JP5078730B2 - 通信機器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の筐体が連結されて構成される通信機器に関する。
従来の通信機器においては、複数の筐体で構成される携帯端末の場合、一般的に、高周波信号によって無線通信を行う際に、筐体の状態(例えば、上側筐体と下側筐体とが重なり合う閉状態や、上側筐体と下側筐体とが重なり合わない開状態等)に応じて、高周波的にグランドラインの長さが変動してしまい、結果としてアンテナの利得を一定以上に保つことが困難であった。
このような課題を解決するために、例えば、特許文献1に記載される技術が提案されている。当該文献に記載の通信機器は、第1の筐体に設けられたプリント基板と第2の筐体に設けられたプリント基板とを電気的に導通させ、また、両筐体を開閉可能(捻る事も可能)に連結するヒンジ部を有し、2つのプリント基板の導体部分の間隔を容量結合させるために所定の間隔になるように構成し、当該ヒンジ部を2つの筐体部材のうちのいずれか一方の導体部と絶縁させることで、2つのプリント基板同士を高周波的に結合させることによりアンテナ利得の低下を防ぐというものである。
特開2004−134975号公報
しかしながら、第1の筐体のプリント基板と第2の筐体のプリント基板との間隔に対して容量結合を行うために、第1のプリント基板と第2のプリント基板との間隔を一定以下に保つ必要があり、この結果、筐体内に配置可能な部品に機構的な制約が生じ、設計上の自由度が制限されるといった問題があった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、複数の筐体が連結されて構成される通信機器においてアンテナ利得の悪化を抑制しつつ、筐体内の設計上の自由度を担保することができる通信機器を提供することにある。
(1)本発明に係る通信機器は、上記課題を解決するために、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結する連結部と、前記第1の筐体内に配設された第1の導電部と、前記第2の筐体内に配設された第2の導電部と、前記連結部の内部を挿通して前記第1の導電部及び前記第2の導電部と電気的に接続される信号線と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の少なくともいずれか一方に配設されるアンテナと、前記第1の筐体及び前記第2の筐体のうちの少なくとも一方の筐体の内部に配設される金属部と、を有し、前記金属部は、前記第1の導電部及び前記第2の導電部のいずれか一方と電気的に接続されると共に前記信号線と容量結合され、かつ、前記連結部の内部における前記信号線に沿って前記第1の筐体及び前記第2の筐体のうちの少なくとも一方の筐体内に配設され、前記信号線は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の幅方向に沿って前記連結部の内部を挿通する、ことを特徴とする。
(3)前記通信機器では、前記信号線は、前記第1の導電部又は前記第2の導電部の一端側の部位と電気的に接続される第1の部分と、前記第1の導電部又は前記第2の導電部の他端側の部位と電気的に接続される第2の部分と、を有し、前記第1の部分は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一端側の幅方向に沿って前記連結部内を挿通し、前記第2の部分は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記他端側の幅方向に沿って前記連結部内を挿通する、構成であることが好ましい。
(4)前記通信機器では、前記金属部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体のうち少なくとも一方の筐体の内部に配設される電子部品である構成であることが好ましい。
(5)前記通信機器では、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、前記連結部により相対的に回転するように連結されており、前記信号線は、前記連結部の内部において相対的に回転する軸方向に沿って円柱状に形成される構成であることが好ましい。
本発明によれば、複数の筐体が連結されて構成される通信機器においてもアンテナ利得の悪化を好適に抑制しつつ、筐体内の設計上の自由度が制限されるのを好適に抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、通信機器の一例として携帯電話装置について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等のアンテナを備えた他の通信機器であっても良い。
<第1の実施形態>
図1は、ホスト装置と通信を行う本発明に係る通信機器の一例である携帯電話装置1の外観斜視図を示す。
携帯電話装置1は、表面がフロントパネル2aとフロントケース2bとリアケース2cと図示しないリアパネル2dとにより構成される操作部側筐体部2(第1の筐体)と、表面がフロントパネル3aとフロントケース3bとリアケース3cとリアパネル3dとにより構成される表示部側筐体部3(第2の筐体)と、を備えて構成される。
操作部側筐体部2は、フロントパネル2aの表面に、操作ボタン群11と、携帯電話装置1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12とが露出するように構成される。また、操作ボタン群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。また、操作部側筐体部2の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェースを覆うキャップが設けられている。
また、表示部側筐体部3は、フロントパネル3aに、各種情報を表示するためのディスプレイ21と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部22とが露出するように構成される。
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、図1に示すように、ヒンジ機構4(連結部)を介して連結されている。また、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転させることにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが折り畳まれた状態(互いに重なり合う第1の状態、折畳み(閉)状態)にしたり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを互いに開いた状態(重なり合う程度が折畳み状態よりも低い第2の状態、開状態)にしたりすることができる。なお、本実施形態において、ヒンジ機構4による折り畳み式の携帯電話装置1の説明をしているが、折り畳み式ではなく、両筐体2、3を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式や、両筐体2、3を2軸ヒンジを介して連結したものでも良い。
また、図2は、携帯電話装置1を折畳んだ状態の斜視図を示す図である。操作部側筐体部2は、一方の側面に、所定の機能が割り当てられているサイドキー30と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース用のキャップ31と、を備えている。また、表示部側筐体部3は、一方の側面に、詳細は後述するスライドキー32が備えられている。また、表示部側筐体部3のリアパネル3d表面には、被写体を撮像するカメラ33と、被写体に光を照射するライト34と、が露出して形成されている。
また、図3は、操作部側筐体部2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3に示すように、操作部側筐体部2は、フロントパネル2aと、フロントケース2bと(本図においてはフロントパネル2aとフロントケース2bとは結合されている)、上述した操作ボタン群11を構成するキーシート40と、フレキシブル配線基板45と、基準電位パターン層及び携帯電話装置1用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備えるプリント基板50(第1の導電部)と、ヒンジ機構4(部品4aと部品4bとにより構成されている)と、アンテナ55と、近距離通信用アンテナ56と、リアケース2cと、バッテリ60を保護するリアパネル2dとを備える。
また、操作部側筐体部2において、フロントケース2bと、キーシート40と、プリント基板50と、リアケース2cとは、積層的に配置される。また、バッテリ60は、リアパネル2dの外側から挿脱可能に収納される。
図3に示すように、フロントケース2bとリアケース2cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2bとリアケース2cとの間には、キーシート40と、プリント基板50と、とが挟まれるようにして内蔵される。つまり、プリント基板50の上面にキーシート40が積層的に配置される。
フレキシブル配線基板45は、フロントパネル2a側の面に複数のキースイッチを有し、それぞれのキースイッチは、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブル配線基板45の表面に印刷された不図示の電気回路に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通する。なお、フレキシブル配線基板45は、複数の絶縁フィルムの間に配線を挟み込んだものである。
また、プリント基板50には、不図示の各種電子部品が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、無線回路、電源回路、デジタル回路等を含む各種回路ブロックが形成される。
フロントパネル2aには、携帯電話装置1を折り畳んだ状態で表示部側筐体部3のディスプレイ21と対向する内側面に、キー孔が複数形成される。複数のキー孔それぞれからは、キーシート40上に形成される機能設定操作ボタン13、入力操作ボタン14及び決定操作ボタン15の押圧面が露出する。この露出した操作ボタン群11を構成する機能設定操作ボタン13、入力操作ボタン14及び決定操作ボタン15の押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチそれぞれにおけるメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
リアケース2cの一端側には、基台に収納されたアンテナ55が配置される。つまり、アンテナ55は、携帯電話装置1における一端側に配置される。具体的には、アンテナ55は、携帯電話装置1におけるヒンジ機構4側と反対の端部側に配置される。また、アンテナ55は、帯状の板金で形成される。
アンテナ55(アンテナ)は、通話や電子メール等に係る電磁波の送受信を行うアンテナであり、不図示の給電端子を介してプリント基板50から給電されて構成される。これにより、アンテナ55は、給電端子を介してプリント基板50から給電されると共に、プリント基板50に設けられたRFモジュール等と接続される。なお、本実施形態においては、アンテナ55の位置をリアケース2cの一端に設けるようにしたが、操作部側筐体部2の内部のいずれの場所に配置しても良い。また、アンテナ55の位置を表示部側筐体部3の内部のいずれの場所に配置し、プリント基板80に電気的に接続されていても良い。
図4は、表示部側筐体部3に内蔵される部材の分解斜視図である。図4に示すように、表示部側筐体部3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、ヒンジ機構4と、スピーカ70a,70bと、モータ75と、ディスプレイ21と、ディスプレイ21が接続されたプリント基板80(第2の導電部)と、リアケース3cと、リアパネル3dとを備える。また、表示部側筐体部3において、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、ディスプレイ21と、プリント基板80と、リアケース3cと、リアパネル3dとが積層的に配置される。
図4に示すように、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、ディスプレイ21と、プリント基板80とが挟まれるようにして内蔵される。また、スピーカ70a,70bと、モータ75とがプリント基板80に接続される。
また、携帯電話装置1には、図4に示すように、ヒンジ機構4と連結されている側の操作部側筐体部2又は表示部側筐体部3の端部に金属部101であるスピーカ70a,70bが配置されている。また、携帯電話装置1では、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との間において、細線同軸ケーブル102により、表示部側筐体部3の内部に配設されているプリント基板80と、操作部側筐体部2の内部に配設されているプリント基板50とが電気的に接続されている。本発明においては、当該金属部101と細線同軸ケーブル102との配置関係によって容量結合を生じさせ、特に、筐体が開状態において、アンテナ55に起因する高周波的に安定したグランドイメージが得られるようにすることを目的の一つにしている。
ここで、本実施例においては、金属部101は、プリント基板80(第2の導電部)と電気的に接続されると共に細線同軸ケーブル102(信号線)と容量結合され、かつ、ヒンジ機構4(連結部)の内部における細線同軸ケーブル102に沿って(対応して)表示部側筐体部3の内部に配設されるものとするが、これに限定されない。例えば、金属部101は、プリント基板50(第1の導電部)と電気的に接続されると共に細線同軸ケーブル102と容量結合され、かつヒンジ機構4の内部における細線同軸ケーブル102に沿って操作部側筐体部2の内部に配設されるような構成であっても良い。
また、上述では、金属部101として、スピーカ70a,70bを想定したが、これに限られず、携帯電話装置1が有するその他の電子部品(例えば、カメラ33又はライト34)であっても良い。また、金属部101は、電子部品に限らず、金属を有するもの(例えば、金属膜による蒸着)により構成されても良い。以下に、金属部101を蒸着膜により構成する場合の実施例について説明する。
<第1の実施例>
第1の実施例について、図5を用いて説明する。図5においては、操作部側筐体部2のヒンジ機構4に連結される部分にプリント基板50に電気的に接続される金属部101を形成し、また、ヒンジ機構4を横断するように、すなわち、操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向に沿って細線同軸ケーブル102を挿通させて、操作部側筐体部2のプリント基板50の接続部と表示部側筐体部3のプリント基板80の接続部とを電気的に接続する。
このように構成されることにより、図5中のA領域において、金属部101と細線同軸ケーブル102とが好適に容量結合を行うため、携帯電話装置1全体において高周波的に安定したグランドイメージを形成することができ、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を抑制することができる。特に、金属部101と細線同軸ケーブル102とは、操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向において容量結合を行うため、アンテナ55に起因する高周波は、効率良く携帯電話装置1全体に伝達され、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に、開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を特に抑制することができる。なお、図5では矢印Bにより、容量結合により操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが安定した高周波的なグランドイメージが形成されていることを模式的に示している。
<第2の実施例>
また、第2の実施例について、図6を用いて説明する。図6においては、操作部側筐体部2のヒンジ機構4に連結される部分の一部にプリント基板50に電気的に接続される金属部101aを形成し、表示部側筐体部3のヒンジ機構4に連結される部分の一部にプリント基板80に電気的に接続される金属部101bを形成し、また、ヒンジ機構4を横断するように、すなわち、操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向に沿って細線同軸ケーブル102を挿通させて、操作部側筐体部2のプリント基板50の接続部と表示部側筐体部3のプリント基板80の接続部とを電気的に接続する。
このように構成されることにより、図6中のA1領域及びA2領域において、金属部101aと細線同軸ケーブル102、及び金属部101bと細線同軸ケーブル102とが好適に容量結合を行うため、携帯電話装置1全体において高周波的に安定したグランドイメージを形成することができ、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を抑制することができる。特に、金属部101aと細線同軸ケーブル102、及び金属部101bと細線同軸ケーブル102とは、操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向において容量結合を行うため、アンテナ55に起因する高周波は、効率良く携帯電話装置1全体に伝達され、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に、開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を特に抑制することができる。なお、図6では矢印Bにより、容量結合により操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが安定した高周波的なグランドイメージが形成されていることを模式的に示している。
<第3の実施例>
また、第3の実施例について、図7を用いて説明する。図7においては、操作部側筐体部2のヒンジ機構4に連結される部分にプリント基板50に電気的に接続される金属部101を形成し、また、ヒンジ機構4の中心から細線同軸ケーブル102を挿通させつつ、操作部側筐体部2のプリント基板50の接続部と表示部側筐体部3のプリント基板80の接続部とを電気的に接続する。また、細線同軸ケーブル102は、図7に示すように、表示部側筐体部3のプリント基板80に対しては、中心線Xに対して左右対称になるように第1の部分102aと第2の部分102bとに枝分かれし、それぞれプリント基板80の接続部に接続されている(すなわち、第1の部分102aは、ヒンジ機構4内を操作部側筐体部2又は表示部側筐体部3の一端側の幅方向に沿って挿通してプリント基板50又はプリント基板80の一端側(図7においては、プリント基板50の一端側)の部位と電気的に接続され、第2の部分102bは、ヒンジ機構4内を操作部側筐体部2又は表示部側筐体部3の他端側の幅方向に沿って挿通してプリント基板50又はプリント基板80の他端側(図7においては、プリント基板50の一端側)の部位に接続され、結果として操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向に沿って細線同軸ケーブル102が挿通されている。)。このような構成によれば、例えば、表示部側筐体部3に配設されているプリント基板80等により細線同軸ケーブル102を複数個所において電気的に接続するような構成に対しても適応させることができ、細線同軸ケーブル102の配線効率やプリント基板50又はプリント基板80における電子部品の実装効率を向上させることができる(例えば、高周波信号とそれ以外の信号とを第1の部分102aと第2の部分102bとに分離することができ、もって、プリント基板50又はプリント基板80における電子部品の実装効率を向上させることができる)。
このように構成されることにより、図7中のA領域において、金属部101と細線同軸ケーブル102とが好適に容量結合を行うため、携帯電話装置1全体において高周波的に安定したグランドイメージを形成することができ、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を抑制することができる。特に、金属部101と細線同軸ケーブル102とは、操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向において容量結合を行うため、アンテナ55に起因する高周波は、効率良く携帯電話装置1全体に伝達され、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に、開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を特に抑制することができる。なお、図7では矢印Bにより、容量結合により操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが安定した高周波的なグランドイメージが形成されていることを模式的に示している。
<第4の実施例>
また、第4の実施例について、図8を用いて説明する。なお、本実施形態における携帯電話装置1のヒンジ機構4は、直交する2軸に対して回動可能な機構、いわゆる2軸ヒンジ機構により構成されているものとする。したがって、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4により状態を変化させることにより、通常の開状態(ディスプレイ21と操作ボタン群11とが対向していない状態)と閉状態(ディスプレイ21と操作ボタン群11とが対向する状態)に加えて、ディスプレイ21が外部に露出した状態で閉状態(ターンクローズ状態)に変移させることができる。
また、図8においては、操作部側筐体部2のヒンジ機構4に連結される部分にプリント基板50に電気的に接続される金属部101aを形成し、当該部分に対向するヒンジ機構4の一端側に金属部101bを形成し、表示部側筐体部3に対向するヒンジ機構4の他端側に金属部101cを形成し、また、ヒンジ機構4の中心から細線同軸ケーブル102を挿通させつつ、操作部側筐体部2のプリント基板50の接続部と表示部側筐体部3のプリント基板80の接続部とを電気的に接続する。また、細線同軸ケーブル102は、図8に示すように、表示部側筐体部3のプリント基板80に対しては、中心線Xに対して左右対称になるように第1の部分102aと第2の部分102bとに枝分かれし、それぞれプリント基板80の各接続部(不図示)に接続されている(すなわち、第1の部分102aは、ヒンジ機構4内を操作部側筐体部2又は表示部側筐体部3の一端側の幅方向に沿って挿通してプリント基板50又はプリント基板80の一端側(図7においては、プリント基板50の一端側)の部位と電気的に接続され、第2の部分102bは、ヒンジ機構4内を操作部側筐体部2又は表示部側筐体部3の他端側の幅方向に沿って挿通してプリント基板50又はプリント基板80の他端側(図7においては、プリント基板50の一端側)の部位に接続され、結果として操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向に沿って細線同軸ケーブル102が挿通されている。)。このような構成によれば、例えば、表示部側筐体部3に配設されているプリント基板80等により細線同軸ケーブル102を複数個所において電気的に接続するような構成に対しても適応させることができ、細線同軸ケーブル102の配線効率やプリント基板50又はプリント基板80における電子部品の実装効率を向上させることができる(例えば、高周波信号とそれ以外の信号とを第1の部分102aと第2の部分102bとに分離することができ、もって、プリント基板50又はプリント基板80における電子部品の実装効率を向上させることができる)。
このように構成されることにより、図8中のA1領域とA2領域において、金属部101aと金属部101b、金属部101bと金属部c、及び金属部101cと細線同軸ケーブル102とが好適に容量結合を行うため、携帯電話装置1全体において高周波的に安定したグランドイメージを形成することができ、アンテナ55の特性の低下を抑制することができる。特に、金属部101cと細線同軸ケーブル102とは、操作部側筐体部2及び表示部側筐体部3の幅方向において容量結合を行うため、アンテナ55に起因する高周波は、効率良く携帯電話装置1全体に伝達され、携帯電話装置1の開状態及び閉状態の変化に応じた(特に、開状態になった場合の)アンテナ55の特性の低下を特に抑制することができる。なお、図8では矢印Bにより、容量結合により操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが安定した高周波的なグランドイメージが形成されていることを模式的に示している。
また、本発明では、上述したように操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とは、ヒンジ機構4により相対的に回転するように連結されており、細線同軸ケーブル102(信号線)は、ヒンジ機構4の内部において相対的に回転する軸方向に沿って円柱状に形成されている構成であっても良い(図9を参照。)。このように構成されることにより、本発明では、ヒンジ機構4により操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが相対的に回転した場合であっても、細線同軸ケーブル102と金属部101との相対距離の変動が少ないため、容量結合が安定する。なお、本構成においては、金属部101は、携帯電話装置1全体において高周波的に安定したグランドイメージが形成されるように操作部側筐体部2、表示部側筐体部3の所定の場所に配設される。このように構成されることにより、本発明では、携帯電話装置1全体において高周波的に安定したグランドイメージを形成することができ、アンテナ55の特性の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、細線同軸ケーブル102は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3の幅方向に沿って、ヒンジ機構4の内部を挿通されていたが、本発明はこれに限定されず、それ以外の方向(例えば、表示方向や厚さ方向)に沿って、ヒンジ機構4の内部を挿通されていても良い。このような構成の場合には、金属部101も、ヒンジ機構4の内部を挿通される細線同軸ケーブル102に沿って(対応して)操作部側筐体部2又は表示部側筐体部3の内部に配置されていれば良い。
本発明に係るホスト装置と通信を行う通信機器の一例である携帯電話装置の外観斜視図を示す。 携帯電話装置を折畳んだ状態の斜視図を示す図である。 操作部側筐体部に内蔵される部材の分解斜視図である。 表示部側筐体部に内蔵される部材の分解斜視図である。 細線同軸ケーブルと金属部との配置構成及びその効果を示す第1の実施例に係る携帯電話装置の模式図である。 細線同軸ケーブルと金属部との配置構成及びその効果を示す第2の実施例に係る携帯電話装置の模式図である。 細線同軸ケーブルと金属部との配置構成及びその効果を示す第3の実施例に係る携帯電話装置の模式図である。 細線同軸ケーブルと金属部との配置構成及びその効果を示す第4の実施例に係る携帯電話装置の模式図である。 細線同軸ケーブルの構成例を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話装置
2 操作部側筐体部(第1の筐体)
3 表示部側筐体部(第2の筐体)
4 ヒンジ機構(連結部)
70a,70b スピーカ
50 プリント基板(第1の導電部)
80 プリント基板(第2の導電部)
101 金属部
102 細線同軸ケーブル(信号線)

Claims (4)

  1. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結する連結部と、
    前記第1の筐体内に配設された第1の導電部と、
    前記第2の筐体内に配設された第2の導電部と、
    前記連結部の内部を挿通して前記第1の導電部及び前記第2の導電部と電気的に接続される信号線と、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の少なくともいずれか一方に配設されるアンテナと、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体のうちの少なくとも一方の筐体の内部に配設される金属部と、を有し、
    前記金属部は、前記第1の導電部及び前記第2の導電部のいずれか一方と電気的に接続されると共に前記信号線と容量結合され、かつ、前記連結部の内部における前記信号線に沿って前記第1の筐体及び前記第2の筐体のうちの少なくとも一方の筐体内に配設され
    前記信号線は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の幅方向に沿って前記連結部の内部を挿通する、ことを特徴とする通信機器。
  2. 前記信号線は、前記第1の導電部又は前記第2の導電部の一端側の部位と電気的に接続される第1の部分と、前記第1の導電部又は前記第2の導電部の他端側の部位と電気的に接続される第2の部分と、を有し、
    前記第1の部分は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一端側の幅方向に沿って前記連結部内を挿通し、
    前記第2の部分は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記他端側の幅方向に沿って前記連結部内を挿通する、ことを特徴とする請求項記載の通信機器。
  3. 前記金属部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体のうち少なくとも一方の筐体の内部に配設される電子部品である、ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の通信機器。
  4. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、前記連結部により相対的に回転するように連結されており、
    前記信号線は、前記連結部の内部において相対的に回転する軸方向に沿って円柱状に形成される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の通信機器。
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