JP6330500B2 - 増幅装置、受信装置、及び増幅方法 - Google Patents

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Description

本件は、増幅装置、受信装置、及び増幅方法に関する。
通信需要の増加に伴って、1つの波長光で例えば100(Gbps)の伝送レートを実現可能なデジタルコヒーレント光伝送方式の波長多重(WDM: Wavelength Division Multiplex)伝送技術の研究開発が盛んに行われている。デジタルコヒーレント光伝送方式では、高伝送レートを実現するため、偏波多重方式を用いた、DP(Dual Polarization)−QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの多値変調が用いられる。
また、デジタルコヒーレント光伝送方式の受信装置は、受信処理に十分な光レベルを確保するため、EDF(Erbium Doped Fiber)を備えた増幅器だけでなく、ラマン増幅器により偏波多重光信号を増幅する。偏波多重光信号の各偏波光のパワーは、受信装置の受信性能を高めるために、均等であることが望ましい。しかし、各偏波光のパワーは、伝送路の光ファイバ及び伝送路上に存在する光学部品の偏波依存性損失(PDL: Polarization Dependent Loss)と、ラマン増幅において生ずる偏波依存性利得(PDG: Polarization Dependent Gain)とにより均等にならない。
偏波依存性利得は、偏波多重光信号、及び偏波多重光信号をラマン増幅する励起光の偏波状態の関係に基づいて生ずる。例えば、励起光が直線偏波である場合、偏波多重光信号の一方の偏波光が、励起光の偏波成分に平行であるとき、増幅利得は大きくなるが、他方の偏波光は、励起光の偏波成分に平行とならず、増幅利得が小さくなる。
そこで、偏波依存性利得を低減するため、励起光の偏光度(DOP: Degree of Polarization)を低下させるデポラライザ(Deporalizer)が用いられる(例えば特許文献1参照)。偏光度は、0〜1の値を有し、偏波状態が完全に不定(ランダム)である場合、0を示し、偏波状態が完全に一定の状態に維持されている場合、1を示す。つまり、励起光は、デポラライザを通過することにより非偏光化される。
特開2003−185852号公報
デポラライザは、製造工程において、例えば励起光の光源の特性などに合わせて、最適な長さ(例えば数十〜数百m)に調整された偏波保持ファイバを有する。したがって、伝送路の偏波依存性損失によっては、励起光の偏光度を十分に低下させることができず(例えば0.1〜0.15)、通信品質が劣化するという問題がある。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、通信品質を向上する増幅装置、受信装置、及び増幅方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の増幅装置は、励起光を出力する光源と、前記励起光の偏光度を設定に従って変更するデポラライザと、前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅する増幅部と、前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定する測定部と、前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差が低減されるように調整する調整部とを有する。
本明細書に記載の受信装置は、励起光を出力する光源と、前記励起光の偏光度を設定に従って変更するデポラライザと、前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅する増幅部と、前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号を受信する受信部と、前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定する測定部と、前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差に応じて調整する調整部とを有する。
本明細書に記載の増幅方法は、光源から励起光を出力し、デポラライザにより前記励起光の偏光度を設定に従って変更し、前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅し、前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定し、前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差に応じて調整する方法である。
通信品質を向上できる。
実施例に係る受信装置を示す構成図である。 パワーの検出波形の一例を示すグラフである。 データテーブルの一例を示す表である。 他の実施例に係る受信装置を示す構成図である。 他の実施例に係る受信装置を示す構成図である。 デポラライザの設定の調整処理の一例を示すフローチャートである。 光信号が追加された場合のラマン増幅器の動作の一例を示すフローチャートである。
図1は、実施例に係る受信装置を示す構成図である。受信装置は、偏波多重された偏波多重光信号Sを受信する。偏波多重光信号Sは、例えばデジタルコヒーレント光伝送方式で伝送される。偏波多重光信号Sは、波長λ1〜λnが相違する複数の光信号が波長多重された多重光であり、各光信号は、互いに直交する2つの偏波光であるP波及びS波を偏波多重して生成される。なお、偏波多重光信号Sは、これに限定されず、1波長の光信号のみを含んでもよい。
受信装置は、ラマン増幅器(増幅装置)1と、光増幅器2と、波長分波器3と、複数の受信器(受信部)4とを有する。ラマン増幅器1及び光増幅器2は、偏波多重光信号Sの伝送路(光ファイバ)F上に設けられ、偏波多重光信号Sを増幅する。ラマン増幅器1は、誘導ラマン散乱を利用して光を増幅し、光増幅器2は、EDFを利用して光を増幅する。これにより、偏波多重光信号Sは、受信処理に十分な光レベルに増幅される。
波長分波器3は、偏波多重光信号Sを、波長λ1〜λnの光信号ごとに分波して、複数の受信器4にそれぞれ出力する。複数の受信器4は、波長λ1〜λnの光信号をそれぞれ受信する。
ラマン増幅器1は、以下に述べるように偏波依存性利得を抑制しつつ、偏波多重光信号Sをラマン増幅することにより、通信品質を向上する。ラマン増幅器1は、励起光源(光源)10a〜10dと、偏波合波器11a,11bと、第1波長合波器12と、デポラライザ13と、第2波長合波器(CPL)(増幅部)14と、分岐部(SPL)15と、測定部16と、調整部17とを有する。
励起光源10a〜10dは、波長λa〜λdの直線偏波の光をそれぞれ出力する。波長λa,λbは、互いに近い値であり、波長λc,λdは、互いに近い値である。
偏波合波器11aは、励起光源10a,10bから出力された光を偏波多重により合波し、偏波合波器11bは、励起光源10c,10dから出力された光を偏波多重により合波する。第1波長合波器12は、偏波合波器11a,11bにより合波された各光を、さらに合波することにより、励起光Lを生成する。
生成された励起光Lは、波長が異なり、直交偏波の関係を有する2つの光を含む。このため、生成直後の励起光Lの偏光度は、1である。
生成された励起光Lは、デポラライザ13に入力される。デポラライザ13は、励起光Lの偏光度を設定に従って変更する。デポラライザ13は、偏波保持ファイバを備えるデポラライザとは異なり、後述する調整回路173からデポラライザ13の調整端子に合うように調整された制御信号Scが入力されることにより、偏光度が変更されるバルク型のデポラライザである。
励起光Lは、デポラライザ13を通過することにより、偏光度(DOP)が低下する。つまり、励起光Lの偏光状態は、デポラライザ13により不定化(ランダム化)される。
デポラライザ13を通過した励起光Lは、第2波長合波器14に入力される。第2波長合波器14は、デポラライザ13により偏光度が変更された励起光Lにより偏波多重光信号Sをラマン増幅する。
第2波長合波器14は、伝送路Fに接続され、伝送路Fから入力された偏波多重光信号Sと、デポラライザ13から入力された励起光Lとを合波することにより、偏波多重光信号Sを増幅する。第2波長合波器14内では、偏波多重光信号Sは、誘導ラマン散乱のため、励起光Lにより増幅される。
増幅された偏波多重光信号Sは、分岐部15を経由して、受信器4により受信される。分岐部15は、偏波多重光信号Sをパワー分岐して、光増幅器2及び測定部16に出力する。
上記の構成において、仮に、第1波長合波器12により生成された励起光Lが、デポラライザ13を通過せずに第2波長合波器14に入力された場合、励起光Lは、2つの偏波が直交した状態にある。このため、励起光Lの各偏波光と偏波多重光信号Sの各偏波光の偏波状態の一致状態及び不一致状態がランダムに繰り返され、受信器4に入力される偏波多重光信号Sの各偏波光のパワーがゆらぐ。したがって、この場合、偏波依存性利得が増加し、受信装置の受信性能が低下する。
また、上記の構成において、仮に、デポラライザ13が、所定の長さの偏波保持ファイバである場合、励起光Lの偏光度を変更できない。この場合、伝送路Fの偏波依存性損失によっては、励起光Lの偏光度を十分に低下させることができず、通信品質が劣化する。
そこで、ラマン増幅器1は、励起光Lによりラマン増幅された偏波多重光信号Sの偏波光ごとにパワーを測定し、励起光Lの偏光度を変更するデポラライザ13の設定を、偏波光間のパワーの差が低減されるように調整することで、通信品質を向上する。各偏波光のパワーは、測定部16により測定され、デポラライザ13の設定は、調整部17により調整される。以下に述べるように、ラマン増幅器1は、測定部16及び調整部17により、デポラライザ13のフィードバック制御を行う。
測定部16は、フィルタ160と、検光子161と、フォトディテクタ(PD: Photo Detector)162とを有する。フィルタ160は、波長帯域がチューナブルであり、偏波多重光信号Sから、調整部17により指示された波長λi(i=1,2,・・・,n)の光信号を抽出する。
検光子161は、例えば偏向板であり、調整部17の指示に従って、一定の角速度でスリットが1回転することにより、光信号から各偏波光を抽出する。PD162は、検光子161により取り出された各偏波光を電気信号に変換することにより強度検波する。
このように、測定部16は、励起光Lによりラマン増幅された偏波多重光信号Sに多重された各偏波光(P波、S波)のパワーを測定する。図2(a)〜図2(d)には、パワーの検出波形の一例が示されている。
図2(a)〜図2(d)において、横軸は、時間(検光子161の角度)を示し、縦軸は、偏波光のパワーを示す。P波及びS波の波形は、検光子161の回転により、時間軸上、交互に現れる。
図2(a)は、理想的な検出波形を示す。理想的には、P波及びS波のパワーPcは、等しくなる。この場合、受信器4における各偏波光のパワーバランスが最適化されるので、受信装置の受信性能が高まる。
しかし、上述したようにラマン増幅において生ずる偏波依存性利得、及び伝送路Fや伝送路F上に存在する光学部品の偏波依存性損失のため、図2(b)〜図2(d)に示されるように、P波及びS波のパワーPp,Psは、等しくならない。さらに、P波及びS波のパワーPp,Psは、波長λ1〜λnごとの特性に応じて異なる。
調整部17は、波長λ1〜λnごとにP波及びS波のパワーPp,Psの差ΔP1〜ΔPnを算出し、デポラライザ13の設定を、偏波光間のパワーの差ΔP1〜ΔPnが低減されるように調整する。
調整部17は、演算回路170と、メモリ171と、調整回路173とを有する。演算回路170及び調整回路173としては、例えばDSP(Digital Signal Processor)が挙げられる。
演算回路170は、デポラライザ13の調整処理を行い、調整回路173、フィルタ160、及び検光子161を制御する。より具体的には、演算回路170は、フィルタ160に波長λiを指示し、検光子161の回転を制御する。なお、演算回路170は、偏波多重光信号Sに含まれる波長λi及び波長数を示す情報(以下、波長情報)を、例えばネットワーク管理装置から入力される設定信号Soにより取得する。
また、演算回路170は、調整回路173にデポラライザ13の設定を指示する。調整回路173は、指示された設定に応じた制御信号Scを生成して、デポラライザ13の調整端子に出力する。
演算回路170は、デポラライザ13の設定ごとに、測定部16の測定結果に基づいて、各波長λiの光信号の偏波光(P波及びS波)間のパワーの差ΔPiを算出して、メモリ171内に保持されたデータテーブルに記録する。図3には、データテーブルの一例が示されている。
データテーブルには、デポラライザ13の設定(状態「0」、「1」、「2」、・・・)ごとに、各波長λ1〜λnに対応するパワーの差ΔPiが記録されている。例えば、デポラライザ13の状態「0」の設定における波長λ1〜λnに対応するパワーの差ΔPiは、それぞれX10〜Xn0である。パワーの差ΔPiは、P波及びS波のパワーPp,Psにより、例えば、以下の式(1)で算出される。
ΔPi=|Pp−Ps|/Po ・・・式(1)
ここで、Poは、P波及びS波のパワーPp,Psのうち、小さい方のパワーである。すなわち、パワーの差ΔPiは、パワーの比として算出される。このため、例えば、波長λ1〜λnの光信号の伝送距離が相違する場合でも、各光信号間のパワーの差分に関わらず、同一の基準でパワーの差ΔPiが算出される。
また、演算回路170は、各波長λ1〜λnの光信号に多重された偏波光のパワーの差ΔPiの平均値ΔPaveを算出して、データテーブルに記録する。データテーブルには、デポラライザ13の設定ごとに、平均値ΔPaveが記録されている。本例において、状態「0」,「1」,「2」の平均値ΔPaveは、それぞれ、X0,X1,X2である。平均値ΔPaveは、波長λiごとのパワーの差ΔPiにより、例えば、以下の式(2)で算出される。
ΔPave=(ΔP1+ΔP2+ΔP3+・・・+ΔPn)/n ・・・式(2)
すなわち、平均値ΔPaveは、波長λiごとのパワーの差ΔPiを合計した値を、全波長数nで除算することにより算出される。なお、波長λ1〜λnのうち、使用されていない波長が存在する場合、当該波長のパワーの差ΔPiは、取得できないので、平均値ΔPaveの算出に使用されない。この場合、データテーブル内のパワー差ΔPiは、例えば「None」として記録される。
演算回路170は、デポラライザ13の設定ごとに平均値ΔPaveを算出し、平均値ΔPaveが最小となる設定を調整回路173に指示する。調整回路173は、演算回路170から指示された設定に応じた制御信号Scを生成し、デポラライザ13の調整端子に出力する。デポラライザ13は、制御信号Scに従って励起光Lの偏光度を変更する。したがって、励起光Lの偏光度が十分に低下し、通信品質が向上する。
このように、調整部17は、各光信号に多重された偏波光間のパワーの差の平均値ΔPaveを算出し、デポラライザ13の設定を、平均値ΔPaveが最小となるように調整する。このため、偏波多重光信号Sに、波長λ1〜λnが相違する複数の光信号が含まれる場合、光信号ごとのパワーの差ΔPiのばらつきによらず、光信号全体として偏波光のパワーバランスが良くなるように、デポラライザ13を設定できる。
上記の構成において、ラマン増幅器1は、光増幅器2の前段に設けられているため、光増幅器2内の光学部品が偏波依存性損失を有している場合、該偏波依存性損失を補償することができない。そこで、以下の実施例のように、測定部16及び調整部17を光増幅器2の後段に設けることにより、光増幅器2内の光学部品の偏波依存性損失を補償してもよい。
図4は、他の実施例に係る受信装置を示す構成図である。図4において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
受信装置は、ラマン増幅器(増幅装置)1と、光増幅器(光増幅部)2と、波長分波器3と、複数の受信器(受信部)4とを有する。ラマン増幅器1は、励起光源(光源)10a〜10dと、偏波合波器11a,11bと、第1波長合波器12と、デポラライザ13と、第2波長合波器(増幅部)14と、分岐部15と、測定部16と、調整部17とを有する。
本実施例において、光増幅器2は、伝送路F上、第2波長合波器14と分岐部15の間に設けられている。このため、光増幅器2には、ラマン増幅された偏波多重光信号Sが入力され、光増幅器2により、さらに増幅された偏波多重光信号Sは、分岐部15に入力される。
これにより、測定部16には、光増幅器2内の光学部品の偏波依存性損失が反映された偏波多重光信号Sが入力される。測定部16は、光増幅器2により増幅された偏波多重光信号Sの偏波光ごとにパワーを測定する。
したがって、調整部17は、光増幅器2内の光学部品の偏波依存性損失を補償するように、デポラライザ13の設定を調整できる。
さらに、以下の実施例のように、受信器4で受信される偏波多重光信号Sが、測定部16に入力されるように、受信装置を構成することにより、受信器4に至るまでの伝送経路上の偏波依存性損失を補償してもよい。
図5は、他の実施例に係る受信装置を示す構成図である。図5において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
受信装置は、ラマン増幅器(増幅装置)1と、光増幅器2と、波長分波器3と、複数の受信器(受信部)4と、複数の分岐部5と、光スイッチ6とを有する。ラマン増幅器1は、励起光源(光源)10a〜10dと、偏波合波器11a,11bと、第1波長合波器12と、デポラライザ13と、第2波長合波器(増幅部)14と、分岐部15と、測定部16aと、調整部17aとを有する。
光増幅器2は、第2波長合波器14の後段に接続され、ラマン増幅された偏波多重光信号Sを、さらに増幅する。光増幅器2により増幅された偏波多重光信号Sは、波長分波器3に入力され、波長λ1〜λnごとの光信号として分岐部5に入力される。
分岐部5は、例えば光スプリッタであり、偏波多重光信号Sをパワー分岐して受信器4及び光スイッチ6に出力する。光スイッチ6は、複数の分岐部5からそれぞれ入力された複数の光信号のうち、調整部17aにより指示された波長λiの光信号を選択して、測定部16aに出力する。
測定部16aは、検光子161と、フォトディテクタ162とを有する。つまり、本実施例において、測定部16aは、上記の実施例とは異なり、フィルタ160を有していない。検光子161は、調整部17aの指示に従って、一定の角速度でスリットが1回転することにより、光スイッチ6から入力された光信号から各偏波光を抽出する。PD162は、検光子161により取り出された各偏波光を電気信号に変換することにより強度検波する。
このように、測定部16aは、光スイッチ6から入力された光信号の各偏波光のパワーを測定する。すなわち、測定部16aは、図4に示された実施例と同様に、光増幅器2により増幅された偏波多重光信号Sに多重された各偏波光のパワーを測定する。
調整部17aは、演算回路170aと、メモリ171と、調整回路173とを有する。演算回路170a及び調整回路173としては、例えばDSPが挙げられる。
演算回路170aは、デポラライザ13の調整処理を行い、調整回路173、光スイッチ6、及び検光子161を制御する。より具体的には、演算回路170aは、光スイッチ6に波長λiを指示し、検光子161の回転を制御する。
また、演算回路170aは、調整回路173にデポラライザ13の設定を指示する。調整回路173は、指示された設定に応じた制御信号Scを生成して、デポラライザ13の調整端子に出力する。
これにより、本実施例の受信装置は、受信器4に至るまでの伝送経路上の偏波依存性損失を補償する。
次に、上記のラマン増幅器1を用いたデポラライザ13の設定の調整処理を説明する。調整処理は、例えば受信装置を起動した場合に行われる。一度、デポラライザ13の設定の調整を行うと、その後、伝送路Fの光ファイバ及び伝送路F上に存在する光学部品の偏波依存性損失は、ほとんど変化することはない。このため、調整処理は、例えば1日に1回程度の頻度で行われる。
図6は、デポラライザ13の設定の調整処理の一例を示すフローチャートである。まず、演算回路170,170aは、例えばネットワーク管理装置から、偏波多重光信号Sに含まれる波長λ1〜λnに関する波長情報を取得する(ステップSt1)。取得された波長情報は、例えばメモリ171に記録される。
次に、演算回路170,170aは、調整回路173に、デポラライザ13を状態「0」に設定するように指示する(ステップSt2)。次に、演算回路170,170aは、変数i=1にセットする(ステップSt3)。このとき、図1及び図4の演算回路170は、変数iをフィルタ160に通知し、図5の演算回路170aは、変数iを光スイッチ6に通知する。
次に、フィルタ160または光スイッチ6は、通知された変数iに従って、波長λiを選択する(ステップSt4)。次に、演算回路170,170aは、検光子161を回転させ、測定部16,16aは、偏波多重光信号Sの偏波光(P波、S波)のパワーPp,Psを測定する(ステップSt5)。
次に、演算回路170,170aは、偏波光のパワーPp,Psの測定結果に基づいて、上記の式(1)によりパワーPp,Psの差ΔPiを算出する(ステップSt6)。算出されたパワーの差ΔPiは、メモリ171内のデータテーブル(図3参照)に記録される。
次に、演算回路170,170aは、変数i=nが成立するか否かを判定する(ステップSt7)。ここで、nは、偏波多重光信号Sに含まれる波長数であり、波長情報から取得される。変数i≠nの場合(ステップSt7のNo)、演算回路170,170aは、変数i=i+1にセットする(ステップSt12)。つまり、演算回路170,170aは、フィルタ160または光スイッチ6に、変数iに1を加算した値を通知する。その後、再びステップSt4〜St6の処理が行われることにより、他の波長λ1〜λnについても、パワーPp,Psの差ΔPiが算出される。
変数i=nの場合(ステップSt7のYes)、演算回路170,170aは、各波長λ1〜λnの光信号のパワーPp,Psの差ΔPiの平均値ΔPaveを、上記の式(2)により算出する(ステップSt8)。算出された平均値ΔPaveは、メモリ171内のデータテーブルに記録される。
次に、演算回路170,170aは、未設定のデポラライザ13の状態の有無を判定する(ステップSt9)。未設定のデポラライザ13の状態がある場合(ステップSt9のYes)、演算回路170,170aは、調整回路173に、デポラライザ13を他の状態(未設定の状態の1つ)に設定するように指示する(ステップSt13)。その後、ステップSt4〜St8の処理が行われることにより、デポラライザ13の設定ごとに、平均値ΔPaveが算出される。
一方、未設定のデポラライザ13の状態がない場合(ステップSt9のNo)、演算回路170,170aは、データテーブルを参照することにより、平均値ΔPaveの最小値を検出する(ステップSt10)。次に、演算回路170,170aは、調整回路173に、デポラライザ13を、平均値ΔPaveの最小値となる状態に設定するように指示する(ステップSt11)。このようにして、デポラライザ13の設定の調整処理は行われる。
上記の調整処理において、ラマン増幅器1は、各波長λ1〜λnの光信号のうち、パワーPp,Psの差ΔPiが最も大きい光信号のパワーPp,Psのみを定期的に測定してもよい。この場合、ラマン増幅器1は、パワーPp,Psの差ΔPiが、前回の測定されたパワーPp,Psの差ΔPiより大きいときだけでなく、または小さいときも、デポラライザ13の設定の調整処理を行う。パワーPp,Psの差ΔPiが小さいときにも、調整処理を行うのは、測定していない他の波長λ1〜λnの光信号のパワーPp,Psの差ΔPiが大きくなっている可能性があるためである。
また、測定部16,16aは、調整部17,17aがデポラライザ13の設定を調整した後、偏波多重光信号Sに、複数の光信号とは波長が異なる新たな光信号が追加された場合、新たな光信号に多重された各偏波光のパワーPp,Psを測定してもよい。この場合、調整部17,17aは、新たな光信号の偏波光間のパワーの差ΔPiを算出する。調整部17,17aは、新たな光信号の偏波光間のパワーの差ΔPiが、調整済みのデポラライザ13の設定における複数の光信号の偏波光間のパワーの差の最大値ΔPmax及び最小値ΔPminの間の範囲内にない場合、デポラライザ13の設定を再度調整する。
図7は、光信号が追加された場合のラマン増幅器1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、演算回路170,170aは、例えばネットワーク管理装置から、偏波多重光信号Sに追加された波長λmに関する波長情報を取得する(ステップSt21)。取得された波長情報は、例えばメモリ171に記録される。
次に、フィルタ160または光スイッチ6は、演算回路170,170aの指示に従って、追加された波長λmを選択する(ステップSt22)。次に、演算回路170,170aは、追加された波長λmの光信号に多重された偏波光間のパワーの差ΔPmを算出する(ステップSt23)。パワーの差ΔPmを算出は、図6のステップSt5,St6と同様に行われる。
次に、演算回路170,170aは、パワーの差ΔPmが、調整済みのデポラライザ13の設定における偏波光間のパワーの差ΔPiの最小値ΔPmin以上かつ最大値ΔPmax以下であるか否かを判定する(ステップSt24)。ΔPmin≦ΔPm≦ΔPmaxが成立する場合(ステップSt24のYes)、新たな光信号の追加による偏波多重光信号Sの特性への影響は小さいと判断されるため、デポラライザ13の設定が維持されるように、演算回路170,170aは、処理を終了する。
一方、ΔPmin≦ΔPm≦ΔPmaxが成立しない場合(ステップSt24のNo)、新たな光信号の追加による偏波多重光信号Sの特性への影響は大きいと判断されるため、演算回路170,170aは、デポラライザ13の再設定処理(図6と同様の処理)を行い(ステップSt25)、処理を終了する。このようにして、ラマン増幅器1は、光信号が追加された場合に動作する。
このように、ラマン増幅器1は、ΔPmin≦ΔPm≦ΔPmaxが成否に応じて、デポラライザ13の再設定処理の要否を判定する。したがって、ラマン増幅器1は、偏波多重光信号Sに新たな光信号が追加された場合、偏波多重光信号Sの特性への影響を考慮して、デポラライザ13の再設定処理を行うことができる。なお、偏波多重光信号Sから既存の光信号が削除された場合、デポラライザ13の再設定処理は行われなくてもよい。
また、デポラライザ13の再設定処理は、スイッチにより伝送路Fが現用系から予備系に切り替えられた場合、または送信ノードまたは中継ノードで、波長選択スイッチ(WSS: Wavelength Selective Switch)により光信号の多数の波長λ1〜λnが変更された場合にも行われる。この場合、受信装置は、即時に運用状態に移行するので、偏波多重光信号Sのパワーの変動による通信品質への悪影響を回避するため、デポラライザ13の状態の設定を、現在の状態の近傍の範囲内で変更する。
これまで述べたように、実施例に係る増幅装置(ラマン増幅器)1は、光源(励起光源)10a〜10dと、デポラライザ13と、増幅部(第2波長合波器)14と、測定部16,16aと、調整部17,17aとを有する。光源(励起光源)10a〜10dは、励起光Lを出力する。デポラライザ13は、励起光Lの偏光度を設定に従って変更する。増幅部14は、デポラライザ13により偏光度が変更された励起光Lにより偏波多重光信号Sをラマン増幅する。
測定部16,16aは、励起光Lによりラマン増幅された偏波多重光信号Sに多重された複数の偏波光(P波、S波)の各々のパワーPp,Psを測定する。調整部17,17aは、複数の偏波光間のパワーPp,Psの差ΔPiを算出し、デポラライザ13の設定を、複数の偏波光間のパワーPp,Psの差ΔPiが低減されるように調整する。
上記の構成によると、増幅部14において、偏波多重光信号Sは、デポラライザ13により偏光度が変更された励起光Lによりラマン増幅される。デポラライザ13の設定は、偏波多重光信号Sの偏波光間のパワーPp,Psの差ΔPiが低減されるように調整される。したがって、励起光Lの偏光度が十分に低下し、通信品質が向上する。
実施例に係る受信装置は、光源(励起光源)10a〜10dと、デポラライザ13と、増幅部(第2波長合波器)14と、受信部(受信器)4と、測定部16,16aと、調整部17,17aとを有する。光源(励起光源)10a〜10dは、励起光Lを出力する。デポラライザ13は、励起光Lの偏光度を設定に従って変更する。増幅部14は、デポラライザ13により偏光度が変更された励起光Lにより偏波多重光信号Sをラマン増幅する。受信部4は、励起光Lによりラマン増幅された偏波多重光信号Sを受信する。
測定部16,16aは、励起光Lによりラマン増幅された偏波多重光信号Sに多重された複数の偏波光(P波、S波)の各々のパワーPp,Psを測定する。調整部17,17aは、複数の偏波光間のパワーPp,Psの差ΔPiを算出し、デポラライザ13の設定を、複数の偏波光間のパワーPp,Psの差ΔPiが低減されるように調整する。
実施例に係る受信装置は、上記の増幅装置1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
また、実施例に係る増幅方法は、以下の工程を含む。
(1)光源(励起光源)10a〜10dから励起光Lを出力する。
(2)デポラライザ13により励起光Lの偏光度を設定に従って変更する。
(3)デポラライザ13により偏光度が変更された励起光Lにより偏波多重光信号Sをラマン増幅する。
(4)励起光Lによりラマン増幅された偏波多重光信号Sに多重された複数の偏波光の各々のパワーPp,Psを測定する。
(5)複数の偏波光間のパワーPp,Psの差を算出する。
(6)デポラライザ13の設定を、複数の偏波光間のパワーPp,Psの差ΔPiに応じて調整する。
実施例に係る増幅方法は、上記の増幅装置1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 励起光を出力する光源と、
前記励起光の偏光度を設定に従って変更するデポラライザと、
前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅する増幅部と、
前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定する測定部と、
前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差が低減されるように調整する調整部とを有することを特徴とする増幅装置。
(付記2) 前記偏波多重光信号は、波長が相違する複数の光信号を含み、
前記測定部は、前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記調整部は、前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の平均値を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記平均値が最小となるように調整することを特徴とする付記1に記載の増幅装置。
(付記3) 前記測定部は、前記調整部が前記デポラライザの設定を調整した後、前記偏波多重光信号に、前記複数の光信号とは波長が異なる新たな光信号が追加された場合、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記調整部は、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差が、調整済みの前記デポラライザの設定における前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の最大値及び最小値の間の範囲内にない場合、前記デポラライザの前記設定を再度調整することを特徴とする付記2に記載の増幅装置。
(付記4) 励起光を出力する光源と、
前記励起光の偏光度を設定に従って変更するデポラライザと、
前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅する増幅部と、
前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号を受信する受信部と、
前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定する測定部と、
前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差に応じて調整する調整部とを有することを特徴とする受信装置。
(付記5) 前記偏波多重光信号は、波長が相違する複数の光信号を含み、
前記測定部は、前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記調整部は、前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の平均値を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記平均値が最小となるように調整することを特徴とする付記4に記載の受信装置。
(付記6) 前記測定部は、前記調整部が前記デポラライザの設定を調整した後、前記偏波多重光信号に、前記複数の光信号とは波長が異なる新たな光信号が追加された場合、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記調整部は、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差が、調整済みの前記デポラライザの設定における前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の最大値及び最小値の間の範囲内にない場合、前記デポラライザの前記設定を再度調整することを特徴とする付記5に記載の受信装置。
(付記7) ラマン増幅された偏波多重光信号を、さらに増幅する光増幅部を、さらに有し、
前記測定部は、前記光増幅部により増幅された偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定することを特徴とする付記4乃至6の何れかに記載の受信装置。
(付記8) 光源から励起光を出力し、
デポラライザにより前記励起光の偏光度を設定に従って変更し、
前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅し、
前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、
前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差に応じて調整することを特徴とする増幅方法。
(付記9) 前記偏波多重光信号に含まれる、波長が相違する複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の平均値を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記平均値が最小となるように調整することを特徴とする付記8に記載の増幅方法。
(付記10) 前記デポラライザの設定を調整した後、前記偏波多重光信号に、前記複数の光信号とは波長が異なる新たな光信号が追加された場合、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差が、調整済みの前記デポラライザの設定における前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の最大値及び最小値の間の範囲内にない場合、前記デポラライザの前記設定を再度調整することを特徴とする付記9に記載の増幅方法。
1 増幅装置(ラマン増幅器)
2 光増幅器(光増幅部)
4 受信器(受信部)
10a〜10d 励起光源(光源)
13 デポラライザ
14 第2波長合波器(増幅部)
16,16a 測定部
17,17a 調整部

Claims (5)

  1. 励起光を出力する光源と、
    前記励起光の偏光度を設定に従って変更するデポラライザと、
    前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅する増幅部と、
    前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定する測定部と、
    前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差が低減されるように調整する調整部とを有することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記偏波多重光信号は、波長が相違する複数の光信号を含み、
    前記測定部は、前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
    前記調整部は、前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の平均値を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記平均値が最小となるように調整することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記測定部は、前記調整部が前記デポラライザの設定を調整した後、前記偏波多重光信号に、前記複数の光信号とは波長が異なる新たな光信号が追加された場合、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
    前記調整部は、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記新たな光信号に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差が、調整済みの前記デポラライザの設定における前記複数の光信号の各々に多重された前記複数の偏波光間のパワーの差の最大値及び最小値の間の範囲内にない場合、前記デポラライザの前記設定を再度調整することを特徴とする請求項2に記載の増幅装置。
  4. 励起光を出力する光源と、
    前記励起光の偏光度を設定に従って変更するデポラライザと、
    前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅する増幅部と、
    前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号を受信する受信部と、
    前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定する測定部と、
    前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差に応じて調整する調整部とを有することを特徴とする受信装置。
  5. 光源から励起光を出力し、
    デポラライザにより前記励起光の偏光度を設定に従って変更し、
    前記デポラライザにより偏光度が変更された前記励起光により偏波多重光信号をラマン増幅し、
    前記励起光によりラマン増幅された前記偏波多重光信号に多重された複数の偏波光の各々のパワーを測定し、
    前記複数の偏波光間のパワーの差を算出し、
    前記デポラライザの前記設定を、前記複数の偏波光間のパワーの差に応じて調整することを特徴とする増幅方法。
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