへ出力する光のレベルOLを安定化させるために光増幅器104cについて出力一定制御を行なっている場合には、信号OFF時においてシャットダウン制御を行なうことができないので、入力レベルILの低下に伴って利得上昇制御のため、励起パワーを強める制御が行なわれることになる。この場合には、信号光再入力時(図11の信号ONの時点参照)に、出力光レベルOLに現れる光サージの光受信器104eへの影響がより大きくなる。
また、初期立ち上げ時にASE光のみが入力した時に、閾値を超えたと判断すると、信号光が入力されたと判断して該当光増幅器104cを立ち上げる制御を行なうこととすると、前述と同様に、その後実際の信号光が該当光増幅器104cに入力した瞬間に光サージが発生するため、光受信器104eに対する光レベルを適正範囲から外してしまうことになる。
なお、特許文献1においては、光信号の偏光度をDOP測定器で測定する技術について記載されており、この偏光度の測定結果を光増幅器のシャットダウン制御に適用することも考えられるが、測定のための構成が複雑であり、素子の光学的アライメントも厳格となり、コスト増を避けることはできない。
また、特許文献2には、注入する電流量に応じて出力光の偏波の方向が切り替わる特性を持つ半導体レーザと、半導体レーザの出力光の直交する2つの偏波を分離して各々受光して、半導体レーザへの注入電流を帰還制御することにより、変調状態を良好に保つ直接偏波変調制御に関する技術について記載されている。この特許文献2においては、直交する2つの偏波を各々受光しているが、その受光結果については光増幅器のシャットダウン制御に適用することはできない。
そこで、本発明の目的の一つは、簡素な構成で、信号光の入力/非入力を精度高く検出することにある。
また、光増幅器の励起制御の実効性を高めることも目的とする。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置づけることができる。
このため、本発明は、以下の光増幅装置および光受信装置を特徴とするものである。
(1)すなわち、本発明の光増幅装置は、励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、該信号光モニタ部は、該光増幅器に入力される光の偏光状態を周期変動させる偏光状態変動付与部と、該偏光状態変動付与部で前記偏光状態が変動されて該光増幅器に入力される光の分岐光について、特定方向の直線偏光成分を抽出する偏光子と、該偏光子で抽出された光のパワーを検出するパワー検出部と、該パワー検出部からの検出結果に基づいて、該偏光子で抽出された光のパワーに、該偏光状態変動付与部による前記偏光状態の変動に起因する周期変動が含まれている場合には、前記信号光が入力されている状態にあると判別する一方、前記周期変動が含まれていない場合には、前記信号光は非入力状態にあると判別する判別部と、をそなえ、かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴としている。
(2)また、本発明の光受信装置は、波長多重伝送路から入力される光を複数の波長成分に分波する光分波器と、該光分波器で分波された各波長成分対応に複数個そなえられ、該光分波器で分波された光を増幅する増幅部と、をそなえ、各光増幅部は、励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、該信号光モニタ部は、該光増幅器に入力される光の偏光状態を周期変動させる偏光状態変動付与部と、該偏光状態変動付与部で前記偏光状態が変動されて該光増幅器に入力される光の分岐光について、特定方向の直線偏光成分を抽出する偏光子と、該偏光子で抽出された光のパワーを検出するパワー検出部と、該パワー検出部からの検出結果に基づいて、該偏光子で抽出された光のパワーに、該偏光状態変動付与部による前記偏光状態の変動に起因する周期変動が含まれている場合には、前記信号光が入力されている状態にあると判別する一方、前記周期変動が含まれていない場合には、前記信号光は非入力状態にあると判別する判別部と、をそなえ、かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴としている。
(3)さらに、上述の(2)の場合において、該光分波器で分波され該複数の光増幅部へ出力される前記複数の波長成分の光をそれぞれ一部取り込んで、前記複数の波長成分のうちのいずれかを選択的に出力する光スイッチをそなえ、該信号光モニタ部は、該光スイッチからの光に基づいて信号光の入力状態をモニタするように構成されるとともに、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光スイッチで選択した波長の光を増幅する光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には当該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとする制御を行なうように構成することとしてもよい。
このように、本発明によれば、簡易な光パワーのモニタ構成によって、信号光の入力/非入力を判別することができるので、その判別結果を用いて、光増幅器における適確な制御が可能となり、受光素子を含んで構成される光受信器に入力される光において光サージが発生することを、比較的低コストで実現可能な構成によって回避することができる。また、光信号のビットレート、フォーマットに対して無依存であるため、ビットレートやフォーマットが異なるシステムにも柔軟に対応することが可能である。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。又、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題,その技術的課題を解決する手段及び作用効果についても、以下の実施の形態による開示によって明らかとなる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態における光受信装置1を示す図である。この光受信装置1は、前述の図9におけるもの(符号104a,104b,104e)と基本的に同様の光通信システムに適用され、WDM一括増幅用光増幅器2,光分波器3および光受信器5をそなえているが、光分波器3で分波されたチャンネル対応の波長を有する光ごとに光増幅する光増幅部(装置)4の構成は、前述の図9に示す光増幅器104cとは異なっている。
光増幅部4は、光分波器3で分波されたチャンネル対応の波長を有する光について増幅するため、光分波器3で分波された光が伝搬する波長ごとの光方路上にそれぞれそなえられている。そして、各光増幅部4は、光カプラ(光CPL)4aをそなえるとともに、光増幅器4b,制御部4cおよび信号光モニタ部4dをそなえている。
一の光増幅部4の構成に着目すると、光カプラ4aは、光分波器3で分波されたチャンネル単位の光について2分岐して、一方を光増幅器4bへ出力するとともに、他方を光スプリッタ6へ出力する。
光増幅器4bは、光カプラ4aで分岐された一方の光を入力されこの入力光を励起パワーにより増幅する。即ち、光増幅器4bとしては、図示が省略されたEDF等の増幅媒体をそなえるとともに、増幅媒体に対して励起光を供給する励起光供給部をそなえる。制御部4cは光増幅器4bへの励起パワーの供給を制御する。具体的には、上述の光増幅器4bを構成する励起光供給部に対する制御信号を出力することを通じて実現する。
そして、信号光モニタ部4dは、光カプラ4aで分岐された他方の光を入力され、この光カプラ4aからの光に基づいて、光増幅器4bへ入力される信号光の入力状態をモニタする。特に、信号光モニタ部4dにおいては、光カプラ4aからの光の偏光状態に基づいて信号光の入力/非入力を判別することができるようになっている。
そして、制御部4cにおいては、信号光モニタ部4dでの信号光の入力/非入力の判別結果に応じて、信号光が入力されている状態の場合には光増幅器4bへの励起パワーの供給をオンとする一方、信号光が非入力の状態の場合には光増幅器4bへの励起パワーの供給をオフとする制御を光増幅器4bに対して行なうことができるようになっている。
信号光モニタ部4dは、上述の信号光の入力/非入力の判別を行なうために、光スプリッタ6,偏光成分抽出部7および判別部8をそなえている。光スプリッタ6は、光増幅器4bへ入力される光についての分岐光、即ち光カプラ4aからの光を更に4分岐する光分岐部である。又、偏光成分抽出部7は、光スプリッタ6で4分岐された光から互いに異なる偏光パラメータを有する4つの偏光成分を抽出するものである。
光スプリッタ6で4分岐された光をそれぞれ第1〜第4の分岐光とすると、第1実施形態の偏光成分抽出部7は、第1〜第4の分岐光のそれぞれから互いに異なる偏光パラメータを有する偏光成分を抽出する第1〜第4抽出部7−1〜7−4をそなえている。ここで、第1抽出部7−1は、第1の分岐光について方位角が基準角度の偏光成分を抽出するものであり、第1の分岐光に対し基準角度を方位角に設定された第1偏光子により構成することができる。
また、第2抽出部7−2は、第2の分岐光について方位角が上述の基準角度に垂直な角度の偏光成分を抽出するものであって、第2の分岐光に対し上述の基準角度に垂直な角度を方位角に設定された第2偏光子により構成することができる。第1抽出部7−1をなす第1偏光子が例えば特定方位に対して0度の方位角を基準角度に設定する場合においては、第2抽出部7−2においては、基準角度0度に対して90度(又は−90度)の角度を方位角に設定することができる。
さらに、第3抽出部7−3は、第3の分岐光について第1抽出部7−1および第2抽出部7−2でそれぞれ抽出する偏光成分の方位角の中間角度を方位角とする偏光成分を抽出するものであり、例えば第3の分岐光に対し上述の中間角度を方位角に設定された第3偏光子により構成することができる。第1,第2抽出部7−1,7−2をなす第1,第2偏光子がそれぞれ例えば特定方位に対して0度,90度(又は−90度)の方位角を基準角度に設定する場合においては、第3抽出部7−3においては、基準角度0度に対して45度(又は−45度)の角度を方位角に設定することができる。
また、第4抽出部7−4は、第4の分岐光について、偏光状態を90度回転させたものについて、第3抽出部7−3と同様の角度を方位角とする偏光成分を抽出するものである。この第4抽出部7−4としては、例えば、第4の分岐光に対し上述の基準角度を方位角に設定された4分の1波長板7−41と、4分の1波長板7−41からの光について第3抽出部7−3での中間角度を方位角として偏光成分を出力する第4偏光子7−42と、により構成することができる。第3抽出部7−3をなす第3偏光子が基準角度0度に対して45度の角度を方位角に設定する場合においては、4分の1波長板7−41は、当該基準角度を方位角として設定するとともに、第4偏光子7−42においては中間角度45度を方位角として設定する。
また、判別部8は、偏光成分抽出部7で抽出した4つの偏光成分に基づいて、信号光の入力/非入力を判別し、この判別の結果を制御部4cに出力するものである。第1実施形態における判別部8は、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4および処理部8bをそなえている。フォトダイオード8a−1〜8a−4は、上述の偏光成分抽出部7をなす第1抽出部7−1〜7−4でそれぞれ抽出された偏光成分についてそれぞれ受光しパワーに応じた大きさの電気信号(ここでは電流信号)を出力するものであり、偏光成分抽出部7で抽出した4つの偏光成分のパワーについてそれぞれ検出するパワー検出部である。
処理部8bは、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4で検出された4つの偏光成分のパワーの異同に基づいて、光増幅部4に入力されるチャンネル単位の波長を有する光に信号光成分が含まれているか否かを判別するものであり、判別結果出力部としての機能を有する。具体的には、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4で検出された各偏光成分パワーが全て同じである場合には信号光は非入力の状態にある旨を出力するとともに、4つの偏光成分パワーの少なくとも一つの大きさが他の偏光成分の大きさと異なっている場合には、信号光は入力されている状態にある旨を出力するようになっている。
図2は上述の4つの偏光成分パワーの異同に基づいて信号光の入力状態を判別することについて説明するための図である。光受信装置1に入力されるWDM信号光は、WDM一括増幅用光増幅器2で増幅されており、この増幅作用によって、伝送路ファイバ(図9の符号102参照)に介装される増幅器(図9の符号101c,103参照)とあわせてASE光が蓄積されている。信号光モニタ部4dにおいては、上述の4つの偏光成分パワーの異同に基づいて、入力光が信号光成分を含んだものか、又は信号光成分が含まれずASE光成分のみか、を判別する。
図2(A)〜図2(D)はそれぞれ、直線偏光、円偏光、楕円偏光および無偏光の光が入力する場合における第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4での出力電流I1〜I4を示す図である。尚、図2(A)〜図2(D)における横軸は、偏光状態を規定するパラメータの一つである、楕円長軸の方位角(ψ=0〜180度)である。ここで、光スプリッタ6から第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4へ至るまでの光損失、および、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4での光電変換効率は等しいものとし、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4の出力電流値の最大値が「1」となるように規格化している。
ここで、信号光が入力されない状態においては、信号光モニタ部4dには該当波長のASE光のみが入力することになるので、図2(D)に示すように、ψの値によらず、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4の出力電流値I1,I2,I3,I4が全て一致する。一方、信号光モニタ部4dに入力される光に信号光が含まれている場合には少なくとも無偏光状態にはないので、図2(A)〜図2(C)のいずれかの出力電流値の特性を有するということができる。即ち、この場合には、ψの値によらず、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4の出力電流値I1,I2,I3,I4のうちの少なくとも一つが異なる値をとることになる。
具体例として、上述の図2(A)〜図2(D)における直線偏光、円偏光、楕円偏光および無偏光の光が入力する場合において、特に楕円長軸の方位角ψを45度とした場合のI1〜I4のパターンを、図2(E)のA〜Dとしてそれぞれに示す。この場合において、信号光モニタ部4dに入力される入力光が直線偏光の場合には、図2(E)のAに示すように、I1,I2およびI4は「0.5」で一致するが、I3については「1」となり、第3フォトダイオード8a−3での電流値が他のフォトダイオード8a−1,8a−2,8a−4の電流値と異なることになる。
同様に、信号光モニタ部4dに入力される入力光が円偏光の場合には、図2(E)のBに示すように、I1〜I3は「0.5」で一致するが、I4については「1」となり、第4フォトダイオード8a−4での電流値が他のフォトダイオード8a−1〜8a−3の電流値と異なることになる。更に、信号光モニタ部4dに入力される入力光が楕円偏光の場合には、図2(E)のCに示すように、I1,I2は「0.5」となる一方、I3,I4については「1」となる。
このように、信号光が入力されている状態においては、偏光状態(直線偏光、円偏光、楕円偏光およびψの値)によらず、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4で得られる、光パワーに応じた電流値のうち少なくとも1つ以上が異なるが、信号光が非入力の状態においては、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4で得られる電流値が全て等しくなるという特性を持つということができる。
したがって、前述したように、処理部8bにおいては、第1フォトダイオード8a−1〜第4フォトダイオード8a−4からの電流値を入力されて、これらの電流値のうちの少なくとも一つが異なれば信号光が入力されている状態であるとする判別結果を制御部4cに出力する一方、全ての電流値が実質的に等しければ信号光が非入力の状態であるとする判別結果を制御部4cに出力することができる。
これにより、制御部4cにおいては、処理部8bでの判別結果を用いることにより、光増幅器4bの立ち上げ・立ち下げの制御を行なうことができるようになる。
上述のごとく構成された光受信装置1では、伝送路ファイバを通じてWDM光信号を入力されると、光分波器3においてチャンネルごとの光に分波する。光増幅部4は、光分波器3で分波するチャンネルごとの光方路にそれぞれそなえられており、光分波器3からのチャンネルごとの波長の光について光増幅器4bで増幅して、光受信器5に出力する。
このとき、各光増幅部4をなす信号光モニタ部4dにおいては、光分波器3からの入力光について信号光の入力/非入力を簡易な光パワーのモニタ構成によって判別し、制御部4cでは信号光モニタ部4dでの判別結果に応じて光増幅器4bでの励起状態をオンオフ制御することができるので、信号光の非入力状態において励起エネルギーが蓄積されることを抑制し、信号光入力時の光サージの発生を防止することができるようになる。
図3は、光増幅部4に入力される光に信号光が含まれていない状態から信号光が含まれることとなったときに、光増幅器4bに対する励起制御をオフからオンに切り替える際の動作に着目した動作説明図である。
すなわち、非運用状態のチャンネルにおいては、光増幅部4をなす制御部4cでは光増幅器4bについて励起状態をオフとする制御を行なっているが、信号光モニタ部4dにおいて信号光入力を判別した場合には、制御部4cでは光増幅器4bについて励起状態をオンとする制御を行なう。
ここで、信号光モニタ部4dにおいては、光増幅部4に入力する光の一部を、光カプラ4aを通じて入力されて、この入力された分岐光については光スプリッタ6で4分岐され、偏光成分抽出部7において、光スプリッタ6からの4つの分岐光から互いに異なる4種類の偏光成分を有する抽出する。即ち、偏光成分抽出部7は、第1抽出部7−1をなす方位角0度の偏光子を通過した光、第2抽出部7−2をなす方位角90度の偏光子を通過した光、第3抽出部7−3をなす方位角45度の偏光子を通過した光、および、第4抽出部7−4をなす方位角0度の1/4波長板7−41および方位角45度の偏光子7−42を通過した光を、それぞれ第1〜第4の偏光成分抽出光として出力する。
パワー検出部をなす第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4においては、偏光成分抽出部7で抽出した第1〜第4の偏光成分抽出光のパワーをそれぞれ検出し、検出結果となる電気信号(ここでは電流信号I1〜I4)を処理部8bに出力する(ステップA1)。そして、処理部8bにおいては、入力される電気信号をもとに、上述の第1〜第4の偏光成分抽出光のパワーに関し、全て等しいか、又は少なくとも一つが異なるかについて判別し、判別結果を制御部4cに出力する。
具体的には、処理部8bにおいては、各フォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I4について、それぞれに対応して予め設定された基準値PD1〜PD4との比I1/PD1〜I4/PD4を算出し、このように算出された比を相互に比較することにより偏光成分光のパワーの異同を判別する(ステップA2)。
ここで、基準値PDi(i=1〜4)は、フォトダイオード8a−iからの出力電流Iiを基にした偏光成分光パワーの異同を判別する際に与えられる調整値であり、規格化された光パワーに対応する値をP0とすると、それぞれ、図3のDに示すように、PDi=ai・P0/2として与えられる。尚、ai(i=1〜4)は、それぞれ、光スプリッタ6から第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4へ至るまでの光損失、および、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4での光電変換効率のバラツキに応じて設定される係数である。
ここで、例えば第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I4が、図3のB1に示すように、それぞれ、a1・P1/2〜a4・P1/2となる場合を想定する。この場合には、処理部8bにおいて基準値PD1〜PD4との比I1/PD1〜I4/PD4を算出すると、図3のB2に示すように、いずれの値についてもP1/P0となり、全て一致することになる。従って、この場合には処理部8bではASE光のみが入力されていると判別する(ステップA3のYesルートからステップA4)。尚、信号光モニタ4dでは判別結果としてASE光のみの入力状態である旨を制御部4cに通知する。これにより、制御部4cでは励起オフの制御状態を維持することができる。この場合には、処理部8bではフォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I4の値について基準値との比の値の異同判別を継続して行なう(ステップA4からステップA1)。
また、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I3,I4が、図3のC1に示すように、それぞれ、a1・P1/2〜a3・P1/2,a4・P1となる場合を想定する。この場合には、処理部8bにおいて基準値PD1〜PD4との比I1/PD1〜I4/PD4を算出すると、図3のC2に示すように、I4/PD4の値のみが2・P1/P0となり、全てが一致しないことになる。従って、この場合には処理部8bでは信号光が入力されていると判別する(ステップA3のNoルートからステップA5)。尚、信号光モニタ4dでは判別結果として信号光が入力状態である旨を制御部4cに通知する。これにより、制御部4cでは励起オフの状態から励起オンの制御状態に切り替えることができる(ステップA6)。
図4は、図3の場合とは反対に、光増幅部4に入力される光に信号光が含まれている状態から信号光が非入力状態となったときに、光増幅器4bに対する励起制御をオンからオフに切り替える際の動作に着目した動作説明図である。即ち、運用状態のチャンネルにおいては、光増幅部4をなす制御部4cでは光増幅器4bについて励起状態をオンとする制御を行なっているが、信号光モニタ部4dにおいて信号光入力が断(非入力)となったことを判別した場合には、制御部4cでは光増幅器4bについて励起状態をオフとする制御を行なう。
このとき、前述の図3の場合と同様に、光増幅部4に入力する光の一部を、光カプラ4aを通じて入力されて、この入力された分岐光については光スプリッタ6で4分岐され、偏光成分抽出部7において、光スプリッタ6からの4つの分岐光から互いに異なる4種類の偏光成分を有する抽出する。そして、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4においては、偏光成分抽出部7で抽出した第1〜第4の偏光成分抽出光のパワーをそれぞれ検出し、検出結果となる電気信号(ここでは電流信号I1〜I4)を処理部8bに出力する(ステップE1)。
そして、処理部8bにおいては、入力される電気信号I1〜I4について、前述の図3の場合と同様に、それぞれに対応して予め設定された基準値PD1〜PD4との比I1/PD1〜I4/PD4を算出し、このように算出された比を相互に比較することにより偏光成分光のパワーの異同を判別する(ステップE2)。
たとえば、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I3,I4が、図4のC1に示すように、それぞれ、a1・P1/2〜a3・P1/2,a4・P1となる場合には、C2に示すように、上述のごとく算出される全ての比の値は一致しないことになる。従って、この場合には処理部8bでは信号光が入力されていると判別する(ステップE3のNoルートからステップE4)。尚、信号光モニタ4dでは判別結果として信号光が入力状態である旨を制御部4cに通知する。これにより、制御部4cでは励起オンの制御状態を維持することができる。この場合には、処理部8bではフォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I4の値について基準値との比の値の異同判別を継続して行なう(ステップE4からステップE1)。
また、第1〜第4フォトダイオード8a−1〜8a−4からの電流値I1〜I4が、図4のB1に示すように、それぞれ、a1・P1/2〜a4・P1/2となる場合には、B2に示すように、上述のごとく算出される比の値は一致することになる。従って、この場合には処理部8bではASE光のみが入力され、信号光は非入力となったと判別する(ステップE3のYesルートからステップE5)。尚、信号光モニタ4dでは判別結果としてASE光のみの入力状態である旨を制御部4cに通知する。これにより、制御部4cでは励起オンの状態から励起オフの制御状態に切り替えることができる(ステップE6,E7)。
このように、本発明の第1実施形態によれば、簡易な光パワーのモニタ構成によって、信号光成分の入力とASE光のみの入力とを判別することができるので、その判別結果を用いて、光増幅器4bにおける適確な制御が可能となり、受光素子を含んで構成される光受信器5に入力される光において光サージを発生することを、比較的低コストで実現可能な構成によって回避することができる。また、第1実施形態の構成によれば、光信号のビットレート、フォーマットに対して無依存であるため、ビットレートやフォーマットが異なるシステムにも柔軟に対応することが可能である。
なお、上述の処理部8bにおいては、偏光成分光パワーの異同の判断にあたって基準値との比を導入しているが、この他に、異同の判断にあたって同一と判断できる一定の値の範囲を設定することができる。即ち、4つの偏光成分パワーの差が予め設定された範囲内にある場合には、前記4つの偏光成分パワーは全て同じであると判定する一方、4つの偏光成分の大きさの差が上述の範囲内にない場合には、4つの偏光成分パワーの少なくとも一つの大きさが他の偏光成分の大きさと異なっていると判定する。ここで、上述のパワーの同一性を判定する値の範囲としては、実質的に同一と同視できる範囲であり、例えば信号品質に基づいて定めることもできる。例えば図5に示すように、特定の偏光成分抽出光の規格化された電流値は、信号品質を示すOSNR値(10dB,20dB,30dB,40dB)によって異なり(図5のA〜D参照)、従ってASE光が入力された場合(図5のE参照)の電流値の偏差についてもOSNR値によって異なる。このため、光パワーを判定する範囲についても信号品質に応じて設定することで、効果的にパワー値の異同を判断することができる。
〔B〕第2実施形態の説明
図6は本発明の第2実施形態にかかる光受信装置1′を示す図である。この図6に示す光受信装置1′は、光スイッチ(光SW)9を導入することにより、各光増幅部4Bをなす信号光モニタ部4d′としての機能を共用する構成をそなえた点が異なり、これ以外の構成については基本的に同様である。尚、図6中、図1と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
光スイッチ9は、光分波器3で分波され該複数の光増幅部4Bへ出力される前記複数の波長成分の光をそれぞれ一部取り込んで、複数の波長成分のうちのいずれかを選択的に出力するものである。そして、信号光モニタ部4d′は、光スイッチ9からの光に基づいて信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部であり、前述の図1に示す複数の光増幅部4をなす信号光モニタ部4dの機能を共用化したものである。尚、信号光モニタ部4d′においても、前述の図1におけるもの(符号4d参照)と基本的に同様の光スプリッタ6,偏光成分抽出部7および判別部8をそなえている。
そして、制御部4c′においては、判別部8からの判別の結果に基づいて、光スイッチ9で選択した波長の光についての信号光が入力されている状態の場合には、当該波長の光を増幅する光増幅器4bへの励起パワーの供給をオンとする一方、信号光が非入力の状態の場合には当該光増幅器4bへの励起パワーの供給をオフとする制御を行なうことができるようになっている。
このように構成された光受信装置1′においても、前述の第1実施形態の場合と同様の利点を得ることができ、第1実施形態の場合よりもコンパクト化された装置として構成することができる利点がある。
〔C〕第3実施形態の説明
図7は本発明の第3実施形態にかかる光受信装置1Cを示す図である。この図7に示す光受信装置1Cは、前述の第1,第2実施形態の場合に比して、光増幅部4Cをなす信号光モニタ部4eとしての構成が異なっており、これ以外の構成(符号2,3,4a〜4cおよび5)については基本的に同様である。
ここで、光増幅部4Cは、光分波器3で分波された各波長成分対応に複数個そなえられ、光分波器3で分波された光を増幅するものであるが、各光増幅部4Cは、前述の第1、第2実施形態の場合と同様の光カプラ4a,光増幅器4bおよび制御部4cをそなえるとともに、信号光モニタ部4eをそなえている。ここで、信号光モニタ部4eは、光分波器3で分波された各波長の光を増幅する光増幅器4bへの信号光の入力状態をそれぞれモニタするものであり、光分波器3で分波された各波長成分対応に、偏波スクランブラ11,偏光子12,パワー検出部としてのフォトダイオード13および判別部14をそなえて構成されている。
また、各光増幅部4Cをなす偏波スクランブラ11は、光分波器3で分波された光を、光カプラ4aを介して入力されて、この入力光についての偏光状態をスクランブリングにより周期変動させる偏光状態変動付与部である。偏光子12は、偏光状態変動付与部としての偏波スクランブラ11で偏光状態が周期変動された光について、特定方向の直線偏光成分を抽出するものである。そして、フォトダイオード13においては、偏光子12で抽出された光のパワーを検出するものであり、応答速度として比較的低速なものを用いることができる。偏波スクランブラ11としての偏波状態の変動(比較的長い周期)を捕捉できれば信号光入力のモニタ機能として十分であるからである。
さらに、判別部14は、フォトダイオード13からの光パワーの検出結果に基づいて、偏光子12で抽出された光のパワーに、偏波スクランブラ11による偏光状態の周期変動に起因する周期変動が含まれている場合には、信号光が入力されている状態にあると判別する一方、周期変動が含まれていない場合には、信号光は非入力状態にあると判別するようになっている。
図8(A),図8(B)は、信号光が入力状態である場合(図8(A))と非入力状態である場合(図8(B))とで、偏光子12を通過した特定の直線偏波成分の光のパワーについて対比するための図である。偏波スクランブラ11で偏波スクランブルされている信号光が偏光子12を通過して直線偏波成分が抽出されると、この直線偏波成分光は、図8(A)に示すように、偏波変動が周期的な光パワー変動に変換される。一方、信号光が非入力状態であり、無偏光のASE光のみが入力されている場合には、図8(B)に示すようにパワー変動は検出されない。
判別部14においては、フォトダイオード13からの光パワーの検出結果に基づき、検出光パワーが周期的に変動している場合には、該当波長の信号光が入力されていると判別して、その旨を制御部4cに出力するようになっている。一方、検出光パワーが実質的に一定である場合には、該当波長の信号光が入力されていないと判別して、その旨を制御部4cに出力する。尚、判別部14においては、偏光子12で抽出された光のパワーに含まれる周期変動よりも短い周期で判別を行なう。これにより、判別部14では信号光の入力/非入力を確実に判別することができるようになる。
そして、制御部4cにおいては、判別部14からの判別の結果に基づいて、信号光が入力されている状態の場合には光増幅器4bへの励起パワーの供給をオンとする一方、信号光が非入力の状態の場合には光増幅器4bへの励起パワーの供給をオフとする制御を行なうことができるようになる。
なお、図7に示す光受信装置1Cにおいては、光分波器3で分波された各波長の光に含まれる信号光成分の入力/非入力をモニタするために、光分波器3で分波された波長対応に偏波スクランブラ11をそなえているが、光分波器3で分波される前段のWDM光についてスクランブリングさせることとしてもよく、このようにすれば、各波長対応の信号光モニタ部4eにおける構成要素として共用させることもできる(符号11′参照)。
一方、光分波器3で分波された波長対応に偏波スクランブラ11をそなえる構成とすることで、偏波スクランブラ11′として共用化を図る構成に比べ、光受信器5で受信する信号光の、偏波変動による信号品質の影響を回避しつつ、信号光の入力/非入力をモニタすることが可能である。
上述のごとく構成された光受信装置1Cにおいても、信号光モニタ部4eの偏波スクランブラ11により、光分波器3で分波された入力光を偏波スクランブルさせているので、偏光子12を通過した直線偏光成分のパワー変動をモニタすることで、信号光入力を判別することができ、判別結果に応じて光増幅器4bの励起をオンオフ制御することができるようになる。
このように、本発明の第3実施形態においても、信号光モニタ部4eにより、比較的簡素な構成で信号光の入力/非入力を判別することができ、前述の第1,第2実施形態の場合と同様の利点を得ることができる。
なお、前述の第2実施形態の場合に倣って、光スイッチ9を導入することにより、図7に場合には各波長対応にそなえることが必要であった信号光モニタ部4eとしての構成についても共用化させることが可能である。偏波スクランブラ11′を光分波器3の前段にそなえる構成において、光スイッチ9を導入することとすれば、各信号光モニタ部をなす偏光子12,フォトダイオード13および判別部14を共用化させることが可能となる。
また、上述の第3実施形態にかかる光受信装置1Cにおいては、偏光状態変動付与部として偏波スクランブラ11(11′)をそなえて構成しているが、本発明によればこれに限定されず、例えば偏波コントローラにより構成しても、少なくとも信号光入力を検出できるように、偏波状態の周期変動を付与することが可能である。
〔D〕その他
上述した実施形態にかかわらず、請求項記載の本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することは可能である。
たとえば、上述の各実施形態においては、信号光モニタ部としての機能を光増幅器の外部に配置することとしているが、本発明によれば、光増幅器の内部に配置することとしてもよい。
また、上述した実施形態の開示により、当業者であれば、本発明の装置を製造することは可能である。
〔E〕付記
(付記1)
信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ装置であって、
入力される光を4分岐する光分岐部と、
該光分岐部で4分岐された光から互いに異なる偏光パラメータを有する4つの偏光成分を抽出する偏光成分抽出部と、
該偏光成分抽出部で抽出した前記4つの偏光成分に基づいて、前記信号光の入力/非入力を判別する判別部と、をそなえたことを特徴とする、信号光モニタ装置。
(付記2)
該偏光成分抽出部は、
該光分岐部で分岐された第1の分岐光について方位角が基準角度の偏光成分を抽出する第1抽出部と、
該光分岐部で分岐された第2の分岐光について方位角が前記基準角度に垂直な角度の偏光成分を抽出する第2抽出部と、
該光分岐部で分岐された第3の分岐光について、該第1抽出部および該第2抽出部でそれぞれ抽出する偏光成分の方位角の中間角度を方位角とする偏光成分を抽出する第3抽出部と、
該分岐部で分岐された第4の分岐光について、偏光状態を90度回転させたものについて、前記中間角度を方位角とする偏光成分を抽出する第4抽出部と、をそなえたことを特徴とする、付記1記載の信号光モニタ装置。
(付記3)
該第1抽出部は、前記第1の分岐光に対し前記基準角度を方位角に設定された第1偏光子により構成され、
該第2抽出部は、前記第2の分岐光に対し前記基準角度に垂直な角度を方位角に設定された第2偏光子により構成され、
該第3抽出部は、前記第3の分岐光に対し前記中間角度を方位角に設定された第3偏光子により構成され、
かつ、該第4抽出部は、前記第4の分岐光に対し前記基準角度を方位角に設定された4分の1波長板と、該4分の1波長板からの光について前記中間角度を方位角として偏光成分を出力する第4偏光子と、により構成されたことを特徴とする、付記2記載の信号光モニタ装置。
(付記4)
該判別部は、
該偏光成分抽出部で抽出した前記4つの偏光成分それぞれのパワーを検出するパワー検出部と、
該パワー検出部で検出された前記4つの偏光成分それぞれのパワーに基づき、前記4つの偏光成分のパワーが全て同じである場合には前記信号光は非入力の状態にある旨を出力するとともに、前記4つの偏光成分の少なくとも一つのパワーが他の偏光成分の大きさと異なっている場合には、前記信号光は入力されている状態にある旨を出力する判別結果出力部と、をそなえたことを特徴とする、付記1記載の信号光モニタ装置。
(付記5)
該判別結果出力部は、前記4つの偏光成分の大きさを比較することにより、前記4つの偏光成分のパワーの差が予め設定された範囲内にある場合には、前記4つの偏光成分の大きさは全て同じであると判定する一方、前記4つの偏光成分の大きさの差が前期範囲内にない場合には、前記4つの偏光成分の少なくとも一つのパワーが他の偏光成分の大きさと異なっていると判定することを特徴とする、付記4記載の信号光モニタ装置。
(付記6)
前記範囲の大きさは、前記信号光に規定される信号品質に基づいて定められたことを特徴とする、付記5記載の信号光モニタ装置。
(付記7)
励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、
該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、
該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、
該信号光モニタ部は、
該光増幅器へ入力される光についての分岐光を4分岐する光分岐部と、
該光分岐部で4分岐された光から互いに異なる偏光パラメータを有する4つの偏光成分を抽出する偏光成分抽出部と、
該偏光成分抽出部で抽出した前記4つの偏光成分に基づいて、前記信号光の入力/非入力を判別し、前記判別の結果を該制御部に出力する判別部と、をそなえ、
かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴とする、光増幅装置。
(付記8)
波長多重伝送路から入力される光を複数の波長成分に分波する光分波器と、
該光分波器で分波された各波長成分対応に複数個そなえられ、該光分波器で分波された光を増幅する光増幅部と、をそなえ、
各光増幅部は、
励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、
該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、
該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、
該信号光モニタ部は、
該光増幅器へ入力される光についての分岐光を4分岐する光分岐部と、
該光分岐部で4分岐された光から互いに異なる偏光パラメータを有する4つの偏光成分を抽出する偏光成分抽出部と、
該偏光成分抽出部で抽出した前記4つの偏光成分に基づいて、前記信号光の入力/非入力を判別し、前記判別の結果を該制御部に出力する判別部と、をそなえ、
かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとする制御を行なうように構成されたことを特徴とする、光受信装置。
(付記9)
励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、
該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、
該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、
該信号光モニタ部は、
該光増幅器に入力される光の偏光状態を周期変動させる偏光状態変動付与部と、
該偏光状態変動付与部で前記偏光状態が変動されて該光増幅器に入力される光の分岐光について、特定方向の直線偏光成分を抽出する偏光子と、
該偏光子で抽出された光のパワーを検出するパワー検出部と、
該パワー検出部からの検出結果に基づいて、該偏光子で抽出された光のパワーに、該偏光状態変動付与部による前記偏光状態の変動に起因する周期変動が含まれている場合には、前記信号光が入力されている状態にあると判別する一方、前記周期変動が含まれていない場合には、前記信号光は非入力状態にあると判別する判別部と、をそなえ、
かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴とする、光増幅装置。
(付記10)
波長多重伝送路から入力される光を複数の波長成分に分波する光分波器と、
該光分波器で分波された各波長成分対応に複数個そなえられ、該光分波器で分波された光を増幅する光増幅部と、をそなえ、
各光増幅部は、
励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、
該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、
該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、
該信号光モニタ部は、
該光増幅器に入力される光の偏光状態を周期変動させる偏光状態変動付与部と、
該偏光状態変動付与部で前記偏光状態が変動されて該光増幅器に入力される光の分岐光について、特定方向の直線偏光成分を抽出する偏光子と、
該偏光子で抽出された光のパワーを検出するパワー検出部と、
該パワー検出部からの検出結果に基づいて、該偏光子で抽出された光のパワーに、該偏光状態変動付与部による前記偏光状態の変動に起因する周期変動が含まれている場合には、前記信号光が入力されている状態にあると判別する一方、前記周期変動が含まれていない場合には、前記信号光は非入力状態にあると判別する判別部と、をそなえ、
かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴とする、光受信装置。
(付記11)
該光分波器で分波され該複数の光増幅部へ出力される前記複数の波長成分の光をそれぞれ一部取り込んで、前記複数の波長成分のうちのいずれかを選択的に出力する光スイッチをそなえ、
該信号光モニタ部は、該光スイッチからの光に基づいて信号光の入力状態をモニタするように構成されるとともに、
該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光スイッチで選択した波長の光を増幅する光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には当該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとする制御を行なうように構成されたことを特徴とする、付記8又は10記載の光受信装置。
(付記12)
該複数の光増幅部をなす該偏光状態変動付与部は、該光分波器で分波される前段の光に対し偏光状態を変動させることにより、前記複数の光増幅部において共用に構成されたことを特徴とする、付記10記載の光受信装置。
(付記13)
該偏光状態変動付与部は、偏波制御器又は偏波スクランブラにより構成されたことを特徴とする、付記10又は12記載の光受信装置。
(付記14)
該判別部は、該偏光子で抽出された光のパワーに含まれる前記周期変動よりも短い周期で前記判別を行なうように構成されたことを特徴とする、付記10,12および13のいずれか1項記載の光受信装置。
(付記15)
信号光の入力状態をモニタする際に、
入力される光を4分岐し、
該4分岐された光から互いに異なる偏光パラメータを有する4つの偏光成分を抽出し、
該抽出した前記4つの偏光成分に基づいて、前記信号光の入力/非入力を判別することを特徴とする、信号光モニタ方法。
本発明の第1実施形態における光受信装置を示す図である。 4つの偏光成分パワーの異同に基づいて信号光の入力状態を判別することについて説明するための図である。 本発明の第1実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第1実施形態の動作を説明するための図である。 特定の偏光成分抽出光の規格化された電流値がOSNR値によって異なることを説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる光受信装置を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる光受信装置を示す図である。 (A),(B)はともに信号光が入力状態である場合と非入力状態である場合とで、偏光子を通過した特定の直線偏波成分の光のパワーについて対比するための図である。 一般的な光通信システムの構成例を示す図である。 本願発明が解決する課題について説明するための図である。 本願発明が解決する課題について説明するための図である。
1,1′,1C 光受信装置
2 WDM一括増幅用光増幅器
3 光分波器
4,4B,4C 光増幅部
4a 光カプラ
4b 光増幅器
4c,4c′ 制御部
4d,4d′,4e 信号光モニタ部
5 光受信器
6 光スプリッタ(光分岐部)
7 偏光成分抽出部
7−1 第1抽出部
7−2 第2抽出部
7−3 第3抽出部
7−4 第4抽出部
7−41 1/4波長板
7−42 偏光子
8a−1〜8a−4 フォトダイオード
8b 処理部
8 判別部
11,11′ 偏波スクランブラ(偏光状態変動付与部)
12 偏光子
13 フォトダイオード(パワーモニタ)
14 判別部
100 光通信システム
101 光送信装置
101a 光送信器
101b光合波器
101c光増幅器
102 伝送路ファイバ
103 光増幅中継器
104 光受信装置
104a WDM信号一括増幅型光増幅器
104b 光分波器
104c 光増幅器
104d 可変型波長分散補償器
104e 光受信器

Claims (3)

  1. 励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、
    該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、
    該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、
    該信号光モニタ部は、
    該光増幅器に入力される光の偏光状態を周期変動させる偏光状態変動付与部と、
    該偏光状態変動付与部で前記偏光状態が変動されて該光増幅器に入力される光の分岐光について、特定方向の直線偏光成分を抽出する偏光子と、
    該偏光子で抽出された光のパワーを検出するパワー検出部と、
    該パワー検出部からの検出結果に基づいて、該偏光子で抽出された光のパワーに、該偏光状態変動付与部による前記偏光状態の変動に起因する周期変動が含まれている場合には、前記信号光が入力されている状態にあると判別する一方、前記周期変動が含まれていない場合には、前記信号光は非入力状態にあると判別する判別部と、をそなえ、
    かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴とする、光増幅装置。
  2. 波長多重伝送路から入力される光を複数の波長成分に分波する光分波器と、
    該光分波器で分波された各波長成分対応に複数個そなえられ、該光分波器で分波された光を増幅する光増幅部と、をそなえ、
    各光増幅部は、
    励起パワーにより入力光を増幅する光増幅器と、
    該光増幅器への前記励起パワーの供給を制御する制御部と、
    該光増幅器へ入力される信号光の入力状態をモニタする信号光モニタ部と、をそなえ、
    該信号光モニタ部は、
    該光増幅器に入力される光の偏光状態を周期変動させる偏光状態変動付与部と、
    該偏光状態変動付与部で前記偏光状態が変動されて該光増幅器に入力される光の分岐光について、特定方向の直線偏光成分を抽出する偏光子と、
    該偏光子で抽出された光のパワーを検出するパワー検出部と、
    該パワー検出部からの検出結果に基づいて、該偏光子で抽出された光のパワーに、該偏光状態変動付与部による前記偏光状態の変動に起因する周期変動が含まれている場合には、前記信号光が入力されている状態にあると判別する一方、前記周期変動が含まれていない場合には、前記信号光は非入力状態にあると判別する判別部と、をそなえ、
    かつ、該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとすることを特徴とする、光受信装置。
  3. 該光分波器で分波され該複数の光増幅部へ出力される前記複数の波長成分の光をそれぞれ一部取り込んで、前記複数の波長成分のうちのいずれかを選択的に出力する光スイッチをそなえ、
    該信号光モニタ部は、該光スイッチからの光に基づいて信号光の入力状態をモニタするように構成されるとともに、
    該制御部は、該判別部からの前記判別の結果に基づいて、前記信号光が入力されている状態の場合には該光スイッチで選択した波長の光を増幅する光増幅器への前記励起パワーの供給をオンとする一方、前記信号光が非入力の状態の場合には当該光増幅器への前記励起パワーの供給をオフとする制御を行なうように構成されたことを特徴とする、請求項2記載の光受信装置。
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