JP5197471B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気弁または排気弁の開閉タイミングを、電動モータによる位相変更機構を用いて可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
近時、内燃機関のバルブタイミング制御装置にあっては、電動モータを駆動することによって制御応答性や制御性を向上させるものが提供されているが、前記電動モータがクランクシャフトから回転力が伝達されるスプロケットと共に回転するものであることから、機関の駆動中は常に電動モータを回転させておかなければならず、機関の消費エネルギーが大きくなってしまうといった問題がある。
そこで、以下の特許文献1に記載されたバルブタイミング制御装置のように、スリップリングとブラシを用いて前記電動モータに電流を供給させることによってバルブタイミングを変更するときだけ、前記電動モータに通電して回転駆動させるものも提供されている。
これによって、機関の消費エネルギーを減少化させるようになっている。
特開平11−1077718号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載したバルブタイミング制御装置にあっては、通電用のブラシを用いていることから、動弁装置の駆動に伴ってシリンダヘッド内で飛散した潤滑油が前記ブラシに付着してしまうおそれがある。この結果、ブラシから電動モータへの通電性能が低下して電動モータ特性が悪化してしまう可能性がある。
本発明は、とりわけ、カバー部材の内周と前記位相変更機構の外周との間にシール部材を設け、該シール部材のシール面を、例えば位相変更機構の外周面に摺接させると共に、前記駆動回転体の最外周部が前記位相変更機構の最外周面よりも外周側に位置するような構成とすることで、前記シール面に、前記駆動回転体の回転伝達部に供給される潤滑油が付着するようにしたことを特徴としている。
この発明によれば、シール部材によって位相変更機構の内部、つまり電動モータへ通電させるブラシ方向への潤滑油の流出が阻止されて前記ブラシへの潤滑油の付着を防止できると共に、シール面への潤滑油の供給によってシール部材の耐久性を向上させることが可能になる。
本発明に係るバルブタイミング制御装置の一実施形態の縦断面図である。 本実施形態における主要な構成部材の分解斜視図である。 本実施形態における主要な構成部材の分解斜視図である。 本実施形態に供されるタイミングスプロケットと従動板の斜視図である。 本実施形態に供されるカバー部材と第1オイルシールの斜視図である。 本実施形態に供される固定子の正面図である。 本実施形態に供される継手板の斜視図である。 本実施形態に供される偏心駆動板の一側面側を示す斜視図である。 継手板と偏心駆動板の要部断面図である。 同偏心駆動板の他側面側を示す斜視図である。 本実施形態に供される従動板の斜視図である。 偏心駆動板と従動板の要部断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この各実施形態では、内燃機関の吸気側の動弁装置に適用したものであるが、排気側の動弁装置に同様に適用することも可能である。
〔第1の実施形態〕
このバルブタイミング制御装置(VTC)は、図1〜図4に示すように、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体であるタイミングスプロケット1と、シリンダヘッド上に軸受44を介して回転自在に支持され、前記タイミングスプロケット1から伝達された回転力によって回転するカムシャフト2と、該タイミングスプロケット1の前方位置に配置されて、固定部であるチェーンカバー41にボルトによって取り付け固定されたカバー部材3と、前記タイミングスプロケット1とカムシャフト2の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者1,2の相対回転位相を変更する位相変更機構4と、を備えている。
前記タイミングスプロケット1は、全体が鉄系金属によって一体に形成され、内周面が段差径状の円筒部1aと、該円筒部1aの後端側の外周に一体に設けられて、巻回されたタイミングチェーン42を介してクランクシャフトからの回転力を受ける回転伝達部(噛み合い部)であるギア部1bと、から構成されている。また、前記円筒部1aの内周側に形成された円形孔1cが後述する従動回転体である従動板9の外周面に大径なボールベアリング43によって回転自在に支持されている。
前記円筒部1aの前端部には、前端側が前記位相変更機構4の後述する減速機8や電動モータ12の各構成部材を覆う状態で前方に突出した円筒状のハウジング5が圧入固定されていると共に、前記ハウジング5の後端側を閉塞する状態で配置された後述する継手板6が複数のボルト7によって固定されている。また、前記円筒部1aの内周面の一部には、図4に示すように、円弧状の凹溝1dが周方向に沿って所定長さ範囲まで形成されている。
前記ハウジング5は、鉄系金属によって一体に形成されてヨークとして機能し、前端側に円環プレート状の保持部5aを一体に有していると共に、該保持部5aを含めた外周側全体が前記カバー部材3によって所定の隙間をもって覆われた形で配置されている。
前記カムシャフト2は、外周に図外の吸気弁を開作動させる一気筒当たり2つの駆動カムを有していると共に、前端部に前記従動板9がカムボルト10によって軸方向から結合されている。このカムボルト10は、大径な頭部10aが前記ハウジング5の軸方向の長さと同程度に軸方向へ長く延設されていると共に、軸部10bの外周に前記カムシャフト2の端部から内部軸方向に形成された雌ねじ部に螺着する雄ねじ部が形成されている。
前記従動板9は、鉄系金属材によって円環状に形成され、後端側に一体に形成された小径筒部9aの外周面に前記ボールベアリング43の内輪43aが圧入固定されていると共に、一側面でボールベアリング43の軸方向の位置決めを行っている。また、前記従動板9の一側面とボールベアリング43の外輪43bの対向側面との間には、外輪43bの回転を許容する微小隙間が形成されている。
前記小径筒部9aは、図4に示すように、中央に前記カムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9bが貫通形成されていると共に、一端部側に前記大径部10aの軸部10b側端部が嵌合する円環状の嵌合溝9cが形成されている。また、他端側には、前記カムシャフト2の先端部が軸方向から嵌合する円形溝9dが形成されている。
さらに、該円形溝9dの底壁部には、後述する潤滑油供給手段の一部を構成する小径な一つのオイル供給孔45が貫通形成されていると共に、円形溝9dの外周部には大径な3つのオイル排出孔46が円周方向の等間隔位置に貫通形成されている。
前記従動板9は、図4に示すように、外周面の一部に前記スプロケット1の凹溝1dに円周方向へ摺動自在に嵌合するストッパ凸部47が一体に設けられている。このストッパ凸部47は、ほぼ台形状に形成されて、円周方向の両側面47a、47bが凹溝1dの円周方向の対向内側面1e、1fにそれぞれ当接した位置でスプロケット1に対するカムシャフト2の最大進角側あるいは最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。
前記カバー部材3は、図1及び図5に示すように、比較的に肉厚な合成樹脂材によって一体に形成され、カップ状に膨出したカバー本体3aと、該カバー本体3aの後端部外周に一体に有するブラケット3bと、から構成されている。
前記カバー本体3aは、前記位相変更機構4の前端側を覆う、つまり前記ハウジング5の軸方向の保持部5bから後端部側のほぼ全体を、所定隙間をもって覆うように配置されていると共に、前端部3cから後端部3dに渡って漸次拡径する傾斜テーパに形成されて、後端部3d側の内周面が最大径に形成されている。一方、前記ブラケット3bには、ほぼ円環状に形成されて6つのボス部にそれぞれボルト挿通孔3fが貫通形成されている。
また、前記カバー部材3は、前記ブラケット3bが前記チェーンカバー41に複数のボルト47を介して固定されていると共に、前記カバー本体3aの前端部3cの内周面に内外2重のスリップリング48a,48bが各内端面を露出した状態で埋設固定されている。さらに上端部には、内部に前記スリップリング48a、48bと導電部材を介して接続されたコネクタ端子49aが固定されたコネクタ部49が設けられている。なお、前記コネクタ端子49aには、コントロールユニット21を介して図外のバッテリー電源から通電あるいは通電が遮断されるようになっている。
そして、前記カバー本体3aの後端部3d側の内周面と前記ハウジング5の外周面との間には、図5にも示すように、シール部材である第1オイルシール50が介装されている。この第1オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部50aが前記カバー部材後端部3dの後端縁側の内周面に形成された円形溝内3eに嵌着固定されており、したがって、この第1オイルシール50は、前記スプロケット1のギア部1bの近傍に配置されている。また、この第1オイルシール50のバックアップスプリングで内方へ付勢された内周部は、外面のシール面50bが前記ハウジング5の外周面に弾接している。
前記位相変更機構4は、前記カムシャフト2のほぼ同軸上前端側に配置されたアクチュエータである電動モータ12と、該電動モータ12の回転速度を減速してカムシャフト2に伝達する前記減速機8と、から構成されている。
前記電動モータ12は、図1に示すように、ブラシ付きのDCモータであって、前記スプロケット1と一体に回転するヨークである前記ハウジング5と、該ハウジング5の内部に回転自在に設けられて、アーマチュアである円筒状のロータ13と、ハウジング5の内周面に固定された半円弧状の一対の永久磁石14,15と、前記ロータ13の内部軸心方向に圧入固定されて、前記減速機8に連結された出力軸である円筒状のモータ軸16と、ハウジング保持部5aの内底面側に固定された固定子17と、を備えている。
前記ロータ13は、外周に複数の極を持つ鉄心18が固定されていると共に、該鉄心18の外周には電磁コイル19が巻回されている。また、ロータ13の前端部外周には、コミュテータ20が圧入固定されており、このコミュテータ20には、前記鉄心18の極数と同数に分割された各セグメントに前記電磁コイル19が接続されている。
前記固定子17は、図6に示すように、前記保持部5aの内底壁に4本のビス22aによって固定された円環板状の樹脂ホルダー22と、該樹脂ホルダー22と保持部5aを軸方向に貫通配置されて、各先端面が前記一対のスリップリング48a、48bに摺接して給電される周方向内外2つの第1ブラシ23a,23bと、樹脂ホルダー22の内周側に内方へ進退自在に保持されて、円弧状の先端部が前記コミュテータ20の外周面に摺接する第2ブラシ24a、24bと、から主として構成されている。
前記第1ブラシ23a、23bと第2ブラシ24a、24bは、ピッグテールハーネス25a、25bによって接続されていると共に、それぞれに弾接した捩りばね26a、27aのばね力によって前記スリップリング48a、48b方向やコミュテータ20方向へそれぞれ付勢されている。
前記円筒状のモータ軸16は、前端部外周面に前記ロータ13の後端部が圧入されていると共に、前記カムボルト10の頭部10a外周面に前後2つのニードルベアリング28、29を介してロータ13と共に回転自在に支持されている。また、前記モータ軸16の後端部には、減速機8の一部を構成する円筒状の偏心カム30が一体に設けられている。
また、前記ロータ13の内周面とカムボルト10の頭部10a外周面との間には、前記ニードルベアリング28、29側から固定子17側への潤滑油のリークを規制する第2オイルシール31が設けられている。
さらに、前記継手板6の内周面とモータ軸16の外周面との間には、減速機8内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する第3オイルシール32が設けられている。
前記コントロールユニット21は、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、機関制御を行うと共に、前記ロータ13の電磁コイル19に通電してモータ軸16の回転制御を行い、減速機8を介してカムシャフト2のタイミングスプロケット1に対する相対回転位相を制御するようになっている。
前記減速機8は、図1〜図3に示すように、前述した継手板6及び従動板9と、前記継手板6と従動板9との間に介装されて、偏心運動を行う偏心板である偏心駆動板33と、前記モータ軸16の後端部に一体に設けられて、前記偏心駆動板33を偏心運動させる偏心カム30と、前記継手板6と偏心駆動板33との間に介在された転動体である金属製の複数の偏心ボール34と、前記偏心駆動板33と従動板9との間に介在された転動体である金属製の複数の駆動ボール35と、から主として構成されている。前記各駆動ボール35は、その外径が前記各偏心ボール34よりも小さく設定されており、その数によって減速比を変化させるようになっている。
前記継手板6は、金属材によってほぼ円環状に形成されて、内周部のほぼ中央位置に前記第3オイルシール32を介して前記モータ軸16が挿通される軸挿通孔6aが貫通形成されていると共に、外周部の円周方向等間隔位置に貫通形成された8つのボルト挿通孔6bに前記各ボルト7が挿通すると共に、該各ボルト7先端が前記円筒部1aの軸方向に形成された雌ねじ孔1dに螺着して円筒部1aの先端部に軸方向から締結固定されている。
また、この継手板6は、図3、図7及び図9にも示すように、前記偏心駆動板33側の一側面には前記各偏心ボール34の一部を収容保持する複数の偏心溝36が円周方向の等間隔位置に形成されている。この各偏心溝36は、その内径が比較的大きく形成されて、前記各偏心ボール34の回転と前記偏心カム30の偏心分の移動を許容する溝形状、つまり前記偏心駆動板33の偏心動を許容する溝形状に形成されている。
一方、前記偏心駆動板33は、図1、図2及び図8に示すように、金属材によって所定肉厚の円板状に形成され、ほぼ中央位置に形成された駆動用孔33aに前記偏心カム30がボールベアリング38を介して回転自在に挿通配置されていると共に、外径が前記継手板6や従動板9よりも小さく設定されて、前記スプロケット1の円筒部1a内で偏心運動自在に収容配置されている。
前記偏心駆動板33は、図2、図8及び図9に示すように、前記継手板6側の一側面に前記継手板6の各偏心溝36に対応して前記各偏心ボール34の一部(ボール径の約半分)を収容する複数の収容溝39が形成されている。この各収容溝39は、各偏心ボール34を前記各偏心溝36と共同して挟持状態に回転自在に保持していると共に、各偏心ボール34の回転のみを許容する半球面状に形成されている。
前記各収容溝39と各偏心溝36を、それぞれ円周方向の等間隔位置に形成したのは、これらに収容される各偏心ボール34を介して作動時における前記継手板6と偏心駆動板33との間の傾きを抑制して継手板6に対する偏心駆動板33の偏心運動を円滑に行わせるためである。
前記従動板9は、図1、図2及び図11、図12に示すように、偏心駆動板33側の内側面に前記駆動ボール35の一部(ボール径の約半分)が保持される第1ガイドである半球面状の溝51が円周方向にN個形成されている。
一方、前記偏心駆動板33側の他側面には、図3及び図10に示すように、前記溝51に対応して前記各駆動ボール35の一部(ボール径の約半分)を収容する波形状の第2ガイドであるハイポトロコイド溝52(ハイポトロコイド曲線)が形成されている。
前記ハイポトロコイド溝52は、図3及び図10に示すように、偏心駆動板33の円周方向に沿った同一ピッチ円上に連続して形成されていると共に、開口側に向かって開口面積が大きくなる曲面によって形成されている。
また、前記潤滑油供給手段は、減速機8の内部に潤滑油を給排するもので、図1に示すように、前記シリンダヘッドの軸受44の内部に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油供給通路53と、前記カムシャフト2の内部軸方向に形成されて、前記油供給通路53にグルーブ溝を介して連通した油供給孔54と、前記従動板9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が該油供給孔54に開口し、他端が前記ニードルベアリング28付近に開口した前記小径なオイル供給孔45と、同じく従動板9に貫通形成された前記大径な3つのオイル排出孔46と、から構成されている。
以下、本実施形態の作動について説明すると、まず、機関のクランクシャフトが回転駆動するとタイミングチェーンを介してタイミングスプロケット1が回転して、その回転力がハウジング5と継手板6を介して電動モータ12が同期回転する。一方、前記継手板6の回転力が、偏心ボール34から偏心駆動板33、駆動ボール35、従動板9を経由してカムシャフト2に伝達される。これによって、カムシャフト2のカムが吸気弁を開閉作動させる。
そして、機関始動後の所定の機関運転時には、前記コントロールユニット21からスリップリング48a、48bなどを介して電動モータ1のロータ13のコイルに通電される。これによって、ロータ13が回転してモータ軸16が回転駆動され、この回転力が減速機8を介してカムシャフト2に減速された回転力が伝達される。
すなわち、前記モータ軸16の回転に伴い偏心カム30が回転すると、偏心駆動板33が継手板6に対して各偏心溝36と各偏心ボール34及び各収容溝39を介して偏心移動する。このように、偏心駆動板33が偏心移動すると、前記各エピトロコイド溝51と各ハイポトロコイド溝52の交点のみに存在する各駆動ボール35の移動によって従動板9に回転力が伝達される。このときの減速比は、偏心カム30の回転に対して1:N−1となる。
これにより、カムシャフト2がタイミングスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、吸気弁の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
そして、前記タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、前記ストッパ凸部47の各側面47a、47bが前記凹溝1dの各対向面1e、1fのいずれか一方に当接することで行われる。
すなわち、前記従動板9が、前記偏心駆動板33の偏心移動に伴ってタイミングスプロケット1の回転方向と同方向に回転することによって、ストッパ凸部47の一側面47aが一方側の対向面1eに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が進角側へ最大に変更される。
一方、従動板9が、タイミングスプロケット1の回転方向と逆方向に回転することによって、ストッパ凸部47の他側面47bが他方側の対向面1fに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が遅角側へ最大に変更される。
この結果、吸気弁の開閉タイミングが進角側あるいは遅角側へ最大に変換されて、機関の燃費や出力の向上が図れる。
このように、本実施形態では、ストッパ突部47と凹溝1dとの規制手段によってカムシャフト2の相対回転位置を確実に規制することができることは勿論のこと、装置の大型化を抑制することができると共に、製造コストの低減化が図れる。
また、前記減速機8内には、潤滑油供給手段から潤滑油が強制的に供給されることから、減速機8の各部の潤滑性が向上すると共に、各溝36,39、51,52内に潤滑油が供給されて、各ボール34,35との間の潤滑性も向上して減速機8による常時滑らかな位相変換が行われることは勿論のこと、この潤滑油が緩衝機能を発揮するため、前記打音の発生をより効果的に抑制することが可能になる。
そして、減速機8内部に供給された潤滑油は、前記第2オイルシール31と第3オイルシール32によって電動モータ12内への流入が阻止されると共に、減速機8内から各オイル排出孔46から流出した潤滑油も第1オイルシール50によってハウジング5外周側の各ブラシ23a、23bや各スリップリング48a、48bへの流入を十分に阻止することが可能になる。
したがって、各ブラシ23a、23b等への潤滑油の付着を抑制することができる。この結果、前記電動モータ12への通電性能の低下が抑制されて、電動モータ12の常時良好な特性が得られる。
また、前記減速機8内部から前記各オイル排出孔46を介して外部に排出された潤滑油は、遠心力によって前記ボールベアリング43に付着すると共に、タイミングスプロケット1の各ギア部1bに付着して、これらの部位を効率良く潤滑する。その後、前記各ギア部1bの回転遠心力によって外方へ飛散し、この飛散した潤滑油がハウジング5の後端側外周面に付着して前記第1オイルシール50のシール面50bに接触する。このため、ハウジング5の回転に伴うシール面50bの摩耗の発生などが抑制されて、第1オイルシール50の耐久性を向上させることができる。
特に、前記第1オイルシール50は、カバー本体3aの後端部3dに取り付けられて前記各ギア部1bに十分に近接した位置に配置されていることから、各ギア部1bから飛散した潤滑油をシール面50b側に付着し易くなる。
なお、前記減速機8内の潤滑油は、前記オイル排出孔46ばかりか、一部がボールベアリング43の内輪43aと外輪43bとの間を通って外部に排出されて、各ギア部1bに付着しつつ遠心力で飛散する。
しかも、前記カバー部材3のカバー本体3aは、前端部3cから後端部3dに渡って拡径状に形成されていることから、例えば、潤滑油が第1オイルシール50のシール面50bとハウジング5の外周面との間を通過して、前端部3c方向へ流れようとしても、カバー本体3aの傾斜状の内周面を伝って第1オイルシール50の基部50a側へ流れてこの付近に留まることから、前記各ブラシ23a、23b方向への流れを回避させることが可能になる。また、カバー本体3aの拡径形状によって、カバー部材3の型成形時の型抜き性が良好になる。
また、前記第1オイルシール50は、基部50aがハウジング5側ではなく、この外側のカバー部材3側に取り付けられることから、取り付け作業が容易になる。
さらに、本実施形態では、前記ロータ13とモータ軸16を軸方向から圧入して一体化し、さらに前記モータ軸16の先端部に偏心カム30を一体に設けたことから、構造が極めて簡素化されると共に、部品点数を削減できる。これによって、組立作業が容易になると共に、製造コストの大幅な低減化が図れる。
また、ハウジング5によって減速機8と電動モータ12との一体化が図れると共に、円筒部1aを介してタイミングスプロケット1との一体化も図れることから、これら各構成部品全体のユニット化が図れる。したがって、装置の軸方向及び径方向の小型化が図れると共に、製品管理が容易になる。
さらに、前記カバー部材3を合成樹脂材によって形成したことから、機関の全体の軽量化が図れると共に、前記各スリップリング48a、48bやコネクタ端子49aなどを一体的に設けることができるので、これらの製造作業が容易になる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば前記第1オイルシール50の基部50aをハウジング5側に固定してシール面5bをカバー本体3の内周面に当接させることも可能である。
また、前記カバー本体3aは、漸次拡径状に形成せずに、前端部3c側から後端部3d付近までほぼ均一径に形成すると共に、後端部3d側を段差大径状に形成することも可能である。
1…タイミングスプロケット(駆動回転体)
1b…ギア部(回転伝達部・噛み合い部)
2…カムシャフト
3…カバー部材
3a…カバー本体
4…位相変更機構
5…ハウジング
6…継手板
7…ボルト
7a、7b…ボルト(規制手段)
8…減速機
9…従動板(従動回転体)
10…カムボルト
12…電動モータ
16…モータ軸
23a、23b…ブラシ
24a、24b…ブラシ
31…第2オイルシール
32…第2オイルシール
33…偏心駆動板(偏心板)
34…偏心ボール
35…駆動ボール
36…偏心溝
39…収容溝
43…ボールベアリング
45…オイル供給孔
46…オイル排出孔
48a、48b…スリップリング
50…第1オイルシール
50a…基部
50b…シール面
51…半円形の溝
52…ハイポトロコイド溝

Claims (11)

  1. クランクシャフトから回転力が伝達され、外周の回転伝達部に潤滑油が供給される駆動回転体と、
    該駆動回転体に対して相対回転自在に設けられ、カムシャフトに固定された従動回転体と、
    機関運転状態に応じてブラシを介して給電されることによって前記駆動回転体と従動回転体の相対回転位相を変更する位相変更機構と、
    該位相変更機構の外周側を軸方向の所定長さまで覆いつつ所定の固定部に取り付けられたカバー部材と、
    該カバー部材の内周と前記位相変更機構の外周のいずれか一方側に固定され、他方側に対して摺接するシール面を有し、前記駆動回転体とブラシとの間をシールするシール部材と、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記駆動回転体の最外周部を前記位相変更機構の最外周面よりも外周側に位置させたことにより、前記シール部材のシール面、前記駆動回転体の回転伝達部に供給される潤滑油が付着ることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. クランクシャフトからチェーンを介して回転力が伝達され、前記チェーンが巻回された噛み合い部に潤滑油が供給されるスプロケットと、
    該スプロケットに対して相対回転自在に設けられ、カムシャフトに固定された従動回転体と、
    前記スプロケットと共に回転するように設けられ、ブラシを介して給電されることによって前記スプロケットに対する従動回転体の相対回転位相を変更する電動モータを備えた位相変更機構と、
    前記ブラシに摺接するとともにバッテリーから給電されるスリップリングが設けられ、前記位相変更機構の外周側を少なくとも軸方向の所定長さまで覆いつつ所定の固定部に取り付けられたカバー部材と、
    カバー部材の内周と前記位相変更機構の外周のいずれか一方側に固定されて、前記他方側に対して摺接するシール面を備えたシール部材と、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記スプロケットの最外周部を前記位相変更機構の最外周面よりも外周側に位置させたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記シール部材は、前記カバー部材の内周側に固定され、前記シール面が前記位相変更機構の外周面に摺接することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記スプロケットは、円筒部と該円筒部の外周面に有する前記噛み合い部とを有し、
    前記シール部材のシール面が摺接する前記位相変更機構の外周面は、前記スプロケットの円筒部の外周面に被嵌しつつ前記噛み合い部に近接配置されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記位相変更機構は、前記電動モータを内部に収容する円筒状のハウジングの内周に、前記スプロケットの円筒部が被嵌固定されていると共に、前記ハウジングの外周面が大径状に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記電動モータの回転力は、減速機を介して前記従動回転体に伝達されるように構成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  7. 請求項6に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記減速機に潤滑油が供給されると共に、該供給された潤滑油が前記スプロケットの内周側を通流して前記噛み合い部の内周側から外部に排出されるように構成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  8. 請求項7に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記スプロケットの内周と前記従動回転体との間には、スプロケットに対して従動回転体を相対回転自在に軸受するベアリングが設けられていると共に、該ベアリングの内輪と外輪との間から潤滑油が外部に排出されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  9. クランクシャフトからチェーンを介して回転力が伝達され、前記チェーンが巻回された噛み合い部に潤滑油が供給されるスプロケットと、
    該スプロケットに対して相対回転自在に設けられ、カムシャフトに固定された従動回転体と、
    前記スプロケットと共に回転するように設けられ、ブラシを介して給電されることによって前記スプロケットに対する従動回転体の相対回転位相を変更する電動モータを有する位相変更機構と、
    前記ブラシに摺接すると共にバッテリーから給電されるスリップリングが設けられ、前記位相変更機構の外周側を少なくとも軸方向の所定長さまで覆いつつ所定の固定部に取り付けられたカバー部材と、
    前記スプロケットもしくはチェーンから飛散した潤滑油の一部が付着する位置に設けられ、前記カバー部材の内周と前記位相変更機構の外周との間をシールするシール部材と、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記スプロケットの最外周部が前記位相変更機構の最外周面よりも外周側に位置するように構成されると共に、
    前記シール部材は、前記位相変更機構の外周面に摺接するシール面を有する一方、前記シール部材が固定されるカバー部材の内周面は、先端部側よりも前記シール部材側の内径の方が大きく形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  10. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記カバー部材の内周面は、先端部側からシール部材側の方に向かって漸次拡径状の傾斜面状に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  11. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記カバー部材は、合成樹脂材によって形成されていると共に、前記位相変更機構の外周面は、金属材によって形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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