JP5199016B2 - 単板投写型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反射型ライトバルブに表示された画像をスクリーン上に拡大投映する投写型画像表示装置に関し、特に、携帯性に優れたハンディータイプの単板投写型表示装置に関する。
近年、プロジェクタに搭載されるライトバルブとしては、透過型のものよりも開口率を増大させることができ、高解像度化、高照度化の要求を満足させ得る、反射型液晶素子(LCOS)やDMD(デジタル・マイクロ・デバイス)等の反射型ライトバルブが用いられるようになってきている。
そして、このような反射型ライトバルブを搭載したプロジェクタにおいても、今後、携帯性に優れたハンディータイプの単板投写タイプのものが求められるものと考えられる。
携帯性に優れたプロジェクタを構成するためには装置の小型化が大きなポイントとなるが、特に、投写光学系の光軸と垂直となる方向、一般には装置筺体の上下方向に薄型化を図ることが有効である。
すなわち、プロジェクタを台上などに置いて投写を行う際に、あるいはプロジェクタを手に持って投写を行う際に、観察者の見やすさや持ちやすさという観点からすると、プロジェクタの筺体上下方向の薄型化が必須である。
装置の携帯性を高めることを目的とした従来技術としては、例えば下記特許文献1、2に記載された投写型表示装置の如く、縮小側がテレセントリックとされ、また、色合成や、照明光と投写光の分離、等を行うためにレンズバックにある程度のスペースを確保した構成とされ、投写レンズをコンパクトなものとすることで、装置全体のコンパクト化を図るようにしたものが知られている。
特許第3508011号公報 特開2005−84456号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に記載されたものは、投写レンズのコンパクト化、特に薄型化を図ることによりプロジェクタの小型化を図ったものであるため、装置筺体の大幅な小型化を図るという観点からすると不十分であり、より抜本的な方策をとる必要があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、装置筺体の上下方向の薄型化を達成でき、コンパクトで携帯性に優れ、良好な投写性能を有する単板投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る単板投写型表示装置は、
光源と、
前記光源から出射された照明光により照明され、所定の映像信号に応じた変調光を出射する1枚の反射型ライトバルブと、
前記光源と前記反射型ライトバルブの間の光路上において、前記照明光と前記変調光を互いに分離する光路分離面と、
前記変調光に担持された映像情報の拡大投写を行なう投写レンズとを備えた単板投写型表示装置において、
前記投写レンズの光軸の前記反射型ライトバルブとの交点が、前記反射型ライトバルブの面上の中央位置に対しずれた位置となるように設定されるとともに、
前記反射型ライトバルブの面上の中央位置における面法線と前記投写レンズの光軸とにより形成される平面aに対し垂直な、前記投写レンズの光軸を含む平面bに対して、前記光路分離面の面法線が平行とされてなることを特徴とするものである。
また、前記光路分離面が偏光分離面であるとともに、該光路分離面への照明光が偏光とされていることが好ましい。
また、前記反射型ライトバルブを照明する、前記光源を含む照明光学部の光路が、前記平面bに沿って配置されていることが好ましい。
また、前記光路分離面は、前記投写レンズと前記反射型ライトバルブの間の光路中に配されており、
前記反射型ライトバルブに最も近いレンズの一部の領域であって、前記投写レンズの光軸に対し、前記反射型ライトバルブの面上の中央位置と反対側に位置するレンズ領域が欠落し、当該レンズを光軸方向からみた場合に外径形状が非円形とされていることが好ましい。
また、前記光源をLEDにより構成することができる。
また、前記光源がレーザにより構成することができる。
また、前記投写レンズが、以下の条件式(1)、(2)を満足することが好ましい。
20<S/OBJ<65・・・・(1)
2.5<β/S<10.0・・・・(2)
ここで、
S:拡大側画像の最大長さ(インチ)
OBJ:拡大側投写距離(m)
β:拡大倍率
あるいは、前記投写レンズが、以下の条件式(1´)、(2)、(3)を満足することが好ましい。
35<S/OBJ<140・・・・(1´)
2.5<β/S<10.0・・・・(2)
3.0<S<10.0・・・・(3)
ここで、
S:拡大側画像の最大長さ(インチ)
OBJ:拡大側投写距離(m)
β:拡大倍率
なお、上記「非円形」とは、光束進行方向から見た各レンズの形状が円形ではないことを意味する。
また、上記拡大側画像の「最大長さ(インチ)」とは、画像中でとり得る最大長直線の長さをいい、例えば、画像が矩形状であれば対角の長さであり、円形や半円形であれば、直径の長さ、を意味することになる。
本発明に係る単板投写型表示装置によれば、投写レンズの光軸の反射型ライトバルブとの交点が、反射型ライトバルブの面上の中央位置に対し、ずれた位置となるように設定されているとともに、反射型ライトバルブの面上の中央位置における面法線と投写レンズの光軸とにより形成される平面aに対し垂直であり、かつ投写レンズの光軸を含む平面bが前記光路分離面の面法線に平行となるように構成されている。
これにより、装置筺体に対して上下方向(厚み方向)にシフトした画像を投写することができ、装置筺体の上下方向(厚み方向)の薄型化を達成でき、コンパクトで携帯性に優れ、良好な投写性能を有する単板投写型表示装置を得ることができる。
したがって、表示装置を台上などに置いて投写を行う際に、あるいは表示装置を手に持って投写を行う際に、画面の見やすさや持ちやすさという観点からして、きわめて有用である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態の代表例として、後述する実施例1の単板投写型表示装置の構成を示す図であり、(a)は実施例1の装置を上方からみた光学配置を示し、(b)はこの装置を側方からみた光学配置を示している。
この装置は、光源部1からの直線偏光よりなる照明光を、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと称する)12において直角に反射せしめ、表示面が長方形状の単一の反射型液晶表示素子(LCOS)16に入射させ、この照明光を反射型液晶表示素子16において光変調し、その変調光をPBS12を介し、投写レンズ20によりスクリーン(図示せず)上に投映する単板投写型表示装置であり、光源部1とPBS12との間には、インテグレータ部6、偏光変換素子(櫛型フィルタ)8、およびコンデンサレンズ10が配されている。なお、図1においては、光源部1が、発光体2およびリフレクタ4からなる様子が模式的に示されている。また、PBS12内の対角面上に、光源部1からの照明光と反射型液晶表示素子16からの変調光を分離する偏光分離面14が設けられている。
また、本実施形態のものにおいては、単板式にて構成されており、単板式を用いた種々のカラー画像の投写手法が用いられ得る。例えば、光源部1の発光体2をR、G、Bの3種のLEDで構成し、各LEDを時分割にて順次点灯させ、この点灯に同期させて、対応する色光用の映像を反射型液晶表示素子16に表示するようにしてもよい。
この場合には、図1(a)に示すように、発光体2の点灯タイミングと反射型液晶表示素子16における映像表示のタイミングの同期をとるためのコンピュータ30を設けることが望ましい。
この装置において、投写レンズ20の光軸(図1(b)の線分Xで表される)が反射型液晶表示素子16と交わる位置が、反射型液晶表示素子16の表示面の中央位置からずれた位置となるように設定されている。また、この装置において、反射型液晶表示素子16の表示面の中央位置における面法線(図1(b)の線分Pで表される)と投写レンズ20の光軸Xとにより形成されてなる平面a(図1(b)において紙面に一致する)を考えた場合、この平面aに垂直となり、かつ投写レンズ20の光軸Xを含む平面bに対して、偏光分離面14の法線が平行となるように配されている。
なお、光源部1からの照明光束の中心軸と、反射型液晶表示素子16の表示面の中央位置における面法線Pは、この装置の上下方向(図1(b)において紙面上下方向)での位置が略一致するように配されているが、これらの上下方向位置に対して、投写レンズ20の光軸Xの位置は、上方向にシフトするように配されている。また、反射型液晶表示素子16の表示面は、テレビ画面のアスペクト比(縦横比)に応じ、長辺と短辺の比率が16:9あるいは4:3などとされているが、投写レンズ20の光軸Xの上記シフト方向が短辺方向に一致するように配されている。
これにより、装置筺体の上下方向の薄型化を達成でき、コンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態装置においては、反射型液晶表示素子16を照明する照明光学系の光路が、上記平面bに沿って配置されている。これにより、装置筺体の上下方向の薄型化およびコンパクト化を促進することができる。
また、偏光分離面14は、投写レンズ20と反射型液晶表示素子16の間の光路中に配されており、また、投写レンズ20の光軸Xを基準として、反射型液晶表示素子16の中央位置とは反対側に位置する反射型液晶表示素子16に最も近いレンズ22の一部の領域22Aが欠落し、光軸Xからの距離が短くなるように形成され、当該レンズ22を偏光分離面14側からみた場合に外径形状が非円形とされるように形成する(Dカットを施す)ことが好ましい。
このような構成とすることにより、レンズ22の欠落した領域22Aの大きさに応じて、装置筺体の上下方向の薄型化およびコンパクト化をさらに促進することができる。
また、上述したように、図1(a)および(b)から明らかなように、PBS12は、上下方向に薄い形状とされており、図1(a)および(b)に示すように、その上下方向中心位置と反射型液晶表示素子16の中央位置とが上下方向に互いに略一致した配置とされることにより、装置筺体の上下方向の薄型化およびコンパクト化、さらには装置の軽量化を達成することができる。
また、上述したように、近年はアスペクト比16:9等の横長の画面が、より採用され得る傾向にあるが、本発明のようなPBS12と反射型液晶表示素子16との位置関係による利点は、横長の画面になればなるほど大きくなるといえる。
なお、本実施形態のように、光源部1側からPBS12に入射された照明光が偏光分離面14により略90度折り曲げられて反射型液晶表示素子16に向けて反射されるよう構成されている場合には、照明光は必要ならば入射される前段で偏光変換され、PBS12の偏光分離面14に対してS偏光とされて入射されることが好ましい。これは偏光分離面14に対してS偏光とされて入射される方が反射効率が良好となるためで、光量損失を防止する。
なお、光源部1からS偏光またはP偏光として出射されるようにしても良い。また、上記偏光分離面14に替えて、単なるハーフミラーを光路分離面とすることも可能ではあるが、照明効率の点で、上述したような偏光分離面を用いることが好ましい。
また、以下の条件式(1)、(2)を満足することがより好ましい。
20<S/OBJ<65・・・・(1)
2.5<β/S<10.0・・・・(2)
ここで、
S:拡大側画像の最大長さ(インチ)
β:拡大倍率
OBJ:拡大側投写距離(m)
上記条件式(1)の範囲外となると、投写画面サイズおよび投写距離を適切な値とすることが困難となる。
すなわち、この条件式(1)の上限を上回ると投写サイズが大きくなり過ぎて暗くなるか、投写距離が小さくなり過ぎて多人数で同時に見ることができなくなってしまう。一方、この下限を下回ると、投写サイズが小さくなり過ぎて拡大投写の意味がなくなってしまうか、投写距離が大きくなり過ぎて画像が暗くなってしまう。
また、上記条件式(2)は、諸収差を考慮しない場合、パネルのサイズとして0.1インチから0.4インチのものを使用することが条件となることを意味する。現在、一般的に使用されている液晶表示パネルは、0.6〜0.7インチまたは1.3インチであるから、一般のものより、対角で2倍程度小さいものが要求される。
上記条件式(2)の範囲外となると、装置の大型化を抑制しつつ、照明効率の向上および画面の高精細化を図ることが、困難となる。
すなわち、この条件式(2)の上限を上回ると、エタンデュの原理から照明効率が低下することになり、または、高精細な画面の作成が困難となる。一方、この下限を下回ると、装置が大型化し、携帯性に優れた投写型表示装置を作成することが困難となる。
上述した条件式(1)、(2)を満足することにより、例えば20〜40インチの投写画像を、例えば1m程度離れた位置から投写する投写型表示装置を作成することが可能となる。
また、スクリーン一体型で、手持ちサイズの超小型とし、例えば、3〜10インチ程度の投写画像を投写する投写型表示装置を作成するような場合には、上記条件式(1)、(2)を満足する替わりに、下記条件式(1´)、(2)、(3)を満足することが好ましい。
35<S/OBJ<140・・・・(1´)
2.5<β/S<10.0・・・・(2)
3.0<S<10.0・・・・(3)
ここで、
S:拡大側画像の最大長さ(インチ)
β:拡大倍率
OBJ:拡大側投写距離(m)
これら条件式(1´)、(2)、(3)を満足することにより、例えば、超コンパクト化された手持ち可能な単板投写型表示装置を構成することができる。
なお、この単板投写型表示装置によれば、装置の大型化を抑制しつつ、照明効率の向上および画面の高精細化を図る、との条件式(1)による効果と同様の条件式(1´)による効果を得ることができ、さらに投写画面サイズおよび投写距離を適切な値とする、との条件式(2)による作用効果を得ることができる。
また、上記条件式(3)が満足されないと、適切な大きさのライトバルブサイズとすることが難しくなる。すなわち、この条件式(3)を満足することで、ライトバルブのサイズが小さ過ぎず、かつ投写画像が暗くなり過ぎない大きさとすることが可能となる。
なお、上述したPBS12と反射型液晶表示素子16との間の光路中にミラー等が配設されている場合にも、上記実施形態のものと実質的に同じ作用を奏するのであれば、上記実施形態に含まれるものである。
また、反射型液晶表示素子16に替えてDMD等の他の反射型ライトバルブを用いることも可能である。反射型液晶表示素子(LCOS)は、小型化および高精細化に優れており、DMDは明るさに優れており、適宜、状況に応じて選択することが可能である。
また、前記光源部1の発光体2としては、LEDや半導体レーザを用いることが可能であり、これにより装置のコンパクト化を図ることができる。
なお、図1(b)に示すものでは、投写レンズ20の最も偏光分離面14側のレンズ22において、その一部の領域22Aが欠落し、当該レンズ22を縮小側または拡大側から見た場合に外径形状が非円形とされているような形状としているが、投写レンズ20のうちの、他のレンズについても、レンズの一部の領域を欠落させ、当該レンズを偏光分離面14側からみた場合に外径形状を非円形とすることが可能である。
以下、本発明の各実施例について説明する。
<実施例1>
図1は、上述したとおり、本実施例にかかる単板投写型表示装置の構成を示す図である。この装置の構成についてさらに詳しく説明する。
光源部1において、発光体2からの光束を光軸前方に略平行光とする放物面リフレクタ4より出射した光束は、インテグレータ部6に入射する。インテグレータ部6は光軸Xと垂直な断面内での照明光の強度分布を均一化するもので、複数のレンズを二次元的に配列して構成された2枚の光軸方向に配列された、1対のフライアイよりなるフライアイインテグレータからなる。
このインテグレータ部6の後段には、照明光を一方向に振動する直線偏光に変換するための偏光変換手段として、入射される非偏光な照明光を互いに直交する偏光成分を有する第1偏光および第2偏光に分離するビームスプリッタと、このビームスプリッタにより分離されたいずれか一方の偏光を反射するミラーと、いずれか一方の偏光を他の偏光と同じ偏光方向の光に揃えるための位相板とからなり、非偏光な照明光をいずれか一方の偏光成分のみの光として出射する櫛型フィルタ8が配されている。
この櫛型フィルタ8は表示素子側フライアイの出射直後に配置されている。この位置はフライアイの分割数に応じた複数の2次光源像が生成される位置近傍であり、その各々について櫛型フィルタ8の位相板が対応している。なお、本実施例では櫛型フィルタ8を出射した光束は全て後段の偏光分離面14に対してS偏光となるよう構成されている。
櫛型フィルタ8から出射された各部分光束は、コンデンサレンズ10により被照明領域で重畳されるよう収束され、PBS12に入射される。
そして、照明光はPBS12内部の偏光分離面14により略90度折り曲げられて反射され、反射型液晶表示素子16に到達する。前述したとおり本実施例では、櫛型フィルタ8を出た光束は全て偏光分離面14に対してS偏光となっており、全て偏光分離面14で反射されて、反射型液晶表示素子16に入射する。一方、反射型液晶表示素子16からの変調光はP偏光に変換されているので、偏光分離面14において略全部の照明光が透過して投写レンズ20方向に向かうことになる。
この装置においては、投写レンズ20の光軸Xと反射型液晶表示素子16との交差位置が、反射型液晶表示素子16の表示面の中央位置からずれた位置となるように設定されている。また、反射型液晶表示素子16の表示面の中央位置における面法線Pと投写レンズ20の光軸Xとで形成される平面a(図1(b)の紙面に一致)に対し垂直となり、かつ投写レンズ20の光軸Xを含む、平面b(図1(b)の紙面に垂直)に対して、偏光分離面14の法線が平行となるように配されている。
また、投写レンズ20の最も偏光分離面14側のレンズ22の一部の領域22Aが欠落し、当該レンズ22を光軸方向からみた場合に外径形状が非円形とされている。
<実施例2>
本実施例にかかる単板投写型表示装置の構成を図2(a)、(b)に示す。図2において、(a)は実施例2の装置を上方からみた光学配置を示し、(b)はこの装置を側方からみた光学配置を示している。この装置は実施例1の装置と略同様の構成とされており、略同様の作用効果を有するものであり、機能が共通する部材については、実施例1の部材の符号に100を加えた符号により表し、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例では、偏光分離面114がワイヤーグリッドにより形成されており、実施例1のようにPBS12内に設けられたものとはなっていない。このようにワイヤーグリッドによって偏光分離面114を形成した場合には、光の透過反射の角度特性が良好となる。
また、本実施例においては、光源部位101からの照明光は偏光分離面114を透過し、反射型液晶表示素子116に到達する。本実施例では、櫛型フィルタ108を出た光束は偏光分離面114に対してP偏光となっており、略全部の照明光が偏光分離面114を透過して、反射型液晶表示素子116に入射する。一方、反射型液晶表示素子116からの変調光はS偏光に変換されているので、偏光分離面114において略全部の照明光が反射され投写レンズ120方向に向かうことになる。
また、本実施例では、上記実施例1のものとは異なり、投写レンズ120のいずれのレンズにも欠落部が設けられておらず、全てのレンズの外形は円形とされている。
<比較例>
上述した実施例1、2に対する比較例を、図3に示す。図3において、(a)は比較例の装置を上方からみた光学配置を示し、(b)はこの装置を側方からみた光学配置を示している。この装置は実施例1の装置と同様の構成を有しているため、機能が共通する部材については、実施例1の部材の符号に200を加えた符号により表し、詳細な説明は省略する。
ここで、上記実施例1、2の装置においては、反射型液晶表示素子16の表示面の中央位置における面法線Pと投写レンズ20の光軸Xとで形成される平面aに対し、垂直となり、かつ投写レンズ20の光軸Xを含む、平面bに対して、偏光分離面14の法線が互いに平行となるように配されているが、本比較例においては、反射型液晶表示素子216の表示面の中央位置における面法線P´と投写レンズ220の光軸Xとで形成される平面a(図3(b)の紙面に一致)に対し平行となり、かつ投写レンズ220の光軸Xを含む、平面b(図3(b)の紙面に一致)に対して、偏光分離面214の法線が平行となるように配されている。
このため、本比較例の装置においては、図3(b)からも明らかなように、装置の上下方向の薄型化を促進することが困難となっている。
また、インテグレータ部はフライアイインテグレータに限られず、例えばロッドインテグレータからなるように構成されていてもよい。なお、ロッドインテグレータを用いる場合には、フライアイインテグレータを用いる場合のように入射光が略平行光とされている必要はなく、また、ロッドインテグレータ出射後の光束の状態もフライアイインテグレータとは異なるので、ロッドインテグレータに適した偏光変換素子およびレンズ等の部材を配設されることが好ましい。
なお、本発明の単板投写型表示装置としても、上記各実施例の構成のものに限られるものではなく、種々の装置構成の態様の変更が可能である。ライトバルブや照明光学系としても、上記で説明したもののほか、適切な構成を採用することができる。
実施例1の単板投写型表示装置の、上方からみた光学配置図(a)、および側方からみた光学配置図(b) 実施例2の単板投写型表示装置の、上方からみた光学配置図(a)、および側方からみた光学配置図(b) 比較例の単板投写型表示装置の、上方からみた光学配置図(a)、および側方からみた光学配置図(b)
符号の説明
1、101、201 光源部
2、102、202 発光体
4、104、204 リフレクタ
6、106、206 インテグレータ部
8、108、208 偏光変換素子(櫛型フィルタ)
10、110、210 コンデンサレンズ
12、212 偏光ビームスプリッタ(PBS)
112 ワイヤーグリッド
14、114、214 偏光分離面
16、116、216 反射型液晶表示素子
20、120、220 投写レンズ
22 レンズ(最も偏光分離面側に配されたレンズ)
22A レンズの欠落した領域

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された照明光により照明され、所定の映像信号に応じた変調光を出射する1枚の反射型ライトバルブと、
    前記光源と前記反射型ライトバルブの間の光路上において、前記照明光と前記変調光の光路を互いに分離する光路分離面と、
    前記変調光に担持された映像情報の拡大投写を行なう投写レンズとを備えた単板投写型表示装置において、
    前記投写レンズの光軸の前記反射型ライトバルブとの交点が、前記反射型ライトバルブの面上の中央位置に対しずれた位置となるように設定されるとともに、
    前記反射型ライトバルブの面上の中央位置における面法線と前記投写レンズの光軸とにより形成される平面aに対し垂直な、前記投写レンズの光軸を含む平面bに対して、前記光路分離面の面法線が平行とされてなり、
    前記投写レンズが、以下の条件式(1)、(2)を満足することを特徴とする単板投写型表示装置。
    20<S/OBJ<65・・・・(1)
    2.5<β/S<10.0・・・・(2)
    ここで、
    S:拡大側画像の最大長さ(インチ)
    OBJ:拡大側投写距離(m)
    β:拡大倍率
  2. 光源と、
    前記光源から出射された照明光により照明され、所定の映像信号に応じた変調光を出射する1枚の反射型ライトバルブと、
    前記光源と前記反射型ライトバルブの間の光路上において、前記照明光と前記変調光の光路を互いに分離する光路分離面と、
    前記変調光に担持された映像情報の拡大投写を行なう投写レンズとを備えた単板投写型表示装置において、
    前記投写レンズの光軸の前記反射型ライトバルブとの交点が、前記反射型ライトバルブの面上の中央位置に対しずれた位置となるように設定されるとともに、
    前記反射型ライトバルブの面上の中央位置における面法線と前記投写レンズの光軸とにより形成される平面aに対し垂直な、前記投写レンズの光軸を含む平面bに対して、前記光路分離面の面法線が平行とされてなり、
    前記投写レンズが、以下の条件式(1´)、(2)、(3)を満足することを特徴とする単板投写型表示装置。
    35<S/OBJ<140・・・・(1´)
    2.5<β/S<10.0・・・・(2)
    3.0<S<10.0・・・・(3)
    ここで、
    S:拡大側画像の最大長さ(インチ)
    OBJ:拡大側投写距離(m)
    β:拡大倍率
  3. 前記光路分離面が偏光分離面であるとともに、該光路分離面への照明光が偏光とされていることを特徴とする請求項1または2記載の単板投写型表示装置。
  4. 前記反射型ライトバルブを照明する、前記光源を含む照明光学部の光路が、前記平面bに沿って配置されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の単板投写型表示装置。
  5. 前記光路分離面は、前記投写レンズと前記反射型ライトバルブの間の光路中に配されており、
    前記反射型ライトバルブに最も近いレンズの一部の領域であって、前記投写レンズの光軸に対し、前記反射型ライトバルブの面上の中央位置と反対側に位置するレンズの領域が欠落し、当該レンズを前記光路分離面側からみた場合に外径形状が非円形とされていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の単板投写型表示装置。
  6. 前記光源がLEDにより構成されていることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の単板投写型表示装置。
  7. 前記光源がレーザにより構成されていることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の単板投写型表示装置。
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