JP5197523B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、外部機器と通信を行う携帯電子機器に関する。
携帯端末(携帯電子機器)には、第1の筐体と第2の筐体とから構成され、使用態様に応じてヒンジ部を介して開状態と閉状態とに移行可能に構成される折り畳み型のものがある。このような折り畳み型の携帯電子機器では、アンテナを介して外部と通信を行う通信機能を有している。
例えば、特許文献1によれば、第1の筐体に配置された第1の導電部と第2の筐体に配置された第2の導電部のいずれか一方を給電することでアンテナの放射素子として機能させ、いずれか他方をアンテナのグランドにすることにより、高い通信品質を担保する技術が開示されている。
特開2002−335180号公報
しかし、上述の携帯電子機器は、筐体の一部が使用者に把持されることにより人体の影響を受け、また、周囲に金属等が配置されている場合には、金属等の影響を受けることによって、アンテナの利得が低下するという問題があった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、人体や金属等に起因するアンテナの利得の低下を抑制することが可能な携帯電子機器を提供することにある。
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、第1の筐体と、前記第1の筐体に連結された第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか一方に配置された第1のグランド部、給電部並びに前記第1のグランド部及び前記給電部に接続された信号処理部と、前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか一方に配置され、前記第1のグランド部の外側に所定の形状で形成された第1の導電部と、前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか他方に配置され、所定の形状で形成されると共に、一方端が前記第1の導電部の一方端に電気的に接続された第2の導電部と、一方端が前記第1の導電部の他方端及び前記第2の導電部の他方端に接続され、他方端が前記給電部に接続され、平衡状態と不平衡状態を相互に変換する変換回路部と、を有することを特徴とする。
上記携帯電子機器では、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは開状態と閉状態との間を移動可能に構成され、記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか一方における前記第1の導電部の内側に配置された第2のグランド部と、前記開状態及び前記閉状態を検出する検出部と、前記検出部により前記閉状態が検出された場合、前記変換回路部の前記一方端における前記第2の導電部との接続を遮断すると共に、前記第1の導電部の前記一方端と前記第2の導電部の前記一方端との接続を遮断して、前記第1の導電部の前記一方端と前記第2のグランド部とを電気的に接続する切替部と、を有することが好ましい。
上記携帯電子機器では、前記第1の導電部と前記第2の導電部の形状の少なくとも一方は、それぞれ蛇行形状で形成されていることが好ましい。
上記携帯電子機器では、前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記連結の部分は、導電性部材で形成され、前記第1の導電部の前記一方端と前記第2の導電部の前記一方端とは、いずれも前記導電性部材の前記連結の部分に接続されて、電気的に接続される構成であることが好ましい。
上記携帯電子機器では、前記第1の導電部の前記一方端と前記第2の導電部の前記一方端は、近接して配置されて静電結合する構成であることが好ましい。
本発明によれば、人体や金属等に起因するアンテナの利得の低下を抑制することが可能である。
本実施例に係る携帯電話装置の外観を示す図である。 携帯電話装置の開状態及び閉状態において構成されるアンテナについての説明に供する図である。 本実施例に係る携帯電話装置の機能についての説明に供する図である。 導電部の形状についての説明に供する図である。 操作部側筐体部と表示部側筐体部との連結部分の構成についての説明に供する図である。 ヒンジ軸のカム構造が第1の導電部の一方端に接触する様子を示す図である。 切替部の動作についての説明に供する図である。 携帯電話装置の開状態と閉状態における切替部の動作についての説明に供するフローチャートである。 携帯電話装置の開状態において、操作部側筐体部と表示部側筐体部とが連結部分で静電結合している様子を模式的に示す図である。 切替部の動作についての説明に供する図である。 携帯電話装置の開状態と閉状態における切替部の動作についての説明に供するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る携帯電子機器の一例である携帯電話装置1の外観斜視図を示す。また、本実施の形態では、携帯電話装置1について説明するが、本発明は携帯電話装置に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であっても良い。
携帯電話装置1は、操作部側筐体部2(第1の筐体)と、表示部側筐体部3(第2の筐体)と、を備えて構成される。操作部側筐体部2は、表面部20に、操作キー群21と、携帯電話装置1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク22と、を備えて構成される。操作キー群21は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を動作させるための機能設定操作ボタン23と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作ボタン24と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン25と、から構成されている。
また、表示部側筐体部3は、表面部30に、各種情報を表示するためのディスプレイ31と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部32と、被写体を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラ等により構成される撮像部33と、音楽等を外部に出力するスピーカ34と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが互いに開かれた状態(開状態)にしたり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが折り畳まれた状態(閉状態)にしたりできる。
本実施例に係る携帯電話装置1は、開状態においては、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3を用いて折り返しダイポールアンテナとしての機能を発揮するように構成される(図2(a)に示す模式図を参照)。なお、折り返しダイポールアンテナのエレメント長は、通信する周波数の約2分の1波長(λ/2)となるように調整される。
ここで、上述したような機能を発揮するための構成について、図3を用いて説明する。携帯電話装置1は、図3に示すように、信号処理部41と、第1の導電部45と、第2の導電部46と、変換回路部47とを備える。
信号処理部41は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3のいずれか一方に配置された第1のグランド部42、給電部44に接続されている。なお、本実施の形態では、信号処理部41と、第1のグランド部42と、給電部44とは、操作部側筐体部2に配置されているものとする。
第1の導電部45は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3のいずれか一方に配置され、第1のグランド部42の外側に所定の形状で形成されている。なお、本実施の形態では、第1の導電部45は、操作部側筐体部2に配置されているものとする。
第2の導電部46は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3のいずれか他方に配置され、所定の形状で形成されると共に、一方端46aが第1の導電部45の一方端45aに電気的に接続されている。なお、本実施の形態では、第2の導電部46は、表示部側筐体部3に配置されているものとする。
変換回路部47は、一方端47aが第1の導電部45の他方端45b及び第2の導電部46の他方端46bに接続され、他方端47bが給電部44に接続され、平衡状態と不平衡状態を相互に変換する。ここで、一方端47aが第1の導電部45の他方端45b及び第2の導電部46の他方端46bに接続され、他方端47bが給電部44に接続されることによって、携帯電話装置1は、折り返しダイポールアンテナを構成する。
また、変換回路部47は、いわゆるバラン(Balun)であり、平衡状態と不平衡状態にある電気信号を変換するための回路である。具体的には、変換回路部47は、携帯電話装置1が開状態となり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3を用いて折り返しダイポールアンテナとしての機能するときに、平衡状態にあるアンテナエレメント(第1の導電部45及び第2の導電部46)と、不平衡状態にある回路部(信号処理部41、第1のグランド部42及び給電部44等)との間を調整する。なお、変換回路部47を設けなくても、折り返しダイポールアンテナが一定以上の利得を有するのであれば、携帯電話装置1は、変換回路部47を設けない構成であっても良い。
ここで、折り返しダイポールアンテナは、入力インピーダンスが約300Ωと高い性質を有している。携帯電話装置1では、折り返しダイポールアンテナのアンテナエレメントを構成する第1の導電部45及び第2の導電部46の内側に第1のグランド部42が配置されるので、筐体の一部(例えば、操作部側筐体部2)が使用者に把持されたり、周囲に金属が配置されたりしても折り返しダイポールアンテナの利得の低下を抑制することができる。
また、本実施例に係る携帯電話装置1は、上述したように、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とは開状態と閉状態との間を移動可能に構成されており、閉状態においては、一方の筐体(例えば、操作部側筐体部2)のみを用いて折り返しモノポールアンテナとしての機能を発揮するように構成されている(図2(b)に示す模式図を参照)。なお、折り返しモノポールアンテナのエレメント長は、通信する周波数の約4分の1波長(λ/4)となるように調整される。
このような機能を発揮するための構成について、図3を用いて説明する。携帯電話装置1は、図3に示すように、基本的な構成は上述と同様であるが、さらに、第2のグランド部43と、検出部48と、切替部49とを備える。
第2のグランド部43は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3のいずれか一方における第1の導電部45の内側に配置されている。また、検出部48は、開状態及び閉状態を検出する。なお、本実施の形態では、第2のグランド部43と検出部48は、操作部側筐体部2に配置されているものとする。
切替部49は、検出部48により閉状態が検出された場合、変換回路部47の一方端47aにおける第2の導電部46との接続を遮断すると共に、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aとの接続を遮断して第1の導電部45の一方端45aと第2のグランド部43とを電気的に接続する。なお、切替部49の具体的な切り替え動作については後述する。
ここで、変換回路部47の一方端47aにおける第2の導電部46との接続を遮断すると共に、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aとの接続を遮断して第1の導電部45の一方端45aと第2のグランド部43とを電気的に接続されることによって、携帯電話装置1は、閉状態において、折り返しモノポールアンテナを構成する。
したがって、携帯電話装置1は、閉状態において、一方の筐体(本実施の形態では、操作部側筐体部2)のみで折り返しモノポールアンテナとしての機能を発揮するように構成されるため、操作部側筐体部2によるリターン電流と表示部側筐体部3によるリターン電流による相殺作用がないため、折り返しモノポールアンテナの利得の低下を抑制することができる。
また、携帯電話装置1は、第1の導電部45と第2の導電部46の形状は、図4に示すように、それぞれ蛇行形状(メアンダ形状)で形成されていることが好ましい。携帯電話装置1では、このように蛇行形状で導電部を形成することによって、蛇行形状にしない場合に比べて、低周波数の信号を受信することができる。
また、蛇行する周期のピッチ間隔を変化させることによって、様々な周波数の信号を受信することが可能となり、例えば、デジタルテレビの周波数帯域(470MHz〜770MHz)の信号を受信することができる。
また、携帯電話装置1では、図5に示すように、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との連結部分(ヒンジ部分)の一部又は全部は、導電性部材(後述するヒンジ部分4a、4b)で形成され、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aとは、いずれも導電性部材の連結部分に接続されて、電気的に接続される構成であることが好ましい。なお、図5(a)は、携帯電話装置1の全体の模式図を示し、図5(b)は、連結部分の部分拡大図を示す。
第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aとは、それぞれヒンジ部分に接続されており、ヒンジ部分が物理的に接触することによって、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aとが電気的に接続される。また、ヒンジ部分は、ヒンジ軸がカム構造に形成されており、開状態において、第1の導電部45の一方端45aに接触するような構成であっても良い(図6を参照)。なお、図6(a)は、携帯電話装置1の全体の模式図を示し、図6(b)は、ヒンジ部分が2軸ヒンジで構成されている場合であって、開状態におけるヒンジ軸のカム構造Aが第1の導電部45の一方端45aに接触する様子を示す模式図である。
つぎに、携帯電話装置1の開状態と閉状態における具体的な構成について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、切替部49a、49b、49cの動作についての説明に供する図であり、図8は、携帯電話装置1の開状態と閉状態における切替部49a、49b、49cの動作についての説明に供するフローチャートである。
なお、第2の導電部46の一方端46aは、ヒンジ部分4aに電気的に接触し、第2の導電部46の他方端46bは、ヒンジ部分4bに電気的に接触しているものとする。また、図示しないが、検出部48は、切替部49a、49b、49cに接続されており、検出結果を各切替部に供給する。
ステップS1において、検出部48は、携帯電話装置1が開状態になっているか又は閉状態になっているかを検出する。検出部48は、検出結果を切替部49a、49b、49cに供給する。ここで、検出部48がホール素子によって構成されている場合には、例えば、ホール素子が操作部側筐体部2に配置され、磁石が表示部側筐体部3に配置されており、ホール素子による電圧の検出の有無によって開閉検出を行う。なお、検出部48の構成は、ホール素子に限られない。
ステップS2において、携帯電話装置1の処理は、検出部48の検出結果が閉状態ではない、すなわち開状態の場合(NO)には、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3を用いて折り返しダイポールアンテナを構成するようにステップS3に進み、検出部48の検出結果が閉状態である場合(YES)には、操作部側筐体部2を用いて折り返しモノポールアンテナを構成するようにステップS6に進む。
ステップS3において、切替部49aは、変換回路部47と給電部44とが電気的に接続するように切り替える。すなわち、第1の導電部45の他方端45bが直接給電部44と接続しない構成になる。
ステップS4において、切替部49bは、第1の導電部45の他方端45bと変換回路部47とが電気的に接続するように切り替える。
ステップS5において、切替部49cは、第1の導電部45の一方端45aとヒンジ部分4aとが電気的に接続するように切り替える。
このようにステップS3の工程からステップS5の工程を実行することによって、携帯電話装置1は、開状態の場合には、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3を用いて折り返しダイポールアンテナを構成する。
また、ステップS6において、切替部49aは、第1の導電部45の他方端45bと給電部44とが電気的に接続するように切り替える。
ステップS7において、切替部49bは、第1の導電部45の他方端45bと変換回路部47とが電気的に接続しないように切り替える。
ステップS8において、切替部49cは、第1の導電部45の一方端45aと第2のグランド部43とが電気的に接続するように切り替える。
このようにステップS6の工程からステップS7の工程を実行することによって、携帯電話装置1は、閉状態において、操作部側筐体部2を用いて折り返しモノポールアンテナを構成する。
このようにして、携帯電話装置1では、開状態において、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aが電気的に接続されることによって、折り返しダイポールアンテナを構成し、閉状態において、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aが電気的に遮断されることによって、操作部側筐体部2において折り返しモノポールアンテナを構成することができる。折り返しモノポールアンテナは、折り返しダイポールアンテナと同様に折り返し構造を有するため、入力インピーダンスが高いため、使用者に把持されたり、周囲に金属が配置されたりしても折り返しダイポールアンテナの利得の低下を抑制することができる。
また、携帯電話装置1では、図9に示すように、第1の導電部45の一方端45aと第2の導電部46の一方端46aは、近接して配置されて静電結合する構成であることが好ましい。本実施の形態による携帯電話装置1は、開状態において、表示部側筐体部3の連結部分が操作部側筐体部2の連結部分の下側に入り込むような構成になるため、第1の導電部45は、操作部側筐体部2において操作キー群21が配置されていない面側寄りに配置され、第2の導電部46は、表示部側筐体部3において表面部30寄りに配置される。なお、図9(a)は、携帯電話装置1の全体の模式図を示し、図9(b)は、開状態において、表示部側筐体部3の連結部分が操作部側筐体部2の連結部分の下側に入り込む様子を模式的に示す図である。
また、携帯電話装置1は、開状態において、操作部側筐体部2の連結部分が表示部側筐体部3の連結部分の下側に入り込むような構成の場合には、第1の導電部45は、操作部側筐体部2において表面部20寄りに配置され、第2の導電部46は、表示部側筐体部3においてディスプレイ31が配置されていない面側寄りに配置される。
つぎに、携帯電話装置1の開状態と閉状態における具体的な構成について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、切替部49d、49eの動作についての説明に供する図であり、図11は、携帯電話装置1の開状態と閉状態における切替部49d、49eの動作についての説明に供するフローチャートである。
なお、携帯電話装置1は、開状態においては、第1の導電部45の一方端45aの一部(図10中のa1)と第2の導電部46の一方端46aとが近接して静電結合され、また、第1の導電部45の他方端45bの一部(図10中のb1)と第2の導電部46の他方端46bとが近接して静電結合される。また、携帯電話装置1は、閉状態おいては、第1の導電部45の一方端45aの一部(図10中のa1)と第2の導電部46の一方端46aとが離れることにより電気的に遮断され、また、第1の導電部45の他方端45bの一部(図10中のb1)と第2の導電部46の他方端46bとが離れることにより電気的に遮断される。また、図示しないが、検出部48は、切替部49d、49eに接続されており、検出結果を各切替部に供給する。
ステップS11において、検出部48は、携帯電話装置1が開状態になっているか又は閉状態になっているかを検出する。検出部48は、検出結果を切替部49d、49eに供給する。
ステップS12において、携帯電話装置1の処理は、検出部48の検出結果が閉状態ではない、すなわち開状態の場合(NO)には、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3を用いて折り返しダイポールアンテナを構成するようにステップS13に進み、検出部48の検出結果が閉状態である場合(YES)には、操作部側筐体部2を用いて折り返しモノポールアンテナを構成するようにステップS15に進む。
ステップS13において、切替部49dは、変換回路部47と給電部44とが電気的に接続するように切り替える。
ステップS14において、切替部49eは、第1の導電部45の一方端45aの一部同士(図10中のa1とa2)が電気的に接続するように切り替える。
このようにステップS13の工程とステップS14の工程を実行することによって、携帯電話装置1は、開状態の場合には、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3を用いて折り返しダイポールアンテナを構成する。
また、ステップS15において、切替部49dは、第1の導電部45の他方端45bの一部(図10中のb2)と給電部44とが電気的に接続するように切り替える。
ステップS16において、切替部49eは、第1の導電部45の一方端45aの一部(図10中のa2)と第2のグランド部43とが電気的に接続するように切り替える。
このようにステップS15の工程とステップS16の工程を実行することによって、携帯電話装置1は、閉状態において、操作部側筐体部2を用いて折り返しモノポールアンテナを構成する。
このようにして、携帯電話装置1では、開状態において、静電結合を利用して操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とにより折り返しダイポールアンテナを構成し、閉状態において、操作部側筐体部2のみによって折り返しモノポールアンテナを構成することができる。また、折り返しモノポールアンテナは、折り返しダイポールアンテナと同様に折り返し構造を有するため、入力インピーダンスが高いため、使用者に把持されたり、周囲に金属が配置されたりしても折り返しダイポールアンテナの利得の低下を抑制することができる。
1 携帯電話装置
2 操作部側筐体部
3 表示部側筐体部
41 信号処理部
42 第1のグランド部
43 第2のグランド部
44 給電部
45 第1の導電部
46 第2の導電部
47 変換回路部
48 検出部
49、49a、49b、49c、49d、49e 切替部

Claims (5)

  1. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に連結された第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか一方に配置された第1のグランド部、給電部並びに前記第1のグランド部及び前記給電部に接続された信号処理部と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか一方に配置され、前記第1のグランド部の外側に所定の形状で形成された第1の導電部と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか他方に配置され、所定の形状で形成されると共に、一方端が前記第1の導電部の一方端に電気的に接続された第2の導電部と、
    一方端が前記第1の導電部の他方端及び前記第2の導電部の他方端に接続され、他方端が前記給電部に接続され、平衡状態と不平衡状態を相互に変換する変換回路部と、を有することを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは開状態と閉状態との間を移動可能に構成され、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体のいずれか一方における前記第1の導電部の内側に配置された第2のグランド部と、
    前記開状態及び前記閉状態を検出する検出部と、
    前記検出部により前記閉状態が検出された場合、前記変換回路部の前記一方端における前記第2の導電部との接続を遮断すると共に、前記第1の導電部の前記一方端と前記第2の導電部の前記一方端との接続を遮断して、前記第1の導電部の前記一方端と前記第2のグランド部とを電気的に接続する切替部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第1の導電部と前記第2の導電部の形状の少なくとも一方は、それぞれ蛇行形状で形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  4. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記連結の部分は、導電性部材で形成され、
    前記第1の導電部の前記一方端と前記第2の導電部の前記一方端とは、いずれも前記導電性部材の前記連結の部分に接続されて、電気的に接続される、こと特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記第1の導電部の前記一方端と前記第2の導電部の前記一方端は、近接して配置されて静電結合する、こと特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
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