JP5873523B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の機関弁である吸気弁や排気弁の開閉タイミングを、電動モータを用いて可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
近時、内燃機関のバルブタイミング制御装置にあっては、電動モータの回転力を、減速機構を介してカムシャフトに伝達することによってクランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相の制御応答性や制御性を向上させるものが提供されている。
例えば、本出願人が先に出願した以下の特許文献1に記載されたバルブタイミング制御装置は、複数のブラシとスリップリングを用いて電動モータに給電することによって、減速機構を介してカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更して、吸気弁のバルブタイミングを制御するようになっている。
特開2009−293576号公報
ところで、前記特許文献1に記載したバルブタイミング制御装置にあっては、カバー部材の前端側に有するキャップ内に、前記各ブラシがコイルスプリングによって径方向に付勢された状態で配置されている。
このため、前記各ブラシを前記各スリップリングに径方向から接触するように組み付けるには、組み付け初期に、ストッパによって各ブラシを一時的に退出させた状態に保持し、組み付け後に、前記ストッパを外してブラシの保持状態を解除する必要がある。したがって、前記各ブラシの組み付け作業が煩雑となり、該作業能率の低下を招いている。
本願請求項1に記載の発明は、クランクシャフトから回転が伝達される駆動回転体と、該駆動回転体と共に回転し、出力軸の回転力をカムシャフト側に伝達する電動モータと、該電動モータの軸方向の先端面に設けられ、該電動モータに電流を供給する内外二重の一対のスリップリングと、少なくとも前記電動モータの先端側を覆うように配置固定されたカバー部材と、前記カバー部材の前記スリップリングと対向する位置に軸方向に沿って形成されて、内周にガイド面が形成された保持用孔と、外周面が前記ガイド面に摺動案内されながら前記保持用孔内に装着され、付勢部材によって軸方向に付勢された先端面が前記一対のスリップリングに当接する一対のブラシを内部に有するブラシ保持体と、を備え、
前記ブラシ保持体は、前記スリップリングとバッテリー電源とを電気的に接続するコネクタ部が一体に形成されていると共に、前記ブラシ保持体に、前記一対のブラシと前記コネクタ部を電気的に連結する一対の端子片が前記カバー部材の径方向に沿って設けられていると共に、前記一対の端子片の前記各ブラシ側の一方側の各端子は、前記各ブラシに対して前記各スリップリングの周方向に沿って設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、ブラシの組み付け作業が容易になると共に、該ブラシをスリップリングに確実に接触させることが可能になる。
本発明に係るバルブタイミング制御装置の一実施形態を示す縦断面図である。 本実施形態における主要な構成部材を示す分解斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD矢視図である。 バルブタイミング制御装置の側面図である。 図7のブラシ保持体を外した状態を示すバルブタイミング制御装置の側面図 ブラシ保持体の組み付け手順を示し、Aはブラシ保持体の単体を示す縦断面図、Bはブラシ保持体を保持用孔内に挿入した初期の状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態では、内燃機関の吸気側の動弁装置に適用したものであるが、排気側の動弁装置に同様に適用することも可能である。
このバルブタイミング制御装置は、図1〜図3に示すように、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体であるタイミングスプロケット1と、シリンダヘッド上に図外の軸受を介して回転自在に支持され、前記タイミングスプロケット1から伝達された回転力によって回転するカムシャフト2と、前記タイミングスプロケット1の前方位置に配置された図外のチェーンカバーに固定されたカバー部材3と、前記タイミングスプロケット1とカムシャフト2の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者1,2の相対回転位相を変更する位相変更機構4と、を備えている。
前記タイミングスプロケット1は、全体が鉄系金属によって一体に形成され、内周面が段差径状の円環状のスプロケット本体1aと、該スプロケット本体1aの外周に一体に設けられて、巻回された図外のタイミングチェーンを介してクランクシャフトからの回転力を受けるギア部1bと、から構成されている。また、タイミングスプロケット1は、前記スプロケット本体1aの内周側に形成された円形溝1cと前記カムシャフト2の前端部に一体に有する肉厚なフランジ部2aの外周との間に介装された中径ボールベアリング43によってカムシャフト2に回転自在に支持されている。
前記スプロケット本体1aの前端部外周縁には、環状突起1dが一体に形成されている。このスプロケット本体1aの前端部には、図1及び図2に示すように、前記環状突起1dの前端側に同軸に位置決めされ、内周に波形状の内歯19aが形成された環状部材19が配置されていると共に、該環状部材19の前端側には、後述する電動モータ12のハウジング5と一体の円環状の雌ねじ形成部6が配置されている。
前記スプロケット本体1aと環状部材19の外周部には、ボルト挿通孔1e、19bが周方向のほぼ等間隔位置に6つ貫通形成されていると共に、前記雌ねじ形成部6には、各ボルト挿通孔1e、19bと対応した位置に6つの雌ねじ孔6aが形成されており、これらに挿通したボルト7によって前記三者1、19、6(ハウジング5)が共締め固定されている。
なお、前記スプロケット本体1a及び環状部材19が、後述する減速機構8のケーシングとして構成されている。
また、前記スプロケット本体1aの環状突起1dと環状部材19及び雌ねじ形成部6は、それぞれの外径がほぼ同一に設定されている。
さらに、前記スプロケット本体1aの内周面の一部には、図4に示すように、扇状の係合部であるストッパ凸部1fが周方向に沿って所定長さ範囲まで形成されている。
前記カバー部材3は、アルミニウム合金材によってカップ状に一体に形成されて、前端部に形成された膨出部3aが前記ハウジング5の前端部を覆うように設けられていると共に、前記膨出部3aの外周部側には円筒壁3bが軸方向に沿って一体に形成されている。この円筒壁3bは、図1及び図8にも示すように、内部に保持用孔3cが形成されて、この保持用孔3cの内周面が後述するブラシ保持体28のガイド面として構成されている。
また、カバー部材3は、図2に示すように、外周に形成されたフランジ部3dに6つのボルト挿通孔3eが貫通形成され、この各ボルト挿通孔3eに挿通された図外のボルトによって前記チェーンカバーに固定されている。
前記膨出部3aの外周側の段差部内周面と前記ハウジング5の外周面との間には、図1にも示すように、シール部材である大径なオイルシール50が介装されている。この大径オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部が前記カバー部材3の内周面に設けられた段差円環部3hに嵌着固定されている。
前記ハウジング5は、鉄系金属材をプレス成形によって有底筒状に形成された筒状部であるハウジング本体5aと、該ハウジング本体5aの前端開口を封止する封止プレート11と、を備えている。
前記ハウジング本体5aは、後端側に円板状の底部5bを有し、該底部5bのほぼ中央に後述の偏心軸部39を挿通する大径な軸部挿通孔5cが形成されていると共に、該軸部挿通孔5cの孔縁には、カムシャフト2軸方向へ突出した円筒状の延出部5dが一体に設けられている。また、前記底部5bの前端面外周側には、前記雌ねじ形成部6が一体に設けられている。
前記カムシャフト2は、外周に図外の吸気弁を開作動させる一気筒当たり2つの駆動カムを有していると共に、前端部に従動部材9がカムボルト10によって軸方向から結合されている。また、カムシャフト2の前記フランジ部2aには、図4に示すように、前記スプロケット本体1aのストッパ凸部1fが係入する係止部であるストッパ凹溝2bが円周方向に沿って形成されている。このストッパ凹溝2bは、円周方向へ所定長さの円弧状に形成されて、この長さ範囲で回動したストッパ凸部1fの両端縁が周方向の対向縁2c、2dにそれぞれ当接することによって、タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の最大進角側あるいは最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。このストッパ凸部1fとストッパ凹溝2bによってストッパ機構が構成されている。
前記カムボルト10は、図1に示すように、頭部10aの軸部10b側の端面に円環状のワッシャ部10cが配置されていると共に、軸部10bの外周に前記カムシャフト2の端部から内部軸方向に形成された雌ねじ部に螺着する雄ねじ部10dが形成されている。
前記従動部材9は、鉄系金属材によって一体に形成され、図1に示すように、前端側に形成された円板部9aと、後端側に一体に形成された円筒部9bとから構成されている。
前記円板部9aは、後端面の径方向ほぼ中央位置に環状段差突起9cが一体に設けられ、この段差突起9cの外周面と前記フランジ部2aの外周面が対峙しながら前記中径ボールベアリング43の内輪43aの内周に挿通配置されている。これによって、組付時におけるカムシャフト2と従動部材9との芯だし作業が容易になる。なお、前記中径ボールベアリング43の外輪43bは、前記スプロケット本体1aの円形溝1cの内周面に圧入固定されている。
また、前記円板部9aの外周部には、図1〜図3に示すように、複数のローラ48を保持する保持器41が一体に設けられている。この保持器41は、前記円板部9aの外周部から前記円筒部9bと同方向へ突出した円筒状に形成され、この周方向へほぼ等間隔の位置に前記複数のローラ48を転動自在に保持するほぼ長方形状のローラ保持孔41aが形成されている。
また、この保持器41は、先端部が前記雌ねじ形成部6と前記延出部5dとの間に形成された円環状の凹部である空間部44を介してハウジング5の底部5b方向へ延出している。
前記円筒部9bは、図1に示すように、中央に前記カムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9dが貫通形成されていると共に、外周側にニードルベアリング38が設けられている。
前記位相変更機構4は、前記カムシャフト2のほぼ同軸上前端側に配置されたアクチュエータである前記電動モータ12と、該電動モータ12の回転速度を減速してカムシャフト2に伝達する前記減速機構8と、から構成されている。
前記電動モータ12は、図1及び図2に示すように、ブラシ付きのDCモータであって、前記タイミングスプロケット1と一体に回転するヨークである前記ハウジング5と、該ハウジング5の内部に回転自在に設けられた出力軸であるモータ軸13と、ハウジング5の内周面に固定された半円弧状の一対の永久磁石14,15と、前記封止プレート11に固定された固定子16と、を備えている。
前記モータ軸13は、筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、軸方向のほぼ中央位置の外周に、複数の極を持つ鉄心ロータ17が固定されていると共に、該鉄心ロータ17の外周には電磁コイル18が巻回されている。また、モータ軸13の前端小径部の外周には、コミュテータ20が圧入固定されており、このコミュテータ20には、前記鉄心ロータ17aの極数と同数に分割された各セグメントに前記電磁コイル18が電気的に接続されている。
前記固定子16は、図5に示すように、前記封止プレート11の内周側に一体的に設けられた円板状の樹脂プレート22と、該樹脂プレート22の内側に設けられた一対の樹脂ホルダー23a、23bと、該各樹脂ホルダー23a、23bの内部に径方向に沿って摺動自在に収容配置されて、コイルスプリング24a、24bのばね力で各先端面が前記コミュテータ20の外周面に径方向から弾接する第1ブラシ25a、25bと、前記樹脂ホルダー23a、23bの前端面に、各外端面を露出した状態で埋設固定された内外二重の円環状のスリップリング26a、26bと、前記各第1ブラシ25a、25bと各スリップリング26a、26bを電気的に接続するピグテールハーネス27a、27bと、から主として構成されている。
前記封止プレート11は、前記ハウジング5の前端部内周に形成された凹状段差部にスナップリング55を介して位置決め固定されていると共に、中央位置には、モータ軸13の一端部などが挿通される軸挿通孔11aが貫通形成されている。
そして、前記膨出部3aには、合成樹脂材によって一体的にモールドされたブラシ保持体28が固定されている。
このブラシ保持体28は、図1〜図2、図7、図9にも示すように、側面視ほぼL字形状に形成され、前記保持用孔3cに挿入されるほぼ円筒状のブラシ保持部28aと、該ブラシ保持部28aの上端部に有するコネクタ部28bと、前記ブラシ保持部28aの両側に一体に突設されて、前記膨出部3aに固定される一対のブラケット部28c、28cと、前記ブラシ保持体28の内部に大部分が埋設された一対の端子片31、31と、から主として構成されている。
前記一対の端子片31,31は、上下方向に沿って平行かつクランク状に形成されて、一方側(下端側)の各端子31a、31aが前記ブラシ保持部28aの底部側に露出状態で配置されている一方、他方側(上端側)の各端子31b、31bが前記コネクタ部28bの雌型嵌合溝28d内に突設されている。また、前記他方側端子31a、31bは、図外の雄端子を介してバッテリー電源に電気的に接続されている。
前記ブラシ保持部28aは、ほぼ水平状(軸方向)に延設されて、内部の上下位置に形成された円柱状の貫通孔内にスリーブ状の摺動部29a、29bが固定されていると共に、該各摺動部29a、29bの内部に、各先端面が前記各スリップリング26a、26bに軸方向からそれぞれ当接する第2ブラシ30a、30bが軸方向へ摺動自在に保持されている。
この各第2ブラシ30a、30bは、ほぼ長方体状に形成されて、各貫通孔の底部側に臨む前記一方側端子31a、31aとの間に弾装された付勢部材である第2コイルスプリング32a、32bのばね力によってそれぞれ前記各スリップリング26a、26b方向に付勢されている。また、前記第2ブラシ30a、30bの後端部と前記一方側端子31a、31aとの間には、可撓性を有する一対のピグテールハーネス33a、33bが溶接固定されて、前記両者を電気的に接続している。このピグテールハーネス33a、33bは、図9Aにも示すように、その長さが前記第2ブラシ30a、30bが前記各コイルスプリング32a、32bによって最大に進出した際に、前記各摺動部29a、29bから脱落しないように、その最大摺動位置を規制する長さに設定されている。
また、前記ブラシ保持部28aの基部側外周に形成された円環状の嵌着溝内に、環状シール部材34が嵌着保持されており、前記ブラシ保持部28aが前記保持用孔3cに挿通された際に、前記シール部材34が前記円筒壁3bの先端面に弾接してブラシ保持部28a内をシールするようになっている。
また、図9Aに示すように、前記第2ブラシ30a、30bがフリーな状態で、各コイルスプリング32a、32bのばね力で最大に突出したブラシ保持部28aの開口端から第2ブラシ30a、30bの先端面30c、30dまでの長さLは、図9Bに示すように、ブラシ保持部28aを保持用孔3c内に挿通して前記第2ブラシ30a、30bの各先端面30c、30dが各スリップリング26a、26bに当接した状態での該各先端面30c、30dから円筒壁3bの先端面までの長さL1よりも短く設定されている。
前記コネクタ部28bは、上端部に図外の雄型端子が挿入される前述した嵌合溝28dに臨む前記他方側端子31b、31bが前記雄型端子を介して図外のコントロールユニットに電気的に接続されている。
前記ブラケット部28c、28cは、ほぼ三角形状に形成されて、両側部にボルト挿通孔28e、28eが貫通形成されており、この各ボルト挿通孔28e、28eに、前記膨出部3aに形成された一対の雌ねじ孔3f、3fに螺着する各ボルト36、36を挿通して各ブラケット部28c、28cを介して前記ブラシ保持体28が膨出部3aに固定されるようになっている。
前記モータ軸13は、前記カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面に、小径ボールベアリング37と該小径ボールベアリング37の軸方向の側部に配置された前記ニードルベアリング38とによって回転自在に支持されている。また、前記モータ軸13のカムシャフト2側の後端部には、減速機構8の一部を構成する円筒状の偏心軸部39が一体に設けられている。
前記ニードルベアリング38は、偏心軸部39の内周面に圧入された円筒状のリテーナ38aと、該リテーナ38aの内部に回転自在に保持された複数の転動体であるニードルローラ38bとから構成されている。このニードルローラ38bは、前記従動部材9の円筒部9bの外周面を転動している。
前記小径ボールベアリング37は、内輪が前記従動部材9の円筒部9bの前端縁とカムボルト10のワッシャ10cとの間に挟持状態に固定されている一方、外輪がモータ軸13の内周に形成された段差部と抜け止めリングであるスナップリング45との間で軸方向の位置決め支持されている。
また、前記モータ軸13(偏心軸部39)の外周面と前記ハウジング5の延出部5dの内周面との間には、減速機構8の内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する小径なオイルシール46が設けられている。このオイルシール46は、内周部が前記モータ軸13の外周面に弾接していることによって、該モータ軸13の回転に対して摩擦抵抗を付与するようになっている。
前記コントロールユニットは、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、機関制御を行うと共に、前記電磁コイル18に通電してモータ軸13の回転制御を行い、減速機構8を介してカムシャフト2のタイミングスプロケット1に対する相対回転位相を制御するようになっている。
前記減速機構8は、図1、図2に示すように、偏心回転運動を行う前記偏心軸部39と、該偏心軸部39の外周に設けられた大径ボールベアリング47と、該大径ボールベアリング47の外周に設けられた前記ローラ48と、該ローラ48を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する前記保持器41と、該保持器41と一体の前記従動部材9と、から主として構成されている。
前記偏心軸部39は、外周面に形成されたカム面の軸心Yがモータ軸13の軸心Xから径方向へ僅かに偏心している。なお、前記大径ボールベアリング47とローラ48などが遊星噛み合い部として構成されている。
前記大径ボールベアリング47は、前記ニードルベアリング38の径方向位置で全体がほぼオーバラップする状態に配置され、内輪47aが前記偏心軸部39の外周面に圧入固定されていると共に、外輪47bの外周面には前記ローラ48が常時当接している。また、外輪47bの外周側には円環状の隙間Cが形成されて、この隙間Cによって大径ボールベアリング47全体が前記偏心軸部39の偏心回転に伴って径方向へ移動可能、つまり偏心動可能になっている。
前記各ローラ48は、前記大径ボールベアリング47の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ前記環状部材19の内歯19aに嵌入すると共に、保持器41のローラ保持孔41aの両側縁によって周方向にガイドされつつ径方向に揺動運動させるようになっている。
前記減速機構8の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。この潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドの軸受の内部に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油供給通路と、図1に示すように、前記カムシャフト2の内部軸方向に形成されて、前記油供給通路にグルーブ溝を介して連通した油供給孔51と、前記従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が該油供給孔51に開口し、他端が前記ニードルベアリング38と大径ボールベアリング47の付近に開口した前記小径なオイル孔52と、同じく従動部材9に貫通形成された前記大径な3つの図外のオイル排出孔と、から構成されている。
この潤滑油供給手段によって、前記空間部44に潤滑油が供給されて滞留し、ここから大径ボールベアリング47や各ローラ48などの可動部へ十分に潤滑油が供給されるようになっている。なお、この空間部44内に滞留した潤滑油は、前記小径オイルシール46によってハウジング5内へのリークが阻止されている。
なお、前記モータ軸13の前端内部には、図1に示すように、カムボルト10側の空間部を閉止する断面ほぼコ字形状の第1キャップ53が圧入固定されている。また、前記膨出部3aのほぼ中央に形成された作業用の貫通孔3gの孔縁には、該貫通孔3eを閉止する断面ほぼコ字形状の第2キャップ54が圧入固定されている。
以下、本実施形態の作動について説明すると、まず、機関のクランクシャフトが回転駆動するとタイミングチェーン42を介してタイミングスプロケット1が回転して、その回転力が環状部材19と雌ねじ形成部6を介してハウジング5、つまり電動モータ12が同期回転する。一方、前記環状部材19の回転力が、各ローラ48から保持器41及び従動部材9を経由してカムシャフト2に伝達される。これによって、カムシャフト2のカムが吸気弁を開閉作動させる。
そして、機関始動後の所定の機関運転時には、前記コントロールユニットから各端子片31,31から各ピグテールハーネス32a、32b、第2ブラシ30a、30b、各スリップリング26a、26bなどを介して電動モータ12の電磁コイル17に通電される。これによって、モータ軸13が回転駆動され、この回転力が減速機構8を介してカムシャフト2に減速された回転力が伝達される。
すなわち、前記モータ軸13の回転に伴い偏心軸部39が偏心回転すると、各ローラ48がモータ軸13の1回転毎に保持器41の各ローラ保持孔41aで径方向へガイドされながら前記環状部材19の一の内歯19aを乗り越えて隣接する他の内歯19aに転動しながら移動し、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。この各ローラ48の転接によって前記モータ軸13の回転が減速されつつ前記従動部材9に回転力が伝達される。このときの減速比は、前記ローラ48の個数などによって任意に設定することが可能である。
これにより、カムシャフト2がタイミングスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、吸気弁の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
そして、前記タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、前記ストッパ凸部1fの各側面が前記ストッパ凹溝2bの各対向面2c、2dのいずれか一方に当接することによって行われる。
すなわち、前記従動部材9が、前記偏心軸部39の偏心回動に伴ってタイミングスプロケット1の回転方向と同方向に回転することによって、ストッパ凸部1fの一側面がストッパ凹溝2bの一方側の対向面1cに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が進角側へ最大に変更される。
一方、従動部材9が、タイミングスプロケット1の回転方向と逆方向に回転することによって、ストッパ凸部1fの他側面がストッパ凹溝2bの他方側の対向面2dに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が遅角側へ最大に変更される。
この結果、吸気弁の開閉タイミングが進角側あるいは遅角側へ最大に変換されて、機関の燃費や出力の向上が図れる。
そして、本実施形態では、前記各スリップリング26a、26bが、樹脂プレート22の前端面に設けられ、該各スリップリング26a、26bに対して第2ブラシ30a、30bを、ブラシ保持部28aを介して軸方向から当接させることができることから、その当接作業が容易になる。
すなわち、前記第2ブラシ30a、30bやコイルスプリング32a、32b等の各構成部材を、図1や図9Aに示すようにブラシ保持体28のブラシ保持部28a内に予めセットしておく。その後、このブラシ保持部28aを、図9Bに示すように、前記膨出部3aの保持用孔3c内にガイド面を介して軸方向から挿入し、前記第2ブラシ30a、30bの先端面30c、30dが各スリップリング26a、26bに当接した後は、各コイルスプリング32a、32bが圧縮変形すると共に、このばね力に抗してさらに押し込み挿入する。その後、図1及び図7に示すように、前記各ブラケット部28c、28cの各ボルト挿通孔28e、28eを雌ねじ孔3f、3fを合わせて位置決めを行い、各ボルト36,36をさらに挿入、螺着して締め付ければ、ブラシ保持部28aが膨出部3aに確実に固定される。
同時に、前記シール部材34が、円筒壁3bの前端面で圧縮変形してブラシ保持部28aの外周面と円筒壁3bとの間が十分にシールされる。
このように、第2ブラシ30a、30bを、各スリップリング26a、26bに軸方向から自動的に弾接させることができるので、従来のようにストッパの取り付け、取り外す作業が不要になることから、各ブラシ30a、30bの組み付け作業が容易になる。
なお、前記ブラシ保持部28aを保持用孔3c内に挿入した初期の段階では、第2ブラシ30a、30bは各スリップリング26a、26bに非接触状態になっている。
しかも、前記長さLとL1との関係がL<L1の関係になっていることから、組み付け後に、第2ブラシ30a、30bを各スリップリング26a、26bに確実に弾接させることができる。この結果、常時良好な通電性が得られる。
また、各ブラシ30a、30bは、各摺動部29a、29bの内周面に沿って移動することから、その摺動性が良好になる。また、前記摺動部29a、29bが合成樹脂材(非磁性材)であるブラシ保持部28aによってモールドされていることから、ブラシ30a、30b回りの絶縁が不要になる。
さらに、各スリップリング26a、26bとの摺動によって各ブラシ30a、30bに発生した摩擦熱などは、ブラシ保持部28aを介してアルミニウム合金製の円筒壁3bに伝達されるため、カバー部材3から効果的に放熱させることができる。
また、前記ブラシ保持体28は、ブラシ保持部28aとコネクタ部28bとを一体化していることから、部品点数の増加が抑制されて、製造作業が容易になると共に、組付作業も容易になり、これらのコストの低減化が図れる。
また、前記スプロケット本体1aの環状突起1dと環状部材19及び雌ねじ形成部6のそれぞれの外径がほぼ同一に形成されていることから、これらの構成部材を各ボルト7によって組み付ける際の芯出しがきわめて容易になる。このため、かかる組み付け作業が容易になり、作業能率が向上する。
また、前記減速機構8のニードルベアリング38と大径ボールベアリング47を径方向のほぼ同一位置に配置し、特に、ニードルベアリング38と同じ径方向位置に前記環状部材19とローラ48を配置したことから、装置の軸方向の長さを十分に短くすることが可能になる。この結果、装置の小型化と軽量化が図れる。
しかも、前記減速機構8の構造が簡素化されるため、製造作業や組立作業が容易になり、これらのコストを十分の低減することができる。
また、前記環状部材19の内歯19aの歯面とローラ48が噛み合う位置の径方向内周側に前記ニードルベアリング38が配置されていることから、環状部材19側から径方向内側へ作用する大きな荷重を前記ニードルベアリング38によって受けることができる。このため、前記荷重による曲げモーメントが前記モータ軸13に殆ど作用しない。したがって、モータ軸13の常時スムーズな回転が得られる。
また、前記減速機構8内には、油供給孔51やオイル孔52から潤滑油が強制的に供給されることから、減速機構8の各部の潤滑性が向上すると共に、内歯19aとローラ48との間や、ニードルベアリング38、大径ボールベアリング47に潤滑油が供給されて、各ニードルローラ38bや各ボールとの間の潤滑性も向上して減速機構8による常時滑らかな位相変換が行われることは勿論のこと、この潤滑油が緩衝機能を発揮するため、各部の打音の発生をより効果的に抑制することが可能になる。
特に、機関の駆動中はオイルポンプから圧送された潤滑油が前記潤滑油供給手段を介して空間部44内に常時供給されて浸漬された状態になるため、前記ボールベアリングなどの各転動体や摺動部の油膜切れの発生が抑制できる。これにより、電動モータ12の初期駆動負荷を十分に低減でき、バルブタイミングの制御応答性の向上と消費エネルギーの減少化が図れる。
また、前記減速機構8の内部から前記各オイル排出孔を介して外部に排出された潤滑油は、遠心力によってタイミングスプロケット1の各ギア部1bに付着して、これらの部位を効率良く潤滑する。その後、前記各ギア部1bの回転遠心力によって外方へ飛散し、この飛散した潤滑油がハウジング5の後端側外周面に付着して前記大径オイルシール50のシール面に接触する。このため、ハウジング5の回転に伴うシール面の摩耗の発生などが抑制されて、大径オイルシール50の耐久性を向上させることができる。
さらに、前記モータ軸13と偏心軸部39とを、ニードルベアリング38と小径ボールベアリング37を介してカムボルト10に支持したため、別途支持軸を設ける必要がなくなり、部品点数の削減が図れると共に、カムシャフト2に軸方向から直接結合されているので、カムシャフト2に対して径方向の倒れが抑制されて高い同軸性が得られる。
また、ハウジング5によって減速機構8と電動モータ12との一体化が図れると共に、スプロケット本体1aを介してタイミングスプロケット1との一体化も図れることから、これら各構成部品全体のユニット化が図れる。したがって、装置の軸方向の他に径方向の小型化が図れると共に、製品管理が容易になる。
前記小径オイルシール46は、前記モータ軸13に摩擦抵抗を付与することから、バルブスプリングのばね力などによって前記カムシャフト2に発生する交番トルクを吸収して電動モータ12の負荷を抑制することができる。
また、前記モータ軸13と偏心軸部39とを一体化したことによって、分割した場合に比較して部品点数の削減が図れると共に、組付、製造作業が容易になり、この点でもコストの低減化が図れる。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載された内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ブラシ保持体は、前記ブラシを軸方向に摺動案内する摺動部を非磁性体でモールドしていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、ブラシが摺動する摺動部が非磁性体によってモールドされていることから、ブラシ回りの絶縁が不要になる。
〔請求項b〕請求項aに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ブラシ保持体は、前記スリップリングとバッテリーを電気的に接続するコネクタが一体に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、前記ブラシ保持体が前記コネクタをも一体に有していることから、コネクタを別途設ける場合に比して部品点数の削減が図れる。
〔請求項c〕請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記カバー部材を、アルミニウム合金材によって形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、前記ブラシとスリップリングとの摺動によって発生した熱を、前記カバー部材を介して効果的に放熱させることができる。特に、アルミニウム合金材であるから放熱性が一層向上する。
〔請求項d〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記カバー部材の保持用孔の外側開口端とブラシ保持体との間に、保持用孔をシールする環状シール部材を設けたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項e〕請求項dに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ブラシ保持体は、ボルトによって前記カバー部材に固定されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
1…タイミングスプロケット
1a…スプロケット本体
2…カムシャフト
3…カバー部材
3a…膨出部
3b…円筒壁
3c…保持用孔
4…位相変更機構
5…ハウジング
7…ボルト
8…減速機構
9…従動部材
10…カムボルト
12…電動モータ
13…モータ軸(出力軸)
19…環状部材
19a…内歯
26a、26b…スリップリング
28…ブラシ保持体
28a…ブラシ保持部
28b…コネクタ部
28c…ブラケット部
30a・30b…第2ブラシ
31…端子片(コネクタ端子片)
31a…一方側端子
32a・32b…コイルスプリング(付勢部材)
33a・33b…ピグテールハーネス
39…偏心軸部

Claims (3)

  1. クランクシャフトから回転が伝達される駆動回転体と、
    該駆動回転体と共に回転し、出力軸の回転力をカムシャフト側に伝達する電動モータと、
    該電動モータの軸方向の先端面に設けられ、該電動モータに電流を供給する内外二重の一対のスリップリングと、
    少なくとも前記電動モータの先端側を覆うように配置固定された円形状のカバー部材と、
    前記カバー部材の前記スリップリングと対向する位置に軸方向に沿って形成されて、内周にガイド面が形成された保持用孔と、
    外周面が前記ガイド面に摺動案内されながら前記保持用孔内に装着された状態において、付勢部材によって軸方向に付勢された先端面が前記一対のスリップリングに当接すると共に前記カバー部材の径方向に並んで設けられた一対のブラシを内部に有するブラシ保持体と、を備え、
    前記ブラシ保持体は、前記スリップリングとバッテリー電源とを電気的に接続するコネクタ部が一体に形成されていると共に、
    前記ブラシ保持体の内部には、前記一対のブラシと前記コネクタ部を電気的に連結する一対の端子片が前記カバー部材の径方向に沿って並列に延設され
    該一対の端子片の前記各ブラシに接続される長手方向一方側の各端子は、各先端部が前記一対のブラシの並び方向に対して互いに内側方向に折曲形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記ブラシ保持体は、前記保持用孔に挿入される円筒状のブラシ保持部を有し、
    前記コネクタ部は、前記ブラシ保持部の径方向に向かって形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記ブラシ保持体は、前記ブラシ保持部と前記コネクタ部によって側面視ほぼL字形状に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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